JP5339175B2 - 寝具用シーツ - Google Patents

寝具用シーツ Download PDF

Info

Publication number
JP5339175B2
JP5339175B2 JP2008003243A JP2008003243A JP5339175B2 JP 5339175 B2 JP5339175 B2 JP 5339175B2 JP 2008003243 A JP2008003243 A JP 2008003243A JP 2008003243 A JP2008003243 A JP 2008003243A JP 5339175 B2 JP5339175 B2 JP 5339175B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bedding
covering surface
side covering
sheet
corner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008003243A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008188418A (ja
Inventor
嘉宏 大野
Original Assignee
大野株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大野株式会社 filed Critical 大野株式会社
Priority to JP2008003243A priority Critical patent/JP5339175B2/ja
Publication of JP2008188418A publication Critical patent/JP2008188418A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5339175B2 publication Critical patent/JP5339175B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Bedding Items (AREA)

Description

本発明は、寝具用シーツに関するものである。
周知の通り、病院においては、入院患者の多くが一日の大半をベッドで過ごすことから、ベッドのマットレスに装着されたシーツは、短期間で汚れてしまうため、比較的高い頻度で交換される。また、病院には、多数のベッドが設置されており、マットレスのシーツを交換するだけでも相当な作業量になる。
このため、従来からマットレスに対して効率良く着脱できるシーツの開発がなされており、例えば、後出特許文献1には、厚手板状体の一面及び側部外周を被覆し得るシーツにおいて、シーツ長縁のコーナー部に一端を止着したゴム紐をシーツ短縁のコーナー部に開口した折返縫合筒部に遊挿すると共に、該ゴム紐の他端をシーツ縁に止着しており、コーナー部のみが伸縮性三角布からなるものが開示されており、また、後出特許文献2には、マットレスに被せた状態において該マットレスの裏面に位置する部分の四隅に蛇腹状の伸縮性素材が縫着されたフィットシーツが開示されている。
ところで、前記交換作業によって大量に発生する使用済みシーツは、通常クリーニング業者によって回収されてクリーニングされており、当該クリーニング業者は、洗濯機によって洗濯された大量のシーツを効率良くプレスするためにロール仕上げ機を使用している。
前記ロール仕上げ機は、洗濯されたシーツを平坦に伸ばした状態で加熱された二つのロールの間に通してプレスするものであり、当該ロール仕上げ機にあっては、シーツが平坦に投入されて凹凸が生じているか否かがセンサーによって検知される。
このため、平坦に伸ばした際に、凹凸(折り目など)が殆ど生じないシーツでなければ、センサーが頻繁に反応して再起動等に時間を要し、作業効率が低下するという問題点が生じる。
実開昭56−148268 実開平3−873
しかし、前記特許文献1に開示されたシーツは、マットレスに対して効率良く着脱することができるが、シーツを平坦に伸ばした際に、ゴム紐の厚みやコーナー部の折り畳みによってシーツに凹凸が生じ、当該凹凸がロール仕上げ機のセンサーによって検知される。
また、前記特許文献2に開示されたフィットシーツも、マットレスに対して効率良く着脱することができるが、シーツを平坦に折り畳んだ際に、マットレスに装着された状態において該マットレスの側面に位置付けられる部分が皺になると共に、蛇腹状の伸縮性素材が皺になり、これらの皺がロール仕上げ機のセンサーによって検知される。
そこで、本発明は、寝具に対して効率良く着脱することができ、かつ、洗濯されたシーツが可及的に平坦に伸ばした状態(凹凸や皺のない状態)でロール仕上げ機の二つのロール間に投入できてセンサーに反応しない寝具用シーツを提供することを技術的課題とし、その具現化をはかるべく、試作・実験を繰り返した結果、マットレスなどの寝具に装着された状態において該寝具の使用者側に向けられる表面を覆う一方側被覆面と該寝具の側面から使用者側に向けられる表面の反対側に位置する裏面へ回り込む他方側被覆面とからなり、当該他方側被覆面に寝具を出し入れするための開口が形成されている寝具用シーツにおいて、他方側被覆面における少なくとも角部を縮んだ状態において折り目が形成されない伸縮性を有する素材によって形成し、寝具に装着されていない状態において他方側被覆面における少なくとも角部を形成する伸縮性を有する素材が縮んだ状態となって一方側被覆面と他方側被覆面とが密着状態で平坦になるようにすれば、寝具に対して効率良く着脱することができ、かつ、ロール仕上げ機に通した際にセンサーによって頻繁に検知されることも解消できるという刮目すべき知見を得、前記技術的課題を達成したものである。
前記技術的課題は、次の通りの本発明によって解決できる。
即ち、本発明の請求項1に係る寝具用シーツは、寝具に装着された状態において該寝具の使用者側に向けられる表面を覆う一方側被覆面と該寝具の側面から使用者側に向けられる表面の反対側に位置する裏面へ回り込む他方側被覆面とからなり、当該他方側被覆面に寝具を出し入れするための開口が形成されている寝具用シーツにおいて、前記他方側被覆面の全部が縮んだ状態において折り目が形成されない伸縮性を有する素材によって形成されており、当該伸縮性を有する素材は全方向に対して伸縮可能であると共に一方側被覆面を形成する素材よりも大きな伸縮性を有しており、寝具に装着されていない状態において他方側被覆面を形成する伸縮性を有する素材が縮んだ状態となって一方側被覆面と他方側被覆面とが密着状態で平坦になるものである。
また、本発明の請求項2に係る寝具用シーツは、寝具に装着された状態において該寝具の使用者側に向けられる表面を覆う一方側被覆面と該寝具の側面から使用者側に向けられる表面の反対側に位置する裏面へ回り込む他方側被覆面とからなり、当該他方側被覆面に寝具を出し入れするための開口が形成されている寝具用シーツにおいて、前記両被覆面が矩形状であり、他方側被覆面の角部が縮んだ状態において折り目が形成されない伸縮性を有する素材によって形成されており、当該伸縮性を有する素材は全方向に対して伸縮可能であると共に一方側被覆面を形成する素材よりも大きな伸縮性を有しており、当該伸縮性を有する素材が他方側被覆面の角から開口まで伸びる該角の二等分線全体を跨ぐように形成されており、寝具に装着されていない状態において他方側被覆面の角部を形成する伸縮性を有する素材が縮んだ状態となって一方側被覆面と他方側被覆面とが密着状態で平坦になるものである。なお、当該発明の実施に当たっては、一方側被覆面と他方側被覆面の角部以外の部分とが一体の生地によって形成されており、当該生地の一方側被覆面を形成する矩形部の各辺から延びる延長部を折り返すことによって他方側被覆面の角部以外の部分が構成されており、当該各延長部の間に位置する他方側被覆面の角部に、縮んだ状態において折り目が形成されない伸縮性を有する素材が縮んだ状態で縫着されている態様を採用することができる。
また、本発明は、前記請求項2に係る寝具用シーツにおいて、伸縮性を有する素材が、他方側被覆面の角の二等分線を挟んで対称な形状に形成されているものである。
また、本発明は、前記請求項2又は3に係る寝具用シーツにおいて、伸縮性を有する素材が、他方側被覆面の角を挟む両辺から開口に向かって伸びているものである。
また、本発明は、前記請求項2乃至4に係る寝具用シーツにおいて、伸縮性を有する素材の他方側被覆面の角の二等分線に対して垂直方向の幅が開口に向かって広がっているものである。
また、本発明は、前記請求項2に係る寝具用シーツにおいて、他方側被覆面の開口を挟むように位置付けられた一対の辺部が該辺部と隣接する角部を形成する伸縮性を有する素材と同じ素材によって形成されているものである。
本発明によれば、他方側被覆面における少なくとも角部を縮んだ状態において折り目が形成されない伸縮性を有する素材によって形成し、寝具に装着されていない状態において他方側被覆面の少なくとも角部を形成する伸縮性を有する素材が縮んだ状態となって一方側被覆面と他方側被覆面とが密着状態で平坦になるように構成したので、寝具に対して容易に着脱することができ、かつ、寝具に装着されていない状態において凹凸が形成されず、洗濯後のロール仕上げ機によるプレス作業時にセンサーが頻繁に反応して作業効率が低下されることはない。
従って、本発明の産業上利用性は非常に高いといえる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
実施の形態1.
図1はマットレスに装着された本実施の形態に係る寝具用シーツを一方側被覆面から目視した状態を示した斜視図である。図2はマットレスに装着された本実施の形態に係る寝具用シーツを他方側被覆面から目視した状態を示した斜視図である。図3はマットレスに装着されていない本実施の形態に係る寝具用シーツを他方側被覆面から目視した状態を示した平面図である。なお、図1〜3において、ハッチング部分は伸縮性を有する素材からなる部分を示している。図4は図3に示す寝具用シーツの一方側被覆面及び他方側被覆面の一部を形成する生地を展開した状態を示した平面図である。これらの図において、1は、図1及び図2に示すように、ベッドのマットレス2(寝具)に装着された状態において、マットレス2の使用者側に向けられる表面を覆う矩形状の一方側被覆面3と、マットレス2の側面から使用者側に向けられる表面の反対側に位置する裏面へ回り込む矩形状の他方側被覆面4とからなる寝具用シーツである。
一方側被覆面3は、マットレス2に装着された際に、使用者と接触する部分であるため、伸縮性を有しない素材又は伸縮性が比較的小さな素材であって、肌触りや吸水性などの機能性に優れた素材によって形成される。具体的には、綿などの天然繊維、ポリエステルなどの合成繊維又は両繊維の混合繊維などからなる生地が使用される。
他方側被覆面4は、図3に示すように、角部5が伸縮性を有する素材によって形成されており、角部5以外の辺部6が伸縮性を有しない素材又は伸縮性が比較的小さな素材によって形成されている。そして、他方側被覆面4の中央には、寝具を出し入れするための開口7が形成されている。
他方側被覆面4の角部5を形成する伸縮性を有する素材は、他方側被覆面5の角8を挟む両辺9から開口7へ向かって該角8の二等分線10(図3中、点線にて示す)に沿って延びており、当該二等分線10を挟んで対称な形状に形成されている。なお、当該伸縮性を有する素材の二等分線10に対して垂直方向の幅は角8を挟む両辺9から開口7まで同一幅となっている。また、他方側被覆面4の角部5以外の辺部6は、一方側被覆面3を形成する生地の一部によって形成されており、図4に示すように、当該生地11は、一方側被覆面3となる矩形部12と、矩形部12の各辺から該各辺の両端部を残して延びる延長部13とからなり、延長部13を矩形部12の各辺を折り目として折り返すことによって他方側被覆面4の角部5以外の辺部6が形成される。なお、延長部13は、マットレス2の側面の高さよりも長くなっている。
他方側被覆面4の角部5を形成する伸縮性を有する素材としては、縮んだ状態において折り目が形成されないものであればよく、全方向に対して伸縮可能な素材を用いる。具体的には、ポリウレタン系弾性繊維、ポリオレフィン系弾性繊維などからなる合成弾性繊維や天然又は合成のゴムからなる伸縮性を有する糸と、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維などからなる合成繊維や綿などの天然繊維からなる伸縮性を有しない糸とを混合して編んで形成される生地が使用される。また、プレス時の熱加工に強いポリエステル系繊維などからなる糸によって形成された生地も素材として使用される。なお、伸縮性を有する素材としては、伸長していない状態から1.5〜4倍の伸びるものが好ましく、より好ましくは2〜2.5倍に伸びるものが好ましい。
本実施の形態に係る寝具用シーツ1をベッドのマットレス2に装着すると、図1及び図2に示すように、寝具用シーツ1の一方側被覆面3がマットレス2の使用者側に向けられる表面に位置付けられると共に、他方側被覆面4がマットレス2の側面から裏面へ回り込むように位置付けられる。この時、マットレス2の側面及び裏面から構成されるマットレス角部14に位置付けられた他方側被覆面4の角部5は、伸縮性を有する素材が伸びることによって表面に折り目(皺)を形成することなく、マットレス角部14に密着した状態となる。
本実施の形態に係る寝具用シーツによれば、他方側被覆面の角部を形成する伸縮性を有する素材の形状を、他方側被覆面の角を挟む両辺からなる角の二等分線を挟んで対称な形状としたので、マットレスに装着した際に、マットレス角部を挟んで両側に位置する側面に対して均等な大きさの伸縮性を有する素材が密着し、このため、当該伸縮性を有する素材に対して無理な伸縮が生じない。
なお、他方側被覆面の角部を形成する伸縮性を有する素材の開口を構成する辺を僅かに折り返して二重にすることによって開口縁部の伸縮強度を向上させることができる。
実施の形態2.
本実施の形態は前記実施の形態に係る寝具用シーツの他方側被覆面の変形例である。図5は寝具に装着されていない変形例1に係る寝具用シーツを他方側被覆面側から目視した平面図である。図6は寝具に装着されていない変形例2に係る寝具用シーツを他方側被覆面側から目視した平面図である。図5及び図6において、ハッチング部分は伸縮性を有する素材からなる部分を示しており、図1〜図4と同一符号は同一又は相当部分を示している。
変形例1:本変形例に係る寝具用シーツは、図5に示すように、他方側被覆面4の角部5を形成する伸縮性を有する素材の二等分線10に対して垂直方向の幅が角8を挟む両辺9から開口7へ向かうに従って除々に広がっている。
本変形例によれば、開口を形成する伸縮性を有する素材を長くすることができるため、開口を大きく伸ばすことができ、寝具に対して更に取り付け易くなる。
変形例2:本変形例に係る寝具用シーツは、図6に示すように、他方側被覆面4の全部が伸縮性を有する素材によって形成されている。
なお、本発明は、ベッドのマットレスだけでなく、敷き布団や掛け布団などの寝具に対しても使用することができる。
実施の形態3.
本実施の形態は前記実施の形態1の寝具用シーツの変形例である。図7は寝具に装着されていない本実施の形態に係る寝具用シーツを他方側被覆面側から目視した平面図であり、図において伸縮性を有する素材によって構成される辺部と角部の境界を一点鎖線にて示している。図8は寝具に装着された本実施の形態に係る寝具用シーツを他方側被覆面側から目視した斜視図である。図9は図7に示す寝具用シーツの一方側被覆面及び他方側被覆面の一部を形成する生地を展開した状態を示した平面図である。図7〜図9において、ハッチング部分は伸縮性を有する素材からなる部分を示している。これらの図において、図1〜図4と同一符号は同一又は相当部分を示している。
本実施の形態に係る寝具用シーツ1の他方側被覆面4は、図7に示すように、他方側被覆面4に形成された開口7を挟むように上下に位置付けられた一対の辺部15と、該各辺部15に隣接する角部16とからなる部分が一方側被覆面3を形成する素材よりも大きい伸縮性を有する素材によって形成されている。また、他方側被覆面4に形成された開口7を挟むように左右に位置付けられた一対の辺部17が一方側被覆面3と同様の素材によって形成されている。
他方側被覆面4の開口7を挟むように上下に位置付けられた辺部15及び該辺部15に隣接する角部16を形成する伸縮性を有する素材は、他方側被覆面4の角部16において少なくとも他方側被覆面4の角8の二等分線9を跨いでおり、他方側被覆面4の開口7を挟むように上下に位置付けられた辺部15から該辺部15に隣接する角部16へと一体的に連なるように形成されている。従って、伸縮性を有する素材は、他方側被覆面4の開口7を挟んで対向するように対をなして形成されている。また、他方側被覆面4の開口7を挟むように左右に位置付けられた辺部17は、一方側被覆面3を形成する生地11の一部によって形成されており、図9に示すように、当該生地11は、一方側被覆面3となる矩形部12と、矩形部12の左右辺から該左右辺の両端部を残して延びる延長部13とからなり、延長部13を矩形部12の左右辺を折り目として折り返すことによって他方側被覆面4の左右に位置付けられた辺部17が形成される。なお、他方側被覆面4の各辺部15,17の幅は寝具の高さよりも幅広になっている。
なお、他方側被覆面4の開口7を挟んで左右に位置付けられる辺部17は、一方側被覆面3を形成する生地11の一部によって形成する必要はなく、一方側被覆面3を形成する生地11に対して辺部17となる生地を縫い付けて形成してもよい。
また、本実施の形態においては、他方側被覆面4の開口7を挟んで上下に位置付けられる辺部15及び該辺部15に隣接する角部16を構成する矩形状の伸縮性を有する素材と、他方側被覆面4の開口7を挟んで左右に位置付けられる辺部17を構成する前記伸縮性を有する素材よりも伸縮性が小さい矩形状の素材とを繋ぎ合わせて形成されており、両素材の繋ぎ目18が矩形状の寝具用シーツ1の上下方向(又は左右方向のいずれか一方向)の辺と平行に並ぶように形成されている。
本実施の形態に係る寝具用シーツ1を寝具2に装着すると、図8に示すように、寝具用シーツ1の他方側被覆面4を構成する伸縮性を有する素材が伸びて寝具における上下端部の側面及び底面に密着した状態で覆い被さる。
本実施の形態に係る寝具用シーツ1によれば、他方側被覆面4の開口7を挟んで左右(即ち、寝具用シーツを寝具に装着した際に使用者の左右に位置付けられる部分)に位置付けられた辺部17を伸縮性の小さい又は伸縮性のない素材によって形成しているので、使用者の寝返りによる左右方向の動きに対して他方側被覆面4が伸縮せずに寝具2に対する寝具用シーツ1のズレが抑制される。一方、他方側被覆面4の開口7を挟んで上下(即ち、寝具用シーツを寝具に装着した際に使用者の上下に位置付けられる部分)に位置付けられた辺部15から該辺部15に隣接する角部16までを伸縮性を有する素材によって形成しているので、他方側被覆面4の開口7を大きく伸縮することができて寝具2に対する寝具用シーツ1の着脱が容易となる。
なお、本発明における「縮んだ状態において折り目が形成されない伸縮性を有する素材」には、縮んだ状態において折り目が全く形成されないものだけではなく、縮んだ状態において伸縮の繰り返しや縫合のズレ等による生地の弛みに起因する僅かな凹凸(ロール仕上げ機のセンサーに検知されない程度の折り目など)が形成されるものも含まれる。
実施例.
幅91cm×奥行き191cm×高さ8.5cmのマットレスに使用する寝具用シーツを作成した。寝具用シーツにおける一方側被覆部を形成する矩形部と他方側被覆部の角部以外の部分を形成する延長部と構成する伸縮性を有しない素材として綿からなる生地を用意した。先ず、当該生地を、矩形部が縦20cm×横30cmとなり、延長部の幅がマットレスの高さ8.5cmの130%の長さである11cmとなるように裁断した。また、寝具用シーツにおける他方側被覆部の角部を形成する伸縮性を有する素材としてポリウレタン弾性繊維糸とポリウレタンフィラメント糸とを交編したトリコット生地を用意した。なお、当該トリコット生地は、全方向に対して150%の伸縮率を有しており、伸長した状態から90%以上の回復率を有している。
次に、綿からなる生地を矩形部の各辺を折り目として延長部を折り返した後、各延長部間に形成される空隙部分の形状に合わせて裁断したトリコット生地を該空隙部分に位置付けて逢着して他方側被覆部を形成した。そして、他方側被覆部の中央部に形成される開口縁を内側に折り込んで逢着することによって寝具用シーツを得た。
得られた寝具用シーツをマットレスに装着したところ、他方側被覆面の角部を形成するトリコット生地が伸長して効率良く装着できた。また、マットレスに装着した寝具用シーツを取り外したところ、伸長していた角部のトリコット生地が伸長前の状態と殆ど同じ状態に縮み、これにより、両被覆面は折り目が付くことなく密着状態で平坦となった。
そして、ここに得られた寝具用シーツを洗濯した後、ロール仕上げ機に通したところ、センサーに反応することなく、綺麗にプレスできた。
マットレスに装着された実施の形態1に係る寝具用シーツを一方側被覆面から目視した状態を示した斜視図である。 マットレスに装着された実施の形態1に係る寝具用シーツを他方側被覆面から目視した状態を示した斜視図である。 マットレスに装着されていない実施の形態1に係る寝具用シーツを他方側被覆面から目視した状態を示した平面図である。 図3に示す寝具用シーツの一方側被覆面及び他方側被覆面の一部を形成する生地を展開した状態を示した平面図である。 寝具に装着されていない変形例1に係る寝具用シーツを他方側被覆面から目視した平面図である。 寝具に装着されていない変形例2に係る寝具用シーツを他方側被覆面から目視した平面図である。 寝具に装着されていない実施の形態3に係る寝具用シーツを他方側被覆面側から目視した平面図である。 寝具に装着された実施の形態3に係る寝具用シーツを他方側被覆面側から目視した斜視図である。 図7に示す寝具用シーツの一方側被覆面及び他方側被覆面の一部を形成する生地を展開した状態を示した平面図である。
符号の説明
1 寝具用シーツ
2 マットレス(寝具)
3 一方側被覆面
4 他方側被覆面
5,15 角部
6,15,17 辺部
7 開口
8 角
9 辺
10 二等分線
11 生地
12 矩形部
13 延長部
14 マットレス角部
18 繋ぎ目

Claims (6)

  1. 寝具に装着された状態において該寝具の使用者側に向けられる表面を覆う一方側被覆面と該寝具の側面から使用者側に向けられる表面の反対側に位置する裏面へ回り込む他方側被覆面とからなり、当該他方側被覆面に寝具を出し入れするための開口が形成されている寝具用シーツにおいて、前記他方側被覆面の全部が縮んだ状態において折り目が形成されない伸縮性を有する素材によって形成されており、当該伸縮性を有する素材は全方向に対して伸縮可能であると共に一方側被覆面を形成する素材よりも大きな伸縮性を有しており、寝具に装着されていない状態において他方側被覆面を形成する伸縮性を有する素材が縮んだ状態となって一方側被覆面と他方側被覆面とが密着状態で平坦になることを特徴とする寝具用シーツ。
  2. 寝具に装着された状態において該寝具の使用者側に向けられる表面を覆う一方側被覆面と該寝具の側面から使用者側に向けられる表面の反対側に位置する裏面へ回り込む他方側被覆面とからなり、当該他方側被覆面に寝具を出し入れするための開口が形成されている寝具用シーツにおいて、前記両被覆面が矩形状であり、他方側被覆面の角部が縮んだ状態において折り目が形成されない伸縮性を有する素材によって形成されており、当該伸縮性を有する素材は全方向に対して伸縮可能であると共に一方側被覆面を形成する素材よりも大きな伸縮性を有しており、当該伸縮性を有する素材が他方側被覆面の角から開口まで伸びる該角の二等分線全体を跨ぐように形成されており、寝具に装着されていない状態において他方側被覆面の角部を形成する伸縮性を有する素材が縮んだ状態となって一方側被覆面と他方側被覆面とが密着状態で平坦になることを特徴とする寝具用シーツ。
  3. 伸縮性を有する素材が、他方側被覆面の角の二等分線を挟んで対称な形状に形成されている請求項2記載の寝具用シーツ。
  4. 伸縮性を有する素材が、他方側被覆面の角を挟む両辺から開口に向かって伸びている請求項2又は3のいずれかに記載の寝具用シーツ。
  5. 伸縮性を有する素材の他方側被覆面の角の二等分線に対して垂直方向の幅が開口に向かって広がっている請求項2乃至4のいずれかに記載の寝具用シーツ。
  6. 他方側被覆面の開口を挟むように位置付けられた一対の辺部が該辺部と隣接する角部を形成する伸縮性を有する素材と同じ素材によって形成されている請求項2記載の寝具用シーツ。
JP2008003243A 2007-01-11 2008-01-10 寝具用シーツ Active JP5339175B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008003243A JP5339175B2 (ja) 2007-01-11 2008-01-10 寝具用シーツ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007003635 2007-01-11
JP2007003635 2007-01-11
JP2008003243A JP5339175B2 (ja) 2007-01-11 2008-01-10 寝具用シーツ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008188418A JP2008188418A (ja) 2008-08-21
JP5339175B2 true JP5339175B2 (ja) 2013-11-13

Family

ID=39749058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008003243A Active JP5339175B2 (ja) 2007-01-11 2008-01-10 寝具用シーツ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5339175B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5365138B2 (ja) * 2008-10-29 2013-12-11 トヨタ紡織株式会社 ヘッドレストの被覆構造
JP2010273828A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Gurifu:Kk マットレス用シーツ
JP5026615B1 (ja) * 2011-10-31 2012-09-12 株式会社信公 マットレス用シーツ及びその製造方法
JP2015139555A (ja) * 2014-01-29 2015-08-03 株式会社グリフ マットレス用シーツ
JP6802603B2 (ja) * 2015-10-27 2020-12-16 株式会社セス ハイブリッドシーツ
JP2017099591A (ja) * 2015-12-01 2017-06-08 株式会社グリフ マットレス用シーツ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48110217U (ja) * 1972-03-23 1973-12-18
JPS4924526U (ja) * 1972-06-01 1974-03-02
JPH03873U (ja) * 1989-05-26 1991-01-08
JP3111105U (ja) * 2005-04-07 2005-07-07 伏見縫製株式会社 布団カバー及び枕カバー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008188418A (ja) 2008-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5339175B2 (ja) 寝具用シーツ
KR100640027B1 (ko) 탄성 신축성 시이트
ES2385916T3 (es) Cubrecolchón con paneles extremos compuestos con ajuste mejorado
US7325262B2 (en) Bedding hem with associated interlining
EP2087815B1 (en) Woven contoured bed sheet with elastomeric yarns
AU705650B2 (en) Fitted sheet for a mattress
JP3186629U (ja) 下側寝具用防水シーツ
CN210026517U (zh) 弹性针织布床单
JP2021112844A (ja) 中材布帛
JP5026615B1 (ja) マットレス用シーツ及びその製造方法
JP2009273520A (ja) マットレス用シーツ
CN215096049U (zh) 褶皱无纺布
JP2016158866A (ja) マットレス用シーツ
JP3067080U (ja) 長尺敷布洗浄用洗濯ネット
JP2021137135A (ja) 袋状シーツ
CN210696973U (zh) 一种方便清洗的床单
JP2008183165A (ja) マットレス用シーツ
JP2888812B2 (ja) 洗濯用補助具
JP3236487U (ja) 寝具用カバー
JP3222471U (ja) マットレス用シーツ
WO2021210569A1 (ja) 防水シート
JP2009097107A (ja) 織物
JP2001321257A (ja) マルチブランケット
JP3016601U (ja) 伸縮性タオル地製の腹巻
JP2017206778A (ja) スカート、衣服、テープ材、及び、スカートの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130709

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130725

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5339175

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250