JP6453809B2 - ショーツ等の衣料 - Google Patents

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JP6453809B2 JP2016102527A JP2016102527A JP6453809B2 JP 6453809 B2 JP6453809 B2 JP 6453809B2 JP 2016102527 A JP2016102527 A JP 2016102527A JP 2016102527 A JP2016102527 A JP 2016102527A JP 6453809 B2 JP6453809 B2 JP 6453809B2
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本発明は、ショーツ、パンツ、水着、レオタード、ブリーフ、メンズタイツ、レディースタイツ等の衣料に係り、より詳しくは、特にヒップ下部の膨らみ体形へのフィット性に優れ、歩行時や屈み姿勢時等においてヒップ裾ラインがずり上がるのを防止し快適な履き心地のショーツ等の衣料に関する。
従来、この種のショーツ等の衣料においては、体形がウェストよりもヒップが大きいことから、一般的にウェスト周りよりもヒップ周りが大きいパターン(カッティング方法)が採用されている。すなわち、ショーツ等の衣料の展開状態において、例えば、図8〜図11に示すように、前面覆い部分(前身頃)1の左右方向中央部を上下方向に通る前中心線S1に対し、背面覆い部分(後身頃)2の左右方向中央部を上下方向に通る後中心線S2がこの後中心線S2の下方延長線を前中心線S1の下方延長線より次第に遠ざける下方広がりの状態になるように設定されている(例えば、特許文献1〜4参照。)。なお、図8〜図11の各図において、3は前面覆い部分1の下端の内股前部と背面覆い部分2の下端の内股後部との間に配設されるまち部を示す。図8は特許文献1に記載のパンティの前身頃1、後身頃2、及びまち部3の展開平面図を、図9は特許文献2に記載のショーツの前身頃1、後身頃2、及びまち部3の展開平面図を、図10は特許文献3に記載のショーツの前身頃1、後身頃2、及びまち部3の展開平面図を、図11は特許文献4に記載のショーツの前身頃1の左右側縁に後身頃の左半分2aおよび右半分2bがそれぞれ一体に形成された身頃の展開平面図をそれぞれ示すものである。
特開昭57−205501号公報(第1図) 特開平7−207502号公報(図3) 特開2000−325396号公報(図1) 特開平11−347067号公報(図3)
確かに、ヒップ体形においてヒップ頂上部は広いので、ヒップ頂上部と対応するショーツ等の衣料のヒップ頂上部該当部位までは上記のように前面覆い部分(前身頃)1の前中心線S1に対して背面覆い部分(後身頃)2の後中心線S2が下方広がりの状態になるように設定されていてもよい。しかしながら、ヒップ体形においてヒップ下部(ヒップ下部の膨らみ体形)は球の下半分の形状に近いので、ヒップ下部と対応するショーツ等の衣料のヒップ下部該当部位において、前面覆い部分(前身頃)1の前中心線S1に対して背面覆い部分(後身頃)の後中心線S2が下方広がりの状態ではヒップ下部へのフィット性に欠け、このため、直立姿勢から椅子に座る姿勢や腰を曲げたり、屈む姿勢等に変えたりしたときにヒップ裾ライン(足口内周のほぼ後ろ半分)がずり上がり、また直立姿勢時にショーツ等の衣料のヒップ下部や臀溝部に相当する個所に弛み皺やだぶつきが発生しやすいという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、上記のようなショーツ等の衣料においてヒップ下部へのフィット性の向上、ヒップ裾ラインのずり上がり防止の確実性を図ることのできるショーツ等の衣料を提供することにある。
本発明のショーツ等の衣料は、請求項1に記載のように、発明の内容を理解し易くするために図1〜3に付した符号を付けて説明すると、
下端に足繰り形成部(15)を左右対称に上方へ向けて入り込む湾状に形成し下腹部を覆う伸縮性を有する前面覆い部分(11)と、臀部を包み込んで覆う伸縮性を有する背面覆い部分(12)とを有する身頃(14)と、前記前面覆い部分(11)と前記背面覆い部分(12)との間に配設され股間部を覆う身頃と一体型のまち部(13)とを備えており、
前記身頃(14)は、前記前面覆い部分(11)の左右両側に前記背面覆い部分(12)の左半分および右半分が形成されて、前記背面覆い部分(12)の左半分の左側縁と前記背面覆い部分(12)の右半分の右側縁との縫合部を有する筒状であり、
前記身頃(14)は、前記背面覆い部分(12)の左右方向中央部を上下方向に通る後中心線(S2)に沿って開いた展開状態において、臀部の頂上部よりも上側から下端部にわたる範囲に対応する臀部の包み込み部分の領域で、前記前面覆い部分(11)の左右方向中央部を上下方向に通る前中心線(S1)に対し、前記背面覆い部分(12)の後中心線(S2)がこの後中心線(S2)の下方延長線を前中心線(S1)の下方延長線に近付ける下方窄まりの状態に設定されていることに特徴を有するものである。
本発明のショーツ等の衣料は、請求項2に記載のように、発明の内容を理解し易くするために図1〜3に付した符号を付けて説明すると、
下端に足繰り形成部(15)を左右対称に上方へ向けて入り込む湾状に形成し下腹部を覆う伸縮性を有する前面覆い部分(11)と、臀部を包み込んで覆う伸縮性を有する背面覆い部分(12)とを有する筒状の身頃(14)と、前記前面覆い部分(11)と前記背面覆い部分(12)との間に配設され股間部を覆う身頃と一体型のまち部(13)とを備えており、
前記身頃(14)は、前記背面覆い部分(12)の左右方向中央部を上下方向に通る後中心線(S2)の箇所のほか、周方向の少なくとも一箇所(S1,X1,X2,Y1,Y2)においてそれぞれ縫合部を有する筒状であり、
前記身頃(14)は、前記背面覆い部分(12)の後中心線(S2)に沿って開いた展開状態において、臀部の頂上部よりも上側から下端部にわたる範囲に対応する臀部の包み込み部分の領域で、前記前面覆い部分(11)の左右方向中央部を上下方向に通る前中心線(S1)に対し、前記背面覆い部分(12)の後中心線(S2)がこの後中心線(S2)の下方延長線を前中心線(S1)の下方延長線に近付ける下方窄まりの状態に設定されていることに特徴を有するものである。
また、本発明のショーツ等の衣料は、請求項3に記載のように、発明の内容を理解し易くするために図4〜6に付した符号を付けて説明すると、
下端に足繰り形成部(15)を左右対称に上方へ向けて入り込む湾状に形成し下腹部を覆う伸縮性を有する前面覆い部分(11)と、臀部を包み込んで覆う伸縮性を有する背面覆い部分(12)とを有する身頃(14)と、前記前面覆い部分(11)と前記背面覆い部分(12)との間に配設され股間部を覆う身頃と一体型のまち部(13)とを備えており、
前記身頃(14)は、前記前面覆い部分(11)の左右両側に背面覆い部分(12)が一体に連続して設けられた筒状であり、
前記身頃(14)は、前記背面覆い部分(12)の左右方向中央部を上下方向に通る後中心線(S2)に沿って開いた展開状態において、臀部の頂上部よりも上側から下端部にわたる範囲に対応する臀部の包み込み部分の領域で、前記前面覆い部分(11)の左右方向中央部を上下方向に通る前中心線(S1)に対し、前記背面覆い部分(12)の後中心線(S2)がこの後中心線(S2)の下方延長線を前中心線(S1)の下方延長線に近付ける下方窄まりの状態に設定されていることに特徴を有するものである。
また、本発明のショーツ等の衣料は、請求項4に記載のように、発明の内容を理解し易くするために図7に付した符号を付けて説明すると、
下端に足繰り形成部(15)を左右対称に上方へ向けて入り込む湾状に形成し下腹部を覆う伸縮性を有する前面覆い部分(11)と、臀部を包み込んで覆う伸縮性を有する背面覆い部分(12)とを有する筒状の身頃(14)と、前記前面覆い部分(11)と前記背面覆い部分(12)との間に配設され股間部を覆う身頃と一体型のまち部(13)とを備えており、
前記身頃(14)は、前記背面覆い部分(12)の左右方向中央部を上下方向に通る後中心線(S2)以外の周方向の少なくとも一箇所(S1,X1,X2,Y1,Y2)において縫合部を有する筒状であり、
前記身頃(14)は、前記背面覆い部分(12)の後中心線(S2)に沿って開いた展開状態において、臀部の頂上部よりも上側から下端部にわたる範囲に対応する臀部の包み込み部分の領域で、前記前面覆い部分(11)の左右方向中央部を上下方向に通る前中心線(S1)に対し、前記背面覆い部分(12)の後中心線(S2)がこの後中心線(S2)の下方延長線を前中心線(S1)の下方延長線に近付ける下方窄まりの状態に設定されていることに特徴を有するものである。
上記構成によると、筒状に形成された身頃(14)は、背面覆い部分(12)の左右方向中央部を上下方向に通る後中心線(S2)に沿って開いた展開状態において、臀部の頂上部よりも上側から下端部にわたる範囲に対応する臀部の包み込み部分の領域で、前面覆い部分(11)の前中心線(S1)に対し、背面覆い部分(12)の後中心線(S2)がこの後中心線(S2)の下方延長線を前中心線(S1)の下方延長線に近付ける下方窄まりの状態に設定されているので、ショーツ等の衣料のヒップ下部該当部位周りをヒップ下部体形にフィットすべく絞ることができ、ヒップ下部体形の半球形状の下半分にフィットし、つまり背面覆い部分の下部がヒップ下部の膨らみ体形にぴったり合って該下半分を絞り込むように深く包み込むことができ、また直立姿勢時にショーツ等の衣料のヒップ下部や臀溝部に相当する個所に弛み皺やだぶつきが発生することが無くなり、美しいヒップ裾ラインを出すことができる。しかも、請求項1〜4の構成の記載から明らかなとおり、身頃(14)を筒状に形成するにあたり、縫合箇所の数、縫合位置、縫合ラインの形状などに制約がなくなって自由に選択することができるほか、縫合をなくすこともでき、身頃(14)の外観デザインの自由度を向上させることができる。
本発明の一実施例を示すショーツの正面図である。 同ショーツの背面図である。 同ショーツの身頃及びまち部の展開平面図である。 本発明の他の実施例を示し、背面覆い部分12の後中心線S2に沿って開いた身頃及びまち部の展開平面図である。 図4のパンツの正面図である。 図4のパンツの後方斜視図である。 本発明のさらに他の実施例を示し、背面覆い部分12の後中心線S2に沿って開いた身頃及びまち部の展開平面図である。 従来例のパンティの前身頃、後身頃、及びまち部の展開平面図である。 他の従来例のショーツの前身頃、後身頃、及びまち部の展開平面図である。 更に他の従来例のショーツの前身頃、後身頃、及びまち部の展開平面図である。 更に又、他の従来例のショーツの前身頃に後身頃を一体に形成した身頃の展開平面図である。
本発明の好適な実施形態を図面に基づき説明する。
図1〜3において、本発明の衣料の一実施例を示すショーツ10は、下腹部を覆う前面覆い部分11と、この前面覆い部分11と一体に形成され臀部を覆う背面覆い部分12とを有する身頃14と、前面覆い部分11と背面覆い部分12との間に配設されて股間部を覆う身頃と一体型のまち部13とを主要構成部材としてなる。身頃14の前面覆い部分11及び背面覆い部分12と、まち部13はストレッチ生地からなる。
図3のように前面覆い部分11は、足繰り形成部15を左右対称に上方へ向けて入り込む湾状に形成している。足繰り形成部15の内周上のほぼ後ろ半分のヒップ裾ライン15aは前面覆い部分11の左右方向中央部を上下方向に通る前中心線S1に向けて突出する凸形の円弧状の曲縁に形成している。
前面覆い部分11はこれの左右両側にそれぞれ背面覆い部分12の左半分12aおよび右半分12bがそれぞれ一体に形成される。
身頃14は、背面覆い部分12の左右方向中央部を上下方向に通る後中心線S2に沿って開いた展開状態において、前面覆い部分11の左右方向中央部を上下方向に通る前中心線S1に対し、背面覆い部分12の後中心線S2がこの後中心線S2の下方延長線を前中心線S1の下方延長線に近づける下方窄まりの状態となるように設定されている。なお、背面覆い部分12の左半分12aの左側縁12a−1と背面覆い部12の右半分12bの右側縁12b−1とは、図3において実線で示すように背面覆い部分12の後中心線S2と合致する直線状に形成して下窄まりにしているが、このように直線状に形成する場合に限られず、この直線状に代えて、例えば左側縁12a−1のほぼ下半部分及び右側縁12b−1のほぼ下半部分はヒップ下部体形の曲線に可及的に沿うように外方凸形の緩やかな円弧状の曲縁よりなる下窄まりであってもよい。
このように裁断された身頃14は、図2に示すように背面覆い部分12の左半分12aの左側縁12a−1と背面覆い部12の右半分12bの右側縁12b−1とを縫い合わせることで筒状に形成し、背面覆い部分12の左半分12a及び右半分12bの各下端17とまち部13をつなぐことにより、図1に示すように左右の足繰り形成部15とまち部13の左右の端縁18とで左右の足口19が形成される。
身頃14の前面覆い部分11及び背面覆い部分12のウェスト部20,21、および足口19まわりにはそれぞれ、やや幅広のストレッチレース、生地、ゴム(幅の狭いタイプは効果が少ない)等の伸縮性帯状材22を縫い付ける。
上記のように縫製されたショーツ10は、身頃14の筒状形成時、背面覆い部分12の後中心線S2に沿って開いた展開状態で、前面覆い部分11の前中心線S1に対し、背面覆い部分12の後中心線S2がこの後中心線S2の下方延長線を前中心線S1の下方延長線に近付ける下方窄まりの状態に設定したので、未着用状態でヒップ部裾周りを絞るように立体的に作ることができる。したがって、着用時にはヒップ下部体形にフィットし、ヒップ裾ライン15aがヒップの臀溝部にフィットしてヒップ下部を深く十分に包み込むことができることになり、人が直立姿勢から椅子に座る姿勢や腰を曲げたり、屈む姿勢等に変えたりしたときに生じるヒップ裾ライン15aのずり上がりをよく防止できる。また、直立姿勢時にショーツ等の衣料のヒップ下部や臀溝部に相当する個所に弛み皺やだぶつきが発生することも無くなり、美しいヒップ裾ラインを出すことができる。
上記展開状態において、前面覆い部分11の前中心線S1に対し、背面覆い部分12の後中心線S2がこの後中心線S2の下方延長線を前中心線S1の下方延長線に近付ける下方窄まりの状態となるように設定されていると、ヒップ部分および足回りの寸法はバイアス方向に確保することになるが、前面覆い部分11、背面覆い部分12、まち部13がストレッチ生地からなるので、着用に支障を来たすようなことはない。
なお、上記実施例において、図3に示す身頃(14)は、前面覆い部分(11)の左右両側に背面覆い部分(12)の左半分および右半分が一体に形成されて、前記背面覆い部分(12)の左半分の左側縁と前記背面覆い部分(12)の右半分の右側縁とを縫合することにより筒状に形成したが、これに限らずに、次のように構成してもよい。
すなわち、身頃(14)は、背面覆い部分(12)の後中心線(S2)の箇所の縫合のほか、前面覆い部分(11)の前中心線(S1)の箇所、あるいは図3の点線で示すように前面覆い部分(11)の左右両側(X1,X2またはY1,Y2)の箇所、あるいはその他の適宜の箇所で縫合する身頃であってもよい。
要するに、身頃(14)は、背面覆い部分(12)の後中心線(S2)の箇所のほか、周方向において少なくとも一箇所(S1,X1,X2,Y1,Y2 )縫合され、かつ、背面覆い部分(12)の後中心線(S2)に沿って開いた展開状態において、前面覆い部分(11)の前中心線(S1)に対し、背面覆い部分(12)の後中心線(S2)がこの後中心線(S2)の下方延長線を前中心線(S1)の下方延長線に近付ける下方窄まりの状態に設定されていればよいものである。
また、本発明の対象とする衣料は、図3に示す身頃(14)に限らず、図4〜図6に示すような身頃(14)であってもよい。
すなわち、図4に示す身頃(14)は、前記前面覆い部分(11)の左右両側に前記背面覆い部分(12)が一体に設けられて図5及び図6に示すように縫合箇所のない筒状に形成する身頃であってもよい。
このような身頃(14)であっても、図4に示すように、背面覆い部分(12)の後中心線(S2)に沿って切り、これを開いた展開状態において、前面覆い部分(11)の前中心線(S1)に対し、背面覆い部分(12)の後中心線(S2)がこの後中心線(S2)の下方延長線を前中心線(S1)の下方延長線に近付ける下方窄まりの状態に設定されていれば、上記図1〜3に示すショーツと同様の作用効果が得られるものである(なお、この図5及び図6に示すパンツは、太股覆い部分24をそれぞれ縫合させる構成のものを示している。)
また、上記まち部13は、前面覆い部分11に連続させて一体に設ける身頃と一体型のまち部にしたが、本発明の対象とする衣料はこれに限られず、図面中の符号16の引出線の先端の高さのところを前面覆い部分11とまち部13の境として分断し、この前面覆い部分11の下端16の位置でまち部13とは縫合として、背面覆い部分12の下端17にまち部13を連続させて一体に設ける身頃と一体型のまち部でもよいし、まち部13は前面覆い部分11の下端16と背面覆い部分12の下端17の双方に連続させて設ける身頃と一体型のまち部でもよいものである。
上記まち部13が、前面覆い部分11の下端16と背面覆い部分12の下端17の双方に連続させて設ける身頃と一体型のまち部の場合は、図7に示すように、身頃(14)は、前面覆い部分(11)の前中心線(S1)の箇所においても、背面覆い部分(12)の後中心線(S2)の箇所においても一体に形成して縫合しないようにするほうが作りやすく好ましい。そして、図7中の点線で示すように、前面覆い部分(11)の左右両側(X1,X2)または背面覆い部分(12)の左右両側(Y1,Y2)の箇所で少なくとも縫合するようにするのが好ましい。
要するに、この場合においても、身頃(14)は、背面覆い部分(12)の後中心線(S2)以外の周方向の箇所で縫合され、かつ、背面覆い部分(12)の後中心線(S2)に沿って切り開いた展開状態において、前面覆い部分(11)の前中心線(S1)に対し、背面覆い部分(12)の後中心線(S2)がこの後中心線(S2)の下方延長線を前中心線(S1)の下方延長線に近付ける下方窄まりの状態に設定されていればよいものである。
また、本発明の対象とする衣料の身頃(14)は、図1・図2・図5・図6に示すウェスト部(20,21)側において、身頃(14)のだぶつきを防止してすっきりした外観デザインにするために、前記背面覆い部分(12)の後中心線(S2)に沿って開いた展開状態において、前記後中心線(S2)の上部側を前記前中心線(S1)側に縮める形状にしてもよいものである。
また、本発明の対象とする衣料は、水着、レオタード、メンズ用あるいはレデイース用のタイツ、男性用のブリーフなどにも同様に適用することができ、さらにまた身頃14にはダーツを施すようにしてもよい。
S1 前中心線
S2 後中心線
10 ショーツ
11 前面覆い部分
12 背面覆い部分
12a 左半分
12a−1 左半分の左側縁
12b 右半分
12b−1 右半分の右側縁
13 まち部
14 身頃
15 足繰り形成部
15a ヒップ裾ライン
16 前面覆い部分の下端
17 背面覆い部分の下端

Claims (4)

  1. 下端に足繰り形成部(15)を左右対称に上方へ向けて入り込む湾状に形成し下腹部を覆う伸縮性を有する前面覆い部分(11)と、臀部を包み込んで覆う伸縮性を有する背面覆い部分(12)とを有する身頃(14)と、前記前面覆い部分(11)と前記背面覆い部分(12)との間に配設され股間部を覆う身頃と一体型のまち部(13)とを備えており、
    前記身頃(14)は、前記前面覆い部分(11)の左右両側に前記背面覆い部分(12)の左半分および右半分が形成されて、前記背面覆い部分(12)の左半分の左側縁と前記背面覆い部分(12)の右半分の右側縁との縫合部を有する筒状であり、
    前記身頃(14)は、前記背面覆い部分(12)の左右方向中央部を上下方向に通る後中心線(S2)に沿って開いた展開状態において、臀部の頂上部よりも上側から下端部にわたる範囲に対応する臀部の包み込み部分の領域で、前記前面覆い部分(11)の左右方向中央部を上下方向に通る前中心線(S1)に対し、前記背面覆い部分(12)の後中心線(S2)がこの後中心線(S2)の下方延長線を前中心線(S1)の下方延長線に近付ける下方窄まりの状態に設定されていることを特徴とする 、ショーツ等の衣料。
  2. 下端に足繰り形成部(15)を左右対称に上方へ向けて入り込む湾状に形成し下腹部を覆う伸縮性を有する前面覆い部分(11)と、臀部を包み込んで覆う伸縮性を有する背面覆い部分(12)とを有する筒状の身頃(14)と、前記前面覆い部分(11)と前記背面覆い部分(12)との間に配設され股間部を覆う身頃と一体型のまち部(13)とを備えており、
    前記身頃(14)は、前記背面覆い部分(12)の左右方向中央部を上下方向に通る後中心線(S2)の箇所のほか、周方向の少なくとも一箇所(S1,X1,X2,Y1,Y2)においてそれぞれ縫合部を有する筒状であり、
    前記身頃(14)は、前記背面覆い部分(12)の後中心線(S2)に沿って開いた展開状態において、臀部の頂上部よりも上側から下端部にわたる範囲に対応する臀部の包み込み部分の領域で、前記前面覆い部分(11)の左右方向中央部を上下方向に通る前中心線(S1)に対し、前記背面覆い部分(12)の後中心線(S2)がこの後中心線(S2)の下方延長線を前中心線(S1)の下方延長線に近付ける下方窄まりの状態に設定されていることを特徴とする 、ショーツ等の衣料。
  3. 下端に足繰り形成部(15)を左右対称に上方へ向けて入り込む湾状に形成し下腹部を覆う伸縮性を有する前面覆い部分(11)と、臀部を包み込んで覆う伸縮性を有する背面覆い部分(12)とを有する身頃(14)と、前記前面覆い部分(11)と前記背面覆い部分(12)との間に配設され股間部を覆う身頃と一体型のまち部(13)とを備えており、
    前記身頃(14)は、前記前面覆い部分(11)の左右両側に背面覆い部分(12)が一体に連続して設けられた筒状であり、
    前記身頃(14)は、前記背面覆い部分(12)の左右方向中央部を上下方向に通る後中心線(S2)に沿って開いた展開状態において、臀部の頂上部よりも上側から下端部にわたる範囲に対応する臀部の包み込み部分の領域で、前記前面覆い部分(11)の左右方向中央部を上下方向に通る前中心線(S1)に対し、前記背面覆い部分(12)の後中心線(S2)がこの後中心線(S2)の下方延長線を前中心線(S1)の下方延長線に近付ける下方窄まりの状態に設定されていることを特徴とする、ショーツ等の衣料。
  4. 下端に足繰り形成部(15)を左右対称に上方へ向けて入り込む湾状に形成し下腹部を覆う伸縮性を有する前面覆い部分(11)と、臀部を包み込んで覆う伸縮性を有する背面覆い部分(12)とを有する筒状の身頃(14)と、前記前面覆い部分(11)と前記背面覆い部分(12)との間に配設され股間部を覆う身頃と一体型のまち部(13)とを備えており、
    前記身頃(14)は、前記背面覆い部分(12)の左右方向中央部を上下方向に通る後中心線(S2)以外の周方向の少なくとも一箇所(S1,X1,X2,Y1,Y2)において縫合部を有する筒状であり、
    前記身頃(14)は、前記背面覆い部分(12)の後中心線(S2)に沿って開いた展開状態において、臀部の頂上部よりも上側から下端部にわたる範囲に対応する臀部の包み込み部分の領域で、前記前面覆い部分(11)の左右方向中央部を上下方向に通る前中心線(S1)に対し、前記背面覆い部分(12)の後中心線(S2)がこの後中心線(S2)の下方延長線を前中心線(S1)の下方延長線に近付ける下方窄まりの状態に設定されていることを特徴とする 、ショーツ等の衣料。
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