JP5337443B2 - ズボンおよびその製造方法 - Google Patents

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本発明は、ズボン及びその製造方法に関し、特に、運送業の配達員などが着用するのに適したものに係わる。
この種のズボンは、一般に左右一対の前身頃と左右一対の後身頃とから主に構成されている。また、特許文献1に示されるように、前身頃と後身頃に加えて内股部分に襠部を追加したものもある。
特開2001−192909号公報
ところで、前身頃と後身頃だけで構成したズボンは、見た目はスマート(いわゆる「シルエット」が良いと言う)であるが、開脚運動性に劣る。また、内股部分に襠部を追加した特許文献1に記載のズボンは、開脚運動性には優れるが、単に襠部を追加しただけであるのでスマートさに欠ける。特に運送業の配達員などが着用する作業用のズボンは、だぶついていると危険でもある。
本発明は、上記事情を考慮し、見た目がスマートであり、しかも開脚運動性に優れたズボン、および、その製造方法を提供することを目的とする。
請求項1の発明のズボンは、左右それぞれの前身頃の股内側側縁と後身頃の股内側側縁とを接合すると共に、前身頃の股外側側縁と後身頃の股外側側縁とを接合することにより構成されたズボンにおいて、前記前身頃の股内側側縁と後身頃の股内側側縁の位置を、少なくとも開脚時に伸縮しにくい位置までそれぞれ前側と後側にずらして設定し、それらずらした位置にある前身頃の股内側側縁と後身頃の股内側側縁の間のスペースに襠部を介在させ、該襠部の前後方向における中央部の丈方向寸法を、位置をずらす前の前記前身頃の股内側側縁と後身頃の股内側側縁の丈方向寸法よりも長く設定した上で、前記襠部の前側側縁と前記前身頃の股内側側縁とを縫い合わせると共に、前記襠部の後側側縁と前記後身頃の股内側側縁とを縫い合わせたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のズボンにおいて、前記前身頃および前記後身頃の各股内側側縁と前記襠部の縫い目の位置が、前方および後方から見た際に股内側の目立ちにくい位置にあることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載のズボンにおいて、前記前身頃および前記後身頃の各股内側側縁と前記襠部の縫い目の位置が、閉脚時と開脚時で内股側の皮膚の伸縮が多い位置と少ない位置の境界に設定されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のズボンおいて、前記襠部は、少なくとも股下部分において両足側が縫い目無しで一体に構成されていることを特徴とする。
請求項5の発明のズボンの製造方法は、型紙に従い材料布より前身頃と後身頃を裁断し、左右それぞれの前身頃の股内側側縁と後身頃の股内側側縁とを接合し、前身頃の股外側側縁と後身頃の股外側側縁とを接合してズボンを製造する方法において、前記型紙の段階で、前記前身頃の型紙の股内側側縁と前記後身頃の型紙の股内側側縁の位置を、開脚時に大きく伸縮する領域と伸縮しにくい領域との境界線の位置で前記型紙を裁断することにより、前記境界線の位置までそれぞれ前側と後側にずらして設定し、前記裁断により前記前身頃の型紙より切り離された第1片と前記後身頃の型紙より切り離された第2片の前後側縁が曲線を描く膝上側の部分を、それぞれ上下方向に複数の小片に多分割し、前記第1片側の複数の小片を、前記第1片の前側側縁の丈方向寸法を維持しつつ、各小片の後側側縁が前記第1片の裾から直上する線上に並ぶように置き直すことで、前記第1片の形状を修正し、前記第2片側の複数の小片を、前記第2片の後側側縁の丈方向寸法を維持しつつ、各小片の前側側縁が前記第2片の裾から直上する線上に並ぶように置き直すことで、前記第2片の形状を修正し、修正後のそれぞれ直線上に位置する前記第1片の後側側縁と前記第2片の前側側縁とを合わせて前記第1片と第2片を合体した上で、前身頃および後身頃との縫い合わせ部分の寸法修正を加えることにより、前記ずらした位置にある前身頃の型紙の股内側側縁と後身頃の型紙の股内側側縁の間のスペースに嵌まる襠部の型紙を形成し、それら型紙に従い材料布より前身頃と後身頃と襠部とを裁断し、左右それぞれの前身頃の股内側側縁と襠部の前側側縁とを縫い合わせ、後身頃の股内側側縁と襠部の後側側縁とを縫い合わせ、更に前身頃の股外側側縁と後身頃の股外側側縁とを縫い合わせることによりズボンを製造することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、それぞれ前側と後側に位置をずらして設定した前身頃の股内側側縁と後身頃の股内側側縁の間に襠部を介在させ、その襠部の前後方向中央部の丈方向寸法を、位置をずらす前の前身頃の股内側側縁と後身頃の股内側側縁の丈方向寸法よりも長く設定したので、見た目のスマートさを保ちつつ、良好な開脚運動性を発揮することができる。
請求項2の発明によれば、前身頃および後身頃の各股内側側縁と襠部の縫い目の位置を、前方および後方から見た際に股内側の目立ちにくい位置に設定したので、見た目を良くすることができる。
請求項3の発明によれば、開脚時には襠部によって突っ張り感が出ないため、開脚運動性を確実に向上させることができる。また、襠部の範囲をできるだけ内股の領域に留めることができ、縫い目を目立たないようにすることができる。
請求項4の発明によれば、縫い目が股間部に位置しないため、縫い目によるごわごわ感(こわばり感)を無くすことができる。
請求項5の発明によれば、請求項1の発明のズボンを容易に製造することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は実施形態のズボンの正面図、図2は同ズボンの後面図、図3は同ズボンの上半部の左側から見た側面図、図4は同ズボンの左足部分を右足部分の上に股下位置で折り曲げて重ねた状態を示す要部構成図、図5は同ズボンの着用時における図3のA−A線に沿う断面図、図6は同ズボンを構成する前身頃と後身頃と襠部の構成を示す平面図、図7は前身頃と後身頃だけでズボンを構成する一般の場合の右足部分の型紙の平面図、図8〜図13は図7の型紙を元に襠部の型紙を作成する場合の手順を示す図で、図8は最初の工程を示す図、図9は図8の次の工程を示す図、図10は図9の次の工程を示す図、図11は図10の次の工程を示す図、図12は図11の次の工程を示す図、図13は図8〜図12までの工程で得られた本実施形態のズボンの右足部分の型紙の構成を示す平面図である。
図1、図2に示すように、このズボン10は、左右一対の前身頃11と、左右一対の後身頃12と、内股側の襠部13とを縫い合わせたものである。襠部13は、右足部分10Rの裾から左足部分10Lの裾まで連続して設けられている。
図3に示すように、前身頃11の股内側側縁11aと後身頃12の股内側側縁12aの位置は、開脚時に大きく伸縮する領域と伸縮しにくい領域との境界線P(図8参照)の位置までそれぞれ前側と後側にずらして設定されている。図中Qで示す線は、襠部13を追加しない従来の場合の前身頃の股内側側縁と後身頃の股内側側縁との縫い目の位置である。なお、図3の左側は前側F、右側は後側Rである。
襠部13は、前側と後側にずらした位置にある前身頃11の股内側側縁11aと後身頃12の股内側側縁12aの間のスペースに介在されており、この襠部13の前後方向中央部の腿上部の丈方向寸法L2は、位置をずらす前の前身頃の股内側側縁と後身頃の股内側側縁の位置(Qの位置)における腿上部の丈方向寸法L1よりも長く設定されている。これにより、図4に示すように、襠部13の股下中央部分の開脚方向の長さL3が従来のものよりも長くなっている。
そして、図6に示すように、裁断された3パーツ13A,13B,13Cからなる襠部13を縫い合わせて一体の襠部13を作製し、この襠部13と同じく裁断された前身頃11と後身頃12とを縫い合わせることで、実施形態のズボン10が作製されている。即ち、左右それぞれの襠部13の前側側縁13aと前身頃11の股内側側縁11aとを縫い目22にて縫い合わせると共に、襠部13の後側側縁13bと後身頃12の股内側側縁12aとを縫い目23にて縫い合わせ、左右の前身頃11の股外側側縁11bと後身頃12の股外側側縁12bとを図示しない縫い目で縫い合わせ、更に、左右の前身頃11の胴部同士をチャック部材(図示せず)を介して縫い合わせ、左右の後身頃12の胴部同士を縫い目21で縫い合わせて胴部を拵えることにより、実施形態のズボン10が作製されている。
この縫い合わせた状態で、前身頃11および後身頃12の各股内側側縁11a、12aと襠部13の縫い目22、23の位置が、前方および後方から見た際に股内側の目立たない位置にある。又、前身頃11および後身頃12の各股内側側縁11a,12aと襠部13の縫い目22,23の位置は、閉脚時と開脚時で内股側の皮膚の伸縮が多い位置と少ない位置の境界に設定されている。つまり、この実施形態では双方の条件が一致する位置となっている。
また、襠部13は、少なくとも股下部分において両足側が縫い目無しで一体に構成されており、ここでは、股下部分131が一体の連続布で形成され、それに連なる腿下部分132が、縫い目24にて別の布を継いで構成されている。
次に、このズボン10を得るための製造方法について説明する。
最終的には、図6に示すような形状に布を裁断して縫製するのであるが、まず、型紙を作る手順について、図7〜図13を参照しながら述べる。ここでは、右足側の型紙だけを図に示して説明する。また、型紙と布の符号を同一にして説明する。
最初に、前身頃と後身頃だけでズボンを構成する従来の場合の型紙を用意する。図7は従来の型紙を示し、11は前身頃で、11aは股内側側縁、11bは股外側側縁、12は後身頃で、12aは股内側側縁、12bは股外側側縁である。
この型紙の段階で、図8に示すように、前身頃11および後身頃12の開脚時に大きく伸縮する領域S2と伸縮しにくい領域S2との境界線Pを決定する。
次に、図9に示すように、その境界線Pで型紙をカット(裁断)し、前身頃11の型紙の股内側側縁11aと、後身頃12の型紙の股内側側縁12aの各位置を、カットした位置に新たに設定する。つまり、開脚時に大きく伸縮する領域S2と伸縮しにくい領域S1との境界線Pの位置で型紙を裁断することにより、境界線Pの位置まで、前身頃11の股内側側縁11aと、後身頃12の股内側側縁12aの位置をそれぞれ前側と後側にずらす。
次に、図10に示すように、カットにより前身頃11の型紙より切り離された第1片111と後身頃12の型紙より切り離された第2片112の前後側縁が曲線を描く膝上側の部分を、それぞれ上下方向に複数の小片111a、112aに多分割する。
そして、図11に示すように、第1片111側の複数の小片111aを、第1片111の前側側縁111cの丈方向寸法を維持しつつ、各小片111の後側側縁111dが第1片111の裾Eから直上する線R1上に並ぶように置き直すことで、第1片111の形状を修正する。つまり、各小片111aの図中K1点を基点として、直線R1上に後側側縁111dが並ぶように、小片111aを置き直すことで、第1片111の形状を修正する。
また、同様に、第2片112側の複数の小片112aを、第2片112の後側側縁112cの丈方向寸法を維持しつつ、各小片111の前側側縁112dが第2片112の裾Eから直上する線R2上に並ぶように置き直すことで、第2片112の形状を修正する。つまり、各小片112aの図中K2点を基点として、直線R2上に前側側縁112dが並ぶように、小片112aを置き直すことで、第2片112の形状を修正する。
次いで、図12および図13に示すように、修正後のそれぞれ直線R1、R2上に位置する第1片111の後側側縁111dと第2片112の前側側縁112dとを合わせて第1片111と第2片112を合体した上で、前身頃11および後身頃12との縫い合わせ部分の寸法修正102〜103を上部に加えることにより、ずらした位置にある前身頃11の型紙の股内側側縁11aと後身頃12の型紙の股内側側縁12aの間のスペースに嵌まる襠部13の型紙を形成する。
そして、それら型紙に従い材料布より前身頃11と後身頃12と襠部13とを裁断し、左右それぞれの前身頃11の股内側側縁11aと襠部13の前側側縁13aとを縫い合わせ、後身頃12の股内側側縁12aと襠部13の後側側縁13bとを縫い合わせ、更に前身頃11の股外側側縁11bと後身頃12の股外側側縁12bとを縫い合わせた上で、左右の前身頃11と後身頃12を縫い合わせて胴部を拵えることにより、ズボン10を作製する。
このように作製したズボン10によれば、それぞれ前側と後側に位置をずらして設定した前身頃11の股内側側縁11aと後身頃12の股内側側縁12aの間のスペースに襠部13を介在させ、その襠部13の前後方向中央部の丈方向寸法L2を、位置をずらす前の前身頃の股内側側縁と後身頃の股内側側縁の丈方向寸法L1よりも長く設定しているので、見た目のスマートさを保ちつつ、良好な開脚運動性を発揮することができる。即ち、図5に示すように、内股部分に余裕を持たせることができ、開脚運動性を向上させることができる。尚、図5では、襠部13の寸法を明確化のため誇張して表示してある。
また、前身頃11および後身頃12の各股内側側縁11a、12aと襠部13の縫い目の位置を、前方および後方から見た際に股内側に隠れる位置に設定しているので、見た目を良くすることができる。また、前身頃11および後身頃12の各股内側側縁11a,12aと襠部13の縫い目22,23の位置を、閉脚時と開脚時で内股側の皮膚の伸縮がある位置とない位置の境界に設定しているので、閉脚時には襠部13によって突っ張り感が出ないため、開脚運動性を確実に向上させることができる。また、襠部13の範囲をできるだけ内股の領域に留めることができ、縫い目22、23を目立たないようにすることができる。また、このズボン10では、襠部13の繋ぎ用の縫い目24が股間部に位置しないため、縫い目24によるごわごわ感(こわばり感)を無くすことができる。
本発明の実施形態のズボンの正面図である。 同ズボンの後面図である。 同ズボンの上半部の左側から見た側面図である。 同ズボンの左足部分を右足部分の上に股下位置で折り曲げて重ねた状態を示す要部構成図である。 同ズボンの着用時における図3のA−A線に沿う断面図でる。 同ズボンを構成する前身頃と後身頃と襠部の構成を示す平面図である。 前身頃と後身頃だけでズボンを構成する一般の場合の右足部分の型紙の平面図である。 図7の型紙を元に襠部の型紙を作成する場合の手順の最初の工程を示す図である。 図8の次の工程を示す図である。 図9の次の工程を示す図である。 図10の次の工程を示す図である。 図11の次の工程を示す図である。 図8〜図12までの工程で得られた本実施形態のズボンの右足部分の型紙の構成を示す平面図である。
符号の説明
10 ズボン
11 前身頃
11a 股内側側縁
11b 股外側側縁
12 後身頃
12a 股内側側縁
12b 股外側側縁
13 襠部
13a 前側側縁
13b 後側側縁
22,23 縫い目
111 第1片
111a 小片
111c 前側側縁
111d 後側側縁
112 第2片
112a 小片
112c 後側側縁
112d 前側側縁
R1 第1片の裾から直上する線
R2 第2片の裾から直上する線
P 境界線
E 裾

Claims (5)

  1. 左右それぞれの前身頃の股内側側縁と後身頃の股内側側縁とを接合すると共に、前身頃の股外側側縁と後身頃の股外側側縁とを接合することにより構成されたズボンにおいて、
    前記前身頃の股内側側縁と後身頃の股内側側縁の位置を、少なくとも開脚時に伸縮しにくい位置までそれぞれ前側と後側にずらして設定し、それらずらした位置にある前身頃の股内側側縁と後身頃の股内側側縁の間のスペースに襠部を介在させ、該襠部の前後方向における中央部の丈方向寸法を、位置をずらす前の前記前身頃の股内側側縁と後身頃の股内側側縁の丈方向寸法よりも長く設定した上で、前記襠部の前側側縁と前記前身頃の股内側側縁とを縫い合わせると共に、前記襠部の後側側縁と前記後身頃の股内側側縁とを縫い合わせたことを特徴とするズボン。
  2. 請求項1に記載のズボンにおいて、
    前記前身頃および前記後身頃の各股内側側縁と前記襠部の縫い目の位置が、前方および後方から見た際に股内側の目立ちにくい位置にあることを特徴とするズボン。
  3. 請求項1に記載のズボンにおいて、
    前記前身頃および前記後身頃の各股内側側縁と前記襠部の縫い目の位置が、閉脚時と開脚時で内股側の皮膚の伸縮が多い位置と少ない位置の境界に設定されていることを特徴とするズボン。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のズボンおいて、
    前記襠部は、少なくとも股下部分において両足側が縫い目無しで一体に構成されていることを特徴とするズボン。
  5. 型紙に従い材料布より前身頃と後身頃を裁断し、左右それぞれの前身頃の股内側側縁と後身頃の股内側側縁とを接合し、前身頃の股外側側縁と後身頃の股外側側縁とを接合してズボンを製造する方法において、
    前記型紙の段階で、
    前記前身頃の型紙の股内側側縁と前記後身頃の型紙の股内側側縁の位置を、開脚時に大きく伸縮する領域と伸縮しにくい領域との境界線の位置で前記型紙を裁断することにより、前記境界線の位置までそれぞれ前側と後側にずらして設定し、
    前記裁断により前記前身頃の型紙より切り離された第1片と前記後身頃の型紙より切り離された第2片の前後側縁が曲線を描く膝上側の部分を、それぞれ上下方向に複数の小片に多分割し、
    前記第1片側の複数の小片を、前記第1片の前側側縁の丈方向寸法を維持しつつ、各小片の後側側縁が前記第1片の裾から直上する線上に並ぶように置き直すことで、前記第1片の形状を修正し、
    前記第2片側の複数の小片を、前記第2片の後側側縁の丈方向寸法を維持しつつ、各小片の前側側縁が前記第2片の裾から直上する線上に並ぶように置き直すことで、前記第2片の形状を修正し、
    修正後のそれぞれ直線上に位置する前記第1片の後側側縁と前記第2片の前側側縁とを合わせて前記第1片と第2片を合体した上で、前身頃および後身頃との縫い合わせ部分の寸法修正を加えることにより、前記ずらした位置にある前身頃の型紙の股内側側縁と後身頃の型紙の股内側側縁の間のスペースに嵌まる襠部の型紙を形成し、
    それら型紙に従い材料布より前身頃と後身頃と襠部とを裁断し、左右それぞれの前身頃の股内側側縁と襠部の前側側縁とを縫い合わせ、後身頃の股内側側縁と襠部の後側側縁とを縫い合わせ、更に前身頃の股外側側縁と後身頃の股外側側縁とを縫い合わせることによりズボンを製造することを特徴とするズボンの製造方法。
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