JP5338677B2 - 顕微授精用変調コントラスト顕微鏡および変調コントラスト顕微鏡 - Google Patents

顕微授精用変調コントラスト顕微鏡および変調コントラスト顕微鏡 Download PDF

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Description

本発明は、顕微授精用変調コントラスト顕微鏡および変調コントラスト顕微鏡に関し、特に、コントラストを向上できるようにした顕微授精用変調コントラスト顕微鏡および変調コントラスト顕微鏡に関する。
変調コントラスト観察法(ホフマンモジュレーションコントラスト)と呼ばれる観察法に関する技術としては、特許文献1が知られている。顕微鏡を製造するメーカ各社は、この特許文献1に開示されている原理による、コントラスト観察装置を製造している。
また、特許文献2には、上記の特許文献1の原理を用いた変調コントラスト顕微鏡が開示されている。この変調コントラスト顕微鏡は、光源と、コンデンサレンズと、コンデンサレンズの前側焦点位置に配置された開口と、対物レンズと、開口と略共役な位置に配置されていて透過率T(%)の領域を持つ変調器を備えており、下記の式(1)および式(2)の条件を満たすように構成されている。
1.05<|(Mo'×fc)/(Mc'×fr)|<1.4・・・(1)
8<T<25・・・(2)
なお、式(1)および式(2)において、Mo'は変調器が配置されている光軸に垂直な面内における透過率Tの領域の半径方向の大きさ、Mc'は開口の顕微鏡光軸を中心とする半径方向の大きさ、fcはコンデンサレンズの焦点距離、frは標本面から変調器までの光学系の焦点距離を表わしている。
特許文献2にはまた、式(1)および式(2)の条件に加えて、下記の式(3)の条件をさらに満たすように構成されることも開示されている。
0.2R<D<0.6R・・・(3)
なお、式(3)において、Rは変調器が配置されている面の有効半径の大きさ、Dは透過率Tの領域の顕微鏡光軸からの距離を表わしている。
特開昭51−128548号公報 特開2003−131139号公報
ところで、上記の特許文献2にも記載されているように、近年、不妊症の治療のための体外受精として、いわゆる卵細胞質内精子注入法(ICSI(intracytoplasmic sperm in-jection))が利用されている。
ICSIの一般的な手順によれば、卵細胞に精子を注入する場合には、まず精子を尾部からピペットで吸引することが多い。その際に、受精成功率を上げるには、精子が形態的に良好な精子を選ぶこと、そして精子を痛めないようにピペット吸引するため尾の最先端部を見極めることが必要となる。
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載の変調コントラスト観察法の条件では、ICSIでは卵子と同等に重要である精子、特に尾の先の部分のコントラストが弱いという問題点があった。そのため、精子の微細な形態や尾の先の部分の判別が難しく、形態の良好な精子を選んだり、尾の最先端部からピペット吸引したりする際の見極めが難しいという問題があった。
特に、特許文献2には、「上記の式(1)の範囲となるように、部分開口と透過率Tの領域の長さを設定することにより、卵子の透明帯や卵子顆粒等の細かい部分でもコントラストがつきすぎず、分解とコントラストのバランスが良く、見えが最適になる」との記述がある。しかし、特許文献2では、上記の式(2)における透過率Tの根拠については全く触れられておらず、精子の特に尾のコントラストについても言及されていない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ICSIにおいて精子の見え、特に尾の先端部のコントラストを向上し、ICSIの精子操作に良好な見えを有する変調コントラスト顕微鏡を提供するものである。
本発明の顕微授精用変調コントラスト顕微鏡は、コンデンサレンズの前側焦点面あるいはその近傍に配置される第1の部分開口を有する開口部材と、対物レンズの後側焦点面あるいはその共役面またはそれらの近傍であって、前記開口部材と略共役な面に配置される変調器とを備える顕微授精用変調コントラスト顕微鏡であって、前記変調器において、前記第1の部分開口に対応する所定の領域の透過率T(%)は、1≦T≦8を満たしている。
より好ましくは、前記変調器において、前記第1の部分開口に対応する所定の領域の透過率T(%)は、5≦T≦8を満たしている。
前記第1の部分開口の前記変調器上における像の幅をMcとし、前記変調器において透過率T(%)となる所定の領域の幅をMoとしたとき、1.0≦Mo/Mc≦1.3を満たしていることを特徴とする。
より好ましくは、1.0≦Mo/Mc≦1.2を満たしている。
前記開口部材は、コントラストを調整するための第2の部分開口をさらに有する。
本発明の変調コントラスト顕微鏡は、コンデンサレンズの前側焦点面あるいはその近傍に配置される第1の部分開口を有する開口部材と、対物レンズの後側焦点面あるいはその共役面またはそれらの近傍であって、前記開口部材と略共役な面に配置される変調器とを備える変調コントラスト顕微鏡であって、前記変調器において、前記第1の部分開口に対応する所定の領域の透過率T(%)は、1≦T≦8を満たし、前記第1の部分開口の前記変調器上における像の幅をMcとし、前記変調器において透過率T(%)となる所定の領域の幅をMoとしたとき、1.0≦Mo/Mc≦1.3を満たしている。
より好ましくは、前記変調器において、前記第1の部分開口に対応する所定の領域の透過率T(%)は、5≦T≦8を満たしている。
より好ましくは、1.0≦Mo/Mc≦1.2を満たしている。
前記開口部材は、コントラストを調整するための第2の部分開口をさらに有する。
本発明によれば、ICSIにおいて精子の見え、特に尾の先端部のコントラストを向上し、ICSIの精子操作に良好な見えを提供することができる。
変調コントラスト顕微鏡の構成を示す概略構成図である。 光学系の概略図である。 開口部材の詳細を示す図である。 変調器の詳細を示す図である。 2つ目の部分開口を有する開口部材の詳細を示す図である。 サンプル(A)の1次元シミュレーション像を表わすグラフである。 サンプル(B)の1次元シミュレーション像を表わすグラフである。 サンプル(C)の1次元シミュレーション像を表わすグラフである。 様々な透過率Tとコントラスト値との関係を表わすグラフである。 開口部材と変調器のそれぞれを対物レンズの後側焦点面に投影した様子を示す模式図である。
符号の説明
21 光源, 22 コレクタレンズ, 23 ミラー, 24 開口部材, 24Aおよび24B 部分開口, 25 ターレット, 26 コンデンサレンズ, 27 第1対物レンズ, 28 変調器, 28A 領域, 29 第2対物レンズ, 30 プリズム, 31 接眼レンズ
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1は、変調コントラスト顕微鏡の構成を示す概略構成図である。
図1において、変調コントラスト顕微鏡1は、変調コントラスト観察法の原理を利用して、試料Sを拡大観察する正立型の顕微鏡である。
変調コントラスト顕微鏡1は、基台11、直立ベース12、アーム13、照明レンズユニット14、試料ステージ15、ステージ駆動部16、レボルバ17、対物レンズ18、観察鏡筒19、および接眼レンズ鏡筒20を備える。基台11には、直立ベース12が立設され、直立ベース12の上部には、アーム13が水平に延出している。なお、図中の破線は光軸AXを表わしている。
基台11の後面(図中の左側)には、光源部11aが設けられている。直立ベース12の前面には、照明レンズユニット14とステージ駆動部16が固設されている。ステージ駆動部16は、試料Sを載置する試料ステージ15を光軸AX方向に上下させるとともに、光軸AX回りに回転可能に保持している。アーム13の先端下部には、対物レンズ18を光路に挿脱するレボルバ17が設けられ、アーム13の先端上部には、観察鏡筒19が設けられている。観察鏡筒19の先端部には、接眼レンズ鏡筒20が接続されている。
以下、光路に沿って光学系の配置について説明する。
光源部11aには、光源21が収納されている。基台11の内部には、コレクタレンズ22と、照明光を上方へと反射するミラー23が収納されている。照明レンズユニット14には、開口部材24、ターレット25、およびコンデンサレンズ26が保持されている。これにより、ターレット25を回転させることで、部分開口の大きさの異なる複数の開口部材24のなかから所望の開口部材24を選択できる。
対物レンズ18は、第1対物レンズ27と変調器28を有している。観察鏡筒19には、第2対物レンズ(結像レンズ)29およびプリズム30が配設されている。なお、プリズム30は、プリズム30に到達した光を2つに分離して、一方を接眼レンズ31へ、他方を撮像装置(図示せず)へ導くように配設されている。
以上のように、光学系は配置される。次に、図2乃至図4を参照して光学系の作用について説明する。
光源21から射出した照明光は、コレクタレンズ22により平行光束となり、ミラー23に反射され、図2に示すように、開口部材24に入射する。開口部材24は、コンデンサレンズ26(焦点距離fc)の前側焦点面、あるいはその近傍に配置されている。図3に示すように、開口部材24は、その中心から所定の距離だけ離れた位置に矩形状となる部分開口24Aを有している。
図2に戻り、照明光は、開口部材24の部分開口24Aを通過した後に、コンデンサレンズ26により試料Sに向かい、試料Sを照明する。照明光が試料Sを照明することにより、試料Sからの光は、第1対物レンズ27(焦点距離fo,開口数NAo)により像面に結像する。第1対物レンズ27より像面側で開口部材24と略共役なる面(図2では第1対物レンズ27の後側焦点面、あるいはその近傍)には、変調器28が配置される。
変調器28には、図4に示すように、透過率がT(%)となる所定の領域28Aが設けられている。この領域28Aは、図3に示した矩形状の部分開口24Aと同様に、中心から所定の距離だけ離れた位置に形成される。図2に戻り、変調器28を通過した光は、第2対物レンズ29により結像され、プリズム30を介して接眼レンズ31に入射する。
従って、この試料像を接眼レンズ31によって観察すれば、例えば、試料Sの凹凸形状に対してコントラストの像が観察することができる。なお、図示はしていないが、もちろん、観察像を例えばデジタルカメラ等の撮像装置で撮像し、その画像を表示装置に表示してもよい。
また、本実施の形態においては、図3に示したように、開口部材24が1つの部分開口24Aを有する例について説明するが、図5に示すように、1つ目の部分開口24Aの他に、2つ目の部分開口24Bを有するように構成してもよい。具体的には、部分開口24Bは、図5に示すように、例えば、部分開口24Aと同一の形状(矩形状)であって、部分開口24Aから所定の距離だけ離れた位置に設けられる。この部分開口24Bをさらに設け、この部分開口24Bにおける透過率を制御することで、コントラストを調整することが可能となる。
以上のようにして、変調コントラスト顕微鏡1は構成される。
ところで、本実施の形態においては、かかる変調コントラスト顕微鏡1を、上記のICSIで使用する場合、変調器28の領域28Aの透過率T(%)が、下記の式(4)の条件を満たすようにする。
1≦T≦8・・・(4)
すなわち、式(4)の条件を満たすようにすることで、精子の尾の部分のコントラストが従来技術よりも向上し、なおかつ、上記の特許文献2で従来技術の問題点として挙げられていた、卵子のコントラストがつきすぎて観察しづらいという現象も抑えられるため、ICSI用途で最適なコントラストの見えを提供できる。
式(4)の条件下で精子の特に尾の先端部のコントラストが向上する理由であるが、本発明の発明者によって行われた、詳細なる結像シミュレーションにより見出されたものである。そこで、以下、そのシミュレーションの詳細について、図6乃至図9を参照して説明する。
なお、かかるシミュレーションは、下記の3種類のサンプルを変調コントラスト顕微鏡1で観察したと仮定したときの1次元シミュレーション像であって、それぞれのサンプルについて、透過率T(%)を4通りの異なる条件(T=10(%),8(%),5(%),1(%))で比較している。
ここで、観察されたと仮定されるサンプルは、下記の(A)乃至(C)の3種類である。
(A)φ=10μm,n=1.34の球体サンプル:卵子等の比較的大きな試料に相当する。
(B)φ=1.5μm,n=1.35の球体サンプル:精子の尾の付け根に相当する。
(C)φ=0.5μm,n=1.35の球体サンプル:精子の尾の比較的先端に相当する。
なお、卵子は実際には80μmくらいの大きさであるが、シミュレーションの都合上、精子の10倍前後という設定で大きな試料の計算を行っている。
さらに、かかるシミュレーションは、下記の(D)乃至(G)のシミュレーション条件下で行われている。
(D)媒質:水(n=1.33)
(E)対物NA:0.55(理想系)
(F)対物瞳径=1としNAで規格化したスリット幅
(a)Mc=0.275(部分開口24Aの変調器28上に投影されたときの顕微鏡光軸を中心とする半径方向の幅),Mo=0.31(変調器28が配置されている光軸に垂直な面内における透過率Tの領域の半径方向の大きさ)
(b)式(7)または式(8)(詳細は後述する)の値:Mo/Mc=0.31/0.275=1.13 (c)式(9)(詳細は後述する)の値:D=0.49R
(G)波長λ=588nm
以上のような条件で、上記の各サンプルについて行われたシミュレーションにより得られた1次元シミュレーション像を図示すると、図6乃至図8のようになる。
図6は、上記のサンプル(A)の1次元シミュレーション像を表わすグラフである。
図6において、縦軸のIntensity[A.U.]は相対的な明るさを示し、横軸はx[μm]を示している。また、図6においては、細い実線は透過率T=8(%)のグラフを示し、細い破線は透過率T=10(%)のグラフを示している。また、太い実線は透過率T=1(%)のグラフを示し、太い破線は透過率T=5(%)のグラフを示している。これらの関係は後述する他のグラフでも同様とされる。
ここで、各サンプルの透過率Tごとの見えを比較するために、各サンプルにおいて透過率Tごと(ここでは例として、透過率T=8(%)と透過率T=10(%))のコントラスト値を求めて、その値を比較することとする。なお、コントラスト値を求める方法であるが、例えば、マイケルソンコントラスト(Michelson contrast)を採用することで、明るさの最大値と最小値からコントラスト値を算出できる。なお、コントラスト値を求める方法は、特に限定されず、他の手法を用いることも可能である。
図6においては、細い実線と破線で表わされる2つのグラフから、透過率Tごとのコントラスト値を求めると次のようになる。すなわち、サンプル(A)のコントラスト値は、透過率T=8(%)においては0.78となり、透過率T=10(%)においては0.72となる。
また同様に、図7のサンプル(B)の1次元シミュレーション像を表わすグラフからコントラスト値を求めると、透過率T=8(%)では0.61となり、透過率T=10(%)では0.55となる。
さらに、図8のサンプル(C)の1次元シミュレーション像を表わすグラフからコントラスト値を求めると、透過率T=8(%)では0.20となり、透過率T=10(%)では0.18となる。
このように、透過率T=10(%)よりも透過率T=8(%)のほうが、明らかにコントラストが向上していることがわかる。
以上のサンプル(A)乃至サンプル(C)によるシミュレーション結果をまとめると、図9のaおよび図9のbのグラフのようになる。つまり、図9のaは、図6から図8の各グラフを元に、様々な透過率Tにおけるコントラスト値を示したグラフであり、または図9のbは、図6乃至図8の各グラフにおいて、様々な透過率T(%)のグラフと透過率T=10(%)のグラフとを比較したものである。つまり、図9のbは、透過率T=10(%)を基準として、各透過率Tのそれぞれコントラスト値が何%であるかを計算した値(以下、コントラスト増加率という)を示している。
例えば、図9のaに示すように、φ=10μm(サンプル(A))におけるコントラス値は、透過率=10(%)であるときには0.72となり、透過率T=8(%)であるときには0.78となるので、φ=10μmのコントラスト増加率は、図9のbに示すように107(%)となる。
同様にまた、φ=1.5μm(サンプル(B))におけるコントラスト値は、透過率=10(%)であるときには0.55となり、透過率T=8(%)であるときには0.61となるので、φ=1.5μmのコントラスト増加率は、111(%)となる。
さらに、φ=0.5μm(サンプル(C))。におけるコントラスト値は、透過率=10(%)であるときには0.18となり、透過率T=8(%)であるときには0.20となるので、φ=0.5μmのコントラスト増加率は、117(%)となる。
このように、細かい構造のものほど、コントラストの向上が顕著であり、特に精子の尾の先端相当するφ=0.5μmでは、17(%)コントラストが上がっているのがわかる。一般的にコントラスト増加率が10(%)を超えると目視でもその効果がはっきりわかるものである。
すなわち、細かい構造のものほど、コントラストの向上が顕著であり、特に精子の尾の先端の寸法に相当するφ=0.5μmでは、10%以上もコントラストも上がっている。一般的に、コントラスト増加率が10(%)を超えると、目視でもコントラストの増加が顕著になり、精子の尾の目視による容易さが格段と向上する。
以上の結果により、透過率をT=8(%)以下に抑えることにより、元々コントラストの高い卵子のような構造の大きな部分のコントラストを大幅に変えずに、精子の尾のような構造のコントラストをより優先的に上げることが可能であることがわかる。これにより、ICSIにおいて精子の見え、特に尾の先端部のコントラストを向上し、ICSIの精子操作に良好な見えを提供することができる。
なお、図9のaおよび図9のbによれば、透過率Tが低ければ低いほど精子のような卵細胞よりも細かい構造の像におけるコントラストは向上する。さらに透過率Tを下げてT=0%とすると、すなわち全く光が透過しない状態にすると、試料を通過した0次光(直接光)がすべて変調器で遮蔽されて像面に達しないため、像面において得られる像は本発明が意図するようなレリーフ的コントラスト像ではなく、いわゆる暗視野照明法に類似した見えの像となってしまう。そのため、本発明では透過率TをT=8%およびそれ以下にして、低くすればするほど、精子の尾のような細かい構造の位相物体のコントラストを高めることが出来るが、透過率Tが実効的に0%となる状態にすることは許容できない。これにより、理論上の透過率Tの下限値は、T>0%となる。しかし、実際には、製造容易性や部品コストの面から、透過率Tを実現するのに吸収や反射を利用したND(Neutral Density)膜が利用され、このようなND膜の一般的な製造誤差がT=±1%程度は必要であることを鑑みると、製造限界的な観点から透過率Tの下限値はT=1%であることが判る。
また、図9のaにおいては、1次元シミュレーション像の縦軸すなわち像強度を、背景光の強度すなわち位相変化の無い部分における光強度が1となるように規格化して表現している。そのため、一見透過率Tは低ければ低いほど良好であるように見える。しかし実際には、背景光の絶対値強度は透過率Tに比例するため、例えば透過率T=1%にした場合の背景光強度は透過率T=10%と比べると1/10となり、非常に暗い像しか得られないと言うことになる。本発明はICSIを行うのに良好な顕微鏡装置を提供することを目的としているが、実際の顕微鏡装置では背景光すなわち像の明るさが現状の1/10になると十分な階調差が得られず、目視での観察には耐えられない暗さとなってしまうことがわかっている。このような理由から、目視での作業効率向上の観点からは、T=5%以上8%以下が好ましい。
ところで、本実施の形態では、透過率T(%)を、上記の特許文献2と比べて、あえて低い透過率Tに設定することにより、精子の尾等の構造の細かい試料のコントラストを選択的に向上させているが、変調コントラスト観察法において、コントラストは透過率T以外のパラメータによっても左右されるため、本実施の形態のコントラストの向上をより効果的に実現するためには、それらの要素についても配慮することが望ましい。そこで、次に、上記の式(4)以外のコントラストを向上させるための要素について説明する。
本実施の形態においては、図3の開口部材24の部分開口24Aのコンデンサレンズ26と第1対物レンズ27による像と、図4の変調器28の領域28Aとの位置の関係を示すと、図10のようになる。すなわち、図10は、開口部材24の部分開口24Aと変調器28のそれぞれを第1対物レンズ27の後側焦点面(あるいはその共役面)に投影した様子を表わしている。
このとき、第1対物レンズ27の後側焦点面の有効半径Roは、第1対物レンズ27の焦点距離foと、第1対物レンズ27の開口数NAoにより、下記の式(5)により規定される。
Ro=fo×NAo・・・(5)
ここで、図10に示すように、上記の投影面上における部分開口24Aの幅をMc、同様に変調器28の透過率T(%)となる領域28Aの幅をMoとする。また、第1対物レンズ27の後側焦点面の中心から透過率T(%)となる領域28Aの内側端までの距離をDoとする。このとき、図2で説明したように、部分開口24Aがコンデンサレンズ26の前側焦点に置かれ、変調器28が第1対物レンズ27の後側焦点に置かれ、各レンズは無収差(理想光学系)であると仮定した場合、コンデンサレンズ26の部分開口24Aの実寸Mc'はMcを用いて、下記の式(6)で表わされる。
Mc'=fc/fo×Mc・・・(6)
上述したように、変調コントラスト観察法において、コントラストは、透過率T以外のパラメータによっても左右されるため、コントラストの向上をより効果的に実現するためには、それらの要素についても配慮する必要があるが、コントラストに影響を与えるパラメータとしては次のものがある。すなわち、開口部材24の部分開口24Aの幅Mcと、変調器28の領域28Aの幅Moとの比、および変調器28の偏心が、コントラストに影響を与えるパラメータとして挙げられる。
つまり、部分開口24Aと領域28Aの幅に関しては、変調コントラスト観察法の原理から、Mcは、Mo内に含まれる必要があるため、通常は収差や製造誤差を鑑みてMcはMoよりも小さくするのが一般的である。しかし、一方で部分開口24Aの像の幅Mcが領域28Aの幅Moに比べて小さくなればなるほど、コントラストは低下するという問題がある。また、部分開口24Aの像の幅Mcが小さくなればなるほど、観察時の背景光量が低下し、像が暗くなるという問題もある。そのため、特に本実施の形態ではコントラストを保ち、かつ、光量を確保するという目的からMcはMoに含まれる範囲内で、出来る限りMoに近い値をとることが望ましい。
そこで、本実施の形態においては、部分開口24Aの像の幅Mcおよび領域28Aの幅Moが下記の式(7)の関係を満たしているのが望ましい。
1.0≦Mo/Mc≦1.3・・・(7)
さらに望ましくは、コントラストの低下がほとんど目視で判別できなくなる、下記の式(8)の関係を満たすとよい。
1.0≦Mo/Mc≦1.2・・・(8)
また、変調コントラスト観察法の原理からコントラストを良好に保つには、DoおよびRoは、一般的に、下記の式(9)の関係を満たすのが望ましく、本実施の形態においても、その関係は成立する。
0.2R<Do/Ro<0.6R・・・(9)
なお、式(9)において、Rは変調器28が配置されている面の有効半径の大きさを表わしている。
以上のように、本実施の形態においては、上記の式(4)の条件の他に、式(7)若しくは式(8)の関係を満たすことでコントラストをより良好に保ち、さらに式(9)の関係を満たすことで、分解能を向上させ、結果として、ICSIの精子操作に良好な見えを提供することが可能となる。
なお、本実施の形態において、変調コントラスト顕微鏡1は、正立顕微鏡であるとして説明したが、もちろん、倒立顕微鏡であってもよい。
また、変調器28の配置位置は第1対物レンズ27の後側焦点面だけに限られない。例えば、図2の第2対物レンズ29と接眼レンズ31との間にリレー光学系を配置した場合、そのリレー光学系によって形成される第2対物レンズ29の後側焦点面との共役面またはその近傍に変調器28を配置してもよい。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。

Claims (9)

  1. コンデンサレンズの前側焦点面あるいはその近傍に配置される第1の部分開口を有する開口部材と、対物レンズの後側焦点面あるいはその共役面またはそれらの近傍であって、前記開口部材と略共役な面に配置される変調器とを備える顕微授精用変調コントラスト顕微鏡であって、
    前記変調器において、前記第1の部分開口に対応する所定の領域の透過率T(%)は、
    1≦T≦8
    を満たしている
    ことを特徴とする顕微授精用変調コントラスト顕微鏡。
  2. 前記第1の部分開口に対応する所定の領域の透過率T(%)は、
    5≦T≦8
    を満たしている
    ことを特徴とする請求項1に記載された顕微授精用変調コントラスト顕微鏡。
  3. 前記第1の部分開口の前記変調器上における像の幅をMcとし、前記変調器において透過率T(%)となる所定の領域の幅をMoとしたとき、
    1.0≦Mo/Mc≦1.3
    を満たしている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載された顕微授精用変調コントラスト顕微鏡。
  4. 前記第1の部分開口の前記変調器上における像の幅をMcとし、前記変調器において透過率T(%)となる所定の領域の幅をMoとしたとき、
    1.0≦Mo/Mc≦1.2
    を満たしている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載された顕微授精用変調コントラスト顕微鏡。
  5. 前記開口部材は、コントラストを調整するための第2の部分開口をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載された顕微授精用変調コントラスト顕微鏡。
  6. コンデンサレンズの前側焦点面あるいはその近傍に配置される第1の部分開口を有する開口部材と、対物レンズの後側焦点面あるいはその共役面またはそれらの近傍であって、前記開口部材と略共役な面に配置される変調器とを備える変調コントラスト顕微鏡であって、
    前記変調器において、前記第1の部分開口に対応する所定の領域の透過率T(%)は、
    1≦T≦8
    を満たし、
    前記第1の部分開口の前記変調器上における像の幅をMcとし、前記変調器において透過率T(%)となる所定の領域の幅をMoとしたとき、
    1.0≦Mo/Mc≦1.3
    を満たしている
    ことを特徴とする変調コントラスト顕微鏡。
  7. 前記第1の部分開口に対応する所定の領域の透過率T(%)は、
    5≦T≦8
    を満たしている
    ことを特徴とする請求項6に記載された変調コントラスト顕微鏡。
  8. Mo/Mcは、
    1.0≦Mo/Mc≦1.2
    を満たしている
    ことを特徴とする請求項6または7に記載された変調コントラスト顕微鏡。
  9. 前記開口部材は、コントラストを調整するための第2の部分開口をさらに有する
    ことを特徴とする請求項6または7に記載された変調コントラスト顕微鏡。
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