JP5330561B2 - 自動車用バイザー - Google Patents

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本発明は、日除けや雨除けとして自動車の窓枠に装着される自動車用バイザーに関するものである。
日除けや雨除けとして機能する自動車用のバイザー(フロントバイザーやリアバイザー)としては、特許文献1の如く、外側に膨出した長尺な庇体の上端に沿って長尺な当着板が設けられており、その当着板を両面接着テープ等によって自動車の窓枠に当着するとともに、当着板あるいは庇体に設けた突起と窓枠の突出片とを取付金具で係合させることによって、自動車の窓枠に装着するものが知られている。
ところが、上記した自動車用バイザーの如く、当着板を両面接着テープ等によって自動車の窓枠に当着するとともに、当着板や庇体に設けた突起と窓枠の突出片とを取付金具で係合させるだけでは、端縁際の部分(庇体の後端の窓枠側への折り曲げ部分)の取付強度が十分とは言えず、装着した自動車が高速で走行した場合に、後端際の部分ががたついてしまう虞れがある。それゆえ、特許文献1の如く、予め窓枠に取り付けた取付部材の縦溝に庇体の後端の折り曲げ部分の端縁を嵌合させる取付構造や、庇体の後端の折り曲げ部分の端縁をさらに内側に折れ曲がるように構成した自動車用バイザーが考案されている。
特開2001−301459号公報
上記の如く、予め窓枠に取り付けた取付部材の縦溝に庇体の後端の折り曲げ部分の端縁を嵌合させる自動車用バイザーの取付構造においては、庇体後端の折り曲げ部分の端縁が取付部材の縦溝から外れてしまい易く、十分な取付強度を発現させることができない。また、近年では、フロントバイザーとリアバイザーとを自動車に装着した場合に、フロントバイザーとリアバイザーとが一連であるかの如き印象を与えるようなデザインが好まれているが、上記の如く別個の取付部材の縦溝に庇体の後端の折り曲げ部分の端縁を嵌合させるような取付構造であると、露出した取付部材によって、フロントバイザーとリアバイザーとの連続感が損なわれてしまう。
一方、庇体の後端の折り曲げ部分の端縁をさらに内側に折れ曲がるように構成した自動車用バイザーは、当該内側への折り曲げ部分を窓枠に当着させることによって、高い取付強度を発現させることができ、庇体の後端の折り曲げ部分を庇体と直交させることによってフロントバイザーとリアバイザーとの連続感を発現させることができるものの、合成樹脂の射出成形によって製造する場合には、スライドコアを利用した高価な金型を用いなければならず、製造コストが高くなる、という不具合がある。
本発明の目的は、上記従来の自動車用バイザーの問題点を解消し、自動車の窓枠への取付強度がきわめて高く、リアバイザー(あるいはフロントバイザー)とともに自動車に装着することによって当該リアバイザー(あるいはフロントバイザー)との連続感を十分に発現させることができる上、合成樹脂の射出成形によって安価に製造することが可能な自動車用バイザー(フロントバイザーあるいはリアバイザー)を提供することにある。
本発明の内、請求項1に記載された発明は、長尺帯状の庇体の上端に沿って長尺帯状の当着板が設けられており、その当着板を自動車の窓枠に当着させて前記庇体が自動車の窓ガラスの上端際を覆うように設置する自動車用バイザーであって、前記庇体の基端側の端縁に、板状の壁体が庇体と所定の角度を成して折れ曲がるように形成されており、その壁体の内側に、自動車の窓枠に当着させるための合成樹脂製の設置補助部材が固着されているとともに、その設置補助部材の庇体当着面および窓枠当着面に、左右の位置をずらして、開口側から奥方にかけて次第に幅狭になるように凹状溝が形成されており、設置補助部材の上下方向の中間部分の水平断面がS字状になっていることを特徴とするものである。
また、請求項1に記載された発明は、前記庇体の片端縁に、板状の壁体が庇体と所定の角度(65度〜135度)を成して折れ曲がるように形成されており、その壁体の内側に、前記設置補助部材が固着されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記設置補助部材が、前記庇体の内面に当着させるための湾曲した庇体当着面と自動車の窓枠に当着させるための窓枠当着面とを有する楔状の部材であることを特徴とするものである。
また、請求項1または請求項2に係る自動車用バイザーは、前記設置補助部材が、合成樹脂の射出成形によって形成されており、いずれかの側面に凹状溝を形成したものであっても良い。
さらに、請求項1または請求項2に係る自動車用バイザーは、前記設置補助部材が、前記凹状溝を前記庇体当着面、前記窓枠当着面以外の側面に形成したものであっても良い。
加えて、請求項1または請求項2に係る自動車用バイザーは、前記設置補助部材の庇体当着面に、段差が形成されているものであっても良い。
請求項1に記載の自動車用バイザーは、庇体の上方の当着板のみでなく設置補助部材をも自動車の窓枠に当着させることができるので、非常に強固に自動車に装着することができる。その上、バイザー本体の片端縁に壁体や内側への折り返し部を形成する必要がないので、スライドコアのない(あるいは少ない)安価な金型を利用した射出成形することにより、低コストで製造することができる。
また、請求項1に記載の自動車用バイザーは、庇体の片端縁に板状の壁体が形成されており、当該壁体の内側に設置補助部材が固着されているので、庇体の強度が高く、力が加わった場合でも庇体が湾曲しにくいので、固着された設置補助部材が外れにくく、自動車への強固な装着状態をきわめて長期間に亘って保持することができる。加えて、リアバイザー(あるいはフロントバイザー)とともに自動車に装着することによって当該リアバイザー(あるいはフロントバイザー)との連続感を十分に発現させることができる。
請求項2に記載の自動車用バイザーは、製造時に、設置補助部材の湾曲した庇体当着面を庇体の内面に当着させるだけで、設置補助部材を(自動車の窓枠へ当着させ得る状態となるように)非常に強固にバイザー本体に固着させることができる。
請求項1に記載された自動車用バイザーは、合成樹脂製の設置補助部材のいずれかの側面に凹状溝が形成されているため、設置補助部材の製造時に、庇体当着面や窓枠当着面に所謂ヒケが生じたり、変形が生じたりしないので、庇体当着面と庇体の内面との当着強度、および、窓枠当着面と自動車の窓枠との当着強度を高く保持することができ、走行中に自動車から脱離してしまう事態を非常に高い精度で防止することができる。
さらに、本発明に係る自動車用バイザーを、設置補助部材が凹状溝を庇体当着面、窓枠当着面以外の側面に形成したものとした場合には、設置補助部材の製造時に、庇体当着面や窓枠当着面に所謂ヒケが生じたり、変形が生じたりしない上、庇体当着面および窓枠当着面を大きく確保することができるので、庇体当着面と庇体の内面との当着強度、および、窓枠当着面と自動車の窓枠との当着強度をきわめて高く保持することができ、走行中に自動車から脱離してしまう事態をきわめて高い精度で防止することができる。
加えて、本発明に係る自動車用バイザーを、設置補助部材の庇体当着面に、段差が形成されているものとした場合には、庇体の内面の湾曲度合いにバラツキがある場合でも、設置補助部材の庇体当着面に形成された段差が、そのバラツキを吸収する(上下にわずかに移動させることにより庇体の内面に対する庇体当着面の当接面積を広く確保する)ため、庇体当着面と庇体の内面との当着強度をきわめて高いものとすることができる。
自動車用バイザーの正面図である。 自動車用バイザーの断面図である(aは図1におけるA−A線断面図であり、bは図1におけるB−B線断面図である)。 係止枠体の設置部分を示す斜視説明図である。 設置補助部材を示す斜視図である。 自動車用バイザーを自動車に装着した状態を示す説明図である(aは自動車用バイザーを装着した自動車の側面を示したものであり、bはaにおけるC−C線断面(端面)を示したものである)。 自動車用バイザーを自動車に装着した状態を示す説明図である(aは自動車用バイザーの後端際の斜視図であり、bは自動車用バイザーの後端際の水平断面を示したものである)。 自動車用バイザーをリアバイザーとともに自動車に装着した状態を示す説明図(斜視図)である。 設置補助部材の変更例を示す説明図である(aは設置補助部材の斜視図であり、bは自動車用バイザーを自動車に装着した場合における設置補助部材付近の水平断面を示したものである)。 設置補助部材の変更例を示す説明図である(aは設置補助部材の斜視図であり、bは自動車用バイザーを自動車に装着した場合における設置補助部材付近の水平断面を示したものである)。
以下、本発明の自動車用バイザーの一実施形態であるフロントバイザーについて、図面に基づいて詳細に説明する。図1は、自動車用バイザーの正面図であり、図2は、図1におけるA−A線断面(端面)、B−B線断面を示したものである。自動車用バイザー31は、薄い黒色に着色された透明な合成樹脂(たとえば、アクリル樹脂)を射出成形することによって長尺な刀身状に一体成形されたバイザー本体1と、当該バイザー本体1と同じ合成樹脂を射出成形することによって略楔状に形成された設置補助部材11とによって構成されている。そして、適度な透光性と遮光性とを発現するようになっている。
バイザー本体1は、長尺な刀身状の庇体2の上端縁に沿って、帯状の当着板3を設けた形状を有している。庇体2は、上下方向において僅かに湾曲しており、中央部分(上下方向における中央部分)が外側に膨出した状態になっている。また、庇体2は、約3.0mmの厚さを有している。さらに、庇体2の前端際、後端際、略中央の3箇所の上端際(当着板3の下端より約10mm下方の部分)には、それぞれ、係止枠体4,4・・が、庇体2の内側面から内側へ突出するように設けられている。図3は、係止枠体4の設置部分を示したものであり、係止枠体4は、矩形の取っ手状に形成されており、中央には、矩形の係止孔6が穿設されている。
また、当着板3は、庇体2と略同じ長さを有する略一定幅の刀身状(自動車の窓枠に沿う形状)になっており、庇体2と同様に、約3.0mmの厚さを有している。そして、上端には、外向きに凸な円弧状の係合部5が形成されている。かかる当着板3の内側面には、両面接着テープ(粘着テープ)8が貼着されている。
一方、庇体2の後端縁には、庇体2の板面と略直交するように、平板状の壁体7が一体的に設けられている。壁体7は、庇体2と略同一の厚さとなるように形成されており、上端部分の幅が次第に細くなっている。また、壁体7の端縁(側端縁)は、自動車の窓枠に接合させることができるように平坦に形成されている。
また、図4は、設置補助部材11を示したものであり、設置補助部材11は、略楔状に形成されており、高さ×幅=約63.0mm×約14.0mmの大きさを有している。また、基端の厚さは、略7.5mmになっている。そして、外面が、バイザー本体1の庇体2の内面に当着させるための湾曲した庇体当着面12となっており、内面が、自動車の窓枠に当着させるための窓枠当着面13になっている。さらに、庇体当着面12は水平に設けられた段差14によって、上下に分割されており、下側の部分は、略平坦になっており、上面が円弧状(鉛直断面円弧状)に湾曲した状態になっている。
そして、庇体当着面12の左右の側面には、それぞれ、(設置補助部材11を正面から見た場合の右端縁際)には、幅×長さ=約4.0mm(最も幅広な部分)×約53.0mm(最長部分)で深さ約5.0mmの縦長な凹状溝19,19が刻設された状態になっている。それらの凹状溝19,19は、設置補助部材11の先端から基端にかけて次第に幅狭になっており、内側から外側にかけて次第に長くなっている(すなわち、凹状溝19,19の前端縁がV字状になっている)。そして、上下方向の中間部分の水平断面が、略H字状になっている。
上記の如く構成された設置補助部材11は、両面接着テープ9により外側の庇体当着面12をバイザー本体1の庇体2の内面に当着させることによって、壁体7に隣合うように(側面と壁体7とが平行に対峙するように)固着されている(図2(b)参照)。
図5、図6は、上記したバイザー本体1および設置補助部材11からなる自動車用バイザー31を自動車21に装着した状態を示したものである。なお、図5(b)に示すように、自動車21のフロントドアーの窓枠22には、窓ガラス24を閉じる場合の衝撃を低減するためのガラスラン25が設けられている。自動車用バイザー31を自動車21に設置する際には、当着板3の内側面を両面接着テープ8によって突出片26に当着させるとともに、バイザー本体1の係止枠体4,4・・の設置部位において、取付具23を利用して、係止枠体4,4・・と窓枠22の突出片26の下端とを係合させる。それと同時に、後端縁際において、図6の如く、バイザー本体1の庇体2に固着された設置補助部材11の窓枠当着面13を、両面接着テープ8によって窓枠22の表面に当着させる。
上記の如く自動車に装着された自動車用バイザー31は、日除け、雨除けとして効果的に機能する。また、バイザー本体1の当着板3およびバイザー本体1に固着された設置補助部材11が、それぞれ、両面接着テープ8,8によって自動車21の窓枠22に当着された状態で、バイザー本体1の係止枠体4,4・・が取付具23,23・・によって窓枠22の突出片26に固着されるので、取付強度がきわめて高く、自動車21の走行中に大きな衝撃を受けた場合でも、脱落することがない。
自動車用バイザー31は、上記の如く、庇体2の基端際に、自動車21の窓枠22に当着させるための設置補助部材11が固着されており、庇体2の上方の当着板3のみでなく設置補助部材11をも自動車21の窓枠22に当着させることができるので、非常に強固に自動車21に装着することができる。その上、バイザー本体1の壁体7の片端縁に内側への折り返し部を形成する必要がないので、スライドコアのない(あるいは少ない)安価な金型を利用した射出成形することにより、低コストで製造することができる。
また、自動車用バイザー31は、庇体2の片端縁に板状の壁体7が形成されており、壁体7の内側に設置補助部材11が固着されているので、庇体2の強度が高く、力が加わった場合でも庇体2が湾曲しにくいので、固着された設置補助部材11が外れにくく、自動車21への強固な装着状態をきわめて長期間に亘って保持することができる。
また、自動車用バイザー31は、設置補助部材11が、庇体2の内面に当着させるための湾曲した庇体当着面12と自動車21の窓枠22に当着させるための窓枠当着面13とを有する楔状の部材であるため、製造時に、設置補助部材11の湾曲した庇体当着面12を庇体2の内面に当着させるだけで、設置補助部材11を(自動車21の窓枠22へ当着させ得る状態となるように)非常に強固にバイザー本体1に固着させることができる。
さらに、自動車用バイザー1は、設置補助部材11が、合成樹脂の射出成形によって形成されており、左右の側面に、それぞれ、凹状溝19,19を形成したものであるため、設置補助部材11の製造時に、庇体当着面12や窓枠当着面13に所謂ヒケが生じたり、変形が生じたりしない上、庇体当着面12および窓枠当着面13が大きく確保されているので、庇体当着面12と庇体2の内面との当着強度、および、窓枠当着面13と自動車21の窓枠22との当着強度を高く保持することができ、走行中に自動車21から脱離してしまう事態をきわめて高い精度で防止することができる。
加えて、自動車用バイザー31は、設置補助部材11の庇体当着面12に、段差14が形成されているため、庇体2の内面の湾曲度合いにバラツキがある場合でも、設置補助部材11の庇体当着面12に形成された段差14が、そのバラツキを吸収するため、庇体当着面12と庇体2の内面との当着強度をきわめて高いものとすることができる。
また、自動車用バイザー31は、リアバイザーを前後略対称となるように形成して当該リアバイザーとともに自動車に設置した場合には、看者に、フロントバイザーである自動車用バイザー31とリアバイザーとが一連であるかの如き印象を与えることが可能となる。図7は、リアバイザー32を自動車用バイザー31と前後略対称となるように形成し、当該リアバイザー32を、自動車用バイザー31と並べて自動車に設置した状態を示したものである。すなわち、リアバイザー32においては、庇体42の左端縁に当該庇体42の板面と略直交するように壁体47が連設されており、当該壁体47の内側(右側)に、湾曲した庇体当着面と窓枠当着面とを有する楔状の設置補助部材51が、両面テープ(図示せず)によって固着されている。そして、当該リアバイザー32は、庇体42の上方の当着板43および設置補助部材51を自動車21の窓枠22に当着させるとともに、取付具(図示せず)を利用して、バイザー本体41の係止枠体(図示せず)と窓枠22の突出片(図示せず)の下端とを係合させることによって、自動車に設置されている。そのように自動車用バイザー31をリアバイザー32と一対で自動車に設置した場合には、自動車用バイザー31の庇体2とリアバイザー32の庇体42との間に大きな隙間が形成されないため、看者に、自動車用バイザー31とリアバイザーとが一連であるかの如き印象(連続感)を与えることができる。なお、自動車用バイザー31においては、庇部2の後端際を自動車に固着させる設置補助部材11が、バイザー本体1と別個に形成されるため(製造されるため)、自動車用バイザー31とリアバイザー32との連続感を発現させる上で、バイザー本体1の庇部2の形状が制約されることはない。
なお、本発明の自動車用バイザーおよびその取付構造の構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、バイザー本体、設置補助部材等の材質、形状・構造等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、本発明に係る自動車用バイザーは、上記実施形態の如く、自動車のフロントドアーの窓枠に装着する所謂フロントバイザーに限定されず、自動車のリアドアーの窓枠に装着する所謂リアバイザーに変更することも可能である。
また、バイザー本体は、上記実施形態の如く、合成樹脂によって一体成形したものに限定されず、合成樹脂製の庇体に金属製の当着板を貼り合わせたもの等に変更することも可能である。
さらに、本発明に係る自動車用バイザーは、上記実施形態の如く、壁体を設けたものに限定されず、壁体のないものでも良い。そのように、壁体を設けることなく、かつ、フロントバイザーとリアバイザーとを並べて設置することにより両者が一連であるかの如き印象を与えたい場合には、フロントバイザーおよびリアバイザーの各庇体同士の間に隙間が形成されないように、各庇体の端縁を当着板の端縁とともに直線状に形成するとともに、各端縁をできるだけ近づけることが好ましい。
一方、設置補助部材は、上記実施形態の如く、側面に凹状溝を設けたものに限定されず、凹状溝を設けないものや、庇体当着面あるいは窓枠当着面のいずれか片面に凹状溝を設けたものや、庇体当着面および窓枠当着面の両面に凹状溝を設けたもの等に変更することも可能である。
たとえば、図8の設置補助部材11’の如く、庇体当着面12の右端縁際(設置補助部材11’を正面から見た場合の右端縁際)に、所定の大きさの(たとえば、幅×長さ=約2.0mm×約55.0mm)の縦長な凹状溝18を刻設することも可能である。また、図9の設置補助部材11”の如く、庇体当着面12の右端縁際(設置補助部材11”を正面から見た場合の右端縁際)に、所定の大きさ(たとえば、幅×長さ=約2.0mm×約55.0mm)の縦長な第一凹状溝15を刻設するとともに、窓枠当着面13の左端縁際(設置補助部材11を正面から見た場合の左端縁際)に、第一凹状溝15と略同一形状の第二凹状溝16を刻設し、上下方向の中間部分の水平断面を、略S字状に形成することも可能である。
上記の如く、設置補助部材の庇体当着面、窓枠当着面の少なくとも片面に凹状溝を設ける場合でも、設置補助部材の側面に凹状溝を設ける場合と同様に、設置補助部材の製造時に、庇体当着面や窓枠当着面にヒケを生じさせたり、変形を生じさせたりしない、というメリットがある。また、上記の如く、庇体当着面に刻設する凹状溝と窓枠当着面に設ける凹状溝の左右の位置をずらすことによって(すなわち、設置補助部材を断面S字状にすることによって)、ヒケや変形の発生をより効果的に防止することが可能となる。
また、バイザー本体は、上記実施形態の如く、庇体と壁体とが略直交するように形成されたものに限定されず、庇体と壁体との成す角を65度〜135度の範囲内で、必要に応じて適宜変更することができる。なお、上記実施形態の如く、庇体と壁体とが略直交するように形成した場合には、フロントバイザーとリアバイザーとを並べて設置することによって、両者が一連であるかの如き印象をより強く与えることが可能となる。
加えて、本発明に係る自動車用バイザーは、上記実施形態の如く、設置補助部材を両面テープによって庇体の内面に接着(粘着)させたものに限定されず、設置補助部材を接着剤等により庇体の内面に接着させたもの等に変更することも可能である。
本発明の自動車用バイザーは、上記の如く優れた効果を奏するものであるから、自動車の日除け、雨除け用の部材として好適に用いることができる。
2,42・・庇体
3,43・・当着板
7,47・・壁体
11,11’,11”,51・・設置補助部材
12・・庇体当着面
13・・窓枠当着面
14・・段差
15・・第一凹状溝
16・・第二凹状溝
18,19・・凹状溝
21・・自動車
22・・窓枠
31,32・・自動車用バイザー

Claims (2)

  1. 長尺帯状の庇体の上端に沿って長尺帯状の当着板が設けられており、その当着板を自動車の窓枠に当着させて前記庇体が自動車の窓ガラスの上端際を覆うように設置する自動車用バイザーであって、
    前記庇体の基端側の端縁に、板状の壁体が庇体と所定の角度を成して折れ曲がるように形成されており、その壁体の内側に、自動車の窓枠に当着させるための合成樹脂製の設置補助部材が固着されているとともに、
    その設置補助部材の庇体当着面および窓枠当着面に、左右の位置をずらして、開口側から奥方にかけて次第に幅狭になるように凹状溝が形成されており、設置補助部材の上下方向の中間部分の水平断面がS字状になっていることを特徴とする自動車用バイザー。
  2. 前記設置補助部材が、前記庇体の内面に当着させるための湾曲した庇体当着面と自動車の窓枠に当着させるための窓枠当着面とを有する楔状の部材であることを特徴とする請求項1に記載の自動車用バイザー。
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