JP6927520B2 - 下半身用衣類 - Google Patents
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Description
本発明は、パンティ部を備えたタイツまたはストッキング、脚部を覆う下半身肌着であるボクサーパンツ(ボクサーショーツ)またはガードル等の脚部と腹部と臀部とを被覆する下半身用衣類に関し、屈伸等の下半身の動きに対して追従しやすく履き心地のよい下半身用衣類に関する。なお、本発明における下半身用衣類は男性用および女性用に限定されないことに加えて、脚部と腹部と臀部とを被覆する下半身用衣類であればよく、脚部を被覆する丈の長さには特に限定されるものではない。また、肌着用であってもスポーツ用であっても構わず、その用途は限定されるものではない。
伸縮性が大きい(よく伸びてよく縮む)生地および/または緊締力の大きい(伸びにくく締め付けて身体に密着する)生地を採用して、これらの生地を適宜使い分けた下半身用衣類が知られている。このような下半身用衣類の1つとして、スポーツウェアやスポーツ用アンダーウェアが挙げられる。
これらのウェアの開発は、プレイヤーの安全性や吸汗および発散性、防寒性等が適正になるようにスポーツの種類や、プレーする環境に応じて、それぞれのスポーツに適した素材の研究や製品化が進められているだけでなく、各種スポーツにおいて、それぞれのプレイヤーの身体の動きに支障がなく運動機能がより大きく発揮できるスポーツウェアの素材や縫製方法の研究、開発も進められている。
これらのウェアの開発は、プレイヤーの安全性や吸汗および発散性、防寒性等が適正になるようにスポーツの種類や、プレーする環境に応じて、それぞれのスポーツに適した素材の研究や製品化が進められているだけでなく、各種スポーツにおいて、それぞれのプレイヤーの身体の動きに支障がなく運動機能がより大きく発揮できるスポーツウェアの素材や縫製方法の研究、開発も進められている。
特許第5072342号公報(特許文献1)は、このようなスポーツウェアを開示する。特許文献1は、少なくとも、腰部近傍から股下部近傍までの全体を被覆する伸縮性のある生地素材よりなる下衣であって、該下衣は、身体の前面側を中心から左右対称に分割する前面側固着部と、身体の背面側を中心から左右対称に分割する背面側固着部により二分割された左身頃と右身頃の二片の裁断片からなり、該裁断片の全体は、ストレッチラインの方向に強い伸度を有するストレッチ生地素材により構成され、且つ、何れも該ストレッチラインを斜め方向にとったストレッチ部であって、該二片の裁断片は、身体の前面側固着部において腰骨頂部近傍略中心位置を起点としハの字状を呈するよう対向して固着され、それぞれ左身頃、右身頃を通り背面側に廻り、臀部両溝内側近傍にて逆ハの字状を呈して終点位置とするように、スパイラルラインを描き身体の背面側固着部で固着するストレッチラインが形成されるように構成される、ことで内旋機能を持たせること、を特徴とする旋回機能を有するスポーツウェアを開示する(請求項1)。
さらに、具体的には、特許文献1の図2に、前面側(腹側)から見ても、背面側(背中側)から見ても、側面から見ても、強い伸度を備えたストレッチラインが斜め方向になるように形成されたスポーツウェアが開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示されたスポーツウェアの太腿部は、前面も背面も側面もどの方向から見てもストレッチラインが斜め方向に形成されているために、たとえば臀部を引き上げる点では好ましいとしても、屈伸等の運動時にこの斜め方向にストレッチラインを形成したのでは生地が突っ張ってしまい(特に前側)スムーズに動作できない可能性がある。
本発明は、従来技術の上述の問題点に鑑みて開発されたものであり、その目的とするところは、脚部と腹部と臀部とを被覆する下半身用衣類に関し、屈伸等の下半身の動きに対して追従しやすく履き心地のよい下半身用衣類を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る下半身用衣類は以下の技術的手段を講じている
。
すなわち、本発明のある局面に係る下半身用衣類は、前記第1の方向の伸縮性が前記第2の方向の伸縮性よりも大きく、前記第1の方向が前記第2の方向よりもよく伸びてよく縮み、平面上に載置した前記下半身用衣類を腹側から見て前記第1の方向が上下方向であり、平面上に載置した前記下半身用衣類を背中側から見て前記第1の方向が斜め方向であることを特徴とする。
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すなわち、本発明のある局面に係る下半身用衣類は、前記第1の方向の伸縮性が前記第2の方向の伸縮性よりも大きく、前記第1の方向が前記第2の方向よりもよく伸びてよく縮み、平面上に載置した前記下半身用衣類を腹側から見て前記第1の方向が上下方向であり、平面上に載置した前記下半身用衣類を背中側から見て前記第1の方向が斜め方向であることを特徴とする。
また、本発明の別の局面に係る下半身用衣類は、第1の方向と前記第1の方向と略直交する第2の方向とで伸縮性が異なる編地を用いた下半身用衣類であって、前記第1の方向の伸縮性が前記第2の方向の伸縮性よりも大きく、前記第1の方向が前記第2の方向よりもよく伸びてよく縮み、前記下半身用衣類を着用した起立状態を腹側から見て前記第1の方向が上下方向であり、前記下半身用衣類を着用した起立状態を背中側から見て前記第1の方向が斜め方向であることを特徴とする。
好ましくは、前記下半身用衣類は、下腹部、左右の太腿部および臀部を少なくとも被覆する下肢用衣類であって、前記腹側から見た前記第1の方向が、前記下腹部または前記大腿部における上下方向であり、前記背中側から見た前記第1の方向が、前記臀部における斜め方向であるように構成することができる。
さらに好ましくは、前記下半身用衣類は、下腹部、左右の太腿部および臀部を少なくとも被覆する下肢用衣類であって、左側の大腿部を被覆する左編地と右側の大腿部を被覆する右編地とを含み、前記左編地と前記右編地とが接合されているように構成することができる。
さらに好ましくは、前記下半身用衣類は、下腹部、左右の太腿部および臀部を少なくとも被覆する下肢用衣類であって、左側の大腿部を被覆する左編地と右側の大腿部を被覆する右編地とを含み、前記左編地と前記右編地とが接合されているように構成することができる。
さらに好ましくは、前記左編地および前記右編地は、それぞれ大腿外側で筒状になるように接合されているように構成することができる。
本発明によれば、屈伸等の下半身の動きに対して追従しやすく履き心地のよい下半身用衣類を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態として、下半身用衣類の一例であるタイツ100を、図面に基づき詳しく説明する。なお、本発明に係る下半身用衣類は、タイツに限定されるものではなく、脚部と腹部と臀部とを被覆する下半身用衣類であれば構わない。
図1は、タイツ100を着用した着用者の正面図(腹側から見た図)であって、図2は、タイツ100を着用した着用者の背面図(背中側から見た図)である。さらに、図3は、タイツ100を着用した着用者の斜視図(背中側から斜め前側を見た図)であって、図4は、図3を裏返しにした斜視図であって縫着ラインを見えるようにした斜視図(背中側から斜め前側を見た図)である。これらの図1〜図4において伸縮性の大きい第1の方向は、仮想的に図示したストレッチラインSに沿った方向である。さらに、図5は、このタイツ100の型紙を示す平面図(紙面表面が肌に当接する面)である。これらの図に基づいて、タイツ100に付いて詳しく説明する。
図1は、タイツ100を着用した着用者の正面図(腹側から見た図)であって、図2は、タイツ100を着用した着用者の背面図(背中側から見た図)である。さらに、図3は、タイツ100を着用した着用者の斜視図(背中側から斜め前側を見た図)であって、図4は、図3を裏返しにした斜視図であって縫着ラインを見えるようにした斜視図(背中側から斜め前側を見た図)である。これらの図1〜図4において伸縮性の大きい第1の方向は、仮想的に図示したストレッチラインSに沿った方向である。さらに、図5は、このタイツ100の型紙を示す平面図(紙面表面が肌に当接する面)である。これらの図に基づいて、タイツ100に付いて詳しく説明する。
このタイツ100は、第1の方向(ストレッチラインSに沿った方向)とこの第1の方向と略直交する第2の方向とで伸縮性が異なる編地を用いて形成されている。ここでは、第1の方向(ストレッチラインSに沿った方向)の伸縮性が第2の方向の伸縮性よりも大きく、第1の方向(ストレッチラインSに沿った方向)が第2の方向よりもよく伸びてよく縮む方向であるとする。そして、より具体的には、このタイツ100は、このような編
地としてヨコ編地を採用している。ヨコ編地においては、編糸が進む方向であるヨコ方向が(タテ方向よりも)よく伸びてよく縮む第1の方向(ストレッチラインSに沿った方向)になる。その結果、ストレッチラインSに沿った方向がヨコ編地のヨコ方向(第1の方向)でストレッチラインSに沿った方向と略直交する方向がヨコ編地のタテ方向(第2の方向)になる。
地としてヨコ編地を採用している。ヨコ編地においては、編糸が進む方向であるヨコ方向が(タテ方向よりも)よく伸びてよく縮む第1の方向(ストレッチラインSに沿った方向)になる。その結果、ストレッチラインSに沿った方向がヨコ編地のヨコ方向(第1の方向)でストレッチラインSに沿った方向と略直交する方向がヨコ編地のタテ方向(第2の方向)になる。
なお、本発明に係る下半身用衣類に用いられる編地はヨコ編地に限定されるものではなくタテ編地であっても構わない、タテ編地においては、編糸が進む方向であるタテ方向が(ヨコ方向よりも)よく伸びてよく縮む第1の方向(ストレッチラインSに沿った方向)になる。その結果、ストレッチラインSに沿った方向がタテ編地のタテ方向(第1の方向)でストレッチラインSに沿った方向と略直交する方向がタテ編地のヨコ方向(第2の方向)になる。
ここで、本発明に係る下半身用衣類の一例であるタイツの構造(たとえば、編地片(パーツ片)の形状および個数ならびにそれらの接合方法)には様々なものがあり、本発明は特定の構造に限定されるものではなく、後述する技術的特徴を備えたものであれば、どのようなタイツの構造であっても、タイツを構成する編地の種類、編地の型紙(編地片(パーツ片)の形状および個数)およびその編地の接合方法がどのようなものであっても基本的には構わない。そのため、以下に示すタイツ100の構造自体は単なる例示でしかない。
このタイツ100が備える技術的特徴について説明する。
このタイツ100は、図1〜図4に示すように、タイツ100を着用した起立状態を腹側から見て第1の方向(ストレッチラインSに沿った方向)が上下方向であり、タイツ100を着用した起立状態を背中側から見て第1の方向(ストレッチラインSに沿った方向)が斜め方向であることが技術的特徴である。ここで、このタイツ100の着用状態でない平面上に載置した状態(商品としてのタイツ100を広げて平面上に載置した状態)であっても、タイツ100を腹側から見て第1の方向(ストレッチラインSに沿った方向)が上下方向であり、背中側から見て第1の方向(ストレッチラインSに沿った方向)が斜め方向である。
このタイツ100は、図1〜図4に示すように、タイツ100を着用した起立状態を腹側から見て第1の方向(ストレッチラインSに沿った方向)が上下方向であり、タイツ100を着用した起立状態を背中側から見て第1の方向(ストレッチラインSに沿った方向)が斜め方向であることが技術的特徴である。ここで、このタイツ100の着用状態でない平面上に載置した状態(商品としてのタイツ100を広げて平面上に載置した状態)であっても、タイツ100を腹側から見て第1の方向(ストレッチラインSに沿った方向)が上下方向であり、背中側から見て第1の方向(ストレッチラインSに沿った方向)が斜め方向である。
すなわち、本発明においては、(1)タイツ100自体を見ただけで編地の方向(第1の方向および第2の方向)が視認できる場合、(2)タイツ100自体を見ただけでは編地の方向(第1の方向および第2の方向)を視認できず着用した状態で編地の方向が視認できる場合、の少なくともいずれかの場合で、このような技術的特徴が視認できれば構わない。たとえば、平面上に載置した状態のタイツ100では第1の方向および第2の方向を明確には視認できなかったが、着用してみると第1の方向および第2の方向を明確に視認できる場合を想定することができる。
さらに、このタイツ100において、腹側から見た第1の方向が、下腹部Uまたは大腿部(大腿部とは下腹部Uの下方または臀部Hの下方であって脚部Lの上方部分)における上下方向であり、背中側から見た第1の方向が、臀部Hにおける斜め方向である。ここでは、タイツ100は、ボクサーパンツ等とは異なり、大腿部および臀部Hのみならず太腿部から足首部までの脚部Lを覆うために、図1および図2に示すように、腹側から見た第1の方向が、下腹部Uおよび脚部Lにおける上下方向であり、背中側から見た第1の方向が、臀部Hおよび脚部Lにおける斜め方向である。
ただし、このような太腿部から足首部までの脚部Lを覆わない(脚部Lを全く覆わないか脚部の一部分のみを覆う)ボクサーパンツ等を含めタイツ100を含めた本発明に係る下半身用衣類における技術的特徴は、腹側から見た第1の方向が、下腹部Uまたは大腿部(下腹部Uまたは臀部Hの下方であって脚部Lの上方部分)における上下方向であり、背中側から見た第1の方向が、臀部Hにおける斜め方向である。
そして、このタイツ100は、図5に示すように、左側の大腿部を被覆する左編地100Lと右側の大腿部を被覆する右編地100Rとを含み、左編地100Lと右編地とがそれぞれ大腿外側で筒状になるように接合されている。
本実施の形態においては、この接合方法として縫合を採用しているが、本発明がこの縫
合に限定されるものではない。すなわち、接合方法については特定の方法に限定されるものではなく、縫合(縫製による接合)であっても構わないし、接着であっても、さらに別の接合方法であっても構わない。ここでは、接合方法として縫合を用いて、図5に両矢印で示されるように編地を合わせて点線で示された箇所どうしを縫合することにより、このタイツ100が形成されている。
本実施の形態においては、この接合方法として縫合を採用しているが、本発明がこの縫
合に限定されるものではない。すなわち、接合方法については特定の方法に限定されるものではなく、縫合(縫製による接合)であっても構わないし、接着であっても、さらに別の接合方法であっても構わない。ここでは、接合方法として縫合を用いて、図5に両矢印で示されるように編地を合わせて点線で示された箇所どうしを縫合することにより、このタイツ100が形成されている。
ここで、接合方法として接着を用いる場合には、図5に両矢印で示されるように編地を合わせて点線で示された箇所どうしを、接着テープを用いて接合することによりこのタイツ100を形成することができる。このような接着方法についても限定されるものではないが、帯状部材の一面に接着材が塗布された接着テープであって、加熱することにより接着材が溶融して生地を熱接着して接合するものが好ましい。なお、このように、この接合には、縫合によるもの、熱圧着によるもの、熱溶着によるもの、熱融着によるもの等を含むことになる。
本実施の形態に係るタイツ100においては、左編地100Lと右編地100Rとは、図5において曲線で示す両矢印に示すように立体化されて筒状に形成されて大腿外側の縫合線J(2)で縫合されている。さらに、図4および図5に示すように、左編地100Lと右編地100Rとは、直線で示す両矢印に示すように一体化されて(左右が連結されて1つの衣類になるように)股部の縫合線J(1)で縫合されている。ここで、太腿外側(だいたいがいそく)とは、医学的に大腿内側(だいたいないそく)と呼ばれる腿の内側を示す内腿(うちもも)の逆側を意味する。
ここで、このタイツ100における第1の方向(伸びやすく縮みやすい:地の目と略直交する方向)および第2の方向(伸びにくく縮みにくい:地の目方向)について図5を用いて説明する。第1の方向は、図5における太い直線の両矢印のうちの点線で示す方向であって、第2の方向は、図5における太い直線の両矢印のうちの実線で示す方向である。さらに、大腿外側の縫合線J(2)は、必ずしも直線であることに限定されるものではないが(着圧や履き心地等の観点から多少湾曲していていても構わないが)、縫合線J(2)を図5に示した1点鎖線で仮想した場合、縫合線J(2)に対して第2の方向が略直交することになる。なお、この仮想した1点鎖線は、図5に示す点Pと点Qとを結んだ直線PQとも略一致する直線であるとも言える。
型紙における地の目方向を上述した方向としたために、このタイツ100におけるウエストラインWは、腹部側において上下方向(第1の方向)に伸びやすく縮みやすいために、その方向に略直交するウエスト周方向(左右方向(第2の方向))に伸びにくい。このため、タイツ100においてウエストラインWにおける腹部側は伸びにくくなるのでウエスト部にゴム等でウエストバンド部を形成しなくてもよくなり、むやみにウエストを締め付けることにより履き心地が悪くなることを回避することができる。
さらに、このタイツ100を形成するヨコ編地は、限定されるものではないが、周縁を切りっぱなし仕様とされた編地で構成することも好ましい。また、周縁を切りっぱなし仕様とされたタテ編みの編地であっても構わない。本実施の形態に係るタイツ100では綿ベアフライス編みの編地のポリウレタンを溶着した切りっぱなし仕様のヨコ編地を採用している。このヨコ編地は、周縁を切りっぱなし仕様(状態)のままで使用するために、熱融着性繊維(たとえば、ポリウレタン繊維等の比較的に低融点の熱融着性繊維が好ましくここでは上述したようにポリウレタン)と該繊維よりも高融点の他の繊維(たとえば、綿、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、キュプラ等の上述した熱融着性繊維よりも高融点の繊維が好ましくここでは上述したように綿)とを含み、予め、熱融着性繊維の融点以上で他の繊維の融点以下の温度で熱セットされて解れ止め処理されるのが好ましい。このように、解れないように周囲が周縁処理(パイピング処理)されていないために肌に直接触れても、履き心地がよいことに加えて、周縁処理のために形成された端部の折り返しの厚みがアウターの衣服に出てしまうこともない。
このように形成され上述した技術的特徴を備えたこのタイツ100は、以下のような作用効果を発現することができる。
このように形成され上述した技術的特徴を備えたこのタイツ100は、以下のような作用効果を発現することができる。
<第1の作用効果>
屈伸等の運動をした場合に、背中側の臀部においては斜め方向に伸びやすく縮みやすく、腹側の下腹部または大腿部においては上下方向に伸びやすく縮みやすい。このため、屈伸等の運動時に編地が突っ張ってしまうことが腹側においても背中側においても発生しないのでスムーズに動作できるようになる。
<第2の作用効果>
このタイツ100におけるウエストラインWは、腹部側において上下方向(第1の方向)に伸びやすく縮みやすく、ウエスト周方向において左右方向(第2の方向)に伸びにくい。このため、腹部が伸びにくいのでウエスト部にゴム等でウエストバンド部を形成しなくてもよくなる。
<第3の作用効果>
このタイツ100は、股部を除けば大腿外側のみに接合部を備え、大腿内側に接合部を備えない。このため、縫合線が少ないので、肌に直接触れても、履き心地がよい。
<第4の作用効果>
編地片に切りっぱなし仕様の緯編地を採用した場合には、肌に直接触れても、履き心地がよいことに加えて(肌ストレスと着圧とを低減)、周縁処理のために形成された端部の折り返しの厚みがアウターの衣服に出てしまうこともない。さらに、接合方法として(縫合ではなく)接着テープを採用した場合には、縫合線がないので、肌に直接触れても、履き心地のよく、肌ストレスと着圧とをさらに低減することができる。
屈伸等の運動をした場合に、背中側の臀部においては斜め方向に伸びやすく縮みやすく、腹側の下腹部または大腿部においては上下方向に伸びやすく縮みやすい。このため、屈伸等の運動時に編地が突っ張ってしまうことが腹側においても背中側においても発生しないのでスムーズに動作できるようになる。
<第2の作用効果>
このタイツ100におけるウエストラインWは、腹部側において上下方向(第1の方向)に伸びやすく縮みやすく、ウエスト周方向において左右方向(第2の方向)に伸びにくい。このため、腹部が伸びにくいのでウエスト部にゴム等でウエストバンド部を形成しなくてもよくなる。
<第3の作用効果>
このタイツ100は、股部を除けば大腿外側のみに接合部を備え、大腿内側に接合部を備えない。このため、縫合線が少ないので、肌に直接触れても、履き心地がよい。
<第4の作用効果>
編地片に切りっぱなし仕様の緯編地を採用した場合には、肌に直接触れても、履き心地がよいことに加えて(肌ストレスと着圧とを低減)、周縁処理のために形成された端部の折り返しの厚みがアウターの衣服に出てしまうこともない。さらに、接合方法として(縫合ではなく)接着テープを採用した場合には、縫合線がないので、肌に直接触れても、履き心地のよく、肌ストレスと着圧とをさらに低減することができる。
以上のようにして、本実施の形態に係るタイツによると、脚部と腹部と臀部とを被覆する下半身用衣類の一例であるタイツにおいて、屈伸等の下半身の動きに対して追従しやすく履き心地のよいタイツを提供することができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
たとえば、特許請求の範囲内での変更の一例を示す変形例として、男性用下半身用衣類の場合には、局部を収納する膨出部を下腹部に備えるように(第1の方向と第2の方向とは考慮しても考慮しなくてもよい)タイツやボクサーブリーフを形成することも好ましい。
本発明は、パンティ部を備えたタイツまたはストッキング、脚部を覆う下半身肌着であるボクサーパンツ(ボクサーショーツ)またはガードル等の脚部と腹部と臀部とを被覆する下半身用衣類に好適であり、屈伸等の下半身の動きに対して追従しやすく履き心地のよい点で特に好適である。
100 タイツ
100L 左編地
100R 右編地
100L 左編地
100R 右編地
Claims (5)
- 第1の方向と前記第1の方向と略直交する第2の方向とで伸縮性が異なる編地を用いた下半身用衣類であって、
前記第1の方向の伸縮性が前記第2の方向の伸縮性よりも大きく、前記第1の方向が前記第2の方向よりもよく伸びてよく縮み、
平面上に載置した前記下半身用衣類を腹側から見て前記第1の方向が上下方向であり、
平面上に載置した前記下半身用衣類を背中側から見て前記第1の方向が斜め方向であることを特徴とする、下半身用衣類。 - 第1の方向と前記第1の方向と略直交する第2の方向とで伸縮性が異なる編地を用いた下半身用衣類であって、
前記第1の方向の伸縮性が前記第2の方向の伸縮性よりも大きく、前記第1の方向が前記第2の方向よりもよく伸びてよく縮み、
前記下半身用衣類を着用した起立状態を腹側から見て前記第1の方向が上下方向であり、
前記下半身用衣類を着用した起立状態を背中側から見て前記第1の方向が斜め方向であることを特徴とする、下半身用衣類。 - 前記下半身用衣類は、下腹部、左右の太腿部および臀部を少なくとも被覆する下肢用衣類であって、
前記腹側から見た前記第1の方向が、前記下腹部または前記大腿部における上下方向であり、
前記背中側から見た前記第1の方向が、前記臀部における斜め方向であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の下半身用衣類。 - 前記下半身用衣類は、下腹部、左右の太腿部および臀部を少なくとも被覆する下肢用衣類であって、
左側の大腿部を被覆する左編地と右側の大腿部を被覆する右編地とを含み、
前記左編地と前記右編地とが接合されていることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の下半身用衣類。 - 前記左編地および前記右編地は、それぞれ大腿外側で筒状になるように接合されていることを特徴とする、請求項4に記載の下半身用衣類。
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