JP5332667B2 - 誘導電動機の制御装置 - Google Patents

誘導電動機の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5332667B2
JP5332667B2 JP2009023504A JP2009023504A JP5332667B2 JP 5332667 B2 JP5332667 B2 JP 5332667B2 JP 2009023504 A JP2009023504 A JP 2009023504A JP 2009023504 A JP2009023504 A JP 2009023504A JP 5332667 B2 JP5332667 B2 JP 5332667B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
command value
axis current
value
induction motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009023504A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010183691A (ja
Inventor
康寛 玉井
章弘 小高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2009023504A priority Critical patent/JP5332667B2/ja
Publication of JP2010183691A publication Critical patent/JP2010183691A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5332667B2 publication Critical patent/JP5332667B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Description

本発明は、インバータ等の電力変換装置により駆動される誘導電動機の制御装置に関し、特に、誘導電動機の漏れインダクタンス等を始めとした電気定数を測定するための制御装置に関する。
誘導電動機の高性能かつ高精度な制御方法として、ベクトル制御が広く知られている。
ベクトル制御では、電動機の速度情報が必要であり、通常はパルスジェネレータ等の速度センサから速度情報を得るようにしている。また、速度センサを取り付けられない用途にベクトル制御を適用したいという要求も多く、電動機への印加電圧や印加電流から速度及び磁束を推定する手段を備えた速度センサレスベクトル制御について、従来から種々の方式が提案されている。
しかし、ベクトル制御により高いトルク制御精度を実現するためには、誘導電動機の1次抵抗、2次抵抗、漏れインダクタンス等の電気定数を正確に知る必要がある。特に速度センサレスベクトル制御の場合、速度推定にも電動機の電気定数を用いるため、電気定数の設定誤差が大きいと速度推定誤差も大きくなり、制御の安定性にも大きく影響する。
誘導電動機の電気定数は、電動機の設計書やデータシート等に記載されている場合もあるが、電気定数が明らかにされていない電動機も数多く存在する。また、電動機の電気定数は温度によって変化し、また、配線のケーブル長によっても等価的な抵抗値やインダクタンス値が変化するため、データシート等に記載された値が必ずしも実際の運転条件における真値とは限らない。以上の事実に鑑みると、インバータ等の電力変換装置によって誘導電動機の運転を開始する前に、上記電力変換装置を利用して電気定数を自動的に測定できることが望まれる。
ここで、特許文献1には、誘導電動機の漏れインダクタンスを測定するための技術が開示されている。図6は、特許文献1に開示されている従来技術の概略的な構成図である。
誘導電動機50の漏れインダクタンスを測定する場合は、M軸電流指令値に一定の直流信号、T軸電流指令値に角周波数ωの交流信号を与え、1次周波数指令値を0(すなわちインバータ14の出力電圧の位相を固定した状態)に設定して、インバータ14を運転する。なお、M軸とは誘導電動機50の磁束と平行な軸をいい、T軸とはM軸に直交する軸をいう。
図6において、M軸電流調整手段11、T軸電流調整手段12は、各軸の電流指令値と電流検出値とが一致するような電圧指令値をそれぞれ出力し、これらの電圧指令値を座標変換手段13により座標変換して3相の1次電圧指令値を得る。この1次電圧指令値に従ってインバータ14により誘導電動機50に3相交流電圧を印加し、電動機50の運転時におけるインバータ14の出力電流等の情報から電動機50の漏れインダクタンスを演算する。
なお、15は出力電流検出手段、16は検出した出力電流をT軸成分、M軸成分に分解するための座標変換手段である。
いま、1次周波数指令値を0、すなわち電動機50のすべりを1に設定すると、電動機50は回転せず、その等価回路は図3のように表すことができる。また、T軸電流指令値として与える交流信号の周波数を十分に高く設定すると、励磁インダクタンスLを無視できるので、角周波数ωの交流成分についての等価回路は図4のようになり、数式1が成り立つ。
Figure 0005332667
更に、角周波数ωが高いため、1次抵抗R、2次抵抗Rの影響が小さいと仮定すると、電動機50の漏れインダクタンスLσは数式2によって求めることができる。
Figure 0005332667
以上の手順により、インバータ14を用いて誘導電動機50の漏れインダクタンスLσを演算することができる。
特開平10−4700号公報(段落[0022]〜[0028]、図8等)
特許文献1では、インバータによって交流信号を重畳した電流を誘導電動機に流すことにより、電動機を回転させずに漏れインダクタンスを測定している。ここで、漏れインダクタンスを求めるための演算式は、重畳させる交流信号の周波数が十分に高く、その他の電気定数の影響を無視できるという仮定のもとで導出しているため、実際の電動機の物理式とは異なっている。すなわち、電動機の漏れインダクタンスを正確に測定するには、電流に重畳する交流信号の周波数をできる限り高く設定することが望ましい。
しかし、交流信号の周波数を高く設定すると、制御装置の高速応答が必要となるため、高周波化には実用上の限界が存在しており、一般的には100[Hz]程度が限界である。100[Hz]程度の交流信号に対する励磁インダクタンスのインピーダンスは、どのような誘導電動機でも十分に大きいと見なせるため、漏れインダクタンスの演算にあたり、励磁インダクタンスの影響を無視することについては特に問題はない。
しかし、特許文献1では誘導電動機の1次抵抗や2次抵抗の影響も無視して漏れインダクタンスを演算しているので、誘導電動機によっては、漏れインダクタンスの測定値に誤差が生じ、トルク制御精度や速度制御精度を悪化させるおそれがある。
そこで、本発明の解決課題は、誘導電動機の電気定数として1次抵抗や2次抵抗を考慮しつつ漏れインダクタンスを高精度に測定可能とした誘導電動機の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、電力変換装置により駆動される誘導電動機の電流を、前記誘導電動機の磁束と平行なM軸成分とこれに直交するT軸成分とに分解し、かつ、前記電力変換装置の出力電圧をM軸成分とこれに直交するT軸成分とに分解して出力する座標変換手段と、M軸電流指令値及びT軸電流指令値を生成する手段と、M軸電流指令値とM軸電流検出値との偏差を0にするM軸電圧指令値を出力するM軸電流調整手段と、T軸電流指令値とT軸電流検出値との偏差を0にするT軸電圧指令値を出力するT軸電流調整手段と、を有し、
前記M軸電圧指令値及びT軸電圧指令値から1次電圧指令値を生成して前記電力変換装置の出力電圧を制御するようにした誘導電動機の制御装置において、
前記座標変換手段から出力されるT軸電圧検出値及びT軸電流検出値に含まれる所定周波数の交流成分を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出した前記交流成分からT軸電圧実効値、T軸電流実効値及び有効電力を演算する演算手段と、を備え、
前記M軸電流指令値を任意の一定値とし、前記T軸電流指令値を前記所定周波数の正弦波交流信号とすると共に、出力電圧の位相を固定した状態で前記電力変換装置を運転し、前記演算手段により演算した前記T軸電圧実効値、T軸電流実効値及び有効電力を用いて、前記誘導電動機の1次抵抗と2次抵抗との和、及び、漏れインダクタンスを求めるものである。
請求項2に係る発明は、電力変換装置から交流電力が供給される誘導電動機の電流を、前記誘導電動機の磁束と平行なM軸成分とこれに直交するT軸成分とに分解して出力する座標変換手段と、M軸電流指令値及びT軸電流指令値を生成する手段と、M軸電流指令値とM軸電流検出値との偏差を0にするM軸電圧指令値を出力するM軸電流調整手段と、T軸電流指令値とT軸電流検出値との偏差を0にするT軸電圧指令値を出力するT軸電流調整手段と、を有し、
前記M軸電圧指令値及びT軸電圧指令値から1次電圧指令値を生成して前記電力変換装置の出力電圧を制御するようにした誘導電動機の制御装置において、
前記T軸電圧指令値と前記座標変換手段から出力されるT軸電流検出値とに含まれる所定周波数の交流成分を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出した前記交流成分からT軸電圧実効値、T軸電流実効値及び有効電力を演算する演算手段と、を備え、
前記M軸電流指令値を任意の一定値とし、前記T軸電流指令値を前記所定周波数の正弦波交流信号とすると共に、出力電圧の位相を固定した状態で前記電力変換装置を運転し、前記演算手段により演算した前記T軸電圧実効値、T軸電流実効値及び有効電力を用いて、前記誘導電動機の1次抵抗と2次抵抗との和、及び、漏れインダクタンスを求めるものである。
本発明においては、誘導電動機の1次抵抗及び2次抵抗の影響も考慮した上で漏れインダクタンスを演算しているため、従来よりも漏れインダクタンスを高精度に測定可能であり、誘導電動機のトルク制御精度、速度制御精度を従来よりも向上させることができる。
本発明の第1実施形態を示すブロック図である。 図1における有効電力演算手段の構成図である。 誘導電動機の等価回路図である。 T軸電流指令の周波数が十分に高い場合の誘導電動機の等価回路図である。 本発明の第2実施形態を示すブロック図である。 従来技術の概略的な構成図である。
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の第1実施形態を示すブロック図であり、この実施形態は請求項1に係る発明に相当する。なお、図6と同一の構成要素には同一の番号を付してある。
まず、図6と同様に、出力電流検出手段15により検出したインバータ14の出力電流を座標変換手段22に入力し、この出力電流を、誘導電動機50の磁束と平行な成分(M軸成分)とこれに直交する成分(T軸成分)とに分離する。そして、M軸電流調整手段11及びT軸電流調整手段12により、各軸の電流指令値と電流検出値とが一致するようにM軸電圧指令値及びT軸電圧指令値をそれぞれ生成する。
ここで、本実施形態では、特定の電流指令値を与えた状態でインバータ14の運転を開始し、その時のインバータ14の出力電圧及び出力電流から電動機50の電気定数を求める。
M軸電流指令値としては所定の直流信号(一定値)を与え、M軸電流調整手段11によりM軸電流検出値がM軸電流指令値と一致するようなM軸電圧指令値を演算する。一方、T軸電流指令値としては角周波数ωの正弦波の交流信号を与え、T軸電流調整手段12によりT軸電流検出値がT軸電流指令値と一致するようなT軸電圧指令値を演算する。
M軸電圧指令値及びT軸電圧指令値は、従来と同様に座標変換手段13により3相の1次電圧指令値に変換され、この電圧指令値に従ってインバータ14により指令値通りの3相交流電圧を誘導電動機50に印加する。ここでは、座標変換手段13,22に加えられる1次周波数指令値は0、すなわち出力電圧位相が固定された状態でインバータ14を運転するため、電動機50は回転しない。
出力電圧検出手段21はインバータ14の出力電圧を検出し、この出力電圧を座標変換手段22により分解してM軸電圧、T軸電圧の各検出値を得る。前述したように、座標変換手段22は出力電流検出値からM軸電流、T軸電流の各検出値を得ており、これら出力電圧、出力電流のM軸、T軸成分の各検出値は、インバータ14の電圧指令値演算に用いられると共に、以下に述べるごとく電動機50の電気定数の演算にも用いられる。
直流成分除去手段23には、座標変換手段22からT軸電圧検出値及びT軸電流検出値が入力されており、これらの検出値から直流成分を除去して交流成分(T軸電圧交流成分vTh及びT軸電流交流成分iTh)のみを抽出する。直流成分除去手段23は、例えばハイパスフィルタにより実現可能である。
実効値演算手段24,26は、T軸電圧交流成分vTh、T軸電流交流成分iThの実効値をそれぞれ演算して出力する。有効電力演算手段25では、入力されたT軸電圧交流成分vTh及びT軸電流交流成分iThに基づいて、有効電力を演算する。
一般に、電圧をv=Vcos(ωt)、電流をi=Icos(ωt−θ)とすると(V,Iは振幅、ωは角周波数、θは位相角)、瞬時電力Pは数式3により演算することができる。
Figure 0005332667
図2は、数式3の原理に基づく有効電力演算手段25の構成例を示している。まず、乗算手段251によりT軸電圧交流成分vThとT軸電流交流成分iThとの積、すなわち数式3で表される瞬時電力Pを演算する。そして、ローパスフィルタ(LPF)252により、瞬時電力Pからその直流分のみを抽出する。こうして得られた信号であるVI・cosθ/2が、数式3の右辺第1項の直流成分である有効電力Pとなる。
一方において、有効電力Pは、電圧実効値Vrms及び電流実効値Irmsを用いると数式4により表すことができる。
Figure 0005332667
図1の電動機電気定数演算手段27では、先に演算しておいたT軸電圧交流成分vThの実効値VrmsTh、T軸電流交流成分iThの実効値IrmsTh及び有効電力Pから、後述する原理によって電動機50の1次抵抗Rと2次抵抗Rとの和、及び漏れインダクタンスLσを数式5,数式6により演算する。
Figure 0005332667
Figure 0005332667
以上の手順により、電動機50の1次抵抗Rと2次抵抗Rとの和、及び漏れインダクタンスLσを測定することが可能となる。また、インバータ14から電動機50に直流電圧を与え、そのときの直流電圧と直流電流との比から1次抵抗を求めるような手段(例えば、特開平6−59000号公報に開示されている技術)を用いて予め1次抵抗Rを測定しておけば、1次抵抗Rと2次抵抗Rとを分離して求めることも可能である。
次に、数式5、数式6により電動機50の電気定数を演算できる理由を説明する。
図3の等価回路について前述したのと同様に、本実施形態によって電気定数を測定する場合、電動機50は回転しないため、すべりsは1とみなすことができる。また、T軸電流指令値として与える正弦波交流信号の角周波数ωが十分に高ければ、2次抵抗のインピーダンスに対して励磁インダクタンスLのインピーダンスが十分高くなるため、この交流成分に対して励磁インダクタンスLは無視することができ、交流成分に対する等価回路は図4のようになる。
本実施形態では1次周波数を0に固定しているため、M軸成分とT軸成分とは独立しており、互いに干渉することはない。M軸電流指令値は直流信号であるのに対し、T軸電流指令値は交流信号であることを考えると、電圧、電流に交流成分を含むのはT軸成分のみである。よって、T軸電圧交流成分をvTh、T軸電流交流成分をiThとすると、図4の等価回路に基づいて数式7が成立する。
Figure 0005332667
数式7から明らかなように、交流成分の有効電力は、1次抵抗R及び2次抵抗Rにおける消費電力の和に相当する。また、抵抗に印加される電圧と電流との位相差は0であることも考慮すると、数式4から数式8が成り立つ。
Figure 0005332667
数式8を変形したのが前述の数式5であり、この数式5に、他の手段により予め求めた有効電力P及びT軸電流交流成分の実効値IrmsThを代入すれば、1次抵抗Rと2次抵抗Rとの和を求めることができる。
また、数式7の両辺の絶対値をとると、数式9が成り立ち、この数式9を変形すると、前述の数式6が得られる。
Figure 0005332667
以上のように、本実施形態における誘導電動機の電気定数演算式は、誘導電動機の等価回路の電圧電流方程式である数式7を基本として、一切の仮定や近似を用いずに導出したものである。よって、いかなる場合においても、漏れインピーダンスを始めとした誘導電動機の電気定数を高精度に測定することが可能となる。そして、上記の測定によって得られた電気定数を電動機の通常運転時に用いることにより、高いトルク制御精度及び速度制御精度を実現することができる。
次に、図5は、本発明の第2実施形態のブロック図であり、請求項に係る発明に相当するものである。
図1の第1実施形態では、出力電圧検出手段21によりインバータ14の出力電圧を直接検出して電動機50の電気定数を演算しているが、インバータ14は必ずしも出力電圧検出手段21を有するとは限らない。
そこで、本実施形態では、T軸電圧検出値ではなくT軸電流調整手段12から出力されるT軸電圧指令値に基づいて有効電力及び電圧実効値を演算し、電動機50の電気定数の演算に用いるようにした。本実施形態のその他の演算部の構成は、第1の実施形態と同様である。
以上のように本実施形態によれば、出力電圧検出手段を持たないインバータにおいても、電動機50の電気定数を精度良く測定することが可能となる。
11:M軸電流調整手段
12:T軸電流調整手段
13,22:座標変換手段
14:インバータ
15:出力電流検出手段
21:出力電圧検出手段
23:直流成分除去手段
24,26:実効値演算手段
25:有効電力演算手段
251:乗算手段
252:ローパスフィルタ
27:電動機電気定数演算手段
50:誘導電動機

Claims (2)

  1. 電力変換装置により駆動される誘導電動機の電流を、前記誘導電動機の磁束と平行なM軸成分とこれに直交するT軸成分とに分解し、かつ、前記電力変換装置の出力電圧をM軸成分とこれに直交するT軸成分とに分解して出力する座標変換手段と、M軸電流指令値及びT軸電流指令値を生成する手段と、M軸電流指令値とM軸電流検出値との偏差を0にするM軸電圧指令値を出力するM軸電流調整手段と、T軸電流指令値とT軸電流検出値との偏差を0にするT軸電圧指令値を出力するT軸電流調整手段と、を有し、
    前記M軸電圧指令値及びT軸電圧指令値から1次電圧指令値を生成して前記電力変換装置の出力電圧を制御するようにした誘導電動機の制御装置において、
    前記座標変換手段から出力されるT軸電圧検出値及びT軸電流検出値に含まれる所定周波数の交流成分を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出した前記交流成分からT軸電圧実効値、T軸電流実効値及び有効電力を演算する演算手段と、を備え、
    前記M軸電流指令値を任意の一定値とし、前記T軸電流指令値を前記所定周波数の正弦波交流信号とすると共に、出力電圧の位相を固定した状態で前記電力変換装置を運転し、前記演算手段により演算した前記T軸電圧実効値、T軸電流実効値及び有効電力を用いて、前記誘導電動機の1次抵抗と2次抵抗との和、及び、漏れインダクタンスを求めることを特徴とする誘導電動機の制御装置。
  2. 電力変換装置から交流電力が供給される誘導電動機の電流を、前記誘導電動機の磁束と平行なM軸成分とこれに直交するT軸成分とに分解して出力する座標変換手段と、M軸電流指令値及びT軸電流指令値を生成する手段と、M軸電流指令値とM軸電流検出値との偏差を0にするM軸電圧指令値を出力するM軸電流調整手段と、T軸電流指令値とT軸電流検出値との偏差を0にするT軸電圧指令値を出力するT軸電流調整手段と、を有し、
    前記M軸電圧指令値及びT軸電圧指令値から1次電圧指令値を生成して前記電力変換装置の出力電圧を制御するようにした誘導電動機の制御装置において、
    前記T軸電圧指令値と前記座標変換手段から出力されるT軸電流検出値とに含まれる所定周波数の交流成分を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出した前記交流成分からT軸電圧実効値、T軸電流実効値及び有効電力を演算する演算手段と、を備え、
    前記M軸電流指令値を任意の一定値とし、前記T軸電流指令値を前記所定周波数の正弦波交流信号とすると共に、出力電圧の位相を固定した状態で前記電力変換装置を運転し、前記演算手段により演算した前記T軸電圧実効値、T軸電流実効値及び有効電力を用いて、前記誘導電動機の1次抵抗と2次抵抗との和、及び、漏れインダクタンスを求めることを特徴とする誘導電動機の制御装置。
JP2009023504A 2009-02-04 2009-02-04 誘導電動機の制御装置 Active JP5332667B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009023504A JP5332667B2 (ja) 2009-02-04 2009-02-04 誘導電動機の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009023504A JP5332667B2 (ja) 2009-02-04 2009-02-04 誘導電動機の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010183691A JP2010183691A (ja) 2010-08-19
JP5332667B2 true JP5332667B2 (ja) 2013-11-06

Family

ID=42764768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009023504A Active JP5332667B2 (ja) 2009-02-04 2009-02-04 誘導電動機の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5332667B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220286070A1 (en) * 2019-11-01 2022-09-08 Mitsubishi Electric Corporation Motor inductance measurement device, motor drive system, and motor inductance measurement method

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014014222A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Fuji Electric Co Ltd 電動機駆動装置
WO2023223374A1 (ja) * 2022-05-16 2023-11-23 三菱電機株式会社 電力変換装置およびこれを用いた冷凍サイクル装置、ならびに、漏れインダクタンス算出方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3076911B2 (ja) * 1988-06-01 2000-08-14 株式会社日立製作所 誘導電動機の2次抵抗演算方法、制御方法、2次巻線温度推定方法、保護方法、異常検知方法
JPH0715998A (ja) * 1993-06-21 1995-01-17 Alex Denshi Kogyo Kk 誘導電動機用制御装置
JP3067681B2 (ja) * 1996-04-18 2000-07-17 富士電機株式会社 交流電動機の可変速制御装置
JP2007306694A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 Yaskawa Electric Corp 誘導電動機のインバータ制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220286070A1 (en) * 2019-11-01 2022-09-08 Mitsubishi Electric Corporation Motor inductance measurement device, motor drive system, and motor inductance measurement method
US11757390B2 (en) 2019-11-01 2023-09-12 Mitsubishi Electric Corporation Motor inductance measurement device, motor drive system, and motor inductance measurement method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010183691A (ja) 2010-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3645509B2 (ja) 誘導電動機のセンサレスベクトル制御システムおよびセンサレスベクトル制御方法
EP3040690B1 (en) Angle error correction device and angle error correction method for position detector
EP1998435B1 (en) Method and system for estimating rotor angular position and rotor angular velocity at low speeds or standstill
JP4519864B2 (ja) 交流回転機の電気的定数測定方法およびこの測定方法の実施に使用する交流回転機の制御装置
JP2014507108A (ja) 電気的制御システムを較正するためのシステム
EP2830211B1 (en) Control device for three-phase ac induction motor and control method for three-phase ac induction motor
EP1729405B1 (en) Speed control apparatus of vector controlled alternating current motor
WO2016157643A1 (ja) 位置検出器の角度誤差補正装置、角度誤差補正方法、エレベータ制御装置およびエレベータシステム
WO2016117029A1 (ja) 位置検出器の角度誤差補正装置および角度誤差補正方法
JP5321792B2 (ja) 永久磁石形同期電動機の制御装置
JP5332667B2 (ja) 誘導電動機の制御装置
JP2007306694A (ja) 誘導電動機のインバータ制御装置
JP2929344B2 (ja) 電動機定数測定方法及びその装置
JP5509538B2 (ja) 永久磁石形同期電動機の制御装置
JP2580101B2 (ja) 誘導電動機制御システムの制御演算定数設定方法
JP3099159B2 (ja) 電動機定数測定方法及び装置
CN107615641B (zh) 感应电机的功率转换装置、二次时间常数测量方法和速度控制方法
JP6305573B2 (ja) 位置検出器の角度誤差補正装置および角度誤差補正方法
JP6108114B2 (ja) 永久磁石形同期電動機の制御装置
JP6697678B2 (ja) 誘導電動機の制御装置
JP5402622B2 (ja) インバータ試験装置及びインバータ試験方法
JP2634959B2 (ja) 速度センサレス速度制御方式
JP4632170B2 (ja) 誘導電動機のインバータ制御装置
JP2008301619A (ja) 電動機の制御装置及びその電動機定数演算方法
JP2712632B2 (ja) 誘導電動機の可変速制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20110422

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130423

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130613

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130715

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5332667

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250