JP5332569B2 - 医療用材料 - Google Patents

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Description

本発明は抗菌性を有し、かつ透明な医療用材料に関するもので、該医療用材料は、眼用レンズ、内視鏡、カテーテル、輸液チューブ、気体輸送チューブ、ステント、シース、カフ、チューブコネクター、アクセスポート、排液バック、および血液回路などの医療用具、中でもコンタクトレンズ、眼内レンズ、人工角膜などに特に好適に用いられる。
イミダゾリウム塩モノマーを抗菌剤として医療用材料などの素材に利用することはすでに知られている。また、医療用材料の一つとして酸素透過性と親水性、および、弾力性に優れたシリコーン成分を用いた素材が注目されている。
例えば、特許文献1にはイミダゾリウム塩モノマーとシロキサン(メタ)アクリレートを用いた医療用繊維製品に応用可能な抗菌性光硬化型組成物が開示されている。しかし、筆者らが実際にイミダゾリウム塩モノマーと水酸基を有さないシリコーンモノマーを重合しポリマーを作製したところ、透明性が低く例えば眼用レンズとして用いる場合問題が見られることを確認した。
特許文献2には、水酸基を有するシリコーンモノマーから得られるシリコーンハイドロゲルが開示されている。しかし、これらのシリコーンハイドロゲルはイミダゾリウム塩モノマーを共重合しているものではなく抗菌性などの機能を有するものではない。
特開2007−302651号公報 特開2003−212940号公報
本発明は高酸素透過性のシリコーンモノマーにイミダゾリウム塩モノマーを共重合させても、良好な形状を有し、透明であり、かつ紫外線吸収性、抗菌性などを有する医療用材料を提供することを目的とする。該医療用材料は各種医療用具、中でもコンタクトレンズ、眼内レンズ、人工角膜などに好適に用いられ、コンタクトレンズに特に好適である。
上記の目的を達成するために、本発明は下記の構成を有する。すなわち、
(1)化学式(a)で表されるイミダゾリウム塩モノマーと、水酸基を有するシリコーンモノマーを共重合して得られるポリマーを主成分とすることを特徴とする医療用材料。
Figure 0005332569
[式中、Xは、任意の陰イオンであり、
mは、1〜8の整数であり、
は、H又はCHであり、
及びRは、それぞれ(CHYで表されるアルキル基である(ここで、iは、0〜20の整数であり、Yは、フッ素、塩素、及び臭素から選択されるハロゲン原子、H、NH、OH、及びCOHからなる群から選択される官能基である)]。
(2)前記イミダゾリウム塩モノマーの共重合比率が1〜80重量%である上記(1)に記載の医療用材料。
(3)乾燥重量に対してケイ素原子を5〜30重量%含有する上記(1)〜(2)のいずれかに記載の医療用材料。
(4)前記シリコーンモノマー中の水酸基の含量が0.0005〜0.01当量/gであることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の医療用材料。
(5)眼用レンズ、内視鏡、カテーテル、輸液チューブ、気体輸送チューブ、ステント、シース、カフ、チューブコネクター、アクセスポート、排液バック、および血液回路から選ばれた1種に用いる上記(1)〜(4)のいずれかに記載の医療用材料。
(6)用途が眼用レンズに用いる上記(1)〜(5)のいずれかに記載の医療用材料。
本発明によれば、シリコーンモノマー成分とイミダゾリウム塩モノマーを組み合わせることによって、良好な形状を有しイミダゾリウム塩モノマーの含有率が高い範囲、特に50重量%程度の高含有率においても実質的に透明で、高酸素透過性を有し、かつ紫外線吸収性、抗菌性などの機能を合わせもつ医療用材料を得ることができる。該医療用材料は各種医療用具、中でもコンタクトレンズ、眼内レンズ、人工角膜などに特に好適に用いられる。
本発明の医療用材料は、イミダゾリウム塩モノマーと水酸基を有するシリコーンモノマーを重合して得られる。
本発明においてイミダゾリウム塩モノマーとは、化学式(a)で表される。
Figure 0005332569
[式中、Xは、任意の陰イオンであり、好ましくは、塩素イオン、臭素イオン、フッ素イオン、ヨウ素イオン、OH、BF 、PF 、SbF 、NO 、CF SO 、(CFSO、ArSO 、CFCO 、及びCHCO からなる群から選択される陰イオンであり、さらに好ましくは、塩素イオン、臭素イオン、フッ素イオン、ヨウ素イオンからなる群から選択される陰イオンである。
mは、1〜8の整数であり、
は、H又はCHであり、
及びRは、それぞれ(CHYで表されるアルキル基である(ここで、iは、0〜20の整数であり、Yは、フッ素、塩素、及び臭素から選択されるハロゲン原子、H、NH、OH、及びCOHからなる群から選択される官能基である)]。
式中、mは、1〜8の整数であるが、合成の容易さおよび抗菌性の観点から、1〜4の整数がより好ましく、2が最も好ましい。
は、H又はCHであるが、得られる医療用材料の化学的安定性の点から好ましくはCHである。
及びRは、それぞれ(CHYで表されるアルキル基である(ここで、iは、0〜20の整数であり、Yは、フッ素、塩素、及び臭素から選択されるハロゲン原子、H、NH、OH、及びCOHからなる群から選択される官能基である)が、抗菌性の観点から、iの好ましい範囲は1〜18、より好ましくは2〜12である。また該イミダゾリウム塩モノマーの製造の容易さの観点から、Yとして好ましいのはHである。
本発明においてシリコーンモノマーとは、シロキサニル基および重合性不飽和二重結合を有する化合物を表す。また、シロキサニル基とは少なくとも一つのSi−O−Si結合を有する基を表す。
本発明の医療用材料は、その乾燥重量に対してケイ素原子を5〜30重量%含有することが好ましい。ここで、医療用材料の乾燥重量に対するケイ素原子の含有量は、誘導結合プラズマ(ICP)発光分光分析装置(好適にはシーケンシャル型ICP発光分光分析装置 SPS4000、セイコーインスツルメンツ製)によって測定できる。測定法は以下の通りである。
まず、医療用材料を乾燥状態とする。本発明において医療用材料の乾燥状態とは、医療用材料に40℃で16時間真空乾燥を施した状態を意味する。該真空乾燥における真空度は2hPa以下とする。乾燥状態の医療用材料(4〜5mg)を白金るつぼに秤取し、硫酸を加えてホットプレートおよびバーナーで加熱灰化する。石灰物を炭酸ナトリウムで融解し、水を加えて加熱溶解した後、硝酸を加え水で定容する。この溶液について、ICP発光分光分析法によりケイ素原子を測定し、医療用材料中の含有量を求めた。
本発明の医療用材料のケイ素原子の含有量は、少なすぎると十分な酸素透過性が得られず、多すぎると透明な医療用材料が得られなくなることから、5〜30重量%であることが好ましく、10〜25重量%がより好ましく、10〜20重量%が最も好ましい。
本発明の医療用材料は水酸基を有するシリコーンモノマーを重合して得られるが、シリコーンモノマー中の水酸基の含量が少なすぎても多すぎても透明な医療用材料が得られないことからシリコーンモノマーのうちの少なくとも一種類が水酸基を0.0005〜0.01当量/g有することが好ましく、0.0008〜0.008当量/gがより好ましく0.001〜0.005当量/gが最も好ましい。本発明における水酸基の含量は、ガス・クロマトグラフ質量分析(GC−MS)、高速液体クロマトグラフ質量分析(HPLC−MS)、核磁気共鳴(NMR)、赤外分光法(IR)等の各種分析により、水酸基を有するシリコーンモノマーの構造を同定することによって特定できる。
本発明の医療用材料に用いるイミダゾリウム塩モノマーの含有量は、少なすぎると抗菌性などの十分な効果が得られず、多すぎるとモノマー混合液に溶解しにくく、透明な医療用材料が得られにくくなることから、医療用材料の乾燥状態での全重量に対して1〜80重量%が好ましく、5〜80重量%がより好ましく、10〜70重量%がさらに好ましく、20〜60重量%が最も好ましい。イミダゾリウム塩モノマーの含有量が5重量%以上であれば抗菌性がより顕著に発現されるため好ましい。
本発明の医療用材料に用いられるシリコーンモノマーの好適な例として、下記式(b)、(c)のシリコーンモノマーが挙げられる。
Figure 0005332569
[式(b)、(c)中、kは0〜100の整数を表す。bは1〜3の整数を表す。
11は、Hまたはメチル基を表す。
12およびR13は、それぞれ独立に、炭素数1〜18のアルキル基およびフェニル基から選ばれた置換基を表す。
14は、炭素数1〜6のアルキル基およびフェニル基から選ばれた置換基を表す。
15およびR16は、それぞれ独立に、炭素数1〜18のアルキル基およびフェニル基から選ばれた置換基を表す。]
kは小さすぎると得られる医療用材料の酸素透過性が低下し、大きすぎると透明な医療用材料が得られにくくなる傾向があることから、それぞれ1〜30がより好ましく、1〜20がさらに好ましく、最も好ましくは2〜10である。bは、小さすぎると得られる医療用材料の酸素透過性が低下し、大きすぎると弾性率が高くなりすぎる傾向があることから、それぞれ2または3が好ましい。
11は、Hまたはメチル基を表すが、得られる医療用材料の化学的安定性の点で、好ましくはメチル基である。
12およびR13は、それぞれ独立に、炭素数1〜18のアルキル基およびフェニル基から選ばれた置換基を表すが、より高い酸素透過性の重合体が得られる点で好ましいのは炭素数1〜4のアルキル基であり、最も好ましいのはメチル基である。
14は、炭素数1〜6のアルキル基およびフェニル基から選ばれた置換基を表すが、より高い酸素透過性の重合体が得られる点で好ましいのは炭素数1〜4のアルキル基であり、さらに製造の容易さの点も考慮すると、最も好ましくはメチル基およびブチル基である。
15およびR16は、それぞれ独立に、炭素数1〜18のアルキル基およびフェニル基から選ばれた置換基を表すが、より高い酸素透過性の重合体が得られる点で好ましいのは炭素数1または4のアルキル基であり、さらに製造の容易さの点も考慮すると、最も好ましくはメチル基である。
本発明の医療用材料のシリコーンモノマーの含有量は、少なすぎると十分な酸素透過性が得られず、多すぎると透明な医療用材料が得られなくなることから、ケイ素原子の含有量が5〜30重量%の範囲になるように適宜選択される。
本発明の医療用材料は、シリコーンモノマー、アンモニウム塩モノマー以外に親水性モノマー、架橋剤、紫外線吸収剤、染料など一般に眼用レンズに用いられるモノマーを共重合してもよい。共重合する場合の他のモノマーとしては、(メタ)アクリロイル基、スチリル基、アリル基およびビニル基を有するモノマーを好適に使用することができる。
以下、その例をいくつか挙げる。(メタ)アクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、ビニル安息香酸などのカルボン酸類、メチル(メタ)アクリレートなどのアルキル(メタ)アクリレート類、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、グリセロール(メタ)アクリレートなどの水酸基を有する(メタ)アクリレート類、N,N−ジメチルアクリルアミドなどの(メタ)アクリルアミド類、スチレンなどの芳香族ビニルモノマー類などである。これらの中でも、透明な成型体が得られやすいという点で(メタ)アクリロイル基を有するモノマーが好ましい。透明な成型体が得られやすいという点では、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートなどの水酸基を有する(メタ)アクリロイル基含有モノマーを共重合させることが特に好ましい。水酸基を有する(メタ)アクリロイル基含有モノマーの使用量は、少なすぎると透明性向上の効果が得られにくく、多すぎるとポリマー物性に影響を及ぼすことから、0.1〜40重量%が好ましく、0.5〜30重量%がより好ましく、1.0〜20重量%が最も好ましい。
本発明の医療用材料においては、良好な機械物性が得られ、消毒液や洗浄液に対する良好な耐性が得られるという意味で、1分子中に2個以上の共重合可能な炭素−炭素不飽和結合を有するモノマーを共重合成分として用いることが好ましい。1分子中に2個以上の共重合可能な炭素−炭素不飽和結合を有するモノマーの共重合比率は0.1重量%〜10重量%が好ましく、0.3重量%〜5重量%がより好ましく、0.5重量%〜3重量%がさらに好ましい。
本発明の医療用材料は、紫外線吸収剤や色素、着色剤などを含むものでもよい。また重合性基を有する紫外線吸収剤や色素、着色剤を共重合した形で含有してもよい。
本発明の医療用材料を重合により得る際は、重合をしやすくするために過酸化物やアゾ化合物に代表される熱重合開始剤や、光重合開始剤を添加することが好ましい。熱重合を行う場合は、所望の反応温度に対して最適な分解特性を有する熱重合開始剤を選択して使用する。一般的には10時間半減期温度が40℃〜120℃のアゾ系開始剤および過酸化物系開始剤が好適である。光重合開始剤としてはカルボニル化合物、過酸化物、アゾ化合物、硫黄化合物、ハロゲン化合物、および金属塩などを挙げることができる。これらの重合開始剤は単独または混合して用いられ、およそ1重量%くらいまでの量で使用される。
本発明の医療用材料を重合により得る際は、重合溶媒を使用することができる。溶媒としては有機系、無機系の各種溶媒が適用可能である。例を挙げれば、水、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール、tert−ブタノール、tert−アミルアルコールなどの各種アルコール系溶剤、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの各種芳香族炭化水素系溶剤、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、石油エーテル、ケロシン、リグロイン、パラフィンなどの各種脂肪族炭化水素系溶剤、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどの各種ケトン系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル、安息香酸メチル、フタル酸ジオクチル、二酢酸エチレングリコールなどの各種エステル系溶剤、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールジアルキルエーテル、ジエチレングリコールジアルキルエーテル、トリエチレングリコールジアルキルエーテル、テトラエチレングリコールジアルキルエーテル、ポリエチレングリコールジアルキルエーテル、ポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコールブロック共重合体、ポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコールランダム共重合体などの各種グリコールエーテル系溶剤であり、これらは単独あるいは混合して使用することができる。これらの中でアルコール系溶剤およびグリコールエーテル系溶剤は得られた医療用材料中から溶剤を水による洗浄で容易に除去できる点で好ましい。
本発明の医療用材料の用途が眼用レンズである場合、その重合方法、成形方法としては通常次の方法を使用することができる。たとえば一旦、丸棒や板状に成形し、これを切削加工等によって所望の形状に加工する方法、モールド重合法、およびスピンキャスト法などである。
一例として本発明の医療用材料からなる眼用レンズをモールド重合法により得る場合について、次に説明する。
モノマー組成物をレンズ形状を有する2枚のモールドの空隙に充填する。そして光重合あるいは熱重合を行ってレンズ形状に賦型する。モールドは樹脂、ガラス、セラミックス、金属等で製作されているが、光重合の場合は光学的に透明な素材が用いられ、通常は樹脂またはガラスが使用される。医療用材料を製造する場合には、多くの場合、2枚の対向するモールドにより空隙が形成されており、その空隙にモノマー組成物が充填される。続いて、空隙にモノマー組成物を充填したモールドは、紫外線のような活性光線を照射されるか、オーブンや液槽に入れて加熱されて、モノマーを重合する。光重合の後に加熱重合したり、逆に加熱重合後に光重合するなど、両者を併用する方法もあり得る。光重合の場合は、例えば水銀ランプや捕虫灯を光源とする紫外線を多く含む光を短時間(通常は1時間以下)照射するのが一般的である。熱重合を行う場合には、室温付近から徐々に昇温し、数時間ないし数十時間かけて60℃〜200℃の温度まで高めていく条件が、ポリマーの光学的な均一性、品位を保持し、かつ再現性を高めるために好まれる。
本発明の医療用材料は、種々の方法で改質処理を行うことができる。用途が眼用レンズである場合は表面の水濡れ性を向上させる改質処理を行うことが好ましい。
具体的な改質方法としては、電磁波(光を含む)照射、プラズマ照射、蒸着およびスパッタリングなどのケミカルベーパーデポジション処理、加熱、塩基処理、酸処理、その他適当な表面処理剤の使用、およびこれらの組み合わせを挙げることができる。これらの改質手段の中で、簡便であり好ましいのは塩基処理および酸処理である。
塩基処理または酸処理の一例としては、成型品を塩基性または酸性溶液に接触させる方法、成型品を塩基性または酸性ガスに接触させる方法等が挙げられる。そのより具体的な方法としては、例えば塩基性または酸性溶液に成型品を浸漬する方法、成型品に塩基性または酸性溶液または塩基性または酸性ガスを噴霧する方法、成型品に塩基性または酸性溶液をヘラ、刷毛等で塗布する方法、成型品に塩基性または酸性溶液をスピンコート法やディップコート法などを挙げることができる。最も簡便に大きな改質効果が得られる方法は、成型品を塩基性または酸性溶液に浸漬する方法である。
医療用材料を塩基性または酸性溶液に浸漬する際の温度は特に限定されないが、通常−50℃〜300℃程度の温度範囲内で行われる。作業性を考えれば−10℃〜150℃の温度範囲がより好ましく、−5℃〜60℃が最も好ましい。
医療用材料を塩基性または酸性溶液に浸漬する時間については、温度によっても最適時間は変化するが、一般には100時間以内が好ましく、24時間以内がより好ましく、12時間以内が最も好ましい。接触時間が長すぎると、作業性および生産性が悪くなるばかりでなく、酸素透過性の低下や機械物性の低下などの悪影響が出る場合がある。
塩基としてはアルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、各種炭酸塩、各種ホウ酸塩、各種リン酸塩、アンモニア、各種アンモニウム塩、各種アミン類およびポリエチレンイミン、ポリビニルアミン等の高分子量塩基などが使用可能である。これらの中では、低価格であることおよび処理効果が大きいことからアルカリ金属水酸化物が最も好ましい。
酸としては硫酸、リン酸、塩酸、硝酸等の各種無機酸、酢酸、ギ酸、安息香酸、フェノール等の各種有機酸、およびポリアクリル酸、ポリスチレンスルホン酸などの各種高分子量酸が使用可能である。これらの中では、処理効果が大きく他の物性への悪影響が少ないことから高分子量酸が最も好ましい。
塩基性または酸性溶液の溶媒としては、無機、有機の各種溶媒が使用できる。例えば、水、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリンなどの各種アルコール類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの各種芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、石油エーテル、ケロシン、リグロイン、パラフィンなどの各種脂肪族炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどの各種ケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル、安息香酸メチル、フタル酸ジオクチルなどの各種エステル類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールジアルキルエーテル、ジエチレングリコールジアルキルエーテル、トリエチレングリコールジアルキルエーテル、テトラエチレングリコールジアルキルエーテル、ポリエチレングリコールジアルキルエーテルなどの各種エーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルイミダゾリジノン、ヘキサメチルホスホリックトリアミド、ジメチルスルホキシドなどの各種非プロトン性極性溶媒、塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン、トリクロロエタン、トリクロロエチレンなどのハロゲン系溶媒、およびフロン系溶媒などである。中でも経済性、取り扱いの簡便さ、および化学的安定性などの点で水が最も好ましい。溶媒としては、2種類以上の物質の混合物も使用可能である。
本発明において使用される塩基性または酸性溶液は、塩基性または酸性物質および溶媒以外の成分を含んでいてもよい。
医療用材料は、塩基処理または酸処理の後、洗浄により塩基性または酸性物質を除くことができる。
洗浄溶媒としては、無機、有機の各種溶媒が使用できる。例えば、水、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリンなどの各種アルコール類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの各種芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、石油エーテル、ケロシン、リグロイン、パラフィンなどの各種脂肪族炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどの各種ケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル、安息香酸メチル、フタル酸ジオクチルなどの各種エステル類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールジアルキルエーテル、ジエチレングリコールジアルキルエーテル、トリエチレングリコールジアルキルエーテル、テトラエチレングリコールジアルキルエーテル、ポリエチレングリコールジアルキルエーテルなどの各種エーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルイミダゾリジノン、ヘキサメチルホスホリックトリアミド、ジメチルスルホキシドなどの各種非プロトン性極性溶媒、塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン、トリクロロエタン、トリクロロエチレンなどのハロゲン系溶媒、およびフロン系溶媒などである。
洗浄溶媒としては、2種類以上の溶媒の混合物を使用することもできる。洗浄溶媒は、溶媒以外の成分、例えば無機塩類、界面活性剤、および洗浄剤を含有してもよい。
以上のような改質処理は、医療用材料全体に対して行ってもよく、例えば表面のみに行うなど医療用材料の一部のみに行ってもよい。表面のみに改質処理を行った場合には医療用材料全体の性質を大きく変えることなく表面の水濡れ性のみを向上させることができる。
本発明の医療用材料の酸素透過性は、酸素透過係数70×10−11(cm/sec)mLO/(mL・hPa)以上が好ましい。
本発明の医療用材料の透明性は、用途が眼用レンズの場合はその品位の点で、該眼用レンズの含水状態での全光線透過率は70%以上が好ましく、80%以上がより好ましく、82%以上が最も好ましい。全光線透過率の測定は以下のように行う。
該眼用レンズの全光線透過率は、SMカラーコンピューター(型式SM−7−CH、スガ試験機株式会社製)を用いて測定する。サンプルには、眼用レンズの中心部を5mm幅に切り取り、軽く水分を拭き取ったものを用いる。ABCデジマチックインジケータ(ID―C112、株式会社ミツトヨ製)を用いて厚みを測定し、厚みが0.14〜0.15 mmであるものを測定に用いる。
本発明の医療用材料はイミダゾリウム塩モノマーを共重合していることから抗菌性を発現することができる。本発明の医療用材料の抗菌性は、JIS Z 2801:2000「抗菌加工製品−抗菌性試験方法・抗菌効果」5.2 プラスチック製品などの試験方法によって評価することができる。抗菌性は緑膿菌で3サンプルの菌数を測定した場合、3回の対数菌濃度の平均値とコントロールの3回の対数菌濃度の平均値との差が±0.4以内であれば増減なしとみなし、−0.4以下であれば抗菌効果があると判断する。より好ましくは−1以下であり、最も好ましくは−2以下である。
本発明の医療用材料は、眼用レンズ、内視鏡、カテーテル、輸液チューブ、気体輸送チューブ、ステント、シース、カフ、チューブコネクター、アクセスポート、排液バック、および血液回路などの医療用具、中でもコンタクトレンズ、眼内レンズ、人工角膜などの眼用レンズに特に好適である。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれによって限定されるものではない。
実施例1
下記式(d)
Figure 0005332569
で表されるシリコーンモノマー(22.3重量部、水酸基含有量0.0053当量/g)、N,N−ジメチルアクリルアミド(24.2重量部)、下記式(e)
Figure 0005332569
で表されるシリコーンモノマー(33.6重量部、水酸基含有量0.0055当量/g)、ポリビニルピロリドン(分子量約360000、7.2重量部)、光開始剤イルガキュア1850(1.2重量部)、メタクリル酸―2−ヒドロキシエチル(9.1重量部)、トリエチレングリコールジメタクリレート(0.6重量部)、下記式(f)
Figure 0005332569
で表される架橋剤(0.6重量部)、下記式(i)
Figure 0005332569
で表されるイミダゾリウム塩モノマー(10重量部、ポリマー中の共重合比率10重量%)、t−アミルアルコール(17.2重量部)を混合し撹拌した。均一で透明なモノマー混合物が得られた。このモノマー混合物をアルゴン雰囲気下で脱気した。窒素雰囲気下のグローブボックス中で、レンズ形状を有するモールドの空隙にモノマー混合物を充填し、光照射(東芝FL6D、8.4キロルクス、20分間)して硬化させることによりレンズを得た。得られたレンズを、60重量%イソプロパノール(IPA)水溶液に60℃で30分間浸漬しモールドから剥離後、さらに80重量%IPA水溶液に60℃、2時間浸漬して残存モノマーなどの不純物を抽出し、50重量%IPA水溶液、25重量%IPA水溶液、水と段階的にIPA濃度を下げた液におよそ30分ずつ浸漬して水和した。5mLバイヤル瓶中のホウ酸緩衝液(pH7.1〜7.3)に浸漬し、該バイヤル瓶をオートクレーブに入れ、120℃で30分間煮沸処理を行った。得られたレンズの乾燥重量に対するケイ素原子の含有量は12.3重量%、全光線透過率は85.5%であり透明で濁りがなく、コンタクトレンズとして好適であった。
比較例1
上記イミダゾリウム塩モノマー(i)の代わりに、下記式(j)
Figure 0005332569
で表されるイミダゾリウム塩モノマーを用いて実施例1と同様のレンズを作製したが、全光線透過率は73.0%であり実施例1と比較すると劣った。
実施例2
上記イミダゾリウム塩モノマー(i)の配合量を20重量部(ポリマー中の共重合比率20重量%)として実施例1と同様のレンズを作製したが、全光線透過率は87.3%であり透明で濁りがなく、コンタクトレンズとして好適であった。
比較例2
上記イミダゾリウム塩モノマー(i)の代わりに、上記イミダゾリウム塩モノマー(j)を用いて実施例2と同様のレンズを作製したが、全光線透過率は62.0%であり実施例2と比較すると劣った。
実施例3
上記イミダゾリウム塩モノマー(i)の配合量を30重量部(ポリマー中の共重合比率30重量%)として実施例1と同様のレンズを作製したが、全光線透過率は88.5%であり透明で濁りがなく、コンタクトレンズとして好適であった。
実施例4
上記イミダゾリウム塩モノマー(i)の配合量を40重量部(ポリマー中の共重合比率40重量%)として実施例1と同様のレンズを作製したが、全光線透過率は88.6%であり透明で濁りがなく、コンタクトレンズとして好適であった。
実施例5
上記イミダゾリウム塩モノマー(i)の配合量を50重量部(ポリマー中の共重合比率50重量%)として実施例1と同様のレンズを作製したが、全光線透過率は88.7%であり透明で濁りがなく、コンタクトレンズとして好適であった。
実施例6
式(d)で表されるシリコーンモノマー(39.0重量部、水酸基含有量0.0009当量/g)、光開始剤イルガキュア1850(1.0重量部)、メタクリル酸―2−ヒドロキシエチル(39.0重量部)、トリエチレングリコールジメタクリレート(1.0重量部)、イミダゾリウム塩モノマー(i)(10重量部、ポリマー中の共重合比率10重量%)を混合し撹拌した。均一で透明なモノマー混合物が得られた。このモノマー混合物をアルゴン雰囲気下で脱気した。窒素雰囲気下のグローブボックス中で、レンズ形状を有するモールドの空隙にモノマー混合物を充填し、光照射(東芝FL6D、8.4キロルクス、20分間)によりレンズを得た。得られたレンズを、60%IPA水溶液に60℃で30分間浸漬しモールドから剥離後、さらに80%IPA水溶液に60℃、2時間浸漬して残存モノマーなどの不純物を抽出し、50%IPA水溶液、25%IPA水溶液、水と段階的にIPA濃度を下げた液におよそ30分ずつ浸漬して水和した。5mLバイヤル瓶中のホウ酸緩衝液(pH7.1〜7.3)に浸漬し、該バイヤル瓶をオートクレーブに入れ、120℃で30分間煮沸処理を行った。得られたレンズの乾燥重量に対するケイ素原子の含有量は7.8重量%、全光線透過率は88.9%であった。
実施例7
式(d)で表されるシリコーンモノマーの代わりに、式(e)で表されるシリコーンモノマー(水酸基含有量0.0006当量/g)を用いて実施例6と同様のレンズを作製した。得られたレンズのケイ素原子の含有量は8.9%、全光線透過率は90.4%であった。
比較例3
式(d)で表されるシリコーンモノマーの代わりに、下記式(k)で表されるシリコーンモノマーを用いて実施例6と同様のレンズを作製した。
Figure 0005332569
得られたレンズのケイ素原子の含有量は12.0%、全光線透過率は7.0%であった。
実施例8 抗菌評価
実施例1のモールドの代わりに、10cm角、厚さ3mmのガラス板2枚(うち1枚には剥離しやすいようにアルミシールを貼付)の間に、厚さ100μmのパラフィルムの中央部を切り抜いたものを2枚スペーサーとして挟み込んだものを使用し実施例1と同様の組成でフィルムを作製した。得られたフィルムを3cm角に切り出したものを3枚用意し、JIS Z 2801:2000「抗菌加工製品−抗菌性試験方法・抗菌効果」5.2 プラスチック製品などの試験方法に基づき、コンタクトレンズ使用時にみられる代表的な細菌の一つである緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa NBRC 13275)に対する抗菌評価を行った。その結果、コントロールに対する対数菌濃度の平均の差が−0.4以下であり、抗菌性が確認できた。
本発明は医療用材料に関するもので、該医療用材料はコンタクトレンズ、眼内レンズ、人工角膜などに特に好適に用いられる。

Claims (4)

  1. 化学式(a)で表されるイミダゾリウム塩モノマーと、0.0005〜0.01当量/gの含量で水酸基を有するシリコーンモノマーを共重合して得られるポリマーを主成分とし、乾燥重量でケイ素原子を5〜30重量%含有する、医療用材料。
    Figure 0005332569
    [式中、Xは、任意の陰イオンであり、
    mは、1〜8の整数であり、
    は、H又はCHであり、
    及びRは、それぞれ(CHYで表されるアルキル基である(ここで、iは、0〜20の整数であり、Yは、フッ素、塩素、及び臭素から選択されるハロゲン原子、H、NH、OH、及びCOHからなる群から選択される官能基である)]。
  2. 前記イミダゾリウム塩モノマーの共重合比率が1〜80重量%である請求項1に記載の医療用材料。
  3. 眼用レンズ、内視鏡、カテーテル、輸液チューブ、気体輸送チューブ、ステント、シース、カフ、チューブコネクター、アクセスポート、排液バック、および血液回路から選ばれた1種に用いる請求項1または2に記載の医療用材料。
  4. 眼用レンズに用いる請求項1〜3のいずれかに記載の医療用材料。
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