JP6672355B2 - 下半身用衣類 - Google Patents

下半身用衣類 Download PDF

Info

Publication number
JP6672355B2
JP6672355B2 JP2018033682A JP2018033682A JP6672355B2 JP 6672355 B2 JP6672355 B2 JP 6672355B2 JP 2018033682 A JP2018033682 A JP 2018033682A JP 2018033682 A JP2018033682 A JP 2018033682A JP 6672355 B2 JP6672355 B2 JP 6672355B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lower body
knitted fabric
body garment
viewed
boxer shorts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018033682A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019049084A (ja
Inventor
親彦 古谷
親彦 古谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gunze Ltd
Original Assignee
Gunze Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gunze Ltd filed Critical Gunze Ltd
Priority to CN201880021824.3A priority Critical patent/CN110475489B/zh
Priority to US16/614,032 priority patent/US20200170326A1/en
Priority to PCT/JP2018/025549 priority patent/WO2019039110A1/ja
Priority to TW107124427A priority patent/TWI760529B/zh
Publication of JP2019049084A publication Critical patent/JP2019049084A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6672355B2 publication Critical patent/JP6672355B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、脚部と腹部と臀部とを被覆するパンティ部を備えたタイツやストッキング等、腹部と臀部とを被覆する下半身肌着であるボクサーパンツ(ボクサーショーツ)やガードル等の下半身用衣類に関し、下半身の動きに対して追従しやすく履き心地のよい下半身用衣類に関する。なお、本発明における下半身用衣類は男性用および女性用に限定されないことに加えて、少なくとも腹部と臀部とを被覆する下半身用衣類であればよく、脚部を備える場合には脚部を被覆する丈の長さには特に限定されるものではない。また、肌着用であってもスポーツ用であっても構わず、その用途は限定されるものではない。なお、腹部とは主として下腹部を指すものである。
伸縮性が大きい(よく伸びてよく縮む)生地および/または緊締力の大きい(伸びにくく締め付けて身体に密着する)生地を採用して、これらの生地を適宜使い分けた下半身用衣類が知られている。なお、この生地としては伸縮性の観点から編地が特に好ましい。このような下半身用衣類の1つとして、肌着が挙げられる。ここで、肌着は、均一な着圧分布で良好なフィット感を確保するとともに、身体の動きに対して突っ張り感やだぶつき感が生じることなく、着用時の美観を向上させる機能を備える。
このような肌着の1つであるボクサーパンツは、平面的な基準パターンに沿って裁断された身頃部、マチ部、前立て部の各生地片を縫製することにより構成されている。このような生地片として、日常生活での様々な動作を行なう際に、その動きを妨げないように伸縮性を備えたフライス編等のヨコ編地が用いられることが多い。
しかし、身体を平面上に投影したような平面的なパターンに沿って裁断された生地片を縫製して立体形状に仕立て上げても、三次元の複雑な曲面形状を呈する人の腹部、臀部、脚部に対応するのは極めて困難であり、不快な着圧を回避するためにパターンを大きめに構成すると、だぶつきが生じて脚部が臀部側に引き上がったりして着心地が悪くなるばかりか美観が損なわれるという問題点があった。そのため、本願出願人により、この問題点を解決する肌着が開発されて、特開2016−050367号公報(特許文献1)に開示されている。この特許文献1に開示された肌着は、身頃部と、前立て部と、マチ部とを備え、身頃部と身頃部に形成された前刳りに接合される前立て部とで形成される胴部上縁に腰部緊締部材が設けられ、身頃部と身頃部に形成された股刳りに接合されるマチ部とで脚部を挿通する裾部が形成されている肌着であって、刳り深さ方向に沿って刳り幅が次第に大きくなり刳り幅が最大になる部位を備え、最大刳り深さが臀溝に対応する位置またはその近傍位置となる後股刳りが形成されている。
特開2016−050367号公報
上述した特許文献1に開示された肌着(実施の形態に例示されたボクサーパンツ)によると、後股刳りの刳り幅が刳り深さ方向に沿って次第に大きくなり、刳り幅が最大になる部位を備えているので、刳り幅が小さい部位ほど裾部の生地量が増し、大腿部の周囲、特に臀溝下部で十分な生地量が確保できるようになり、最大刳り深さが臀溝に対応する位置またはその近傍位置に設定されているので、臀部の膨出部位を覆う後身頃の生地量も十分に確保できるようになる。その結果、臀部膨出部から臀溝及び脚部にかけて三次元の複雑な曲面形状に沿ってバランス良く生地が配され、臀部及び大腿部周りの着圧バランスが適正になり、良好なフィット感が得られるようになる点で非常に好ましい。
ところで、本願出願人は、特許文献1の図10(a)に開示された従来の肌着(ボクサーパンツ)のパターン図に鑑みて、特許文献1に開示された肌着とは異なるアプローチで、着用性の好ましい肌着の開発を鋭意進めた。より具体的には、特許文献1に開示された
肌着のようにパターン図の形状を工夫するのではなく、従来のパターン図に第1の方向とこの第1の方向と略直交する第2の方向とで伸縮性が異なるという特性を備えた編地をその方向性を考慮して採用することに着目して開発を鋭意進めた。
しかしながら、このような編地を単に採用しても、着用性の好ましい肌着を容易には実現することができないという問題点があった。
本発明は、従来技術の上述の問題点に鑑みて開発されたものであり、その目的とするところは、主として腹部と臀部とを被覆する下半身用衣類に関し、下半身の動きに対して追従しやすく履き心地のよい下半身用衣類を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る下半身用衣類は以下の技術的手段を講じている。
すなわち、本発明のある局面に係る下半身用衣類は、第1の方向と前記第1の方向と略直交する第2の方向とで伸縮性が異なる編地を用いた下半身用衣類であって、前記第1の方向の伸縮性が前記第2の方向の伸縮性よりも大きく、前記第1の方向が前記第2の方向よりもよく伸びてよく縮み、平面上に載置した前記下半身用衣類を腹側から見た場合に少なくとも中央部以外は前記第1の方向が斜め方向であり、平面上に載置した前記下半身用衣類を背中側から見て前記第1の方向が上下方向であることを特徴とする。
また、本発明の別の局面に係る下半身用衣類は、第1の方向と前記第1の方向と略直交する第2の方向とで伸縮性が異なる編地を用いた下半身用衣類であって、前記第1の方向の伸縮性が前記第2の方向の伸縮性よりも大きく、前記第1の方向が前記第2の方向よりもよく伸びてよく縮み、前記下半身用衣類を着用した起立状態を腹側から見た場合に少なくとも中央部以外は前記第1の方向が斜め方向であり、前記下半身用衣類を着用した起立状態を背中側から見て前記第1の方向が上下方向であることを特徴とする。
好ましくは、前記下半身用衣類は、下腹部および臀部を少なくとも被覆する下肢用衣類であって、前記腹側から見た前記第1の方向が、前記下腹部における斜め方向であり、前記背中側から見た前記第1の方向が、前記臀部における上下方向であるように構成することができる。
さらに好ましくは、前記下半身用衣類は、下腹部および臀部を少なくとも被覆する下肢用衣類であって、1枚の編地の編地端どうしで接合されているように構成することができる。
さらに好ましくは、前記下半身用衣類は、前記1枚の編地に加えて腹側から見た場合に中央部に位置して膨出部を形成する中央部編地をさらに含み、前記1枚の編地の編地端どうしで接合されているとともに前記1枚の編地と前記中央部編地とが接合されているように構成することができる。
本発明によれば、下半身の動きに対して追従しやすく履き心地のよい下半身用衣類を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るボクサーパンツを着用した着用者を、(A)腹側から見た正面図および(B)背中側から見た背面図である。 図1のボクサーパンツを平面に載置した状態における、(A)正面図および(B)背面図である。 (A)図1のボクサーパンツの型紙を示す平面図(紙面表面が肌に当接する面)および(B)図1のボクサーパンツとは異なるボクサーパンツの型紙を示す平面図である。 図3(B)のボクサーパンツの型紙における第1の方向および第2の方向を説明する平面図である。 本発明の実施の形態の変形例に係るボクサーパンツを着用した着用者を、(A)腹側から見た正面図および(B)背中側から見た背面図である。 図5のボクサーパンツを平面に載置した状態における、(A)正面図および(B)背面図である。 図5のボクサーパンツの型紙を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態として、下半身用衣類の一例であるボクサーパンツ100を、図面に基づき詳しく説明する。なお、本発明に係る下半身用衣類は、ボクサーパンツに限定されるものではなく、主として腹部と臀部とを被覆する下半身用衣類であれば構わず、さらに脚部を被覆する下半身用衣類であっても構わず、脚部を備える場合には脚部を被覆する丈の長さには特に限定されるものではない。
図1(A)はボクサーパンツ100を着用した着用者の正面図(腹側から見た図)であって、図1(B)はその背面図(背中側から見た図)であって、図2(A)はボクサーパンツ100を平面に載置した状態における正面図であって、図2(B)はその背面図である。これらの図1および図2において伸縮性の大きい第1の方向は、仮想的に図示したストレッチラインSに沿った方向である。さらに、図3(A)はこのボクサーパンツ100の型紙を示す平面図(紙面表面が肌に当接する面)であって、図3(B)はこのボクサーパンツ100とは異なるボクサーパンツ200の型紙を示す平面図であって、図4は図3(B)に示したボクサーパンツ200の型紙における第1の方向およびその第1の方向に略直交する第2の方向を説明する平面図である。
ここで、ボクサーパンツ100とボクサーパンツ200との差異は、ボクサーパンツ100が膨出部Bを備えるがボクサーパンツ200がこのような膨出部Bを備えない点である。この膨出部Bは、図1(A)に示すようにボクサーパンツ100を着用した起立状態を腹側から見た場合に中央部に表されるとともに、図2(A)に示すように平面上に載置したボクサーパンツ100を腹側から見た場合に中央部に表される。この膨出部Bは、男性の局部を収納するための膨らみを実現するためのものであって下腹部Uの中央部に備えられている。なお、この膨出部Bは本発明に係る下半身用衣類に必須の構成要件ではないが(そのため本発明に係る下半身用衣類は男性用および女性用に限定されるものではない)、膨出部Bを設ける場合には伸縮性の大きい第1の方向が仮想的に図示したストレッチラインSに沿った方向であることが好ましい。
これらの図に基づいて、ボクサーパンツ100について詳しく説明する。
このボクサーパンツ100は、第1の方向(ストレッチラインSに沿った方向)とこの第1の方向と略直交する第2の方向とで伸縮性が異なる編地を用いて形成されている。ここでは、第1の方向(ストレッチラインSに沿った方向)の伸縮性が第2の方向の伸縮性よりも大きく、第1の方向(ストレッチラインSに沿った方向)が第2の方向よりもよく伸びてよく縮む方向であるとする。
そして、より具体的には、このボクサーパンツ100は、このような編地としてヨコ編地を採用している。ヨコ編地においては、編糸が進む方向であるヨコ方向が(タテ方向よりも)よく伸びてよく縮む第1の方向(ストレッチラインSに沿った方向)になる。その結果、ストレッチラインSに沿った方向がヨコ編地のヨコ方向(第1の方向)でストレッチラインSに沿った方向と略直交する方向がヨコ編地のタテ方向(第2の方向)になる。
なお、本発明に係る下半身用衣類に用いられる編地はヨコ編地に限定されるものではなくタテ編地であっても構わない、タテ編地においては、編糸が進む方向であるタテ方向が(ヨコ方向よりも)よく伸びてよく縮む第1の方向(ストレッチラインSに沿った方向)になる。その結果、ストレッチラインSに沿った方向がタテ編地のタテ方向(第1の方向)でストレッチラインSに沿った方向と略直交する方向がタテ編地のヨコ方向(第2の方向)になる。
ここで、本発明に係る下半身用衣類の一例であるボクサーパンツの構造(たとえば、編地片(パーツ片)の形状および個数ならびにそれらの接合方法)には様々なものがあり、本発明は特定の構造に限定されるものではなく、後述する技術的特徴を備えたものであれば、どのようなボクサーパンツの構造であっても、ボクサーパンツを構成する編地の種類、編地の型紙(編地片(パーツ片)の形状および個数)およびその編地の接合方法がどのようなものであっても基本的には構わない。そのため、以下に示すボクサーパンツ100
およびボクサーパンツ200の構造自体は単なる例示でしかない。
このボクサーパンツ100およびボクサーパンツ200が備える技術的特徴について説明する。なお、以下においては、ボクサーパンツ100で代表させて説明する場合も、ボクサーパンツ200で代表させて説明する場合もある。
このボクサーパンツ100は、図1に示すように、ボクサーパンツ100を着用した起立状態を腹側から見た場合に少なくとも中央部以外(膨出部B以外)は第1の方向(ストレッチラインSに沿った方向)が斜め方向であり、ボクサーパンツ100を着用した起立状態を背中側から見て第1の方向(ストレッチラインSに沿った方向)が上下方向であることが技術的特徴である。ここで、このボクサーパンツ100の着用状態でない平面上に載置した状態(商品としてのボクサーパンツ100を広げて平面上に載置した状態)であっても、図2に示すように、ボクサーパンツ100を腹側から見た場合に少なくとも中央部以外(膨出部B以外)は第1の方向(ストレッチラインSに沿った方向)が斜め方向であり、背中側から見て第1の方向(ストレッチラインSに沿った方向)が上下方向である。
すなわち、本発明においては、(1)ボクサーパンツ100自体を見ただけで編地の方向(第1の方向および第2の方向)が視認できる場合、(2)ボクサーパンツ100自体を見ただけでは編地の方向(第1の方向および第2の方向)を視認できず着用した状態で編地の方向が視認できる場合、の少なくともいずれかの場合で、このような技術的特徴が視認できれば構わない。たとえば、平面上に載置した状態のボクサーパンツ100では第1の方向および第2の方向を明確には視認できなかったが、着用してみると第1の方向および第2の方向を明確に視認できる場合を想定することができる。
さらに、このボクサーパンツ100において、腹側から見た第1の方向が、下腹部Uにおける斜め方向であり、背中側から見た第1の方向が、臀部Hにおける上下方向である。なお、このボクサーパンツ100において、下腹部Uの下方または臀部Hの下方であって脚の上方部分である大腿部(より詳しくは右大腿部Rおよび左大腿部L)は太腿の付け根を覆う程度に短いが(脚部を長く覆うものではないが)、本発明に係る下半身用衣類においてはこの大腿部の長さは(脚部を備える場合には脚部の長さも)限定されるものではない。すなわち、ここでは、ボクサーパンツ100は、タイツ等とは異なり、主として下腹部Uおよび臀部Hを覆い太腿部から足首部までの脚部を覆わないために、図1および図2に示すように、腹側から見た第1の方向が、下腹部Uにおける斜め方向であり、背中側から見た第1の方向が臀部Hにおける上下方向である。
ただし、このような太腿部から足首部までの脚部を全て覆うタイツや脚部の一部分のみを覆うガードル等を含めボクサーパンツ100を含めた本発明に係る下半身用衣類における技術的特徴は、腹側から見た場合に少なくとも中央部以外(膨出部B以外)は第1の方向が、下腹部Uにおける斜め方向であり、背中側から見た第1の方向が、臀部Hにおける上下方向である。
そして、このボクサーパンツ100は、図3(A)に示すように、腹側から見た場合に中央部に位置して膨出部Bを形成する中央部編地120と、それ以外の部分を形成する編地110とを含み、図3(A)において実線の両矢示で示すように1枚の編地110の編地端どうしで接合されているとともに1枚の編地110と中央部編地120とが接合されて、図3(A)において点線の両矢示で示すように胴周りおよび左右の太腿周りで筒状になるように接合されている。
なお、膨出部Bを備えないボクサーパンツ200の場合には、図3(B)に示すように、編地210(のみ)を含み(中央部編地を含まず)、図3(B)において実線の両矢示で示すように1枚の編地の編地端どうしで接合されて、図3(B)において点線の両矢示で示すように胴周りおよび左右の太腿周りで筒状になるように接合されている。
本実施の形態においては、この接合方法として縫合を採用しているが、本発明がこの縫合に限定されるものではない。すなわち、接合方法については特定の方法に限定されるものではなく、縫合(縫製による接合)であっても構わないし、接着であっても、さらに別の接合方法であっても構わない。ここでは、接合方法として縫合を用いて、図3に実線の
両矢印で示されるように編地を合わせて縫合することにより、このボクサーパンツ100が形成されている。
ここで、接合方法として接着を用いる場合には、図3に実線の両矢印で示されるように編地を合わせて接着テープを用いて接合することによりこのボクサーパンツ100を形成することができる。このような接着方法についても限定されるものではないが、帯状部材の一面に接着材が塗布された接着テープであって、加熱することにより接着材が溶融して生地を熱接着して接合するものが好ましい。なお、このように、この接合には、縫合によるもの、熱圧着によるもの、熱溶着によるもの、熱融着によるもの等を含むことになる。
このように、本実施の形態に係るボクサーパンツ100およびボクサーパンツ200においては、図3において実線で示す両矢印に示すように縫合されて胴周りおよび左右の太腿周りで筒状に形成されるとともに、立体化されて形成されている。
ここで、このボクサーパンツ100における第1の方向(伸びやすく縮みやすい:地の目と略直交する方向)および第2の方向(伸びにくく縮みにくい:地の目方向)について図4を用いて説明する。ここでは、膨出部Bを備えないボクサーパンツ200を代表させて説明するが、ボクサーパンツ100も膨出部B以外は同じである。
第1の方向は、図4における太い直線の両矢印のうちの点線で示す方向であって、第2の方向は、図4における太い直線の両矢印のうちの実線で示す方向である。さらに、ウエストラインWで示される胴周りは、必ずしも直線であることに限定されるものではないが(着圧や履き心地等の観点から通常は湾曲している)、背中側のウエストラインWの中央部近傍を図4に示した1点鎖線で仮想した場合、背中側のウエストラインWに対して第1の方向が略直交することになる。なお、この仮想した1点鎖線は、図4に示す点Pと点Qとを結んだ直線PQとも略一致する直線であるとも言える。
型紙における地の目方向を上述した方向としたために、このボクサーパンツ200におけるウエストラインWは、腹側において斜め方向(第1の方向)に伸びやすく縮みやすく、背中側において第1の方向に略直交する伸びにくく縮みにくい第2の方向がウエスト周方向(胴周り方向)になる。
このため、ボクサーパンツ200においてウエストラインWにおける背中側は胴周り方向に伸びにくくなるのでウエスト部にゴム等でウエストバンド部を形成しなくてもよくなり、むやみにウエストを締め付けることにより履き心地が悪くなることを回避することができる。なお、本発明に係る下半身用衣類が、ウエスト部にゴム等のウエストバンド部を備えないものに限定されるわけではない。
さらに、ボクサーパンツ200においてウエストラインWにおける腹側は斜め方向(第1の方向)に伸びやすく縮みやすいために下半身の動きに対して柔軟に伸縮することができるのでボクサーパンツ200が身体からずれることを抑制することができる。この作用効果は、腹側および背中側のウエスト周方向(胴周り方向)の全周において(第1の方向に略直交する伸びにくく縮みにくい)第2の方向をウエスト周方向(胴周り方向)としてしまうと実現し得ないものであり、このボクサーパンツ200においては、背中側においてウエスト周方向(胴周り方向)に伸びにくく縮みにくくして、腹側において斜め方向に伸びやすく縮みやすくしたので、ウエストを締め付けることにより履き心地が悪くなることを回避しつつボクサーパンツ200が身体からずれることを抑制することができる。
さらに、背中側において伸びやすく縮みやすい第1の方向がウエスト周方向(胴周り方向)と略直交する上下方向であるために、たとえば起立状態から座った状態に下半身を動かした場合に、臀部Hにおける上下方向がよく伸びるためにボクサーパンツ200が身体からずれることを抑制することができる。
ここで、これらのボクサーパンツ100およびボクサーパンツ200を形成するヨコ編地は、限定されるものではないが、周縁を切りっぱなし仕様とされた編地で構成することも好ましい。また、周縁を切りっぱなし仕様とされたタテ編みの編地であっても構わない。本実施の形態に係るボクサーパンツ100およびボクサーパンツ200では綿ベアフライス編みの編地のポリウレタンを溶着した切りっぱなし仕様のヨコ編地を採用している。このヨコ編地は、周縁を切りっぱなし仕様(状態)のままで使用するために、熱融着性繊
維(たとえば、ポリウレタン繊維等の比較的に低融点の熱融着性繊維が好ましくここでは上述したようにポリウレタン)と該繊維よりも高融点の他の繊維(たとえば、綿、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、キュプラ等の上述した熱融着性繊維よりも高融点の繊維が好ましくここでは上述したように綿)とを含み、予め、熱融着性繊維の融点以上で他の繊維の融点以下の温度で熱セットされて解れ止め処理されるのが好ましい。このように、解れないように周囲が周縁処理(パイピング処理)されていないために肌に直接触れても、履き心地がよいことに加えて、周縁処理のために形成された端部の折り返しの厚みがアウターの衣服に出てしまうこともない。
このように形成され上述した技術的特徴を備えたこのボクサーパンツ100およびボクサーパンツ200は、以下のような作用効果を発現することができる。
<第1の作用効果>
これらのボクサーパンツ100およびボクサーパンツ200におけるウエストラインWは、腹側において斜め方向(第1の方向)に伸びやすく縮みやすく、背中側においてウエスト周方向(第2の方向)に伸びにくい。このため、背中側が胴周り方向に伸びにくいのでウエスト部にゴム等でウエストバンド部を形成しなくてもよくなるとともに、腹部は斜め方向に伸びやすく縮みやすいので、ボクサーパンツが身体からずれることを抑制することができる。
<第2の作用効果>
これらのボクサーパンツ100およびボクサーパンツ200における背中側の臀部は上下方向に伸びやすく縮みやすい。このため、起立状態から着座した場合に、臀部において編地が突っ張ってしまうことが発生しないのでスムーズに着座動作できるようになる。
<第3の作用効果>
これらのボクサーパンツ100およびボクサーパンツ200は、ボクサーパンツ100の膨出部Bを除けば腹側に接合部を備え背中側に接合部を備えない。このため、背中側に接合線が全く存在せず、また他の部位においても接合線が少ないので、肌に直接触れても、履き心地がよい。
<第4の作用効果>
編地片に切りっぱなし仕様の緯編地を採用した場合には、肌に直接触れても、履き心地がよいことに加えて(肌ストレスと着圧とを低減)、周縁処理のために形成された端部の折り返しの厚みがアウターの衣服に出てしまうこともない。さらに、接合方法として(縫合ではなく)接着テープを採用した場合には、縫合線がないので、肌に直接触れても、履き心地のよく、肌ストレスと着圧とをさらに低減することができる。
<変形例>
以下において、図5〜図7を参照して、本発明の実施の形態の変形例に係るボクサーパンツ300について説明する。なお、以下の説明においてはこの変形例に係るボクサーパンツ300について、上述したボクサーパンツ100またはボクサーパンツ200と同じ構成については同じ符号を付している。それらの構造および機能は同じであるため、それらについてのここでの詳細な説明は繰り返さない場合がある。
図5(A)はボクサーパンツ300を着用した着用者の正面図(腹側から見た図)であって、図5(B)はその背面図(背中側から見た図)であって、図6(A)はボクサーパンツ300を平面に載置した状態における正面図であって、図6(B)はその背面図である。これらの図5および図6において伸縮性の大きい第1の方向は、仮想的に図示したストレッチラインSに沿った方向である。さらに、図7はこのボクサーパンツ300の型紙を示す平面図(紙面表面が肌に当接する面)である。ここで、図5が図1に、図6が図2に、図7が図3に、それぞれ対応する。
ここで、ボクサーパンツ300とボクサーパンツ100との差異は、ボクサーパンツ300が膨出部B(中央部編地120に対応する中央部編地320により形成)に加えてシック部TH(股部編地330により形成)を備えるがボクサーパンツ100がこのようなシック部THを備えない点である。このシック部THは、股部やクロッチ部と呼ばれ、股布やクロッチ布により形成される。なお、このシック部THも膨出部Bと同様に本発明に
係る下半身用衣類に必須の構成要件ではなく、シック部THを設ける場合には伸縮性の大きい第1の方向が、仮想的に図示したストレッチラインSに沿った方向であっても構わないし、仮想的に図示したストレッチラインSに略直交する方向であっても構わないし、他の方向であっても構わない。
そして、このボクサーパンツ300は、図7に示すように、腹側から見た場合に中央部に位置して膨出部Bを形成する中央部編地320と、シック部THを形成する股部編地330と、それら以外の部分を形成する編地310とを含む。
中央部編地320は、2枚の生地片である中央部第1編地320Aと中央部第2編地320Bとを1点鎖線の矢印で示すように合わせて縫合した後に白抜き矢印で折り返して二重折り返し部DLを形成する。この二重折り返し部DLは、ウエストラインWの一部を形成する。
図7において、以下のように、編地310、中央部編地320および股部編地330が接合される。
編地310の点P(M0)と中央部編地320の点P(B0)とが重なり、かつ、編地310の点P(M1)と中央部編地320の点P(B1)とが重なるように(実線両矢印AL1)、
編地310の点P(M3)と中央部編地320の点P(B3)とが重なり、かつ、編地310の点P(M4)と中央部編地320の点P(B4)とが重なるように(実線両矢印AL2)、
編地310の点P(M5)と股部編地330の点P(TH5)とが重なり、かつ、編地310の点P(M6)と股部編地330の点P(TH6)とが重なるように(実線両矢印AL3)、
中央部編地320の点P(B1)と股部編地330の点P(TH1)とが重なり、かつ、中央部編地320の点P(B2)と股部編地330の点P(TH2)とが重なるように(実線両矢印AL4)、
中央部編地320の点P(B3)と股部編地330の点P(TH3)とが重なり、かつ、中央部編地320の点P(B2)と股部編地330の点P(TH2)とが重なるように(実線両矢印AL5)、
編地310の点P(M1)と股部編地330の点P(TH1)とが重なり、かつ、編地310の点P(M7)と股部編地330の点P(TH7)とが重なるように(実線両矢印AL6)、
編地310の点P(M3)と股部編地330の点P(TH3)とが重なり、かつ、編地310の点P(M8)と股部編地330の点P(TH8)とが重なるように(実線両矢印AL7)、編地端どうしで接合されているとともに、編地110と中央部編地120と股部編地330が接合されて、図7において点線の両矢示で示すように胴周りおよび左右の太腿周りで筒状になるように接合されている。
ここで、このボクサーパンツ300における第1の方向(伸びやすく縮みやすい:地の目と略直交する方向)および第2の方向(伸びにくく縮みにくい:地の目方向)については、図4を用いて上述した説明と同じである。すなわち、このボクサーパンツ300における第1の方向(伸びやすく縮みやすい:地の目と略直交する方向)および第2の方向(伸びにくく縮みにくい:地の目方向)は、膨出部Bおよびシック部THを備えないボクサーパンツ200を代表させて説明した内容と同じである。
本変形例に係るボクサーパンツ300によっても、上述した<第1の作用効果>、<第2の作用効果>、<第3の作用効果>および<第4の作用効果>を奏することができる。
以上のようにして、本実施の形態に係るボクサーパンツによると、主として腹部と臀部とを被覆する下半身用衣類の一例であるボクサーパンツにおいて、下半身の動きに対して追従しやすく履き心地のよいボクサーパンツを提供することができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
本発明は、腹部と臀部とを被覆するボクサーパンツ(ボクサーショーツ)、脚部の一部と腹部と臀部とを被覆するガードルまたはパンティ部を備えたタイツまたはストッキング等の下半身用衣類に好適であり、下半身の動きに対して追従しやすく履き心地のよい点で特に好適である。
100 ボクサーパンツ(膨出部ありタイプ)
110 編地
120 中央部編地(膨出部を形成)
200 ボクサーパンツ(膨出部なしタイプ)
210 編地(1枚でボクサーパンツを形成する編地)
300 ボクサーパンツ(膨出部およびシック部ありタイプ)
310 編地
320 中央部編地(膨出部を形成)
330 股部編地(シック部を形成)

Claims (5)

  1. 第1の方向と前記第1の方向と略直交する第2の方向とで伸縮性が異なる編地を用いた下半身用衣類であって、
    前記第1の方向の伸縮性が前記第2の方向の伸縮性よりも大きく、前記第1の方向が前記第2の方向よりもよく伸びてよく縮み、
    平面上にウエストラインが略水平方向になるように載置した前記下半身用衣類を腹側から見た場合に、前記平面上に載置した前記下半身用衣類における左右のラインと前記ウエストラインとの交差部において前記第1の方向が斜め方向であり、
    平面上にウエストラインが略水平方向になるように載置した前記下半身用衣類を背中側から見て、前記平面上に載置した前記下半身用衣類における前記ウエストラインの左右方向の中点において前記第1の方向が前記ウエストラインと略直交する方向であることを特徴とする、下半身用衣類。
  2. 第1の方向と前記第1の方向と略直交する第2の方向とで伸縮性が異なる編地を用いた下半身用衣類であって、
    前記第1の方向の伸縮性が前記第2の方向の伸縮性よりも大きく、前記第1の方向が前記第2の方向よりもよく伸びてよく縮み、
    前記下半身用衣類を着用した起立状態を腹側から見た場合に、前記下半身用衣類を着用した起立状態での前記下半身用衣類における左右のラインとウエストラインとの交差部において前記第1の方向が斜め方向であり、
    前記下半身用衣類を着用した起立状態を背中側から見て、臀裂に沿った線と前記ウエストラインとの交差部において前記第1の方向がウエストラインと略直交する方向であることを特徴とする、下半身用衣類。
  3. 前記下半身用衣類は、下腹部および臀部を少なくとも被覆する下肢用衣類であって、
    前記腹側から見た前記第1の方向が、前記下腹部における斜め方向であり、
    前記背中側から見た前記第1の方向が、前記臀部における上下方向であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の下半身用衣類。
  4. 前記下半身用衣類は、下腹部および臀部を少なくとも被覆する下肢用衣類であって、
    1枚の編地の編地端どうしで接合されていることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の下半身用衣類。
  5. 前記下半身用衣類は、前記1枚の編地に加えて腹側から見た場合に臍の位置または臍の仮想位置と太腿の付け根位置または太腿の付け根仮想位置とを結んだ線を含む位置に男性の局部を収納するための膨出部を形成する中央部編地をさらに含み、前記1枚の編地の編地端どうしで接合されているとともに前記1枚の編地と前記中央部編地とが接合されていることを特徴とする、請求項4に記載の下半身用衣類。
JP2018033682A 2017-08-22 2018-02-27 下半身用衣類 Active JP6672355B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201880021824.3A CN110475489B (zh) 2017-08-22 2018-07-05 下半身用衣服
US16/614,032 US20200170326A1 (en) 2017-08-22 2018-07-05 Lower body garment
PCT/JP2018/025549 WO2019039110A1 (ja) 2017-08-22 2018-07-05 下半身用衣類
TW107124427A TWI760529B (zh) 2017-08-22 2018-07-16 下半身用衣物

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017171827 2017-09-07
JP2017171827 2017-09-07

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019049865A Division JP2019112763A (ja) 2017-09-07 2019-03-18 下半身用衣類

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019049084A JP2019049084A (ja) 2019-03-28
JP6672355B2 true JP6672355B2 (ja) 2020-03-25

Family

ID=65905624

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018033682A Active JP6672355B2 (ja) 2017-08-22 2018-02-27 下半身用衣類
JP2019049865A Pending JP2019112763A (ja) 2017-09-07 2019-03-18 下半身用衣類

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019049865A Pending JP2019112763A (ja) 2017-09-07 2019-03-18 下半身用衣類

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP6672355B2 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3005459A (en) * 1958-05-08 1961-10-24 Gladys W Geissmann Foundation garment
JPS533850Y2 (ja) * 1973-06-18 1978-01-31
JP2001254201A (ja) * 2000-03-06 2001-09-21 Kozo Nakamura ストレッチ性ある下着
JP4246659B2 (ja) * 2004-01-30 2009-04-02 節子 竹内 男性用のパンツ
JP4781132B2 (ja) * 2006-03-07 2011-09-28 株式会社ワコール 男性用パンツ
JP5072342B2 (ja) * 2006-12-15 2012-11-14 株式会社デサント 旋回機能を有するスポーツウェア
JP6131032B2 (ja) * 2012-12-07 2017-05-17 グンゼ株式会社 男性用下着
JP6386836B2 (ja) * 2014-08-29 2018-09-05 グンゼ株式会社 肌着
JP6809018B2 (ja) * 2016-07-26 2021-01-06 株式会社リコー 光偏向器、光走査装置、画像形成装置及び画像投影装置
JP6792162B2 (ja) * 2017-04-13 2020-11-25 株式会社ワコール ボトム衣類

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019049084A (ja) 2019-03-28
JP2019112763A (ja) 2019-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8123590B2 (en) Double-layer fabric garment and production method
KR101128479B1 (ko) 가랑이부를 갖는 의류
CN110475489B (zh) 下半身用衣服
JP6792162B2 (ja) ボトム衣類
JP2016050367A (ja) 肌着
JP4734479B1 (ja) ショーツ等の衣料
JP6277078B2 (ja) 肌着
JP6672355B2 (ja) 下半身用衣類
JP6761162B2 (ja) ボトム衣類
JP7162118B2 (ja) 下半身用衣類
JP2019148053A (ja) 下半身用衣類に好適な生地
WO2019039110A1 (ja) 下半身用衣類
JP2008179912A (ja) 生地の床擦れ防止縫製方法及びその製品
JP6927520B2 (ja) 下半身用衣類
JP2016125168A (ja) ボトム衣類
JP7346840B2 (ja) 下半身用衣類
JP2018145586A (ja) ボトム衣類
JP6547022B1 (ja) 下半身用衣類に好適な生地
JP2020133044A (ja) 下半身用衣類
JP2018035450A (ja) 上半身用肌着
JP2022189444A (ja) 下半身用衣類
JP2022189443A (ja) 下半身用衣類
WO2019167334A1 (ja) 下半身用衣類に好適な生地および下半身用衣類
JP2022189445A (ja) 下半身用衣類
WO2020121885A1 (ja) 下半身用衣類

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190318

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190318

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190618

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190910

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200304

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6672355

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250