JP5334348B2 - 純粋なn−ビニルピロリドンの取得方法 - Google Patents

純粋なn−ビニルピロリドンの取得方法 Download PDF

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Description

本発明は、N−ビニルピロリドン含有粗製生成物からの純粋なN−ビニルピロリドンの取得方法に関する。
N−ビニルピロリドンのホモポリマーおよびコポリマーは多くの分野で使用されている。該ポリマーは化粧品、製薬学的分野および食品工業のためのポリマーを製造するためのモノマーとしてしばしば使用されている。上記の食品工業のためにはN−ビニルピロリドンの純度に対して高い要求が課されている。
N−ビニルピロリドンは、工業的規模では2−ピロリドンをアセチレンと圧力下で塩基性触媒、例えば水酸化物およびアルコラートの存在でビニル化させることにより製造される。蒸留後に得られる生成物は価値のある生成物を通常98〜99.9%の量で含有しており、この場合主要な不純物は2−ピロリドンである。それに加え、生成物は、なお窒素化合物およびビニルエーテル化合物を少量含有し、これらの化合物は部分的に重合の際に生成物の変色および臭気の形成をまねく。
多岐にわたる適用のためには、0.1質量%未満の不純物を含有するN−ビニルピロリドンが不可欠である。原則的に、上記のような純度は分別蒸留により達成されることができる。重合の際に観察された生成物の変色の原因となる化合物の分離は、上記の方法ではほとんど不可能である。従ってしばしば蒸留と抽出による後処理とが組合される。例えば、ドイツ連邦共和国特許第3736603号明細書にはイオン交換器を用いてのこの種の不純物の除去が記載されている。
国際特許出願公表第94/18166号明細書から、多工程の分別結晶化によるN−ビニルピロリドンの精製は公知である。上記方法の場合、N−ビニルピロリドンの過冷却された溶融液は結晶化され、母液は分離され、かつ結晶は少なくとももう1つの結晶化工程で処理される。同様に、母液からの価値のある生成物の取得は多工程の分別結晶化により行われる。国際特許出願公表第94/18166号明細書から公知である方法は向流原理に基づいており、その際、各結晶化工程では結晶が結晶化残渣(母液)から分離され、結晶は次のより高次な結晶化工程へ供給され、かつ結晶化残渣(母液)は次のより低次の結晶化工程へ供給される。当然のことながら、この種の結晶化方法のための機器の費用は高額である。それに加え、多数の結晶化工程に基づく方法は多くの時間を必要とする。
同様に、欧州特許出願公開第767169号明細書にはN−ビニルピロリドンの精製のための結晶化方法が記載されており、該方法は、溶融液を過冷却する代わりに結晶化温度で種晶を用いることによってN−ビニルピロリドンの結晶化を開始させるという点で、国際特許出願公表第94/18166号明細書から公知の方法と区別される。また、ここでは第一の結晶化工程の母液の後処理は、1つまたは複数の連続的な結晶化工程により行われる。また、国際特許出願公表第94/18166号明細書に記載の方法よりも高い効率のために殆んど結晶化工程が必要とされない場合には、この方法にとっても機器の費用はまさに高額である。
本発明は、機器のわずかな費用で運転することができ、かつ高純度のN−ビニルピロリドンを供給する、N−ビニルピロリドン含有粗製生成物からの純粋なN−ビニルピロリドンの取得方法を提供するという課題に基づいている。さらに、上記の方法は好ましくはN−ビニルピロリドンの連続的な製造方法に組込まれるべきである。
上記の課題は、第一の結晶化工程の母液が蒸留精製および/または抽出精製に供給されるか、もしくは該母液が製造工程のN−ビニルピロリドン含有生成物流に返送されることによって特徴づけられる、一工程または多工程の結晶化方法を含む、N−ビニルピロリドン含有粗製生成物からの純粋なN−ビニルピロリドンの取得方法によって解決される。
N−ビニルピロリドンの精製のための本発明による方法は、原則的にN−ビニルピロリドンの回分的な製造方法にも連続的な製造方法にも組込まれることができる。N−ビニルピロリドンの連続的な製造方法への本発明による精製方法の組込みは殊に好ましい。
本発明による方法では、一工程または多工程で実施することができる粗製生成物の結晶化により、粗製生成物から純粋なN−ビニルピロリドンが取得される。当然のことながら、結晶化は固相、即ちN−ビニルピロリドンで濃縮された結晶質相およびN−ビニルピロリドンが枯渇した液相(母液)への分離が得られるように実施される。
本発明によれば、第一の結晶化工程、即ちN−ビニルピロリドン含有粗製生成物が供給された結晶化工程で結晶化の際に生じる母液は、さらに結晶化により後処理されない。むしろ、母液の後処理のために、この母液は、第一の処理変法後に抽出精製および/または蒸留精製、有利には組合された抽出精製および蒸留精製に供給される。
ここで蒸留精製とは、母液から、いわゆる易沸騰性物、即ちN−ビニルピロリドンよりも高い蒸気圧を有する化合物およびいわゆる難沸騰性物、即ちN−ビニルピロリドンよりも低い蒸気圧を有する化合物、殊に2−ピロリドン自体が、価値のある生成物と分離される、一工程または多工程の分別蒸留を意味する。有利に蒸留精製は減圧蒸留として実施される。蒸留温度は通常、圧力1〜100トル、殊に5〜20トルの際に50〜150℃の範囲、殊に80〜120℃の範囲である。この場合生じる易沸騰性物、殊に2−ピロリドン含有留分は、粗製蒸留を介してまたは直接固有の製造工程へ返送されることができる。有利に、蒸留精製は抽出精製と組合される。
本発明による処理の第二の変法では、母液は製造工程のN−ビニルピロリドン含有生成物流に返送される。N−ビニルピロリドン含有生成物流の粗製蒸留が設けられている限り、母液は粗製蒸留前の生成物流中または粗製蒸留中へも返送されることができ、同様に粗製蒸留の後の生成物流中へも返送されることができる。有利に、生成物流への返送は粗製蒸留の前に行われる。どちらの場合にも、場合により易沸騰性の留分は固有の分別蒸留中で遠心分離されることが望ましい。これにより粗製生成物中の上記成分の蓄積が回避される。
また当然のことながら、処理変法1によれば、母液の蒸留/抽出による後処理は、有利に処理変法2前の製造工程への母液の返送と組合されてもよいし、処理変法2後の粗製蒸留中への母液の返送と組合されてもよい。
本発明による方法の殊に有利な態様では、精製されるべき粗製生成物は2つの部分流T1およびT2に分割される。部分流T1は結晶化に供給される。部分流T2は、上記のように蒸留および/または抽出により後処理される。
さらに、結晶化による後処理の際に生じる母液は、処理変法に応じて上記されたように製造工程のN−ビニルピロリドン含有生成物流中に返送されるか、もしくは部分流T2に返送されることができる。さらに、母液は部分流T2を介して蒸留および/または抽出による後処理に供給される。上記方法は、一方でN−ビニルピロリドンに対する需要および要求に応じて、種々の品質を有する生成物を意図的に製造することができるという利点を有する。他方で、上記方法は、蒸留工程および/または抽出工程を介して精製が行われる現行の連続的な製造方法への、結晶化による高純度のN−ビニルピロリドンの製造方法の容易な組込みを可能にする。さらに上記方法は、現行の蒸留による後処理の概念への結晶化工程から返送された母液の容易な組込みを可能にする。コストの高い母液の後処理は不要である。さらに、母液は完全にまたは部分的に流れT1に返送されることができる。
本発明による方法において、結晶化に供給されるべきN−ビニルピロリドン含有粗製生成物は限定されるものではない。有利に、N−ビニルピロリドン含有粗製生成物は20質量%以下、有利に10質量%以下、殊に0.3〜2質量%の2−ピロリドンおよび1質量%以下、殊に0.1質量%以下の易沸騰性の不純物および/または着色性の不純物を含有する。この種の粗製生成物は、通常N−ビニルピロリドンの製造の際に生じる生成物流の蒸留による後処理(粗製蒸留)により取得される。有利に、粗製蒸留は減圧蒸留の形で実施され、その際、価値のある生成物であるN−ビニルピロリドンは塔頂を介して留去され、かつ大部分の2−ピロリドンは塔底生成物として取り出される。この塔底生成物は、通常は製造工程中に返送される。
N−ビニルピロリドン含有粗製生成物の固有の結晶化は、公知の結晶化方法と同様に行うことができる。適当な結晶化方法は、例えば米国特許第5329021号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第2606364号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第1769123号明細書および欧州特許出願公開第475893号明細書から公知である。結晶化の実施のためには、精製されるべき粗製生成物は通常晶出器へ移され、かつN−ビニルピロリドンの一部分は粗製生成物を冷却しながら晶出される。その際に生じるN−ビニルピロリドン含有母液は分離され、かつ請求項1に記載の方法で処理される。有利に結晶化は、結晶化に供給された粗製生成物中に含有されるN−ビニルピロリドンの少なくとも5質量%、有利に少なくとも20質量%が晶出するまで導かれる。通常、十分な精製作用を達成するためには、粗製生成物中に含有されるN−ビニルピロリドンの95質量%以下、殊に80質量%以下が晶出される。
本発明による方法において使用された晶出器は限定されない。冷却された面上での結晶の形成に基づく機能を有する晶出器は、特に好適であることが判明した。この種の結晶化方法は層状結晶化とも呼称される。好適な装置は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第1769123号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第2606364号明細書、欧州特許出願公開第218545号明細書、欧州特許出願公開第323377号明細書、スイス国特許第645278号明細書、仏国特許第2668946号明細書および米国特許第3597164号明細書に記載されている。
層状結晶化のためには、N−ビニルピロリドン含有粗製生成物は熱交換器の冷却された面と接触される。その際、晶出器の熱交換器面は、有利に粗製生成物中のN−ビニルピロリドンの融点を40Kまで下回ることができるような温度に冷却される。所望の結晶化度が達成された場合、冷却処理は停止され、かつ液体の母液は例えばポンプ輸送による除去または流出により排出される。精製され、結晶化されたN−ビニルピロリドンは、通常熱交換器面をN−ビニルピロリドンの融点を上回る温度に加熱することによって単離され、その際、精製されたN−ビニルピロリドンは溶融液として得られ、溶融液として単離される。場合により、なお後精製工程は精製されたN−ビニルピロリドンの単離前に実施される。
付加的な精製工程として、例えば熱交換器面上に析出された結晶層の発汗を実施することができる。この際、結晶層の温度は若干上昇され、この場合には有利に結晶層のより高度に汚染された領域は溶融分離され、こうして付加的な精製作用が達成される。さらに、発汗生成物は母液に供給され、かつ該母液と一緒にさらに加工される。また、結晶層は清浄液、例えば精製されたN−ビニルピロリドンの溶融液で処理されてもよい。
層状結晶化のために必要とされる晶出器中の粗製生成物の温度は、該粗製生成物の組成に依存する。当然のことながら、該粗製生成物の温度の上限は、既に結晶化されたN−ビニルピロリドンが母液中に含有されているN−ビニルピロリドンと平衡状態にある温度である(平衡温度)。平衡温度は、粗製生成物の組成に応じて+14.4〜−6℃の範囲内にある。また当然のことながら、結晶化のためにより低い温度を適用することもできる。しかしながら、著しく過冷却された溶融液は好ましくは回避され、従って、結晶化に適用された、粗製生成物の温度は有利には平衡温度よりも5℃低い、殊に2℃低い温度である。典型的には、層状結晶化の間の粗製生成物の温度は、−10〜+14.4℃の範囲内、殊に有利に−5〜+14℃の範囲内にある。
層状結晶化が種晶の存在で実施されることは有利であることが判明した。原則的に、N−ビニルピロリドンの結晶化の際に種晶を適用することは欧州特許出願公開第767169号明細書の記載から公知であり、従って該適用に関しては全面的に上記刊行物が参考のために記載されている。この場合には、結晶化の間に結晶が成長する晶出器の表面は、好ましくは結晶化の前にN−ビニルピロリドンからの種層で被覆されるように作業される。種晶は精製されるべき粗製生成物から取得されることもできるし、精製されたN−ビニルピロリドンの溶融液から取得されることもできる。例えば種晶は、N−ビニルピロリドン含有溶融液被膜を結晶成長が生じる晶出器の表面上で製造し、この被膜を例えば融点よりも低い温度への冷却によって凍結させることにより、該晶出器の表面上で製造することができる。有利に、種晶はN−ビニルピロリドン溶融液中のN−ビニルピロリドン結晶の懸濁液からの被膜をもたらし、引き続き上記被膜を凍結させることによって製造される。この場合、凍結は有利に平衡温度の範囲内での温度で行われる。
この種の懸濁液は、少量の結晶を粗製生成物または精製されたN−ビニルピロリドンの溶融液から過冷却によって凍結させることにより製造されることができる。例えば結晶は、N−ビニルピロリドン含有溶融液(粗製生成物または精製されたビニルピロリドンの溶融液)から間接的な冷却によってスクレーパー冷却器(Kratzkuehler)または壁面走行する撹拌機を有する攪拌容器中で凍結分離されることができ、この場合この結晶は、スクレーパー部材を用いて冷却された壁面に接して溶融液中で懸濁される。また種晶は、晶出器上でまたは晶出器中に取り付けられた冷却可能な要素(例えば、冷却フィンガーまたは冷却セクション上で、溶融液を融点を下回る温度に冷却することにより、直接に溶融液中に製造されることができる。種晶は、有利に溶融液0.1〜700g/kgの量、殊に1〜300g/kgの範囲内の量で製造される。
層状結晶化の1つの有利な態様では、懸濁液は、晶出器を懸濁液で充填し、引き続き該晶出器を空にすることにより、晶出器面上にもたらされる。晶出器を空にした後、懸濁液の層は晶出器面上に残存し、さらに該層は有利に平衡温度の範囲内で凍結される。
冷却面上での結晶化は、動的な方法としても静的な方法としても実施されることができる。好ましくは動的な方法が適用される。静的な方法は例えば米国特許第3597164号明細書、欧州特許第323377号明細書および仏国特許第2668946号明細書に記載されており、上記刊行物は本明細書中に参考のために記載されている。静的な方法において、液相中での物質交換は自由対流によってのみ起こる(静置時の溶融液)。
動的な結晶化方法の場合には、結晶化されるべき粗製生成物は流動運動状態に維持される。これは、ドイツ連邦共和国特許第2606364号明細書に記載されているように、強制的な流れによって完全に貫流される熱交換器中で行うこともできるし、例えばドイツ連邦共和国特許出願公告第1769123号明細書および欧州特許出願公開第218545号明細書の記載と同様に、冷却された壁面上に細流の被膜を置くことにより行うこともできるし、可動される冷却面、例えば冷却ロールまたは冷却ベルトを用いて行うこともできる。有利に、動的な層状結晶化は完全に貫流される熱交換器中、例えば外側から冷却される管または管束中で行う。
動的な層状結晶化方法、殊に完全に貫流される熱交換器中で実施される動的な層状結晶化方法の場合には、通常、N−ビニルピロリドン含有粗製生成物を、場合によって種晶層を晶出器の熱交換器面上にもたらした後、例えば粗製生成物を晶出器の冷却された管に貫流させることにより冷却された熱交換器面と接触させる処理が設けられている。この場合、N−ビニルピロリドンは粗製生成物から少なくとも部分的に晶出する。通常、上記方法は、晶出されたN−ビニルピロリドンの量に基づき、まさになお熱交換器を通しての溶融液の十分な貫流が可能である場合に停止される。この目的のために液相(母液)は除去され、その後結晶化されたN−ビニルピロリドンは上記記載の方法、例えば場合により後精製工程の後で、熱交換器面をN−ビニルピロリドンの融点を上回る温度に加熱することにより単離される。上記方法は、粗製生成物から所望の量のN−ビニルピロリドンが晶出するまで何度も繰り返されることができる。
結晶化は層状結晶化のための二者択一的な方法としても、懸濁液の結晶化としても実施されることができる。懸濁液の結晶化の場合、個々の結晶はN−ビニルピロリドン含有液体粗製生成物中で物質中での熱の導出により形成される。その際に生じる結晶性懸濁液は、懸濁液の結晶化方法の間運動状態に維持され、そのために殊に再ポンプ輸送または攪拌が好適である。この際、熱交換器面上への結晶の付着は不要であり、むしろ望ましくない。当然のことながら懸濁液の結晶化は動的な結晶化方法として分類されている。それというのも、粗製生成物は結晶化の間、運動状態に維持されているからである。N−ビニルピロリドンの結晶化に要求される粗製生成物の温度に関しては、上記の記載が当てはまる。
懸濁液の結晶化の際に、熱の導出は通常、間接的な冷却によって、例えば攪拌容器または撹拌機なしの容器に接続されているスクレーパー冷却器により行われる。この際、結晶性懸濁液の循環はポンプにより保証される。それに加え、熱が、壁面走行する撹拌機を備えた撹拌容器の壁面を介して導出されることができるという可能性も存在する。また、熱の導出のために、例えばGMF社(Gouda、オランダ国)によって製造されたような冷却ディスク型晶出器の使用も好適である。また、当然のことながら熱は常用の熱交換器(好ましくは管束型熱交換器または平板型熱交換器)上での冷却により導出されることができる。しかしながらこの場合には熱を導出する上記方法とは異なり、熱伝達面上で結晶層を形成させる。運転の間に、熱伝達抵抗がエンクラステーションによる過度に高い値を達成する状態が達成される場合には、第二の熱交換器にスイッチが切り替えられる。次に、第二の熱交換器の運転時間の間、第一の熱交換器は、例えば結晶層を溶融分離することによって再生される。さらに、この第二の熱交換器中で過度に高い熱伝達抵抗が達成された場合には、スイッチは第一の熱交換器へと元に切り換えられる。またこの方法は、2個よりも多い熱交換器を用いて選択的に運転されてもよい。また、熱の導出は減圧中での粗製生成物の常用の部分蒸発によって行うこともできる。
減損された母液からの、懸濁液の結晶化の際に得られたN−ビニルピロリドン含量に富んだ結晶の分離は、これに関する固/液分離の公知方法、例えば濾過、沈降および/または遠心分離によって達成される。静置して結晶化された物質の場合には、母液は流去によって除去されてもよい。濾過、沈降または遠心分離の場合には、懸濁液の予めの増粘化は、有利に例えば液体サイクロンを用いて実施される。遠心分離のために、回分的または連続的に運転される公知の全ての遠心分離器は好適である。一工程または多工程での運転が可能である押出型遠心分離器を使用することは殊に有利である。また、スクリュースクリーン型遠心分離器(Schneckensiebzentrifuge)またはスクリュー排出型遠心分離器(Schneckenaustragszentrifuge)(デカンター)も好適である。濾過は、一般に撹拌機を用いてかまたは撹拌機を用いずに連続的または回分的に運転される吸込フィルターにより行われるかまたはベルト型フィルターにより行われる。濾過は圧力下または減圧中で行うことができる。
更に、結晶またはクリスタルケーキ(Kristallkuchen)の純度を増加させるための処理工程は、固/液分離の間および/または後に設けられていてもよい。有利に、母液からの結晶の分離後、結晶またはクリスタルケーキの一工程または多工程での洗浄および/または発汗が実施される。洗浄液としては、有利に純度が母液の場合よりも高い液体N−ビニルピロリドンが使用される。洗浄は、この目的にとって常用の装置中、例えば遠心分離器または吸込フィルターまたはベルト型フィルター中で行うことができる。洗浄は一工程または多工程で実施されることができ、この場合洗浄液は有利にクリスタルケーキと向流で運搬される。多工程での結晶化の場合には、各結晶化工程の結晶のための洗浄液として同じ結晶工程への供給流を使用することは特に好ましい。洗浄液と結晶との質量比は、有利に結晶1kgあたり洗浄液0.1〜1kgの範囲内、殊に有利に0.2〜0.6kgの範囲内にある。
殊に有利に、懸濁液の結晶化に際に得られた結晶の精製は、殊に遠心分離器またはベルト型フィルター上で上記洗浄法を実施することにより行われる。当然のことながら、洗浄および発汗を組合せた方法は、1つの装置中で実施することができる。
懸濁液の結晶化の際に生じる結晶の精製のために、有利に洗浄塔が使用され、この場合通常、例えば濾過または沈降による予めの増粘化後の結晶は、洗浄液に対して向流で運搬され、その際連続的または回分的に運搬されることができる。洗浄液として、有利に先に精製された結晶の溶融液が使用される。流動方向に抗する結晶の運搬は、常法で、例えば重力により、有利に機械的運搬または液圧力(例えば、結晶供給量が貫流する際の流動圧力の損失)により行うことができる。
上記の全ての結晶化方法は、連続的または回分的に運転されることができる。
好ましい動的な層状結晶化方法は、殊に上記の記載と同様に完全に貫流される熱交換器中で行われる場合には、有利に回分的に行われる。しかしながら、連続的な製造方法への組込みは、例えば、粗製生成物の中間貯蔵のための容器を用いるかもしくは部分流T1およびT2の割合を変化させることによって直ちに可能である。
第一の結晶化工程で取得された精製N−ビニルピロリドンには、例えば欧州特許出願公開第767169号明細書に記載されているように、必要に応じて後結晶化工程を実施することができる。上記刊行物の開示は、上記の点に関して参考のために記載されている。
結晶化の際に生じる精製されたN−ビニルピロリドンは、通常0.7質量%未満、殊に0.1質量%未満、殊に有利に0.05質量%未満の不純物を含有する。こうして取得されたN−ビニルピロリドンは食品工業分野または製薬学的分野での要求を充足する。
図1はN−ビニルピロリドンのための、現存の連続的な製造方法への本発明による結晶化の組込みと蒸留による後処理を略示的に表す。
2−ピロリドン(流れ01)およびアセチレン(流れ02)は触媒、例えばアルカリ金属水酸化物の存在で、反応器(1)中で、圧力下、例えば10〜25バールで、高められた温度、例えば145〜170℃で反応される。この際得られるN−ビニルピロリドン含有生成物の流れは、蒸留部(2)を用いて2−ピロリドン含有留分(22)、難沸騰性留分(23)およびN−ビニルピロリドン含有粗製生成物(21)に分離される。(22)は製造工程(1)中に返送される。N−ビニルピロリドン含有粗製生成物(21)は、部分流(211)および部分流(212)に分離される。部分流(211)は結晶化の晶出器(3)中で処理され、かつ結晶化により精製された生成物(31)および母液に分離される。母液は製造工程における本方法の実施態様では、有利に蒸留部(2)の前(流れ(34))および/または結晶化部(3)の前(流れ(34a))に返送される。母液は別の実施態様では、部分流(212)と合わされ、かつ蒸留/抽出による後処理部(4)に返送されることができる(流れ(34b))。この際、完全にまたは部分的に蒸留部(2)(流れ(42a))および/または製造部(1)(流れ(42b))に返送される2−ピロリドン含有留分ならびに純粋なN−ビニルピロリドン(41)を得ることができる。母液のための上記の二つの後処理変法は、同時に実施されることができる(例えば流れ(34)および(34b))。
本発明による方法によれば、容易な方法でN−ビニルピロリドンを二つの製品品質で得ることができ、その際、部分流比T1/T2に関する比は、要求に応じて容易に調整されることができる。結晶化の際に生じるN−ビニルピロリドンは、通常0.1質量%未満の不純物を含有する。多工程での結晶化により、100ppm未満の不純物を有する製品品質を得ることができる。蒸留による後処理の際に、0.5質量%未満、殊に0.1質量%未満の不純物を含有する製品品質が生じる。
N−ビニルピロリドンのための、現存の連続的製造方法への本発明による結晶化の組込みと蒸留による後処理との構成を示す略図。
1 反応器、 2 蒸留部、 3 晶出器、 4 蒸留/抽出による後処理部、 01 2−ピロリドン、 02 アセチレン、 11 反応器から蒸留部への流れ、 21 N−ビニルピロリドン含有粗製生成物、 22 2−ピロリドン含有留分、 23 難沸騰性留分、 31 精製された生成物、 34 晶出器から蒸留部に返送される流れ、 34a 結晶化部に返送される流れ、 34b 晶出器から蒸留/抽出による後処理部前の流れ、 41 純粋なN−ビニルピロリドン、 42a 蒸留/抽出による後処理部から蒸留部に返送される流れ、 42b 蒸留/抽出による後処理部から製造部に返送される流れ、 211 部分流、 212 部分流

Claims (5)

  1. 一工程または多工程の結晶化方法を含むN−ビニルピロリドン含有粗製生成物からの純粋なN−ビニルピロリドンの取得方法において、N−ビニルピロリドン含有粗製生成物を得るための蒸留分離工程と、前記N−ビニルピロリドン含有粗製生成物を2つの部分流T1およびT2に分割する工程と、部分流T1からN−ビニルピロリドン含有母液を得る第一の結晶化工程と、部分流T2から純粋なN−ビニルピロリドンを得る蒸留精製工程とを含み、前記第一の結晶化工程で得られた前記N−ビニルピロリドン含有母液を、部分流T2と合わせて蒸留精製する、および/または、前記蒸留分離工程に返送することを特徴とする、純粋なN−ビニルピロリドンの取得方法。
  2. 結晶化を一工程で実施する、請求項1記載の方法。
  3. 結晶化を結晶度が5〜95%の範囲になるまで実施する、請求項記載の方法。
  4. 結晶化をN−ビニルピロリドンからの種晶の存在で実施する、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  5. 結晶化を動的な結晶化方法により実施する、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
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