JP5348736B2 - ワイヤハーネスの電線束の止水処理方法、ワイヤハーネスの電線束の止水処理装置、およびワイヤハーネス - Google Patents
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Description
(1) 電線束を構成する複数の電線をばらけた状態にした前記電線束を互いに開閉可能な複数の成形型の間に配置した状態で該成形型から止水材を吐出することで各電線の外周に液状の止水材を付着させる止水材付着工程と、
該止水材付着工程後、前記止水材が流動性を持つ段階で、前記複数の成形型を型閉じ状態にして前記電線束の前記止水材が付着した部分に外部から圧力を加えることで、前記止水材を前記複数の電線間の隙間に行き渡らせると共に、前記ばらけた状態の電線束を前記複数の成形型により所定の収束形状に成形する加圧工程と、
前記止水材を前記複数の電線間の隙間に行き渡らせた後、該止水材を固化させる固化工程と、
を有すること。
また、上記止水処理方法によれば、電線束をばらけた状態にしてから止水材付着工程を実施するので、よりムラ無く止水材を各電線の外周に付着させることができ、次の加圧工程を経ることにより、電線間の隙間により確実に止水材を行き渡らせることができる。また、ばらけた状態の電線束を複数の成形型で所定の収束形状に成形するので、グロメット等に収納しやい形にすることができる。
また、上記構成のワイヤハーネスの製造方法によれば、型開き状態の成形型から止水材を電線束に向けて吐出し、その後で、型閉じすることで外部から圧力をかけるので、成形型とは別に、止水材を吐出するための吐出装置を独立して設ける必要がなく、同じ位置での一連の操作により、止水材付着工程から加圧工程までを行なうことができ、生産効率の向上が図れる。
(2) 複数の電線を束ねた電線束の外周に液状の止水材を付着させる止水材付着装置と、
前記電線束の外周に付着した前記止水材が流動性を持つ段階で前記電線束の前記止水材が付着した部分に押し付けられて当該部分に圧力を加え、それにより前記止水材を前記複数の電線間の隙間に行き渡らせる押圧機構と、
を備え、
前記押圧機構が、互いに開閉可能な複数の成形型で構成され、
型開き状態の前記複数の成形型間に配置された前記電線束の外周に向けて前記液状の止水材を吐出する前記止水材付着装置の吐出口が前記複数の成形型に設けられており、
前記複数の成形型の、前記電線束の前記止水材が付着した部分に対する押圧面には、当該電線束の前記止水材が付着した部分を所定形状に成形するための凹部が設けられ、
前記複数の成形型は、前記電線束の外周に付着した前記止水材が前記複数の電線間の隙間に行き渡るように、前記電線束の前記止水材が付着した部分を間に配置した状態で型閉じ状態にされ、これにより前記電線束の前記止水材が付着した部分が成形されること。
また、上記の構成の止水処理装置によれば、押圧機構を構成する成形型自体に、止水材の吐出口が設けられている。こうすれば、複数の成形型を開いた状態で、該複数の成形型間に配置された電線束に向けて吐出口から止水材を吐出し、その後、型閉じすることにより、外部から圧力をかけることができる。つまり、同一の型を使用し、同じ位置での一連の操作により、止水材付着工程から加圧工程までを行なうことができ、生産効率の向上を図ることができる。
また、上記構成の止水処理装置によれば、複数の成形型の押圧面に電線束の止水材が付着した部分を所定形状に成形するための凹部が設けられているので、電線束に圧力を加えることで電線束の止水材が付着した部分を凹部により所定形状に成形することができる。
(3) 上記(2)のワイヤハーネスの電線束の止水処理装置により止水処理され、前記止水材が前記複数の電線間の隙間に行き渡った前記電線束を備えたこと。
図1(a)〜(c)および図2(a)〜(d)は、本発明にかかる止水処理方法および止水処理装置の第1実施形態の説明図であって、図1(a)〜(c)はその工程を説明するための概略斜視図(システムブロックを含む。)、そして図2(a)〜(d)は同様の工程を説明するための正面図である。
一般に、ワイヤハーネスを組み立てる場合、例えば、作業員が所定の組立作業台上に、設計図等を参照しながら、複数本の電線を取り付けていき、これらを所定形状に配索していく。更に作業員は、例えば、電線の所定箇所にプロテクタや樹脂チューブあるいはクリップ等の部品を組み付けたり、テープを巻き付けたりして、所定形状のワイヤハーネスを形成していく。
まず、電線束WHを構成する複数の電線Wを適度にばらけた状態にして、図1(a)に示すように、開放状態にした一対の成形型10の押圧面10a間に配置する。ここで、一対の成形型10によって複数の電線Wを適度にばらけた状態にしてもよく、または、別途整列冶具等を用いて複数の電線Wをばらけた状態にしてもよい。このように複数の電線Wを適度にばらけた状態にしておくことで、後工程で吐出される止水材Sが、電線W間の隙間により行き渡りやすくなる。次に、図2(a)、(b)に示すように、成形型10の吐出口12から液状の止水材Sが吐出されることにより、電線束WHの外周に止水材Sが付着する(止水材付着工程)。
図3(a)〜(d)は、本発明にかかる止水処理方法および止水処理装置の第2実施形態を説明するための図である。なお、以下に説明する実施形態において、すでに説明した部材などと同等な構成・作用を有する部材等については、図中に同一符号又は相当符号を付すことにより、説明を簡略化或いは省略する。
先ず、図3(a)に示すように、型開き状態の一対の成形型110の押圧面110a間に電線束WHを配置し、成形型110の吐出口112から液状の止水材Sを吐出し、図3(b)に示すように電線束WHの外周に止水材Sを付着させる(止水材付着工程)。
図4は、本発明にかかる止水処理方法および止水処理装置の第3実施形態を説明するための図である。
図4に示すように、本実施形態の製造装置は、互いに開閉可能な一対の成形型210を備え、一対の成形型210の互いに対向する押圧面210a同士が、型閉じ状態の際に近づき、型開き状態で互いに離間するように、図示しない制御機構により制御される図示しない駆動機構によって駆動され、押圧面210aに断面半円状の凹部211が設けられている。一対の成形型210を型閉じ状態とすることで、各押圧面210aに設けられた凹部211によって、断面視略円形の空間が区画される。このように断面半円状の凹部211を有する成形型210を用いた場合、電線束WHを断面円形に近い形に成形でき、グロメットのワイヤハーネス貫通部に挿通させるのに都合がよい。
先ず、型開き状態の一対の成形型210の押圧面210aに電線束WHを配置し、成形型210の吐出口212から液状の止水材Sを吐出し、電線束WHの外周に止水材Sを付着させる(止水材付着工程)。
WH 電線束
S 止水材
10,110,210 金型
10a,110a,210a 押圧面
11,211 凹部
12,112,212 吐出口
Claims (3)
- 電線束を構成する複数の電線をばらけた状態にした前記電線束を互いに開閉可能な複数の成形型の間に配置した状態で該成形型から止水材を吐出することで各電線の外周に液状の止水材を付着させる止水材付着工程と、
該止水材付着工程後、前記止水材が流動性を持つ段階で、前記複数の成形型を型閉じ状態にして前記電線束の前記止水材が付着した部分に外部から圧力を加えることで、前記止水材を前記複数の電線間の隙間に行き渡らせると共に、前記ばらけた状態の電線束を前記複数の成形型により所定の収束形状に成形する加圧工程と、
前記止水材を前記複数の電線間の隙間に行き渡らせた後、該止水材を固化させる固化工程と、
を有することを特徴とするワイヤハーネスの電線束の止水処理方法。 - 複数の電線を束ねた電線束の外周に液状の止水材を付着させる止水材付着装置と、
前記電線束の外周に付着した前記止水材が流動性を持つ段階で前記電線束の前記止水材が付着した部分に押し付けられて当該部分に圧力を加え、それにより前記止水材を前記複数の電線間の隙間に行き渡らせる押圧機構と、
を備え、
前記押圧機構が、互いに開閉可能な複数の成形型で構成され、
型開き状態の前記複数の成形型間に配置された前記電線束の外周に向けて前記液状の止水材を吐出する前記止水材付着装置の吐出口が前記複数の成形型に設けられており、
前記複数の成形型の、前記電線束の前記止水材が付着した部分に対する押圧面には、当該電線束の前記止水材が付着した部分を所定形状に成形するための凹部が設けられ、
前記複数の成形型は、前記電線束の外周に付着した前記止水材が前記複数の電線間の隙間に行き渡るように、前記電線束の前記止水材が付着した部分を間に配置した状態で型閉じ状態にされ、これにより前記電線束の前記止水材が付着した部分が成形されることを特徴とするワイヤハーネスの電線束の止水処理装置。 - 請求項2に記載のワイヤハーネスの電線束の止水処理装置により止水処理され、前記止水材が前記複数の電線間の隙間に行き渡った前記電線束を備えたことを特徴とするワイヤハーネス。
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