JP5358381B2 - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

内燃機関の吸気装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5358381B2
JP5358381B2 JP2009227953A JP2009227953A JP5358381B2 JP 5358381 B2 JP5358381 B2 JP 5358381B2 JP 2009227953 A JP2009227953 A JP 2009227953A JP 2009227953 A JP2009227953 A JP 2009227953A JP 5358381 B2 JP5358381 B2 JP 5358381B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intake
valve
chamber
internal combustion
combustion engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009227953A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011074849A (ja
Inventor
正樹 長
利行 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2009227953A priority Critical patent/JP5358381B2/ja
Publication of JP2011074849A publication Critical patent/JP2011074849A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5358381B2 publication Critical patent/JP5358381B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

本発明は、共通のスロットルボディから複数の燃焼室に吸気管が分岐する内燃機関の吸気装置に関する。
従来、共通のスロットルボディを設け、スロットルボディから各気筒に吸気通路を分岐して各燃焼室に吸気を送るように構成された内燃機関の吸気装置では、燃焼室に流入する吸気量を測定するための吸気量センサを、スロットルボディの上流側に設けていた(例えば、特許文献1参照)。
特公平2−45003号公報
ところで、上記従来の内燃機関の吸気装置のように、各気筒へ吸気通路が分岐する部分よりも上流側に上記吸気量センサを設けた場合、分岐した各吸気通路を経て各燃焼室に流入する吸気量を十分に把握することに課題があった。特に、自動二輪車のように、吸気系の容量を大きく取れない場合、各吸気通路を通る吸気量のバラツキが大きくなる傾向にあり、正確な吸気量を把握することが難しかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、共通のスロットルボディから複数の燃焼室に吸気管が分岐する内燃機関の吸気装置において、正確な吸気量を把握できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、共通のスロットルボディ(42)の下流に吸気チャンバ(43)を設け、前記吸気チャンバ(43)から複数の燃焼室(140)に吸気管を分岐させて前記燃焼室(140)内に相通させると共に、前記燃焼室(140)内に燃料を直接噴射する燃料噴射装置(143)を備えた内燃機関の吸気装置において、前記燃焼室(140)に流入する空気量を測定する吸気量センサ(310,311)を、前記吸気チャンバ(43)の下流の分岐管(300)内にそれぞれ設け、前記内燃機関(17)は火花点火燃焼と圧縮自己着火燃焼とを切り換えて運転し、前記内燃機関(17)は、一対のバンク(110A,110B)の間にVバンク空間(K)が形成されるV型の内燃機関であり、前記各バンク(110A,110B)は、クランクシャフト(105)の軸方向に互いにオフセットして設けられ、前記分岐管(300)は、前記Vバンク空間(K)に配置されて前記各バンク(110A,110B)に接続される吸気ポート(301,302)をそれぞれ備え、当該各吸気ポート(301,302)は、前記各バンク(110A,110B)の配置に合わせて互いにオフセットして配置されるとともに上端部(304)が略同一高さまで延出され、前記吸気チャンバ(43)は前記上端部(304)に接続され、前記各吸気ポート(301,302)は、前記オフセットされた方向とは反対側の側面に、内部の流路(308)に連通するセンサ取付孔(306)をそれぞれ備え、前記各吸気量センサ(310,311)は、互いに対向する向きで前記各センサ取付孔(306)に挿入されるとともに略同一の高さ位置に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、共通のスロットルボディの下流で分岐する各分岐管内に吸気量センサを設けたため、各分岐管内を介して各燃焼室内に流入する吸気量を吸気量センサによって正確に把握できる。これにより、吸気量センサで測定した吸気量に基づいて燃料噴射装置の燃料噴射量を正確に算出できる。また、圧縮自己着火燃焼を行うに当たっては、空燃比を正確に決定しないと圧縮自己着火燃焼域から燃焼条件が外れて、目標とする燃費及びエミッションが得られないが、各分岐管内に吸気量センサを設けたため、正確な空燃比を算出でき、確実に圧縮自己着火燃焼を行うことができる。
また、前記内燃機関(17)は、圧縮自己着火燃焼時における前記燃焼室(140)内の既燃ガス及び混合の割合を可変させる可変バルブ機構(50)を備えても良い。
この場合、燃焼室内の既燃ガス及び混合の割合を可変させる可変バルブ機構では、変化するバルブ特性に合わせて空燃比を正確に決定しないと適正な燃焼域から燃焼条件が外れて、目標とする燃費及びエミッションが得られないが、分岐管内に吸気量センサを設けたため、正確な空燃比を算出でき、適正な燃焼を行うことができる。
また、前記吸気チャンバ(43)の上流側に、操縦者のスロットル操作量に基づき前記スロットルボディ(42)のバルブ開度を自動操作する電子駆動式吸気バルブ(42A)を設けても良い。
この場合、吸気チャンバの上流側にスロットルボディのバルブ開度を操作する電子駆動式吸気バルブを設け、吸気チャンバの下流側に吸気量センサを設けたため、吸気バルブ及び可変バルブ機構に影響されずに、正確な吸気量を測定できる。
さらに、前記吸気ポート(301,302)は、前記シリンダヘッド(132A,132B)と一体に設けた下部吸気ポート(301A,302A)と、前記シリンダヘッド(132A,132B)と別体に設けた上部吸気ポート(301B,302B)とからなり、前記吸気量センサ(310,311)は、前記上部吸気ポート(301B,302B)に取り付けられても良い。
この場合、吸気量センサが、シリンダヘッドと別体の上部吸気ポートに取り付けられており、吸気量センサの着脱が容易であるため、メンテナンス性が良い。
本発明に係る内燃機関の吸気装置では、共通のスロットルボディの下流で分岐する各分岐管内に吸気量センサを設けたため、各分岐管内を介して各燃焼室内に流入する吸気量を正確に把握できる。これにより、吸気量センサで測定した吸気量に基づいて燃料噴射装置の燃料噴射量を正確に算出できる。
また、各分岐管内に吸気量センサを設けたため、正確な空燃比を算出でき、確実に圧縮自己着火燃焼を行うことができる。
また、分岐管内に吸気量センサを設けたため、正確な空燃比を算出でき、可変バルブ機構を備えた内燃機関においても適正な燃焼を行うことができる。
さらに、吸気チャンバの上流側に電子駆動式吸気バルブを設け、吸気チャンバの下流側に吸気量センサを設けたため、吸気バルブ及び可変バルブ機構に影響されずに、正確な吸気量を測定できる。
さらにまた、吸気量センサをシリンダヘッドと別体の上部吸気ポートに取り付けたため、吸気量センサの着脱が容易であり、メンテナンス性が良い。
本発明の実施の形態に係る内燃機関の吸気装置を適用した自動二輪車を示す側面図である。 エンジンの内部構造を側方から見た図である。 図2の前バンクの内部構造を拡大して示す図である。 動弁装置を示す一部破断側面図である。 前バンクの動弁装置を後部側から見た縦断面図である。 エンジンを上方から見た横断面図である。 吸気弁及び排気弁のバルブ作動特性を示す図である。 前吸気ポート及び後吸気ポートの周辺の一部破断側面図である。 上部吸気ポートの平面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右及び上下といった方向の記載は、車体に対してのものとする。
図1は、本発明の実施の形態に係る内燃機関の吸気装置を適用した自動二輪車を示す側面図である。この自動二輪車10は、車体フレーム11と、車体フレーム11の前端部に取り付けられたヘッドパイプ12に回動自在に支持された左右一対のフロントフォーク13と、フロントフォーク13の上端部を支持するトップブリッジ14に取り付けられた操舵用のハンドル15と、フロントフォーク13に回転自在に支持された前輪16と、車体フレーム11に支持された内燃機関としてのエンジン17と、エンジン17に排気管18A,18Bを介して連結された排気マフラー19A,19Bと、車体フレーム11の後下部のピボット20に上下に揺動自在に支持されたリアスイングアーム21と、このリアスイングアーム21の後端部に回転自在に支持された後輪22とを備え、リアスイングアーム21と車体フレーム11との間にリアクッション23が配設される。ハンドル15には、操縦者が操作するスロットル15Aが設けられ、スロットル15Aの操作によりエンジン17がコントロールされる。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ12から後下がりに延びるメインフレーム25と、メインフレーム25の後部に連結される左右一対のピボットプレート(センターフレームとも言う)26と、ヘッドパイプ12から下方に延びた後に屈曲して延びてピボットプレート26に連結されるダウンチューブ27とを備えている。メインフレーム25を跨ぐように燃料タンク28が支持され、メインフレーム25後方が後輪22上方まで延びてリアフェンダ29が支持され、このリアフェンダ29上方から燃料タンク28までの間にシート30が支持される。なお、図1中、符号31はダウンチューブ27に支持されたラジエータ、符号32はフロントフェンダ、符号33はサイドカバー、符号34はヘッドライト、符号35はテールライト、符号36は乗員用ステップである。
メインフレーム25、ピボットプレート26及びダウンチューブ27によって囲まれる空間にはエンジン17が支持される。エンジン17は、シリンダ(気筒)がV字状に前後にバンクした前後V型の2気筒水冷式4サイクルエンジンである。エンジン17は、車体に対してクランクシャフト105が左右水平方向に指向するように複数のエンジンブラケット37(図1では一部のみを図示)を介して車体フレーム11に支持される。エンジン17の動力は後輪22左側に配設されたドライブシャフト(不図示)を介して後輪22に伝達される。
エンジン17は、シリンダを各々構成する前バンク110Aと後バンク110Bとの挟み角度(バンク角度とも言う)は90度より小さい角度(例えば、52度)で形成されている。各バンク110A,110Bの動弁装置はともに、4バルブのダブルオーバーヘッドカムシャフト(DOHC)方式に構成されている。
前バンク110Aと後バンク110Bとの間に側面視でV状に形成された空間であるVバンク空間Kには、エンジン17の吸気装置299が配置され、吸気装置299はエアクリーナ41、スロットルボディ42、吸気チャンバ43(図2参照)、及び、吸気チャンバ43に接続される分岐管300(図2参照)が配設される。スロットルボディ42は、エアクリーナ41から前バンク110A及び後バンク110Bに供給される空気の量を調整する。また、各バンク110A,110Bには、エンジン排気系を構成する排気管18A,18Bが接続され、各排気管18A,18Bが車体右側を通ってその後端に排気マフラー19A,19Bが各々接続され、これら排気管18A,18B及び排気マフラー19A,19Bを介して排気ガスが排出される。
図2はエンジン17の内部構造を側方から見た図であり、図3は、図2の前バンク110Aの内部構造を拡大して示す図である。
図2において、エンジン17の前バンク110A及び後バンク110Bは略同一の構造である。図2中、前バンク110Aはピストン周辺を示し、後バンク110Bはカムチェーン周辺を示している。また、図2において、符号121は中間シャフト(後側バランサシャフト)を示し、符号123はメインシャフトを示し、符号125はカウンタシャフトを示している。クランクシャフト105を含むこれらシャフト121,123,125は、車体前後方向及び上下方向にずらして互いに平行に配置され、これらシャフトを支持するクランクケース110C内には、クランクシャフト105の回転を、中間シャフト121、メインシャフト123及びカウンタシャフト125の順に伝達する歯車伝達機構が構成されている。
図2に示すように、エンジン17のクランクケース110C上面には、前側シリンダブロック131A及び後側シリンダブロック131Bが車体前後に所定の挟み角度をなすように配置され、これらシリンダブロック131A、131Bの上面に前側シリンダヘッド132A(シリンダヘッド)、後側シリンダヘッド132B(シリンダヘッド)が各々結合され、さらに各シリンダヘッド132A,132Bの上面にはヘッドカバー133A,133Bが各々装着されて前バンク110A及び後バンク110Bが構成される。
各シリンダブロック131A,131Bには、シリンダボア135が各々形成され、各シリンダボア135にはそれぞれピストン136が摺動自在に挿入され、各ピストン136は、コンロッド137を介してクランクシャフト105に連結される。
各シリンダヘッド132A,132Bの下面には、ピストン136上方に形成される燃焼室140の天面を構成する燃焼凹部141が形成され、各燃焼凹部141には、点火プラグ142がその先端を臨ませて配置される。この点火プラグ142は、シリンダ軸線Cと略同軸に設けられる。
エンジン17は、各燃焼凹部141に設けられたインジェクタ143(燃料噴射装置)から燃焼室140に直接燃料を噴射する筒内噴射式エンジンである。各インジェクタ143は、各シリンダヘッド132A,132BのVバンク内側側面から挿入され、その先端を各燃焼凹部141に臨ませて配置される。インジェクタ143は、シリンダ軸線Cに対して寝かせた状態で取り付けられる。
シリンダヘッド132Aの上部には、燃料ポンプ144が設けられ、燃料ポンプ144から燃料配管144Aを介して各インジェクタ143に燃料が供給される。
各シリンダヘッド132A,132Bには、一対の開口部145Aによって各燃焼室140にそれぞれ連通する前吸気ポート301(吸気ポート)及び後吸気ポート302(吸気ポート)と、一対の開口部146Aによって各燃焼室140に連通する排気ポート146(シリンダヘッド132Bの排気ポートは不図示)とが形成されている。前吸気ポート301及び後吸気ポート302は、シリンダ軸線Cとインジェクタ143との間に配置される。
前吸気ポート301と後吸気ポート302とは吸気チャンバ43で合流しており、この吸気チャンバ43はスロットルボディ42に連結される。シリンダヘッド132Aの排気ポート146は、排気管18A(図1参照)に連結されており、シリンダヘッド132Bの排気ポートは、排気管18B(図1参照)に連結されている。
シリンダヘッド132A,132Bには、前吸気ポート301及び後吸気ポート302の各開口部145Aを開閉する一対の吸気弁147と、排気ポート146の各開口部146Aを開閉する一対の排気弁148とが配置される。吸気弁147及び排気弁148は、弁ばね149,149で各ポートを閉じる方向に各々付勢されている。各弁体147,148は、開閉のタイミングやリフト量等のバルブ作動特性を変更可能な動弁装置50(可変バルブ機構)によって駆動される。動弁装置50は、シリンダヘッド132A,132Bに回転可能に支持され、クランクシャフト105の回転に連動して回転する吸気側と排気側のカムシャフト151,152を備える。ここで、カムシャフト151,152は、図2及び図4中の反時計回転方向にそれぞれ回転する。
カムシャフト151には、吸気カム153が一体に形成されている。吸気カム153は、円形のカム面を形成するベース円部153Aと、ベース円部153Aから外周側に突出したカム面を形成するカム山部153Bとを備えている。また、カムシャフト152には、排気カム154が一体に形成されている。排気カム154は、円形のカム面を形成するベース円部154Aと、ベース円部154Aから外周側に突出して山形のカム面を形成するカム山部154Bとを備えている。
図2に示すように、シリンダヘッド132A,132Bの幅方向の一端側には、中間軸158が回転可能に支持され、この中間軸158に中間スプロケット159,160が固定される。カムシャフト151の一端側には被動スプロケット161が固定され、カムシャフト152の一端側には被動スプロケット162が固定され、クランクシャフト105の両端側には駆動スプロケット163が固定される。これらスプロケット159,163間には第1カムチェーン164が巻回され、スプロケット160〜162間には第2カムチェーン165が巻回される。これらスプロケット159〜163及びカムチェーン164,165は、各バンク110A、110Bの一端側に形成されたカムチェーン室166に収容される。
駆動スプロケット163から被動スプロケット161,162への減速比は2に設定され、クランクシャフト105が回転すると、クランクシャフト105と一体に駆動スプロケット163が回転し、カムチェーン164,165を介して被動スプロケット161,162がクランクシャフト105の半分の回転速度で回転される。そして、被動スプロケット161,162と一体に回転するカムシャフト151,152のカムプロフィールに従って吸気弁147及び排気弁148が前後吸気ポート301,302及び各バンク110A、110Bの排気ポート146を各々開閉させる。
クランクシャフト105の左端部には図示しない発電機が設けられ、クランクシャフト105の右端部には、上記右側の駆動スプロケット163の内側(車体左側)に駆動歯車(以下、クランク側駆動歯車という)175が固定される。このクランク側駆動歯車175は、中間シャフト121に設けられた被動歯車(以下、中間側被動歯車という)177と噛み合い、クランクシャフト105の回転を等速で中間シャフト121に伝達し、クランクシャフト105と同速かつ逆向きで中間シャフト121を回転させる。
中間シャフト121は、クランクシャフト105の後側下方かつメインシャフト123の前側下方に回転可能に支持されている。
この中間シャフト121の右端部には、オイルポンプ用駆動スプロケット181と、上記中間側被動歯車177と、この被動歯車177より小径の駆動歯車(以下、中間側駆動歯車という)182とが順に取り付けられている。
オイルポンプ用駆動スプロケット181は、中間シャフト121の後側であって、メインシャフト123下方に配置されたオイルポンプ184の駆動軸185に固定された被動スプロケット186に伝動チェーン187を介して該中間シャフト121の回転力を伝達し、オイルポンプ184を駆動させる。
また、中間側駆動歯車182は、メインシャフト123に相対回転自在に設けられた被動歯車(以下、メイン側被動歯車という)191に噛み合い、中間シャフト121の回転を減速してクラッチ機構(不図示)を介してメインシャフト123に伝達する。すなわち、中間側駆動歯車182及びメイン側被動歯車191の減速比によって、クランクシャフト105からメインシャフト123までの減速比、つまり、エンジン17の1次減速比が設定される。
メインシャフト123は、クランクシャフト105の後側上方に回転可能に支持され、メインシャフト123の略後方には、カウンタシャフト125が回転可能に支持される。メインシャフト123とカウンタシャフト125には、図示しない変速歯車群が跨って配置され、これらによって変速装置が構成される。
カウンタシャフト125の左端部は、車体の前後方向に延びるドライブシャフト(不図示)に連結される。これによって、カウンタシャフト125の回転がドライブシャフトに伝達される。
図4は、動弁装置50を示す一部破断側面図であり、図5は、前バンク110Aの動弁装置50を後部側から見た縦断面図である。
動弁装置50は、図3に示すように、シリンダ軸線Cを中心として吸気側と排気側とに独立して対称に設けられている。前バンク110A及び後バンク110Bの動弁装置50は略同一構造であるため、本実施の形態では、前バンク110Aの吸気側の動弁装置50について説明する。
動弁装置50は、図4及び図5に示すように、カムシャフト151(排気側ではカムシャフト152)と、カムシャフト151と一体回転する吸気カム153(排気側では排気カム154)と、吸気弁147(排気側では排気弁148)を開閉するロッカアーム51と、カムシャフト151に相対回転可能に支持され、ロッカアーム51を介して吸気弁147を開閉する動弁カム52と、カムシャフト151の周りを揺動自在なホルダ53と、ホルダ53に揺動可能に支持され、吸気カム153の弁駆動力を動弁カム52に伝達し、動弁カム52を揺動させるリンク機構56と、ホルダ53を揺動させる駆動機構60とを備えている。また、リンク機構56は、ホルダ53に連結されるサブロッカアーム54と、サブロッカアーム54と動弁カム52とを揺動可能に連結するコネクトリンク55とを備えている。
ロッカアーム51は幅広に形成されており、1つのロッカアーム51によって一対の吸気弁147を開閉する。ロッカアーム51は、一端部において、シリンダヘッド132Aに固定されるロッカアームピボット51Aに揺動可能に支持される。ロッカアーム51の他端部には、各吸気弁147の上端部に当接するねじ式の調整部51Bが設けられ、中央部には、動弁カム52に接触するローラ51Cが回転可能に支持されている。
図5に示すように、カムシャフト151は、一端側に被動スプロケット161(図2参照)が固定されるスプロケット固定部151Aを有し、スプロケット固定部151Aの側から順に、カムシャフト151の外周に突出し断面円形形状を有する位置決め部151B、吸気カム153、動弁カム52を揺動可能に支持する動弁カム支持部151C、及び、動弁カム支持部151Cよりも小径に形成されたカラー嵌合部151Dが設けられている。カラー嵌合部151Dには、カムシャフト151のベアリングとして機能するカムシャフトカラー155が嵌合され、カムシャフトカラー155はカムシャフト151の他端側に締めこまれた固定ボルト156によって動弁カム52の側に押し付けられている。
カムシャフト151は、その両端がそれぞれカムシャフト支持部201,202によって回転自在に支持されている。詳細には、カムシャフト支持部201,202は、シリンダヘッド132Aの上部に形成されたヘッド側支持部201A,202Aに、断面半円状の支持部を有するキャップ201B,202Bをそれぞれ固定して構成されている。位置決め部151Bの側に設けられたカムシャフト支持部201には、位置決め部151Bの形状に合わせて形成された溝201Cが形成され、位置決め部151Bの位置が溝201Cに規制されることによって、カムシャフト151は軸方向に位置決めされている。
また、カムシャフト支持部201,202における吸気カム153の側の面には、ホルダ53を支持するホルダ支持部201D,202Dがそれぞれ設けられている。
動弁カム52は、カムシャフト151の中間部に設けられた動弁カム支持部151Cに枢支されている。動弁カム52には、図4に示すように、吸気弁147を閉弁状態に維持するベース円部52Aと、吸気弁147を押し下げて開弁させるカム山部52Bとが形成され、カム山部52Bには貫通孔52Cが形成されている。貫通孔52Cには、カム山部52Bがロッカアーム51のローラ51Cから離れる方向、すなわち、吸気弁147を閉弁する方向に動弁カム52を付勢する動弁カムリターンスプリング57(図5参照)の一端が取り付けられる。動弁カムリターンスプリング57は、図5に示すように、カムシャフト151に巻き掛けられており、その他端はホルダ53に取り付けられる。
ホルダ53は、吸気カム153及び動弁カム52を挟んでカムシャフト151の軸方向に所定の間隔を空けて配置される第1,第2プレート53A,53Bと、第1,第2プレート53A,53Bをカムシャフト151の軸方向に連結する連結部材59とを備えている。第1プレート53Aはカムシャフト151の被動スプロケット161が固定される一端側に配置され、第2プレート53Bはカムシャフト151の他端側に配置される。
また、連結部材59は、カムシャフト151と平行な軸部59Aを有し、軸部59Aの第1プレート53A側の端には、サブロッカアーム54の一端が連結されるサブロッカアーム支持部59Bが形成されている。連結部材59は、第1,第2プレート53A,53Bの外面側から軸部59Aの両端に挿入される一対のボルト53Dによって第1,第2プレート53A,53Bに固定される。また、連結部材59は、図4に示すように、軸部59Aに平行な軸部59Cを備えており、第1,第2プレート53A,53Bの外面側からこの軸部59Cの両端に挿入される一対のボルト(不図示)によっても第1,第2プレート53A,53Bに固定される。軸部59Aと軸部59Cとは、第1プレート53Aと第2プレート53Bとの間隔において中間部に位置する結合部73によって結合されている。
また、第1,第2プレート53A,53Bは、図5に示すように、カムシャフト151が貫通するシャフト孔157A,158Aをそれぞれ有し、これらシャフト孔157A,158Aの周縁部は、ホルダ支持部201D,202Dに向けて突出した円環状の凸部157B,158Bとなっている。ホルダ53は、凸部157B,158Bがホルダ支持部201D,202Dに嵌合されることで支持され、カムシャフト151を中心に揺動可能となっている。また、第2プレート53Bには、ホルダ53を揺動させる連結リンク部材63が連結されている。
サブロッカアーム54は、第1,第2プレート53A,53B間に吸気カム153及び動弁カム52と共に配置されており、その一端部において連結部材59のサブロッカアーム支持部59Bに回転可能に支持され、サブロッカアーム支持部59Bを中心として揺動するようになっている。サブロッカアーム54の中央部には、吸気カム153に接触してベース円部153A及びカム山部153Bを押圧するローラ54Aが回転可能に支持されている。サブロッカアーム54の他端部には、コネクトリンク55を揺動可能に支持するピン55Aを介してコネクトリンク55の一端が連結され、コネクトリンク55の他端には、動弁カム52を揺動可能に支持するピン55Bを介して動弁カム52が連結される。
また、サブロッカアーム54は、連結部材59の円筒状の収容部74に収容されたサブロッカアームリターンスプリング58(以下、リターンスプリングという)により付勢されており、サブロッカアーム54のローラ54Aは常に吸気カム153に押し付けられている。ここで、リターンスプリング58はコイルスプリングである。
サブロッカアーム54は、サブロッカアーム支持部59Bに連結されてカムシャフト151に直交するように延びるホルダ連結部54Bと、ホルダ連結部54Bからカムシャフト151の外径に沿うように下方に湾曲する偏心部54Cと、コネクトリンク55を介して動弁カム52に連結されるリンク部54Dとを有している。
偏心部54Cは、第1プレート53Aの側から第2プレート53Bの側に吸気カム153を避けるようにカムシャフト151の軸方向に偏心し、この偏心部54Cの側面には、カムシャフト151の軸方向に張り出た板状の段部76が形成されている。図4に示すように、段部76はサブロッカアーム54の下縁部に沿って湾曲して設けられている。リターンスプリング58の下端は、ばね座金77を介して段部76によって受けられている。
リンク部54Dは偏心部54Cの端に連続して設けられ、動弁カム52に連結されている。このように、サブロッカアーム54は偏心部54Cが偏心することで、カムシャフト151上の軸方向に異なる位置に設けられた吸気カム153と動弁カム52とを連結している。
つぎに、動弁装置50の開弁及び閉弁の動作を説明する。
上記のように構成された動弁装置50において、図4を参照し、カムシャフト151が図中の反時計方向に回転されると、カムシャフト151と一体に回転する吸気カム153のカム山部153Bにより、サブロッカアーム54がローラ54Aを介して押し上げられて軸部59Aを中心として揺動し、これに伴い、コネクトリンク55を介して動弁カム52がカムシャフト151を中心として図4中の時計回りに回転する。そして、動弁カム52の回転によりカム山部52Bがローラ51Cを介してロッカアーム51と共に吸気弁147を押し下げ、吸気弁147が開弁される。
また、カムシャフト151がさらに回転されて吸気カム153のベース円部153Aがローラ54Aに当接する状態では、サブロッカアーム54がリターンスプリング58により押し下げられると共に、動弁カム52が動弁カムリターンスプリング57より図4中の反時計回りに回転させられてベース円部52Aがローラ51Cに当接する。これにより、吸気弁147は弁ばね149(図2参照)により押し上げられて閉弁される。
図6は、エンジン17を上方から見た横断面図である。なお、図6では、前後バンク110A,110Bは、エンジン17の上方からシリンダ軸線C(図2参照)に沿って見た図が示されている。
エンジン17は、ホルダ53を揺動させる駆動機構60を有し、駆動機構60は、車両の電子制御ユニットとしてのECU(不図示)に接続された電動アクチュエータ70と、カムシャフト151,152に直交するボールねじ61と、ボールねじ61上を軸方向に移動可能な2つのナット62を備えて構成されている。各ナット62は、各連結リンク部材63(図4参照)を介して吸気側及び排気側の動弁装置50の各ホルダ53に連結されている。電動アクチュエータ70の駆動によってボールねじ61が回転されると、各ナット62がボールねじ61上を移動し、各連結リンク部材63を介して各ホルダ53が揺動される。
駆動機構60は、上記ECUによって制御され、エンジン17の運転状態に応じてホルダ53を揺動させることで、吸気弁147及び排気弁148の開閉のバルブ作動特性を変更し、所望の燃焼条件を実現する。
次に、動弁装置50におけるバルブ作動特性の変更動作について説明する。なお、動弁装置50は、シリンダ軸線Cを中心として前後に略対称に構成されており、ここでは、吸気側のカムシャフト151側の動弁装置50の動作について説明する。
図4に示すように、ホルダ53は、駆動機構60(図6参照)の駆動によって図4中の矢印A方向または矢印B方向に移動される。
ホルダ53が矢印AまたはBの方向に揺動すると、図4に示すリンク機構56がカムシャフト151を中心にそれぞれ揺動する。リンク機構56の位置が変化することにより、ローラ54A及び動弁カム52は、カムシャフト151を中心にそれぞれ揺動し、カムシャフト151に対して周方向に位置が変位されて、吸気カム153の回転に対する動弁カム52の揺動の位相、及び、揺動の初期位置が変更される。ここで、動弁カム52の揺動の初期位置とは、ローラ54Aが吸気カム153のベース円部153Aに当接しており、サブロッカアーム54がカム山部153Bによって押し上げられていない状態における動弁カム52の揺動位置を指している。
このように、吸気カム153に対する動弁カム52の揺動の位相及び揺動位置を変化させることで、動弁カム52のカム山部52Bがローラ51Cに当接する時期、期間、及び、カム山部52Bがローラ51Cを押し下げる量を変更できるため、吸気弁147の開閉時期、開弁期間、及び、リフト量を変更することができる。
例えば、ホルダ53が図4中の時計回り方向(矢印A方向)にさらに揺動されると、ローラ54A及び動弁カム52は時計回り方向に回転され、カム山部52Bはローラ51Cに近くなると共に、ローラ54Aは、反時計回転方向に回転するカム山部155Bに、より早い時期に当接する位置に移動する。この状態でカムシャフト151が回転されると、カム山部153Bによるローラ54Aの押し上げの開始時期が早くなると共に、カム山部52Bがローラ51Cを押し下げる期間及び押し下げ量が大きくなる。これにより、吸気弁147の開弁時期が早められると共に、吸気弁147の開弁期間及びリフト量が大きくなる。
図7は、吸気弁147及び排気弁148のバルブ作動特性を示す図であり、横軸にクランクシャフト105の回転角を示し、縦軸に吸気弁147及び排気弁148のリフト量を示している。
吸気弁147及び排気弁148は、駆動機構60により駆動される動弁装置50によって、図7に示すように、開閉時期、開閉期間、及び、最大リフト量が変更される。
吸気弁147は、吸気弁147のリフト量が最大となる最大バルブ作動特性Uimax及び、吸気弁147のリフト量が最小となる最小バルブ作動特性Uiminを境界値として、最小バルブ作動特性Uiminと最大バルブ作動特性Uimaxとの間の任意のバルブ特性で開閉作動される。同様に、排気弁148は、排気弁148のリフト量が最大となる最大バルブ作動特性Uemax及び、排気弁148のリフト量が最小となる最小バルブ作動特性Ueminを境界値として、最小バルブ作動特性Ueminと最大バルブ作動特性Uemaxとの間の任意のバルブ特性で開閉作動される。
図7において、符号O1は、吸気弁147の開時期を示し、符号C1は吸気弁147の閉時期を示している。また、符号O2は排気弁148の開時期を示し、符号C2は排気弁148の閉時期を示している。
ところで、エンジン17は、点火プラグ142によって点火する火花点火燃焼と、圧縮自己着火燃焼とを切り換えて運転する直噴エンジンである。具体的には、始動時及びエンジン17が所定の回転数よりも高い高回転域で火花点火燃焼が行われ、エンジン17の低回転域及び上記所定の回転数よりも低い中回転域で圧縮自己着火燃焼が行われる。
エンジン17において、圧縮自己着火燃焼を行う場合は、図7に最小バルブ作動特性Uimin及び最小バルブ作動特性Ueminで示すように、ピストン136が圧縮上死点T1を過ぎた時点で吸気弁147を開く。すると、スロットルボディ42で吸気量を調整されて前吸気ポート301及び後吸気ポート302(図3参照)をそれぞれ通過した空気が、前サイクルの既燃ガス(残留ガス)が残る各燃焼室140内に流れ込む。ピストン136が圧縮下死点B1を過ぎると、吸気弁147が閉じられ、吸気弁147及び排気弁148が閉じた状態となり、ピストン136の上昇に伴って各燃焼室140内の空気及び残留ガスが圧縮され、圧縮上死点(不図示)付近でインジェクタ143から燃料が燃焼室140内に噴射される。このとき、燃焼室140内のガス温度が、一例として、1000K(ケルビン)を超えると、前サイクルの残留ガスの熱により燃料が自己着火して燃焼し、ピストン136を押し下げる力が発生し、コンロッド137を介してクランクシャフト105の回転エネルギーに変換される。そして、ピストン136が圧縮下死点B2に到達する前に排気弁148を開いて既燃ガスの一部を排気ポート146から排気管18A,18B、排気マフラー19A,19Bを介して外部に排出し、ピストン136が圧縮上死点T1に到達する前に排気弁148を閉じて、1サイクルを終了する。
通常の火花点火燃焼を行う場合は、排気工程と吸気工程との間である圧縮上死点T1の近傍で、吸気弁147と排気弁148とが共に開いた状態、すなわち、バルブオーバーラップ領域Lを有している。
一方、圧縮自己着火燃焼においては、上記のように、吸気弁147及び排気弁148が共に閉じた状態、すなわち、負のオーバーラップ領域Nを有している。負のオーバーラップ領域Nでは、吸気弁147及び排気弁148が閉じられており、前サイクルの既燃ガスが燃焼室140に留められている。
このように、エンジン17は、排気ガスの一部をシリンダ内に残留させ、吸気された空気と混ぜるEGRシステム(Exhaust Gas Recirculation)を用いているため、燃焼温度を低下させて排気エミッションを改善できると共に、燃費を向上させることが可能である。圧縮自己着火燃焼を行うEGRシステムでは、所定の空燃比を正確に得られなければ目標とする燃費及び排気エミッションを実現できないため、各燃焼室140に流入する空気量を正確に把握することが重要である。
圧縮自己着火燃焼においては、燃焼室140内に残される前サイクルの既燃ガスの量は、吸気弁147及び排気弁148の開度及び開閉のタイミングによって制御され、所望の燃焼条件が得られるように連続的に変更される。
また、圧縮自己着火燃焼において、前吸気ポート301及び後吸気ポート302から各燃焼室140に流入する空気と、インジェクタ143が噴射する燃料との混合の割合は、所望の燃焼条件が得られるように吸気弁147及び排気弁148の開度及び開閉のタイミングを制御して連続的に変更され、吸気量に基づいてインジェクタ143の噴射量を変更することで調整される。
図8は、前吸気ポート301及び後吸気ポート302の周辺の一部破断側面図である。
ここで、図6及び図8を参照して、前吸気ポート301及び後吸気ポート302とその周辺部について説明する。
図6に示すように、エアクリーナ41に接続されたスロットルボディ42はVバンク空間Kの一端側に位置し、スロットルボディ42には吸気チャンバ43が接続されている。吸気チャンバ43は、Vバンク空間K内の車幅方向の中間部に位置し、この吸気チャンバ43からは、前バンク110A及び後バンク110Bの各々に向けて分岐して、吸気チャンバ43と各燃焼室140とを相通させる分岐管300が延びている。
分岐管300は、図8に示すように、前バンク110Aの燃焼室140に接続される前吸気ポート301と、後バンク110Bの燃焼室140(図2参照)に接続される後吸気ポート302とを有している。
前吸気ポート301は、シリンダヘッド132Aと一体に形成された下部吸気ポート301Aと、シリンダヘッド132Aと別体で下部吸気ポート301Aの上端部303に連結される上部吸気ポート301Bとを備えて構成されている。
後吸気ポート302は、シリンダヘッド132Bと一体に形成された下部吸気ポート302Aと、シリンダヘッド132Bと別体で下部吸気ポート302Aの上端部303に連結される上部吸気ポート302Bとを備えて構成されている。
下部吸気ポート301A,302Aは、Vバンク空間Kの中央に向けて上方に延びている。上部吸気ポート301B,302Bは、下部吸気ポート301A,302Aの上端部303に複数のボルト305によって固定され、ヘッドカバー133A,133Bにより接近する方向に角度を変えて延出している。インジェクタ143は、下部吸気ポート301A,302Aの下方に、下部吸気ポート301A,302Aに沿ってそれぞれ設けられている。
上部吸気ポート301B,302Bは、ヘッドカバー133A,133Bの最上部よりも下方において、略同一高さまで上方にそれぞれ延出し、上部吸気ポート301B,302Bの上端部304には、吸気チャンバ43が連結されている。吸気チャンバ43は、その吸気通路の断面積を前吸気ポート301、後吸気ポート302及びスロットルボディ42の吸気通路の断面積より大きくすることにより、吸気脈動を抑制する沈静槽として機能するものである。
このように、上端部304の高さをヘッドカバー133A,133Bの最上部よりも低くしたため、吸気チャンバ43を含む吸気装置299をVバンク空間K内にコンパクトに配置できる。これに伴い、前吸気ポート301及び後吸気ポート302の容積が小さくなっており、スロットルボディ42の開閉による吸気の圧力の変化がすぐに各燃焼室140に届くため、エンジン17のレスポンスを向上できる。また、このような吸気ポートの容積が小さいエンジンでは、外乱の影響を比較的受け易いため、吸気ポートを通る吸気量にバラツキが生じることがある。
スロットルボディ42は、スロットル15A(図1参照)の操作量に基づきスロットルボディ42のバルブ開度をモータの駆動によって自動操作するTBW(スロットル・バイ・ワイヤ)が採用されており、電子駆動式吸気バルブ42Aを有している。電子駆動式吸気バルブ42Aは、スロットルボディ42の吸気通路42Bよりも車体前方側に膨出して設けられている。スロットルボディ42は、電子駆動式吸気バルブ42Aの部分を含めてVバンク空間K内に収容されており、コンパクトに配置されている。これに伴い、スロットルボディ42は、吸気通路42Bの中心線Xが後バンク110Bの側に近接して配置されている。
吸気チャンバ43はタンク状に形成され、スロットルボディ42に接続される断面略円形の接続口44を車体右側に備えている。吸気チャンバ43は、上方から挿入される複数のボルト309(図6参照)によって、上部吸気ポート301B,302Bに固定される。
吸気チャンバ43の下面には、略円形状の一対の貫通孔45A,45B(図6参照)が形成され、これらの貫通孔45A,45Bに上部吸気ポート301B,302Bの上端部304が連結されている。吸気チャンバ43内には、吸気が矢印Dに沿って接続口44から貫通孔45Aに流れる吸気流路43Aと、吸気が矢印Eに沿って接続口44から貫通孔45Bに流れる吸気流路43Bとが形成されることとなる。
貫通孔45Aは、その中心を前バンク110Aのシリンダ中心線CA上、かつ、接続口44の車体前方側に配置されている。このため、吸気流路43Aは、接続口44から車体前方に向けて湾曲して形成される。一方、貫通孔45Bは、その中心を後バンク110Bのシリンダ中心線CB上、かつ、接続口44の幅W内に配置して設けられる。このため、吸気流路43Bは、接続口44から車体左方向に向けて略ストレートに形成される。スロットルボディ42は、これら吸気流路43A,43Bの長さが略同一になる位置に配置されている。このように、吸気流路43A,43Bは略同一の長さに形成されているが、吸気流路43Aと吸気流路43Bとの向きは互いに異なっている。
上部吸気ポート301Bには、前吸気ポート301を通って前バンク110Aの燃焼室140に流入する空気量を測定する吸気量センサ310が取り付けられている。また、上部吸気ポート302Bには、後吸気ポート302を通って後バンク110Bの燃焼室140に流入する空気量を測定する吸気量センサ311が取り付けられている。
図9は、上部吸気ポート301B,302Bの平面図である。ここで、図9では、吸気チャンバ43を取り外した状態を示している。
図6、図8、図9に示すように、吸気量センサ310,311は、板状のセンサ部312と、センサ部312の基端が固定されるセンサベース313と、センサベース313に設けられ、ECUに接続されるコネクタ部314と、センサベース313に形成された固定孔313Bとをそれぞれ有している。
センサ部312は、互いに平行な板面312A,312Aを有している。また、センサ部312の上面312B及び下面312Cは、それぞれ上方及び下方に突出した曲面状に形成されている。センサ部312の内部は中空に形成され、前吸気ポート301及び後吸気ポート302をそれぞれ流れる空気を内部に取り込む吸入口312Eと、吸入口312Eから取り込んだ空気を排出する排出口312Fとが、センサ部312の先端側に開口している。空気量を測定するセンサ本体(図示略)は吸入口312Eの奥に配置されている。吸入口312Eはセンサ部312の上半部に設けられ、排出口312Fはセンサ部312の下半部に設けられ、吸入口312Eと排出口312Fとの間は、センサ部312の長手方向に延びる導入板312Gにより仕切られている。また、排出口312Fはセンサ部312の先端側に位置し、吸入口312Eは排出口312Fよりも基端側に位置している。そして、前吸気ポート301及び後吸気ポート302を流れる吸気の一部は、導入板312Gに沿って吸入口312Eからセンサ部312内に流入し、上記センサ本体の周囲を通過した後、排出口312Fから排出される。
吸気量センサ310,311は、熱線式の流量センサであり、上記センサ本体の周囲を流れる空気によってセンサ本体の熱が奪われた際の、センサ本体の電気抵抗の変化を検出して流量を測定するセンサである。
センサベース313には、側面視で円形に形成された係合部313Aが設けられている。
図9に示すように、上部吸気ポート301B,302Bは断面略円形の流路308を有し、上部吸気ポート301B,302Bの側面には、この側面を貫通して流路308に連通するセンサ取付孔306がそれぞれ形成されている。
吸気量センサ310,311は上部吸気ポート301B,302Bの外側からセンサ取付孔306に挿入され、係合部313Aがセンサ取付孔306に係合した状態で固定孔313B(図8参照)に挿通されるボルト(不図示)により固定されている。センサ部312は、流路308の中心を通って真直ぐ延び、先端312Dは、センサ取付孔306に対向する流路308の内面の近傍に位置している。
図8に示すように、吸気量センサ310,311は、板面312A,312Aが上部吸気ポート301B,302Bの内壁と略平行に設けられており、加えて、上面312B及び下面312Cが曲面状であるため、吸気量センサ310,311が吸気の流れに対して抵抗になることを防止できる。
吸気量センサ310,311は、上下に延在する前吸気ポート301及び後吸気ポート302内において、略同一の高さ位置に配置されている。このため、吸気チャンバ43から分岐して前吸気ポート301及び後吸気ポート302をそれぞれ流れる吸気量を同一の条件で測定でき、吸気量を正確に測定できる。
上部吸気ポート301B及び上部吸気ポート302Bは、シリンダ中心線CA及びシリンダ中心線CB(図6参照)にそれぞれ対応する位置に設けられ、互いに車幅方向にオフセットして配置されているため、上部吸気ポート301Bの左側方及び上部吸気ポート302Bの右側方には、空間Sが形成されている。
上部吸気ポート301B,302Bにおいて、各センサ取付孔306はそれぞれ空間Sの側に面して設けられ、吸気量センサ310,311は、各センサベース313が各空間Sに位置する向きで互いに対向して配置されている。このように、空間Sを利用して吸気量センサ310,311を設けたため、吸気量センサ310,311をコンパクトに配置できる。
さらに、吸気量センサ310,311は同一部品であり、平面視において各センサベース313が対向するように略180°だけ向きを回転させて取り付けられているため、部品を共用でき、部品点数を削減できる。
また、吸気量センサ310,311は、シリンダヘッド132A,132Bと別体の上部吸気ポート301B,302Bに取り付けられているため、シリンダヘッド132A,132Bから上部吸気ポート301B,302Bを取り外した状態で吸気量センサ310,311をメンテナンスでき、メンテナンス性が良い。
つぎに、本実施の形態の動作を説明する。
本実施の形態では、2気筒エンジン17の各気筒毎に設けられた2つの吸気量センサ310,311を利用して、各気筒に吸入される空気量が、気筒毎に測定され、この空気量に対応した燃料噴射量が決定される。
エンジン17は、点火プラグ142によって点火する火花点火燃焼と、圧縮自己着火燃焼とを切り換えて運転する直噴エンジンである。始動時及びエンジン17が所定の回転数よりも高い高回転域では火花点火燃焼が行われ、エンジン17の低回転域及び上記所定の回転数よりも低い中回転域では圧縮自己着火燃焼が行われる。
この実施の形態では、いずれの燃焼が行われる状態であっても、各気筒に吸入される空気量が、気筒毎に測定され、この空気量に対応した燃料噴射量が決定される。
エアクリーナ41から吸い込まれてスロットルボディ42に流入した空気は、電子駆動式吸気バルブ42Aによって流量が調整されて吸気チャンバ43に到達し、吸気チャンバ43から前吸気ポート301と後吸気ポート302とに分岐してそれぞれ流れ、前吸気ポート301及び後吸気ポート302を流れる際に吸気量センサ310,311によって吸気量が測定され、その後、前バンク110A及び後バンク110Bの各燃焼室140に流入する。
吸気量センサ310,311によって測定された前吸気ポート301及び後吸気ポート302の吸気量は、上記ECUに送られ、ECUは、得られた各吸気量に基づいて各インジェクタ143の噴射量をそれぞれ算出し、各燃焼室140に燃料を噴射させる。
このように、スロットルボディ42の下流側の吸気チャンバ43から分岐した前吸気ポート301及び後吸気ポート302にそれぞれ吸気量センサ310,311を独立して設けたため、前吸気ポート301及び後吸気ポート302に流れる吸気量が、外乱や流路の形状の差異の影響によって互いに異なったとしても、各燃焼室140に流入する吸気量を正確に測定できる。このため、各吸気量センサ310,311によって測定した吸気量に基づいてインジェクタ143の燃料を正確に算出でき、所定の空燃比を正確に得られるため、正確な空燃比が必要とされる圧縮自己着火燃焼時であっても、目標とする燃費及び排気エミッションを実現できる。
また、前吸気ポート301及び後吸気ポート302に吸気量センサ310,311を設け、各燃焼室140の直前の流路に吸気量センサ310,311を設けたため、各動弁装置50によるバルブ作動特性の変更に伴う吸気量の変動をも含んだ吸気量を測定できるため、正確な吸気量を得ることができる。
さらに、前吸気ポート301及び後吸気ポート302内に吸気量センサ310,311を設けたため、上端部304の高さをヘッドカバー133A,133Bの最上部よりも低くしてコンパクトに形成された容積の小さい前吸気ポート301及び後吸気ポート302であっても、吸気量を直接測定することで、正確な吸気量を測定できる。
また、点火プラグ142による火花点火燃焼を行う際においても、吸気量センサ310,311によって各燃焼室140に流入する吸気量を正確に測定できる。このため、各吸気量センサ310,311によって測定した吸気量に基づいてインジェクタ143の燃料を正確に算出でき、所定の空燃比を正確に得られるため、目標とする燃費及び排気エミッションを実現できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、前吸気ポート301及び後吸気ポート302に共通のスロットルボディ42の下流で分岐する前吸気ポート301及び後吸気ポート302内に吸気量センサ310,311を設けたため、前吸気ポート301及び後吸気ポート302内を介して各燃焼室140に流入する吸気量を吸気量センサ310,311によって正確に測定できる。これにより、吸気量センサ310,311で測定した吸気量に基づいてインジェクタ143の燃料噴射量を正確に算出できる。
また、圧縮自己着火燃焼を行うに当たっては、空燃比を正確に決定しないと圧縮自己着火燃焼域から燃焼条件が外れて、目標とする燃費及びエミッションが得られないが、前吸気ポート301及び後吸気ポート302内に吸気量センサ310,311を設けたため、正確な空燃比を算出でき、確実に圧縮自己着火燃焼を行うことができる。
また、圧縮自己着火燃焼を行う際に、燃焼室140に残される既燃ガスの割合、及び、燃焼室140に供給される吸気と燃料との混合の割合を可変させる動弁装置50では、変化するバルブ特性に合わせて空燃比を正確に決定しないと適正な燃焼域から燃焼条件が外れて、目標とする燃費及びエミッションが得られないが、前吸気ポート301及び後吸気ポート302内に吸気量センサ310,311を設けたため、正確な吸気量を測定でき、この吸気量に基づいて正確な空燃比を算出して適正な燃焼を行うことができる。
さらに、吸気チャンバ43の上流側に電子駆動式吸気バルブ42Aを設け、吸気チャンバ43の下流側に吸気量センサ310,311を設けたため、電子駆動式吸気バルブ42A及び動弁装置50の影響を含んだ正確な吸気量を測定できる。
さらにまた、吸気量センサ310,311が、シリンダヘッド132A,132Bと別体の上部吸気ポート301B,302Bに取り付けられており、シリンダヘッド132A,132Bから上部吸気ポート301B,302Bを取り外した状態で吸気量センサ310,311をメンテナンスでき、メンテナンス性が良い。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されない。
上記実施の形態においては、直噴型のエンジン17において、前吸気ポート301及び後吸気ポート302にそれぞれ吸気量センサ310,311を設けるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、直噴型でなくても、動弁装置50のような可変動弁系を有するものでは、吸気量が動弁装置の影響を受けるため、各燃焼室に分岐する前吸気ポート301及び後吸気ポート302に吸気量センサ310,311を設けて吸気量を直接測定することで、吸気量を正確に把握することができる。
また、上記実施の形態においては、エンジン17は、V型の2気筒水冷エンジンであるものとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、3気筒以上のエンジンにおいて、共通のスロットルボディの下流側で各燃焼室に接続される分岐管にそれぞれ吸気量センサを設けても良い。
17 エンジン(内燃機関)
42 スロットルボディ
42A 電子駆動式吸気バルブ
43 吸気チャンバ
50 動弁装置(可変バルブ機構)
132A 前側シリンダヘッド(シリンダヘッド)
132B 後側シリンダヘッド(シリンダヘッド)
140 燃焼室
143 インジェクタ(燃料噴射装置)
299 吸気装置
300 分岐管
301 前吸気ポート(吸気ポート)
301A、302A 下部吸気ポート
301B、302B 上部吸気ポート
302 後吸気ポート(吸気ポート)
310、311 吸気量センサ

Claims (4)

  1. 共通のスロットルボディ(42)の下流に吸気チャンバ(43)を設け、前記吸気チャンバ(43)から複数の燃焼室(140)に吸気管を分岐させて前記燃焼室(140)内に相通させると共に、前記燃焼室(140)内に燃料を直接噴射する燃料噴射装置(143)を備えた内燃機関の吸気装置において、
    前記燃焼室(140)に流入する空気量を測定する吸気量センサ(310,311)を、前記吸気チャンバ(43)の下流の分岐管(300)内にそれぞれ設け、前記内燃機関(17)は火花点火燃焼と圧縮自己着火燃焼とを切り換えて運転し、
    前記内燃機関(17)は、一対のバンク(110A,110B)の間にVバンク空間(K)が形成されるV型の内燃機関であり、前記各バンク(110A,110B)は、クランクシャフト(105)の軸方向に互いにオフセットして設けられ、
    前記分岐管(300)は、前記Vバンク空間(K)に配置されて前記各バンク(110A,110B)に接続される吸気ポート(301,302)をそれぞれ備え、当該各吸気ポート(301,302)は、前記各バンク(110A,110B)の配置に合わせて互いにオフセットして配置されるとともに上端部(304)が略同一高さまで延出され、前記吸気チャンバ(43)は前記上端部(304)に接続され、
    前記各吸気ポート(301,302)は、前記オフセットされた方向とは反対側の側面に、内部の流路(308)に連通するセンサ取付孔(306)をそれぞれ備え、前記各吸気量センサ(310,311)は、互いに対向する向きで前記各センサ取付孔(306)に挿入されるとともに略同一の高さ位置に配置されていること、
    を特徴とする内燃機関の吸気装置。
  2. 前記内燃機関(17)は、圧縮自己着火燃焼時における前記燃焼室(140)内の既燃ガス及び混合の割合を可変させる可変バルブ機構(50)を備えたこと、
    を特徴とする請求項記載の内燃機関の吸気装置。
  3. 前記吸気チャンバ(43)の上流側に、操縦者のスロットル操作量に基づき前記スロットルボディ(42)のバルブ開度を自動操作する電子駆動式吸気バルブ(42A)を設けたこと、
    を特徴とする請求項記載の内燃機関の吸気装置。
  4. 前記吸気ポート(301,302)は、前記シリンダヘッド(132A,132B)と一体に設けた下部吸気ポート(301A,302A)と、前記シリンダヘッド(132A,132B)と別体に設けた上部吸気ポート(301B,302B)とからなり、前記吸気量センサ(310,311)は、前記上部吸気ポート(301B,302B)に取り付けられたこと、
    を特徴とする請求項1からのいずれかに記載の内燃機関の吸気装置。
JP2009227953A 2009-09-30 2009-09-30 内燃機関の吸気装置 Expired - Fee Related JP5358381B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009227953A JP5358381B2 (ja) 2009-09-30 2009-09-30 内燃機関の吸気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009227953A JP5358381B2 (ja) 2009-09-30 2009-09-30 内燃機関の吸気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011074849A JP2011074849A (ja) 2011-04-14
JP5358381B2 true JP5358381B2 (ja) 2013-12-04

Family

ID=44019081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009227953A Expired - Fee Related JP5358381B2 (ja) 2009-09-30 2009-09-30 内燃機関の吸気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5358381B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6500434B2 (ja) * 2014-12-25 2019-04-17 三菱自動車工業株式会社 V型エンジン

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3165122B2 (ja) * 1990-02-07 2001-05-14 株式会社日立製作所 内燃機関用空気流量測定装置
JP3719523B2 (ja) * 1993-03-26 2005-11-24 ヤマハ発動機株式会社 自動二輪車用エンジンの燃焼制御装置
JP2002155779A (ja) * 2000-11-17 2002-05-31 Toyota Motor Corp 可変動弁系付き多気筒内燃機関
JP3964347B2 (ja) * 2003-04-18 2007-08-22 株式会社ケーヒン 内燃機関の吸気装置
JP4442889B2 (ja) * 2004-10-20 2010-03-31 ヤマハ発動機株式会社 鞍乗型車両
JP2006220108A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Toyota Motor Corp 内燃機関の可変動弁機構
JP2006274951A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Mazda Motor Corp 4サイクル火花点火式エンジン

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011074849A (ja) 2011-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008045434A (ja) 可変動弁装置を備えた内燃機関
JP5149268B2 (ja) 回転角センサ取り付け構造及び同構造を用いた内燃機関の可変動弁装置
JP2011132925A (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP5358381B2 (ja) 内燃機関の吸気装置
JP2019173714A (ja) 内燃機関のセンサ取付構造
JP5271238B2 (ja) V型内燃機関
JP5346645B2 (ja) 内燃機関の動弁装置
JP6177497B2 (ja) 圧縮着火内燃機関
JP4628466B2 (ja) 気筒休止多気筒内燃機関の補機配置構造
JP5226580B2 (ja) 自動二輪車
JP2010229945A (ja) V型内燃機関
JP4591300B2 (ja) 4サイクル火花点火式エンジン
JP5385658B2 (ja) 自動二輪車用可変動弁機構付きv型内燃機関
JP5331536B2 (ja) V型内燃機関の吸気通路構造
JP5340781B2 (ja) 内燃機関の動弁装置
JP5400684B2 (ja) 副室付き内燃機関
JP5239088B2 (ja) 内燃機関の動弁装置
JP5160492B2 (ja) V型エンジンの燃料供給装置
JP5346750B2 (ja) V型内燃機関の動弁装置
JP2010229942A (ja) V型エンジンの燃料供給装置
JP5420351B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP5346644B2 (ja) 内燃機関の動弁装置
JP5525311B2 (ja) 副室付き内燃機関
JP2010229947A (ja) 可変動弁機構付きv型内燃機関
JP2007113470A (ja) スワール補正装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130319

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5358381

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees