JP5330157B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP5330157B2
JP5330157B2 JP2009197799A JP2009197799A JP5330157B2 JP 5330157 B2 JP5330157 B2 JP 5330157B2 JP 2009197799 A JP2009197799 A JP 2009197799A JP 2009197799 A JP2009197799 A JP 2009197799A JP 5330157 B2 JP5330157 B2 JP 5330157B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding frame
frame
transparent plate
game board
gaming machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009197799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011045617A (ja
Inventor
義一 足立
八朗 表側
Original Assignee
日本ぱちんこ部品株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本ぱちんこ部品株式会社 filed Critical 日本ぱちんこ部品株式会社
Priority to JP2009197799A priority Critical patent/JP5330157B2/ja
Publication of JP2011045617A publication Critical patent/JP2011045617A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5330157B2 publication Critical patent/JP5330157B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、遊技機に関し、特に遊技盤の前面を覆う透明板ユニットを備えた遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一種であるぱちんこ機には、遊技盤を備えた内枠の前面部に前面枠が開閉自在に配置され、前面枠には遊技盤の前面を覆うガラス板が保持枠を介して設けられている。そして、前面枠を閉じた状態では、遊技盤の前面とガラス板との間には所定の距離を有する空間が形成され、発射手段により遊技盤の遊技領域に発射された遊技球は、遊技盤とガラス板との間の空間内を釘等に衝突しながら落下する。しかし、遊技盤の前面とガラス板との間の空間は、ガラス保持枠の前面枠への取付け精度や、遊技盤の前面枠への取り付け精度等に依存しており、前面枠の開閉の繰返しによりガラス保持枠の取付けガタが大きくなると、遊技盤の前面とガラス板との間の距離が変化し、これによって例えば遊技球の落下や遊技部品の動作に悪影響を及ぼしたり釘や遊技部品の箇所で球詰まりが発生しやすくなったりするなどの不具合を生じることがあった。
そこで、遊技盤の前面とガラス板との間の距離を一定とするために、開閉扉(前面枠)に対してガラス扉枠を弾性部材を介して設けるようにした遊技機が提案されている(特許文献1参照)。
また、ガラス保持枠を第一の透明板を保持する第一の保持枠と、第二の透明板を保持する第二の保持枠とに二分割して、透明板をそれぞれ離間する方向へと付勢する付勢手段を備え、遊技盤の前面とガラス板との間の距離を一定とするようにした遊技機が提案されている(特許文献2参照)。
特開2002−224372号公報 特開2009−72567号公報
しかしながら、特許文献1に記載の遊技機にあっては、遊技盤の前面とガラス板との間の距離を一定とすることができるものの、前面枠に対してガラス保持枠を弾性部材を介して設けるようにしているため、前面枠とガラス保持枠との間に隙間が生じ、不正遊技者によって針金などをこの隙間に挿入して不正行為(ゴト行為)などが行われることがある。
また、特許文献2に記載の遊技機にあっては、透明板の当接位置によってガラス保持枠が傾きやすく、遊技盤の前面とガラス板との間の距離が一定とならず、球詰まりが発生する虞がある。さらに、第一の保持枠に第二の保持枠が嵌っている構造であるため、第一の保持枠と第二の保持枠との隙間からガラス板とガラス板との間の空間に埃や塵が入り易い構造となっている。このため、埃や塵により遊技盤の視認性を損ね遊技機の見栄えが悪くなるという問題がある。さらに、ガラス板を保持枠の内面に接着するようにしているため、ガラス板の後面と保持体の後端面とが同一面とはならず、ガラス保持枠全体の厚みがどうしても厚くなり、ガラス保持枠をコンパクト化することができない問題がある。また、ガラス板が押されるとガラス板が外れる方向に負荷がかかるので、ガラス板の接着状態によってはガラス板が外れてしまうという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、付勢手段を介して前後に分割したガラス保持枠のガラス板とガラス板との間の空間に埃や塵の侵入を防止すると共に、遊技盤面とガラス板との間の距離を一定に保つようにした遊技機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、遊技盤を備えた内枠の前面に、該遊技盤の前面を覆う前後一対の透明板を備えた透明板ユニットが設けられる前面枠が開閉自在に設けられる遊技機であって、前記透明板ユニットと対向する内枠又は遊技盤に、前記透明板ユニット前記前面枠を閉鎖した時に前記透明板ユニットの後面に当接し、前記遊技盤と前記後透明板との間隔を一定に維持する規制手段を設け、前記透明板ユニットは、所定の大きさの窓口部を有し該窓口部を塞ぐように前後透明板(ガラス板,合成樹脂板)が設けられる前後一対の環状の保持枠体と、前記前保持枠体と後保持枠体の間に位置し該前後保持枠体を離間する方向に付勢する付勢手段とを備え、前記前保持枠体と後保持枠体の対向する内面には互いに嵌合する凹溝及び凸条が周方向に設けられ、前記透明板ユニットは、前記前保持枠体が前記前面枠に固定されて、前記後保持枠体が前記付勢手段を介して前後方向に進退自在に設けられ、前記前面枠を閉じた状態で前記規制手段に当接し前記遊技盤と前記後透明板との間隔を一定に維持して前記凹溝及び凸条が互いに嵌合することを特徴とする
上記構成により、後保持枠体は前保持枠体(前面枠)に対して前記付勢手段を介して前後方向に進退自在に設けられ、凹溝と凸条との嵌合により前後透明板間の隙間空間に埃や塵が入り込むのを防止した状態で、規制手段により遊技盤と後透明板との間隔を一定に維持することができる。また、前保持枠体を前面枠に固定することで、前面枠とガラス保持枠との間に隙間が生じることがなく、不正遊技者によって針金などを前面枠とガラス保持枠との間に挿入して行われる不正行為(ゴト行為)などを防止することができる。
また、前記凹溝及び凸条は前記窓口部に沿って環状に設けた。これにより、前後保持枠体のずれをなくすとともに、前後透明板間に埃や塵が入り込むのを確実に防止することができる。
前記前面枠を開放した状態で前記凸条が前記凹溝に嵌り込むようにした。これにより、前面枠を開放した状態でも、前後透明板間に埃や塵が入り込むのを防止することができる。
また、前記後保持枠体の後面側には前記後透明板が当接して取付けられる取付段部が設けられる。これにより、後透明板に前方に向かう外力が働いても透明板が取付段部に支持されているので、後透明板が後保持枠体から外れることはない。したがって、規制手段を透明板に接触(当接)させても同様に後保持枠体を一緒に可動させることができる。
また、前記取付段部は前記後透明板の後面と後保持枠体の後端面とが略同一面となる段差を備えた。これにより、透明板ユニットを最薄化できコンパクト化することができる。
本発明によれば、複層ガラスを前後に分離して、前面枠に対して後保持枠体を進退自在に設けることにより盤面とガラス板との距離を一定に保つことができ、前保持枠体と後保持枠体の対向する内面に設けた凹溝及び凸条を互いに嵌合させることでガラス板とガラス板との間の空間に埃や塵が入ることがなく、遊技盤の視認性を損なうことなく遊技を楽しむことができる。
ぱちんこ機の正面図である。 前面枠を開放したぱちんこ機の斜視図である。 (a)は透明板ユニットの分解斜視図であり、(b)は(a)の要部拡大斜視図である。 ぱちんこ機の要部断面図である。 前面枠を開放したぱちんこ機の要部断面図である。 (a)〜(c)は透明板ユニットの取付説明図である。 透明板ユニットの取付状態を示すぱちんこ機の要部断面図である。 (a),(b)は付勢手段の他の実施例を示す説明図である。
以下に、この発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。遊技機としてのぱちんこ機1は、図1及び図2に示すように、そのぱちんこ機1の外郭を形成する額縁状の外枠2を備え、その外枠2に対して、前面側に遊技盤5が装着される内枠3が開閉自在に支持されている。また、内枠3の前面にその内枠3の横幅寸法と略同じ横幅寸法を有するように構成され、遊技盤5を視認し得る窓部7を備えた前面枠8がヒンジにより開閉自在に設けられ、前面枠8には遊技盤5の前面を覆う前後一対の透明板(ガラス板12A,12B)を有する透明板ユニット11が取り付けられている。そして、その前面枠8の下方前面に遊技球を貯留し、貯留した遊技球を整流して発射装置6に遊技球を供給する球受皿9が設けられている。また、この球受皿9の右下側に遊技球の発射力を調節する発射ハンドル10が設けられている。
なお、本明細書において、ぱちんこ機1における上下方向とは遊技盤5の盤面に沿う態様で遊技領域5aを遊技球が流下する方向(鉛直方向)を意味する。また、左右方向とは遊技盤5の盤面に沿う態様で上下方向に交差(直交)する方向(水平方向)を意味し、遊技者側からみて左側、右側をいう。また、前後方向とは遊技盤5の盤面に交差(直交)する方向(水平方向)を意味し、遊技盤5の遊技者側が前側であり、遊技盤5の奥側(遊技領域5aの反対側)が後側である。
遊技盤5は、略方形状に形成され、盤面(前面)には、図1及び図2に示すようにガイドレール4によって全体として略円形に区画された遊技領域5aが形成されている。遊技領域5aの中央には飾り枠18aに液晶表示部を備えた表示装置18が搭載され、表示装置18の下方(遊技領域5aの中央下部)には入賞により液晶表示部を変動表示させる電動チューリップ(電チュー)にて構成される始動口20が配置されている。また、始動口20の下方には電気的駆動源により扉が開閉する大入賞口19(アタッカー)が配置され、遊技領域5aの最下部にアウト口21が設けられている。そして、ガイドレール4より外側(遊技領域外)のコーナー部には装飾体13が設けられ、透明板ユニット11が当接するリブ状の当接部14が形成されている。装飾体13にはLED等の発光手段や証紙等の情報表示部が設けられる。なお、この装飾体13は内枠3に設けられていてもよい。
前面枠8の背面側には、図2に示すように窓部7に対応して透明板ユニット11が取り付けられている。前面枠8の背面には、透明板ユニット11を取付ける係合部22が窓部7の斜め左右上下外側に4個所設けられ、窓部7の上部に位置してレバー状の係止具23が回動自在に設けられている。係合部22は、上方が拡開し窓部7側(内側)が開放した袋状に形成されている。また、係止具23は、前面枠8の背面に設けられる支持軸25に嵌合する軸筒部26の一側に操作部27(レバー部)が突設されており、支持軸25に軸筒部26を嵌合し支持軸25より大径な座金ビス28を螺締することで係止具23が抜け止めされ、前面枠8に対して回動可能に取り付けられる。
透明板ユニット11は、図3に示すように所定の大きさ(遊技領域5aより大)の窓口部15を有する前後一対の樹脂製の環状保持枠体16(前保持枠体16A,後保持枠体16B)と、前保持枠体16Aと後保持枠体16Bのそれぞれに窓口部15を塞ぐように設けられる(接着される)前後ガラス板12A,12Bと、前保持枠体16Aと後保持枠体16Bの間に該前後保持枠体16A,16Bを離間する方向に付勢する圧縮ばね17(付勢手段)とで大略構成されている。そして、前後ガラス板12A,12B間に所定の間隔を有する隙間空間Sが形成される。
前保持枠体16Aと後保持枠体16Bのそれぞれは、窓口部15が両側を直線状として上下部が曲線状となる略長円形状をしており、上下コーナー部には略三角形の支持片部30が設けられ、全体形状として提灯型をしている。そして、その支持片部30間には、前後保持枠体16A,16Bを離間する方向に付勢する圧縮ばね17を備えている。
前保持枠体16Aの前面側及び後保持枠体16Bの後面側には、前後ガラス板12A,12Bをそれぞれ嵌め込み当接させる取付段部31が窓口部15に沿って周設されている。この取付段部31は、前後ガラス板12A,12Bを当接させて接着剤(ホットメルト系接着剤)で接着したときに、前ガラス板12Aの前面は前保持枠体16Aの前端面と,後ガラス板12Bの後面は後保持枠体16Bの後端面と同一面または隙間空間S側に僅かに入り込むように取付段部31の段差Hが形成されている。なお、取付段部31は、詳しくは図4に示すようにリブにより接着剤が充填される浅い溝部が形成されており、前後ガラス板12A,12Bが直接当接しない部位がある。さらに、前保持枠体16Aと後保持枠体16Bのそれぞれ取付段部31の隙間空間S側に対向する内面に、互いに嵌合する凹溝32及び凸条33が窓口部15に沿って周方向に設けられている。実施例では図4に示すように前保持枠体16Aに断面すり鉢形状の凹溝32が環状に形成され、後保持枠体16Bに凹溝32に対応して断面等脚台形状の凸条33が環状に形成されている。具体的には、凹溝32は、前ガラス板12Aと平行に形成される底面と、底面の両側端から後方に向かって緩やかに拡開傾斜する一対の傾斜面とで逆等脚台形状に形成される。このように凹溝32及び凸条33が形成されることで、凸条33が凹溝32の傾斜面にガイドされながら確実に嵌合する。
また、前保持枠体16Aの支持片部30の側方に透明板ユニット11を前面枠8裏面に取付けるための係止片35が突出形成されている。係止片35の周縁には下方に向って漸次低くなるリブ35aが設けられ、係止片35の補強を兼ねると共に係合部22に上方から挿入しやすいようになっている。
また、前後保持枠体16A,16Bの支持片部30の対向面に、後保持枠体16Bを所定の範囲内で前後方向への移動を規制する軸部36と筒部37が設けられている。実施例では図3(b)に示すように前保持枠体16Aに軸部36が形成され、後保持枠体16Bに筒部37が形成され、軸部36が筒部37より長く形成されている。そして、その周囲に環状溝38が形成され、この環状溝38に圧縮ばね17が収納される。
前後保持枠体16A,16Bへの前後ガラス板12A,12Bの取付けは、前保持枠体16Aの前方(後保持枠体16Bの後方)から取付段部31に接着剤を塗布して前後ガラス板12A,12Bを取付段部31に当接させて接着固定する。このように前後保持枠体16A,16Bに対して外方から前後ガラス板12A,12Bを取付けるようにすることで、前後ガラス板12A,12Bに隙間空間Sに向けて負荷(外力)が掛ったとしても、前後ガラス板12A,12Bが取付段部31に支持されているため前保持枠体16A(後保持枠体16B)が押され前ガラス板12A(後ガラス板12B)とともに動くことになる。したがって、前後ガラス板12A,12Bに外力が加わったとしても、前後ガラス板12A,12Bが前保持枠体16A(後保持枠体16B)から外れるようなことはない。
透明板ユニット11の組付けは、前保持枠体16Aの四ヶ所の環状溝38に圧縮ばね17を収納(載置)し、後保持枠体16Bを筒部37が前保持枠体16Aの軸部36に挿入されるように位置合わせする。そして、後保持枠体16Bの後面側から軸部36より大径の座付きビス39を軸部36に螺締めすることで、前後ガラス板12A,12B間に隙間空間Sが形成され、後保持枠体16Bが進退自在な状態で透明板ユニット11が組付けられる。このとき、後保持枠体16Bが進退自在に移動し得る範囲は凸条33の高さより小さく設定されており、凸条33は常に凹溝32に入り込んだ状態にある。このように凸条33が凹溝32と嵌り込むことで、隙間空間Sに外部から塵や埃が入らないようにすることができる。
次に、透明板ユニット11を前面枠8に取付けるには、係止具23をほぼ水平とした状態で、透明板ユニット11の係止片35を前面枠8の背面に設けた係合部22の上方に位置させ、透明板ユニット11を前面枠8の背面から窓口部15に合わせる(図6(a)参照)。そして、この位置から透明板ユニット11を前面枠8の背面に沿って下方に移動させ、係止片35を係合部22の袋状溝に支持させ、透明板ユニット11が前面枠8の背面に保持される(図6(b)参照)。次に、係止具23を時計回りに90度回動して操作部の先端が透明板ユニット11の上面と近接して対向位置させる(図6(c)及び図7参照)。これにより、透明板ユニット11の上動が阻止され、係止片35が係合部22から外れることはなく、透明板ユニット11は前面枠8に確実に保持される。このように、一つの係止具23を操作するだけで透明板ユニット11を固定保持できるので、組み付けの作業性が向上する。このとき、透明板ユニット11は、前保持枠体16Aの係止片35が前面枠8に固定されて取付けられているので、後保持枠体16Bは図5に示すように圧縮ばね17により後方に付勢され座付きビス39に規制されており、圧縮ばね17の付勢により前後ガラス板12A,12B間が拡開した最後位置にある。そして、後保持枠体16Bが前面枠8に対して進退自在な状態となっている。このときも、凸条33の先端部は凹溝32に入り込んだ状態にあり、前後ガラス板12A,12B間の隙間空間Sに埃・塵が入り込むことはない。また、前面枠8と前保持枠体16Aとが密着しているため、前面枠8と前保持枠体16Aとの間から針金等の異物を挿入する悪戯を防止することができる。
また、透明板ユニット11を外す際には、係止具23を反時計回りに90度回動して係止状態を解除し、この状態から透明板ユニット11を上動させて係止片35と係合部22との係合を解除することで透明板ユニット11を簡単に取り外すことができる。なお、実施例では係止具23を操作した際に操作部27の先端部が透明板ユニット10の上面と近接して対向位置させるようにしたが、操作時に先端部を透明板ユニット11の上面と接触させて透明板ユニット11を係合保持するようにしてもよい。また、係止具23を透明板ユニット11の下方に設け、透明板ユニット11の下方に設けた係止部に係止(掛止)して透明板ユニット11の外れ移動を阻止するようにしてもよい。つまり、係止具23によって透明板ユニット11の外れる方向(係合方向と逆方向)への移動を阻止するようにすればよい。
このように、透明板ユニット11を前面枠8に取付けた状態で、前面枠8を内枠3に対して閉じようとすると、後保持枠体16Bの支持片部30が装飾体13の当接部14に当接し、後保持枠体16Bが規制された状態となり、図4に示すように後保持枠体16Bを圧縮ばね17の付勢に抗して前方に押され、後保持枠体16Bと前保持枠体16Aとの間隔が狭まって前面枠8が閉じられる。このとき、透明板ユニット11は後保持枠体16Bの筒部37が前保持枠体16Aの軸部36と貫挿されていることにより、後保持枠体16Bは軸部36に案内され常に後ガラス板12Bが平行状態を保持するように移動する。そして、凸条33が凹溝32にガイドされながら嵌合して、前後ガラス板12A,12B間内に塵や埃が入らない状態で、遊技盤5面と後ガラス板12Bとの間隔Dは一定となる。したがって、前面枠8にガタつきがあっても遊技盤5面と後ガラス板12Bとの間隔Dは常に一定となり、遊技領域5a内で球噛み・球詰まりを発生させることはない。つまり、遊技者が前面枠8を手前に引っ張って遊技盤5面と後ガラス板12Bとの間隔をわざと広げて遊技球を団子状に詰まらせて入賞口に入賞させる不正行為を防止することができる。また、隙間空間Sに塵や埃が入らないため遊技盤5の視認性を損なうこともない。
なお、保持枠体16Bの後面と後ガラス板12Bの後面とは略同一面となっているため、装飾体13に後ガラス板12Bを直接当接させるようにしても遊技盤5面と後ガラス板12Bとの間隔Dは常に一定となる。このことから、例えば遊技領域5aに設けられる表示装置18の飾り枠18aを遊技盤5面から間隔Dと同じ高さ突出させ、表示装置18を規制手段として表示装置18の飾り枠18aに後ガラス板12Bを当接させ、遊技盤5面と後ガラス板12Bとの間隔Dを一定に保持させるようにしてもよい。
また、実施例では付勢手段をコイル状の圧縮ばね17としたが、板ばねを使用してもよい。さらに、付勢手段として圧縮ばね17の代わりに、弾力性を有するウレタン等のエラストマーを使用してもよく、凹溝32に配設してもよい。具体的には、図8に示すように凹溝32内にエラストマーEを装填(配設)し、前面枠8を開放した状態で、凸条33が凹溝32に嵌り込みエラストマーEに接触した状態にある(図8(a)参照)。そして、前面枠8を閉じた状態で凹溝32及び凸条33が互いに嵌合し、その際に凸条33がエラストマーEを押圧し、エラストマーEが弾性により圧縮変形する(図8(b)参照)。このように、凹溝32内にエラストマーEを装填することで、複数個使用する圧縮ばね17が不要となり部品点数を減らすことができ、透明板ユニット11の組み立ての作業性が向上する。また、エラストマーEが環状に設けられることで前後保持枠16A,16Bの密着性が増して、前後ガラス板12A,12B間の隙間空間Sに埃・塵が入り込むことを確実に防止することができる。当然のことながら、支持片部30間と凹溝32の両方にエラストマーEを併設するようにしてもよい。
なお、上記実施例において、遊技機としてぱちんこ機を例に説明したが、雀球遊技機,アレンジボール式遊技機、さらに回胴式又は画像式のスロット遊技機等にも本発明を適用することができる。また、実施例に示した内容に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の形態を実施し得るものである。
1 ぱちんこ機(遊技機)
3 内枠
5 遊技盤
8 前面枠
9 ガラス板(透明板)
11 透明板ユニット
12A 前ガラス板(前透明板)
12B 後ガラス板(後透明板)
13 装飾体(規制手段)
15 窓口部
16 環状保持枠体
16A 前保持枠体
16B 後保持枠体
17 圧縮ばね(付勢手段)
18 表示装置(規制手段)
22 係止部(固定手段)
23 係止具
31 取付段部
32 凹溝
33 凸条
35 係止片(固定手段)
D 間隔
E エラストマー(付勢手段)
H 段差
S 隙間空間

Claims (5)

  1. 遊技盤を備えた内枠の前面に、該遊技盤の前面を覆う前後一対の透明板を備えた透明板ユニットが設けられる前面枠が開閉自在に設けられる遊技機であって、
    前記透明板ユニットと対向する内枠又は遊技盤に、前記前面枠を閉鎖した時に前記透明板ユニットの後面に当接し、前記遊技盤と前記後透明板との間隔を一定に維持する規制手段を設け、
    前記透明板ユニットは、所定の大きさの窓口部を有し該窓口部を塞ぐように前後透明板が設けられる前後一対の環状の保持枠体と、
    前記前保持枠体と後保持枠体の間に位置し該前後保持枠体を離間する方向に付勢する付勢手段とを備え、
    前記前保持枠体と後保持枠体の対向する内面には、互いに嵌合する凹溝及び凸条が周方向に設けられ、
    前記透明板ユニットは、前記前保持枠体が前記前面枠に固定されて、前記後保持枠体が前記付勢手段を介して前後方向に進退自在に設けられ、前記前面枠を閉じた状態で前記規制手段に当接し前記遊技盤と前記後透明板との間隔を一定に維持して前記凹溝及び凸条が互いに嵌合することを特徴とする遊技機。
  2. 前記凹溝及び凸条は前記窓口部に沿って環状に設けられる請求項1記載の遊技機。
  3. 前記前面枠を開放した状態で前記凸条が前記凹溝に嵌り込むようにした請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記後保持枠体の後面側には前記後透明板が取付けられる取付段部が設けられる請求項1乃至3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 前記取付段部は前記後透明板の後面と後保持枠体の後端面とが略同一面となる段差を備えた請求項4記載の遊技機。
JP2009197799A 2009-08-28 2009-08-28 遊技機 Active JP5330157B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009197799A JP5330157B2 (ja) 2009-08-28 2009-08-28 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009197799A JP5330157B2 (ja) 2009-08-28 2009-08-28 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011045617A JP2011045617A (ja) 2011-03-10
JP5330157B2 true JP5330157B2 (ja) 2013-10-30

Family

ID=43832535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009197799A Active JP5330157B2 (ja) 2009-08-28 2009-08-28 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5330157B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013059492A (ja) * 2011-09-13 2013-04-04 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機
JP6829964B2 (ja) * 2016-08-04 2021-02-17 Dmg森精機株式会社 工作機械のベッド
JP7366414B2 (ja) 2020-02-06 2023-10-23 豊丸産業株式会社 遊技機

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002224372A (ja) * 2001-02-06 2002-08-13 Fuji Shoji:Kk 弾球遊技機
JP2005245718A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Naito Shokai:Kk 弾球遊技機
JP5301187B2 (ja) * 2007-08-28 2013-09-25 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011045617A (ja) 2011-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080251663A1 (en) Anti-skid foot assembly
US20060230507A1 (en) Crash helmet that is assembled easily and rapidly
JP5330157B2 (ja) 遊技機
JP4278578B2 (ja) 遊技機
JP4640865B2 (ja) 遊技機
JP4626816B2 (ja) パチンコ機
JP5070640B2 (ja) パチンコ遊技機
JP4640866B2 (ja) 遊技機
JP4421361B2 (ja) 遊技機
JP4745254B2 (ja) 遊技機
JP2013023927A (ja) 収納用ボックス
WO2012137712A1 (ja) 液晶表示装置
KR101621834B1 (ko) 핀 락 장치 및 이를 포함하는 헬멧
JP6097316B2 (ja) 遊技機
JP4972187B2 (ja) 弾球遊技機
JP5348748B2 (ja) 遊技機
JP2008023157A (ja) 弾球遊技機
JP6597532B2 (ja) 携帯機器
JP5010483B2 (ja) キャビネット
JP6319893B2 (ja) 遊技機の透明板ユニット構造
JP2006020809A (ja) 遊技機
JP2007322711A (ja) リアプロジェクションディスプレイ装置
JP5824565B2 (ja) 電子機器
JP4800426B2 (ja) 遊技機
JP5205576B2 (ja) 遊技機のガラス扉

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130722

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130724

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130725

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5330157

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250