JP5330142B2 - Ediサーバコンピュータ及びediシステム - Google Patents

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Description

本発明はEDI(Electric Data Interchange:電子データ交換)システムに関し、特に、多数の企業が共同で利用するEDIシステムに関する。
従来、EDIシステムにより受発注データや取引データを交換して生産管理を行うことが提案されている。
下記の特許文献1には、EDIにより生産業務を受注する受注者の生産管理を支援するEDI対応型生産管理システムであって、EDIに関するデータのアップロード及びダウンロードを受け付ける外部のサーバに対してネットワークを介して通信を行う通信手段と、当該受注者の生産管理に関するデータを記憶した生産管理データベースと、前記サーバから前記ネットワークを介して生産業務に関連した所定のデータをダウンロードするダウンロード手段と、前記ダウンロードしたデータに基づいて前記生産管理データベースを更新するデータベース更新手段と、前記生産管理に関する所定のデータを前記ネットワークを介して前記サーバに対してアップロード要求を行うアップロード手段を有することが開示されている。
この構成によれば、発注者は、注文情報や検収情報を、労力をかけずに受注者に確実に提供することができ、受注者は、注文情報や検収情報を、労力をかけずに確実に取得することができるとしている。
特開2002−312646号公報
上記の従来技術では、ネットワークを介した端末装置からダウンロード要求を行う受注者に対応するデータをEDIデータ管理手段により抽出して端末装置に送信するため、膨大なデータの中から目的とするデータを容易に取得でき、発注側の特定の企業が規定するフォーマットに準拠した商取引データの、1企業(発注者)対1企業(受注者)間のデータ交換に適しているといえる。
しかしながら、近年においては、Web−EDIという、インターネット及びWebブラウザを用いたEDIシステムにより、発注側企業の都合によりデータのフォーマットを企業毎に別々に定める事例が極めて多いのが現実であり、受注側としては、複数の発注側企業の要求に応えるために多数の端末装置を別個に設置して対応しなければならない。
本発明の目的は、多数の発注企業を抱える受注企業が利用することができるEDIシステムを提供することにある。
本発明のEDIサーバコンピュータは、EDIゲートウェイサーバコンピュータと、受発注サーバコンピュータを備える。EDIゲートウェイサーバコンピュータは、所定の標準データ形式のEDIデータを送受信する標準EDIインタフェースと、前記標準EDIインタフェースと異なるデータ形式のEDIデータを送受信する複数のEDIインタフェースと、EDI変換辞書データを記憶する記憶手段と、前記EDIインタフェースを介して通信する他のEDIシステムによる異なるデータ形式のEDIデータを、前記EDI変換辞書データを参照することで前記標準データ形式に変換するEDIメッセージ変換処理手段とを有する。受発注サーバコンピュータは、前記EDIゲートウェイサーバコンピュータと標準EDIインタフェースを介して通信し、発注者のEDIデータ及び受注者のEDIデータを所定の手順でそれぞれ処理するWebEDI受発注処理手段と、EDIデータを送受信する標準Webインタフェースとを有する。
本発明において、前記EDIメッセージ変換処理手段は、さらに、前記受注者のEDIデータを、前記EDI変換辞書データを参照することで前記EDIインタフェースを介して通信する他のEDIシステムによる異なるデータ形式のEDIデータに変換する。
発注者がEDIデータを送信する場合、標準データ形式であれば標準EDIインタフェースを介してEDIゲートウェイサーバコンピュータに送信(アップロード)する。また、標準データ形式と異なるデータ形式のEDIデータを送信する場合、EDIインタフェースを介してEDIゲートウェイサーバコンピュータに送信(アップロード)する。EDIゲートウェイサーバコンピュータのEDIメッセージ変換処理手段は、標準データ形式のEDIデータは変換せず、標準データ形式と異なるデータ形式のEDIデータを標準データ形式のEDIデータに変換する。変換処理には、予め標準データ形式のEDIデータと、標準データ形式と異なるデータ形式のEDIデータとの対応関係を記憶するEDI変換辞書データが用いられる。標準データ形式のEDIデータ(変換後のEDIデータを含む)は標準EDIインタフェースを介して受発注サーバコンピュータに供給される。受発注サーバコンピュータのWebEDI受発注処理手段は、EDIデータをWeb上で送受可能なように処理し、受注者は標準Webインタフェースを介して発注者のEDIデータを受信(ダウンロード)する。受注者は、発注者が標準データ形式と異なるデータ形式でEDIデータを送信しても、これを確実に受信して処理できる。
また、発注者からのEDIデータに応じ、受注者からEDIデータを送信する場合、標準データ形式のEDIデータを受発注サーバコンピュータに送信(アップロード)する。受発注サーバコンピュータは、受注者からのEDIデータを標準EDIインタフェースを介してEDIゲートウェイサーバコンピュータに供給する。EDIゲートウェイサーバコンピュータのEDIメッセージ変換手段は、当該EDIデータを受け取るべき発注者が標準データ形式と異なるデータ形式のEDIデータを送受する発注者であれば、当該EDIデータをEDI変換辞書データを用いて対応するEDIデータに変換する。発注者は、変換されたEDIデータをEDIインタフェースを介して受信(ダウンロード)する。
本発明によれば、多数の発注企業を抱えていても、共通のEDIシステムでこれらの発注企業からのEDIデータを処理することができる。
実施形態のシステム構成図である。 EDI変換辞書の内容を例示する説明図である。 発注者と受注者の一態様を示す図である。 発注者と受注者の他の態様を示す図である。 発注者と受注者の他の態様を示す図である。 発注者と受注者の他の態様を示す図である。 実施形態の画面例である。 実施形態の画面例である。 実施形態の画面例である。 実施形態の画面例である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態にかかるEDIサーバを備えるEDIシステムの全体構成ブロック図を示す。EDIシステムは、EDIサーバコンピュータ101と、発注者側サーバコンピュータ104と、受注者側端末装置105,106,107と、他のEDIシステムX,Yを含んで構成される。他のEDIシステムX,Yは、独自にEDIシステムを構築し独自のデータ形式を有する他の発注者側サーバコンピュータである。
各サーバコンピュータは、公知のコンピュータの構成を有する。すなわち、入出力インタフェース、CPU(あるいはMPU)、ROMやRAM、ハードディスク、光ディスク装置、フラッシュメモリ等のメモリ、メモリコントローラ、データバス等を備える。
<EDIサーバコンピュータ101>
まず、EDIサーバコンピュータ101について説明する。
EDIサーバコンピュータ101は、EDIゲートウェイサーバコンピュータ102と、受発注サーバコンピュータ103を含んで構成される。EDIゲートウェイサーバコンピュータ102は、さらに、標準EDIインタフェースI/Fと、EDIメッセージ変換手段と、EDIデータベースDBと、EDI変換辞書と、EDIインタフェースI/F1,2を含む。また、受発注サーバコンピュータ103は、さらに、標準EDIインタフェースI/Fと、WebEDI受発注処理手段と、標準WebインタフェースI/Fを含む。
EDIゲートウェイサーバコンピュータ102の標準EDIインタフェースI/Fは、予め定められた標準データ形式のEDIデータを送受信する。
EDIゲートウェイサーバコンピュータ102のEDIインタフェースI/F1,2は、入出力インタフェースであり、標準データ形式と異なるデータ形式のEDIデータを他のEDIシステムと送受信する。なお、図ではEDIインタフェースI/F1,2は2個だけ示されているが、必要に応じて1個、あるいは3個以上設けても良い。
EDIゲートウェイサーバコンピュータ102のEDIメッセージ変換手段は、具体的にはCPU(あるいはMPU)で構成され、EDIインタフェースI/F1,2を介して他のEDIシステムと送受信する、標準データ形式と異なるデータ形式のEDIデータをEDI変換辞書データを参照することで標準データ形式のEDIデータに変換する。
EDI変換辞書は、メモリに記憶されたデータ群であり、標準データ形式のEDIデータと、標準データ形式と異なるデータ形式のEDIデータとの対応関係をテーブルとして記憶している。EDI変換辞書は、EDIシステムが異なる業務で使用されることを前提として、業務毎に分類されたテーブルを有する。EDI変換辞書については、さらに後述する。
EDIデータベースDBは、メモリに記憶されたデータ群であり、EDIメッセージ変換手段で変換処理されるEDIデータや発注者毎のデータを記憶する。EDIデータベースDBには、例えば以下のデータが格納される。
発注ID、発注者コード、発注者名称、発注者略名、発注者、年月度、品番、収容数、当月数、翌月数、翌々月数、取引番号、バイヤオーナID、サプライヤオーナID、バイヤトランザクション、ステータス、取引ID、取引枝番、総ページ数、ページNO.、かんばん発行順、工程情報、ストアアドレス、現品票発行連番、受入ライン、受入名称、発注区分コメント、受注者コード、受注者名称、品目名、発注側ID、受注側ID、背番号、箱種、カラーNO.、識別、置場コード、工場名、納入指示日、出荷日(納入日)、受領日、納期回答日、納期回答便、かんばん外れ日、納入時刻、納入便No.、備考、バーコード、かんばん連番、発注形態、かんばん発行回数、かんばんタグID。
一方、受発注サーバコンピュータ103の標準EDIインタフェースI/Fは、入出力インタフェースであり、EDIゲートウェイサーバコンピュータ102の標準インタフェースI/Fと通信し、標準データ形式のEDIデータを送受信する。
受発注サーバコンピュータ103のWebEDI受発注処理手段は、具体的にはCPU(あるいはMPU)で構成され、アプリケーションプログラムを実行することで、発注者EDIデータと受注者EDIデータをそれぞれ処理する。WebEDI受発注処理手段は、標準WebインタフェースI/Fと通信し、標準受発注フォーマットに対応したデータを送受信する。自動車部品業界を例にとると、JAMA(日本自動車工業会)標準受発注フォーマットに対応したデータを送受信する。
受発注サーバコンピュータ103の標準WebインタフェースI/Fは、WWW(ワールドワイドウェブ)の標準通信手順でEDIデータを送受信する。例えば自動車部品業界では、クライアントの汎用ブラウザで用いることができる自動車部品業界特有のGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)を表示しあるいは入力操作するためのモジュールを含む。自動車部品業界におけるインタフェースI/Fの機能(表示及び入力操作)の一例を挙げると以下のとおりである。
(1)ログイン
ユーザID、パスワードによる認証を行うことで本システムを操作可能とする
(2)メニュー
必要なメニューを表示し、目的の機能に素早くアクセス可能とする
(3)納入指示ファイル取り込み
納入指示(発注情報)のファイルを読み込み、自動で仕入先側に送信する
(4)納入指示一覧
アップロードされた納入指示の検索と表示を行う
(5)納入案内一覧
仕入先から受信した納入案内(出荷案内)の確認と検索を行う
(6)受領確認済み一覧
アップロードされた受領確認情報の検索を行う
(7)納期確認一覧
未納となっている納入指示を検索し、必要に応じて納期確認の入力を行い、自動で仕入先側に送信する。また、納期確認に対する納期回答を仕入先から受信した場合に、納期回答情報を表示する
(8)状況一覧
納入指示に対する進捗状況の確認及び検索を行う
(9)各種情報の登録
使用するユーザの登録、取引先の登録等、本システムを稼働するために必要な情報の登録を行う
(10)出荷指示一覧
発注側から受信した出荷指示(納入指示)の検索と表示を行う
(11)かんばん発行一覧
未出荷分の出荷指示を検索し、かんばん発行用のファイルのダウンロードを行う
(12)出荷案内済み一覧
出荷案内のアップロードを行った内容の確認と検索を行う
<発注者側サーバコンピュータ104>
次に、発注者側サーバコンピュータ104について説明する。
発注側者サーバコンピュータ104は、基幹業務システムと、基幹業務システムインタフェースI/Fと、基幹業務連携システムと、標準EDIインタフェースI/Fを含んで構成される。
基幹業務システムは、発注者の基幹業務を処理するシステムである。基幹業務システムは、基幹業務システムインタフェースI/Fを介して基幹業務連携システムとデータを送受信する。
基幹業務連携システムは、基幹業務システムのデータを標準データ形式のEDIデータに変換し、また、標準データ形式のEDIデータを基幹業務システムで処理するデータに変換する。
発注者側サーバコンピュータ104の標準EDIインタフェースI/Fは、インターネットを介してEDIサーバコンピュータ101のEDIゲートウェイサーバコンピュータ102と通信する。
<受注者側端末装置105,106,107>
次に、受注者側端末装置105,106,107について説明する。
受注者側端末装置105は、RFIDリーダ/ライタと、RFIDかんばん処理手段と、標準WebインタフェースI/Fを含んで構成される。
受注者側端末装置106は、RFIDリーダ/ライタと、RFIDかんばん処理手段と、標準WebインタフェースI/Fと、Webブラウザを含んで構成される。
受注者側端末装置107は、Webブラウザと、標準WebインタフェースI/Fを含んで構成される。
これらの端末装置において、RFIDリーダ/ライタは、RFID(Radio Frequency IDentification)、すなわち、ID情報を埋め込んだタグから、電磁界や電波などを用いた近距離(周波数帯によって数cm〜数m)の無線通信によって情報をやりとりする際に、当該タグに対して情報を書き込み、あるいは読み出すものである。
RFIDかんばん処理手段は、RFIDを書き換え可能なかんばんとして、RFIDリーダ/ライタで読み取ったかんばんデータをEDIデータに変換し、また、EDIデータをかんばんデータに変換してRFIDデータに変換する。
端末装置105,106,107の標準WebインタフェースI/Fは、インターネットを介してEDIサーバコンピュータ101の受発注サーバコンピュータ103と通信する。例えば、自動車部品業界においては、標準WebインタフェースI/Fは受発注サーバコンピュータ103と通信してデータ送受を行うために、以下の機能を有する。
(1)ログイン
ユーザID、パスワードによる認証を行う
(2)納入指示自動取込
本システムが作成した納入指示のファイルを定期的に監視し、ファイルが作成されると自動でサーバ側にアップロードする
(3)自動受領確認
RFIDかんばんを読み取った情報をファイルに出力することで、このファイルを定期的に監視し、受領確認として自動的にサーバ側にアップロードする
(4)かんばん印刷
発注側からかんばん発行データを自動でダウンロードし、ダウンロードしたデータを一覧表示して、その中から選択してRFIDかんばんの印刷を行う
(5)出荷案内
出荷できないかんばんがある場合に、かんばんのRFIDを読み取ることで、残りのかんばんのみで出荷案内を作成し、サーバ側にアップロードする
<EDI変換辞書>
図2に、図1におけるEDIゲートウェイサーバコンピュータ102内のEDI変換辞書のデータ内容を模式的に示す。データ内容は、業務内容、発注者での作業、EDIデータの情報名、受注者での作業、EDI変換辞書のデータ内容に区分されている。
業務内容が「注文・内示」である場合、発注者側では部品所要量を算出し、これに基づき内示情報を作成してEDIサーバコンピュータ101にアップロードする。一方、受注者側では、発注者から送信された内示情報をダウンロードし、これに基づいて部品の生産準備を進めることになる。なお、内示情報について簡単に説明すると以下のとおりである。すなわち、例えば自動車部品製造の場合、発注者が製品製造のために部品を消費すると、次の製造のために必要となる部品の機種・数量・納期・納入部署・その他この発注に関する必要情報を特定したかんばんを発行し、受注者はこのかんばんの要求に対応して部品を納入する。このとき、かんばんは単に注文情報ではなく、予め発注者と受注者との間で設定された月次単位の必要量を予測した数量を内示情報として取り交わし、発注者は内示情報に合わせて予測した量を予め製造準備を進めており、かんばんが発行されることにより始めて発注確定となる。EDI変換辞書には、標準データ形式の内示情報データ(内示情報標準データ)と、標準データ形式と異なるEDIシステムX内の対応内示情報データと、標準データ形式と異なるEDIシステムY内の対応内示情報データとがテーブルとして記憶される。EDIメッセージ変換手段は、発注者側サーバコンピュータ104から受信した内示情報のEDIデータが、EDI変換辞書に記憶されている標準データ形式の内示情報のEDIデータに該当するか否かを判定する。発注者側サーバコンピュータ104から受信した内示情報のEDIデータが、EDI変換辞書に記憶されている標準データ形式の内示情報のEDIデータに該当する場合、EDIメッセージ変換手段は、受信した内示情報のEDIデータを変換することなくそのまま維持し、受発注サーバコンピュータ103に送信する。一方、発注者側サーバコンピュータ104から受信した内示情報のEDIデータが、EDI変換辞書に記憶されている標準データ形式の内示情報のEDIデータに該当しない場合、EDI変換辞書に記憶されている標準データ形式と異なるEDIシステムX内の対応内示情報データ、あるいはEDIシステムY内の対応内示情報データに該当するか否かを判定する。発注者側サーバコンピュータ104から受信した内示情報のEDIデータが、EDIシステムX内の対応内示情報データに該当する場合、EDIメッセージ変換手段は、受信したEDIデータを対応する標準形式のEDIデータに変換して受発注サーバコンピュータ103に送信する。また、発注者側サーバコンピュータ104から受信した内示情報のEDIデータが、EDIシステムY内の対応内示情報データに該当する場合、EDIメッセージ変換手段は、受信したEDIデータを対応する標準形式のEDIデータに変換して受発注サーバコンピュータ103に送信する。
業務内容が、「注文・納入計画調整」である場合、発注者側では納入計画確認情報を作成してEDIサーバコンピュータ101にアップロードする。一方、受注者側では、発注者から送信された納入計画確認情報をダウンロードし、これに基づいて納入計画を確認することになる。EDI変換辞書には、標準データ形式の納入計画確認情報データと、標準データ形式と異なるEDIシステムX内の対応納入計画確認情報データと、標準データ形式と異なるEDIシステムY内の対応納入計画確認情報データとがテーブルとして記憶される。EDIメッセージ変換手段は、発注者側サーバコンピュータ104から受信した納入計画確認情報のEDIデータが、EDI変換辞書に記憶されている標準データ形式の納入計画確認情報のEDIデータに該当するか否かを判定する。発注者側サーバコンピュータ104から受信した納入計画確認情報のEDIデータが、EDI変換辞書に記憶されている標準データ形式の納入計画確認情報のEDIデータに該当する場合、EDIメッセージ変換手段は、受信した納入計画確認情報のEDIデータを変換することなくそのまま維持し、受発注サーバコンピュータ103に送信する。一方、発注者側サーバコンピュータ104から受信した納入計画確認情報のEDIデータが、EDI変換辞書に記憶されている標準データ形式の納入計画確認情報のEDIデータに該当しない場合、EDI変換辞書に記憶されている標準データ形式と異なるEDIシステムX内の対応納入計画確認情報データ、あるいはEDIシステムY内の対応納入計画確認情報データに該当するか否かを判定する。発注者側サーバコンピュータ104から受信した納入計画確認情報のEDIデータが、EDIシステムX内の対応納入計画確認情報データに該当する場合、EDIメッセージ変換手段は、受信したEDIデータを対応する標準データ形式のEDIデータに変換して受発注サーバコンピュータ103に送信する。また、発注者側サーバコンピュータ104から受信した納入計画確認情報のEDIデータが、EDIシステムY内の対応納入計画確認情報データに該当する場合、EDIメッセージ変換手段は、受信したEDIデータを対応する標準データ形式のEDIデータに変換して受発注サーバコンピュータ103に送信する。
一方、業務内容が、「注文・納入計画回答」である場合、受注者側が発注者側からの納入計画確認情報に基づき、回答情報を作成してEDIサーバコンピュータ101にアップロードする。発注者側では、受注者側から送信された回答情報をダウンロードする。EDI変換辞書には、標準データ形式の回答情報データと、標準データ形式と異なるEDIシステムX内の対応回答情報データと、標準データ形式と異なるEDIシステムY内の対応回答情報データとがテーブルとして記憶される。EDIメッセージ変換手段は、受注者側端末装置105,106あるいは107から受信した回答情報のEDIデータのダウンロード先である発注者のEDIデータが、標準データ形式、EDIシステムX、EDIシステムYのいずれであるかを判定する。この判定は、回答情報データに付加されている発注者の情報に基づいて実行してもよく、あるいはこの回答情報データの元となった、納入計画確認情報データのデータ形式を用いて実行してもよい。すなわち、納入計画確認情報データのデータ形式が標準データ形式であれば、回答情報をダウンロードする発注者側のデータ形式も標準データ形式であり、納入計画確認情報データのデータ形式がEDIシステムXのデータ形式であれば、回答情報をダウンロードする発注者側のデータ形式もEDIシステムXのデータ形式である。かかる情報は、EDIデータベースDBに記憶しておけばよい。受注者側端末装置105,106あるいは107から受信した回答情報のEDIデータをダウンロードすべき発注者側のシステムが標準データ形式である場合、EDIメッセージ変換手段は、受信した回答情報のEDIデータを変換することなくそのまま維持する。一方、発注者側のシステムはEDIシステムXのデータ形式である場合、EDIメッセージ変換手段は、受信したEDIデータをEDIシステムXの対応するEDIデータに変換する。また、発注者側のシステムはEDIシステムYのデータ形式である場合、EDIメッセージ変換手段は、受信したEDIデータをEDIシステムYの対応するEDIデータに変換する。
他の業務内容についても同様であり、EDIメッセージ変換手段は、EDI変換辞書を用いて、発注者側からのEDIデータに対してはそのEDIデータが標準データ形式であればそのまま維持し、標準データ形式でない場合には標準データ形式の対応するEDIデータに変換して受注者側でダウンロード可能とし、受注者側からのEDIデータに対しては発注者側のシステムが標準データ形式であればそのまま維持し、標準データ形式でない場合にはそのシステムにおける対応するEDIデータに変換して発注者側でダウンロード可能とする。
本実施形態のEDIシステムは以上のような構成であり、以下、EDIシステムの動作について説明する。
発注者側サーバコンピュータ104から送信された標準データ形式のEDIデータは、発注者側サーバコンピュータ104の標準EDIインタフェースI/F及びインターネットを介してゲートウェイサーバコンピュータ102で受信され、ゲートウェイサーバコンピュータ102の標準EDIインタフェースI/F及び受発注サーバコンピュータ103の標準EDIインタフェースI/Fを介してWebEDI受発注処理手段に供給される。WebEDI受発注処理手段は、Web上でEDIデータを送受するための処理を実行する。
受注者側端末装置105,106,あるいは107は、標準WebインタフェースI/F及びインターネットを介してWebEDI受発注処理手段で処理されたEDIデータを受信して利用する。すなわち、受注者側端末装置105では、受信したEDIデータに基づいて、RFIDかんばん処理手段がかんばんデータを作成してRFIDリーダ/ライタに供給する。RFIDリーダ/ライタは、かんばんデータをRFIDに書き込み、かんばんデータが書き込まれたRFIDをかんばんとして発行する。また、受注者側端末装置106では、上記のようにRFIDにEDIデータに基づくかんばんデータを書き込んでかんばんを発行するとともに、EDIデータをWebブラウザで適宜表示する。また、受注者側端末装置107では、EDIデータをWebブラウザで適宜表示する。
発注者側が、EDIデータを、他のEDIシステムから送信する場合、当該EDIデータは、ゲートウェイサーバコンピュータ102のEDIインタフェースI/Fを介してゲートウェイサーバコンピュータ102で受信される。ゲートウェイサーバコンピュータ102のEDIメッセージ変換手段は、EDI変換辞書にアクセスし、受信したEDIデータが標準データ形式か、システムXの固有形式か、システムYの固有形式かを判別する。受信したEDIデータが標準データ形式の場合、EDIメッセージ変換手段は受信したEDIデータを変換することなくそのまま維持し、標準EDIインタフェースI/Fを介して受発注サーバコンピュータ103に供給する。受信したEDIデータがシステムXの固有形式である場合、EDIメッセージ変換手段は、EDI変換辞書に記憶されているテーブルを用いて、当該EDIデータを対応する標準データ形式のEDIデータに変換する。また、受信したEDIデータがシステムYの固有形式である場合、EDIメッセージ変換手段は、EDI変換辞書に記憶されているテーブルを用いて、当該EDIデータを対応する標準データ形式のEDIデータに変換する。例えば、JAMA標準データフォーマットと異なるあるデータフォーマットでは、以下の項目が規定されており、これらを対応する標準データフォーマットの項目に変換する。
発注者コード、発注者コード管理組織、発注者企業名、発注部門コード、購買担当、受注者コード、受注者コード管理組織、受注者企業名、注文番号、注文日、変更注文区分、コンサインメント区分、支給区分、直納区分、発注者品名コード、製造番号、品名、版数、材料・規格・寸法、検査区分、仕様書有無、単価区分、単価、単位、注文数量、受け渡し場所、受け渡し場所名、納入NO.、納期、納期指示数量、納品キー番号、発注者バーコード情報、納品書用発注者用備考、消費税区分、課税区分、決済条件区分、注文金額、消費税額、合計額、自由使用欄、備考、添付ファイルURLアドレス、工事名、検査証明書、検査成績書
変換後の標準データ形式のEDIデータは、標準EDIインタフェースを介して受発注サーバコンピュータ103に供給される。なお、受信したEDIデータの形式がEDI変換辞書を参照しても不明の場合には、EDIデータベースDBに新たに登録しておき、以後、新規のデータ形式に対応すべくEDI変換辞書を更新する。受発注サーバコンピュータ103のWebEDI処理手段は、標準データ形式のEDIデータをWeb上で送受できるように処理する。
受注者側端末装置105,106,あるいは107は、標準WebインタフェースI/F及びインターネットを介してWebEDI受発注処理手段で処理されたEDIデータを受信して利用する。
一方、受注者側が、EDIデータを送信する場合、受注者側端末装置105,106あるいは107からEDIデータを送信する。送信されたEDIデータは、受発注サーバコンピュータ103の標準WebインタフェースI/F、標準EDIインタフェースI/Fを介してゲートウェイサーバコンピュータ102に供給される。
発注者が発注者側サーバコンピュータ104を用いて受発注を行う場合、サーバコンピュータ104は、標準EDIインタフェースI/Fを介してゲートウェイサーバコンピュータ102に供給された受注者からのEDIデータを受信する。受信されたEDIデータは、基幹業務連携システム、基幹業務システムインタフェースI/Fを介して発注者の基幹業務システムに取り込まれる。
発注者が、他のEDIシステムXあるいはYを用いて受発注を行う場合、ゲートウェイサーバコンピュータ102のメッセージ変換手段は、EDIデータベースDBを参照して、受注者側から受信したEDIデータをシステムXの固有データ形式あるいはシステムYの固有データ形式に変換すべきか否かを判別する。具体的には、メッセージ変換手段は、EDIデータの宛先からEDIデータベースDBを参照してシステムXであるかシステムYであるかを判別する。例えば、EDIデータベースDBに、発注者a及びbが登録されており、かつ、発注者aのシステムはシステムXであり、発注者bのシステムはシステムYであると登録されているとする。受信したEDIデータの宛先、すなわち当該EDIデータを受信すべき相手が発注者aである場合、メッセージ変換手段は、受信したEDIデータをEDI変換辞書を用いてシステムXの固有データ形式に変換する。また、受信したEDIデータの宛先、すなわち受信すべき相手が発注者bである場合、メッセージ変換手段は、受信したEDIデータをEDI変換辞書を用いてシステムYの固有データ形式に変換する。EDIデータに含まれる受注者コード、発注者コードを用いてシステムXの固有データ形式あるいはシステムYの固有データ形式に変換すべきか否かを判別してもよい。
変換されたEDIデータは、EDIインタフェースを介してシステムXあるいはシステムYで受信される。
このように、本実施形態では、例えば発注者コードで判断して発注者からのEDIデータが標準データ形式である場合は、変換することなくそのまま維持して受注者側に供給し、受注者側からのEDIデータが標準データ形式を採用している発注者宛のEDIデータである場合も、変換することなくそのまま維持して発注者側に供給する。また、例えば発注者コードで判断して発注者側からのEDIデータが標準データ形式でない場合には、対応する標準データ形式のEDIデータに自動変換して受注者側に供給し、受注者側からのEDIデータが標準データ形式を採用していない発注者宛のEDIデータである場合も、標準データ形式のEDIデータをそれぞれのシステムにおいて対応するデータ形式に自動変換して発注者側に供給する。したがって、受注者としては、標準データ形式を採用している発注者だけでなく、これと異なる独自のシステムを採用している発注者からのEDIデータにも対応することが可能となる。
以下、本実施形態における発注者と受注者の処理態様を個別に説明する。
<単一の発注者と複数の受注者>
図3に、単一の発注者と複数の受注者との間でEDIデータを送受する場合の構成を示す。単一の発注者Aと、複数の受注者B,Cが存在し、単一の発注者Aは、標準データ形式のEDIデータを送受するものとする。この場合、発注者Aは、図1に示す発注者側サーバコンピュータ104から標準データ形式のEDIデータ、例えば内示情報や納入計画確認情報、納入指示情報、納入進捗確認情報等をEDIサーバコンピュータ101に送信(アップロード)する。既述したように、発注者からのEDIデータは、ゲートウェイサーバコンピュータ102の標準EDIインタフェースI/Fを介して受発注サーバコンピュータ103に供給されるが、発注者が発注者Aのみである場合には、ゲートウェイサーバコンピュータ102を介することなく、直接、EDIサーバコンピュータ101の受発注サーバコンピュータ103にEDIデータを送信してもよい。図3では、発注者AからのEDIデータを、直接、受発注サーバコンピュータ103に送信する場合を模式的に示す。送信されたEDIデータは、Web上で送受信可能なようにWebEDI受発注処理手段で処理される。
受注者Bは、図1における端末装置105,106あるいは107を有し、標準WebインタフェースI/Fを介して受発注サーバコンピュータ103に記憶されている発注者AからのEDIデータを受信(ダウンロード)する。受信したEDIデータは、RFIDライタを用いてRFIDに書き込まれ、書き換え可能なかんばんが発行され、このかんばんに従って発注者Aに対して部品納入が実行される。
受注者Cも受注者Bと同様であり、図1における端末装置105,106あるいは107を有し、標準WebインタフェースI/Fを介して受発注サーバコンピュータ103に記憶されている発注者AからのEDIデータを受信(ダウンロード)する。受信したEDIデータは、RFIDライタを用いてRFIDに書き込まれ、書き換え可能なかんばんが発行され、このかんばんに従って発注者Aに対して部品納入が実行される。
一方、受注者Bは、図1に示す端末装置105,106あるいは107を用いて標準データ形式のEDIデータ、例えば回答情報、納入進捗回答情報等を受発注サーバコンピュータ103に送信(アップロード)する。
発注者Aは、標準EDIインタフェースI/Fを介して、受発注サーバコンピュータ103に記憶された受注者BからのEDIデータを受信(ダウンロード)する。受注者CからのEDIデータについても受注者Bと同様である。
<複数の発注者(標準データ形式)と単一若しくは複数の受注者>
図4に、複数の発注者D,Eと単一若しくは複数の受注者との間でEDIデータを送受する場合の構成を示す。図では、単一の受注者Fが示されているが、複数の受注者が存在する場合にはこれらの中の代表的な受注者を意味するものとする。
発注者D,Eはともに標準データ形式のEDIデータを送受するEDIシステムを備えるものとする。発注者D,Eは、それぞれ標準データ形式のEDIデータをゲートウェイサーバコンピュータ(GW)102の標準EDIインタフェースを介して送信(アップロード)する。ゲートウェイサーバコンピュータ102は、受発注サーバコンピュータ103にEDIデータをそのまま供給する。受発注サーバコンピュータ103は、EDIデータをWeb上で送受可能なようにEDIデータを処理する。
受注者Fは、図1における端末装置105,106,あるいは107を用いて受発注サーバコンピュータ103にアクセスし、EDIデータを受信(ダウンロード)する。
一方、受注者Fは、図1に示す端末装置105,106,あるいは107を用いて標準データ形式のEDIデータを受発注サーバコンピュータ103に送信(アップロード)する。受発注サーバコンピュータ103は、受信したEDIデータをそのままゲートウェイサーバコンピュータ102に供給する。ゲートウェイサーバコンピュータ102のEDIメッセージ変換手段は、受注者FからのEDIデータの宛先が発注者D,Eであり、これらの発注者は標準データ形式を採用していることをEDIデータベースDBにアクセスすることで判断し、受信したEDIデータを標準データ形式のまま維持する。
発注者D,Eは、標準EDIインタフェースを介してゲートウェイサーバコンピュータ102から受注者FのEDIデータを受信(ダウンロード)する。
<複数の発注者(非標準データ形式)と単一若しくは複数の受注者>
図5に、複数の発注者G,Hと単一若しくは複数の受注者との間でEDIデータを送受する場合の構成を示す。図では、単一の受注者Iが示されているが、複数の受注者が存在する場合にはこれらの中の代表的な受注者を意味するものとする。
発注者G,Hは必ずしも標準データ形式のEDIデータを送受するEDIシステムを備えるものと限らず、例えば発注者Gは標準データ形式であるが、発注者Hは独自EDIシステムを備え、独自形式のEDIデータを送受するものとする。発注者Gは、標準データ形式のEDIデータをゲートウェイサーバコンピュータ(GW)102の標準EDIインタフェースを介して送信(アップロード)する。ゲートウェイサーバコンピュータ102は、受発注サーバコンピュータ103にEDIデータをそのまま供給する。受発注サーバコンピュータ103は、EDIデータをWeb上で送受可能なようにEDIデータを処理する。発注者Hは、独自形式のEDIデータをゲートウェイサーバコンピュータ(GW)102のEDIインタフェースI/Fを介して送信(アップロード)する。ゲートウェイサーバコンピュータ102のEDIメッセージ変換手段は、EDI変換辞書を用いて対応する標準データ形式のEDIデータに変換して受発注サーバコンピュータ103に供給する。受発注サーバコンピュータ103は、発注者G,HからのEDIデータをWeb上で送受可能なようにEDIデータを処理する。
受注者Iは、図1における端末装置105,106,あるいは107を用いて受発注サーバコンピュータ103にアクセスし、EDIデータを受信(ダウンロード)する。
一方、受注者Iは、図1に示す端末装置105,106,あるいは107を用いて標準データ形式のEDIデータを受発注サーバコンピュータ103に送信(アップロード)する。受発注サーバコンピュータ103は、受信したEDIデータをそのままゲートウェイサーバコンピュータ102に供給する。ゲートウェイサーバコンピュータ102のEDIメッセージ変換手段は、受注者IからのEDIデータの宛先が発注者Gであれば、発注者は標準データ形式を採用していることをEDIデータベースDBを用いて判断し、受信したEDIデータを標準データ形式のまま維持する。また、受注者IからのEDIデータの宛先が発注者Hであれば、発注者は独自形式を採用していることをEDIデータベースDBを用いて判断し、受信したEDIデータをEDI変換辞書により独自形式に変換する。
発注者Gは、標準EDIインタフェースI/Fを介してゲートウェイサーバコンピュータ102から受注者IのEDIデータを受信(ダウンロード)する。また、発注者Hは、EDIインタフェースI/Fを介してゲートウェイサーバコンピュータ102から受注者IのEDIデータを受信(ダウンロード)する。
<単一の発注者と単一若しくは複数の受注者>
図6に、単一の発注者Jと単一若しくは複数の受注者Kとの間でEDIデータを送受する場合を示す。発注者Jは、基幹業務システムJを有し、このシステムを用いて基幹業務を遂行する。基幹業務システムJのデータは基幹業務インタフェースI/Fを介して基幹業務連携システムに供給され、基幹業務連携システムでは基幹業務システムのデータから標準データ形式のEDIデータを作成する。作成されたEDIデータは標準EDIインタフェースI/Fを介してEDIサーバコンピュータ101のゲートウェイサーバコンピュータ102に送信(アップロード)される。ゲートウェイサーバコンピュータ102は、EDIデータを受発注サーバコンピュータ103に供給する。受発注サーバコンピュータ103は、インターネットで接続された他のEDIサーバコンピュータ101の受発注サーバコンピュータ103にEDIデータを供給する。
受注者Kは、基幹業務システムKを有し、このシステムを用いて基幹業務を遂行する。受注者Kは、当該他のEDIサーバコンピュータ101の受発注サーバコンピュータ103から発注者JのEDIデータを受信(ダウンロード)する。受信したEDIデータは、受注者Kの基幹業務システムKに取り込まれる。
一方、受注者Kは、基幹業務システムKのデータを基幹業務インタフェースI/Fを介して基幹業務連携システムに供給し、基幹業務連携システムでEDIデータを作成する。作成されたEDIデータは標準EDIインタフェースI/Fを介して当該他のEDIサーバコンピュータ101のゲートウェイサーバコンピュータ102に送信(アップロード)される。当該他のEDIサーバコンピュータ101のゲートウェイサーバコンピュータ102は、EDIデータを受発注サーバコンピュータ103に供給する。受発注サーバコンピュータ103は、インターネットで接続されたEDIサーバコンピュータ101の受発注サーバコンピュータ103にEDIデータを供給する。
発注者Jは、EDIサーバコンピュータ101の受発注サーバコンピュータ103から受注者KのEDIデータを受信(ダウンロード)する。受信したEDIデータは、発注者Jの基幹業務システムJに取り込まれる。
以上説明したように、本実施形態では、発注者が複数存在し、かつ、複数の発注者がそれぞれ独自のEDIシステムを構築し、標準データ形式と異なるEDIデータを送受する場合においても、EDIサーバコンピュータ101のゲートウェイサーバコンピュータ102でこれらのEDIデータを処理し、発注者からの非標準データ形式のEDIデータを対応する標準データ形式のEDIデータに自動変換して受注者の利用に供し、かつ、受注者からの標準データ形式のEDIデータを各発注者の対応するEDIデータに自動変換して発注者の利用に供するので、各受注者はEDIサーバコンピュータを共同利用して複数の発注者からの発注に容易に対応することができる。
図7〜図10に、本実施形態において受注者側端末装置105,106,107のディスプレイに表示される画面例を示す。図7は、メニュー画面であり、発注者機能としてかんばん印刷とかんばん初期化の項目が表示され、受注者機能としてかんばん印刷と出荷案内の項目が表示される。図8は、受注者がかんばん印刷を選択した場合の画面例である。状況、発注者、納入場所、納入指示日、便、背番号、箱連番、RFID、品番、品名等毎に発注データが表示される。図9は、出荷案内の画面例である。既述したように、出荷できないかんばんがある場合に、かんばんのRFIDを読み取ることで残りのかんばんのみで作成してアップロードするためのものである。また、図10は納入指示自動取込の画面例である。これも既述したように、システムが作成した納入指示のファイルを定期的に監視して取り込むものである。
101 EDIサーバコンピュータ、102 ゲートウェイサーバコンピュータ(GW)、103 受発注サーバコンピュータ、104 発注者側サーバコンピュータ、105,106,107 受注者側端末装置。

Claims (7)

  1. 所定の標準データ形式のEDIデータを送受信する標準EDIインタフェースと、
    前記標準EDIインタフェースと異なるデータ形式のEDIデータを送受信する複数のEDIインタフェースと、
    EDI変換辞書データを記憶する記憶手段と、
    前記EDIインタフェースを介して通信する他のEDIシステムによる異なるデータ形式のEDIデータを、前記EDI変換辞書データを参照することで前記標準データ形式に変換するEDIメッセージ変換処理手段と、
    を有するEDIゲートウェイサーバコンピュータと、
    前記EDIゲートウェイサーバコンピュータと標準EDIインタフェースを介して通信し、発注者のEDIデータ及び受注者のEDIデータを所定の手順でそれぞれ処理するWebEDI受発注処理手段と、
    EDIデータを送受信する標準Webインタフェースと、
    を有する受発注サーバコンピュータと、
    を備えることを特徴とする、EDIシステムにおけるEDIサーバコンピュータ。
  2. 請求項1記載のEDIサーバコンピュータにおいて、
    単一の発注者と複数の受注者との間でEDIデータを送受信する場合に、前記EDIゲートウェイサーバコンピュータを介することなく、前記受発注サーバコンピュータの前記WebEDI受発注処理手段で発注者のEDIデータ及び受注者のEDIデータを処理することを特徴とするEDIサーバコンピュータ。
  3. 請求項1記載のEDIサーバコンピュータにおいて、
    複数の発注者と単一若しくは複数の受注者との間でEDIデータを送受信する場合に、前記EDIゲートウェイサーバコンピュータの前記標準EDIインタフェースを介して前記受発注サーバコンピュータの前記WebEDI受発注処理手段で発注者のEDIデータ及び受注者のEDIデータを処理することを特徴とするEDIサーバコンピュータ。
  4. 請求項1記載のEDIサーバコンピュータにおいて、
    複数の発注者と単一若しくは複数の受注者との間でEDIデータを送受信する場合であって、複数の発注者のうちの第1の発注者は標準データ形式のEDIデータを送受信し、複数の発注者のうちの第2の発注者は標準データ形式と異なる独自のデータ形式のEDIデータを送受信する場合に、前記第1の発注者のEDIデータについては、前記EDIゲートウェイサーバコンピュータの前記標準EDIインタフェースを介して前記受発注サーバコンピュータの前記WebEDI受発注処理手段で発注者のEDIデータ及び受注者のEDIデータを処理し、前記第2の発注者のEDIデータについては、前記EDIゲートウェイサーバコンピュータの前記EDIインタフェース、前記EDIメッセージ処理手段及び前記標準EDIインタフェースを介して前記受発注サーバコンピュータの前記WebEDI受発注処理手段で発注者のEDIデータ及び受注者のEDIデータを処理することを特徴とするEDIサーバコンピュータ。
  5. 請求項1記載のEDIサーバコンピュータにおいて、
    単一の発注者の基幹システムと単一若しくは複数の受注者の基幹システムとの間でEDIデータを送受信する場合に、前記EDIゲートウェイサーバコンピュータの前記標準EDIインタフェースを介して前記受発注サーバコンピュータの前記WebEDI受発注処理手段で発注者のEDIデータ及び受注者のEDIデータを処理することを特徴とするEDIサーバコンピュータ。
  6. 請求項1記載のEDIサーバコンピュータにおいて、
    前記EDIメッセージ変換処理手段は、さらに、前記受注者のEDIデータを、前記EDI変換辞書データを参照することで前記EDIインタフェースを介して通信する他のEDIシステムによる異なるデータ形式のEDIデータに変換する
    ことを特徴とするEDIサーバコンピュータ。
  7. 請求項1,6のいずれかに記載のEDIサーバコンピュータと、
    発注者のEDIデータを前記EDIサーバコンピュータに送信する発注者側コンピュータと、
    前記発注者のEDIデータを前記EDIサーバコンピュータから受信する受注者側コンピュータと、
    を備え、
    前記発注者は複数存在するとともに、前記発注者側コンピュータの少なくともいずれかは標準データ形式と異なる形式のEDIデータを送信することを特徴とするEDIシステム。
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