JP5330848B2 - 両開き式吊り戸の開閉装置 - Google Patents
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Description
したがって、案内手段(レール部材)の傾斜角度に対応し、ワイヤーもほぼ同じ角度で傾斜しているので、吊り戸の開閉に伴う吊り戸とワイヤーの連結部分の上下位置にかかわらず、必要とされるワイヤーの全体長さは変化しないので、従来のように弛みをもたせる必要はなく、弛み防止手段を設ける必要もない。
図1において、符号1は吊り戸枠を示している。
吊り戸枠1は、建物用鉄骨にブラケットを介して固定された左右戸尻側縦枠13、13と、左右戸尻側縦枠13、13の上端間に、建物用鉄骨にブラケットを介して配設された左右上枠15、15と、左右戸尻側縦枠13、13間で、左右上枠15、15のそれぞれの中間位置に、左右上枠15、15の室内側(実施例では点検側、いわゆる、吊り戸等の吊り込み側)と室外側の両面に上端が固定され、下端部が床面に埋め込まれた、室内側と室外側に所定間隔を有する左右室内側中枠3、3と左右室外側中枠30、30より構成されている。
符号151は、左右上枠15、15を中央部で連結する連結補強金具を示している。
尚、実施例では、便宜上、点検側を室内側として説明しているが、設置場所に対応して点検側を室外側としても良い事は云うまでもない。
符号5、5は、左右のレール取付材2、2に連結された左右レール部材5、5を示し、符号6、6は、左右レール部材5、5に吊り下げられた左右吊り戸を示し、符号16、16は、左右戸袋側の床面全幅にわたって固定された左右ベース材を示している。
図1において、符号4・・・は、左右戸袋の左右室内外側の両面上下方向に所定間隔を有して配設された下地桟を示している。
図2、図3において符号7は、左右上枠15、15の点検側の出入口側に取付られる室内側ランマ下地パネルを示し、符号19は、左右上枠15、15の室外側の出入口側に設けられる室外側ランマ下地パネルを示している。
そして、室内側ランマ下地パネル7の内面側には、左右吊り戸6、6の開閉を連動させるための連動機構8の一部を構成する左右側ガイド車81、82が設けられている。
なお、左右戸尻側縦枠13、13、左右上枠15、15、左右レール取付材2、2、左右レール部材5、5、左右ベース材16、16、左右室内側中枠3、3、左右室外側中枠30、30、左右吊り戸6、6はすべて左右対称形に形成されているので、以下、それらについては右側についてのみ説明する。
そして、一体化された左右上枠15、15の出入り口側の左右上枠室外側基板155、155の室外側の下半部に室外側ランマ下地パネル19が連結され、出入り口側の左右上枠上基板154、154の室内側に室内側ランマ下地パネル7が取り付けられている。
すなわち、室外側ランマ下地パネル19は左右室外側中枠30、30の上部間に位置して取付けられ、室外側化粧ボード100が貼り付けられた状態で、室外側化粧突部193だけが露出することとなる。
室内側化粧突部73は、室内側の上方から基板側下突片721の先端部分に載置され、室内側化粧ボード100に張られたクロスの下縁を隠蔽する載置用突片76と、左右室内側中枠3、3の上端部出入口側内面に取付けられた突部連結座70、70に下面側が化粧ネジ700、700にて連結され、出入口上部の室内側を閉塞するL字形の室内側閉塞部78より構成されている。
そして、最終仕上げが施された後、室内側化粧突部73の載置用突片76を基板側下突片721に外側上方から載置し、突部連結座70、70に室内側閉塞部78が下面からネジ止め連結されて出入口の室内側の上部に室内側化粧突部73が取付けられる。
そして、右吊り下げ支持部552の開閉方向側両端部には、室内側が開口する吊り下げボルト挿通孔が形成されている。
符号300は(図1に示す。)、右吊り戸6の引き残し部(戸先側端部)で、室内側(点検側)、室外側に設けられた取手を示している。
右側ガイド車保持座822は、右側ガイド車連結座821の下面と連結される連結面823と連結面823の下方に突出し、室内側ランマ下地パネル7から離れる方向に傾斜する(実施例では図2において、連結面823から時計周りの方向に105度)右ガイド車保持面824よりなり、右ガイド車保持面824に平行して、右側ガイド車82が傾斜した状態(実施例では図2において、連結面823から時計周りの方向に105度)で回転自在に保持されている。
左側ガイド車保持座812は、左側ガイド車連結座811の下面と連結される連結面813と連結面813の下方に突出し、室内側ランマ下地パネル7に接近する方向に傾斜する(実施例では図3において、連結面813から反時計周りの方向に75度)左ガイド車保持面814よりなり、左ガイド車保持面814に平行して、左側ガイド車81が傾斜した状態(実施例では図3において、連結面813から反時計周りの方向に75度)で回転自在に保持されている。
すなわち、左右側ガイド車81、82は、左右レール部材5、5の傾斜角度に対応した同じ大きさのものが選定され、互いに交差する方向に同じ角度で傾斜している。
したがって、開放動作に伴って左右吊り戸6、6は、徐々に上方に移動するが、左右ワイヤー連結座83、84が連結された第2ワイヤー802、第1ワイヤー801も上方に傾斜しているので、左右吊り戸6、6の上方移動でワイヤー80の全体の必要長さが変化することはほとんどない。したがって、あらかじめワイヤー80に弛みを持たせる必要がない。
又、実施例では、掛け回し時の容易さを考慮して、第1ワイヤー801と第2ワイヤー802の2本のワイヤーを使用しているが、1本のワイヤーで構成してもよいことはいうまでもない。
2、2 左右レール取付材
5、5 左右レール部材
6、6 左右吊り戸
7 室内側ランマ下地パネル
8 連動機構
80 ワイヤー
801 第1ワイヤー
802 第2ワイヤー
81 左側ガイド車
82 右側ガイド車
83 左ワイヤー連結座
84 右ワイヤー連結座
Claims (2)
- 出入り口の開閉方向の中央部で低く左右戸袋側で高くなるよう配設された左右レール部材と、左右レール部材に吊り下げられた左右吊り戸と、左右吊り戸の開閉を連動させるための連動機構を有する両開き式吊り戸の開閉装置において、連動機構は、左右吊り戸の引き残し部に設けられた左右ワイヤー連結座と、左右吊り戸の全開状態で、左右ワイヤー連結座の左右戸袋側に位置する箇所に固定された回転自在の左右側ガイド車と、左右側ガイド車に掛け渡されるワイヤーを有し、ワイヤーは左右ガイド車に対したすき掛けに掛け回され、水平方向で所定間隔を有して略平行となるよう、左右側ガイド車は互いに交差する方向に傾斜し、左右吊り戸が開放時に互いに反対方向に上昇しながら移動するように、左右ワイヤー連結座はワイヤーと連結されていることを特徴とする両開き式吊り戸の開閉装置。
- 左右ガイド車に対したすき掛けに掛け回されるワイヤーの傾斜角度が、左右レール部材の傾斜角度とほぼ等しいことを特徴とする請求項1に記載の両開き式吊り戸の開閉装置。
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JP2009027016A JP5330848B2 (ja) | 2009-02-09 | 2009-02-09 | 両開き式吊り戸の開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009027016A JP5330848B2 (ja) | 2009-02-09 | 2009-02-09 | 両開き式吊り戸の開閉装置 |
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Family Applications (1)
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