JP5338975B2 - 燃料電池システム及び燃料電池の発電効率の低下を抑制する方法 - Google Patents

燃料電池システム及び燃料電池の発電効率の低下を抑制する方法 Download PDF

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Description

本発明は、燃料電池の廃熱を利用する燃料電池システムに関するものである。
従来、燃料電池を搭載した車両において、燃料電池の廃熱を車室内の温度調節の熱源に利用する技術が知られている。詳しくは、燃料電池内を流れる冷却水等の熱媒体を空調用のヒータコアに供給し、ヒータコアにより温度調節された空気を車室内に供給する(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この技術では、燃料電池に供給される熱媒体の温度がヒータコアを通過することによって変動するため、燃料電池の発電効率が低下するという問題があった。
なおこのような問題は、燃料電池を搭載した車両に限らず、燃料電池を備えた燃料電池システム全般に共通する問題であった。
特開2001−315524号公報
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、燃料電池の廃熱を利用する燃料電池システムにおいて、燃料電池の発電効率の低下を抑制することのできる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するために、以下の形態または適用例を取ることが可能である。
[適用例1]
燃料電池を備えた燃料電池システムであって、暖房装置に利用されるヒータコアと、前記燃料電池を通って熱媒体を循環させる第1の循環回路と、前記ヒータコアを通って熱媒体を循環させる第2の循環回路と、前記第1の循環回路と前記第2の循環回路とを接続し、前記第1の循環回路と前記第2の循環回路との間で熱媒体を循環させる接続流路と、前記第2の循環回路上であって前記ヒータコアの下流側に配置され、前記ヒータコアから流出した後の熱媒体であって前記燃料電池に流入する前の熱媒体の温度を調整する第1の温度調整部とを備える燃料電池システム。
適用例1の燃料電池システムによれば、第1の温度調整部が、燃料電池に流入する前の熱媒体の温度を調整するので、燃料電池の発電効率の低下を抑制することができる。
[適用例2]
適用例1に記載の燃料電池システムであって、さらに、前記燃料電池の上流側に配置され、前記燃料電池に流入する前の熱媒体の温度を測定する第1の温度センサと、前記第1の温度センサにより測定された前記熱媒体の温度に基づいて前記第1の温度調整部を制御する制御部とを備える燃料電池システム。
適用例2の燃料電池システムによれば、制御部が、燃料電池に流入する前の熱媒体の温度に基づいて第1の温度調整部を制御するので、燃料電池に流入する熱媒体の温度をより正確に調整することができる。
[適用例3]
適用例1または2に記載の燃料電池システムであって、さらに、前記第2の循環回路上であって前記ヒータコアの上流側に配置され、前記燃料電池から流出した後の熱媒体であって前記ヒータコアに流入する前の熱媒体の温度を調整する第2の温度調整部を備える燃料電池システム。
適用例3の燃料電池システムによれば、第2の温度調整部が、ヒータコアに流入する前の熱媒体の温度を調整するので、ヒータコアに流入する熱媒体の温度を、ヒータコアに要求される所望の温度とすることができる。
[適用例4]
適用例3に記載の燃料電池システムであって、前記ヒータコアの上流側に配置され、前記ヒータコアに流入する前の熱媒体の温度を測定する第2の温度センサをさらに備え、前記制御部は、前記第2の温度センサにより測定された前記熱媒体の温度に基づいて前記第2の温度調整部を制御する燃料電池システム。
適用例4の燃料電池システムによれば、制御部が、ヒータコアに流入する前の熱媒体の温度に基づいて第2の温度調整部を制御するので、ヒータコアに流入する熱媒体の温度をより正確に調整することができる。
[適用例5]
適用例4に記載の燃料電池システムであって、前記第1の温度調整部は第1の電気ヒータであり、前記第2の温度調整部は第2の電気ヒータであり、前記制御部は、前記燃料電池に許容される前記熱媒体の目標温度に基づいて前記第1の電気ヒータのヒータ容量をフィードバック制御するとともに、前記暖房装置から要求される前記熱媒体の目標温度に基づいて前記第2の電気ヒータのヒータ容量をフィードバック制御する燃料電池システム。
適用例5の燃料電池システムによれば、第1及び第2の電気ヒータのヒータ容量をフィードバック制御するので、熱媒体の温度を目標温度に追随させることができる。
[適用例6]
燃料電池の発電効率の低下を抑制する方法であって、第1の循環回路を用いて、前記燃料電池を通る熱媒体を循環させる工程と、第2の循環回路を用いて、暖房装置に利用されるヒータコアを通る熱媒体を循環させる工程と、前記第1の循環回路と前記第2の循環回路とを接続し、前記第1の循環回路と前記第2の循環回路との間で熱媒体を循環させる工程と、前記ヒータコアから流出した後の熱媒体であって前記燃料電池に流入する前の熱媒体の温度を調整する工程とを備える方法。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、燃料電池の発電効率の低下を抑制する方法および装置、それらの方法または装置の機能を実現するための集積回路、コンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
本発明の一実施例としての燃料電池システム10を搭載する車両1のフロント部1f周辺の概略構成を示す説明図である。 燃料電池システム10とその周辺の構成を示す説明図である。 第1三方弁33を制御することによって第2熱媒体流路62から流出した熱媒体が第3熱媒体流路63に流入せず全て第4熱媒体流路64に流入する状態を示す説明図である。 第2三方弁58を制御することによって第1循環回路C1と第2循環回路C2とが物理的に接続された状態を示す説明図である。 連携状態時における電気ヒータ制御処理を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
A.第1実施例:
図1は、本発明の一実施例としての燃料電池システム10を搭載する車両1のフロント部1f周辺の概略構成を示す説明図である。図示するように、フロント部1fには、主として、燃料電池システム10、ヘッドライト2、エアコンプレッサ3などが配置される。燃料電池システム10は、主として、燃料電池スタック20と、空調装置50とを備えている。フロント部1fには、さらに、燃料電池スタック20で発生した電力により車両1の推進力を生じさせる駆動モータ5や、駆動モータ5が発生させたトルクを車軸に伝えるギヤ7などが設けられている。ヘッドライト2、空調装置50、およびエアコンプレッサ3も、燃料電池スタック20で発生した電力により駆動される。空調装置50は、車室1rの内部の温度を制御するものである。
図2は、燃料電池システム10とその周辺の構成を示す説明図である。燃料電池システム10は、燃料電池スタック20および制御ユニット100を中心に構成され、システムの熱的な移動を行なうための第1循環回路C1、第2循環回路C2を備える。なお、図中の太い実線の矢印は、熱媒体の流れを示している。
第1循環回路C1は、主として、燃料電池スタック20で生じた熱を吸収した熱媒体をラジエータ30に運び、ラジエータ30により冷却された熱媒体を燃料電池スタック20に循環する回路である。この循環は、ポンプ32により行なわれており、ポンプ32により押し出された熱媒体は、ポンプ32が設けられた第1熱媒体流路61→燃料電池20内の媒体流路→第2熱媒体流路62→第3熱媒体流路63→ラジエータ30→第1三方弁33の順に流れて、ポンプ32に循環する。ラジエータ30には、これをバイパスする第4熱媒体流路64が設けられており、この第4熱媒体流路64は、第2熱媒体流路62から第3熱媒体流路63に至る地点で分岐し、第1三方弁33で、第1熱媒体流路61に合流する。これらの流路が第1循環回路C1を形成している。
第1三方弁33の入力側の2つのポートは、第4熱媒体流路64とラジエータ30の出口管とにそれぞれ接続され、第1三方弁33の出力側のポートは、第1熱媒体流路61に接続されている。第1三方弁33は、2つの切換位置a,bを有し、制御ユニット100からの信号により、ポートを切り換える動作を行なう。図2に示した位置aでは、第1三方弁33は、ラジエータ30の出口管と第1熱媒体流路61とをつなぎ、第4熱媒体流路64の側を閉鎖するから、ラジエータ30を通った熱媒体が、第1循環回路C1を循環する。他方、この状態から、第1三方弁33が動作位置bに切り換えられると、流路の接続関係は逆になり、第4熱媒体流路64を通った熱媒体が、第1循環回路C1を循環する。
第2循環回路C2は、空調装置50に熱媒体により空調用に必要な熱量を運ぶ循環路である。この循環は、第2ポンプ54により行なわれており、第2ポンプ54により押し出された熱媒体は、第2ポンプ54が設けられた第6熱媒体流路66→ヒータコア51→第7熱媒体流路67→第8熱媒体流路68→第2三方弁58の順に流れて、第2ポンプ54に循環する。なお、第2ポンプ54からヒータコア51に至る流路には、第2電気ヒータ57が、ヒータコア51から第7熱媒体流路67に至る流路には、第1電気ヒータ55が、それぞれ設けられている。ヒータコア51は、空調装置50に利用される暖房用熱交換器である。
この第2循環回路C2は、第1循環回路C1と2箇所で接続されており、熱媒体を両循環回路C1,C2で、共有可能としている。具体的には、燃料電池スタック20から第2熱媒体流路62に至る地点で分岐した第5熱媒体流路65が、第2三方弁58に接続されることにより、第2三方弁58の開閉状態により、第1循環回路C1を循環する熱媒体の一部が、第2循環回路C2に流入可能となる。第2循環回路C2を循環した熱媒体は、第7熱媒体流路67が第8熱媒体流路68に至る地点で分岐し、第1循環回路C1の第2熱媒体流路62に接続された第9熱媒体流路69により、第1循環回路C1に戻っていく。
第2三方弁58の入力側の2つのポートは、第5熱媒体流路65と第8熱媒体流路68とにそれぞれ接続され、第2三方弁58の出力側のポートは、第6熱媒体流路66に接続されている。第2三方弁58は、2つの切換位置a,bを有し、制御ユニット100からの信号により、ポートを切り換える動作を行なうことは、第1三方弁33と同様である。図2に示した位置aでは、第2三方弁58は、第8熱媒体流路68と第6熱媒体流路66とをつなぎ、第5熱媒体流路65の側を閉鎖するから、熱媒体は、第2循環回路C1を循環する。すなわち、図2の例では、第1循環回路C1および第2循環回路C2において、それぞれ独立して熱媒体が循環している。以下、このように、第1循環回路C1と第2循環回路C2とで互いに独立して熱媒体が循環している状態を「独立状態」と呼ぶ。他方、この状態から、第2三方弁58が動作位置bに切り換えられると、流路の接続関係は逆になり、第1循環回路C1を循環する熱媒体の一部が、第2循環回路C2の空調装置50を通り、第1循環回路C1に戻っていく。以下では、この状態を「連携状態」と呼ぶ。
燃料電池スタック20は、固体高分子電解質型の燃料電池であり、膜電極接合体(Membrane Electrode Assembly:MEA)を有する単セルが複数積層された構成を備えている。燃料電池スタック20には、図示しない水素ガスタンクから、燃料ガスとしての水素ガスが燃料ガス流路22を介して供給される。また、燃料電池スタック20には、エアコンプレッサ3(図1)により、酸化剤ガスとしての空気が酸化剤ガス流路24を介して供給される。燃料電池スタック20には、上述したように、冷却媒体としての熱媒体が供給され、発電に伴い昇温した各単セルが熱媒体によって冷却される。本実施例では、熱媒体として水にエチレングリコールなどを添加した不凍液を用いるものとするが、不凍液に換えて、純水等の任意の冷却水を利用することもできる。また、冷却水に換えて二酸化炭素などの気体を熱媒体としてもよい。
燃料電池スタック20には、図示しないインバータを介して負荷40が電気的に接続されており、燃料電池スタック20における電気化学反応により生じた電力が負荷40に供給される。ここで、負荷40とは、種々の負荷の集合であり、各負荷は、前述したように、ヘッドライト2、エアコンプレッサ3、駆動モータ5、後述する2つの電動ファン31,52、第1電気ヒータ55、第2電気ヒータ57、および2つのポンプ32,54等を意味する。さらに、負荷40の各負荷として、図示しないナビゲーション装置やオーディオ装置等、車両1に搭載される全ての電気機器が該当しうる。
第3熱媒体流路63に配置されたラジエータ30の近傍には、電動ファン(以下、「ラジエータファン」と呼ぶ)31が配置されている。ラジエータ30は、第2熱媒体流路62を介して燃料電池スタック20から送られてくる熱媒体を、ラジエータファン31からの風により冷却し、熱媒体の熱を車外へと放出する。
第4熱媒体流路64は、ラジエータ30をバイパスして、第2熱媒体流路62と第1熱媒体流路61とを接続するバイパス回路である。このため、第4熱媒体流路64を通過する熱媒体の放熱量は、第3熱媒体流路63を通過する熱媒体の放熱量に比べて少ない。
第1電気ヒータ55は、上述したようにヒータコア51の下流側に配置されており、第7熱媒体流路67を流通する熱媒体を温めることが可能である。具体的には、第1電気ヒータ55は、連携状態において、第1熱媒体流路61を流通する熱媒体の温度(すなわち、燃料電池スタック20に流入する熱媒体の温度)が、燃料電池スタック20に許容される熱媒体の温度範囲よりも低い場合に、第7熱媒体流路67を流通する熱媒体を温める。こうすれば、燃料電池スタック20に流入する熱媒体の温度が、許容される温度範囲(例えば、70℃〜75℃)よりも低くなることを抑制することができるため、燃料電池スタック20の発電効率の低下を抑制することができる。
第2電気ヒータ57は、上述したようにヒータコア51の上流側に配置されており、第6熱媒体流路66を流通する熱媒体を温めることが可能である。具体的には、第2電気ヒータ57は、ヒータコア51に流入する熱媒体の温度が、ヒータコア51に要求される熱媒体の温度よりも低い場合に、当該熱媒体を温める。こうすれば、ヒータコア51に流入する熱媒体が所望の温度となるので、空調装置50は、所望の暖房を実行することができる。第1電気ヒータ55及び第2電気ヒータ57の制御の詳細については後述する。
空調装置50は、前述したヒータコア51と、電動ファン(以下、「ブロワーファン」と呼ぶ)52と、ケーシング53とを備えている。ヒータコア51は、加熱用熱交換機であり、第2循環回路C2を流通する熱媒体の熱によって昇温される。ブロワーファン52は、ヒータコア51に対して送風することにより、ケーシング53の外部(図1に示す車室1r内)に向けてヒータコア51により温められた空気を送出する。なお、空調装置50は、図示しないダクトを介して、各種吹出口(ベンチレーター,フット,デフロスタ等)と接続され、これら吹出口から温風を送出する。
操作パネル70は、乗員により操作可能な各種のスイッチを含む。各種のスイッチとしては、エアコンディショナ(エアコン)のスイッチや、室内温度設定用のスイッチ等が該当する。
制御ユニット100は、CPU(Central Processing Unit)101と、メモリ102と、入出力回路103とを主に備えている。入出力回路103は、各種アクチュエータ、各種センサ、および操作パネル70と信号線(図示せず)を介して接続されている。
メモリ102には、主として燃料電池システム10を制御するための図示しないコンピュータプログラムが格納されている。CPU101は、このコンピュータプログラムを実行することにより、ヒータ制御部110や回路切換制御部120として機能する。ヒータ制御部110及び回路切換制御部120は、各種センサの検出値や操作パネル70の出力信号等に基づいて各種アクチュエータを駆動して、車室1r内の温度を制御する。また、メモリ102には、ヒータ制御部110に利用される第1ヒータ容量増減マップMP1と第2ヒータ容量増減マップMP2とが予め格納されている。これらについては後述する。
各種アクチュエータとしては、2つの電動ファン31,52、2つの電気ヒータ55,57、2つのポンプ32,54、2つの三方弁33,58等がある。
各種センサとしては、各種の温度センサや電圧センサ(図示せず)や電流センサ(図示せず)等がある。本実施例では、燃料電池スタック20の熱媒体流入口の上流側に設けられた第1温度センサ34、ヒータコア51の熱媒体流入口の上流側に設けられた第2温度センサ56、車内温度センサ(図示せず)、車外温度センサ(図示せず)、日射量センサ(図示せず)等が各種温度センサとして設けられている。第1温度センサ34は、燃料電池スタック20に流入する熱媒体の温度T1を測定する。第2温度センサ56は、ヒータコア51に流入する熱媒体の温度T2を測定する。
図3は、第1三方弁33を制御することによって、第2熱媒体流路62から流出した熱媒体が第3熱媒体流路63に流入せず、全て第4熱媒体流路64に流入する状態を示す説明図である。独立状態においても、図2に示したように、第4熱媒体流路64が閉じて第3熱媒体流路63が開いている状態(以下、「第1の独立状態」という)と、この図3に示すように、第3熱媒体流路63が閉じて第4熱媒体流路64が開いている状態(以下、「第2の独立状態」という)とがある。すなわち、独立状態には、ラジエータ30が利用される第1の独立状態(図2)と、ラジエータ30が利用されない第2の独立状態(図3)とがある。
図4は、第2三方弁58を制御することによって、第1循環回路C1と第2循環回路C2とが物理的に接続された状態を示す説明図である。この状態は、上述した連携状態であり、第1循環回路C1と第2循環回路C2との間で熱媒体のやりとりが行われる。詳しくは、このときには、第2三方弁58は、第6熱媒体流路66と第5熱媒体流路65とを接続し、第6熱媒体流路66と第8熱媒体流路68を接続しない状態となっており、第1循環回路C1と第2循環回路C2との間で熱媒体のやりとりが行われる。この連携状態時においては、燃料電池スタック20の廃熱を利用してヒータコア51による暖房を行うことができる。
なお、この連携状態時には、第1三方弁33を制御することで、第1循環回路C1においては、第2熱媒体流路62から流出された熱媒体が第3熱媒体流路63に流入せず、全て第4熱媒体流路64に流入する構成としている。この理由は、ヒータコア51に流入する熱媒体が、ラジエータ30で冷却されることを抑制するためである。
回路切換制御部120(図2)は、第1三方弁33および第2三方弁58を調整して、燃料電池システム10における熱媒体の回路を上述した第1の独立状態、第2の独立状態、および連携状態のうちのいずれかに切り換えることができる。回路切換制御部120は、種々の態様の回路切換制御を実行することができる。具体的には、例えば、燃料電池スタック20の温度が所定値以上の高温であり、かつ空調装置50からの要求があるときには、燃料電池スタック20の廃熱をヒータコア51の加熱に利用することができるので、回路切換制御部120は、燃料電池システム10を連携状態(図4)に切り換える。また、燃料電池スタック20の温度が所定値以上の高温であり、かつ空調装置50からの要求がないときには、燃料電池スタック20を通過する熱媒体をラジエータ30によって冷却するために、回路切換制御部120は、燃料電池システム10を第1の独立状態(図2)に切り換える。燃料電池スタック20の温度が所定値を下回るときには、回路切換制御部120は、燃料電池システム10を第2の独立状態(図3)に切り換える。
A2.連携状態における電気ヒータの制御:
次に、連携状態時における電気ヒータの制御について説明する。上述した連携状態では、ヒータコア51を通過した熱媒体は、第7熱媒体流路67、第9熱媒体流路69、第4熱媒体流路64、第1熱媒体流路61を通って、燃料電池スタック20に供給される。熱媒体がヒータコア51を通過する際、ヒータコア51で熱交換が行なわれ、熱媒体の温度は低下する。このため、ヒータコア51を通過した熱媒体の温度T1は、燃料電池スタック20に許容される温度範囲よりも低くなる場合がある。そこで、ヒータ制御部110は、第1温度センサ34によって測定された熱媒体の温度T1が、燃料電池スタック20に許容される温度範囲に収まるように、第1電気ヒータ55のヒータ容量のフィードバック制御を行なう。
さらに、ヒータ制御部110は、第2温度センサ56によって測定された熱媒体の温度T2が、ヒータコア51が要求する要求温度Twoとなるように、第2電気ヒータ57のヒータ容量のフィードバック制御を行なう。以下、処理の詳細について説明する。
図5は、連携状態時における電気ヒータ制御処理の一例を示すフローチャートである。この電気ヒータ制御処理は、制御ユニット100のヒータ制御部110により実行されるもので、所定時間毎に繰り返し実行される。
ステップS110では、第1温度センサ34は、燃料電池スタック20に流入する前における熱媒体の温度T1を測定し、第2温度センサ56は、ヒータコア51に流入する前における熱媒体の温度T2を測定する。
ステップS120では、ヒータ制御部110は、燃料電池スタック20に流入する熱媒体に許容される許容温度範囲(TL℃〜TH℃)を設定する。この許容温度範囲は、燃料電池スタック20の劣化を抑制したり、燃料電池スタック20の高効率運転を実現するために設定される。本実施例では、許容温度範囲は、70℃から75℃に設定されている(すなわち、TL=70℃、TH=75℃に設定されている)。
さらに、ヒータ制御部110は、空調装置50から入力された目標吹き出し温度Taoに基づいて、ヒータコア51に流入する熱媒体に要求される温度である要求温度Twoを設定する。目標吹き出し温度Taoとは、空調装置50から吹き出す空気の温度の目標値であり、周知の方法にて別ルーチンにて演算される。例えば、目標吹き出し温度Taoは、車内温度とユーザによる設定温度との差に、車外温度、日射量等を考慮して求められる。
ステップS130では、ヒータ制御部110は、温度T1が許容温度範囲内(TL℃〜TH℃)に収まるように、第1電気ヒータ55のヒータ容量のフィードバック制御を行なう。具体的には、例えば、ヒータ制御部110は、以下の式に基づいてEan及びEDOTaを算出する。
Ean=(TL+TH)/2−T1
EDOTa=Ean−Ean-1
ここで、(TL+TH)/2は許容温度範囲の中央値であり、Eanは今回のこのルーチンで算出された中央値と温度T1との差分であり、Ean-1は1つ前のこのルーチンが実行された際に算出された中央値と温度T2との差分である。なお、次のこのルーチンでは、今回のこのルーチンで算出されたEanが、次のルーチンにおけるEan-1となる。
ヒータ制御部110は、算出したEan及びEDOTaをキーとして第1ヒータ容量増減マップMP1を検索し、第1電気ヒータ55のヒータ容量の増減分dW1を決定する。第1ヒータ容量増減マップMP1は、2入力のテーブルであり、Ean及びEDOTaに対応したヒータ容量の増減分dW1が予め設定されている。本実施例では、第1ヒータ容量増減マップMP1におけるヒータ容量の増減分dW1は、予め実施された実験データに基づいて設定されているが、シミュレーション結果や所定の演算処理の結果に基づいて設定されることとしてもよい。具体的には、例えば、ヒータ容量増減分dW1は、Eanが大きいほど大きくなるように設定されている。さらに、ヒータ容量増減分dW1は、Eanが同一の値であっても、EDOTaに応じた値が設定されている。なお、後述するステップS140において用いられる第2ヒータ容量増減マップMP2も、第1ヒータ容量増減マップMP1と同様の傾向を有している。
ステップS140(図5)では、ヒータ制御部110は、温度T2が要求温度Twoとなるように、第2電気ヒータ57のヒータ容量のフィードバック制御を行なう。具体的には、例えば、ヒータ制御部110は、以下の式に基づいてEbn及びEDOTbを算出する。
Ebn=Two−T2
EDOTb=Ebn−Ebn-1
ここで、Ebnは今回のこのルーチンで算出された要求温度Twoと温度T2との差分であり、Ebn-1は1つ前のこのルーチンが実行された際に算出された要求温度Twoと温度T2との差分である。なお、次のこのルーチンでは、今回のルーチンで算出されたEbnが、次のルーチンにおけるEbn-1となる。
ヒータ制御部110は、算出したEbn及びEDOTbをキーとして第2ヒータ容量増減マップMP2を検索し、第2電気ヒータ57のヒータ容量の増減分dW2を決定する。
ステップS150では、ヒータ制御部110は、算出したヒータ容量の増減分dW1,dW2に基づいて、第1,第2電気ヒータ55,57のヒータ容量を制御する。
ステップS150の処理が終了すると、ヒータ制御部110は、所定時間経過後に、再びステップS110の処理を開始する。
このように、第1実施例の燃料電池システム10によれば、第1の独立状態、第2の独立状態及び連携状態を切り替えることができるため、燃料電池スタック20の廃熱を有効に利用することができる。しかも、連携状態では、ヒータコア51を通過することによって温度が低下した熱媒体を第1電気ヒータ55によって温めることができるので、燃料電池スタック20に供給される熱媒体の温度を、燃料電池スタック20の許容温度範囲内に収めることが可能となる。このため、燃料電池スタック20の発電効率の低下を抑制することが可能となる。さらに、第1実施例の燃料電池システム10によれば、ヒータコア51に供給される熱媒体を、第2電気ヒータ57によって温めることができるので、熱媒体の温度をヒータコア51に要求される温度とすることができる。
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
・第1変形例:
上記実施例における独立状態において、ヒータコア51に供給される熱媒体を、2つの電気ヒータ55,57を用いて温めることとしてもよい。こうすれば、第2電気ヒータ57のみを用いる場合に比べて、熱媒体の温度を早く上昇させることが可能となる。
・第2変形例:
上記実施例では、第1温度センサ34は、第1熱媒体流路61に配置されていたが、これに限定されるものではない。すなわち、第1温度センサ34は、燃料電池の上流側であって、燃料電池システム10に流入する前の熱媒体の温度を測定可能な位置に配置されていればよい。例えば、第1温度センサ34は、第4熱媒体流路64や、第9熱媒体流路69、第2熱媒体流路62のうち第9熱媒体流路69との接続箇所よりも下流側等に配置することが可能である。
・第3変形例:
上記実施例では、第2温度センサ56は、第6熱媒体流路66に配置されていたが、これに限定されるものではない。すなわち、第2温度センサ56は、ヒータコア51の上流側であって、ヒータコア51に流入する前の熱媒体の温度を測定可能な位置に配置されていればよい。例えば、第2温度センサ56は、第5熱媒体流路65や、第2熱媒体流路62のうち第5熱媒体流路65との接続箇所よりも上流側等に配置することが可能である。
・第4変形例:
上記実施例では、第1電気ヒータ55によって熱媒体を加熱して、燃料電池システム10に供給される熱媒体の温度を調整していたが、これに加えて、熱媒体の温度を下げるための機構(例えば、ファン等)を設けて、燃料電池システム10に供給される熱媒体の温度を調整することとしてもよい。同様に、第2電気ヒータ57に加えて、ヒータコア51に供給される熱媒体の温度を下げるための機構を設けて、ヒータコア51に供給される熱媒体の温度を調整することとしてもよい。
・第5実施例:
上記実施例では、2種類のヒータ容量増減マップMP1,MP2を用いて、2つの電気ヒータ55,57のヒータ容量のフィードバック制御を行なっていたが、この代わりに、1種類のヒータ容量増減マップを共通して利用して、2つの電気ヒータ55,57のヒータ容量のフィードバック制御を行なうこととしてもよい。また、マップを用いずに、所定の演算処理によって、2つの電気ヒータ55,57のヒータ容量の増減分を算出することとしてもよい。
・第6変形例:
上記実施例では、燃料電池システム10は、電気自動車に搭載されて用いられていたが、これに換えて、ハイブリッド自動車、電車などの各種車両に適用したり、空調機構を備えた家庭用電源システム等に適用することもできる。
・第7変形例:
上記実施例では、燃料電池スタック20として固体高分子型燃料電池を用いたが、リン酸型燃料電池、溶融炭酸塩型燃料電池、固体酸化物形燃料電池等、種々の燃料電池を用いることができる。
・第8変形例:
上記実施例において、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。また、これとは逆に、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよい。
なお、前述した各実施例および各変形例における構成要素の中の、独立請求項で記載された要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。
1…車両
1f…フロント部
1r…車室
2…ヘッドライト
3…エアコンプレッサ
5…駆動モータ
7…ギヤ
10…空調システム
20…燃料電池スタック
22…燃料ガス流路
24…酸化剤ガス流路
25…第2三方弁
30…ラジエータ
31…ラジエータファン
32…第1ポンプ
33…第1三方弁
34…第1温度センサ
40…負荷
50…空調装置
51…ヒータコア
52…ブロワーファン
53…ケーシング
54…第2ポンプ
55…第1電気ヒータ
56…第2温度センサ
57…第2電気ヒータ
58…第2三方弁
61…第1熱媒体流路
62…第2熱媒体流路
63…第3熱媒体流路
64…第4熱媒体流路
65…第5熱媒体流路
66…第6熱媒体流路
67…第7熱媒体流路
68…第8熱媒体流路
69…第9熱媒体流路
100…制御ユニット
101…CPU
102…メモリ
103…入出力回路
110…ヒータ制御部
120…回路切換制御部
C1…第1循環回路
C2…第2循環回路

Claims (2)

  1. 燃料電池を備えた燃料電池システムであって、
    暖房装置に利用されるヒータコアと、
    前記燃料電池を通って熱媒体を循環させる第1の循環回路と、
    前記ヒータコアを通って熱媒体を循環させる第2の循環回路と、
    前記第1の循環回路と前記第2の循環回路とを接続し、前記第1の循環回路と前記第2の循環回路との間で熱媒体を循環させる接続流路と、
    前記第2の循環回路上であって前記ヒータコアの下流側に配置され、前記ヒータコアから流出した後の熱媒体であって前記燃料電池に流入する前の熱媒体の温度を調整する第1の温度調整部と、
    前記燃料電池の上流側に配置され、前記燃料電池に流入する前の熱媒体の温度を測定する第1の温度センサと、
    前記第2の循環回路上であって前記ヒータコアの上流側に配置され、前記燃料電池から流出した後の熱媒体であって前記ヒータコアに流入する前の熱媒体の温度を調整する第2の温度調整部と、
    前記ヒータコアの上流側に配置され、前記ヒータコアに流入する前の熱媒体の温度を測定する第2の温度センサと、
    前記第1の温度センサにより測定された前記熱媒体の温度に基づいて前記第1の温度調整部を制御するとともに、前記第2の温度センサにより測定された前記熱媒体の温度に基づいて前記第2の温度調整部を制御する制御部と
    を備え、
    前記第1の温度調整部は第1の電気ヒータであり、前記第2の温度調整部は第2の電気ヒータであり、
    前記制御部は、前記燃料電池に許容される前記熱媒体の目標温度に基づいて前記第1の電気ヒータのヒータ容量をフィードバック制御するとともに、前記暖房装置から要求される前記熱媒体の目標温度に基づいて前記第2の電気ヒータのヒータ容量をフィードバック制御する
    燃料電池システム。
  2. 燃料電池の発電効率の低下を抑制する方法であって、
    (a)第1の循環回路を用いて、前記燃料電池を通る熱媒体を循環させる工程と、
    (b)第2の循環回路を用いて、暖房装置に利用されるヒータコアを通る熱媒体を循環させる工程と、
    (c)前記第1の循環回路と前記第2の循環回路とを接続し、前記第1の循環回路と前記第2の循環回路との間で熱媒体を循環させる工程と、
    (d)前記第2の循環回路上であって前記ヒータコアの下流側に配置された第1の温度調整部によって、前記ヒータコアから流出した後の熱媒体であって前記燃料電池に流入する前の熱媒体の温度を調整する工程と、
    (e)前記第2の循環回路上であって前記ヒータコアの下流側に配置された第1の温度調整部によって、前記ヒータコアから流出した後の熱媒体であって前記燃料電池に流入する前の熱媒体の温度を調整する工程と、
    (f)前記燃料電池の上流側に配置された第1の温度センサによって、前記燃料電池に流入する前の熱媒体の温度を測定する工程と、
    (g)前記第2の循環回路上であって前記ヒータコアの上流側に配置された第2の温度調整部によって、前記燃料電池から流出した後の熱媒体であって前記ヒータコアに流入する前の熱媒体の温度を調整する工程と、
    (h)前記ヒータコアの上流側に配置された第2の温度センサによって、前記ヒータコアに流入する前の熱媒体の温度を測定する工程と、
    (i)前記第1の温度センサにより測定された前記熱媒体の温度に基づいて前記第1の温度調整部を制御するとともに、前記第2の温度センサにより測定された前記熱媒体の温度に基づいて前記第2の温度調整部を制御する工程と
    を備え、
    前記第1の温度調整部は第1の電気ヒータであり、前記第2の温度調整部は第2の電気ヒータであり、
    前記工程(i)は、前記燃料電池に許容される前記熱媒体の目標温度に基づいて前記第1の電気ヒータのヒータ容量をフィードバック制御するとともに、前記暖房装置から要求される前記熱媒体の目標温度に基づいて前記第2の電気ヒータのヒータ容量をフィードバック制御する工程を含む
    方法。
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