JP5328234B2 - 集積回路 - Google Patents

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Description

本発明は、マイクロ波帯、ミリ波帯で使用される集積回路、特に多段増幅器等を構成するFET、HEMT(高電子移動度トランジスタ)のソースをコンデンサにより接地し、単電源動作を可能にするモノリシック集積回路、又はPINダイオードを信号線路と並列に接続し、バイアス電源によりオン/オフ制御するスイッチ等の集積回路の構成に関する。
従来から、デバイスの動作点を制御する方法としては、例えばFETを用いた回路の場合、ソース(電極)をグラウンド(GND)に接地し、ドレイン電圧とゲート電圧を別々に供給し、このゲート電圧を調整することで、最適動作点に合わせることが行われる。
また、デプレッション形FETでは、ゲート電圧として負電源が必要となるが、回路を簡易的に単電源で動作させる方法として、ソースをコンデンサを介して高周波的に接地し、DC(直流)的には、ソースと直列に配置した抵抗を介して接地することで、ソース電圧をグラウンド電位より高くし、ゲートをグラウンドに直接接地することで、ゲート電位をソース電位に対し相対的にマイナス電位にする方法が採られている。
図8には、従来の集積回路の構成が示され、図9には図8の集積回路の等価回路が示されており、半導体基板100上に、信号線であるマイクロストリップ線路113、FET114,115が形成されると共に、このFET114,115のそれぞれのソースに接続する接地用コンデンサ102,103が形成され、この接地用コンデンサ102,103は、スルーホール101を介して基板100の裏面側のグラウンド(GND、116)に接続される。
また、図8及び図9において、104はFET114のドレインバイアス用コンデンサ、105はFET115のドレインバイアス用コンデンサ、106,107,108はDCカットコンデンサ、109,110,111,112はインダクタ、Rsはソース抵抗である。
図10には、図8の集積回路のD−D線切断面が示されており、図示されるように、FET115(114も同様)として、ゲートG、ドレインD及びソースSが形成され、このソースSに、接地用コンデンサ103(FET114では102)が接続される。また、接地用コンデンサ103(102)は、スルーホール101を介して接地電極(GND)116に接続される。
このような集積回路によれば、FET114,115のソースが接地用コンデンサ102,103にて高周波的に接地され、DC的には抵抗Rsを介して接地されることになり、このソース抵抗Rsにて上記FET114,115の動作点が決定される。
特開昭60−140907号公報 特開平02−1177号公報
しかしながら、従来の集積回路では、回路素子の物理的寸法から生じる寄生インダクタンス成分の存在により、特にマイクロ波帯、ミリ波帯のように高い周波数では理想的な高周波接地を得ることが困難であった。例えば、上記図8の集積回路では、FET114,115のソースが接地用コンデンサ102,103に接続されるが、このコンデンサ102,103はそれぞれのスルーホール101を介して基板100の裏側の接地電極(GND)116に接続されるため、図9の等価回路にも示されるように、スルーホールインダクタンス(101)が存在する。そのため、マイクロ波帯からミリ波帯では、上記スルーホールインダクタンスとコンデンサ102,103の接地容量との合成インピーダンスが影響し、特に複数の半導体素子を接地する場合には、低い周波数側でも共振作用によるアイソレーションの劣化が発生し、周波数特性の悪化や自励発振等が引き起こされるという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、マイクロ波帯からミリ波帯の広帯域においてアイソレーションの劣化が発生し難く、コンデンサを用いた高周波接地による単電源動作が簡単な構成で実現できる集積回路を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明に係る集積(半導体)回路は、基板の片面上に、ストリップ状の中心導体と、この中心導体の片側に一定の間隙を介して配置された面状接地導体によって形成されるコプレナー線路を有する集積回路において、上記中心導体と上記面状接地導体の間に接続される複数の半導体素子の接地を、上記面状接地導体の中心導体側の縁線に沿う状態で、絶縁膜を介して形成した共通の接地用コンデンサを介して行い、この接地用コンデンサが上記コプレナー線路の接地に対し分布容量として機能するようにしたことを特徴とする。
本発明の構成によれば、伝送線路構造として、面状接地導体が信号線(中心導体)と同一面に存在するコプレナー線路を用い、このコプレナー線路の面状接地導体の縁線に沿いながら、複数のアクティブデバイスに渡って、共通のソース接地コンデンサが形成されるので、このソース接地コンデンサは上記コプレナー接地導体に対し分布容量として構成される。また、スルーホールを用いないことから、従来の構成と比較して、寄生インダクタンス成分が小さくなり、マイクロ波帯からミリ波帯の広帯域においてアイソレーションの劣化等が起こり難くなる。
本発明の集積回路によれば、マイクロ波帯からミリ波帯の広い帯域においてアイソレーションの劣化が発生し難く、周波数特性の悪化や自励発振等が引き起こされることもなく、コンデンサを用いた高周波接地による単電源動作が簡単な構成で実現できるという効果がある。
図1には、本発明の実施例に係る集積回路(例えばMMICチップ)の構成が示され、図2には、図1のA−A線とB−B線の切断面が示され、図3には、図1の集積回路の等価回路が示されている。図1において、実施例の集積回路では、コプレナー線路を構成するために、半導体基板1上に、信号線である中心導体線路13及び面状接地電極(金属パターン)2が形成されている。即ち、図2(A)に示されるように、基板1の片面上に、中心導体としての中心導体線路13が形成され、この中心導体線路13の両側に、一定の間隙を介して面状接地導体としての接地電極2が形成される。
そして、このコプレナー線路の面状接地電極2の上に、絶縁膜50を介して接地用コンデンサ3が形成されており、このコンデンサ3は、接地電極2の縁線(中心導体線路13側)pに略一致する位置で、この縁線pに沿うようにして、中心導体線路方向の全域に形成される。なお、上記接地電極2はグラウンド(GND)16に接地される。
一方、中心導体線路13には、例えば2つのFET14,15が形成されると共に、スパイラルインダクタ9,10,11,12が形成されている。また、4はFET14のドレインバイアス用コンデンサ、5はFET15のドレインバイアス用コンデンサ、6は入力コンデンサ、7は段間コンデンサ,8は出力コンデンサ、Rsはソース抵抗である。
上記において、中心導体線路13の両側に形成された接地用コンデンサ3は、その全てが接続され、一つのコンデンサ3として設けられており、この一つのコンデンサ3が2つ(複数)のFET14,15の共通の接地用コンデンサ3として用いられる。即ち、図2(B)には、FET15の部分の断面が示されており、図示されるように、FET15として、ゲートG、ドレインD及びソースSが形成され、このソースSに、接地電極2上に形成された接地用コンデンサ3が接続される。また、FET14も同様にして、共通の接地用コンデンサ3に接続される。
このような実施例の構成によれば、図3に示されるように、FET14,15のソースSに対し、共通の接地用コンデンサ3が接続され、このコンデンサ3は、コプレナー線路の接地電極2及びグラウンド(GND)16に対し分布容量として構成される。即ち、コンデンサ3が、2つのFET14,15が配置される領域に渡り、コプレナー線路の面状接地電極2の縁線に沿いながら、この接地電極2の場合と同様に、中心導体線路13から一定の間隙を介して配置され、2つのFET14,15の共通のコンデンサとして設けられることで、コプレナー線路のグラウンド(GND)16に対し分布容量となる。このコプレナー線路の電磁界分布が、接地電極2に対しても、コンデンサ3に対しても略同じ分布となることで、コンデンサ寸法に起因するインダクタンス成分が非常に小さくなり、FET14,15等のアクティブデバイスの複数段の接地を行ってもアイソレーションの劣化が起こり難くなる。
図4及び図5には、本発明の効果を説明するためのもので、実施例の伝送線路の2点を接地した場合の3種類の回路構成(図4)と、それら回路の伝送特性(図5)が示され、図6及び図7には、従来の構成の伝送線路の2点を接地した場合の3種類の回路構成(図6)と、それら回路の伝送特性(図7)が示されている。
まず、従来において、図6(A)は、マイクロストリップ線路113をスルーホール101を介して直接接地した場合であり、この場合の挿入損失(アイソレーション)は、図7の特性W11となり、広帯域に渡りアイソレーションの低下等はみられない。図6(B)は、マイクロストリップ線路113を、分離したコンデンサ102,103を用いてスルーホール101を介して接地した場合であり、この場合の挿入損失は、図7の特性W12となり、低い周波数でアイソレーションの劣化が起こっている。図6(C)は、マイクロストリップ線路113をコンデンサ102,103を用いてスルーホール101介して接地し、これらコンデンサ102,103を接続した場合であり、この場合の挿入損失は、図7の特性W13となり、劣化する周波数は変化するものの、図6(B)と同様にアイソレーションの劣化が起こっている。
一方、図4(A)は、中心導体線路13をコプレナー線路の接地電極2に直接接続した場合であり、この場合の挿入損失(アイソレーション)は、図5の特性Wとなり、広帯域に渡りアイソレーションの低下等はみられない。図4(B)は、中心導体線路13を、分離したコンデンサ30を用いて接地電極2に接続した場合であり、この場合の挿入損失は、図5の特性Wとなり、低い周波数でアイソレーションの劣化が起こっている。図4(C)は、本実施例と同様に、中心導体線路13をコンデンサ3を用いて接地電極2に接続し、これらコンデンサ3を接続した場合であり、この場合の挿入損失は、図5の特性Wとなり、広帯域で安定したアイソレーション特性が得られている。
上記実施例では、FETを2つ設けた例を説明したが、中心導体線路13に対しFET等のアクティブデバイスを2つ以上(複数段)設ける場合でも、その複数のアクティブデバイスが設けられる範囲において、接地電極2の縁線pに沿う形で共通の接地用コンデンサ3を形成することになる。また、複数のPINダイオードを中心導体に並列に(中心導体と接地導体間に)接続するダイオードスイッチにおいても、上記構造のコンデンサを介して接地し、バイアスを印加することで、安定した広帯域で減衰特性が得られる。
マイクロ波帯からミリ波帯のMMIC(マイクロ波モノリシック集積回路)等に適用できる。
本発明の実施例に係る集積回路の構成を示す上面図である。 図1のA−A線切断断面図[図(A)]及びB−B線切断断面図[図(B)]である。 実施例の集積回路の等価回路を示す図である。 実施例の集積回路の効果を説明するための構成で、図(A)は直接接地の図、図(B)はコンデンサ分離接地の図、図(C)はコンデンサ接続接地の図である。 図4の構成における伝送特性(挿入損失)を示すグラフ図である。 実施例(図4)と比較するための従来の集積回路の構成で、図(A)は直接接地の図、図(B)はコンデンサ分離接地の図、図(C)はコンデンサ接続接地の図である。 従来の図6の構成における伝送特性(挿入損失)を示すグラフ図である。 従来の集積回路の構成を示す上面図である。 従来の集積回路の等価回路を示す図である。 図8のD−D線切断断面図である。
符号の説明
1,100…基板、 2…コプレナー線路の接地電極、
3,102,103…接地用コンデンサ、
13…中心導体線路、 113…マイクロストリップ線路、
14,15,114,115…FET。

Claims (1)

  1. 基板の片面上に、ストリップ状の中心導体と、この中心導体の片側に一定の間隙を介して配置された面状接地導体によって形成されるコプレナー線路を有する集積回路において、
    上記中心導体と上記面状接地導体の間に接続される複数の半導体素子の接地を、上記面状接地導体の中心導体側の縁線に沿う状態で、絶縁膜を介して形成した共通の接地用コンデンサを介して行い、この接地用コンデンサが上記コプレナー線路の接地に対し分布容量として機能するようにしたことを特徴とする集積回路。
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