JP5330848B2 - 両開き式吊り戸の開閉装置 - Google Patents

両開き式吊り戸の開閉装置 Download PDF

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本発明は、事務所あるいは病室の出入り口に設けられる両開き式吊り戸の開閉装置に関するものである。
出入り口部(開口部)から戸袋部にわたる上方に配置された欄間部材に、左右一対の案内手段を開口部の左右方向の中央部で下位置となるよう傾斜させて配置し、左右一対の吊り戸を前記左右案内手段にそって移動自在に吊支し、前記左右一対の案内手段の戸袋側端部の近傍には、側ガイド車をその回転軸が水平となるように設け、該一対の側ガイド車に対しワイヤーを略ループ状に掛け回し、このワイヤーに左右一対の吊り戸をその一方の吊り戸の移動により他方の吊り戸が互いに反対方向に移動するように連結し、ワイヤーの中途にはワイヤーの弛みを除去するため、ケーブルを屈曲させる1至る複数の回転体からなる弛み防止手段が設けられていた。
すなわち、案内手段は中央部が低く、左右方向の端部が高く配設されているので、吊り戸は開放するにつれて、案内手段の傾斜に対応して上方に移動することとなる。したがって、ワイヤーには吊り戸の上昇距離に対応する弛みを設ける必要があった。しかしながら、単にワイヤー弛ませておくと、左右の吊り戸が開閉時にすばやく連動しない、吊り戸の開閉時にワイヤーが側ガイド車から脱落するなどの問題が発生するので、弛み防止手段によって常時はワイヤーの弛みを除去ながら、開閉時の吊戸の上昇位置、下降位置によって異なるワイヤーの全体長さの変化に対応していた。 このため、構造が複雑となり、部品点数も増加し、高価となるだけでなく、弛み防止手段の調整作業も煩雑であった。
特開2001−20607号公報
本発明は、従来の両開き式吊り戸の開閉装置が有している、構造が複雑で、部品点数が多く、高価で、調整作業も煩雑な問題点を改善することを課題とする。
本発明は、左右側ガイド車に対しワイヤーをたすき掛けに掛け回し、交差するワイヤーが水平方向で所定間隔を有して略平行となる方向に、左右側ガイド車を互いに交差する方向に傾斜させ、一方の吊り戸の移動により他方の吊り戸が開放時に互いに反対方向に上昇しながら移動するように、所定間隔を有して略平行となったワイヤーに左右一対の吊り戸を連結したことを最も主要な特徴とするものである。
本発明の両開き式吊り戸の開閉装置は、ワイヤーが左右側ガイド車にたすき掛けに掛け回されているので、左右側ガイド車の上下方向の中央部から上側に位置するワイヤーは、側ガイド車方向にかけて上方に傾斜することになり、側ガイド車の大きさを選定することにより、ワイヤーの傾斜角度と、案内手段(レール部材)の傾斜角度をほぼ一致させることができる。
したがって、案内手段(レール部材)の傾斜角度に対応し、ワイヤーもほぼ同じ角度で傾斜しているので、吊り戸の開閉に伴う吊り戸とワイヤーの連結部分の上下位置にかかわらず、必要とされるワイヤーの全体長さは変化しないので、従来のように弛みをもたせる必要はなく、弛み防止手段を設ける必要もない。
さらに、交差するワイヤーが水平方向で所定間隔を有して略平行となる方向に、一対の側ガイド車を互いに交差する方向に傾斜させているので、一方の側ガイド車の上端部の位置と、他方の側ガイド車の下端部の位置をほぼ同一垂直線上に位置させることができるので、ワイヤーがたすき掛けに掛け回されていても交差部分で接触することがなく、吊り戸とワイヤーの連結部分も開閉時に前後方向にぶれることもないので、前後方向でもワイヤーに弛みをもたせる必要もない。
したがって、ワイヤーを屈曲させる1至る複数の回転体からなる弛み防止手段を設ける必要がなく、構造が簡単で、部品点数が少なく、安価に製作でき、調節の必要もないので、組み付けも容易であるという利点がある。
図1は化粧ボードと、室内側下地パネルを取外した状態での本発明の室内側からの正面略図である。 図2は図1のA−A線拡大断面図である。 図3は図1のB−B線拡大断面図である。 図4は左右側ガイド車とワイヤーの掛け回し状態を示す説明図である。 図5は図2のC部拡大図である。
簡単な構造で、部品点数も少なく、安価に製作でき、調節も必要なく、組み付けも容易な、両開き式吊り戸の開閉装置を提供するという目的を、一対の側ガイド車に対しワイヤーを略たすき掛けに掛け回し、交差するワイヤーが所定の間隔を有して水平方向で略平行となるよう、一対の側ガイド車を互いに交差する方向に傾斜させることにより最小の部品点数で実現した。
以下、第1実施例を添付図面に基づいて詳述する。
図1において、符号1は吊り戸枠を示している。
吊り戸枠1は、建物用鉄骨にブラケットを介して固定された左右戸尻側縦枠13、13と、左右戸尻側縦枠13、13の上端間に、建物用鉄骨にブラケットを介して配設された左右上枠15、15と、左右戸尻側縦枠13、13間で、左右上枠15、15のそれぞれの中間位置に、左右上枠15、15の室内側(実施例では点検側、いわゆる、吊り戸等の吊り込み側)と室外側の両面に上端が固定され、下端部が床面に埋め込まれた、室内側と室外側に所定間隔を有する左右室内側中枠3、3と左右室外側中枠30、30より構成されている。
符号151は、左右上枠15、15を中央部で連結する連結補強金具を示している。
以下、左戸尻側縦枠13と左室内外側中枠3、30間を左戸袋、右戸尻側縦枠13と右室内外側中枠3、30間を右戸袋、左室内外側中枠3、30と右室内外側中枠3、30間を出入口、左右室内外側中枠3、30の方向を出入り方向、左右室内外側中枠3、3、30、30と左右戸尻側縦枠13、13の方向を開閉方向と云う。
尚、実施例では、便宜上、点検側を室内側として説明しているが、設置場所に対応して点検側を室外側としても良い事は云うまでもない。
図1、図2、図3において、符号2、2は、上枠15の室外側内面に所定の角度に傾斜してネジ止め連結されている左右のレール取付材を示している。
符号5、5は、左右のレール取付材2、2に連結された左右レール部材5、5を示し、符号6、6は、左右レール部材5、5に吊り下げられた左右吊り戸を示し、符号16、16は、左右戸袋側の床面全幅にわたって固定された左右ベース材を示している。
そして、左右ベース材16、16の出入口側端部に、左右室外側中枠30、30、左右室内側中枠3、3間でやや出入口側に突出して、左右ガイドローラーを回転自在に保持する左右ガイドローラー取付部材が設けられている。
図1において、符号4・・・は、左右戸袋の左右室内外側の両面上下方向に所定間隔を有して配設された下地桟を示している。
図2、図3において符号7は、左右上枠15、15の点検側の出入口側に取付られる室内側ランマ下地パネルを示し、符号19は、左右上枠15、15の室外側の出入口側に設けられる室外側ランマ下地パネルを示している。
そして、室内側ランマ下地パネル7の内面側には、左右吊り戸6、6の開閉を連動させるための連動機構8の一部を構成する左右側ガイド車81、82が設けられている。
そして、上記左右戸尻側縦枠13、13、左右上枠15、15、左右レール取付材2、2、左右レール部材5、5、左右ベース材16、16、左右室内側中枠3、3、左右室外側中枠30、30、下地桟4・・・、室外側ランマ下地パネル19、一部を除く室内側ランマ下地パネル7(以上の部材が吊り戸枠1等の固定部材となる。)が、内装仕上げ(化粧ボード、クロス等の張付け)の行われるまでに施工され、内装仕上げが終了した後、室内側ランマ下地パネル7の一部を取外して、左右吊り戸6、6が左右レール部材5、5に吊り込まれ、ワイヤー80が掛け渡されて、左右吊り戸6、6とワイヤー80の一部が連結され、さらにオプション部材(前回ストッパー装置、フリーストッパー装置、振れ止め装置、ブレーキ装置等)がとりつけられ、吊り戸6、6の摺動確認、閉鎖時のブレーキ調整作業等が行われた後、取外されていた室内側ランマ下地パネル7の一部が取り付けられる。
なお、左右戸尻側縦枠13、13、左右上枠15、15、左右レール取付材2、2、左右レール部材5、5、左右ベース材16、16、左右室内側中枠3、3、左右室外側中枠30、30、左右吊り戸6、6はすべて左右対称形に形成されているので、以下、それらについては右側についてのみ説明する。
右上枠15は、図2、図3に示す如く、断面下向きコ字形の右上枠上基板154と、右上枠基板154の室外側の下方に連設された右上枠室外側基板155より構成され、右上枠室外側基板155の室内側には、右レール取付材2が、右戸尻側縦枠13側端部が上方に傾斜するよう連結されている。
そして、左右の上枠15、15は出入り口側の中央部で突合せて、連結補強金具151等で連結されて一体化されている。
そして、一体化された左右上枠15、15の出入り口側の左右上枠室外側基板155、155の室外側の下半部に室外側ランマ下地パネル19が連結され、出入り口側の左右上枠上基板154、154の室内側に室内側ランマ下地パネル7が取り付けられている。
室外側ランマ下地パネル19は、図2、図3に示す如く、下端部に室外側に突出して形成された略コ字形の室外側化粧突部193を有している。
すなわち、室外側ランマ下地パネル19は左右室外側中枠30、30の上部間に位置して取付けられ、室外側化粧ボード100が貼り付けられた状態で、室外側化粧突部193だけが露出することとなる。
室内側ランマ下地パネル7は、図2、図3に示すように、基板72の下端部に基板側下突片721と、基板側下突片721と分離可能に設けられた室内側化粧突部73を有している。
室内側化粧突部73は、室内側の上方から基板側下突片721の先端部分に載置され、室内側化粧ボード100に張られたクロスの下縁を隠蔽する載置用突片76と、左右室内側中枠3、3の上端部出入口側内面に取付けられた突部連結座70、70に下面側が化粧ネジ700、700にて連結され、出入口上部の室内側を閉塞するL字形の室内側閉塞部78より構成されている。
室内側ランマ下地パネル7は上記のように形成され、基板72の上端部が左右上枠15、15にネジ止めされた状態で、基板72の上方に下地ボード101が貼り付けられ、さらに基板72の室内側の表面と、下地ボード101の表面とに室内側化粧ボード100が貼り付けられ、室外側ランマ下地パネル19の室外側の上方に下地ボード101が貼り付けられ、さらに、下地ボード101と室外側下地パネル19の室外側表面に室外側化粧ボード100が貼り付けられ、そして、下地桟4・・・と左右ベース材16、16間等に下地ボード101・・・が貼り付けられ、下地ボード101・・・の左右戸袋の表面に化粧ボード100が貼り付けられた状態で、出入口以外の表面が建物の壁面と同じ化粧用ボード100で面一に覆われた状態となり、さらに室内側にはクロス等が貼り付けられることとなる。
すなわち、左右室内側中枠3、3のおよび左右室外側中枠30、30の一部と、室外側化粧突部193が化粧ボード100より外側に突出してあらわれることとなる。
そして、最終仕上げが施された後、室内側化粧突部73の載置用突片76を基板側下突片721に外側上方から載置し、突部連結座70、70に室内側閉塞部78が下面からネジ止め連結されて出入口の室内側の上部に室内側化粧突部73が取付けられる。
右レール部材5は、右レール取付材2のほぼ全幅に渡って配設され、図2、図3に示すように、断面略C字形で、右レール取付材2よりやや短目の右レール補強部材500と、右レール補強部材500の室内側にネジ止め連結される断面略C字形で、右レール補強部材500とほぼ同長の右室外側メンバー51と、右室外側メンバー51の略3分の2程度の長さのボールリテーナに回転自在に保持されたボールを介して、右室外側メンバー51に摺動自在に保持される、右室外側メンバーの略3分の1程度の長さの右移動側メンバー54より構成され、右移動側メンバー54の室内側には、右移動側メンバー54と同程度の長さの右吊り下げ用金具55が固着されている。
右吊り下げ用金具55は、図2に示すように、右移動側メンバー54の室内側に固着される右連結固着部551と、右連結固着部551の下端部に連設された室内側が開口するコ字形の右吊り下げ支持部552より構成されている。
そして、右吊り下げ支持部552の開閉方向側両端部には、室内側が開口する吊り下げボルト挿通孔が形成されている。
右吊り下げ用金具55に吊り下げられる右吊り戸6は、前記右吊り下げボルト挿通孔に対応して右吊り下げボルト61、61と、左右吊り戸6、6の開閉を連動させるための連動機構8のワイヤー80と連結するための右ワイヤー連結座84が、上端面に設けられたパネル形状をなし、下端面の開閉方向に前記右ガイドローラーが嵌合する嵌合溝が形成され、右吊り戸6の戸先側端面には、右戸当たり部材が設けられている。
符号300は(図1に示す。)、右吊り戸6の引き残し部(戸先側端部)で、室内側(点検側)、室外側に設けられた取手を示している。
右吊り下げボルト61、61は、螺軸部とボルト頭部よりなり、室内側化粧突部73が取外された状態の出入口の室内側より、右吊り下げボルト61、61の螺軸部が、右吊り下げ支持部552の右吊り下げボルト挿通孔を挿通して、ボルト頭部が右吊り下げ用支持部552に保持され、必要に応じて頭部をスパナで回動して吊り戸6を所定の高さに位置させた後、右ボルト保持体65、65が右吊り下げ用支持部552に室内側より連結されて、右レール部材5に右吊り下げ用金具55を介して右吊り戸6は吊り下げられる。
連動機構8は、室内側ランマ下地パネル7の内面側で、左右室内側中枠3、3のやや出入り口側に位置して回転自在に設けられる左右側ガイド車81、82と、左右側ガイド車81、82に掛け回されるワイヤー80と、ワイヤー80と左右吊り戸6、6を連結するための左右ワイヤー連結座83、84より構成されている。
右側ガイド車82は、右室内側中枠3の出入口側で、閉鎖状態の右吊り戸6の上方に位置して室内側ランマ下地パネル7の内面に設けられたL字形の右側ガイド車連結座821の下方に右ガイド車保持座822を介して回転自在に取り付けられている。
右側ガイド車保持座822は、右側ガイド車連結座821の下面と連結される連結面823と連結面823の下方に突出し、室内側ランマ下地パネル7から離れる方向に傾斜する(実施例では図2において、連結面823から時計周りの方向に105度)右ガイド車保持面824よりなり、右ガイド車保持面824に平行して、右側ガイド車82が傾斜した状態(実施例では図2において、連結面823から時計周りの方向に105度)で回転自在に保持されている。
左側ガイド車81は、左室内側中枠3のやや内側で、閉鎖状態の左吊り戸6のやや上方に位置して室内側ランマ下地パネル7の内面に設けられたL字形の左側ガイド車連結座811の下方に左ガイド車保持座812を介して回転自在に取り付けられている。
左側ガイド車保持座812は、左側ガイド車連結座811の下面と連結される連結面813と連結面813の下方に突出し、室内側ランマ下地パネル7に接近する方向に傾斜する(実施例では図3において、連結面813から反時計周りの方向に75度)左ガイド車保持面814よりなり、左ガイド車保持面814に平行して、左側ガイド車81が傾斜した状態(実施例では図3において、連結面813から反時計周りの方向に75度)で回転自在に保持されている。
すなわち、左右側ガイド車81、82は、左右レール部材5、5の傾斜角度に対応した同じ大きさのものが選定され、互いに交差する方向に同じ角度で傾斜している。
右ワイヤー連結座84は、右吊り戸6の引き残し部(閉鎖側端部)の上端面で、右吊り戸6が全開した状態で、右ガイド車82が右戸袋側に位置する箇所に連結される右吊り戸連結面841と、右吊り戸連結面841の室内側ランマ下地パネル7側端部から上方に突出し、上端に室内側ランマ下地パネル7側に突出して連設されたワイヤー右連結面842より構成されている。
左ワイヤー連結座83は、左吊り戸6の引き残し部(閉鎖側端部)の上端面で、左吊り戸6が全開した状態で、左ガイド車81が左戸袋側に位置する箇所に連結される左吊り戸連結面831と、左吊り戸連結面831の室内側ランマ下地パネル7側端部から上方に突出し、上端に室内側ランマ下地パネル7側に突出して連設されたワイヤー左連結面832より構成されている。
ワイヤー80は、右ワイヤー連結座84のワイヤー右連結面842の右側ガイド車82側の端部下面に一端が連結ネジ等にて連結され、右側ガイド車82に上方から掛け回された後、左ワイヤー連結座83のワイヤー左連結面832の右吊り戸6側端部下面に他端が連結ネジ等にて連結される第1ワイヤー801と、左ワイヤー連結座83のワイヤー左連結面832の左側ガイド車81側の端部下面に一端が連結ネジ等にて連結され、左側ガイド車81に上方から掛け渡された後、右ワイヤー連結座84のワイヤー右連結面842の左吊り戸6側端部下面に連結された第2ワイヤー802より構成されている。
すなわち、第1ワイヤー801と第2ワイヤー802は、たすき掛けに掛け回されて、左右室内側中枠3、3方向に向かって上方に傾斜する部分は、水平方向で所定間隔を有して略平行となり、しかもその傾斜角度は、左右レール部材5、5の傾斜角度とほぼ一致し、さらに、左右吊り戸6、6と連結された左右ワイヤー連結座83、84は、第2ワイヤー802、第1ワイヤー801の左右側ガイド車81、82の上方から掛け回される部分に連結されている。
したがって、開放動作に伴って左右吊り戸6、6は、徐々に上方に移動するが、左右ワイヤー連結座83、84が連結された第2ワイヤー802、第1ワイヤー801も上方に傾斜しているので、左右吊り戸6、6の上方移動でワイヤー80の全体の必要長さが変化することはほとんどない。したがって、あらかじめワイヤー80に弛みを持たせる必要がない。
しかしながら、左右レール部材5、5の傾斜角度を一定に設定し、左右ガイド車81、82を一定の大きさの径に設定すると、出入り口の幅寸法(左右レール材5、5の長さ)に対応して、左右側ガイド車81、82の取付け位置も、開閉方向で変化するので、左右レール部材5、5の傾斜角度と第2ワイヤー802、第1ワイヤー801の交差部分の角度が微妙に異なることとなり、開閉放動作に伴う左右吊り戸6、6の上下動によって、必要とされるワイヤー80の全体長さが閉鎖時と開放時では異なることとなるが、この違いは、第1ワイヤー801と第2ワイヤー802の左右側ガイド車81、82に対する掛け渡し時の張り具合の範囲内(いわゆるあそびの範囲内)で調節することが可能な程度である。
又、実施例では、掛け回し時の容易さを考慮して、第1ワイヤー801と第2ワイヤー802の2本のワイヤーを使用しているが、1本のワイヤーで構成してもよいことはいうまでもない。
以上詳述したように、本発明は、両開き式吊り戸の開閉装置にかかわるものであり、一対の側ガイド車に対しワイヤーをたすき掛けに掛け回し、交差する一対のワイヤーが所定の間隔を有して水平方向で略平行となるよう、一対の側ガイド車を互いに交差する方向に傾斜させることにより、簡単な構造で、部品点数も少なく、安価に製作でき、調節作業も必要なく、組み付けも容易な、両開き式吊り戸の開閉装置を提供することにより、事務所、病室等の出入り口の扉として広く利用することが出来る。
1 吊り戸枠
2、2 左右レール取付材
5、5 左右レール部材
6、6 左右吊り戸
7 室内側ランマ下地パネル
8 連動機構
80 ワイヤー
801 第1ワイヤー
802 第2ワイヤー
81 左側ガイド車
82 右側ガイド車
83 左ワイヤー連結座
84 右ワイヤー連結座

Claims (2)

  1. 出入り口の開閉方向の中央部で低く左右戸袋側で高くなるよう配設された左右レール部材と、左右レール部材に吊り下げられた左右吊り戸と、左右吊り戸の開閉を連動させるための連動機構を有する両開き式吊り戸の開閉装置において、連動機構は、左右吊り戸の引き残し部に設けられた左右ワイヤー連結座と、左右吊り戸の全開状態で、左右ワイヤー連結座の左右戸袋側に位置する箇所に固定された回転自在の左右側ガイド車と、左右側ガイド車に掛け渡されるワイヤーを有し、ワイヤーは左右ガイド車に対したすき掛けに掛け回され、水平方向で所定間隔を有して略平行となるよう、左右側ガイド車は互いに交差する方向に傾斜し、左右吊り戸が開放時に互いに反対方向に上昇しながら移動するように、左右ワイヤー連結座はワイヤーと連結されていることを特徴とする両開き式吊り戸の開閉装置。
  2. 左右ガイド車に対したすき掛けに掛け回されるワイヤーの傾斜角度が、左右レール材の傾斜角度とほぼ等しいことを特徴とする請求項1に記載の両開き式吊り戸の開閉装置。
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