JPH10172359A - ワイヤハーネスの電線間防水装置および該装置を用いたワイヤハーネスの防水方法 - Google Patents
ワイヤハーネスの電線間防水装置および該装置を用いたワイヤハーネスの防水方法Info
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- JPH10172359A JPH10172359A JP8329529A JP32952996A JPH10172359A JP H10172359 A JPH10172359 A JP H10172359A JP 8329529 A JP8329529 A JP 8329529A JP 32952996 A JP32952996 A JP 32952996A JP H10172359 A JPH10172359 A JP H10172359A
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- wires
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/14—Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables
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- Insulated Conductors (AREA)
- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電線間への止水剤の塗布を確実におこなう。
【解決手段】 基台上に垂直方向に循環される左右一対
のベルト8、9を対向して設け、これらベルトの外周面
に電線保持溝8a、9aを周方向に一定ピッチで連設し
て、対向する両側の上記電線保持溝で上方より挿入され
る電線を1列に整列させながら挟持して下降させるよう
にした止水剤塗布機100と、上記ベルトの上端に位置
してくる電線保持溝へ順次止水剤を吐出する止水剤吐出
機101と、上記左右一対のベルトの下方に受け皿15
を配置し、該受け皿上にシート10を載置して、該シー
ト上に上記対向するベルトの間から落下する止水剤で被
覆された電線を受け止めるようにした電線受け手段10
2とを備え、上記受け皿上で止水剤が被覆された電線群
をシートで覆う構成としている。
のベルト8、9を対向して設け、これらベルトの外周面
に電線保持溝8a、9aを周方向に一定ピッチで連設し
て、対向する両側の上記電線保持溝で上方より挿入され
る電線を1列に整列させながら挟持して下降させるよう
にした止水剤塗布機100と、上記ベルトの上端に位置
してくる電線保持溝へ順次止水剤を吐出する止水剤吐出
機101と、上記左右一対のベルトの下方に受け皿15
を配置し、該受け皿上にシート10を載置して、該シー
ト上に上記対向するベルトの間から落下する止水剤で被
覆された電線を受け止めるようにした電線受け手段10
2とを備え、上記受け皿上で止水剤が被覆された電線群
をシートで覆う構成としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のパネル貫通穴
への装着用のグロメットに挿通させるワイヤハ−ネスの
電線間の防水を図る防水装置および該装置を用いた防水
方法に関するものである。
への装着用のグロメットに挿通させるワイヤハ−ネスの
電線間の防水を図る防水装置および該装置を用いた防水
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のワイヤハ−ネスにおいて、自動
車のエンジンル−ムと車室とを仕切るパネル等を通して
ワイヤハ−ネスを配線する場合、パネルに穿設した貫通
穴にゴム製のグロメットを装着し、該グロメットを通し
てワイヤハ−ネスを配線し、車室側への浸水を防止して
いる。
車のエンジンル−ムと車室とを仕切るパネル等を通して
ワイヤハ−ネスを配線する場合、パネルに穿設した貫通
穴にゴム製のグロメットを装着し、該グロメットを通し
てワイヤハ−ネスを配線し、車室側への浸水を防止して
いる。
【0003】上記グロメットは略円錐筒形状とした拡径
部の外周面にパネル係止部を設け、該パネル係止部をパ
ネル貫通穴の内周縁に係止し、グロメットとパネル貫通
穴との間は確実にシ−ルして防水を図る一方、上記拡径
部の縮小端側に延在させた宿径部にワイヤハ−ネスを密
着させて通している。
部の外周面にパネル係止部を設け、該パネル係止部をパ
ネル貫通穴の内周縁に係止し、グロメットとパネル貫通
穴との間は確実にシ−ルして防水を図る一方、上記拡径
部の縮小端側に延在させた宿径部にワイヤハ−ネスを密
着させて通している。
【0004】上記グロメットに挿通するワイヤハ−ネス
の各電線の間及び各電線とグロメットの管部との間に隙
間があると、該隙間を通してエンジンル−ム側より車室
内に浸水が生じるため、これら隙間もシ−ルする必要が
ある。
の各電線の間及び各電線とグロメットの管部との間に隙
間があると、該隙間を通してエンジンル−ム側より車室
内に浸水が生じるため、これら隙間もシ−ルする必要が
ある。
【0005】この線間防水構造としては、図8に示すよ
うな、グロメット30の拡径部30aより流動性シ−ル
材31を充填して、電線wの各隙間に浸透させるものが
提供されている。あるいは、ワイヤハ−ネスの各電線を
一本ずつ挿通させる穴を複数個備えた弾性キャップを用
い、該弾性キャップの穴に電線を通した状態で弾性キャ
ップをグロメットの管部に嵌め込み、拡径部側から弾性
キャップの内側まで流動性シ−ル材を充填するものも提
供されている。(実開平1−66713号公報、実開平
2−115221号公報、平4−23812号公報参
照)
うな、グロメット30の拡径部30aより流動性シ−ル
材31を充填して、電線wの各隙間に浸透させるものが
提供されている。あるいは、ワイヤハ−ネスの各電線を
一本ずつ挿通させる穴を複数個備えた弾性キャップを用
い、該弾性キャップの穴に電線を通した状態で弾性キャ
ップをグロメットの管部に嵌め込み、拡径部側から弾性
キャップの内側まで流動性シ−ル材を充填するものも提
供されている。(実開平1−66713号公報、実開平
2−115221号公報、平4−23812号公報参
照)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記図8に示す前者の
防水構造とする場合、流動性シ−ル材が低粘度(例えば
100poise以下)でないと電線間の隙間に浸透し
にくいが、粘度が低すぎると、硬化するまでに各隙間か
ら流れ出すおそれがあるので、完全な防水は望めない。
よって、一般に、粘度の低い二液ウレタン等(二液性エ
ポキシ、二液性シリコン等)を用い、図9に示すよう
に、ワイヤハ−ネスW/Hの所定の位置にグロメットを
取り付けた後、該グロメット30へ二液性ウレタン等を
混合しながら充填し、充填後に直ちに乾燥硬化させてい
る。
防水構造とする場合、流動性シ−ル材が低粘度(例えば
100poise以下)でないと電線間の隙間に浸透し
にくいが、粘度が低すぎると、硬化するまでに各隙間か
ら流れ出すおそれがあるので、完全な防水は望めない。
よって、一般に、粘度の低い二液ウレタン等(二液性エ
ポキシ、二液性シリコン等)を用い、図9に示すよう
に、ワイヤハ−ネスW/Hの所定の位置にグロメットを
取り付けた後、該グロメット30へ二液性ウレタン等を
混合しながら充填し、充填後に直ちに乾燥硬化させてい
る。
【0007】しかしながら、二液性ウレタン等の二液を
混合させて使用するために、手間がかかると共に、一度
に混合した液剤は空気中で簡単に硬化してしまうため、
取り扱いが非常に難しい。また、二液を混合させる設備
が大掛かりで、ワイヤハ−ネスの組立ライン上で作業で
きず、別工程を設けてシ−ル剤を充填しなければならな
い問題がある。
混合させて使用するために、手間がかかると共に、一度
に混合した液剤は空気中で簡単に硬化してしまうため、
取り扱いが非常に難しい。また、二液を混合させる設備
が大掛かりで、ワイヤハ−ネスの組立ライン上で作業で
きず、別工程を設けてシ−ル剤を充填しなければならな
い問題がある。
【0008】一方、後者の防水構造では、電線間に確実
に隙間ができるので、流動性シ−ル材が高粘度であって
も電線間の隙間に容易に浸透して完全な防水は可能であ
る。しかしながら、別部品の弾性キャップを必要とする
うえ、キャップに各電線を挿通させる工程とキャップを
グロメットに嵌め込む工程とが増加して工程数が増加し
てコストアップになる。しかも、各電線の隙間の分だけ
グロメットの拡径部が太くなって、グロメットが大型化
する問題がある。
に隙間ができるので、流動性シ−ル材が高粘度であって
も電線間の隙間に容易に浸透して完全な防水は可能であ
る。しかしながら、別部品の弾性キャップを必要とする
うえ、キャップに各電線を挿通させる工程とキャップを
グロメットに嵌め込む工程とが増加して工程数が増加し
てコストアップになる。しかも、各電線の隙間の分だけ
グロメットの拡径部が太くなって、グロメットが大型化
する問題がある。
【0009】本発明は上記問題を解決するためになされ
たもので、工程が比較的簡単でコストアップが少なく、
完全な防水が可能なワイヤハ−ネスの電線間防水装置お
よび会い装置を用いた防水方法を提供することを課題と
している。
たもので、工程が比較的簡単でコストアップが少なく、
完全な防水が可能なワイヤハ−ネスの電線間防水装置お
よび会い装置を用いた防水方法を提供することを課題と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、請求項1で、基台上に垂直方向に循環さ
れる左右一対のベルトを対向して設け、これらベルトの
外周面に電線保持溝を周方向に一定ピッチで連設して、
対向する両側の上記電線保持溝で上方より挿入される電
線を1列に整列させながら挟持して下降させるようにし
た止水剤塗布機と、上記ベルトの上端に位置してくる電
線保持溝へ順次止水剤を吐出する止水剤吐出機と、上記
左右一対のベルトの下方に受け皿を配置し、該受け皿上
にシートを載置して、該シート上に上記対向するベルト
の間から落下する止水剤で被覆された電線を受け止める
ようにした電線受け手段とを備え、上記受け皿上で止水
剤が被覆された電線群をシートで覆う構成としているこ
とを特徴とするワイヤハーネスの電線間防水装置を提供
している。
に、本発明は、請求項1で、基台上に垂直方向に循環さ
れる左右一対のベルトを対向して設け、これらベルトの
外周面に電線保持溝を周方向に一定ピッチで連設して、
対向する両側の上記電線保持溝で上方より挿入される電
線を1列に整列させながら挟持して下降させるようにし
た止水剤塗布機と、上記ベルトの上端に位置してくる電
線保持溝へ順次止水剤を吐出する止水剤吐出機と、上記
左右一対のベルトの下方に受け皿を配置し、該受け皿上
にシートを載置して、該シート上に上記対向するベルト
の間から落下する止水剤で被覆された電線を受け止める
ようにした電線受け手段とを備え、上記受け皿上で止水
剤が被覆された電線群をシートで覆う構成としているこ
とを特徴とするワイヤハーネスの電線間防水装置を提供
している。
【0011】上記電線間防水装置によれば、左右一対の
ベルトの間に電線を挿入すると、電線は一列に整列され
た状態で下降され、かつ、この工程中にベルトの電線保
持溝に供給された止水剤が、これら電線保持溝で挟持さ
れる各電線の外周面に確実に塗布することができる。即
ち、電線群を平坦な状態として、これら各電線の外周面
に均等に止水剤を塗布することができる。さらに、止水
剤が外周面に塗布された電線はベルトの下方の受け皿上
に落下して集束されると共に、受け皿には予めシートを
載せて該シート上で電線群を受け止めているため、シー
トを電線群にかぶせるだけでよくなり、作業員が手を汚
すことなく作業ができ、作業能率を高めることができ
る。
ベルトの間に電線を挿入すると、電線は一列に整列され
た状態で下降され、かつ、この工程中にベルトの電線保
持溝に供給された止水剤が、これら電線保持溝で挟持さ
れる各電線の外周面に確実に塗布することができる。即
ち、電線群を平坦な状態として、これら各電線の外周面
に均等に止水剤を塗布することができる。さらに、止水
剤が外周面に塗布された電線はベルトの下方の受け皿上
に落下して集束されると共に、受け皿には予めシートを
載せて該シート上で電線群を受け止めているため、シー
トを電線群にかぶせるだけでよくなり、作業員が手を汚
すことなく作業ができ、作業能率を高めることができ
る。
【0012】上記左右一対のベルトは布線用の基台上に
立設した一対の取付枠に支持バネを介して設置し、上記
支持バネにより上記ベルトを近接する方向に付勢してい
る(請求項2)。このようにベルトをバネで近接方向に
付勢すると、電線に対するベルトの挟持力が高まり、か
つ、電線保持溝に供給した止水剤を電線の外周面に確実
に塗布することができる。さらに、ベルトが進退するこ
とで、如何なる線径の電線であっても挟むことができ
る。
立設した一対の取付枠に支持バネを介して設置し、上記
支持バネにより上記ベルトを近接する方向に付勢してい
る(請求項2)。このようにベルトをバネで近接方向に
付勢すると、電線に対するベルトの挟持力が高まり、か
つ、電線保持溝に供給した止水剤を電線の外周面に確実
に塗布することができる。さらに、ベルトが進退するこ
とで、如何なる線径の電線であっても挟むことができ
る。
【0013】上記電線受け手段の受け皿にシートを供給
するシート供給手段を備え、該シート供給手段はシート
ロールと、該シートロールと上記受け皿との間に設けた
シートカッターを備えている(請求項3)。このよう
に、受け皿上に所要寸法のシートを自動供給できるよう
にすると、作業手数を省くことができる。
するシート供給手段を備え、該シート供給手段はシート
ロールと、該シートロールと上記受け皿との間に設けた
シートカッターを備えている(請求項3)。このよう
に、受け皿上に所要寸法のシートを自動供給できるよう
にすると、作業手数を省くことができる。
【0014】上記左右一対のベルトを同期して循環させ
る駆動手段を備える構成としてもよい(請求項4)。こ
のように、ベルトを駆動手段で自動的に循環させると、
一対のベルトの間の上方に電線群を載置しておくだけで
回転するベルトの保持溝が電線を1本づつ自動的に挟み
こんで下方に送りだすことができ、効率よく止水剤の塗
布作業を行える。
る駆動手段を備える構成としてもよい(請求項4)。こ
のように、ベルトを駆動手段で自動的に循環させると、
一対のベルトの間の上方に電線群を載置しておくだけで
回転するベルトの保持溝が電線を1本づつ自動的に挟み
こんで下方に送りだすことができ、効率よく止水剤の塗
布作業を行える。
【0015】さらに、本発明は、請求項1乃至請求項4
のいずれか1項に記載のワイヤハーネスの電線間防水装
置を用いて、パネル貫通穴への装着用のグロメットに挿
通させるワイヤハ−ネスの電線間を防水する方法を請求
項5で提供している。即ち、ワイヤハ−ネス組立時に電
線群を布線する時、上記線間防水を施す部位の電線群を
上記左右一対のベルトの間に上方より挿入して、上記対
向する電線保持溝で1列に整列させながら下降させ、該
ベルトの電線保持溝に吐出した止水剤で各電線を被覆す
ると共に隣接する電線間に止水剤を浸透させ、これらベ
ルトの下端より落下する電線群を、上記電線受け手段の
受け皿のシート上で受けとめ、所要の電線が受け皿上に
載置された後に上記シートを巻いて断面円形に丸め、上
記グロメットの内部に通すようにしている。
のいずれか1項に記載のワイヤハーネスの電線間防水装
置を用いて、パネル貫通穴への装着用のグロメットに挿
通させるワイヤハ−ネスの電線間を防水する方法を請求
項5で提供している。即ち、ワイヤハ−ネス組立時に電
線群を布線する時、上記線間防水を施す部位の電線群を
上記左右一対のベルトの間に上方より挿入して、上記対
向する電線保持溝で1列に整列させながら下降させ、該
ベルトの電線保持溝に吐出した止水剤で各電線を被覆す
ると共に隣接する電線間に止水剤を浸透させ、これらベ
ルトの下端より落下する電線群を、上記電線受け手段の
受け皿のシート上で受けとめ、所要の電線が受け皿上に
載置された後に上記シートを巻いて断面円形に丸め、上
記グロメットの内部に通すようにしている。
【0016】上記方法によると、各電線の外周面に確実
に止水剤が塗布され、しかも、これら止水剤が外周面に
塗布された電線群をシートでカバーするために、グロメ
ット内部に挿通させる電線の防水を確実に図ることがで
きる。
に止水剤が塗布され、しかも、これら止水剤が外周面に
塗布された電線群をシートでカバーするために、グロメ
ット内部に挿通させる電線の防水を確実に図ることがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施形
態に基づいて説明する。
態に基づいて説明する。
【0018】図1はワイヤハ−ネス組立用の布線基台1
上に設置した本発明に係わる第1実施形態の防水用装置
を示す。該防水用装置は、止水剤塗布機100、該止水
剤塗布機100の上方に配置する止水剤吐出機101、
止水剤塗布機100の下方に配置する電線受け手段10
2、該電線受け手段102の側方に配置するシート供給
機103からなる。
上に設置した本発明に係わる第1実施形態の防水用装置
を示す。該防水用装置は、止水剤塗布機100、該止水
剤塗布機100の上方に配置する止水剤吐出機101、
止水剤塗布機100の下方に配置する電線受け手段10
2、該電線受け手段102の側方に配置するシート供給
機103からなる。
【0019】上記止水剤塗布機100は、布線台1上に
互いに対向して取付枠2、3を立設し、これら取付枠
2、3の対向する内面の上下より夫々前後一対の支持バ
ネ4A,4B、5A,5Bを水平に突出し、これら各前
後一対の支持バネ4A,4B、5A,5Bの先端に夫々
水平方向の支軸6A,6B、7A,7Bを固定し、取付
枠2側の上下支軸6Aと6Bに無端状のベルト8を垂直
方向に巻き掛けると共に、取付枠3側の上下支軸7A,
7Bに無端状のベルト9を垂直方向に巻き掛けている。
互いに対向して取付枠2、3を立設し、これら取付枠
2、3の対向する内面の上下より夫々前後一対の支持バ
ネ4A,4B、5A,5Bを水平に突出し、これら各前
後一対の支持バネ4A,4B、5A,5Bの先端に夫々
水平方向の支軸6A,6B、7A,7Bを固定し、取付
枠2側の上下支軸6Aと6Bに無端状のベルト8を垂直
方向に巻き掛けると共に、取付枠3側の上下支軸7A,
7Bに無端状のベルト9を垂直方向に巻き掛けている。
【0020】上記左右一対のベルト8、9のベルト幅は
図2に示すように、グロメット(図示せず)に挿通させ
て防水を図る区間Xに応じた寸法に設定している。これ
らベルト8、9の外周面には、ベルトの幅方向に連続し
た断面半円状凹部からなる電線保持溝8a、9aを一定
ピッチで、ベルト8、9の周方向全面に設けている。即
ち、左右一対のベルト8、9の外周面に同数同位置に電
線保持溝8a、9aを設け、これら電線保持溝8aと9
aとが垂直方向に対向した状態で、ベルト8、9が循環
するようにしている。
図2に示すように、グロメット(図示せず)に挿通させ
て防水を図る区間Xに応じた寸法に設定している。これ
らベルト8、9の外周面には、ベルトの幅方向に連続し
た断面半円状凹部からなる電線保持溝8a、9aを一定
ピッチで、ベルト8、9の周方向全面に設けている。即
ち、左右一対のベルト8、9の外周面に同数同位置に電
線保持溝8a、9aを設け、これら電線保持溝8aと9
aとが垂直方向に対向した状態で、ベルト8、9が循環
するようにしている。
【0021】左右一対のベルト8、9は支持バネ4A〜
5Bで互いに近接する方向に付勢して、対向する内面側
8b、9bの間に、上方から挿入される電線wを両側の
電線保持溝8a、9aで1本ずつ両側から挟持するよう
に設定している。
5Bで互いに近接する方向に付勢して、対向する内面側
8b、9bの間に、上方から挿入される電線wを両側の
電線保持溝8a、9aで1本ずつ両側から挟持するよう
に設定している。
【0022】上記止水剤塗布機100の上方に配置する
止水剤吐出機101は、左右一対のベルト8、9の上端
に位置してくる電線保持溝8a−1、9a−1に順次所
要粘度の止水剤11を供給する左右一対の吐出管12
A、12Bを備え、これら吐出管12A、12Bの先端
ノズルから止水剤11を上記電線保持溝8aー1、9a
ー1に供給している。よって、電線保持溝8a、9aの
径は、電線wの外周面に止水剤11を被覆できる程度に
電線径よりやや大きく形成している。
止水剤吐出機101は、左右一対のベルト8、9の上端
に位置してくる電線保持溝8a−1、9a−1に順次所
要粘度の止水剤11を供給する左右一対の吐出管12
A、12Bを備え、これら吐出管12A、12Bの先端
ノズルから止水剤11を上記電線保持溝8aー1、9a
ー1に供給している。よって、電線保持溝8a、9aの
径は、電線wの外周面に止水剤11を被覆できる程度に
電線径よりやや大きく形成している。
【0023】上記左右一対の吐出管12A、12Bの先
端に、図3に示すように、ベルト8、9の幅方向に所要
のピッチをあけた各3個のノズル13A、13Bを設
け、これらノズルより電線保持溝8a、9a内に全長に
わたり均等に止水剤11が供給され、電線wの防水区間
Xで確実に止水剤11が塗布されるようにしている。上
記止水剤11としては粘度1000〜2000pois
eのシリコン系止水剤、変性エステル樹脂、合成ゴム系
止水剤等を用いている。
端に、図3に示すように、ベルト8、9の幅方向に所要
のピッチをあけた各3個のノズル13A、13Bを設
け、これらノズルより電線保持溝8a、9a内に全長に
わたり均等に止水剤11が供給され、電線wの防水区間
Xで確実に止水剤11が塗布されるようにしている。上
記止水剤11としては粘度1000〜2000pois
eのシリコン系止水剤、変性エステル樹脂、合成ゴム系
止水剤等を用いている。
【0024】上記止水剤塗布機100の下方に配置する
線材受け手段102は、布線台1上に立設した支脚14
の上端に半円環形状の受け皿15を設けている。該受け
皿15は上記ベルト8、9の対向する内面側8b、9b
の間から落下してくる電線wを受け止めるように配置し
ている。
線材受け手段102は、布線台1上に立設した支脚14
の上端に半円環形状の受け皿15を設けている。該受け
皿15は上記ベルト8、9の対向する内面側8b、9b
の間から落下してくる電線wを受け止めるように配置し
ている。
【0025】上記線材受け手段102の側方には、受け
皿15にビニールシ−ト20を供給するシ−トロ−ル1
7を布線台1上に配置すると共に、該シートロール17
から受け皿15へと供給するビニールシート20の経路
にシートカッター18を配置し、該シートカッター18
でビニールシート20を所定長さに切断している。
皿15にビニールシ−ト20を供給するシ−トロ−ル1
7を布線台1上に配置すると共に、該シートロール17
から受け皿15へと供給するビニールシート20の経路
にシートカッター18を配置し、該シートカッター18
でビニールシート20を所定長さに切断している。
【0026】上記止水剤塗布機100の一方の取付枠2
には上記ビニールシート20が挿通する開口2aを設け
ている。また、他方の取付枠3は下側部3aを上側部3
bと分割してヒンジ19で連結し、ヒンジ19を支点と
して、ベルト9を取り付けた上側部3bを矢印Y1で示
すように倒して、ビニールシート20を巻き付けた電線
群(ワイヤハーネスW/H)を横方向へ取り出せるよう
にしている。上記ヒンジ19のピン19aにはコイル1
9bを巻き付けて、上側部3bが下側部3aと直線状に
連続して図1の状態となるように付勢している。なお、
ワイヤハーネスW/Hを布線方向に沿って引き抜く場合
には、取付枠3は分割せずに一体として布線台1上に立
設している。
には上記ビニールシート20が挿通する開口2aを設け
ている。また、他方の取付枠3は下側部3aを上側部3
bと分割してヒンジ19で連結し、ヒンジ19を支点と
して、ベルト9を取り付けた上側部3bを矢印Y1で示
すように倒して、ビニールシート20を巻き付けた電線
群(ワイヤハーネスW/H)を横方向へ取り出せるよう
にしている。上記ヒンジ19のピン19aにはコイル1
9bを巻き付けて、上側部3bが下側部3aと直線状に
連続して図1の状態となるように付勢している。なお、
ワイヤハーネスW/Hを布線方向に沿って引き抜く場合
には、取付枠3は分割せずに一体として布線台1上に立
設している。
【0027】よって、上記受け皿15とベルト8、9の
下端8c、9cとの間に所要の空間をあけて、受け皿1
5からワイヤハーネスW/Hを横方向に取り出せるよう
にしている。なお、受け皿15の支脚14を布線台1に
対して下降可能に取り付けて、ワイヤハーネス取り出し
時に受け皿15を下降させるようにしてもよい。
下端8c、9cとの間に所要の空間をあけて、受け皿1
5からワイヤハーネスW/Hを横方向に取り出せるよう
にしている。なお、受け皿15の支脚14を布線台1に
対して下降可能に取り付けて、ワイヤハーネス取り出し
時に受け皿15を下降させるようにしてもよい。
【0028】次に、上記構成の防水用装置を用いたワイ
ヤハ−ネスの防水方法を説明する。まず、シ−トロ−ル
17より受け皿15にビニールシート20を供給し、シ
−トカッタ−18で所定長さに切断しておく。このよう
にして受け皿15上にビニールシート20を載せてお
く。
ヤハ−ネスの防水方法を説明する。まず、シ−トロ−ル
17より受け皿15にビニールシート20を供給し、シ
−トカッタ−18で所定長さに切断しておく。このよう
にして受け皿15上にビニールシート20を載せてお
く。
【0029】次に電線群Wを止水剤塗布機100の上方
から、対向したベルト8、9間の上方から1本づつ押し
込んでいく。同時に、止水剤吐出機101の左右一対の
吐出管12A、12Bからベルト8、9の上端の保持溝
8a−1、9a−1に止水剤11を供給する。
から、対向したベルト8、9間の上方から1本づつ押し
込んでいく。同時に、止水剤吐出機101の左右一対の
吐出管12A、12Bからベルト8、9の上端の保持溝
8a−1、9a−1に止水剤11を供給する。
【0030】上記ベルト8、9の対向面に押し込まれた
1本の電線wは対向する左右一対の保持溝8a、9aの
間に挟みこまれる。電線wが順次押し込まれることによ
り、ベルト8、9が押し込まれた電線の挿入力により矢
印Y2に示すように回転し、各電線wは左右一対の保持
溝8aと9aに挟み込まれた状態の縦一列状態で順次下
方に移動する。
1本の電線wは対向する左右一対の保持溝8a、9aの
間に挟みこまれる。電線wが順次押し込まれることによ
り、ベルト8、9が押し込まれた電線の挿入力により矢
印Y2に示すように回転し、各電線wは左右一対の保持
溝8aと9aに挟み込まれた状態の縦一列状態で順次下
方に移動する。
【0031】かつ、各保持溝8a−1、9a−1には上
端位置で止水剤11が供給されているため、各保持溝8
a−1、9a−1により挟み込まれる電線wの外周面に
止水剤11が塗布されることとなる。かつ、両側のベル
ト8、9は支持バネ4a〜5Bにより近接方向に付勢さ
れているため、保持溝8a、9aは電線wの外周面に密
着するように付勢され、よって、保持溝8a、9aの内
周面に溜まっている止水剤11は電線wの外周面に確実
に塗布されることとなる。また、止水剤11はベルト
8、9の対向する内面側8b、9bに沿って流下するた
め、隣接する上下の電線間にも止水剤11が浸透する。
端位置で止水剤11が供給されているため、各保持溝8
a−1、9a−1により挟み込まれる電線wの外周面に
止水剤11が塗布されることとなる。かつ、両側のベル
ト8、9は支持バネ4a〜5Bにより近接方向に付勢さ
れているため、保持溝8a、9aは電線wの外周面に密
着するように付勢され、よって、保持溝8a、9aの内
周面に溜まっている止水剤11は電線wの外周面に確実
に塗布されることとなる。また、止水剤11はベルト
8、9の対向する内面側8b、9bに沿って流下するた
め、隣接する上下の電線間にも止水剤11が浸透する。
【0032】このように、電線wの整列と塗布を行いな
がら電線wを1本づつ挿入してベルト8、9の回転を続
けると、電線wは更に順次下方へ送られ、図3示すよう
に、ベルト8、9の下端8b、9bより順次、止水剤1
1が外周面に塗布された電線wが1本づつ下方の受け皿
15上にビニールシ−ト20上に落下する。
がら電線wを1本づつ挿入してベルト8、9の回転を続
けると、電線wは更に順次下方へ送られ、図3示すよう
に、ベルト8、9の下端8b、9bより順次、止水剤1
1が外周面に塗布された電線wが1本づつ下方の受け皿
15上にビニールシ−ト20上に落下する。
【0033】所定数の電線wに対する止水剤11の塗布
が終われば、防水区間Xに止水剤11が塗布された電線
群Wが受け皿15にビニールシ−ト20上に山積みされ
た状態となる。
が終われば、防水区間Xに止水剤11が塗布された電線
群Wが受け皿15にビニールシ−ト20上に山積みされ
た状態となる。
【0034】ついで、図4に示すように、上記ビニール
シ−ト20を電線群Wの外周に巻き付け、電線群Wを丸
めて断面略円形状とする。
シ−ト20を電線群Wの外周に巻き付け、電線群Wを丸
めて断面略円形状とする。
【0035】上記ビニールシート20の巻き付けを終了
した後、取付枠3の上側部3bを倒して、ビニールシー
ト20を巻き付けた電線群Wを横出して取り出す。その
後、図5(A)に示すように、ビニールシート20の外
周面にテープ25を巻き付けて、電線群Wを断面円形状
に保持すると共に、塗布した止水剤11が拡散して漏れ
るのを防止する。その後、図5(B)に示すように、グ
ロメット26を取り付け、作業が完了する。
した後、取付枠3の上側部3bを倒して、ビニールシー
ト20を巻き付けた電線群Wを横出して取り出す。その
後、図5(A)に示すように、ビニールシート20の外
周面にテープ25を巻き付けて、電線群Wを断面円形状
に保持すると共に、塗布した止水剤11が拡散して漏れ
るのを防止する。その後、図5(B)に示すように、グ
ロメット26を取り付け、作業が完了する。
【0036】図6および図7は第2実施形態を示し、第
1実施形態では、作業員が電線wをベルト8と9の間に
1本づつ挿入し、その挿入によりベルト8、9とを循環
作動させているが、第2実施形態では、ベルト8、9と
をモータ50で駆動して自動的に循環させ、上方から落
下させる電線wを1本づつ対向する電線保持溝8aと9
aとで挟んで下降させている。
1実施形態では、作業員が電線wをベルト8と9の間に
1本づつ挿入し、その挿入によりベルト8、9とを循環
作動させているが、第2実施形態では、ベルト8、9と
をモータ50で駆動して自動的に循環させ、上方から落
下させる電線wを1本づつ対向する電線保持溝8aと9
aとで挟んで下降させている。
【0037】具体的には、布線台1より立設した取付枠
2、3の対向する内面の上下に、前後一対の支持アーム
40A、40B、41A、41Bを突設し、これら支持
アーム40A〜41Bにローラ軸42A,42B、43
A、43Bを回転自在に取り付けている。上記取付枠2
側の上下ローラ軸42Aと42Bとにベルト8、43A
と43Bとにベルト9を夫々巻かけている。
2、3の対向する内面の上下に、前後一対の支持アーム
40A、40B、41A、41Bを突設し、これら支持
アーム40A〜41Bにローラ軸42A,42B、43
A、43Bを回転自在に取り付けている。上記取付枠2
側の上下ローラ軸42Aと42Bとにベルト8、43A
と43Bとにベルト9を夫々巻かけている。
【0038】上記支軸42A、43Aはモータ50によ
り同期して回転させている。即ち、モータ50の出力軸
44の先端に固定したギア45をローラ軸42Aの先端
に固定したギア46と噛み合わせて、モータ50により
ローラ軸42Aを回転駆動している。また、上記出力軸
44にスプロケット47を固定する一方、上記支持アー
ム41Aより回転自在に突設した支軸48にギア49お
よび従動スプロケット51を固定して、伝動ベルト52
により従動スプロケット51を回転させてギア49を回
転させ、該ギア49をローラ軸43Aの先端に固定した
ギア53と噛み合わせて、ローラ軸43Aをローラ軸4
2Aと同期回転させている。
り同期して回転させている。即ち、モータ50の出力軸
44の先端に固定したギア45をローラ軸42Aの先端
に固定したギア46と噛み合わせて、モータ50により
ローラ軸42Aを回転駆動している。また、上記出力軸
44にスプロケット47を固定する一方、上記支持アー
ム41Aより回転自在に突設した支軸48にギア49お
よび従動スプロケット51を固定して、伝動ベルト52
により従動スプロケット51を回転させてギア49を回
転させ、該ギア49をローラ軸43Aの先端に固定した
ギア53と噛み合わせて、ローラ軸43Aをローラ軸4
2Aと同期回転させている。
【0039】上記のようにモ−タ50で、ローラ軸42
Aと43Aとを同期駆動させることでベルト8、9は矢
印Y2に回転され、電線wをベルト8、9の上部に載せ
るだけで、回転するベルト8、9の電線保持溝8a、9
aが電線wを1本ずつを自動的に挟み込んで下方に送り
出すことができ、効率よく止水剤11の塗布作業が行え
る。
Aと43Aとを同期駆動させることでベルト8、9は矢
印Y2に回転され、電線wをベルト8、9の上部に載せ
るだけで、回転するベルト8、9の電線保持溝8a、9
aが電線wを1本ずつを自動的に挟み込んで下方に送り
出すことができ、効率よく止水剤11の塗布作業が行え
る。
【0040】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、例えば、受け皿上に載せるシートはビニールシート
に限定されず、他の適宜はシートを用いてもよい。
ず、例えば、受け皿上に載せるシートはビニールシート
に限定されず、他の適宜はシートを用いてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
に係わるワイヤハ−ネスの電線間防水装置によれば、左
右一対のベルトの間に上方から電線を挿入するだけで1
列に整列されて平坦化でき、しかも、この平坦化された
電線がそれぞれ止水剤が供給された電線保持溝で挟持さ
れるため、各電線の外周面全体に確実に止水剤を塗布で
きると共に均等量の止水剤を塗布することができる。
に係わるワイヤハ−ネスの電線間防水装置によれば、左
右一対のベルトの間に上方から電線を挿入するだけで1
列に整列されて平坦化でき、しかも、この平坦化された
電線がそれぞれ止水剤が供給された電線保持溝で挟持さ
れるため、各電線の外周面全体に確実に止水剤を塗布で
きると共に均等量の止水剤を塗布することができる。
【0042】さらに、ベルトから自動的に落下してくる
止水剤で被覆した電線を、受け皿のシート上で受け止め
るため、所要数の電線が受け止められた後、シートを電
線群にかぶせるだけでよくなり、作業能率を高めること
ができる。
止水剤で被覆した電線を、受け皿のシート上で受け止め
るため、所要数の電線が受け止められた後、シートを電
線群にかぶせるだけでよくなり、作業能率を高めること
ができる。
【0043】さらにまた、1列に並列させた電線群の電
線1本ずつの表面に、止水剤を注入しながら塗布してい
くため、止水剤の無駄がなくなり、従来の使用量の略半
分でよくなる。実際、従来の一つのグロメット内に10
g〜30gの止水剤を充填していたのが、本発明の方法
によれば、5g〜10g程度でよくなる。このように、
使用止水剤の量を半減できるため、コストの低減を図る
ことができる。
線1本ずつの表面に、止水剤を注入しながら塗布してい
くため、止水剤の無駄がなくなり、従来の使用量の略半
分でよくなる。実際、従来の一つのグロメット内に10
g〜30gの止水剤を充填していたのが、本発明の方法
によれば、5g〜10g程度でよくなる。このように、
使用止水剤の量を半減できるため、コストの低減を図る
ことができる。
【0044】さらに、ワイヤハ−ネス組立ライン上にお
いて、電線布線時に、上記電線間防水装置により、グロ
メットを取り付けて防水処理を施す必要がある部位の電
線群に止水剤を塗布しておくことができる。即ち、従
来、別工程でせざるを得なかった止水剤塗布工程をワイ
ヤハ−ネス組立ライン上ででき、防水処理工程の簡易化
およびスピ−ド化を図ることができる。
いて、電線布線時に、上記電線間防水装置により、グロ
メットを取り付けて防水処理を施す必要がある部位の電
線群に止水剤を塗布しておくことができる。即ち、従
来、別工程でせざるを得なかった止水剤塗布工程をワイ
ヤハ−ネス組立ライン上ででき、防水処理工程の簡易化
およびスピ−ド化を図ることができる。
【図1】 本発明に係わる防水用装置の第1実施例を示
す概略断面図である。
す概略断面図である。
【図2】 上記装置の要部概略斜視図である。
【図3】 上記装置による止水剤塗布方法を示す概略図
である。
である。
【図4】 上記装置によるシートの巻き付け状態を示す
概略図である。
概略図である。
【図5】 (A)は上記シート巻後のテープ巻を示す概
略図、(B)はテープ巻後にグロメットに挿入した状態
を示す概略図である。
略図、(B)はテープ巻後にグロメットに挿入した状態
を示す概略図である。
【図6】 本発明装置の第2実施形態の概略平面図であ
る。
る。
【図7】 上記第2実施形態の要部斜視図である。
【図8】 従来のグロメットの防水構造を示す断面図で
ある。
ある。
【図9】 従来のグロメットの防水方法を示す概略図で
ある。
ある。
100 止水剤塗布機 101 止水剤吐出機 102 電線受け手段 103 シート供給手段 w 電線 W/H ワイヤハ−ネス X 防水区間 1 布線台 2、3 取付枠 4A〜5B 支持バネ 6A〜7B 支軸 8、9 ベルト 8a、9a 電線保持溝 11 止水剤 12A、12B 止水剤吐出管 15 受け皿 17 シートロール 18 シートカッター 20 シート 26 グロメット 50 モータ
Claims (5)
- 【請求項1】 基台上に垂直方向に循環される左右一対
のベルトを対向して設け、これらベルトの外周面に電線
保持溝を周方向に一定ピッチで連設して、対向する両側
の上記電線保持溝で上方より挿入される電線を1列に整
列させながら挟持して下降させるようにした止水剤塗布
機と、 上記ベルトの上端に位置してくる電線保持溝へ順次止水
剤を吐出する止水剤吐出機と、 上記左右一対のベルトの下方に受け皿を配置し、該受け
皿上にシートを載置して、該シート上に上記対向するベ
ルトの間から落下する止水剤で被覆された電線を受け止
めるようにした電線受け手段とを備え、上記受け皿上で
止水剤が被覆された電線群をシートで覆う構成としてい
ることを特徴とするワイヤハーネスの電線間防水装置。 - 【請求項2】 上記左右一対のベルトは布線用の基台上
に立設した一対の取付枠に支持バネを介して設置し、上
記支持バネにより上記ベルトを近接する方向に付勢して
いる請求項1に記載のワイヤハーネスの電線間防水装
置。 - 【請求項3】 上記電線受け手段の受け皿にシートを供
給するシート供給手段を備え、該シート供給手段はシー
トロールと、該シートロールと上記受け皿との間に設け
たシートカッターを備えている請求項1または請求項2
に記載のワイヤハーネスの電線間防水装置。 - 【請求項4】 上記左右一対のベルトを同期して循環さ
せる駆動手段を備えている請求項1乃至請求項3のいず
れか1項に記載のワイヤハーネスの電線間防水装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
記載のワイヤハーネスの電線間防水装置を用いて、パネ
ル貫通穴への装着用のグロメットに挿通させるワイヤハ
−ネスの電線間を防水するもので、 ワイヤハ−ネス組立時に電線群を布線する時、上記線間
防水を施す部位の電線群を上記左右一対のベルトの間に
上方より挿入して、上記対向する電線保持溝で1列に整
列させながら下降させ、該ベルトの電線保持溝に吐出し
た止水剤で各電線を被覆すると共に隣接する電線間に止
水剤を浸透させ、これらベルトの下端より落下する電線
群を、上記電線受け手段の受け皿のシート上で受けと
め、 所要の電線が受け皿上に載置された後に上記シートを巻
いて断面円形に丸め、上記グロメットの内部に通すこと
を特徴とするワイヤハ−ネスの防水方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8329529A JPH10172359A (ja) | 1996-12-10 | 1996-12-10 | ワイヤハーネスの電線間防水装置および該装置を用いたワイヤハーネスの防水方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8329529A JPH10172359A (ja) | 1996-12-10 | 1996-12-10 | ワイヤハーネスの電線間防水装置および該装置を用いたワイヤハーネスの防水方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10172359A true JPH10172359A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18222393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8329529A Withdrawn JPH10172359A (ja) | 1996-12-10 | 1996-12-10 | ワイヤハーネスの電線間防水装置および該装置を用いたワイヤハーネスの防水方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10172359A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007134054A (ja) * | 2005-11-08 | 2007-05-31 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 車載用電線の止水処理方法 |
JP2007226999A (ja) * | 2006-02-21 | 2007-09-06 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 止水用液剤の供給方法、供給装置、およびこれを用いた車載用電線の止水処理方法ならびに車載用電線 |
JP2009289607A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Yazaki Corp | 電線止水処理方法、電線止水処理装置、およびワイヤハーネス |
CN114180394A (zh) * | 2021-12-10 | 2022-03-15 | 永高股份有限公司 | 一种绕线机的走线结构 |
-
1996
- 1996-12-10 JP JP8329529A patent/JPH10172359A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007134054A (ja) * | 2005-11-08 | 2007-05-31 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 車載用電線の止水処理方法 |
JP2007226999A (ja) * | 2006-02-21 | 2007-09-06 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 止水用液剤の供給方法、供給装置、およびこれを用いた車載用電線の止水処理方法ならびに車載用電線 |
JP2009289607A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Yazaki Corp | 電線止水処理方法、電線止水処理装置、およびワイヤハーネス |
CN114180394A (zh) * | 2021-12-10 | 2022-03-15 | 永高股份有限公司 | 一种绕线机的走线结构 |
CN114180394B (zh) * | 2021-12-10 | 2023-09-05 | 公元股份有限公司 | 一种绕线机的走线结构 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040302 |