JP5402622B2 - インバータ試験装置及びインバータ試験方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、インバータの試験を行うためのインバータ試験装置及びインバータ試験方法に関する。
インバータからモータに電力を供給してモータを駆動する場合、モータの回転角を回転角センサにより検出して、その検出結果をインバータに帰還してインバータを制御することが行われている。モータの回転軸の回転角を検出する回転角センサとしてはレゾルバ等が用いられる。インバータからレゾルバに励振信号sinωtを与えると、そのときのレゾルバのロータの回転角θに応じて正弦波出力信号(sinθ・sinωt)と余弦波出力信号(cosθ・sinωt)が得られ、これら2つの信号がインバータにそれぞれ帰還される(帰還信号)。インバータはこれらの信号をもとにレゾルバのロータの回転角θをモータの回転角として検出する。
レゾルバの出力を処理する装置としては、例えば、特許文献1等に開示されるものがある。この特許文献1では、例えばレゾルバがある角度で止まっている場合、帰還信号は一定振幅で励振信号と同じ周波数の正弦波となる。一定間隔で励振信号を出力して、その帰還信号をサンプルすることにより、逐次レゾルバの角度検出が行われる。この際に励振信号と帰還信号との間に生じる位相遅れを解決する技術を特許文献1は開示している。
特開2007−248246号公報(図1)
ところで、インバータの試験を行う場合には、モータの様々な動作条件に応じた試験評価を行うことが可能なように、モータ(負荷)に代えてインバータ負荷シミュレータをインバータに接続してインバータの試験が行われる。インバータ負荷シミュレータでは、モータの回転角を検出する回転角センサに代えて、モータの回転角の信号を模擬生成する擬似レゾルバ信号発生器が用いられる。
また、インバータの効率などの評価を行うために、模擬されたモータから出力される電流の位相角や電圧の位相角、つまり、上記インバータ負荷シミュレータに含まれる擬似レゾルバ信号発生器から出力される電流の位相角や電圧の位相角などの計測が、外部の計測器を用いて行われることがある。上述のように、擬似レゾルバ信号発生器からは、その回転角θに応じた正弦波出力信号(sinθ・sinωt)と余弦波出力信号(cosθ・sinωt)とが得られる。外部計測器により、それら取り込まれた2つの信号に基づいて電流の位相角や電圧の位相角を計測するには、それらの位相角の基準となる基準位相角が必要になる。
しかしながら、外部計測器によりそれらの2つの信号に基づいて基準位相角を求めることは容易ではない。具体的には、外部計測器が演算によりその基準位相角を求める場合、擬似レゾルバ信号発生器から出力される上記2つの帰還信号と励起信号とから基準位相角の信号を復号するか、2つの帰還信号を周波数分解して励振信号成分を取り除く必要があった。これらの信号処理は複雑であるため、基準位相角に対する電流の位相角、電圧の位相角を高い精度で計測することが困難であり、インバータの試験を良好に行うことができないという問題があった。また、その場合、計測器の大型化を招くという問題もあった。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、基準位相角に対する電流位相角、電圧位相角を外部の計測器にて容易に計測することができ、インバータの試験を良好に行うことができるインバータ試験装置及びインバータ試験方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の一形態に係るインバータ試験装置は、角度センサ模擬制御部を含むインバータ負荷シミュレータと、計測器とを具備する。
前記インバータ負荷シミュレータは、インバータから供給される出力を受けて動作するモータを模擬する。
前記角度センサ模擬制御部は、前記インバータから供給される励振信号と、前記励起信号を変調するための、前記励起信号の周波数より低い周波数の正弦波信号または余弦波信号である基準位相角の信号とに基づき、前記モータの回転角を模擬する信号を生成してこれを前記インバータに帰還するための第1の出力端子と、前記基準位相角の信号を外部に出力可能な第2の出力端子とを有する。
前記計測器は、前記角度センサ模擬制御部の前記第2の出力端子を通じて前記基準位相角の信号が入力される入力端子を有し、前記入力端子より入力された前記基準位相角に対する、前記模擬されたモータの出力の位相角の計測を行う。
本発明では、インバータ負荷シミュレータ内の角度センサ模擬制御部より、インバータから供給される励振信号と、基準位相角の信号とに基づき、モータの回転角を模擬する信号が生成されて第1の出力端子を通じてインバータに帰還され、基準位相角の信号が第2の出力端子より外部の計測器に出力される。計測器には、角度センサ模擬制御部の第2の出力端子より出力される基準位相角の信号が入力端子を通じて入力され、この計測器によりこの基準位相角に対する、模擬されたモータの出力の位相角が計測される。
このように角度センサ模擬制御部から計測器に、励起信号を変調するための、励起信号の周波数より低い周波数の正弦波信号または余弦波信号である基準位相角の信号が直接入力されるので、計測器は、その基準位相角の信号を用いて、前記模擬されたモータの出力の位相角の計測を容易に行うことができる。これにより、計測器は複雑な信号処理を行う必要がないので高い精度で出力電流の位相角または出力電圧の位相角を計測することができ、インバータの試験を良好に行うことができる。
また、角度センサ模擬制御部に、基準位相角の信号を外部に出力可能な第2の出力端子を付加する以外、変更を加える必要がないので、小型のインバータ試験装置を提供することができる。
なお、計測器は、模擬されたモータの出力の位相角を計測しているが、これはインバータの出力の位相角を計測しているのと等価である。
前記計測器は、前記インバータから出力される電流の位相角および電圧の位相角を計測する電流電圧計であってもよい。
本発明の一形態に係るインバータ試験方法は、インバータから供給される出力を受けて動作するモータを模擬するインバータ負荷シミュレータであって、前記インバータから供給される励振信号と、前記模擬されたモータからの出力の位相角を計測するための基準となる位相角である基準位相角の信号とに基づき、前記モータの回転角を模擬する信号を生成してこれを前記インバータに帰還するための第1の出力端子と、前記基準位相角の信号を外部に出力可能な第2の出力端子とを有する角度センサ模擬制御部を含むインバータ負荷シミュレータを、前記インバータに接続するステップを備える。
前記角度センサ模擬制御部の前記第2の出力端子を通じて前記基準位相角の信号が計測器にて取り込まれる。
前記計測器にて、前記取り込んだ基準位相角に対する、前記模擬されたモータの出力の位相角が計測される。
本発明では、角度センサ模擬制御部を含むインバータ負荷シミュレータが、前記インバータに接続され、インバータ負荷シミュレータ内の角度センサ模擬制御部より、インバータから供給される励振信号と、基準位相角の信号とに基づき、モータの回転角を模擬する信号が生成されて第1の出力端子を通じてインバータに帰還され、基準位相角の信号が第2の出力端子より外部の計測器に出力される。計測器には、角度センサ模擬制御部の第2の出力端子より出力される基準位相角の信号が入力端子を通じて入力され、この計測器によりこの基準位相角に対する、模擬されたモータの出力の位相角が計測される。
本発明によれば、角度センサ模擬制御部から計測器に、励起信号を変調するための、励起信号の周波数より低い周波数の正弦波信号または余弦波信号である基準位相角の信号が直接入力されるので、計測器は、その基準位相角の信号を用いて、前記模擬されたモータの出力の位相角の計測を容易に行うことができる。これにより、計測器は複雑な信号処理を行う必要がないので高い精度で出力電流の位相角または出力電圧の位相角を計測することができ、インバータの試験を良好に行うことができる。
また、角度センサ模擬制御部に、基準位相角の信号を外部に出力可能な第2の出力端子を付加する以外、変更を加える必要がないので、小型のインバータ試験装置を提供することができる。
本発明によれば、基準位相角に対する電流位相角または電圧位相角を外部の計測器にて容易に計測することができるため、インバータの試験を良好に行うことができる。
本発明の実施形態に係るインバータ試験装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す擬似レゾルバ信号発生器の構成を示すブロック図である。 図2に示す擬似レゾルバ信号発生器の各部の信号波形図である。 図1に示す擬似レゾルバ信号発生器の他の構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るインバータ試験装置の構成を示す図である。図2は図1に示す、角度センサ模擬制御部としての擬似レゾルバ信号発生器の構成を示すブロック図、図3は図2に示す擬似レゾルバ信号発生器の各部の信号波形図である。
このインバータ試験装置は、典型的には、IPMモータを実際の負荷として想定した場合の電流制御方式のインバータを対象としたものである。本インバータ試験装置は、図示のように、インバータ1と、インバータ1に対する負荷としてのモータを模擬するインバータ負荷シミュレータ100と、計測器としての電流電圧計200とを備える。インバータ1としては、小型化に有利な電圧(源)型インバータが用いられる。インバータ負荷シミュレータ100は、インバータ1から供給される励振信号と、模擬されたモータの基準位相(インバータ1の出力の位相角を計測するための基準となる位相)の信号とをもとに当該モータの回転角に応じたレゾルバ信号を生成してインバータ1に帰還するとともに、基準位相角の信号を外部に出力可能な出力端子52とを有する擬似レゾルバ信号発生器12を含むモータ模擬運転制御部11と、モータ模擬運転制御部11によって制御されるインバータ2とで構成される。
図1において、商用交流電源3からの交流電圧はトランス4を介して整流回路5で直流電圧に変換され、試験電圧調整用のチョッパ回路6で調整された後、インバータ1に供給される。また、前記直流電圧はインバータ2にも供給される。インバータ1の交流出力端子からは、PWM変調された矩形波電圧としてのPWM1信号が出力される。このPWM1信号は、インダクタンスLからなるフィルタ7によりフィルタリングされてトランス8の1次側に加えられる。インバータ2の交流出力端子からは、PWM変調された矩形波電圧としてのPWM2信号が出力される。このPWM2信号は、インダクタンスl、コンデンサc、抵抗r等からなるフィルタ9によりフィルタリングされて、トランス8の2次側に加えられる。なお、フィルタ7のインダクタンスLは、インバータ1の実際の負荷となるモータのインダクタンスに略等しいものとする。ただし、ここで言う「等しい」とは、負荷としてモータに与える影響に有意な差異を生じない程度のインダクタンスの違いを含むことを意味する。もちろん、文言通りの「同値」をも含む。
インバータ1から出力される前記PWM1信号のU相及びW相の各電流iu,iw(電流制御方式により所定の値に制御される)が変流器10で検出されてモータ模擬運転制御部11に加えられる。また、前記PWM1信号をフィルタ7を通じて得られるU相及びW相の電圧vu’,vw’がモータ模擬運転制御部11に加えられる。さらに、W相の電流iwとW相の電圧vw’は電流電圧計200にも供給される。
モータ模擬運転制御部11には、負荷としてのモータの運転条件とモータ特性が設定される。運転条件としては所望のモータ速度等が含まれる。モータ特性としては、巻線抵抗、インダクタンス、誘起電圧定数等のモータ定数、モータの電圧方程式等が含まれる。
また、モータ模擬運転制御部11にはレゾルバを模擬する擬似レゾルバ信号発生器12が設けられている。
図2は1相励磁/2相出力方式(振幅変調型)によるレゾルバを模擬した擬似レゾルバ信号発生器12の構成を示す図である。図3はインバータ1から擬似レゾルバ信号発生器12に供給される励振信号E11、擬似レゾルバ信号発生器12からインバータ1に帰還される正弦波出力信号E12および余弦波出力信号E13の波形図である。
擬似レゾルバ信号発生器12の入力端子40に、模擬運転されるモータの角速度が入力される。この角速度は乗算器41で軸倍角Pと乗算され、乗算により得られた値が積分器42で積分されることによって角度信号Pθ、つまり位相信号Pθが得られる。得られた位相信号Pθは、sin信号発生器43とcos信号発生器44にそれぞれ供給される。sin信号発生器43およびcos信号発生器44は位相信号Pθによって駆動され、この結果、sin信号発生器43からはsinPθ信号が、cos信号発生器44からはcosPθ信号がそれぞれ出力される。これらのsinPθ信号及びcosPθ信号は、励起信号E11を、乗算型D/A変換器48及び50でそれぞれ変調するための、励起信号E11の周波数より低い周波数の正弦波信号及び余弦波信号である、基準位相角の信号Erefである。sinPθ信号、cosPθ信号はそれぞれ、乗算器45、46にて変圧比Kと乗算され、それぞれの乗算結果は、乗算型D/A変換器48、50に入力される。
一方、入力端子47には、インバータ1より励振信号E11(sinωt)(図3参照)が印加される。この励振信号E11とsinPθ信号とが乗算型D/A変換器48で乗算され、その結果であるE12=sinωt・sinPθ(図3参照)が、出力端子49(第1の出力端子)に余弦波出力信号として印加される。また、励振信号E11とcosPθ信号とが乗算型D/A変換器50で乗算され、その結果であるE13=sinωt・cosPθ(図3参照)が出力端子51(第1の出力端子)に正弦波出力信号として印加される。なお、入力端子47に印加される励振信号E11の周波数は使用するインバータに応じて予め決められる。また、出力端子49、51に印加される信号E12、E13はインバータ1に模擬角度センサ信号Sθ(図1参照)として帰還される。一方、sin信号発生器43の出力であるsinPθ信号、つまり上記基準位相角の信号Erefは、出力端子52(第2の出力端子)より外部へ出力可能とされている。
sin信号発生器43、cos信号発生器44は、CPUやDSP(ディジタル信号処理装置)等のディジタル回路が用いられる。
図1に示すように、電流電圧計200は、擬似レゾルバ信号発生器12の出力端子52(第2の出力端子)と接続可能な入力端子200Aを有する。電流電圧計200は、この入力端子200Aより、擬似レゾルバ信号発生器12の出力端子52(第2の出力端子)より出力されるsinPθ信号を基準位相角の信号Erefとして取り込む。そして電流電圧計200は、この基準位相角の信号Erefに対する出力電流iu’、iw’の位相角及び出力電圧vu’、vw’の位相角を計測する。
次に、インバータ1の試験動作について説明する。
電流制御方式によるインバータ1の試験を行う場合は、インバータ1の出力電流iu,iwは、インバータ2の出力電圧に関わらず所定の値に制御される。なお、図示のインバータ1は、電流制御を行うための図示しない制御回路を含むものとする。
モータ模擬運転制御部11には、前述した運転条件とモータ特性とがオペレータにより入力設定される。擬似レゾルバ信号発生器12は、運転条件に応じた模擬角度センサ信号Sθを出力し、インバータ1はこの模擬角度センサ信号Sθに基づいて出力電流を制御する。
また、モータ模擬運転制御部11は、インバータ2をスイッチングするゲート信号を生成し、インバータ2はこのゲート信号に応じて動作する。
ここで、インバータ1の出力電圧vu’,vw’はインバータ1の出力電流iu,iwと設定された運転条件、モータ特性により決まり、これらの電圧となるように、モータ模擬運転制御部11によって制御される。すなわち、インバータ1の出力電流が一定の状態において、インバータ2の出力電圧の振幅・位相が所望の状態(オペレータにより入力された運転条件やモータ特性に基づく所望の値)となるようにその出力電圧の振幅・位相を制御することにより、インバータ1にあたかもモータが接続されているかのような状態でインバータ1の試験を行うことができる。
以上により、モータの任意の運転条件に応じて任意の力率、負荷のインピーダンスを設定して、インバータ1の試験を行うことができる。
さらに、このインバータ試験装置では、電流電圧計200にて、擬似レゾルバ信号発生器12の出力端子52(第2の出力端子)より出力されるsinPθ信号を基準位相角の信号Erefとして、この基準位相角の信号Erefに対する出力電流iu’,iw’の位相角及び出力電圧vu’,vw’の位相角を計測し、これらの計測結果を用いてインバータ1の効率等の評価が行われる。
このように本実施形態のインバータ試験装置では、励起信号E11を変調するための、励起信号E11の周波数より低い周波数の正弦波信号または余弦波信号である基準位相角の信号Erefを外部に出力可能な出力端子52が擬似レゾルバ信号発生器12に設けられている。そして、この擬似レゾルバ信号発生器12の出力端子52を通じて基準位相角の信号Erefを外部の電流電圧計200に入力端子200Aより供給することが可能である。これにより、電流電圧計200は、その基準位相角の信号Erefを用いて、模擬されたモータの、出力電流の位相角及び/または出力電圧の位相角の計測を容易に行うことができる。これにより、電流電圧計200は、複雑な信号処理を行う必要がないので高い精度で出力電流の位相角または出力電圧の位相角を計測することができ、インバータ1の試験を良好に行うことができる。
また、擬似レゾルバ信号発生器12に、基準位相角の信号Erefを外部に出力可能な出力端子52を付加する以外、変更を加える必要がないので、小型のインバータ試験装置を提供することができる。
なお、電流電圧計200は、模擬されたモータの出力の位相角を計測しているが、これはインバータの出力の位相角を計測しているのと等価である。
本発明に係る実施形態は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態が考えられる。
本発明は、前記のような電流制御方式のインバータ試験装置に限られず、電圧制御方式のインバータ試験装置にも適用可能である。この場合、インバータ1の出力電圧が所定の値の状態において、インバータ1の出力電流の振幅・位相が所望の状態となるように、インバータ2の出力電流の振幅・位相を制御することにより、インバータ1にモータが接続されているのと同等の状態でインバータ1の試験を行うことができる。モータの任意の運転条件に応じて任意の負荷インピーダンスを設定して、インバータ1の試験を行うことができる。
また、前記の実施形態では、図2に示したように、sinPθ信号を出力する出力端子52を擬似レゾルバ信号発生器12に設けて、電流電圧計200にそのsinPθを基準位相角の信号Erefとして出力することとしたが、図4に示すように、sinPθ信号に代えてcosPθ信号を出力する出力端子53を擬似レゾルバ信号発生器12に設けて、電流電圧計200にそのcosPθ信号を基準位相角の信号として出力するように構成してもよい。あるいは、sinPθ信号及びcosPθ信号の両方が、擬似レゾルバ信号発生器12から出力されるようにしてもよい。
さらに、前記実施形態では、電流電圧計200にてW相の電流iwとW相の電圧vw’それぞれの、基準位相に対する位相角を計測することとしたが、その他の相の電流と電圧の基準位相に対する位相角を計測するようにしてもよい。
1 インバータ
12 擬似レゾルバ信号発生器(角度センサ模擬制御部に相当)
49、51 出力端子(第1の出力端子に相当)
52、53 出力端子(第2の出力端子に相当)
100 インバータ負荷シミュレータ
200 電流電圧計(計測器に相当)
200A 入力端子

Claims (3)

  1. インバータから供給される出力を受けて動作するモータを模擬するインバータ負荷シミュレータであって、前記インバータから供給される励振信号と、前記励起信号を変調するための、前記励起信号の周波数より低い周波数の正弦波信号または余弦波信号である基準位相角の信号とに基づき、前記モータの回転角を模擬する信号を生成してこれを前記インバータに帰還するための第1の出力端子と、前記基準位相角の信号を外部に出力可能な第2の出力端子とを有する角度センサ模擬制御部を含むインバータ負荷シミュレータと、
    前記角度センサ模擬制御部の前記第2の出力端子を通じて前記基準位相角の信号が入力される入力端子を有し、前記入力端子より入力された前記基準位相角に対する、前記模擬されたモータの出力の位相角を計測する計測器と
    を具備するインバータ試験装置。
  2. 請求項1に記載のインバータ試験装置であって、
    前記計測器は、前記模擬されたモータから出力される電流の位相角および電圧の位相角を計測する電流電圧計である
    インバータ試験装置。
  3. インバータから供給される出力を受けて動作するモータを模擬するインバータ負荷シミュレータであって、前記インバータから供給される励振信号と、前記励起信号を変調するための、前記励起信号の周波数より低い周波数の正弦波信号または余弦波信号である基準位相角の信号とに基づき、前記モータの回転角を模擬する信号を生成してこれを前記インバータに帰還するための第1の出力端子と、前記基準位相角の信号を外部に出力可能な第2の出力端子とを有する角度センサ模擬制御部を含むインバータ負荷シミュレータを、前記インバータに接続するステップと、
    前記角度センサ模擬制御部の前記第2の出力端子を通じて前記基準位相角の信号を計測器にて取り込むステップと、
    前記計測器にて、前記取り込んだ基準位相角に対する、前記模擬されたモータの出力の位相角を計測するステップと
    を具備するインバータ試験方法。
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