JP3905052B2 - 下衣 - Google Patents

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    • A41WEARING APPAREL
    • A41BSHIRTS; UNDERWEAR; BABY LINEN; HANDKERCHIEFS
    • A41B9/00Undergarments
    • A41B9/004Undergarments characterized by the crotch

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  • Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)
  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、パンツ、スポーツアウター、スポーツアンダーまたはスウイミングウエア等に適用される、運動機能と着用感を向上させた下衣に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のパンツ(スラックス)は、一対の前身頃と一対の後身頃の4つの部片から構成され、前身頃の後縁と後身頃の前縁とを縫着し、前身頃の前縁と後身頃の後縁とを縫着して、一対の筒状部を形成し、一対の筒状部を前後中心の股ぐり線で縫着することで構成される。
また、従来のパンツ(スラックス)においては、脚付根(股ぐり周辺)の構造が運動機能と着用感を向上させる要点となっている。
【0003】
従来のパンツは、着用者に対する形態適合性を主眼として作られているため、着用感を向上させることはできても、下肢の運動に適応する運動機能性に欠けているのが現状である。
【0004】
パンツの運動機能を向上させる方法として、パンツの後身頃のパターンの腰部全体を操作して変形させる方法や、パンツの股底部分にマチを縫い込むかそれに類する方法があるが、これらの方法は、装飾効果を目的としたり、静的時の形態適合を目的とする場合がほとんどであり、人体の運動機構上から必然的に要求される衣服構造線は希である。
【0005】
さらに、運動機能を主要素とするタイツ、たとえば、競技用ウエアのような密着系スポーツタイツは、運動体の体表変化によりよく追従するとともに目的機能を少しでも促進させることを必須条件とするが、運動機能性を素材の具有する伸縮機能そのものに依存する傾向が強いのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、運動機能を主要素とする競技用ウエアは、運動機能性を素材の伸縮機能に依存するため、着用時のわずかな布抵抗あるいはストレッチバック(もどり反発力)も負荷要素になり、伸縮性素材の使用だけでは人体機能を引き出しきれないという問題がある。
【0007】
本出願人は、人体体表の皮膚を衣服機能の基準と見なし、解剖学面から人体の股底部周辺の皮膚を分析して各部片を形成することで、運動機能と着用感を向上させた下衣を開発した。
【0008】
人体の下肢構造において、下肢殿部の殿溝は、皮膚の大きなしわで、運動量であり、大腿部の前上方挙上・開脚運動や体幹腰部前屈運動に対応して伸展するので、皮膚に引きつれを生じさせることはない。
【0009】
下肢がこのような運動をするときの皮膚のしわの殿部伸展線100は、図20に示すように、後部ウェスト101の中心部近くから殿溝102を通り膝頭103に至る方向であり、皮膚がよく偏移拡張する部分である。この皮膚のしわの伸展線100の方向がパンツやスポーツタイツの引きつれるコースである。そして、皮膚のしわの殿部伸展線100の方向の途中に位置する殿溝102が皮膚の偏移拡張運動を助ける主要な働きをする。
【0010】
図21は、人体下半身の脊髄神経末梢枝の支配領域が作る皮節(デルマトーム)を表した図である。図21において、前部後肢軸線104は、恥骨結合下部104aから起こり大腿部内側を後面に下降する。後部後肢軸線105は、第1ないし第3仙骨神経106から起こり、殿部上を大きくカーブして後大腿部を外側寄りに下降し、下半身全体の皮膚の境界を作る。
【0011】
前部後肢軸線104と後部後肢軸線105に囲まれた区域は、仙骨神経成分であり、その他の部分と異なり、股底部周辺にかけて皮膚組織も柔軟で偏移性に富む。特に、殿溝102を中心とする部分は、皮膚の機能区域であり、パンツ類を設計する上で最も重要な点である。これが、前部後肢軸線104と後部後肢軸線105を構造線として用いる根拠である。
【0012】
股底部周辺の皮膚は、一続きであり、パンツ類の内側線に相当する区切りはないが、パンツの型にしやすくする再現性の見地と理論性の確立から、その部分を内側線で前部と後部に分けて扱う必要性がある。応用例として、前部と後部を一続きで構成することで、股周辺に最高機能を与えることを可能にする。
【0013】
図22は、解剖用死体の下半身の皮膚にパンツの左前身頃の構造線である前中心線107、ウェストライン108、股底点と内側膝幅の中間を結ぶ内側線109、ウェスト外側点と外側膝幅の中間を結ぶ外側線110を引き、その線に沿って剥離し展開した皮膚をトレースした図である。
図22において、皮膚の殿溝102のしわ部分102aは、皮節の前部後肢軸線104により区切られる区域内にある。皮節の前部後肢軸線104は、腰部中心からU字状に下降する線である。
【0014】
図23は、図22に示す皮膚の殿溝102のしわ部分102aを平面化するように、脚部を外側にひねって皮膚の殿溝102を移動させた状態を示す図であり、皮節の前部後肢軸線104は、図22に示す形態の皮膚を図23に示す形態の皮膚に移動させた際の移動境界に一致する。
【0015】
図24は、解剖用死体の下半身の皮膚にパンツの左後身頃の構造線である後中心線111、ウェストライン112、股底点と内側膝幅の中間を結ぶ内側線113、ウェスト外側点と外側膝幅の中間を結ぶ外側線114を引き、その線に沿って剥離し展開した皮膚をトレースした図である。
図24において、皮膚の殿溝102のしわ部分102bは、皮節の後部後肢軸線105により区切られる区域内にある。
【0016】
図25は、図24に示す皮膚の殿溝102のしわ部分102bを平面化するように、脚部を外側にひねって皮膚の殿溝102を移動させた状態を示す図であり、皮節の後部後肢軸線105は、図24に示す形態の皮膚を図25に示す形態の皮膚に移動させた際の移動境界に一致する。
【0017】
本発明は、皮膚の分析を実用的な下衣の構成部片に置き換えることで、運動機能と着用感を向上させた下衣を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の下衣は、前縁に前部後肢軸線に沿った凹縁を形成した前身頃と、内縁に後部後肢軸線に沿った凹縁を形成した後身頃と、上縁を前身頃の凹縁に対応した凸縁とし下縁を中心線における接線角度をほぼ150度の凹縁とした前殿溝片と、上縁を後身頃の凹縁に対応した凸縁とし下縁を中心線における接線角度をほぼ165度の凹縁とした後殿溝片とを有し、一対の前身頃の前縁同士を縫着し、一対の後身頃の後縁同士を縫着し、前身頃の後縁を後身頃の前縁に縫着し、一対の前身頃の凹縁を前殿溝片の凸縁に縫着し、一対の後身頃の凹縁を後殿溝片の凸縁に縫着し、前殿溝片の凹縁を後殿溝片の凹縁に縫着したことで、前後中心縫合線(しりぐり線)を消去することができ、殿部の形状や性差、固体差を問わず密にフィットでき、開脚、交叉、補償的運動に適応できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面につき説明する。
本発明による下衣をパンツに適用した例を図1ないし図3に示す。
本発明によるパンツ1は、図1ないし図3に示すように、左右一対の前身頃2,2と、左右一対の後身頃3.3と、前殿溝片4と、後殿溝片5の6つの部片から構成される。 前身頃2は、図22に示す皮膚構造をパターン化したものであり、後身頃3は、図24に示す皮膚構造をパターン化したものである。
【0020】
上記前身頃2,2は、左右対称であるから、左前身頃2についてのみ説明し、右前身頃2の説明を省略する。
上記左前身頃2は、図4に示すように、人体のウェストラインに沿った上端縁6と、上端縁6の内端6aから人体の前中心に沿って下方に延びる前縁7と、前縁7の人体の陰部上端(恥骨結合部)に相当する位置7aから前部後肢軸線104(図22参照)に沿って人体の太股部に位置する下端縁8の内端8aまで延びる凹縁9と、上端縁6の外端6bから下端縁8の外端8bまで人体のサイドラインに沿った側縁10とを有する。
【0021】
上記後身頃3,3は、左右対称であるから、左後身頃3についてのみ説明し、右後身頃3の説明を省略する。
上記左後身頃3は、図5に示すように、人体のウェストラインに沿った上端縁11と、上端縁11の内端11aから人体の後中心に沿って下方に延びる内縁12と、内縁12の人体の後肢軸線の起点12aから後部後肢軸線105(図24参照)に沿って人体の太股部に位置する下端縁13の内端13aまで延びる凹縁14と、上端縁11の外端11bから下端縁13の外端13bまで人体のサイドラインに沿った側縁15とを有する。
【0022】
上記前殿溝片4は、図6に示すように、全体形状をほぼ一定幅のブーメラン状をなしている。前殿溝片4は、中心線16を中心に左右対称の片17a、17aを一体で形成している。前殿溝片4の凸状上縁4aの全長は、前身頃2の凹縁9の長さの2倍の長さである。また、前殿溝片4の凹状下縁4bの中心線16における接線により形成される接線角度は約150度である。
【0023】
上記後殿溝片5は、図7に示すように、全体形状を中央部に円弧状凸部18を連設したブーメラン状をなしている。後殿溝片5は、中心線19を中心に左右対称の片20a、20aを一体で形成している。後殿溝片5の凸状上縁5aの全長は、後身頃3の凹縁14の長さの2倍の長さである。また、後殿溝片5の凹状下縁5bの中心線19における接線により形成される接線角度は約165度であり、後殿溝片5の凹状下縁5bの全長は、前殿溝片4の凹状下縁4bの全長に等しい。
【0024】
つぎに、本発明によるパンツ1の製造手順を説明する。
一対の前身頃2,2を、図8に示すように、前縁7,7が接するように配置し、前身頃2,2の前縁7,7同士を通常のミシンにより縫着する。ついで、前縁7,7同士を縫着した前身頃3,3の上に前殿溝片4を前身頃3,3の凹縁9,9と凸状上縁4aが接するように配置し、一対の前身頃3,3の凹縁9,9と前殿溝片4の凸状上縁4aとを縫着する。これにより、パンツ1の前面部分1aが形成される。
【0025】
つぎに、一対の後身頃3,3を、図9に示すように、内縁12,12が接するように配置し、後身頃3,3の内縁12,12同士を縫着する。ついで、内縁12,12同士を縫着した後身頃3,3の上に後殿溝片5を後身頃3,3の凹縁14,14と凸状上縁5aが接するように配置し、一対の後身頃3,3の凹縁14,14と後殿溝片5の凸状上縁5aとを縫着する。この際、後身頃3の凹縁14と後殿溝片5の凸状上縁5aとの重なりが離れる点Pが股ぐりのひねり支点となる。これにより、尻ぐりをカバーする曲面が発生し、パンツ1の後面部分1bが形成される。
【0026】
つぎに、パンツ1の前面部分1aとパンツ1の後面部分1bとを重ね合わせ、前面部分1aの側縁10,10と後面部分1bの側縁15,15とを縫着するとともに、前面部分1aの凹状下縁4bと後面部分1bの凹状下縁5bとを縫着する。これにより、前部股ぐりをカバーする曲面が発生し、パンツ1が完成する。
【0027】
図10は、パンツ1の前身頃2と後身頃3のパターンと人体の皮膚の伸展方向との関係を示す図である。図10において、皮膚のしわの伸展方向は符号Aの方向であり、このしわの伸展方向Aは、運動機能を必要とする方向であり、皮膚の伸展線100の方向に一致する。図10において、皮膚の伸展線100がパンツ1の後殿溝片5を通る。この場合、後殿溝片5の殿部伸展線100上に殿溝102を展開した分の運動量Sが当ることになり、パンツ1は、その運動量Sだけ運動がしやすくなる。この運動量Sが誘導印子となり、脚の様々な運動に適応する相乗機能を発生する。
【0028】
づぎに、本発明による下衣をロングパンツに適用した例を図11ないし図13により説明する。
本発明によるロングパンツ30は、図1ないし図3に示すパンツ1と比較すると、主要部分の構成は同じあるが、前身頃と後身頃の下端を人体の足首部分まで伸ばして筒状部分を長くした点において相違している。
【0029】
本発明によるロングパンツ30は、図11ないし図13に示すように、左右一対の前身頃31,31と、左右一対の後身頃32.32と、前殿溝片33と、後殿溝片34の6つの部片から構成される。 前身頃31は、図12に示す皮膚構造をパターン化した部分を含み、後身頃32は、図14に示す皮膚構造をパターン化した部分を含む。
【0030】
上記前身頃31は、図14に示すように、人体のウェストラインに沿った上端縁6と、上端縁6の内端6aから人体の前中心に沿って下方に延びる前縁7と、前縁7の人体の陰部上端(恥骨結合部)に相当する位置7aから前部後肢軸線104(図22参照)に沿って人体の足首近くに位置する下端縁35の内端35aまで延びる凹縁36と、上端縁6の外端6bから下端縁35の外端35bまで人体のサイドラインに沿った側縁37とを有する。
【0031】
上記後身頃32は、図15に示すように、人体のウェストラインに沿った上端縁11と、上端縁11の内端11aから人体の後中心に沿って下方に延びる内縁12と、内縁12の人体の後肢軸線の起点12aから後部後肢軸線105(図24参照)に沿って人体の足首近くに位置する下端縁38の内端38aまで延びる凹縁39と、上端縁11の外端11bから下端縁38の外端38bまで人体のサイドラインに沿った側縁40とを有する。
【0032】
上記前殿溝片33は、図16に示すように、全体形状をほぼ一定幅のブーメラン状をなしている。前殿溝片33は、中心線16で2つに分割された片41a、41aを中心線16に沿って縫合することで形成される。前殿溝片33の凸状上縁33aの全長は、前身頃31の凹縁36の長さの2倍の長さである。また、前殿溝片33の凹状下縁33bの中心線16における接線により形成される接線角度は約150度である。
【0033】
上記後殿溝片34は、図17に示すように、全体形状を中央部に円弧状凸部42を連設したブーメラン状をなしている。後殿溝片34は、中心線19で2つに分割された片43a、43aを中心線19に沿って縫合することで形成される。後殿溝片34の凸状上縁34aの全長は、後身頃32の凹縁38の長さの2倍の長さである。また、後殿溝片34の凹状下縁34bの中心線19における接線により形成される接線角度は約165度であり、後殿溝片34の凹状下縁35bの全長は、前殿溝片33の凹状下縁33bの全長に等しい。
【0034】
上記ロングパンツ30においては、股角度165度の股下長の後殿溝片34および股角度150度の股下長の前殿溝片33をたて編地の一体成形品とするには全幅が、市販のたて編地の幅より大きくなってしまう。そこで、後殿溝片34および前殿溝片33は、たて編地を2つに裁断した片を縫合することで作る。後殿溝片34および前殿溝片33は、製造する上では、中心線に沿って裁断した2片とすることが望ましいが、切断位置は中心線から外れた位置であってもよい。
【0035】
このように、ロングパンツ30において、後殿溝片34および前殿溝片33に中心縫合線を設け、中心縫合線を人体の尻ぐりに沿うようにカーブをもたせることで、運動機能性とフィット性を両立させることができる。
2つの片を縫合して形成される後殿溝片34および前殿溝片33は、ロングパンツ30に限らずパンツ1にも適用できる。
【0036】
なお、上記発明の実施の形態では、内側線(内股縫線)を設けたパンツ1やロングパンツ30について説明したが、人体の股底部の皮膚には内側線に相当する線はない。
したがって、内側線をなしにして前後後肢軸線間の関係をパターン化してパンツやロングパンツを製作することができる。
【0037】
本発明によるパンツの変形例を図18および図19に示す。
図18および図19に示すパンツの変形例は、左右一対の前身頃50,50と、左右一対の後身頃51,51と、後殿溝片52の5つの部片から構成される。この場合、前身頃50は、図4で示す前身頃2に点線で示す部分53を連設して形成される。後身頃51は、図5で示す後身頃3と同一構成である。後殿溝片52は、図7で示す後殿溝片5に点線で示す部分54を連設して形成される。
図18および図19に示すパンツの変形例は、図1ないし図3に示すパンツ1に比べると、フィット性にやや劣るが、股下縫合線が邪魔になる着用者に対しては有効である。
【0038】
本発明による下衣は、特徴部分が股底部であるから、パンツやロングパンツ以外のアンダータイツ、アンダーウエア全般、アウタースパッツ(アスレティックスパッツ)、スポーツアウター、スウイミングウエア、レインパンツ、クライミングパンツ、バイクアウター、インナー等にも適用することができる。
【0039】
【発明の効果】
本発明による下衣ば、前殿溝片と後殿溝片の中心面が人体殿部正中面の曲面(尻ぐり)を覆うカーブを発生するので、いかなる着用者の体型にも対応でき、着用者の最大開脚(180°)にも適応し、また、前殿溝片と後殿溝片のスペースが脚の交叉運動(前後運動)に効果的に作用する。
【0040】
また、本発明による下衣ば、前殿溝片と後殿溝片の中心線部分が面機能を奏することを基本とするが、前殿溝片と後殿溝片の中心線部分を縫合線とする場合、中心縫合線に任意の浅いカーブを設置することで、殿部への適合性と運動機能(内側角)の両面の調節が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパンツの正面図。
【図2】本発明によるパンツの側面図。
【図3】本発明によるパンツの後面図。
【図4】本発明によるパンツの一方の前身頃を示す図。
【図5】本発明によるパンツの一方の後身頃を示す図。
【図6】本発明によるパンツの前殿溝片を示す図。
【図7】本発明によるパンツの後殿溝片を示す図。
【図8】本発明によるパンツの前身頃と前殿溝片の接合を示す図。
【図9】本発明によるパンツの後身頃と後殿溝片の接合を示す図。
【図10】本発明によるパンツの皮膚進展方向と殿溝を展開した運動量との関係を示す
【図11】本発明によるロングパンツの正面図。
【図12】本発明によるロングパンツの側面図。
【図13】本発明によるロングパンツの後面図。
【図14】本発明によるロングパンツの一方の前身頃を示す図。
【図15】本発明によるロングパンツの一方の後身頃を示す図。
【図16】本発明によるロングパンツの前殿溝片を示す図。
【図17】本発明によるロングパンツの後殿溝片を示す図。
【図18】本発明によるパンツの変形例の前身頃を示す図。
【図19】本発明によるパンツの変形例の後身頃と後殿溝片とを示す図。
【図20】人体の下肢が運動をするときの皮膚のしわの殿部伸展線の方向を示す図。
【図21】人体下半身の脊髄神経末梢枝の支配領域が作る皮節を表した図。
【図22】パンツの左前身頃の構造線に沿って剥離し展開した皮膚をトレースした図。
【図23】図12に示す皮膚を外側にひねって状態を示す図。
【図24】パンツの左後身頃の構造線に沿って剥離し展開した皮膚をトレースした図。
【図25】図14に示す皮膚を外側にひねって状態を示す図。
【符号の説明】
1 下衣
2 前身頃
3 後身頃
4 前殿溝片
5 後殿溝片
7 前身頃の前縁
9 前縁の凹縁
12 後身頃の内縁
14 内縁の凹縁

Claims (4)

  1. 前縁に前部後肢軸線に沿った凹縁を形成した一対の前身頃と、内縁に後部後肢軸線に沿った凹縁を形成した一対の後身頃と、上縁を前身頃の凹縁に対応した凸縁とし下縁を中心線における接線角度をほぼ150度の凹縁とした前殿溝片と、上縁を後身頃の凹縁に対応した凸縁とし下縁を中心線における接線角度をほぼ165度の凹縁とした後殿溝片とを有し、一対の前身頃の前縁同士を縫着し、一対の後身頃の内縁同士を縫着し、前身頃の側縁を後身頃の側縁に縫着し、一対の前身頃の凹縁を前殿溝片の凸縁に縫着し、一対の後身頃の凹縁を後殿溝片の凸縁に縫着し、前殿溝片の凹縁を後殿溝片の凹縁に縫着したことを特徴とする下衣。
  2. 前身頃の凹縁の始点は、人体の陰部(恥骨結合下部)の上端位置であり、後身頃の凹縁の始点は、後部後肢軸線の起点位置であることを特徴とする請求項1に記載の下衣。
  3. 前殿溝片は2つの片を縫合して形成されることを特徴とする請求項1に記載の下衣。
  4. 後殿溝片は2つの片を縫合して形成されることを特徴とする請求項1または3に記載の下衣。
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