JP5331536B2 - V型内燃機関の吸気通路構造 - Google Patents

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本発明は、スロットルボディの下流に吸気チャンバを設けたV型内燃機関の吸気通路構造に関する。
従来、内燃機関において、スロットルボディと吸気管との間の吸気通路にタンク状の吸気チャンバを設け、この吸気チャンバにより、吸気通路内の吸気の圧力変動(脈動)を緩和して吸気効率を向上させ、エンジン出力向上とエンジンレスポンス向上を図るものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−338253号公報
ところで、前後一対のバンクをV型に配置した場合、共通のクランク軸に前後バンクの2つのコンロッドがクランク軸の軸方向に互いにオフセットされて連結されるため、前後バンクの気筒がクランク軸の軸方向に互いにオフセットする。したがって、前後バンクで共通のスロットルボディを設けた場合、スロットルボディから前後バンクの燃焼室に延びる吸気通路の長さが異なるので、各燃焼室の吸気の流入量に差が生じ、気筒間の出力のアンバランスによって、要求される性能を出力するのが難しくなる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、吸気通路の長さが等しいV型内燃機関の吸気通路構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、V型に配置した前後一対のバンク(110A,110B)を備え、前後バンク(110A,110B)共通のスロットルボディ(42)の下流に吸気チャンバ(43)を設け、前記吸気チャンバ(43)から前後バンク(110A,110B)の燃焼室に吸気管を分岐させたV型内燃機関(17)の吸気通路構造において、前記前後バンク(110A,110B)は略等しい吸気通路長を有する吸気ポート(145)を備え、前バンク(110A)の吸気ポート(145)の上端開口(145E)は前記前バンク(110A)のシリンダ中心線(CA)上に設けた貫通孔(45A)により、後バンク(110B)の吸気ポート(145)の上端開口(145E)は前記後バンク(110B)のシリンダ中心線(CB)上に設けた貫通孔(45B)により、それぞれ前記吸気チャンバ(43)に連結され、前記スロットルボディ(42)及び前記吸気チャンバ(43)は、前記スロットルボディ(42)から遠い側の気筒(135)に連なる側にオフセットされ、前記吸気チャンバ(43)内は、前記スロットルボディ(42)から前記遠い側の気筒(135)に連なる吸気ポート(145)の上端開口(145E)までの第1の吸気通路(43B)が略ストレートに形成されると共に、近い側の気筒(135)に連なる吸気ポート(145)の上端開口(145E)までの第2の吸気通路(43A)が湾曲して形成され、前記第1の吸気通路(43B)と前記第2の吸気通路(43A)が同じ長さになるように設定されていることを特徴とする。
上記構成によれば、前後バンクの吸気通路を同じ長さにすることができる。
上記のV型内燃機関の吸気通路構造において、前記スロットルボディ(42)は、該スロットルの開度をコントロールするアクチュエータ(42A)を、前記オフセットした方向と反対側に備えてもよい。
上記構成によれば、オフセットにより形成される広い空間にアクチュエータが配置されるので、アクチュエータの取り付け作業が容易になる。
本発明によれば、前後バンクは略等しい吸気通路長を有する吸気ポートを備え、これら吸気ポートの上端開口には吸気チャンバが連結され、スロットルボディ及び吸気チャンバは、スロットルボディから遠い側の気筒に連なる側にオフセットされ、吸気チャンバ内は、スロットルボディから遠い側の気筒に連なる吸気ポートの上端開口までの吸気通路が略ストレートに形成されると共に、近い側の気筒に連なる吸気ポートの上端開口までの吸気通路が湾曲して形成されているため、前後バンクの吸気通路を同じ長さにすることができ、その結果、気筒毎の性能を等しくし、内燃機関の性能を向上できる。
また、スロットルボディは、スロットルの開度をコントロールするアクチュエータを、オフセットした方向と反対側に備えるため、オフセットにより形成される広い空間にアクチュエータが配置されるので、アクチュエータの取り付け作業が容易になる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右及び上下といった方向の記載は、車体に対してのものとする。
図1は、本発明の実施の形態に係る吸気通路構造を適用した自動二輪車を示す側面図である。この自動二輪車10は、車体フレーム11と、車体フレーム11の前端部に取り付けられたヘッドパイプ12に回動自在に支持された左右一対のフロントフォーク13と、フロントフォーク13の上端部を支持するトップブリッジ14に取り付けられた操舵用のハンドル15と、フロントフォーク13に回転自在に支持された前輪16と、車体フレーム11に支持されたV型内燃機関としてのエンジン17と、エンジン17に排気管18A,18Bを介して連結された排気マフラー19A,19Bと、車体フレーム11の後下部のピボット20に上下に揺動自在に支持されたリアスイングアーム21と、このリアスイングアーム21の後端部に回転自在に支持された後輪22とを備え、リアスイングアーム21と車体フレーム11との間にリアクッション23が配設される。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ12から後下がりに延びるメインフレーム25と、メインフレーム25の後部に連結される左右一対のピボットプレート(センターフレームとも言う)26と、ヘッドパイプ12から下方に延びた後に屈曲して延びてピボットプレート26に連結されるダウンチューブ27とを備えている。メインフレーム25を跨ぐように燃料タンク28が支持され、メインフレーム25後方が後輪22上方まで延びてリアフェンダ29が支持され、このリアフェンダ29上方から燃料タンク28までの間にシート30が支持される。なお、図1中、符号31はダウンチューブ27に支持されたラジエータ、符号32はフロントフェンダ、符号33はサイドカバー、符号34はヘッドライト、符号35はテールライト、符号36は乗員用ステップである。
メインフレーム25、ピボットプレート26及びダウンチューブ27によって囲まれる空間にはエンジン17が支持される。エンジン17は、シリンダ(気筒)がV字状に前後にバンクした前後V型の2気筒水冷式4サイクルエンジンである。エンジン17は、車体に対してクランクシャフト105が左右水平方向に指向するように複数のエンジンブラケット37(図1では一部のみを図示)を介して車体フレーム11に支持される。エンジン17の動力は後輪22左側に配設されたドライブシャフト(不図示)を介して後輪22に伝達される。
エンジン17は、シリンダを各々構成する前バンク110Aと後バンク110Bとの挟み角度(バンク角度とも言う)は90度より小さい角度(例えば、52度)で形成されている。各バンク110A,110Bの動弁装置はともに、4バルブのダブルオーバーヘッドカムシャフト(DOHC)方式に構成されている。
前バンク110Aと後バンク110Bによって形成されるV字状の空間には、エンジン吸気系を構成するエアクリーナ41とスロットルボディ42が配設される。スロットルボディ42は、エアクリーナ41で浄化された空気を前バンク110A及び後バンク110Bに供給する。また、各バンク110A,110Bには、エンジン排気系を構成する排気管18A,18Bが接続され、各排気管18A,18Bが車体右側を通ってその後端に排気マフラー19A,19Bが各々接続され、これら排気管18A,18B及び排気マフラー19A,19Bを介して排気ガスが排出される。
図2はエンジン17の内部構造を側方から見た図であり、図3は、図2のエンジン吸気系を拡大して示す側面図であり、図4は、図2の前バンク110Aの内部構造を拡大して示す図である。
図2において、エンジン17の前バンク110A及び後バンク110Bは同一の構造である。図2中、前バンク110Aはピストン周辺を示し、後バンク110Bはカムチェーン周辺を示している。また、図2において、符号121は中間シャフト(後側バランサシャフト)を示し、符号123はメインシャフトを示し、符号125はカウンタシャフトを示している。クランクシャフト105を含むこれらシャフト121,123,125は、車体前後方向及び上下方向にずらして互いに平行に配置され、これらシャフトを支持するクランクケース110C内には、クランクシャフト105の回転を、中間シャフト121、メインシャフト123及びカウンタシャフト125の順に伝達する歯車伝達機構が構成されている。
図2に示すように、エンジン17のクランクケース110C上面には、前側シリンダブロック131A及び後側シリンダブロック131Bが車体前後に所定の挟み角度をなすように配置され、これらシリンダブロック131A,131Bの上面に前側シリンダヘッド132A、後側シリンダヘッド132Bが各々結合され、さらに各シリンダヘッド132A,132Bの上面にはヘッドカバー133A,133Bが各々装着されて前バンク110A及び後バンク110Bが構成される。
各シリンダブロック131A,131Bには、シリンダボア135(気筒)が各々形成され、各シリンダボア135にはそれぞれピストン136が摺動自在に挿入され、各ピストン136は、コンロッド137を介してクランクシャフト105に連結される。共通のクランクシャフト105に前後バンク110A,110Bの2つのコンロッド137が連結されるため、後バンク110Bのコンロッド137は、前バンク110Aのコンロッド137の車体左側に隣接して配置される。
各シリンダヘッド132A,132Bの下面には、ピストン136上方に形成される燃焼室の天面を構成する燃焼凹部141が形成され、各燃焼凹部141には、点火プラグ142がその先端を臨ませて配置される。この点火プラグ142は、シリンダ軸線Cと略同軸に設けられる。
エンジン17は、各燃焼凹部141に設けられたインジェクタ143から燃焼室に直接燃料を噴射する筒内噴射式エンジンである。各インジェクタ143は、各シリンダヘッド132A,132BのVバンク内側側面から挿入され、その先端を各燃焼凹部141に臨ませて配置される。インジェクタ143は、シリンダ軸線Cに対して寝かせた状態で取り付けられる。
シリンダヘッド132Aの上部には、燃料ポンプ144が設けられ、燃料ポンプ144から燃料配管144Aを介して各インジェクタ143に燃料が供給される。
各シリンダヘッド132A,132Bには、一対の開口部145Aにて各燃焼凹部141に連通する吸気ポート145(吸気管)と、一対の開口部146Aにて各燃焼凹部141に連通する排気ポート146とが形成されている。各吸気ポート145は、シリンダ軸線Cとインジェクタ143との間に配置される。前後バンク110A,110Bの吸気ポート145は、略等しい吸気通路長を有している。
各吸気ポート145は、図3に示すように、シリンダヘッド132A,132Bと一体に設けた下部吸気ポート145Bと、シリンダヘッド132A,132Bと別体で下部吸気ポート145Bの上端部145Dに連結される上部吸気ポート145Cとを備えている。上部吸気ポート145Cは、図示しないボルトによって下部吸気ポート145Bに固定され、ヘッドカバー133A,133Bに接近する方向に角度を変えて延出している。上記インジェクタ143は、下部吸気ポート145Bの下方に、下部吸気ポート145Bに沿って設けられている。
バンク110A,110Bの上部吸気ポート145Cは、互いに略平行に上方に延出し、各上部吸気ポート145Cの上端部145E(上端開口)に、Vバンク内側に配置した吸気チャンバ43が連結されている。吸気チャンバ43はスロットルボディ42に連結される。図2に示すように、シリンダヘッド132Aの排気ポート146は、排気管18A(図1参照)に連結されており、シリンダヘッド132Bの排気ポート146は、排気管18B(図1参照)に連結されている。
シリンダヘッド132A,132Bには、吸気ポート145の開口部145Aを開閉する一対の吸気弁147(機関弁)と、排気ポート146の開口部146Aを開閉する一対の排気弁148(機関弁)とが配置される。吸気弁147及び排気弁148は、弁ばね149,149で各ポートを閉じる方向に各々付勢されている。各弁体147,148は、開閉のタイミングやリフト量等のバルブ作動特性を変更可能な動弁装置50(可変動弁機構)によって駆動される。動弁装置50は、シリンダヘッド132A,132Bに回転可能に支持され、エンジン17の回転に同期して回転する吸気側と排気側のカムシャフト151,152(カム軸)を備える。
カムシャフト151には、図4に示すように、吸気カム153(駆動カム)が一体に形成されている。吸気カム153は、円形のカム面を形成するベース円部153Aと、ベース円部153Aから外周側に突出して山形のカム面を形成するカム山部153Bとを備えている。また、カムシャフト152には、排気カム154(駆動カム)が一体に形成されている。排気カム154は、円形のカム面を形成するベース円部154Aと、ベース円部154Aから外周側に突出して山形のカム面を形成するカム山部154Bとを備えている。
図2に示すように、シリンダヘッド132A,132Bの幅方向の一端側には、中間軸158が回転可能に支持され、この中間軸158に中間スプロケット159,160が固定される。カムシャフト151の一端側には被動スプロケット161が固定され、カムシャフト152の一端側には被動スプロケット162が固定され、クランクシャフト105の両端側には駆動スプロケット163が固定される。これらスプロケット159,163間には第1カムチェーン164が巻回され、スプロケット160〜162間には第2カムチェーン165が巻回される。これらスプロケット159〜163及びカムチェーン164,165は、各バンク110A,110Bの一端側に形成されたカムチェーン室166に収容される。
駆動スプロケット163から被動スプロケット161,162への減速比は2に設定され、クランクシャフト105が回転すると、クランクシャフト105と一体に駆動スプロケット163が回転し、カムチェーン164,165を介して被動スプロケット161,162がクランクシャフト105の半分の回転速度で回転して、被動スプロケット161,162と一体に回転するカムシャフト151,152のカムプロフィールに従って吸気弁147及び排気弁148が吸気ポート145及び排気ポート146を各々開閉させる。
クランクシャフト105の左端部には図示しない発電機が設けられ、クランクシャフト105の右端部には、上記右側の駆動スプロケット163の内側(車体左側)に駆動歯車(以下、クランク側駆動歯車という)175が固定される。このクランク側駆動歯車175は、中間シャフト121に設けられた被動歯車(以下、中間側被動歯車という)177と噛み合い、クランクシャフト105の回転を等速で中間シャフト121に伝達し、クランクシャフト105と同速かつ逆向きで中間シャフト121を回転させる。
中間シャフト121は、クランクシャフト105の後側下方かつメインシャフト123の前側下方に回転可能に支持されている。
この中間シャフト121の右端部には、オイルポンプ用駆動スプロケット181と、上記中間側被動歯車177と、この被動歯車177より小径の駆動歯車(以下、中間側駆動歯車という)182とが順に取り付けられている。
オイルポンプ用駆動スプロケット181は、中間シャフト121の後側であって、メインシャフト123下方に配置されたオイルポンプ184の駆動軸185に固定された被動スプロケット186に伝動チェーン187を介して該中間シャフト121の回転力を伝達し、オイルポンプ184を駆動させる。
また、中間側駆動歯車182は、メインシャフト123に相対回転自在に設けられた被動歯車(以下、メイン側被動歯車という)191に噛み合い、中間シャフト121の回転を減速してクラッチ機構(不図示)を介してメインシャフト123に伝達する。すなわち、中間側駆動歯車182及びメイン側被動歯車191の減速比によって、クランクシャフト105からメインシャフト123までの減速比、つまり、エンジン17の1次減速比が設定される。
メインシャフト123は、クランクシャフト105の後側上方に回転可能に支持され、メインシャフト123の略後方には、カウンタシャフト125が回転可能に支持される。メインシャフト123とカウンタシャフト125には、図示しない変速歯車群が跨って配置され、これらによって変速装置が構成される。
カウンタシャフト125の左端部は、車体の前後方向に延びるドライブシャフト(不図示)に連結される。これによって、カウンタシャフト125の回転がドライブシャフトに伝達される。
図5は、動弁装置50を示す側面図であり、図6は、前バンク110Aの動弁装置50を後部側から見た縦断面図である。
動弁装置50は、図4に示すように、シリンダ軸線Cを中心として吸気側と排気側とに独立して対称に設けられている。前バンク110A及び後バンク110Bの動弁装置50は略同一構造であるため、本実施の形態では、前バンク110Aの吸気側の動弁装置50について説明する。
動弁装置50は、図5及び図6に示すように、カムシャフト151(排気側ではカムシャフト152)と、カムシャフト151と一体回転する吸気カム153(排気側では排気カム154)と、吸気弁147(排気側では排気弁148)を開閉するロッカアーム51と、カムシャフト151に相対回転可能に支持され、ロッカアーム51を介して吸気弁147を開閉する動弁カム52と、カムシャフト151の周りを揺動自在なホルダ53(ホルダ部材)と、ホルダ53に揺動可能に支持され、吸気カム153の弁駆動力を動弁カム52に伝達し、動弁カム52を揺動させるリンク機構56と、ホルダ53を揺動する駆動機構60とを備えている。また、リンク機構56は、ホルダ53に連結されるサブロッカアーム54と、サブロッカアーム54と動弁カム52とを揺動可能に連結するコネクトリンク55とを備えている。
ロッカアーム51は幅広に形成されており、1つのロッカアーム51によって一対の吸気弁147を開閉する。ロッカアーム51は、一端部において、シリンダヘッド132Aに固定されるロッカアームピボット51Aに揺動可能に支持される。ロッカアーム51の他端部には、各吸気弁147の上端部に当接する一対の調整ねじ51Bが設けられ、中央部には、動弁カム52に接触するローラ51Cが回転可能に支持されている。
図6に示すように、カムシャフト151は、一端側に被動スプロケット161(図2参照)が固定されるスプロケット固定部151Aを有し、スプロケット固定部151Aの側から順に、カムシャフト151の外周に突出し断面円形形状を有する位置決め部151B、吸気カム153、動弁カム52を揺動可能に支持する揺動カム支持部151C、及び、揺動カム支持部151Cよりも小径に形成されたカラー嵌合部151Dが設けられている。カラー嵌合部151Dには、カムシャフト151のベアリングとして機能するカムシャフトカラー155が嵌合され、カムシャフトカラー155はカムシャフト151の他端側に締めこまれた固定ボルト156によって動弁カム52の側に押し付けられている。
カムシャフト151は、その両端がそれぞれカムシャフト支持部201,202によって回転自在に支持されている。詳細には、カムシャフト支持部201,202は、シリンダヘッド132Aの上部に形成されたヘッド側支持部201A,202Aに、断面半円状の支持部を有するキャップ201B,202Bをそれぞれ固定して構成されている。位置決め部151Bの側に設けられたカムシャフト支持部201には、位置決め部151Bの形状に合わせて形成された溝201Cが形成され、位置決め部151Bの位置が溝201Cに規制されることによって、カムシャフト151は軸方向に位置決めされている。
また、カムシャフト支持部201,202における吸気カム153の側の面には、ホルダ53を支持するホルダ支持部201D,202Dがそれぞれ設けられている。
動弁カム52は、カムシャフト151の中間部に設けられた揺動カム支持部151Cに配置される。動弁カム52には、図5に示すように、吸気弁147を閉弁状態に維持するベース円部52Aと、吸気弁147を押し下げて開弁させるカム山部52Bとが形成され、カム山部52Bには貫通孔52Cが形成されている。貫通孔52Cには、カム山部52Bがロッカアーム51のローラ51Cから離れる方向、すなわち、吸気弁147を閉弁する方向に動弁カム52を付勢する動弁カムリターンスプリング57(図6参照)の一端が取り付けられる。動弁カムリターンスプリング57は、図6に示すように、カムシャフト151に巻き掛けられており、その他端はホルダ53に取り付けられる。
ホルダ53は、吸気カム153及び動弁カム52を挟んでカムシャフト151の軸方向に所定の間隔を空けて配置される第1,第2プレート53A,53Bと、第1,第2プレート53A,53Bをカムシャフト151の軸方向に連結する連結部材59とを備えている。第1プレート53Aはカムシャフト151の被動スプロケット161が固定される一端側に配置され、第2プレート53Bはカムシャフト151の他端側に配置される。
また、連結部材59は、カムシャフト151と平行な軸部59Aを有し、軸部59Aの第1プレート53A側の端には、サブロッカアーム54の一端が連結されるサブロッカアーム支持部59B(支点)が形成されている。連結部材59は、第1,第2プレート53A,53Bの外面側から軸部59Aの両端に挿入される一対のボルト53Dによって第1,第2プレート53A,53Bに固定される。また、連結部材59は、軸部59Aに平行な軸部59Cを備えており、第1,第2プレート53A,53Bの外面側からこの軸部59Cの両端に挿入される一対のボルト(不図示)によっても第1,第2プレート53A,53Bに固定される。
また、第1,第2プレート53A,53Bは、カムシャフト151が貫通するシャフト孔157A,158Aをそれぞれ有し、これらシャフト孔157A,158Aの周縁部は、ホルダ支持部201D,202Dに向けて突出した円環状の凸部157B,158Bとなっている。ホルダ53は、凸部157B,158Bがホルダ支持部201D,202Dに嵌合されることで支持され、カムシャフト151を中心に揺動可能となっている。
サブロッカアーム54は、第1,第2プレート53A,53B間に吸気カム153及び動弁カム52と共に配置されており、一端部において連結部材59のサブロッカアーム支持部59Bに回転可能に支持され、サブロッカアーム支持部59Bを中心として揺動するようになっている。サブロッカアーム54の中央部には、吸気カム153に接触するローラ54Aが回転可能に支持されている。サブロッカアーム54の他端部には、コネクトリンク55を揺動可能に支持するピン55A(図5参照)を介してコネクトリンク55の一端が連結され、コネクトリンク55の他端には、動弁カム52を揺動可能に支持するピン55B(図5参照)を介して動弁カム52が連結される。
また、サブロッカアーム54は、図5に示すように、連結部材59に収容されたサブロッカアームリターンスプリング58により付勢されており、サブロッカアーム54のローラ54Aが常に吸気カム153に押し付けられている。ここで、サブロッカアームリターンスプリング58はコイルスプリングである。
つぎに、動作を説明する。
このように構成された動弁装置50において、図5を参照し、カムシャフト151が回転されると、カムシャフト151と一体に回転する吸気カム153のカム山部153Bにより、サブロッカアーム54がローラ54Aを介して押し上げられて軸部59Aを中心として揺動し、これに伴い、コネクトリンク55を介して動弁カム52がカムシャフト151を中心として図5中の時計回りに回転する。そして、動弁カム52の回転によりカム山部52Bがローラ51Cを介してロッカアーム51と共に吸気弁147を押し下げ、吸気弁147が開弁される。また、カムシャフト151がさらに回転されて吸気カム153のベース円部153Aがローラ54Aに当接する状態では、サブロッカアーム54がサブロッカアームリターンスプリング58により押し下げられると共に、動弁カム52が動弁カムリターンスプリング57より図5中の反時計回りに回転させられてベース円部52Aがローラ51Cに当接する。これにより、吸気弁147は弁ばね149(図2参照)により押し上げられて閉弁される。
この動弁装置50では、図5に示すように、ホルダ53に連結リンク部材63を接続している。この連結リンク部材63を矢印A方向に移動すると、ホルダ53が吸気側カムシャフト151の軸心を中心に時計方向に揺動し、サブロッカアーム支持部59Bが図中下に変位し、矢印B方向に移動すると、ホルダ53が吸気側カムシャフト151の軸心を中心に反時計方向に揺動し、サブロッカアーム支持部59Bが図中上に変位する。
これによって、動弁装置50は、吸気弁147及び排気弁148の開閉の作動特性を変更可能に構成されている。
連結リンク部材63は、図7に示すように、駆動機構60に連結されている。
図7は、駆動機構60を側面側から見た縦断面図であり、図8は、駆動機構60を前部側から見た縦断面図である。
駆動機構60は、図7に示すように、連結リンク部材63を介してホルダ53に連結されている。駆動機構60は、吸気側カムシャフト151と排気側カムシャフト152とに跨って配置されたボールねじ61と、吸気側・排気側のそれぞれに設けられ、ボールねじ61上を軸方向に移動可能な2つのナット62(スライダ)とを備え、ナット62及びホルダ53間に連結リンク部材63が設けられている。
ボールねじ61の排気側の一端部には従動ギヤ64が固着され、従動ギヤ64にはボールねじ61を回転させるための電動アクチュエータ(アクチュエータ)70(図9参照)がギヤ輪列で連結されている。
ボールねじ61は、カムシャフト151,152と直交し、これらカムシャフト151,152の他端側、すなわち被動スプロケット161,162(図2参照)が固定される側と反対側に配置されている。このように、ボールねじ61は、エンジン17の上下方向に延出するのではなく、吸気側カムシャフト151と排気側カムシャフト152とに跨って配置されるので、エンジン17の高さを低く抑えることが可能になる。ボールねじ61は、その両端がそれぞれボールねじ支持部203によって回転自在に支持されている。ボールねじ支持部203は、図6に示すように、カムシャフト支持部202の上部に形成されたカムシャフト側支持部203Aに、断面半円状の支持部を有するキャップ203Bをそれぞれ固定して構成されている。
図7に示すように、ボールねじ61の外周面には、吸気側と排気側にそれぞれ螺旋状のねじ山61A,61Bと、螺旋状の軸ねじ溝61C,61Dとが形成されている。これらねじ山61A,61B及び軸ねじ溝61C,61Dは、巻き方向が吸気側と排気側で異なる方向に設定されている。
ボールねじ61の吸気側の他端部には、ボールねじ61の回転を検出するセンサ80が設けられている。センサ80は、ヘッドカバー133A(133B)のVバンク内側に位置する側壁部に固定されている。センサ80は、ボールねじ61の他端部に固定される回転軸81と、この回転軸81の下方に略平行に配置され、ボールねじ支持部203に固定される六角ねじからなる固定軸82とを備えている。回転軸81の外周面には駆動ギヤ83が形成され、固定軸82には、駆動ギヤ83と噛み合う従動ギヤ84が形成されている。したがって、ボールねじ61が回転すると、ボールねじ61と一体に回転する回転軸81の回転が駆動ギヤ83を介して従動ギヤ84に伝達される。センサ80は、従動ギヤ84の回転量により、ボールねじ61の回転量を検出する。
ナット62は、ボールねじ61が貫通する貫通孔62Aを有し、貫通孔62Aの内周面には、ねじ山61A,61Bに対応する螺旋状のナットねじ山62Bと、軸ねじ溝61C,Dに対応する螺旋状のナットねじ溝62Cが形成されている。このナットねじ溝62Cと軸ねじ溝61C,61Dとの間に、転動可能な複数のボール65が配置される。ナット62は、ボールねじ61が回転されることにより、ボール65を介してボールねじ61上を移動する。
連結リンク部材63は、図7及び図8に示すように、ナット62に一端部が固定されるナット側リンク63Aと、ナット側リンク63Aの他端部と第2プレート53Bとを連結するホルダ側リンク63Bとを備えている。
ナット側リンク63Aの一端部は、ナット62を両側方から挟み込み、ボルト66によってナット62に固定されている。ナット側リンク63Aの他端部は、ピン67によってホルダ側リンク63Bの一端部に揺動可能に支持されている。ホルダ側リンク63Bの他端部は、偏心ピン68によって第2プレート53Bに揺動可能に支持されている。偏心ピン68は、六角ボルト68Aと、六角ボルト68Aの頭部に偏心して一体形成された偏心軸68Bとを備えて構成されている。六角ボルト68Aは、スプリングワッシャ68C及び六角ナット68Dによって第2プレート53Bに固定され、偏心軸68Bは、ナット側リンク63Aに回転自在に支持される。
図7において、ホルダ53が矢印P、Qの方向に揺動すると、図5に示すリンク機構56のサブロッカアーム支持部59Bの位置が変化させられる。サブロッカアーム支持部59Bの位置が変化されることにより、動弁カム52は、カムシャフト151を中心に揺動し、カムシャフト151に対して周方向に位置が変位されて、吸気カム153に対する周方向の位相、ここでは、角度位置又は周方向位置が変更される。このように、吸気カム153に対する動弁カム52の周方向の位置を変化させることで、動弁カム52のカム山部52Bがローラ51Cに当接する期間及び押し下げる量を変更できるため、吸気弁147の開弁期間及びリフト量を変更することができる。
例えば、ボールねじ61が回転してナット62がボールねじ61の中央側に移動させられ、連結リンク部材63によってホルダ53が図5中の時計回り方向にさらに揺動されると、動弁カム52はリンク機構56によって時計回り方向に回転され、この状態でカムシャフト151が回転されると、カム山部52Bがローラ51Cを押し下げる期間及び押し下げ量が大きくなり、吸気弁147の開弁期間及びリフト量が大きくなる。
つぎに、吸排気弁147,148の開弁期間及びリフト量を可変にする電動アクチュエータ70について説明する。
図9は、エンジン17を上方から見た横断面図である。なお、図9では、前後バンク110A,110Bは、エンジン17の上方からシリンダ軸線C(図2参照)に沿って見た図が示されている。
前後一対(図9では、左右一対)の前後バンク110A,110Bは、車体左右方向(図9では、上下方向)に延びるカムシャフト151,152の軸方向に互いにオフセットして配置されている。より詳細には、前バンク110Aは車体左方向(図9では、上方向)にオフセットされ、後バンク110Bは車体右方向(図9では、下方向)にオフセットされている。前バンク110Aの車体右側と後バンク110Bの車体左側には、バンク110A,110Bのオフセット量分だけスペースが形成される。電動アクチュエータ70は、このスペースを利用して、ヘッドカバー133A,133Bのオフセットした方向と反対側の側面に設けられている。すなわち、前バンク110Aの電動アクチュエータ70は車体右側(図9では、下側)に設けられ、後バンク110Bの電動アクチュエータ70は車体左側(図9では、上側)に設けられている。この電動アクチュエータ70は、その上面がヘッドカバー133A,133Bの頂面(不図示)より下方に位置するように取り付けられる。
電動アクチュエータ70は、ボールねじ61の排気側の一端部に設けられており、ヘッドカバー133A,133Bの側壁部に固定されている。電動アクチュエータ70は、電動モータ71と、電動モータ71の駆動軸72(軸線)と、駆動軸72から電動モータ71の駆動力が伝達される中間軸73とを備えている。電動モータ71は、その駆動軸72をヘッドカバー133A,133Bの頂面と略平行にして配置されている。
駆動軸72には、駆動ギヤ72Aが形成されており、中間軸73には、駆動ギヤ72Aと噛み合う第1中間ギヤ73Aと、ボールねじ61に設けられた従動ギヤ64と噛み合う第2中間ギヤ73Bとが固定されている。
電動アクチュエータ70は、電子制御ユニットとしてのECU(不図示)によって制御され、エンジン17の回転数や負荷等の運転状態、及びセンサ80から入力されるボールねじ61の回転量、すなわち電動モータ71の回転量に応じて駆動機構60を駆動する。電動アクチュエータ70が駆動されると、電動モータ71の駆動力は、駆動ギヤ72A、第1中間ギヤ73A、第2中間ギヤ73B、従動ギヤ64を介してボールねじ61に伝達されることとなる。
つぎに、吸気チャンバ43とその周辺部について説明する。
前後バンク110A,110Bのシリンダボア135は、コンロッド137(図2参照)の車体左右方向のオフセットに対応して、クランクシャフト105(図2参照)の軸方向、すなわち、カムシャフト151,152の軸方向に互いにオフセットして配置されている。より詳細には、前バンク110Aの車体前後方向のシリンダ中心線CAは車体右方向にオフセットし、後バンク110Bの車体前後方向のシリンダ中心線CBは車体左方向にオフセットしている。
スロットルボディ42は、Vバンク内側の車体右側(図9では、下側)に設けられている。前後バンク110A,110Bのシリンダボア135は車体左右方向に互いにオフセットされているので、前バンク110Aのシリンダボア135は、後バンク110Bのシリンダボア135より、スロットルボディ42に近くなる。スロットルボディ42は、車体左右方向に延びる中心線C1をスロットルボディ42から遠い後バンク110Bのシリンダボア135側、すなわち、車体後側(図9では、左側)にオフセットさせて配置されている。スロットルボディ42の車体前側(図9では、右側)には、スロットルボディ42のオフセット量分だけスペースが形成される。
スロットルボディ42には、スロットルの開度をアクチュエータ42Aの駆動により変化させるTBW(スロットル・バイ・ワイヤ)が採用されている。このアクチュエータ42Aは、スロットルボディ42のオフセットにより形成されたスペースを利用して、スロットルボディ42のオフセットした方向と反対側、すなわち、Vバンク内側の車体前側に設けられている。
吸気チャンバ43は、その吸気通路の断面積を吸気ポート145及びスロットルボディ42の吸気通路より大きくすることにより、吸気脈動を抑制する沈静槽として機能するものである。吸気チャンバ43はタンク状に形成され、スロットルボディ42に接続される略円形状の接続口44を車体右側に備えている。接続口44は、スロットルボディ42から遠い後バンク110Bのシリンダボア135側、すなわち、車体後側にオフセットさせて配置されている。吸気チャンバ43の下面には、略円形状の一対の貫通孔45A,45Bが形成され、これらの貫通孔45A,45Bに各上部吸気ポート145Cの上端部145Eが連結されている。吸気チャンバ43内には、吸気が矢印Dに沿って接続口44から貫通孔45Aに流れる吸気通路43Aと、吸気が矢印Eに沿って接続口44から貫通孔45Bに流れる吸気通路43Bとが形成されることとなる。
貫通孔45Aは、その中心を前バンク110Aのシリンダ中心線CA上、かつ、接続口44の車体前方に配置して設けられる。このため、吸気通路43Aは、接続口44から車体前方に向けて湾曲して形成される。一方、貫通孔45Bは、その中心を後バンク110Bのシリンダ中心線CB上、かつ、接続口44の車体前後方向の範囲W内に配置して設けられる。このため、吸気通路43Bは、接続口44から車体左方向に向けて略ストレートに形成される。
これら吸気通路43A,43Bは略同一の長さに形成されている。したがって、スロットルボディ42のオフセット量は、これら吸気通路43A,43Bが同じ長さになるように設定される。
このように、スロットルボディ42から近い側の前バンク110Aのシリンダボア135に連なる吸気ポート145の上端部145Eまでの吸気通路43Aを湾曲して形成し、スロットルボディ42から遠い側の後バンク110Bのシリンダボア135に連なる吸気ポート145の上端部145Eまでの吸気通路43Bを略ストレートに形成し、かつ、スロットルボディ42をスロットルボディ42から遠い後バンク110Bのシリンダボア135側にオフセットしたので、吸気通路43A,43Bを同じ長さにすることができる。その結果、シリンダボア135毎の性能が等しくなり、エンジン17の性能が向上する。
スロットルボディ42は、前後バンク110A,110Bのオフセットにより車体左右方向に広くなったVバンク内側の空間に配置されるので、スロットルボディ42の取り付け作業が容易になる。スロットルボディ42のアクチュエータ42Aは、スロットルボディ42のオフセットにより形成されたスロットルボディ42と前バンク110Aとの間の広い空間に配置されるので、アクチュエータ42Aの取り付け作業が容易になる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、前後バンク110A,110Bは略等しい吸気通路長を有する吸気ポート145を備え、これら吸気ポート145の上端部145Eには吸気チャンバ43が連結され、スロットルボディ42及び吸気チャンバ43は、スロットルボディ42から遠い側のシリンダボア135に連なる側にオフセットされ、吸気チャンバ43内は、スロットルボディ42から遠い側のシリンダボア135に連なる吸気ポート145の上端部145Eまでの吸気通路43Bが略ストレートに形成されると共に、近い側のシリンダボア135に連なる吸気ポート145の上端部145Eまでの吸気通路43Aが湾曲して形成されているため、前後バンク110A,110Bの吸気通路を同じ長さにすることができ、その結果、シリンダボア135毎の性能を等しくし、エンジン17の性能を向上できる。
また、本実施の形態によれば、スロットルボディ42は、スロットルの開度をコントロールするアクチュエータ42Aを、オフセットした方向と反対側に備えるため、オフセットにより形成される広い空間にアクチュエータ42Aが配置されるので、アクチュエータ42Aの取り付け作業が容易になる。
本発明の実施の形態に係る吸気通路構造が搭載された自動二輪車を示す側面図である。 エンジンの内部構造を示す側面図である。 図2のエンジン吸気系を拡大して示す側面図である。 図2の前バンクの内部構造を拡大して示す側面図である。 動弁装置を示す側面図である。 前バンクの動弁装置を後部側から見た縦断面図である。 駆動機構を側面側から見た縦断面図である。 駆動機構を前部側から見た縦断面図である。 エンジンを上方から見た横断面図である。
17 エンジン(V型内燃機関)
42 スロットルボディ
42A アクチュエータ
43 吸気チャンバ
43A,43B 吸気通路
110A,110B バンク
135 シリンダボア(気筒)
145 吸気ポート(吸気管)
145E 上端部(上端開口)

Claims (2)

  1. V型に配置した前後一対のバンク(110A,110B)を備え、前後バンク(110A,110B)共通のスロットルボディ(42)の下流に吸気チャンバ(43)を設け、前記吸気チャンバ(43)から前後バンク(110A,110B)の燃焼室に吸気管を分岐させたV型内燃機関(17)の吸気通路構造において、
    前記前後バンク(110A,110B)は略等しい吸気通路長を有する吸気ポート(145)を備え、前バンク(110A)の吸気ポート(145)の上端開口(145E)は前記前バンク(110A)のシリンダ中心線(CA)上に設けた貫通孔(45A)により、後バンク(110B)の吸気ポート(145)の上端開口(145E)は前記後バンク(110B)のシリンダ中心線(CB)上に設けた貫通孔(45B)により、それぞれ前記吸気チャンバ(43)に連結され、
    前記スロットルボディ(42)及び前記吸気チャンバ(43)は、前記スロットルボディ(42)から遠い側の気筒(135)に連なる側にオフセットされ、
    前記吸気チャンバ(43)内は、前記スロットルボディ(42)から前記遠い側の気筒(135)に連なる吸気ポート(145)の上端開口(145E)までの第1の吸気通路(43B)が略ストレートに形成されると共に、近い側の気筒(135)に連なる吸気ポート(145)の上端開口(145E)までの第2の吸気通路(43A)が湾曲して形成され、前記第1の吸気通路(43B)と前記第2の吸気通路(43A)が同じ長さになるように設定されていることを特徴とするV型内燃機関の吸気通路構造。
  2. 前記スロットルボディ(42)は、該スロットルの開度をコントロールするアクチュエータ(42A)を、前記オフセットした方向と反対側に備えたことを特徴とする請求項1に記載のV型内燃機関の吸気通路構造。
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