JP5340726B2 - 環状オレフィン化合物の製造方法 - Google Patents
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Description
工程(i)において、反応条件下において液状又は反応液に溶解する脱水触媒が存在する130〜230℃の温度に加熱した有機溶媒中へ、20Torr(2.67kPa)を超える圧力下、脂環式アルコールを間欠的又は連続的に投入しつつ、副生する水を留去しながら脱水反応を行い、
反応条件下において液状又は反応液に溶解する脱水触媒が、スルホン酸類と有機塩基の完全中和塩、リン酸と有機塩基の完全中和塩、硫酸と有機塩基の完全中和塩、スルホン酸類の有機塩基による部分中和塩、リン酸の有機塩基による部分中和塩、及び硫酸の有機塩基による部分中和塩からなる群より選択された少なくとも1種である環状オレフィン化合物の製造方法を提供する。
で表される脂環式アルコールを分子内脱水して、下記式(2)
で表される環状オレフィン化合物を製造してもよい。
前記工程(i)において、脂環式アルコールの全量を反応系に投入し終えるまでの時間は、例えば10分〜25時間である。
前記部分中和塩又は完全中和塩が、酸と有機塩基とを反応させて得られる反応混合物であり、酸と有機塩基との混合割合が、酸1当量に対して、有機塩基が0.01〜1当量であってもよい。
測定装置:GC−9A(島津製作所社製)
カラム:5%SHINCARBON A/Thermon−3000
カラムサイズ:長さ2.1m、内径2.6mm
検出器:FID
カラム温度:60℃で2分保持後、270℃まで10℃/分で昇温し、その後270℃で保持
分析時間:38分
注入口温度:250℃
検出器温度:260℃
試料注入量:0.5μL
キャリアガス:窒素
キャリアガス流量:40mL/分
空気圧力:0.6kg/cm2
水素圧力:0.6kg/cm2
濃度算出法:内標法による検量線から算出
内部標準物質:1,4−ジオキサン
分析試料調製法:内部標準物質を分析対象試料に対して50重量%添加
測定装置:GC部;HP6890(ヒューレットパッカード社製)、MS部;5973(ヒューレッドパッカード社製)
カラム:HP−5MS(5%−ジフェニル−95%−ジメチルポリシロキサン)
カラムサイズ:長さ30m、内径0.25mm、膜厚0.25μm
キャリアガス:ヘリウム
キャリアガス流量:0.7mL/分(コンスタントフロー)
スプリット比:10:1
カラム温度:60℃で2分保持後、10℃/分で300℃まで昇温し、その後300℃で9分保持
分析時間:35分
注入口温度:250℃
MSDトランスファーライン温度:310℃
測定モード:EI/スキャン
イオン源温度:230℃
四重極温度:106℃
MS範囲:m/z=25〜400
試料注入量:1.0μL
分析試料調製法:アセトンを分析対象試料に対して20重量倍添加
測定装置:HP6890(ヒューレットパッカード社製)
カラム:HP−5、5%フェニルメチルシロキサン、内径320μm、長さ60m
検出器:FID
注入口温度:250℃
カラム温度:60℃/5分保持後、10℃/分で300℃まで昇温
検出器温度:250℃
試料注入量:1μl、スプリット比100:1
キャリアーガス:窒素
キャリアーガス流量:2.6ml/分
目的化合物と異性体との比は次のようにして求めた。すなわち、上記条件でガスクロマトグラフ分析を行い、20.97分付近に出る最大ピーク(目的化合物)の面積と、その直前に現れる20.91分付近のピーク(異性体)の面積との比をもって、目的化合物と異性体の含有比とした。
測定装置:HP6890(ヒューレットパッカード社製)
カラム:HP−5(5%−ジフェニル−95%−ジメチルポリシロキサン)
カラムサイズ:長さ 60m、内径 0.32mm、膜厚 1.0μm
キャリアガス:窒素
キャリアガス流量:2.6mL/分(コンスタントフロー)
スプリット比:100:1
カラム温度:60℃で5分保持後、10℃/分で300℃まで昇温し、その後300℃で1分保持
分析時間:30分
検出器:FID
注入口温度:250℃
検出器温度:250℃
水素流量:40.0mL/分
空気流量:450.0mL/分
メークアップガス:窒素
メークアップ流量:5.0mL/分
試料注入量:1.0μL
分析試料調製法:2−プロパノールを分析対象試料に対して30重量倍添加
目的化合物と異性体との比は次のようにして求めた。すなわち、上記条件でガスクロマトグラフ分析を行い、21.13分付近に出る最大ピーク(目的化合物)の面積と、その直前に現れる21.06分付近のピーク(異性体)の面積との比をもって、目的化合物と異性体の含有比とした。
カラム:DB−WAX 30m
オーブン温度:200℃
注入口温度:230℃
検出器温度:230℃
キャリアーガス:ヘリウム
キャリアーガス流量:1ml/分
試料調製:サンプルをアセトンにて1重量%溶液に希釈して分析
測定装置:GC部;HP6890(ヒューレットパッカード社製)、MS部;5973(ヒューレッドパッカード社製)
カラム:HP−5MS(5%−ジフェニル−95%−ジメチルポリシロキサン)
カラムサイズ:長さ30m、内径0.25mm、膜厚0.25μm
キャリアガス:ヘリウム
キャリアガス流量:0.7mL/分(コンスタントフロー)
スプリット比:100:1
カラム温度:100℃で2分保持後、5℃/分で300℃まで昇温し、その後300℃で18分保持
分析時間:60分
注入口温度:250℃
MSDトランスファーライン温度:280℃
測定モード:EI/スキャン
イオン源温度:230℃
四重極温度:106℃
MS範囲:m/z=25〜400
試料注入量:1.0μL
分析試料調製法:アセトンを分析対象試料に対して40重量倍添加
撹拌機、温度計、および脱水管を備え且つ保温された留出配管を具備した3リットルのフラスコに、下記式(1a)
4時間経過後、ほぼ理論量の水(150g)が留出したため反応終了とした。反応終了
液を10段のオールダーショウ型の蒸留塔を用い、クメンを留去した後、内部圧力10Torr(1.33kPa)、内温138〜142℃にて蒸留し、474.2gの下記式(3a)
95重量%硫酸70g(0.68モル)と1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7(DBU)55g(0.36モル)を撹拌混合して脱水触媒を調製した。
撹拌機、温度計、および脱水管を備え且つ保温された留出配管を具備した3リットルのフラスコに、水添ビフェノール1000g(5.05モル)、上記で調製した脱水触媒125g(硫酸として0.68モル)、プソイドクメン1500gを入れ、フラスコを加熱した。内温が115℃を超えたあたりから水の生成が確認された。さらに昇温を続けてプソイドクメンの沸点まで(沸騰状態になるまで)温度を上げ(内温162〜170℃)、常圧で脱水反応を行った。副生した水は留出させ、脱水管により系外に排出した。なお、脱水触媒は反応条件下において液体であり反応液中に微分散していた。3時間経過後、ほぼ理論量の水(180g)が留出したため反応終了とした。
反応終了後の液を室温まで冷却したところ、タール状の沈殿物と、溶液部分に分離した。溶液部分の重量は2320gであり、ガスクロマトグラフ分析による目的物のビシクロヘキシル−3,3’−ジエンの濃度が32%であったことから、反応液中に含まれる目的化合物(ビシクロヘキシル−3,3’−ジエン)とその異性体を合わせた重量は738g(4.55モル、収率90%)となった。また、GC/MS分析では、保持時間14.3分に下記式(4)
反応終了液を10段のオールダーショウ型の蒸留塔を用い、プソイドクメンを留去した後、内部圧力10Torr(1.33kPa)、内温137〜140℃にて蒸留し、異性体を含むビシクロヘキシル−3,3′−ジエン731g(4.50モル)を得た。脱水反応に使用した水添ビフェノール基準の収率は89%であった。ガスクロマトグラフ分析の結果、目的化合物(ビシクロヘキシル−3,3′−ジエン)と異性体の含有比は91:9であった(図1参照)。
95重量%硫酸94.5g(0.916モル)と1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7(DBU)126.3g(0.831モル)を撹拌混合して脱水触媒を調製した。
撹拌機、20段のオールダーショウ型蒸留塔、温度計を備えている5リットルのフラスコに、水添ビフェノール2000g(10.1モル)、上記で調製した脱水触媒220.8g(硫酸として0.916モル)、プソイドクメン2400gを入れ、フラスコを加熱した。内温が115℃を超えたあたりから水の生成が確認された。さらに昇温を続け、蒸留塔の塔頂より副生水を留出させながら反応を続けてプソイドクメンの沸点まで(沸騰状態になるまで)温度を上げ(内温165〜171℃)、常圧で脱水反応を行った。なお、脱水触媒は反応条件下において液体であり反応液中に微分散していた。4時間半経過後、理論量の96%の水(384g)が留出したため反応終了とした。
反応終了後の液を室温まで冷却したところ、タール状の沈殿物と、溶液部分に分離した。溶液部分の重量は4016gであり、ガスクロマトグラフ分析による目的物のビシクロヘキシル−3,3’−ジエンの濃度が37.5%であったことから、反応液中に含まれる目的化合物(ビシクロヘキシル−3,3’−ジエン)とその異性体を合わせた重量は1506g(9.28モル、収率92%)となった。また、GC/MS分析では、保持時間14.3分に反応中間体である4−(3’−シクロヘキセニル)シクロヘキサノールが検出された以降にも種々のピークが検出された。
反応終了後、系内を減圧にしてプソイドクメンを留去した後、10Torr(1.33kPa)まで減圧し、内温138〜141℃にて蒸留し、異性体を含むビシクロヘキシル−3,3’−ジエン1491.2g(9.19モル)を得た。脱水反応に使用した水添ビフェノール基準の収率は91%であった。ガスクロマトグラフ分析の結果、目的化合物(ビシクロヘキシル−3,3′−ジエン)と異性体の含有比は90:10であった。
撹拌機、温度計、および脱水管を備え且つ保温された留出配管を具備した3リットルのフラスコに、水添ビフェノール840g(4.24モル)、p−トルエンスルホン酸170g(0.99モル)、ウンデカン2350gを入れ、フラスコを加熱した。内温が110℃を超えたあたりから水の生成が確認された。さらに昇温を続けてウンデカンの沸点まで温度を上げ(内温185〜191℃)、常圧で脱水反応を行った。副生した水は留出させ、脱水管により系外に排出した。なお、p−トルエンスルホン酸は反応条件下において反応液に完全に溶解していた。
4時間経過後、ほぼ理論量の水(150g)が留出したため反応終了とした。反応終了液を10段のオールダーショウ型の蒸留塔を用い、ウンデカンを留去した後、内部圧力10Torr(1.33kPa)、内温137〜141℃にて蒸留し、474.2gのビシクロヘキシル−3,3′−ジエンを得た。ガスクロマトグラフ分析の結果、目的化合物(ビシクロヘキシル−3,3′−ジエン)と異性体の含有比は88:12であった。
撹拌機、温度計、および脱水管を備え且つ保温された留出配管を具備した3リットルのフラスコに、水添ビフェノール840g(4.24モル)、リン酸170g(1.73モル)、ウンデカン2350gを入れ、フラスコを加熱した。内温が110℃を超えたあたりから水の生成が確認された。さらに昇温を続けてウンデカンの沸点まで温度を上げ(内温189〜194℃)、常圧で脱水反応を行った。副生した水は留出させ、脱水管により系外に排出した。なお、p−トルエンスルホン酸は反応条件下において反応液に完全に溶解していた。
5時間半経過後、ほぼ理論量の水(150g)が留出したため反応終了とした。反応終了液を10段のオールダーショウ型の蒸留塔を用い、ウンデカンを留去した後、内部圧力10Torr(1.33kPa)、内温138〜141℃にて蒸留し、474.2gのビシクロヘキシル−3,3′−ジエンを得た。ガスクロマトグラフ分析の結果、目的化合物(ビシクロヘキシル−3,3′−ジエン)と異性体の含有比は87:13であった。
トリエチルアミン101g(1.00モル)、硫酸103g(1.05モル)を撹拌混合して脱水触媒を調製した。
撹拌機、温度計、および脱水管を備え且つ保温された留出配管を具備した3リットルのフラスコに、水添ビフェノール840g(4.24モル)、ウンデカン2350g、上記で調製した脱水触媒159gを入れ、フラスコを加熱した。内温が110℃を超えたあたりから水の生成が確認された。さらに昇温を続けてウンデカンの沸点まで温度を上げ(内温185〜191℃)、常圧で脱水反応を行った。副生した水は留出させ、脱水管により系外に排出した。
5時間半経過後、ほぼ理論量の水(151g)が留出したため反応終了とした。反応終了液を10段のオールダーショウ型の蒸留塔を用い、ウンデカンを留去した後、内部圧力10Torr(1.33kPa)、内温136〜141℃にて蒸留し、473.9gのビシクロヘキシル−3,3′−ジエンを得た。ガスクロマトグラフ分析の結果、目的化合物(ビシクロヘキシル−3,3′−ジエン)と異性体の含有比は92:8であった。
トリエチルアミン145.4g(1.44モル)、硫酸118g(1.20モル)を撹拌混合して脱水触媒を調製した。
撹拌機、温度計、および脱水管を備え且つ保温された留出配管を具備した3リットルのフラスコに、水添ビフェノール840g(4.24モル)、酢酸ナトリウム0.16g(0.0019モル)、プソイドクメン2350g、上記で調製した脱水触媒157gを入れ、フラスコを加熱した。内温が110℃を超えたあたりから水の生成が確認された。さらに昇温を続けてプソイドクメンの沸点まで温度を上げ(内温168〜171℃)、常圧で脱水反応を行った。副生した水は留出させ、脱水管により系外に排出した。
5時間経過後、ほぼ理論量の水(150g)が留出したため反応終了とした。反応終了液を10段のオールダーショウ型の蒸留塔を用い、プソイドクメンを留去した後、内部圧力10Torr(1.33kPa)、内温138〜143℃にて蒸留し、479.3gのビシクロヘキシル−3,3′−ジエンを得た。ガスクロマトグラフ分析の結果、目的化合物(ビシクロヘキシル−3,3′−ジエン)と異性体の含有比は90:10であった。
95重量%硫酸62g(0.61モル)と1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)78g(0.51モル)を撹拌混合して脱水触媒を調製した。
撹拌器、温度計、および脱水管を備え、且つ保温された留出配管を具備した3Lのフラスコに上記で調製した脱水触媒140g(硫酸として0.61モル)、水添ビフェノール300g(1.5モル)、プソイドクメン2400gを入れ、フラスコを加熱した。沸騰状態になるまで温度を上げ(内温165〜172℃)、常圧で3時間脱水反応を行った。副生した水は留出させ、脱水管により系外に排出した。なお、脱水触媒は反応条件下において液体であり、反応液中に微分散していた。
反応終了後の液を室温まで冷却したところ、タール状の沈殿物と、溶液部分に分離した。溶液部分の重量は2658gであり、ガスクロマトグラフ分析による目的物のビシクロヘキシル−3,3’−ジエンの濃度が7.8%であったことから、反応液中に含まれる目的化合物(ビシクロヘキシル−3,3’−ジエン)とその異性体を合わせた重量は206g(1.27モル、収率84%)となった。また、GC/MS分析では、保持時間14.3分に反応中間体である4−(3’−シクロヘキセニル)シクロヘキサノールが検出された以降にも種々のピークが検出された。
次に反応終了液を10段のオールダーショウ型の蒸留塔を用い、プソイドクメンを留去した後、内部圧力10Torr(1.33kPa)、内温137〜141℃にて蒸留し、異性体を含むビシクロヘキシル−3,3’−ジエン204g(1.26モル)を得た。脱水反応に使用した水添ビフェノール基準の収率は83%であった。ガスクロマトグラフ分析により、目的化合物(ビシクロヘキシル−3,3’−ジエン)と異性体の含有比は91:9であった。
95重量%硫酸103g(1.0モル)とトリエチルアミン101g(1.0モル)を撹拌混合して脱水触媒を調製した。
撹拌器、温度計、および脱水管を備え、且つ保温された留出配管を具備した3Lのフラスコに上記で調製した脱水触媒159g(硫酸として1.0モル)、水添ビフェノール840g(4.2モル)、プソイドクメン2400gを入れ、フラスコを加熱した。沸騰状態になるまで温度を上げ(内温165〜172℃)、常圧で3時間脱水反応を行った。副生した水は留出させ、脱水管により系外に排出した。なお、脱水触媒は反応条件下において液体であり、反応液中に微分散していた。
反応終了後の液を室温まで冷却したところ、タール状の沈殿物と、溶液部分に分離した。溶液部分の重量は2658gであり、ガスクロマトグラフ分析による目的物のビシクロヘキシル−3,3’−ジエンの濃度が7.8%であったことから、反応液中に含まれる目的化合物(ビシクロヘキシル−3,3’−ジエン)とその異性体を合わせた重量は479g(2.95モル、収率84%)となった。また、GC/MS分析では、保持時間14.4分に反応中間体である4−(3’−シクロヘキセニル)シクロヘキサノールが検出された以降にも種々のピークが検出された。
次に反応終了液を10段のオールダーショウ型の蒸留塔を用い、プソイドクメンを留去した後、内部圧力10Torr(1.33kPa)、内温137〜141℃にて蒸留し、異性体を含むビシクロヘキシル−3,3’−ジエン474g(2.92モル)を得た。脱水反応に使用した水添ビフェノール基準の収率は83%であった。ガスクロマトグラフ分析により、目的化合物(ビシクロヘキシル−3,3’−ジエン)と異性体の含有比は91:9であった。
撹拌機、20段のオールダーショウ型蒸留塔、温度計を備えている5リットルのフラスコに、水添ビフェノール1000g(5.05モル)、硫酸水素アンモニウム40g(0.265モル)、クメン2800gを入れ、フラスコを加熱した。内温が115℃を超えたあたりから水の生成が確認された。さらに昇温を続け、蒸留塔の塔頂より副生水を留出させながら反応を続けてクメンの沸点まで温度を上げ(内温165〜170℃)、常圧で脱水反応を行った。なお、硫酸水素アンモニウムは反応条件下において固体であり、大部分が反応液に溶解していなかった。
6時間半経過後、理論量の94%の水(170.9g)が留出したため反応終了とした。反応終了後、系内を減圧にしてクメンを留去した後、10Torr(1.33kPa)まで減圧し、内温137〜141℃にて蒸留し、590gのビシクロヘキシル−3,3′−ジエンを得た。ガスクロマトグラフ分析の結果、目的化合物(ビシクロヘキシル−3,3′−ジエン)と異性体の含有比は81:19であった。
撹拌機、温度計、および脱水管を備え且つ保温された留出配管(保温)を具備した3リットルのフラスコに、水添ビフェノール640g(3.23モル)、硫酸水素カリウム375g(2.75モル)、クメン1485gを入れ、フラスコを加熱した。内温が125℃を超えたあたりから水の生成が確認された。さらに昇温を続けてクメンの沸点まで温度を上げ(内温166〜170℃)、常圧で脱水反応を行った。副生した水は留出させ、脱水管により系外に排出した。なお、硫酸水素カリウムは反応条件下において固体であり、大部分が反応液に溶解していなかった。
6時間半経過後、理論量の約1/3の水(35.9g)が留出するに止まっているため、反応を中止した。
撹拌機、20段の蒸留塔、温度計を備えている10リットルの四つ口フラスコに、水添ビフェノール6kgと硫酸水素カリウム620gを加えた。続いて、フラスコを180℃に加熱し、水添ビフェノールを融解後、撹拌を開始した。蒸留塔の塔頂より副生水を留出させながら反応を続け、3時間経過後、反応系内を10Torr(1.33kPa)に減圧し、水とビシクロヘキシル−3,3′−ジエンを蒸留塔の最上段より連続的に系外に留出させた。系外に留去させた水とビシクロヘキシル-3,3′−ジエンはデカンターで二層に分離させ、上層液のみを取り出した。その後、4時間かけて反応温度を220℃まで上げ、水とビシクロヘキシル−3,3′−ジエンの留去が無くなった時点で反応終了とした。ビシクロヘキシル−3,3′−ジエンの留出粗液の収量は4507gであった。
上記ビシクロヘキシル−3,3′−ジエンの留出粗液4500gを撹拌機、20段の蒸留塔、温度計を備えている5リットルの四つ口フラスコに入れ、オイルバスで180℃に昇温した。その後、反応系内を10Torr(1.33kPa)に減圧し、水を留去してから蒸留塔の最上段の温度を145℃に維持し、還流比1で5時間かけてビシクロヘキシル−3,3′−ジエンを蒸留精製し、無色透明の液体を得た。収量は4353gであった。前記液体についてガスクロマトグラフ分析を行った結果、ビシクロヘキシル−3,3′−ジエンと異性体との含有比は80:20であった。
また、上記の無色透明の液体についてGC/MS分析を行った。条件は前記の通りである。
GC/MS分析のチャートを図2、図3及び図4に示す。図2はトータルイオンクロマトグラム、図3はトータルイオンクロマトグラム(上図)と目的化合物(ビシクロヘキシル−3,3′−ジエン)のMSチャート(下図)、図4はトータルイオンクロマトグラム(上図)と異性体(ビシクロヘキシル−2,2′−ジエン+ビシクロヘキシル−2,3′−ジエン)のMSチャート(下図)である。図中のAは目的化合物のピーク、Bは異性体のピークである。目的化合物と異性体とは分子量が同じであるためマスパターンは同様であるが、目的化合物の各フラグメントピークと異性体の各フラグメントピークは強度が異なる。
95重量%硫酸62g(0.61モル)と1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−ウンデカ−7−エン78g(0.51モル)を撹拌混合して脱水触媒を調製した。
撹拌器、温度計、および脱水管を備え、且つ保温された留出配管を具備した3Lのフラスコに上記で調製した脱水触媒140g(硫酸として0.61モル)、プソイドクメン1200gを入れ、フラスコを加熱した。フラスコ内の液体が沸騰し、内温が175℃となった時点で、前記式(1a)で表される水添ビフェノール280g(1.41モル)を45分かけて間欠的に加え、その後、3時間、常圧で沸騰状態を保ち(内温175〜178℃)脱水反応を行った。副生した水は留出させ、脱水管により系外に排出した。なお、脱水触媒は反応条件下において液体であり、反応液中に微分散していた。
反応終了後の液を室温まで冷却したところ、タール状の沈殿物と、溶液部分に分離した。溶液部分の重量は2589gであり、ガスクロマトグラフ分析を実施した(図5参照)。その結果、前記式(3a)で表される目的物のビシクロヘキシル−3,3’−ジエンの濃度が8.6%であったため、反応液中に含まれる目的化合物(ビシクロヘキシル−3,3’−ジエン)とその異性体を合わせた重量は224g(1.38モル、収率98%)となった。また、GC/MS分析では、保持時間14.4分に前記式(4)で表される反応中間体である4−(3’−シクロヘキセニル)シクロヘキサノールが検出された以降には何も検出されなかった(図6参照)。
次に反応終了液を10段のオールダーショウ型の蒸留塔を用い、プソイドクメンを留去した後、10Torr(1.33kPa)、塔頂温度107℃にて蒸留し、留出液として、異性体を含んだビシクロヘキシル−3,3’−ジエン221g(1.36モル)を得た[GC/MS分析により、異性体を含むことを確認(図7〜9参照)]。脱水反応に使用した水添ビフェノール基準の収率は97%であった。ガスクロマトグラフ分析により、目的化合物(ビシクロヘキシル−3,3’−ジエン)と異性体の含有比は90:10であった(図10参照)。
なお、GC/MS分析のチャートにおいて、図7はトータルイオンクロマトグラム、図8はトータルイオンクロマトグラムの拡大図(上図)と目的化合物(ビシクロヘキシル−3,3′−ジエン)のMSチャート(下図)、図9はトータルイオンクロマトグラムの拡大図(上図)と異性体のMSチャート(下図)である。トータルイオンクロマトグラムにおいて、保持時間の長い方の成分が目的化合物であり、保持時間の短い方の成分が異性体である。目的化合物と異性体とは分子量が同じであるためマスパターンは近似しているが、目的化合物の各フラグメントピークと異性体の各フラグメントピークは強度が異なる。
95重量%硫酸70g(0.68モル)と1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−ウンデカ−7−エン87g(0.57モル)を撹拌混合して脱水触媒を調製した。
撹拌器、温度計、および脱水管を備え、且つ保温された留出配管を具備した3Lのフラスコに上記で調製した脱水触媒157g(硫酸として0.68モル)、プソイドクメン1908gを入れ、フラスコを加熱した。フラスコ内の液体が沸騰し、内温が174℃となった時点で、水添ビフェノール504g(2.5モル)を3時間かけて間欠的に加え、その後、5時間、常圧で沸騰状態を保ち(内温174〜178℃)、脱水反応を行った。副生した水は留出させ、脱水管により系外に排出した。なお、脱水触媒は反応条件下において液体であり、反応液中に微分散していた。
反応終了後の液を室温まで冷却したところ、タール状の沈殿物と、溶液部分に分離した。溶液部分の重量は2321gであり、ガスクロマトグラフ分析による目的物のビシクロヘキシル−3,3’−ジエンの濃度が17.1%であったことから、反応液中に含まれる目的化合物(ビシクロヘキシル−3,3’−ジエン)とその異性体を合わせた重量は397g(2.45モル、収率96%)となった。また、GC/MS分析では、保持時間14.4分に反応中間体である4−(3’−シクロヘキセニル)シクロヘキサノールが検出された以降には何も検出されなかった。
次に反応終了液を10段のオールダーショウ型の蒸留塔を用い、プソイドクメンを留去した後、10Torr(1.33kPa)、塔頂温度107℃にて蒸留し、異性体を含むビシクロヘキシル−3,3’−ジエン393g(2.42モル)を得た。脱水反応に使用した水添ビフェノール基準の収率は95%であった。ガスクロマトグラフ分析により、目的化合物(ビシクロヘキシル−3,3’−ジエン)と異性体の含有比は90:10であった。
95重量%硫酸77g(0.74モル)とトリエチルアミン63g(0.63モル)を撹拌混合して脱水触媒を調製した。
撹拌器、温度計、および脱水管を備え、且つ保温された留出配管を具備した3Lのフラスコに上記で調製した脱水触媒140g(硫酸として0.74モル)、プソイドクメン2418gを入れ、フラスコを加熱した。フラスコ内の液体が沸騰し、内温が175℃となった時点で、水添ビフェノール359g(1.8モル)を50分かけて間欠的に加え、その後、3時間、常圧で沸騰状態を保ち(内温175〜178℃)、脱水反応を行った。副生した水は留出させ、脱水管により系外に排出した。なお、脱水触媒は反応条件下において液体であり、反応液中に微分散していた。
反応終了後の液を室温まで冷却したところ、タール状の沈殿物と、溶液部分に分離した。溶液部分の重量は2719gであり、ガスクロマトグラフ分析による目的物のビシクロヘキシル−3,3’−ジエンの濃度が9.2%であったことから、反応液中に含まれる目的化合物(ビシクロヘキシル−3,3’−ジエン)とその異性体を合わせた重量は250g(1.54モル、収率85%)となった。また、GC/MS分析では、保持時間14.4分に反応中間体である4−(3’−シクロヘキセニル)シクロヘキサノールが検出された以降には何も検出されなかった。
次に反応終了液を10段のオールダーショウ型の蒸留塔を用い、プソイドクメンを留去した後、10Torr(1.33kPa)、塔頂温度107℃にて蒸留し、異性体を含むビシクロヘキシル−3,3’−ジエン247g(1.52モル)を得た。脱水反応に使用した水添ビフェノール基準の収率は84%であった。ガスクロマトグラフ分析により、目的化合物(ビシクロヘキシル−3,3’−ジエン)と異性体の含有比は86:14であった。
撹拌器、温度計、および脱水管を備え、且つ保温された留出配管を具備した3Lのフラスコに硫酸水素ナトリウム126g(0.93モル)、プソイドクメン2160gを入れ、フラスコを加熱した。フラスコ内の液体が沸騰し、内温が176℃となった時点で、水添ビフェノール280g(1.41モル)を50分かけて間欠的に加え、その後、2時間、常圧で沸騰状態を保ち(内温176〜178℃)脱水反応を行ったが、水の留出を確認できなかったため、反応を終了した。
反応終了後の液を室温まで冷却したところ、未反応の水添ビフェノールが析出したため、濾過を行い、濾液1969gを回収した。ガスクロマトグラフ分析による目的物のビシクロヘキシル−3,3’−ジエンの濃度が0.3%であったため、反応液中に含まれる目的化合物(ビシクロヘキシル−3,3’−ジエン)とその異性体を合わせた重量は5.7g(0.03モル、収率2%)であった。そのため、その後のGC/MS分析、蒸留精製は実施しなかった。
Claims (9)
- ヒドロキシル基の結合したシクロヘキサン環を分子中に2以上有する脂環式アルコールを分子内脱水して、分子中にシクロヘキセン環を2以上有する環状オレフィン化合物を製造する方法であって、(i)前記脂環式アルコールを、有機溶媒中、反応条件下において液状又は反応液に溶解する脱水触媒の存在下、20Torr(2.67kPa)を超える圧力下で130〜230℃の温度に加熱し、副生する水を留去しながら脱水反応を行う工程と、(ii)前記工程(i)に続いて、反応混合液を200Torr(26.7kPa)以下の圧力下で50〜220℃の温度に加熱して、前記環状オレフィン化合物を留出させる工程とを含み、
工程(i)において、反応条件下において液状又は反応液に溶解する脱水触媒が存在する130〜230℃の温度に加熱した有機溶媒中へ、20Torr(2.67kPa)を超える圧力下、脂環式アルコールを間欠的又は連続的に投入しつつ、副生する水を留去しながら脱水反応を行い、
反応条件下において液状又は反応液に溶解する脱水触媒が、スルホン酸類と有機塩基の完全中和塩、リン酸と有機塩基の完全中和塩、硫酸と有機塩基の完全中和塩、スルホン酸類の有機塩基による部分中和塩、リン酸の有機塩基による部分中和塩、及び硫酸の有機塩基による部分中和塩からなる群より選択された少なくとも1種である環状オレフィン化合物の製造方法。 - 有機溶媒が芳香族炭化水素及び脂肪族炭化水素からなる群より選択された少なくとも1種の溶媒である請求項1又は2記載の環状オレフィン化合物の製造方法。
- 反応条件下において液状又は反応液に溶解する脱水触媒を、脂環式アルコール1モルに対して0.001〜0.5モル使用する請求項1〜3の何れかの項に記載の環状オレフィン化合物の製造方法。
- 工程(i)において、脂環式アルコールの全量を反応系に投入し終えるまでの時間が10分〜25時間である請求項1〜4の何れかの項に記載の環状オレフィン化合物の製造方法。
- 前記部分中和塩又は完全中和塩が、酸と有機塩基とを反応させて得られる反応混合物であり、酸と有機塩基との混合割合が、酸1当量に対して、有機塩基が0.01〜1当量である請求項1〜5の何れかの項に記載の環状オレフィン化合物の製造方法。
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