JP5328557B2 - 表面保護用積層フィルム - Google Patents
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詳細には、非粘着層と粘着部と非粘着部を有する層の積層フィルムである。フィルム巾の両端部が粘着部となっておりバンパーをフィルムでくるみ、フィルムの両端部粘着部位通しを密着させて包覆を完了する。バンパー本体と保護フィルムは密着せず僅かな空間が存在することから残留溶剤の拡散が容易となる。更には保護フィルムに微細の(1〜2mm径)穴加工を施すことにより更に溶剤を抜けやすくする。また粘着剤が直接バンパーに触れることがないため、所謂糊残り等の問題も全くない。フィルム素材はポリオレフィン系であり紙の様に一度使用で破れることはなく、数度の繰り返し使用が可能となる。
本発明の第2の特徴は、粘着剤層は、該層に於ける粘着部と非粘着部のフィルム面に対する割合が粘着部2〜90%、非粘着部98〜10%であることを特徴とする表面保護用積層フィルム、にある。
本発明の第5の特徴は、前記粘着部のエチレン・α−オレフィン共重合体がメタロセン触媒を用いて製造された、MFRが0.5〜20g/10分、密度が0.850〜0.915g/cm3であることを特徴とする表面保護用積層フィルム、にある。
本発明の第7の特徴は、直径10mmφ以下の穴を合計穴面積がフィルム全体面積の10%を越えない範囲で穴開け加工された表面保護用積層フィルム、にある。
本発明の第9の特徴は、前記表面保護用積層フィルムからなる自動車バンパー用保護フィルム、にある。
また、この表面保護用積層フィルムは、積層構造をとるために、基材層と、粘着剤層の材料の特性を変えると、表裏に異なる機能を有する多機能の複合フィルムとなる為に、その用途を拡大することができる。
このような、本発明の表面保護用積層フィルムは、慣用の成形手段に従って、基材層を形成する材料、粘着剤層を形成する材料を、供給する手法を調整することにより、生産性の高い合理的な手法により製造することができる。
しかし、実際には、被包装体を、例えば特定にメーカーの自動車バンパーというように、予め、被包装体の寸法が、例えば円周の長さを60cmというように決まっているならば、それを包むだけの寸法を備えた幅のある表面保護用積層フィルムを提供するのが好ましい。
勿論、本発明の表面保護用積層フィルムは、塗布、流延、被覆などにより、粘着剤層(2)性能を低下させない範囲で表面層を形成するというような、いわゆる、他の機能を付加するために、他の機能を有する樹脂、材料からなる他の層を積層することにより、3層、4層のような積層構造に形成することも可能である。
粘着部(22)と非粘着部(21)に段差があるとか、厚みにむらがあるということなどは好ましくなく、粘着剤層(2)は、基材層(1)同様に、製品全体において万遍にほぼ均一な厚さを有することが好ましい。
この厚さ(T)が均一であるということは、表面保護用積層フィルムをロール巻きにして、保管、輸送、利用する場合に、偏心により、崩れや、偏りが無く、均一にロール巻きができるばかりでなく、巻き取りまたは重ね積み状態で、特定の部分、例えば接着部(22)だけに集中して押圧がかかり、過度に密着するというようなおそれが無いばかりか、二層構造であるが故に表面保護用積層フィルム自身の強度の、腰の強さなどが保持されること、および品質の均一な製品となり、表面保護用積層フィルムの特性、機能を高めることになる。
表面保護用積層フィルムの、粘着部(22)として、粘着部樹脂の表面酸化などの手法は一応考えられ、例えば、コロナー放電処理、クロム酸処理、火炎処理などの慣用の手段により処理する手法も一応考えられる。これらの表面酸化方法は、一定の粘着強度を有する樹脂にすること、粘着強度の長期持続性、および繰り返し再利用における粘着強度の低下などに若干の不安定な要件がある。本発明のように潜在的に粘着性を有する樹脂を選択することによって、それを粘着部(22)として使用することが、表面保護用積層フィルムの一体成形性の容易性などの本発明の特有の有利な点があるばかりでなく、成形品に於いても、粘着性強度付与、長期持続性、および繰り返しの再使用をしても粘着性の特性を維持するという、いわゆる材料設計が可能であるという点で有利である。
特に、粘着部(22)の部分を、染料、顔料、着色剤などにより着色すれば、識別が容易になり、フィルムの密着作業、包装作業が容易になり、能率が向上する。
このマット状部フィルムの表面構造は、非粘着部のフィルム表面を慣用のサンドブラストによる表面処理をしたものに類似している。あらい砂の場合には、凹凸の大きいマット状部フィルムになる。しかし、本発明の表面保護用積層フィルムをインフレーション成形などにより、連続的に、能率的に、一体に成形する方法の場合には、表面の砂の除去などに時間がかかり、サンドブラストによる表面処理は成形の能率の面からあまり推奨されない。溶剤処理による表面の凹凸化の場合も、同じことが言える。このようなマット状表面構造は、慣用的にはエンボスロール等で均一に、非粘着部の表面に均一に分布した凹凸構造を形成した機械加工による表面保護用積層フィルムが好ましい。
また、非粘着部に、タルクのような滑性の無機粒子を0.1〜5.0重量%程度配合すれば、フィルム表面に無機粒子の多数が均一に突出して、滑性を良くするとともに、ブロッキング防止、密着性防止などの機能を果たすことが期待される。また、梨地加工による表面処理も適している。
このスジ状の凹凸を付けると言うことは、別の表現をすれば、非粘着部の表面に、規則的なまたは非規則的な多数のリブを設けた表面リブ構造であると言うことができる。このような非粘着部の表面を多数の表面リブ構造にすれば、表面保護用積層フィルムの被包装体への密着防止、ブロッキング防止効果などが高まる。さらには、気体、溶剤、湿気、臭気などが被包装体と表面保護用積層フィルムの境界の隙間を移動するのが容易になり、塗装などから発生する揮発溶媒を継続的に放散することになるから、包装、開封作業者の一時的な溶剤、臭気の大量発生による健康被害を防止するという副次効果が期待される。そして、表面リブ構造は、その構造に起因して、若干フィルムの腰の強さを高める効果もあるからフィルムの取り扱い性を良くすることができる。
それらの樹脂は、単独は勿論のこと、任意に他の樹脂、重合体、共重合体、ゴムなどを若干ポリマーブレンドすることにより使用することができる。
特に好ましいのは、非粘着層は、LLDPE(Linear Low−Density Polyethylene線状低密度ポリエチレン)、若しくはLDPE(Low−Density Polyethylene高圧ラジカル重合法低密度ポリエチレン)、またはこれにアンチブロッキング剤を若干添加したものが好ましい。この線状低密度ポリエチレンは、引っ張り特性に優れており、特に引っ張り弾性率、引っ張り降伏強さが高く、しかも破壊しにくい性質を持っており、表面保護用積層フィルムとしての特性を備えたものである。
樹脂の焼却、再利用などを考えれば、有害ガスを発生しない安定なオレフイン系樹脂が推奨されるが、使用後の自然投棄、廃棄などの点から、例えば、再公表特許(WO00/078839)などに見られるようなポリ乳酸樹脂、ポリエステル、ポリビニルアルコール、セルロース、などのような、各種生分解性樹脂も一応対象になるが、成形性、積層体としての接合性の面から制約される場合がある。
フィルムという性格から添加剤の使用が物性上与える影響から制約されことも有り得るが、炭酸カルシウム、シリカ、タルク、クレー、カオリン、マイカ、ウオラストナイト、ハイドロタルサイト類のような針状フィラー、無機系の汎用の充填剤などを、表面保護用積層フィルムの本来の性能を低下させない範囲でフィルムの樹脂に対して、0.01〜20重量%程度配合することもできる。
それらのゴム、エラストマー、重合体、共重合体の単独は勿論のこと、それらを任意にブレンドすることによるブレンド仕様のものも使用することができる。
この粘着部(22)の粘着性の程度を調整する為には、ロジン、テルペン樹脂、ワックス類のような天然樹脂、鉱油などの汎用の粘着付与剤を添加することができる。
これらの粘着部(22)は、若干の顔料、染料、色素のような、色材、ドライカラー、ペーストカラーなどを着色剤の添加することにより着色すると、表面保護用積層フィルムにおけるその粘着部(22)の存在が鮮明になるために、その取り扱いや、包装作業、および回収作業が容易になり、非常に便利である。
同様に、図6bに示すように、ダイに供給する樹脂を工夫した成形方法により、インフレーションフィルムに、二つの粘着部(黒塗り部分)を予め作り、それを線に従って切り開くと、二枚の表面保護用積層フィルムを製造することができる。
図7に示すように、押出機(E)より樹脂が、インフレーション成形ダイ(D)へ供給される。このダイ(D)は、共押環状ダイの構造はマルチマニホールド式サーキュラーダイというような構造のものであり、このダイに直結した内層非粘着層押出機、外層非粘着層押出機および外層粘着層押出機より、それぞれの二層積層環状フィルム(F)になるように樹脂が供給される。インフレーション成形された環状二層フィルムは、一旦、押し潰された状態で、次の一定の間隔で針が植設された穴開ロール(R)と接触させ、所定の間隔で所定量を穿孔する。この孔開けロールは、フレーム加熱(H)により加熱をすることが好ましい。図6の6a、6bに示す要領で、粘着部を構成する部分の中間部分を切り開いて所定の表面保護用積層フィルムを製造することができる。
勿論、慣用の共押出成形による積層フィルムを同時、または逐次延伸により製造することも可能である。
(1)MFR:JIS−K7210に準拠して測定した。
(2)密度:JIS−K7112に準拠して測定した。
(3)ヘイズ:JIS−K7105に準拠して測定した。
(1)密着力:巾10cm×長さ20cmの面積の粘着部同士を貼り合わせ、その上に底辺10cm×10cm、重量22.5kgの重りを置き23℃の室内に24時間放置する。その後、荷重の掛かっていた10cm×10cmの部分を切り抜き、引張試験機で速度500mm/分の速度で90゜剥離強度を測定した。
(2)再密着力:巾10cm×長さ20cmの面積の粘着部同士を貼り合わせ重量3kgのゴムローラーで圧着する。圧着したフィルムを手指で剥がし、再度同様にして粘着部同士を圧着する。これを5回繰り返した後、同フィルムを前記(1)の方法に則り密着力を測定した。
(3)剥離後被着体臭い:塗装された完成直後のバンパーをそれぞれのフィルムで覆い常温で10日間放置した。その後フィルムを剥がし、被着体の溶剤臭を確認し、以下基準で評価した。
◎;全く臭いなし ○;殆ど臭いなし △;僅かに臭う ×;はっきり臭う
(4)積層フィルムと被着体との滑り度;フィルム外層接触面側と塗装されたバンパーとを接触させフィルムを横ズレさせた時のフィルムとバンパーとの横ズレ密着度合いを以下基準で評価した。
○;横ズレ抵抗あるが密着は無し △;部分的に密着有り ×横ズレせず全面に亘り密着
三菱化学エンジニアリング社製三種二層インフレーションフィルム成形機(ダイ口径300mmφ、配色マルチ用)を用い、内層用(非粘着層)押出機に日本ポリエチレン社製線状低密度ポリエチレン ノバテックLL「UF230」(MFR1g/10分、密度0.920g/cm3)を用い、外層側非粘着部用押出機に同じくノバテックLL「UF230」を用い、外層側粘着部用押出機に日本ポリエチレン社製メタロセン系エチレン−α−オレフィン共重合体 カーネル「KS240T」(MFR2.2g/10分、密度0.880g/cm3)を用い、成形温度190℃で成膜を行った。得られたフィルムは巾1,000mm、内層非粘着層の厚み45μ、外層(非粘着/粘着)の厚み15μ、外層粘着部の巾両端各70mm、外層非粘着部の巾860mmであり、そのフィルムの評価結果を表1に示す。
内層用(非粘着層)押出機に日本ポリエチレン社製高圧ラジカル重合法低密度ポリエチレン ノバテックLD「LF440B」(MFR2.8g/10分、密度0.924g/cm3)を用い、外層側非粘着部用押出機に同じくノバテックLD「LF440B」を用い、成形温度を170℃とした以外は実施例1と同様に成膜を行った。得られたフィルムは巾1,000mm、内層非粘着層の厚み45μ、外層(非粘着/粘着)の厚み15μ、外層粘着部の巾両端各70mm、外層非粘着部の巾860mmであり、そのフィルムの評価結果を表1に示す。
実施例1で得られたフィルムに巾方向5cm間隔、長さ方向5cm間隔で直径2mmφの穴開け加工を行った。合計穴面積のフィルム全体面積に対する割合は約0.13%であった。そのフィルムの評価結果を表1に示す。
内層用(非粘着層)押出機に日本ポリエチレン社製線状低密度ポリエチレン ノバテックLL「UF230」を用い、外層側非粘着部用押出機に同じくノバテックLL「UF230」を用い、外層側粘着部用押出機に住友化学社製EMMA樹脂アクリフト「CM8011」を用い成形温度を130〜150℃とした以外は実施例1と同様に成膜を行った。得られたフィルムは巾1,000mm、内層非粘着層の厚み45μ、外層(非粘着/粘着)の厚み15μ、外層粘着部の巾両端各70mm、外層非粘着部の巾860mmであり、外層非粘着部のヘイズ値が50%のマット状フィルムが得られた。そのフィルムの評価結果を表1に示す。
インフレーションフィルム成形ダイのダイリング側に巾1mm、深さ1mm、ピッチ2mm間隔で溝加工されたダイを用いた以外は実施例1と同様に成膜を行った。得られたフィルムは巾1,000mm、内層非粘着層の厚み45μ、外層(非粘着/粘着)の厚み15μ、外層粘着部の巾両端各70mm、外層非粘着部の巾860mmであり、外層側表面に巾方向約4mm間隔でスジ加工されたフィルムを得た。そのフィルムの評価結果を表1に示す。
坪量70g/m2のクラフト紙にゴム系の粘着剤が塗布された市販品の表面保護材を同様にして評価を行った。その評価結果を表1に示す。
実施例1と同様の成形機を用い、内層用押出機にノバテックLL「UF230」を用い、外層用押出機2台にカーネル「KS240T」を用い内層(非粘着層)の厚み45μ、外層(粘着層)15μの外層側全面粘着部の積層フィルムを得た。得られたフィルムの評価結果を表1に示す。
三種二層インフレーションフィルム成形機の外層側の粘着部、非粘着部が線状に交互に配して押し出されるマンドレルを用い実施例1と同様に内層用(非粘着層)押出機に日本ポリエチレン社製ノバテックLL「UF230」を用い、外層側非粘着部用押出機に同じくノバテックLL「UF230」を用い、外層側粘着部用押出機に日本ポリエチレン社製カーネル「KS240T」を用い、成形温度190℃で成膜を行いフィルム巾1,000mm、内層非粘着層の厚み45μ、外層(非粘着/粘着)の厚み15μ、外層粘着部の巾50mm、外層非粘着部の巾50mmが交互に配され気体の流通経路が設けられた積層フィルムを得た。得られたフィルムの評価結果を表1に示す。
内層用(非粘着層)押出機にノバテックLL「UF230」を用い、外層側非粘着部用押出機に同じくノバテックLL「UF230」を用い、外層側粘着部用押出機に日本ポリエチレン社製メタロセン系エチレン−α−オレフィン共重合体ハーモレックス「NF366A」(MFR1.5g/10分、密度0.919g/cm3)を用い、実施例1と同様に成膜を行った。得られたフィルムは巾1,000mm、内層非粘着層の厚み45μ、外層(非粘着/粘着)の厚み15μ、外層粘着部の巾両端各70mm、外層非粘着部の巾860mmであり、そのフィルムの評価結果を表1に示す。
11 粘着部
2 粘着剤層
21 非粘着部
211 引き剥ぎ用つまみ部
22 粘着部
23 密着接合部
5 被包装体
D 成形用ダイ
E 押出機
F フィルム
H フレーム加熱部
R 穴開けロール
T 巻取機
Claims (10)
- 基材層の片面に粘着剤層を設けた表面保護用積層フィルムにおいて、粘着剤層が非粘着部と、フィルムの端縁部に形成された粘着部とを有し、粘着部と非粘着部の境界が一体成形により密接に接合した状態で構成される層であることを特徴とする表面保護用積層フィルム。
- 粘着剤層は、該層に於ける粘着部と非粘着部のフィルム面に対する割合が粘着部2〜90%、非粘着部98〜10%であることを特徴とする請求項1に記載の表面保護用積層フィルム。
- 粘着剤層は、非粘着部と粘着部とが平坦面であることを特徴とする請求項1又は2に記載の表面保護用積層フィルム。
- 基材層が高圧ラジカル重合法低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・エチルアクリレート共重合体、エチレン・メチルメタアクリレート共重合体、ポリプロピレンから選ばれた少なくとも1種から成るフィルム層であり、粘着剤層の粘着部がスチレン・ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、エチレン・プロピレンゴム、ポリイソブチレンゴム、ポリウレタンゴム等のエラストマーまたは、低結晶性α−オレフィン共重合体、非晶性α−オレフィン共重合体または、エチレン・α−オレフィン共重合体の少なくとも1種を含む部位からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の表面保護用積層フィルム。
- 前記粘着部のエチレン・α−オレフィン共重合体がメタロセン触媒を用いて製造された、MFRが0.5〜20g/10分、密度が0.850〜0.915g/cm3であることを特徴とする請求項4に記載の表面保護用積層フィルム。
- 両端粘着部同士を密着させた時の密着力が50N/m以上であり且つ、再剥離、再密着後の密着力も50N/m以上を維持することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の表面保護用積層フィルム。
- 直径10mmφ以下の穴を合計穴面積がフィルム全体面積の10%を越えない範囲で穴開け加工された請求項1〜6のいずれか一項に記載の表面保護用積層フィルム。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載の表面保護用積層フィルムで被保護体をくるみ、端縁部の粘着部同士を密着させて包覆することを特徴とする表面保護方法。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載の表面保護用積層フィルムからなる自動車バンパー用保護フィルム。
- 基材層と、基材層の片面に設けた、円周方向に非粘着部と粘着部とを有する粘着剤層とからなる筒状の積層フィルムを、フィルムの巾方向両端部に粘着部を配するように前記粘着部を切り開くことを特徴とする表面保護用積層フィルムの製造方法。
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