JPH03267910A - 顕微鏡 - Google Patents

顕微鏡

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JPH03267910A
JPH03267910A JP6727090A JP6727090A JPH03267910A JP H03267910 A JPH03267910 A JP H03267910A JP 6727090 A JP6727090 A JP 6727090A JP 6727090 A JP6727090 A JP 6727090A JP H03267910 A JPH03267910 A JP H03267910A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、顕微鏡に関するもので、詳しくは位相物体等
の透明な物体にコントラストを付けて、観察する変調コ
ントラスト検鏡が可能な顕微鏡に関するものである。
〔従来の技術〕
多くの生活物体のように被検体が無色透明であると、光
波を通しても波長や振幅に変化が生じないので、普通の
検鏡法によっては観察をすることができない。そこで、
被検体の光学的厚さを利用する位相差検鏡法という方法
が用いられている。
そして、ここで用いられる顕微鏡として変調コントラス
ト顕微鏡があり、特開昭51−29149号公報、特開
昭51−128548号公報に記載されているようなも
のがある。これは、コンデンサレンズの入射瞳に形成さ
れた方形の開口部材と、それに対応ず・る光制御領域を
有する手段を対物レンズ射出瞳位置に配設して、位相物
体をコントラスト変化で視認するようにしたものである
次に、この顕微鏡の光学系の基本構成を第15図にした
がって説明すると、光源141がら出射した光束はリレ
ーレンズ142を通り、開口を有する開ロスリット14
3の開口で絞られコンデンサレンズ144により被検体
145に照射される。被検体145を透過した光束は、
対物レンズ146により射出瞳位置即ち変調器147上
に開口像を形成する。変調器147は、複数の異なった
濃度領域を有していて被検体145の光学的位相傾斜(
屈折力)に変調コントラスト効果をつけるものである。
そして、変調器147は対物レンズ146の射出瞳面上
すなわちフーリエ変換面上に位置している。変調コント
ラスト効果がつけられた被検体145の像は、可視像と
して結像面148に結像されるのである。
ここで従来の具体例をみると、特開昭51−12854
8号公報記載のものには、第16図Aに示したようにほ
ぼ長方形の開口149を形成した開ロスリッ) 150
と、同図Bに示したように透過率が例えば10%、15
%、5%の領域151.152.153を有する変調器
154が設けられている。なお、0は光軸を示している
また、特開昭57−178212号公報記載のものには
第17図Aに示したようにほぼ長方形の開口155を左
方に形成した開ロスリント156と、同図B示したよう
に前記と同様の透過率の異なった領域157.158.
159を有しかつそれらの一部が右方に偏った変調器1
60が設けられている。
また、米国特許4407569号明細書記載のものには
、第18図Aに示したように弧状の開口161を左方に
形成した開口スリット162と、同図Bに示したように
領域163.164.165を多重環状に形成した変調
器166が設けられている。
ここで、例えば第16図Aに示した開口スリット150
と同B図に示した変調器154を設けた第15図のごと
き顕微鏡により第19図に示したごとき台形状の被検体
145を観察した場合を説明する。被検体45の屈折率
がnl (>1)、媒質の屈折率がn2 (−1’)で
あり、矢印a方向の光線が被検体145の下面に垂直に
入射した後、傾斜した側面に入射角(π/2−θa)で
入射し、入射光軸0となす角がθbですなわち矢印す方
向の光線として射出して行くとすれば、 nl sinθa = n25in(θa+θb)、°
、θb  =sin  −’(sin  θa)−θa
2 となる。
したがって、第20図Aに示したごとく台形状被検体1
45の左側面(斜面)を観察した場合、光線が変調器1
47の領域169(透過率5%)を通るので晧い像とな
り、同図Bに示したごとく被検体145の中央部を観察
した場合、光線が変調器147の領域168(透過率1
5%)を通るので灰色の像となり、同図Cに示したごと
(被検体145の右側面(斜面)を観察した場合、光線
が変調器147の領域167(透過率 100%)を通
るので明るい像となる。
次に、特開昭57−178212号公報に記載のものの
ように第17図に示した開口スリット156と、変調器
160を有する場合、被検体145を射出する光線と光
軸のなす角(θb)と光線の強度との関係は第21図に
示したようになる。
すなわち、開口155を通って被検体145に射出され
た光が大きく屈折されて全て変調器160の領域159
を通る場合は、結像面の明るさは最小(min)となる
が、屈折率が小さくなってくると、被検体145からの
光は領域158と159の境界を越えて両領域にまたが
るようになる。領域158の透過率は159よりも大き
いので、θbが減少するにつれて像面の明るさは漸増す
る。被検体145を通過した光が領域157.158両
方にまたがると、領域157.158の透過率の差と領
域158.159の透過率の差とが異なることによりθ
bの変化と傷内の明るさの変化の割合が変わるため、明
るさの像増加曲線には段がつく。被検体145からの光
が全て領域157を通る状態で像面の明るさが最大(m
ax )となる。
このようにして、フーリエ変換面上にある変調器147
によって、被検体145の透過光をフーリエ変換したも
のの強度が変調されて、結像面148に可視像が形成さ
れるのである。
以上の従来例において、開口スリットのほぼ長方形等の
開口を変調器の光制御I領領域ある各領域に対応させる
必要があり、このため開口スリットを回転させながら芯
出しを行うという方法が用いられている。
しかしこの方法は、構成の複雑化、コストアップを招く
ため実開昭58−88617号公報に示されているよう
に、対物レンズを回転させる方法がある。
これは、開口スリットを回転させるという手段をとらず
、また開口方向を一定にしてコントラストの付き方を一
方向にしたものである。
また、特開昭51−29149号公報に示されているよ
うに先制a領域部をリング状にすることによって、開口
と対応させるようにしたものがある。これも開口スリッ
トの回転を必要としない。
なお、米国特許第4062619号に開示しであるもの
は、開口スリットを移動させて被検体のコントラストを
変化させるようにしたものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のものは開口スリットの開口を変調
器の各光制御領域に対応させるために、開口スリットを
コンデンサレンズの中で回転させながら芯出しを行なっ
ているが、これは複雑な動作を要し構成の複雑化を招く
外、生産コストのアップを招くという不具合がある。
また、対物レンズを回転させるという方法は、回転機構
を高精度に構成しなければならず、生産効率を上げにく
い外、コストアンプを招くという不具合がある。
また、光制御部材をリング状にするという方法は、コン
デンサレンズの簡素化には寄与するものの、コントラス
ト変化をつけるための手段の複雑化、コストアップを招
くという不具合がある。
また、開口スリットを移動させて被検体のコントラスト
の変化をつけるものは、開口スリットを移動させるため
の構成の複雑化、コストアップを招く。さらに変調コン
トラスト検鏡は、方向性を有したコントラストを生じる
ため、もし一方向にしかスリットが形成していなければ
、被検体を回転させて所望の部位の見やすい位置を探さ
なければならないという不具合がある。
本発明は、上記不具合を解決すべく提案されるもので、
所望の倍率で顕微鏡観察をする場合に被検体のコントラ
ストの方向が一定であり、さらにコントラストを変える
ことができ、さらにコントラストの方向を被検体を回転
させることなく対応させることができ、安価で操作性の
よい顕微鏡を提供することを目的としたものである。
〔課題を解決するための手段および作用〕本発明は、上
記目的を達成するため光源と、その光軸上にリレーレン
ズ、開口スリット、コンデンサレンズ、対物レンズ、変
調器を順次配設し、コンデンサレンズと対物レンズとの
間に被検体を配し、変調器上の開口像に変調コントラス
トをつけることにより、可視像を結像するようにした顕
微鏡において、対物レンズの射出位置にリング状の光制
御部材を有する変調器を設け、コンデンサレンズの入射
瞳位置に前記光制御部材に対応するリング状開口部材を
有する開口スリットを設け、該リング状開口部材近傍に
リング状開口部の開口角度を規制する扇状絞り部材を設
けたことを特徴とする顕微鏡とした。
このようにリング状の光制御部材を設けたことにより、
各倍率でコントラストの方向を一定にでき、リング状開
口部材を設けたことにより、コントラスト方向を可変に
でき、扇状絞り部材を設けたことによりコントラストを
変更できる。
〔実施例〕
以下、本発明の第1実施例を説明すると、第1図は本実
施例に係るコンデンサレンズの断面図である。コンデン
サレンズ1.2.3は、上カバ4によって保持しである
。上カバー4は、下カバ6とともにターレット5をも内
設している。タレット5は、ねじ8によって上下カバー
4.6に固定しである軸7により回転自在に支持しであ
る。
開口スリットは、周知の手段で芯出し可能に支持された
リング状開口部材9と、前記軸7に回転可能に支持され
た開口板1oを有している。なお、ターレット5と開口
板1oは、コンデンサレンズ112.3に対しそれらの
光軸に合わせるように図示されていない手段によって、
固定しである。
第2図は、ターレット5の平面図である。リング状開ロ
部98〜9bは、ターレット5の外側方向からねじ11
により押圧するとともに、内側からはハネ12により付
勢しながら芯出しされている。このようにして形成され
るリング状開口部は、例えば9aは100倍、9bは4
0倍、9Cは20倍、9dは10倍、9eは4倍という
ように各々の倍率に応じたリング状開口部とする。
さらにターレット5には、リング状開口部と共通のリン
グ位置上に明視野用の明るさ絞り13を内設している。
この明るさ絞り13は、ターレット5外側近傍に配設し
であるピン14とリング15を介して回転されながら、
絞り径を可変にしである。
第3図は、開口板10を示したもので、扇状開口部16
a〜16fが開口方向を各々A矢印からF矢印方向に変
わるように形成しである。さらに開口部17は、前記開
口部とは開口角の異なる扇状開口部でA矢印方向に開口
している。孔18は明視野用のものであり、孔19は軸
7嵌入用のものである。
第4図は、開口板10の他の実施例を示したもので、開
口角の異なる扇状開口部を形成したものである。 20
a 、20c と21 a 〜21 c と22a 、
22cはそれぞれ開口角が異なるように形成しであると
ともに、それぞれの開口部における開口方向は変えであ
る。
第5図は、各素子の形状を示したものである。
A段のイ〜トは、対物レンズ射出瞳上に配設した変調器
を示したもので、外周のリング状部23は透過率が中程
度の領域であり、中央部24は透過率が高い領域である
。なお、透過率が小の部分は対物レンズの瞳面の絞りで
代用している。
B段に示したものは、上記に対応する開口スリットのリ
ング状開口部25であり、0段に示したものは、開口板
の扇状開口部26、D段に示したものは、リング状開口
部25と扇状開口部26とを重ね合わせたものであり、
図示のような開口部27となるのである。
そしてE段に示したものは、変調器上の開口像を示した
ものである。
第15図に対応させてイ列のA−Eを見ると、Aは変調
器147に対応し、リング状開口部Bは431に対応し
、扇状開口部Cは432に対応する。そしてリング状開
口部Bは、変調器Aに対応しリング状開口部Bの像は変
調器A上に投影される。扇状開口部Cは、リング状開口
部Bの開口角を規制し、この場合の開口角は60°であ
り変調程度は中程度となる。開口部27は、リング状開
口部25と26とで形成され変調器A上にEに示される
ように開口像を示すこととなるのである。このようにし
て扇状開口部の開口方向(左右方向)に明暗のコントラ
ストが生じる。
0列は、対物レンズを交換した場合を示しており、変調
器への大きさが対物レンズの射出瞳径の変化とともに変
化し、リング状開口部Bの径も変えられるようにしであ
る。しかし、扇状開口部Cの径は変える必要がなく、扇
状開口部Cの開口方向に明暗のコントラストが付く。
一方、扇状開口部の開口角をハ列Cのように(開口角3
0°)すると、コントラストが強くなる。
また、扇状開口部の開口を二列Cのように広くすると(
開口角90°、ホ列Cの場合は180°)コントラスト
が弱くなる。
また、扇状開口部の開口方向をへ列Cのように変えると
、その開口方向(上下方向)に明暗のコントラストが付
く。
コンデンサレンズに扇状開口板を組み合わせることによ
り、同様の効果が得られる。つまり、第3図に示すよう
な開口板19を用いることにより6方向のコントラスト
と、■方向のコントラストの2種のコントラストが得ら
れる。また、第4図に示すような開口板19を用いるこ
とにより2ないし3方向のコントラスト3種が得られる
。そして、これら開口板は対物レンズ毎のリング状開口
部と独立しているために、倍率を変換してもコントラス
トやコントラスト方向は一定した像が得られるのである
第6図は、本発明の第2実施例を示したもので、第1実
施例と対応する個所には同一符号を付した。
本実施例では、ターレット5に明るさ絞りを付設せずに
下カバー6に設けている。この明るさ絞り13は、固定
ピン29と移動ビン30と絞りハネ31を有する可変絞
りであり、可動枠32をレバー33で回転させることに
より径が変化するようにしである。
第7図A−Eは、第1実施例の第5図と同様に各素子の
形状を示したものであるが、本実施例ではこれに可変絞
りFを付加して開口部の幅を変化させるようにしている
。このように開口部の幅を変化させることにより、コン
トラストを変化させることができる。例えば、幅が小さ
くなるとコントラストは強くなり、大きくなると弱くな
る。そして、第3図に示したような扇状開口板10を用
いると、6種の方向にコントラスト方向を変えられる扇
状開口を形成することができ、バリエーションのある観
察が可能となる。
第8図は、本発明の第3実施例に係る開口板10の実施
例である。3つの扇状開口部34.35.36は回転板
37に設けられるとともに、回転軸19を中心に各々光
軸上に配設してあり、この光軸を中心にして各々回転す
るようにしである。開口角906の扇状開口部34はコ
ントラストが小、開口角60°の扇状開口部35はコン
トラストが中、開口角30°の扇状開口部36はコント
ラストが大に対応し、各々が各倍率で任意の方向のコン
トラスト方向を選択できる。
第9図は、本発明の第4実施例を示したものでほぼ第1
実施例のものと同様の構成であるが、開口板の代わりに
スイングアウトできる扇状開口器38を設けている。さ
らに半円の開口を形成した下開口板39と同様の開口を
形成した下開口板4oは、各々360重回転可能であり
、外側から回転調整できるようになっている。
第10図は、各素子を示したもので上下開口板39.4
00重なり状態を変えることで狭い開ロ角度イ列から広
い開ロ角度二列に任意に設定できる。したがって、あら
ゆる方向の種りのコントラスト条件の観察が可能となる
第11図〜第14図は、本発明の第5実施例を示したも
のでほぼ第1実施例と同様の構成であるが、扇状開口部
43は回転板41に設けてあり、各倍率に対応したリン
グ状開口部9a、9b、9cと1:1で対応し、回転す
るようにターレット5に保持され、下板42で支持され
ている。第14図は、変調器と開口の関係を示したもの
だが、A図の変調器は光制御領域44がリング状に全周
の一部にしか存在しない。これに対し、扇状開口部43
は上記光制御領域より狭い角度の開口角度に設定しであ
る。リング状開口部9に1:1で回転可能に保持した回
転板41を用いて、光制御領域44に開口部を合わせた
状態がE図に示したものである。このように変調器の光
制御領域が位置部分の角度にしか存在しないため、各々
の対物レンズによってコントラスト方向の向きが異なる
。しかし、透過率の高い領域45が広いため明るい像が
得られることとなる。
〔発明の効果〕
以上のごとく、本発明によれば各倍率においてリング状
開口部をターレット等により切り換えられるが、開口方
向は扇状開口部により決められるので、コントラストの
方向は一定とすることができる。また、リング状開口部
の芯出しは周知の位相差検鏡用の手段で行えるためコス
ト面で問題となることはない。また、扇状開口部の方向
を変えることにより、コントラスト方向は被検体を回転
させることなく変えることができる。また、リング状開
口部の開口角度を任意に変えることにより、コントラス
トの調整ができる。また、可変絞りによりリング状開口
部の幅を変えることができ、コントラストの調整ができ
る。
したがって、各倍率でのコントラスト方向を一定にし、
さらにコントラスト方向およびコントラスト程度を容易
に調整できる低価格の顕微鏡を提供できることとなった
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例の断面図、第2図は、同
ローレットの平面図、 第3図は、同開口板の平面図、 第4図は、同開口板の他の平面図、 第5図は、同各素子の形状説明図、 第6図は、本発明の第2実施例の断面図、第7図は、同
各素子の形状説明図、 第8図は、本発明の第3実施例に係る開口板の平面図、 第9図は、本発明の第4実施例の断面図、第10図は、
同各素子の形状説明図、 第11図は、本発明の第5実施例の断面図、第12図は
、同ローレットの平面図、 第13図は、同開口板の平面図、 第14図は、同各素子の形状説明図、 第15図は、本発明に係る基本光学系の概要図、第16
図〜第21図は、従来技術に係る説明図である。 1.2.3・・・コンデンサレンズ 4・・・上カバー 5・・・ターレット 6・・・下カバー 7・・・軸 8・・・ねじ 9・・・リング状開口部材 10・・・開口板 第2図 ト へ ボ 図 第7図 第8図 36 第9図 第11図 第12図 第10図 ハ イ 第15図 /13

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、光源と、その光軸上にリレーレンズ、開口スリット
    、コンデンサレンズ、対物レンズ、変調器を順次配設し
    、コンデンサレンズと対物レンズとの間に被検体を配し
    、変調器上の開口像に変調コントラストをつけることに
    より、可視像を結像するようにした顕微鏡において、 対物レンズの射出瞳位置にリング状の光制 御領域部材を有する変調器を設け、コンデンサレンズの
    入射瞳位置に前記光制御領域部材に対応するリング状開
    口部材を有する開口スリットを設け、該リング状開口部
    材近傍にリング状開口部の開口角度を規制する扇状絞り
    部材を設けたことを特徴とする顕微鏡。
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