JP5334458B2 - 電線止水処理方法、電線止水処理装置、およびワイヤハーネス - Google Patents

電線止水処理方法、電線止水処理装置、およびワイヤハーネス Download PDF

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Description

本発明は、電線止水処理方法、その方法を実施するために使用される電線止水処理装置、および、当該電線止水処理装置により止水処理されたワイヤハーネスに関するものである。
従来、例えば、自動車のエンジンルームと車室内を仕切るパネルにワイヤハーネスを貫通して配索するような場合、パネルに対するワイヤハーネスの貫通部分にグロメットを装着している。このグロメットは、パネルの取付孔に嵌め込むことにより、パネルとワイヤハーネスの隙間を封じるものであり、グロメットのワイヤハーネス貫通部には、通常、止水処理が施されている。
特許文献1には、この止水処理方法の一例が記載されている。図3(a)〜(e)は、従来のワイヤハーネスの止水処理方法を示す工程説明図である。図4は、ワイヤハーネスをグロメットに装着した状態を示す断面図である。特許文献1の止水処理方法では、図3(a)、(b)に示すように、まず、電線束WHを構成する1本ごとの電線Wの外周に、作業者が手作業でテープ状の止水材101を巻き付ける。テープ状の止水材101としては、例えばゴム状弾性体を基材とし、その片面または両面に接着剤を塗布したものを使用する。そして、各電線Wの外周に同様にテープ状の止水材101を巻きを付けた後に、図3(c)に示すように、テープ巻付部103を一致させて複数の電線Wを集束し、テープ巻付部103において止水材101を相互に接着または融着させることで、外形がほぼ円形の止水処理部SHとして仕上げ、止水処理部SHにおいて電線W間の間隙が止水材101で密充填された電線束WHを得る。
このように作製した電線束WHは、図4に示すように、その止水処理部SHを、グロメット600のワイヤハーネス貫通部602に挿通させて使用され、これにて、止水構造が完成する。なお、601はグロメットのパネル嵌合部であり、このパネル嵌合部601をパネル500に嵌合することで、グロメット600がパネル500に取り付けられる。
このように、1本単位で電線Wの外周にテープ状の止水材101を巻き付けるのは、複数本の電線Wを収束して電線束WHを構成した際に、電線W間の隙間を止水材101で確実に埋めることができて、高度な止水性能をできる。
特公平6−54606号公報
しかし、1本ずつ電線Wの外周にテープ状の止水材101を巻き付けるのは、大変に手間のかかる作業であり、ワイヤハーネスの製造効率が下がるという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電線束を構成する複数の電線それぞれの外周に止水材を付着させる作業を簡易化でき、ワイヤハーネスの製造効率を上げることができる、電線止水処理方法、電線止水処理装置、およびワイヤハーネスを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る電線止水処理方法は、下記(1)〜(9)を特徴としている。
(1) 電線を、回転する平行な2つのローラ間に挟み込みながら、且つ該2つのローラの外周面から前記電線の外周面に押圧力を加えながら、該2つのローラ間を通過させることにより前記2つのローラの外周面を使って止水材を前記電線における前記2つのローラ間を通過した部分の外周面に周方向にわたって付着させる止水材付着工程と、
該止水材付着工程後の電線を複数本、該複数の電線の前記止水材の付着した部分がそれらの間に該止水材を介在して一体となるように収束する収束工程と、
を有すること。
(2) 上記(1)の構成の電線止水処理方法において、
前記止水材付着工程では、前記電線が、前記2つのローラそれぞれの回転による誘導によって、前記2つのローラの間を通過すること。
(3) 上記(2)の構成の電線止水処理方法において、
前記止水材付着工程では、前記電線が、前記2つのローラにより回転されながら当該2つのローラの間を通過すること。
(4) 電線を、回転する1つのローラと該1つのローラに対向して配置された壁面の間に挟み込みながら該1つのローラと該壁面の間を通過させることにより前記1つのローラの外周面を使って止水材を前記電線における前記1つのローラと前記壁面の間を通過した部分の外周面に周方向にわたって付着させる止水材付着工程と、
該止水材付着工程後の電線を複数本、該複数の電線の前記止水材の付着した部分がそれらの間に該止水材を介在して一体となるように収束する収束工程と、
を有すること。
(5) 上記(4)の構成の電線止水処理方法において、
前記止水材付着工程では、前記電線が、前記1つのローラの回転による誘導によって、前記1つのローラと前記壁面の間を通過すること。
(6) 上記(5)の構成の電線止水処理方法において、
前記止水材付着工程では、前記電線が、前記1つのローラにより回転されながら当該1つのローラと前記壁面の間を通過すること。
(7) 上記(1)〜(6)のいずれかの構成の電線止水処理方法において、
前記止水材付着工程で前記電線の外周面に付着させる前記止水材が液状であること。
(8) 上記(1)〜(6)のいずれかの構成の電線止水処理方法において、
前記止水材付着工程で前記電線の外周面に付着させる前記止水材が粉粒状であること。
(9) 上記(8)の構成の電線止水処理方法において、
前記収束工程では、前記複数の電線の前記止水材が付着した部位を加熱することで、当該止水材を溶融させて、該止水材を、収束した前記複数の電線間に行き渡らせること。
上記(1)の構成の電線止水処理方法によれば、止水材付着工程において、ローラ間に電線を挟み込みながら該電線の外周面に止水材を付着させる。このとき、ローラの外周面から電線の外周面に押圧力を加えながら止水材を付着させることができる。従って、作業者は、止水材を把持しながら各電線の所定の部位に巻き付けるといった煩雑な作業を行なう手間を省くことができ、その後の収束工程で電線を複数本集めて収束させた際に、複数の電線同士の隙間に止水材を介在させた一体の電線束を構成することができる。こうすれば、電線束を構成する複数の電線それぞれの外周面に止水材を付着させる作業を簡易化でき、かかる電線束を備えたワイヤハーネスの製造効率を上げることができる。
上記(2)の構成の電線止水処理方法によれば、ローラ間に電線を通過させる際に、ローラの回転を用いて電線を誘導させて、止水材を電線の外周面に付着させる。こうすれば、止水処理を行なう際に、作業者が電線を把持しつつローラ間に電線を送り出す作業を行なう必要がなく、作業性の向上が図れる。
上記(3)の構成の電線止水処理方法によれば、ローラの回転により電線を回転させながら、電線に止水材を付着させるので、電線の外周面の周方向にわたって止水材をムラ無く付着させることができる。
上記(4)の構成の電線止水処理方法によれば、止水材付着工程において、ローラと壁面の間に電線を挟み込みながら該電線の外周面に止水材を付着させる。このとき、ローラの外周面から電線の外周面に押圧力を加えながら止水材を付着させることができる。従って、作業者は、止水材を把持しながら各電線の所定の部位に巻き付けるといった煩雑な作業を行なう手間を省くことができ、その後の収束工程で電線を複数本集めて収束させた際に、複数の電線同士の隙間に止水材を介在させた一体の電線束を構成することができる。こうすれば、電線束を構成する複数の電線それぞれの外周面に止水材を付着させる作業を簡易化でき、かかる電線束を備えたワイヤハーネスの製造効率を上げることができる。
上記(5)の構成の電線止水処理方法によれば、ローラと壁面の間に電線を通過させる際に、ローラの回転を用いて電線を誘導させて、止水材を電線の外周面に付着させる。こうすれば、止水処理を行なう際に、作業者が電線を把持しつつローラ間に電線を送り出す作業を行なう必要がなく、作業性の向上が図れる。
上記(6)の構成の電線止水処理方法によれば、ローラの回転により電線を回転させながら、電線に止水材を付着させるので、電線の外周面の周方向にわたって止水材をムラ無く付着させることができる。
上記(7)の構成の電線止水処理方法によれば、液状の止水材をローラの回転を利用して電線の外周面の周方向にわたってに付着させることができる。
上記(8)の構成の電線止水処理方法によれば、粉粒状の止水材をローラの回転を利用して電線の外周面の周方向にわたって付着させることができる。
上記(9)の構成の電線止水処理方法によれば、複数の電線それぞれの止水材が付着した部位を加熱して止水材を溶融させて、収束した複数の電線間に止水材を行き渡らせることで、電線間の隙間を止水材によってより一層確実に封じることができる。
前述した目的を達成するために、本発明に係る電線止水処理装置は、下記(10)〜(12)を特徴としている。
(10) 回転し、電線に止水材を付着させる平行な2つのローラと、
複数の前記電線の前記止水材の付着した部分がそれらの間に該止水材を介在して一体となるように複数の前記電線を収束する収束装置と、
を有し、
前記電線を、回転する前記2つのローラ間に挟み込みながら、且つ該2つのローラの外周面から前記電線の外周面に押圧力を加えながら、該2つのローラ間を通過させることにより前記2つのローラの外周面を使って前記止水材を前記電線における前記2つのローラ間を通過した部分の外周面に周方向にわたって付着させること。
(11) 回転し、電線に止水材を付着させる1つのローラと、
前記1つのローラに対向して配置された壁面と、
複数の前記電線の前記止水材の付着した部分がそれらの間に該止水材を介在して一体となるように複数の前記電線を収束する収束装置と、
を有し、
前記電線を、回転する1つのローラと前記壁面の間に挟み込みながら該1つのローラと該壁面の間を通過させることにより前記1つのローラの外周面を使って前記止水材を前記電線における前記1つのローラと前記壁面の間を通過した部分の外周面に周方向にわたって付着させること。
(12) 上記(10)または(11)の構成の電線止水処理装置において、
前記収束装置が、前記電線の外周面に付着した前記止水材を溶融させる加熱装置を含むこと。
上記(10)に記載の構成の電線止水処理装置によれば、電線をローラ間を通過させる際に、ローラの外周面から電線の外周面に押圧力を加えながら止水材を付着させることができる。作業者は、止水材を把持しながら各電線の所定の部位に巻き付けるといった煩雑な作業を行なう手間を省くことができ、また、その後の収束工程で電線を複数本集めて収束させた際に、複数の電線同士の隙間に止水材を介在させることで止水処理が施された一体の電線束を構成することができる。こうすれば、電線束を構成する複数の電線それぞれの外周面に止水材を付着させる作業を簡易化でき、ワイヤハーネスの製造効率を上げることができる。
上記(11)に記載の構成の電線止水処理装置によれば、電線をローラと壁面の間を通過させる際に、ローラの外周面から電線の外周面に押圧力を加えながら止水材を付着させることができる。作業者は、止水材を把持しながら各電線の所定の部位に巻き付けるといった煩雑な作業を行なう手間を省くことができ、また、その後の収束工程で電線を複数本集めて収束させた際に、複数の電線同士の隙間に止水材を介在させることで止水処理が施された一体の電線束を構成することができる。こうすれば、電線束を構成する複数の電線それぞれの外周面に止水材を付着させる作業を簡易化でき、ワイヤハーネスの製造効率を上げることができる。
上記(12)に記載の構成の電線止水処理装置によれば、収束装置に加熱装置を備えているので、加熱溶融性を有するテープ状や粉粒状の固形の止水材を用いる場合に、加熱装置の加熱によって止水材を溶融させ電線間の隙間に止水材を行き渡らせることで、より一層確実に止水処理を行なうことができる。
前述した目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスは、下記(13)を特徴としている。
(13) 上記(10)〜(12)のいずれか一つの電線止水処理装置により止水処理され、前記止水材が複数の前記電線間に介在された電線束を備えたこと。
上記(13)の構成のワイヤハーネスによれば、電線束を構成する複数の電線それぞれに止水処理が施されており、止水処理部分での電線間の隙間を確実に封じることができ、高い止水性能を発揮することができる。
本発明によれば、電線束を構成する複数の電線それぞれの外周に止水材を付着させる作業を簡易化でき、ワイヤハーネスの製造効率を上げることができる、電線止水処理方法、電線止水処理装置、およびワイヤハーネスを提供することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1(a)〜(c)は、本発明にかかる電線止水処理方法および電線止水処理装置の第1実施形態を説明するための概略斜視図である。
本実施形態の電線止水処理装置は、ワイヤハーネス等に備えられる電線束WHに止水処理を行なうものである。電線束WHは、複数の電線Wを束ねて構成される。以下、実施形態の説明では、ワイヤハーネスに備えられる電線束WHに止水処理を行なう例について説明するが、本発明でいう電線束WHはワイヤハーネスに限定されず、その他の止水処理を施される電線束に適用することができる。
図1(a)に示すように、電線止水処理装置は、電線Wの外周に接触しながら回転することで、電線Wの外周面に止水材Sを付着させる一対のローラ1、2と、一対のローラ1、2の外周面に対して止水材Sを供給する止水材供給装置3と、図1(c)に示すように、複数の電線Wの止水材Sの付着した部分が、それらの間に該止水材Sを介在して一体となるように、当該複数の電線Wを収束する収束装置5と、を有している。
図1(a)に示すように、一対のローラ1、2は、互いに平行な回転軸を有し、それぞれの外周面間に電線Wの外径に対応する間隔を開けて配置されている。ここで、電線Wの外径に対応する間隔とは、一対のローラ1、2の外周面間の間隔が電線Wの外径に等しいときや、外径よりも僅かに小さいときや、一対のローラ1、2の外周面間同士が接触して視覚上では間隔がないとき、を含む。一対のローラ1、2の外周面間の間隔が電線Wの外径に等しい場合とは、例えば、一対のローラ1、2の外周面と電線Wの外周面との間に止水材Sがあって、電線Wが一対のローラ1,2の外周面の間を簡単に通過しない場合である。
一対のローラ1、2は、矢印R1、R2で示すように、互いに逆方向に回転する。この場合、2つのローラ1、2は、互いに周速がずれるように回転し、両ローラ1、2間に挟まれながら通過する電線Wに対して、矢印R3で示すような回転を与えることができるようになっている。このとき、2つのローラ1,2の外周面から電線Wの外周面に所定の押圧力が付加される。ローラ1,2の外周面が電線Wの外周面に直接接触してもよく、または、ローラ1,2の外周面が電線Wの外周面に直接接触することなく、止水材Sを介して電線Wの外周面を押圧してもよい。従って、ローラ1、2の回転により、ローラ1、2の外周面を電線Wの外周面の周方向全体にわたってムラなく接触させることができ、それにより、ローラ1、2間を通過した部分の電線Wの外周面の周方向にわたって止水材Sを付着させることができる。また、2つのローラ1、2の回転により、ローラ1、2の外周面同士の間に電線Wを上から下に通過させることができる。電線Wを通過させる方向は特に限定されない。一対のローラ1、2を互いに逆方向に回転させることで、止水材Sを付着させる電線Wが、一対のローラ1、2それぞれの回転による誘導によって、ローラ1、2の間を通過する。こうすれば、止水処理を行なう際に、作業者が電線Wを把持しつつローラ1、2間に電線Wを送り出す作業を行なう必要がなく、作業性の向上が図れる。
なお、本実施形態では、一対のローラ1、2の外周面同士の間隔は、電線Wの外径より僅かに小さい間隔であることとした。また、電線Wに回転を与えやすくするために、ローラ1、2の外周面の材料は、止水材Sを表面に保持することができれば任意のものを用いることができ、例えば、弾力性と吸液性を有するゴムや樹脂などでローラ1、2の外周面を構成する場合には、液状の止水材Sをローラ1、2の外周面に染み込ませることにより保持させることができ、止水材Sを電線Wの外周面に塗布する上でのメリットも得られる。
一対のローラ1,2の外径は、同じでもよく、または異なっていてもよい。
また、一対のローラ1,2の外周面同士の間隔は、電線Wを通過させる際に該電線Wの外周面に加えられる押圧力やローラ1,2の外周面の材質によって適宜設定してもよい。ローラ1,2の外周面の材質としては、止水材Sを保持させることができる範囲で任意のものを用いることができ、例えば、硬質のものを用いてもよく、電線Wを挟み込んだときに適宜変形するような非硬質のものややわらかい材質のものを用いることができる。ローラ1,2の外周面の材質が弾力性を有する場合には、一対のローラ1,2の外周面が互いに接触する状態で配置されてもよく、電線Wを通過させる際に外周面の一部が電線Wの外周面からの反発力によって凹むように変形した状態となる。一対のローラ1,2の外周面が凹むように変形することにより、電線Wの外周面に止水材Sを効果的に付着させることができる。
止水材Sは、ローラの外周面に保持することができるものであれば特に限定されないが、例えば、液状、粉粒状、テープ状の材料を用いることができる。
収束装置5には、複数の電線Wを束ねた状態で両端を把持し、その把持した部分を互いに離間する方向に引っ張る一対の可動クランプ機構21と、これら可動クランプ機構21で複数の電線Wを引っ張っている状態で、各電線Wの外周面に付着した止水材Sを溶融させる加熱装置10と、が含まれている。
次に、上記構成の電線止水処理装置を用いて行なうワイヤハーネスの電線止水処理方法について説明する。
一般に、ワイヤハーネスを組み立てる場合、例えば作業員が所定の組立作業台上に、設計図等を参照しながら、複数本の電線を取り付けていき、これらを所定形状に配索していく。更に作業員は、電線の所定箇所にプロテクタや樹脂チューブあるいはクリップ等の部品を組み付けたり、テープを巻き付けたりして、所定形状のワイヤハーネスを形成していく。
このワイヤハーネスの電線束に対してさらに止水処理を施す止水処理方法の手順を以下に説明する。
まず、図1(a)に示すように、回転するローラ1、2の外周面を1本の電線Wの外周面に接触させることで、電線Wの外周面に止水材Sを付着させる(止水材付着工程)。そして、電線束WHを構成する電線W1本1本に対して、ローラ1、2により止水材Sを付着させる工程を実施し、図1(b)に示すように、外周面の所定位置に止水材Sが付着した複数本の電線Wを用意する。
次いで、それら電線Wを、止水材Sが付着している位置を揃えながら集めて束ね、両端を可動クランプ機構21に把持させることで、両側に矢印F1のように引っ張る。そして、それと同時に、例えば、ヘアドライヤーのような加熱装置10で温風を止水材Sに当てることにより、止水材Sを加熱して溶融させ、各電線Wに付着する止水材Sを一体に固着させる。なお、電線Wを束ねた時点で、止水材Sが粘着性を持っている場合は、特に加熱によって止水材Sを溶融させる必要はない場合もある。
このようにすることにより、複数の電線Wの止水材Sの付着した部分が、それらの間に止水材Sを介在して一体となるように収束する(収束工程)。これにより、止水処理部SHを有する電線束WHが出来上がる。この電線束WHは、図4に示したものと同様に、グロメットに挿入され、該グロメットによって電線束WHの止水処理部SHが加締められることで、グロメットと電線束間の止水構造を実現することができる。
本実施形態の電線止水処理方法によれば、止水材付着工程において、ローラ1,2間に電線Wを挟み込みながら該電線Wの外周面に止水材Sを付着させる。このとき、ローラ1,2の外周面から電線Wの外周面に押圧力を加えながら止水材Sを付着させることができる。従って、作業者は、止水材Sを把持しながら各電線Wの所定の部位に巻き付けるといった煩雑な作業を行なう手間を省くことができ、その後の収束工程で電線Wを複数本集めて収束させた際に、複数の電線W同士の隙間に止水材Sを介在させた一体の電線束WHを構成することができる。こうすれば、電線束WHを構成する複数の電線Wそれぞれの外周面に止水材Sを付着させる作業を簡易化でき、かかる電線束WHを備えたワイヤハーネスの製造効率を上げることができる。
また、本実施形態の電線止水処理方法によれば、ローラ1,2間に電線Wを通過させる際に、ローラ1,2の回転を用いて電線Wを誘導させて、止水材Sを電線Wの外周面に付着させる。こうすれば、止水処理を行なう際に、作業者が電線Wを把持しつつローラ1,2間に電線Wを送り出す作業を行なう必要がなく、作業性の向上が図れる。
さらに、本実施形態では、加熱装置10で止水材Sを加熱することができるので、流動性や粘着性を持たない止水材Sを用いた場合でも、付着させた止水材Sを加熱して溶融させることにより、各電線Wの外周面に付着した止水材Sを互いに融着させることができる。従って、複数の電線W間の隙間に止水材Sを行き渡らせることで確実に封じることができ、一体的な止水構造を得ることができる。
<第2実施形態>
図2は、本発明にかかる電線止水処理方法および電線止水処理装置の第2実施形態を説明する図である。なお、以下に説明する実施形態において、すでに説明した部材などと同等な構成・作用を有する部材等については、図中に同一符号又は相当符号を付すことにより、説明を簡略化或いは省略する。
本実施形態の電線止水処理装置は、一対のローラ1、2が、それぞれ同じ回転方向に回転する点で、上記第1実施形態とは相違する。一対のローラ1、2の外周面を電線Wの外周面に接触させた状態で、ローラ1、2を矢印R11、R12で示すように同方向に回転させることで、電線Wを矢印R13のように回転させながら、止水材Sを電線Wの外周面に付着させることもできる。この場合も、ムラ無く電線Wの外周面に止水材Sを付着させることができる。本実施形態において、一対のローラ1、2の外周面同士の間隔は、電線Wに所定の押圧力を付加しつつ、かつ、一対のローラ1、2の外周面の回転によって電線Wを各ローラ1,2の回転方向とは逆方向に回転させることができるように設定される。なお、一対のローラ1、2の回転方向は、切り替え可能としてもよい。例えば、止水材付着工程の前半は、一対のローラ1、2それぞれの回転方向を同じとし、止水材付着工程の後半は一対のローラ1、2それぞれの回転方向が互いに逆方向となるように、回転方向を切り替える動作を実行してもよい。
本実施形態の電線止水処理方法によれば、ローラ1,2間に電線Wを通過させる際に、電線Wがローラ1,2の回転により回転されつつ、電線Wの外周面に止水材Sが付着させる。こうすれば、電線Wの外周面の周方向にわたって止水材Sをムラ無く付着させることができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、粉粒状の止水材Sをローラ1、2の回転を利用して、電線Wの外周面に付着させることも可能である。この場合、粉粒状の止水材Sをローラ1,2の外周面に予め付着させ、ローラ1,2の外周面の間を通過する電線Wの外周面に押圧力によって付着させることができる。こうすれば、粉粒状の止水材Sを電線Wの外周面の周方向にわたってムラなく付着させやすいうえ、止水材Sを取り扱いやすくなる点で好ましい。
また、テープ状の止水材Sをローラ1、2の回転を利用して、電線Wの外周面に付着させることも可能である。この場合、作業者がテープ状の止水材Sを把持しながら電線Wの外周面に貼り付けることに比べて、予めテープ状のローラの外周面に巻き付けられた止水材Sを電線Wの外周面に付着させることで、作業が行いやすくなる点で好ましい。
また、上述した第1実施形態、第2実施形態では、2つのローラを使用し、これらの2つのローラ間に電線Wを通過させて該電線Wの外周面に止水材Sを付着させる構成について説明したが、1つのローラのみを使用することによっても、電線Wの外周面に止水材Sを付着させることができる。
すなわち、回転する1つのローラと該1つのローラに対向して配置された壁面の間に電線Wを挟み込みながら該1つのローラと該壁面の間を通過させることにより、1つのローラの外周面を使って止水材を電線Wにおける該1つのローラと壁面の間を通過した部分の外周面に周方向にわたって付着させる。この構成により、電線Wに止水材を付着させるためのローラが1つで済むため、本発明に係る電線止水処理装置を簡易な構成によって実現することができる。
より詳細には、壁面が、1つのローラの外周面から電線Wの外径に対応する間隔を開けて配置されている。ここで、電線Wの外径に対応する間隔とは、1つのローラの外周面と壁面の間の間隔が電線Wの外径に等しいときや、外径よりも僅かに小さいときや、一つのローラの外周面と壁面が接触して視覚上では間隔がないとき、を含む。1つローラの外周面と壁面の間の間隔が電線Wの外径に等しい場合とは、例えば、一つのローラの外周面と電線Wの外周面の間、及び壁面と電線Wの外周面の間、に止水材Sがあって、電線Wが1つのローラの外周面と壁面の間を簡単に通過しない場合である。
この1つのローラを回転することにより、1つローラの外周面と壁面から電線Wの外周面に所定の押圧力が付加される。1つのローラの外周面および壁面が電線Wの外周面に直接接触してもよく、または、1つのローラの外周面および壁面が電線Wの外周面に直接接触することなく、止水材Sを介して電線Wの外周面を押圧してもよい。従って、1つのローラの回転により、ローラの外周面を電線Wの外周面の周方向全体にわたってムラなく接触させることができ、それにより、1つのローラと壁面の間を通過した部分の電線Wの外周面の周方向にわたって止水材Sを付着させることができる。電線Wを通過させる方向は特に限定されない。
また、1つのローラの外周面と壁面の間隔は、電線Wを通過させる際に該電線Wの外周面に加えられる押圧力やローラの外周面の材質および壁面の材質によって適宜設定してもよい。ローラの外周面の材質および壁面の材質としては、止水材Sを保持させることができる範囲で任意のものを用いることができ、例えば、硬質のものを用いてもよく、電線Wを挟み込んだときに適宜変形するような非硬質のものややわらかい材質のものを用いることができる。ローラの外周面の材質および壁面の材質が弾力性を有する場合には、1つのローラの外周面と壁面が接触する状態で配置されてもよく、電線Wを通過させる際にローラの外周面および壁面の一部が電線Wの外周面からの反発力によって凹むように変形した状態となる。1つのローラの外周面および壁面が凹むように変形することにより、電線Wの外周面に止水材Sを効果的に付着させることができる。
本発明の第1実施形態の電線止水処理方法および電線止水処理装置の説明図で、(a)〜(c)はその工程を説明するための概略図である。 本発明の第2実施形態の電線止水処理方法および電線止水処理装置の説明用の概略図である。 (a)〜(c)は従来の止水処理部を有する電線束の製造方法の工程説明図である。 処理した電線束をグロメットに装着した状態を示す断面図である。
符号の説明
W 電線
WH 電線束
S 止水材
1,2 ローラ
5 収束装置
10 加熱装置

Claims (13)

  1. 電線を、回転する平行な2つのローラ間に挟み込みながら、且つ該2つのローラの外周面から前記電線の外周面に押圧力を加えながら、該2つのローラ間を通過させることにより前記2つのローラの外周面を使って止水材を前記電線における前記2つのローラ間を通過した部分の外周面に周方向にわたって付着させる止水材付着工程と、
    該止水材付着工程後の電線を複数本、該複数の電線の前記止水材の付着した部分がそれらの間に該止水材を介在して一体となるように収束する収束工程と、
    を有することを特徴とする電線止水処理方法。
  2. 前記止水材付着工程では、前記電線が、前記2つのローラそれぞれの回転による誘導によって、前記2つのローラの間を通過することを特徴とする請求項1に記載の電線止水処理方法。
  3. 前記止水材付着工程では、前記電線が、前記2つのローラにより回転されながら当該2つのローラの間を通過することを特徴とする請求項2に記載の電線止水処理方法。
  4. 電線を、回転する1つのローラと該1つのローラに対向して配置された壁面の間に挟み込みながら該1つのローラと該壁面の間を通過させることにより前記1つのローラの外周面を使って止水材を前記電線における前記1つのローラと前記壁面の間を通過した部分の外周面に周方向にわたって付着させる止水材付着工程と、
    該止水材付着工程後の電線を複数本、該複数の電線の前記止水材の付着した部分がそれらの間に該止水材を介在して一体となるように収束する収束工程と、
    を有することを特徴とする電線止水処理方法。
  5. 前記止水材付着工程では、前記電線が、前記1つのローラの回転による誘導によって、前記1つのローラと前記壁面の間を通過することを特徴とする請求項4に記載の電線止水処理方法。
  6. 前記止水材付着工程では、前記電線が、前記1つのローラにより回転されながら当該1つのローラと前記壁面の間を通過することを特徴とする請求項5に記載の電線止水処理方法。
  7. 前記止水材付着工程で前記電線の外周面に付着させる前記止水材が液状であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の電線止水処理方法。
  8. 前記止水材付着工程で前記電線の外周面に付着させる前記止水材が粉粒状であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の電線止水処理方法。
  9. 前記収束工程では、前記複数の電線の前記止水材が付着した部位を加熱することで、当該止水材を溶融させて、該止水材を、収束した前記複数の電線間に行き渡らせることを特徴とする請求項8に記載の電線止水処理方法。
  10. 回転し、電線に止水材を付着させる平行な2つのローラと、
    複数の前記電線の前記止水材の付着した部分がそれらの間に該止水材を介在して一体となるように複数の前記電線を収束する収束装置と、
    を有し、
    前記電線を、回転する前記2つのローラ間に挟み込みながら、且つ該2つのローラの外周面から前記電線の外周面に押圧力を加えながら、該2つのローラ間を通過させることにより前記2つのローラの外周面を使って前記止水材を前記電線における前記2つのローラ間を通過した部分の外周面に周方向にわたって付着させることを特徴とする電線止水処理装置。
  11. 回転し、電線に止水材を付着させる1つのローラと、
    前記1つのローラに対向して配置された壁面と、
    複数の前記電線の前記止水材の付着した部分がそれらの間に該止水材を介在して一体となるように複数の前記電線を収束する収束装置と、
    を有し、
    前記電線を、回転する1つのローラと前記壁面の間に挟み込みながら該1つのローラと該壁面の間を通過させることにより前記1つのローラの外周面を使って前記止水材を前記電線における前記1つのローラと前記壁面の間を通過した部分の外周面に周方向にわたって付着させることを特徴とする電線止水処理装置。
  12. 前記収束装置が、前記電線の外周面に付着した前記止水材を溶融させる加熱装置を含むことを特徴とする請求項10または11に記載の電線止水処理装置。
  13. 請求項10から12のいずれか一項に記載の電線止水処理装置により止水処理され、前記止水材が複数の前記電線間に介在された電線束を備えたことを特徴とするワイヤハーネス。
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