JP5327021B2 - 印刷装置、posシステム、プログラムおよびポイント付与方法 - Google Patents

印刷装置、posシステム、プログラムおよびポイント付与方法 Download PDF

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Description

本発明は、印刷装置、POSシステム、プログラムおよびポイント付与方法に関するも
のである。
近年、店舗等において、顧客の購買意欲の促進や、固定客の獲得などを目的とした顧客
サービスの一環として、購入金額や来店回数に応じたポイント数を顧客が所持するポイン
トカードに記録していき、達成ポイント数に達すると顧客がそのポイント数に応じた特典
を受ける事ができるポイント付与サービスが広く知られている。
従来のポイントカードを処理する端末として、顧客の購入商品に関する商品情報の入力
に基づいて会計処理を行うPOS端末コンピュータから制御される従属型の端末(特許文
献1参照)と、購入金額等を入力するキーボード等の入力手段を備えた独立型の端末(特
許文献2参照)とがある。
実開平6−75088号公報 特開平6−60273号公報
従属型の端末では、ポイント付与処理がホストとなるPOS端末コンピュータで行われ
るため、処理そのものが容易となり、かつ処理時間も短縮されるという利点があるが、新
たにポイント付与サービスを導入する場合に、POS端末コンピュータやPOSアプリケ
ーションを変更するなどの設備投資が必要となる。一方、独立型の端末では、会計処理を
行うPOS端末コンピュータとは連動していないため、ポイントを付与する際に再度オペ
レータが金額等を手入力する必要があり、結果として顧客との会計取引処理の作業効率の
低下につながっていた。
そこで、本発明は、既存のPOS端末コンピュータやPOSアプリケーションに変更を
加えることなく、ポイント付与サービスを実施可能な印刷装置、POSシステム、プログ
ラムおよびポイント付与方法を提供することをその課題としている。
本発明の印刷装置は、受信した印刷データをレシート紙に印刷を行う印刷手段と、前記印刷データからポイントデータの付与対象となる対象金額を抽出する対象金額抽出手段と、
データキャリアに担持されているポイントデータの読み込みと書き込みを行うポイントデータ読取/書込手段と、前記対象金額からポイントデータを換算するためのポイント換算手段と、前記データキャリアの表示部に少なくとも前記ポイントデータを含む情報を印刷するデータキャリア印刷手段とを備えたことを特徴とする。
また、参考例のポイント付与方法は、顧客の購入商品に関する商品情報の入力に基づい
て会計処理を行うPOS端末コンピュータと接続されて用いられる印刷装置のポイント付
与方法であって、レシート紙に印刷を行う印刷工程と、印刷データから、ポイントの付与
対象となる金額を特定するための金額特定文字列を抽出する文字列抽出工程と、金額特定
文字列と、当該金額特定文字列によって特定される金額をポイントに換算するためのポイ
ント換算係数とに基づき、付与すべき獲得ポイント数を算出する獲得ポイント算出工程と
、データキャリアから、過去に付与されたポイントの累積である累積ポイント数を読み取
る累積ポイント読み取り工程と、累積ポイント数と獲得ポイント数とを加算した現在ポイ
ント数をデータキャリアに書き込む現在ポイント書き込み工程と、を実行することを特徴
とする。
この構成によれば、レシートに印刷するための印刷データから、ポイントの付与対象と
なる金額を特定するための文字列を抽出することにより、既存のPOS端末コンピュータ
を変更することなく、ポイント付与サービスを実現することができる。また、オペレータ
がポイント付与対象となる金額を手入力する必要が無いので、入力ミスがなくなると共に
、オペレータの業務負荷を低減することができ、ひいては作業効率を向上させることがで
きる。さらに、ポイントカードを処理するための装置を別に設置する必要がないため、設
置場所をとらずスペースの有効利用を図ることができる。
また、この場合、前記累積ポイント数と前記獲得ポイント数との合計が所定の達成ポイ
ント数に達したときに、現在ポイント書き込み手段は、当該合計から達成ポイント数を減
算したポイント数を現在ポイント数としてデータキャリアに書き込み、印刷手段は、当該
合計が達成ポイント数に達した旨の印刷および/またはポイント達成に対する特典を付与
するための印刷を行うことが望ましい。
この構成によれば、累積ポイント数と獲得ポイント数との合計が達成ポイント数に達し
た場合に、レシートにポイントが達成された旨を印刷したり、達成ポイント数分の割引券
を印刷するといった、確実なポイント付与サービスを実施することができる。また、残り
のポイント数がデータキャリアに書き込まれることで、ポイント付与サービスを継続的に
実施させることができる。
また、これらの場合、獲得ポイント数および/または現在ポイント数を、レシートおよ
び/またはデータキャリア上に印刷するためのポイントデータを生成するポイントデータ
生成手段と、当該ポイントデータに基づき、獲得ポイント数および/または現在ポイント
数の印刷を行うポイント印刷手段と、を更に備えてもよい。
これらの構成によれば、表示機能を備えていないデータキャリアを使用する場合でも、
レシート上に獲得ポイント数および/または現在ポイント数を印刷することで、顧客は常
に最新のポイント情報を確認することができる。さらに、表示機能を備えているデータキ
ャリアを使用する場合は、データキャリア上に獲得ポイント数および/または現在ポイン
ト数を印刷することで、顧客はレシートを紛失したような場合にも、データキャリアを見
るだけで最新のポイント情報を確認することができる。
参考例のPOSシステムは、上記のいずれか1に記載の印刷装置と、POS端末コンピ
ュータと、POS端末コンピュータとネットワークを介して接続されると共にこれを統括
制御するPOSサーバとによって構成されることを特徴とする。
この構成によれば、POS端末コンピュータの変更や、ポイント付与のための購入金額
等の入力作業を必要とせずに、ポイント付与サービスを実施可能なPOSシステムを提供
することができる。
また、この場合、POS端末コンピュータに組み込まれたプリンタドライバは、印刷装
置の印刷動作の設定を行うための設定画面を起動し、当該設定画面は、ポイント換算係数
、達成ポイント数および金額特定文字列のうち少なくとも1つを設定するための表示を行
うことが好ましい。
これらの構成によれば、POS端末コンピュータ側でポイント付与サービスに関する設
定が可能なため、設定が容易であると共に、印刷装置側にポイント付与サービスの設定機
能を備える必要がない。また、セール期間中にはポイント換算係数を2倍に設定するなど
、効果的な販売促進サービスを実施することができる。さらに、顧客が購入した特定の商
品だけにポイントを付与したり、合計金額から消費税を除外した金額をポイントの付与対
象とするといった、店舗側の要望(ニーズ)に応じたポイント付与サービスを実施できる
参考例のプログラムは、上記のいずれかに記載の印刷装置における各手段としてコン
ピュータを機能させることを特徴とする。
この構成によれば、POS端末コンピュータの変更や、ポイント付与のための購入金額
等の入力作業を必要とせずに、ポイント付与サービスを実施するためのプログラムを提供
することができる。
本発明の印刷装置、POSシステム、プログラムおよびポイント付与方法によれば、レ
シートに印刷するための印刷データからポイントを付与するための金額を特定する金額特
定文字列を抽出することで、POS端末コンピュータの変更や、ポイント付与のための購
入金額等の入力作業を必要とせずに、ポイント付与サービスを実施することができる。更
に、表示機能を備えていないデータキャリアをポイントカードとして採用する場合にも、
レシート上にポイントデータを印刷することで、顧客に最新のポイント情報を提供するこ
とができる。
本発明の実施形態に係るPOSシステムの構成図である。 本発明の実施形態に係るポイント処理端末装置の機能を含む印刷装置の外観 斜視図である。 本発明の実施形態に係る印刷装置の部分断面図である。 本発明の実施形態に係る印刷装置のポイント処理部の斜視図である。 本発明の実施形態に係るカード搬送路上面側を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る印刷装置の制御ブロック図である。 本発明の実施形態に係る印刷装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係るポイントオプション設定画面の表示例を示す画面で ある。 本発明の実施形態に係る印刷装置の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る印刷装置の制御方法を示すフローチャートである 。 本発明の実施形態に係るレシート印刷例を示す図である。 本発明の実施形態に係るポイントカード例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る印刷装置、POSシステム、プログラムおよびポイン
ト付与方法について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。本発明は、顧客の購入商
品に関する商品情報の入力に基づいて会計処理を行うPOS端末コンピュータと接続され
て用いられる印刷装置において、POS端末コンピュータから送信される印刷データから
、ポイントの付与対象となる金額を特定する金額特定文字列を抽出し、金額特定文字列か
ら算出された獲得ポイントを、顧客から提示されたデータキャリアより読み取った累積ポ
イント数に加算してデータキャリアに書き込むものである。
そこで、以下、飲食店や小売店等の店舗にて利用される印刷装置(累積ポイント数読み
取り、獲得ポイント数の算出、および現在ポイント数の書き込みを含むポイント処理装置
としての機能、並びにレシート印刷装置としての機能を備えた装置)を例に挙げて説明す
る。また、併せて当該印刷装置を備えたPOSシステムについて説明する。
図1に示すように、本発明のPOSシステム1は、オペレータによって商品情報が入力
され、清算金額を算出するPOS端末コンピュータ60と、ポイントが記録されているポ
イントカードPおよびレシートR(図11参照)の印刷に関する種々の処理を行う印刷装
置10、およびPOS端末コンピュータ60がネットワーク75を介して接続されている
POSサーバ70とによって構成されている。
図12に示すポイントカードPは、ポリエステル製の白濁型PETカードにより構成さ
れ、現在ポイント数や顧客へのポイント情報メッセージを含むカード印刷用ポイントデー
タが印刷されると共に、内面に埋め込んだ消去・印刷が可能な印刷面からなる表示部P1
と、裏面側に積層した現在ポイント数を含む記録用ポイントデータが書き込まれる磁気記
録層からなる記憶部P2とを有している(図7参照)。記憶部P2は、過去に印刷装置1
0によって書き込まれた記録用ポイントデータを磁気データとして記憶している。なお、
ポイントカードPには、上記の他にも、カード表面全体が印刷面となる追記型のサーマル
カードや、消去・印刷が可能なリライタブル型のロイコカード等があり、これらのカード
を用いることも可能である。
POS端末コンピュータ60は、本体主要部61と、商品コードや金額等の商品情報を
入力するキーボード62と、入力された商品情報や金額を表示する表示画面63と、金銭
(キャッシュ)が収納されるキャッシュドロア64と、本体主要部61内に組み込まれた
、印刷装置を制御するためのプログラムであるプリンタドライバ65を備え、ネットワー
ク75を介してPOSサーバ70と接続されている。
POSサーバ70は、複数のPOS端末コンピュータ60(図示では1つのみ表示)と
接続され、POS端末コンピュータ60に入力された商品情報や在庫情報の一括管理を行
っている。具体的には、POSサーバ70はPOS端末コンピュータ60に入力された商
品情報を取得し、これに基づいて予め記憶している価格リスト(PLUリスト)から商品
名や金額に関する情報を抽出する。そして、POSサーバは抽出した情報から後述するレ
シートRへの印刷および表示画面63の表示に用いる商品データを生成し、POS端末コ
ンピュータ60へ送信する。一方、これに対応してPOS端末コンピュータ60は、PO
Sサーバ70から送信された商品データに基づいて、レシートR上に印刷する印刷データ
を生成し、これを印刷装置10に送信すると共に、表示画面63に表示する表示データを
生成する。
印刷装置10は、図示しないコネクタを介してPOS端末コンピュータ60と配線又は
無線接続されており、レシートRの発行の他、ポイントカードPのポイントデータの読み
取り、ポイントデータの生成や書き込みなどポイント付与サービスに関する処理を行い得
るよう構成されている。従って、POS端末コンピュータにこの印刷装置を接続するだけ
で、印刷装置10はレシートプリンタとして機能すると共にポイント付与サービスを実現
できる。
図2および図3に示すように、印刷装置10は、ロール状に巻回されたレシート紙Rを
収容するレシート収容部31およびレシート紙Rへの印刷を行うレシート印刷部140等
を備えた本体機構部11と、本体機構部11の後部上面を覆うように取り付けられ、ポイ
ントカード表示部P1にポイントデータの印刷を行うポイントデータ印刷部40およびポ
イントカード記憶部P2でのポイントデータの読み取りや書き込みを行うポイントデータ
読取/書き込み部50等を収容するポイント処理部13と、で一体形成されている。
ポイント処理部13には、ポイントカードPのポイントデータの読み取りや書き込みを
行うポイントデータ読取/書き込み部50の他、複数の搬送ローラ43,45,46が設
けられており、ポイントカードPはこれらの搬送ローラ43,45,46によって各部に
搬送されながら各種処理が行われる。また、これらの搬送ローラ43,45,46は前後
に正逆搬送可能(正逆回転可能)に構成されている。なお、ポイントデータ読取/書き込
み処理の詳細については後述する。
次に、図3を参照し、レシート搬送路35の廻りの各部材について説明する。レシート
Rは巻回された状態でレシート収容部31に収容されており、当該レシート収容部31か
ら繰り出されたレシートRは、本体機構部11とポイント処理部13との間に形成された
レシート搬送路35に沿って上面に開口したレシート排出口35aヘ向け送り出される。
レシート搬送路35には、サーマル印刷ヘッド33およびレシートRを挟んでこれに転
接するプラテンローラ32が臨んでおり、プラテンローラ32によるステップ送りに伴っ
てサーマル印刷ヘッド33によりレシートRへの印刷が行われる。印刷後のレシート紙R
は、サーマル印刷ヘッド33およびプラテンローラ32の上方に配置されたオートカッタ
34によって適当な長さに切断され、レシート排出口35aから排出される。オートカッ
タ34は、レシート搬送路35の一方側に配置された固定刃34aと、レシート搬送路3
5の他方側であって固定刃34aに対応する位置に配置された可動刃34bとを有してお
り、可動刃34bが、レシート搬送路35に向かって図示Aの方向に移動することにより
、レシートRが固定刃34aとの間に挟み込まれ、切断される。
一方、ポイント処理部13の下側には、ポイント処理部を支持するフレーム51が設け
られ、当該フレーム51は、ヒンジ部52を介して本体機構部11に設けられた固定部5
3に対して回動可能に構成されている。また、これによりポイント処理部13がレシート
収容部31に対して開閉動作可能に構成され、レシートRの交換時には、ポイント処理部
13が上側に開放動作されて、巻回された状態のレシート紙Rがレシート収容部31に投
入・装填(交換)される。
続いて、図3、図4および図5を参照し、ポイントデータ読取/書き込み部50および
ポイントデータ印刷部40廻りの構造について説明する。図3に示すように、ポイントデ
ータ読取/書き込み部50およびポイントデータ印刷部40は、上面カバー13aと、レ
シート収容部31との間に内蔵されており、POS端末コンピュータ60を操作するオペ
レータによって、ポイントカードPが挿入口41aから挿入されることにより、後述する
カード検出器15aによりポイントカードPが検出され、ポイントデータの読み取りおよ
び書き込み、並びにカード表示部P1にカード印刷用ポイントデータの印刷が行われる。
ポイントカードPの印刷面は、熱可逆性のフィルムで構成されており、加熱と冷却を繰り
返すことで、文字や画像の印刷や消去が可能である。すなわち、ポイントデータ印刷部4
0は、前回印刷したポイントカードPの印刷面の文字や画像を一旦消去した後、印刷ヘッ
ド44によりカード印刷用ポイントデータをポイントカードPの印刷面に印刷する。
挿入口41aの手前側には、ポイントカードPの挿入をガイドするテーブル13bが形
成され、オペレータはこのテーブル13bに沿ってポイントカードPを挿入する。また、
挿入口41aに隣接した上面カバー13aには、ポイントカードPの読み取り操作に関す
る情報を報知するためのLED表示部16が設けられている。
LED表示部16は、ポイントカードPの処理状態に基づいて点灯するカード状態LE
D16aと、ポイントカードPの搬送状態に基づいて点灯する搬送状態LED16bとか
ら成り、前者はポイントカードPの挿入または排出の検出結果やポイントカードPのポイ
ントデータ読み取りおよび書き込み状態に応じて点灯し、後者はポイントカードPの搬送
エラーがあった場合に点灯する。
ポイントデータ読取/書き込み部50およびポイントデータ印刷部40は、それぞれポ
イントカードPの裏面に臨む磁気ヘッド58およびポイントカードPの表面に臨む印刷ヘ
ッド44によってその主要部が構成され、カード搬送路41に沿って挿入口41a側から
印刷ヘッド44、磁気ヘッド58の順に配置されている。ポイントカードPは、挿入後、
複数の搬送ローラ43,45,46の順方向の送りによってポイントデータの読み取りが
行われ、所定位置まで搬送された後、搬送ローラ43,45,46の逆方向の送りによっ
て、印刷ヘッド44によりポイントデータがポイントカード表示部P1に印刷され、さら
に磁気ヘッド58によりポイントカード記憶部P2にポイントデータの書き込みが行われ
る。なお、図示は省略するが、印刷面を消去・印刷可能なリライタブルカードをポイント
カードPとして用いる場合には、熱ローラ等の印字消去装置を設けてもよい。
複数の搬送ローラ43,45,46は、カード搬送路41の上側に配置され、モータ9
0(図6参照)によって駆動される第1送りローラ43aおよび第2送りローラ46aと
、カード搬送路41の下側に配置された第1押さえローラ43b、押しつけローラ45お
よび第2押さえローラ46bとから成り、ポイントカードPは、第1送りローラ43aお
よび第1押さえローラ43bによって搬送され、磁気ヘッド58に臨む。また、第2送り
ローラ46aおよび第2押さえローラ46bは、磁気ヘッド58の下流側に配置されてい
る。すなわち、グリップローラで構成した第1送りローラ43aおよび46aはポイント
カードを正逆搬送し、単一のローラで構成した押しつけローラ45はプラテンとして機能
する。
磁気ヘッド58は、ポイントカード記憶部P2に磁気記録された磁気データの読み取り
、および合計金額に基づいて算出されたポイントデータをポイントカードPに書き込むた
めのもので、ポイントカードPの磁気記録層に対応する位置に設けられている。
第1押さえローラ43b、押し付けローラ45および第2押さえローラ46bは、カー
ド搬送路41とレシート収容部31との間に配置された内部フレーム42に回転可能に支
持されており、当該内部フレーム42は、ヒンジ部55を介して、ポイント処理部13か
らカード搬送方向に略垂直に立設されたガイド壁54,54(図5参照)に回動自在に取
り付けられている。ヒンジ部55は、内部フレーム42の背面側に設けられており、ポイ
ント処理部13が開かれた状態で、上方に向けられた内部フレーム42の正面側が印刷装
置10の正面側に向かって引き出されて、印刷装置10の正面側からカード搬送路41の
各種部材がメンテナンス可能となっている。
また、内部フレーム42が取り付けられたガイド壁54,54は、図5に示すように、
カード搬送路41内に挿入されたポイントカードPの挿入方向を案内するガイド部材とな
る。例えば、ポイントカードPがカード搬送方向に対して少し斜めに挿入された場合は、
第1送りローラ43aおよび第2送りローラ46aによって搬送されながら、ガイド壁5
4,54のいずれか一方の壁面に当接して案内されることにより、ポイントカードPの挿
入方向が曲げられ、ポイントカードPの搬送方向がカード搬送方向に揃うようになる。こ
れにより、ポイントカードPは、その挿入方向が正常なカード搬送方向に対して少し角度
を持っていた場合でも、ガイド壁54,54にガイドされ搬送方向を修正しながら搬送さ
れていく。
また、図5に示すように、カード搬送路41のカード挿入口41a近傍には、カード検
出器15aが設けられている。このカード検出器15aは、ポイントカードPの挿入を検
出するセンサであり、カード検出器15aの検出に基づいて第1送りローラ43aおよび
第2送りローラ46aが駆動開始される。すなわち、ポイントカードPの挿入がトリガと
なって、カード搬送路41内でのカード送り動作が開始される。図3に示すように、挿入
されたポイントカードPはその裏面に形成された磁気記録層(図示省略)が磁気ヘッド5
8に臨んだ後、ポイントカード表示部P1の印刷面下端部P1a(図12参照)がポイン
トデータ印刷部40を完全に超える位置まで搬送される。その後、搬送ローラ43,45
,46の逆方向の送りによって印刷ヘッド44に臨み、搬送ローラの搬送に伴ってカード
表示部の印刷面下端部P1bから上端部P1aまで印刷が行われた後、カード挿入口41
aから排出される。上記した一連の処理は、ポイントカードPが挿入される度に一度に実
行される。
次に図6を参照し、印刷装置10の制御ブロック図について説明する。同図に示すよう
に印刷装置10は、POS端末コンピュータ60から送信された印刷データを入力するイ
ンタフェース12aを備えた入出力部12と、ポイントカードPの挿入を検出するカード
検出器15aと、カード搬送路41近傍に配置された複数の搬送ローラ43,45,46
と、これら複数の搬送ローラ43,45,46のうち、送りローラ46aを駆動するモー
タ90と、を備えた駆動部17と、磁気ヘッド58を有しポイントカードPに書き込まれ
た磁気データの読み取りおよび印刷装置10で生成した磁気データの書き込みを行うポイ
ントデータ読取/書き込み部50と、印刷ヘッド44を有しポイントカード表示部P1に
ポイントデータの印刷を行うポイントデータ印刷部40と、サーマル印刷ヘッド33およ
びレシート紙R、並びにオートカッタ34を備えたレシートRへの印刷を行うレシートプ
リンタ部30と、各部と接続され、印刷装置10全体を制御する制御部80とによって構
成されている。
制御部80は、CPU82、ROM90、RAM100および入出力制御装置81(以
下、「IOC:Input Output Controller」という)を備え、互いに内部バス110によ
り接続されている。ROM90は、POS端末コンピュータ60から送信された印刷デー
タからポイントデータを生成する制御やポイントデータをポイントカードPに書き込む制
御、並びに印刷データをレシートRに印刷する制御を行うためのプログラムの他、CPU
82で処理する各種プログラムを記憶する制御プログラムブロック91と、送信された印
刷データに基づいて、ポイントデータを生成するための制御データや各種テーブル等を記
憶する制御データブロック92と、ポイントが達成ポイント数に達したときに、その特典
として顧客に提供する割引券C(図7参照)に印刷する画像データ等を記憶する割引券印
刷フォーマットブロック93と、を有している。
RAM100は、フラグ等として使用される各種ワークエリアブロック101の他、印
刷データから抽出する金額特定文字列を記憶する抽出文字ブロック102と、ポイントカ
ードPから読み取った累積ポイント数や、金額特定文字列から抽出したポイント付与対象
となる金額を記憶するポイントデータブロック103と、金額からポイントに換算するた
めのポイント換算係数や、割引券Cを発行するためのポイント数である達成ポイント数を
記憶するポイント付与データブロック104と、ポイントカード表示部P1に印刷する文
章構成等のカード用ポイントフォーマットや、ポイントが達成ポイント数に達したときに
レシートRに印刷するメッセージ等のレシート用ポイントフォーマットを記憶するポイン
ト印刷フォーマットブロック105と、を備え、制御処理のための作業領域として使用さ
れる。
IOC81には、CPU82の機能を補うと共に各種周辺回路とのインタフェース信号
を取り扱うための論理回路が、ゲートアレイやカスタムLSIなどにより構成されて組み
込まれている。これにより、IOC81は、POS端末コンピュータ60からの印刷デー
タや制御データをそのまま或いは加工して内部バス110に取り込むと共に、CPU82
と連動して、CPU82から内部バス110に出力されたデータや制御信号を、そのまま
或いは加工して入出力部12、ポイントデータ読取/書き込み部50、レシート印刷部3
0等各部に出力する。
そして、CPU82は、上記の構成により、ROM90内の制御プログラムに従って、
IOC81を介してPOS端末コンピュータ60および印刷装置10内の各部の各種信号
・データを制御することにより、ポイントカードPへ記録用ポイントデータを書き込む処
理や、レシートRの印刷処理などを行う。
次に、図7を参照し、印刷装置10の機能ブロック図について説明する。同図に示すよ
うに、ポイントデータ読取/書き込み部50は、磁気ヘッド58によってポイントカード
Pからポイントデータを読み取り、ポイントデータの読み取りや書き込みの処理を制御す
るポイントデータ読取/書き込み制御部86を介して、印刷装置全体を制御するデータ処
理制御部83へ送信する。データ処理制御部83は、受信したポイントデータをポイント
データ記憶部113に保存する。
一方、POS端末コンピュータ60から印刷データが送信されると、入出力部12は印
刷データを受信し、データ処理制御部83へ送信する。データ処理制御部83は、抽出文
字記憶部111に記憶されている金額特定文字列によって特定される金額に基づき、印刷
データからポイント付与対象となる金額を算出し、算出した金額をポイントデータ記憶部
113に保存する。さらにデータ処理制御部83は、算出した金額をポイント付与データ
記憶部112に記憶されているポイント換算係数に応じて獲得ポイントに換算し、読み取
ったポイントデータに加算して記録用ポイントデータを生成すると共に、カード用ポイン
トフォーマットおよびレシート用ポイントフォーマットに基づき、カード印刷用ポイント
データおよびレシート印刷用ポイントデータを生成する。
生成されたそれぞれのポイントデータは、ポイントデータ読取/書き込み制御部86、
ポイントデータ印刷制御部85およびレシートプリンタ制御部84を介して、ポイントデ
ータ読取/書き込み部50、ポイントデータ印刷部40およびレシートプリンタ部30へ
送信される。その後、ポイントデータ読取/書き込み部50は、記録用ポイントデータを
ポイントカード記憶部P2に書き込み、ポイントデータ印刷部40は、カード印刷用ポイ
ントデータをポイントカード表示部P1に印刷する。また、レシートプリンタ部30は、
レシート印刷用ポイントデータをPOS端末コンピュータ60から受信した印刷データと
共にレシートRに印刷する(図11参照)。
ところで、印刷装置10は、ポイント付与データ記憶部112に記憶されているポイン
ト換算係数、達成ポイント数および金額特定文字列を、POS端末コンピュータの表示画
面63に表示されるポイントカードPのオプション設定画面63aで設定可能に構成され
ている。この当該オプション設定画面63aは、POS端末コンピュータ60に組み込ま
れたプリンタドライバ65によって起動され、印刷装置10の印刷動作を設定する画面の
1つであり、この設定は、POS端末コンピュータ60に接続されたキーボード62を操
作して行う。図8に示すポイントカードPのオプション設定画面63aを参照して具体的
に説明する。
同図に示すCの部分は、ポイント加算方法に関する設定を行う部分である。オペレータ
は、「ポイント換算係数」の文字列の横にあるテキストボックスにポイント換算係数とす
る数値を入力して設定することができる。(本実施例では「100」に設定。C1参照。
)なお、ポイント換算係数の他にも、金額からポイント数に換算する際に、小数点となる
端数を切上げ、切捨ておよび四捨五入のいずれかに設定したり(C2参照)、レシートの
最後に現在ポイント数を印刷するか否かを選択したりすることができる(C3参照)。
同図に示すDの部分は、ポイント数が達成ポイント数に達した時の処理に関する設定を
行う部分である。オペレータは、「ポイント達成数」の文字列の横にあるテキストボック
スにポイント達成数とする数値を入力して設定できる。(D1参照、本実施例では「10
0」に設定。)さらに、達成ポイント数に達した旨の印刷の要否(D2参照)や、メッセ
ージとなる文言を自由に入力することができる。(D3参照)。また、プリンタドライバ
65には、割引券Cに印刷するための画像データが、予め登録番号を付されて複数画像登
録されており、オペレータは、当該画面でどの画像を割引券Cに印刷するかを、当該登録
番号を入力して設定することができる(D4参照)。また、登録されている画像を表示画
面63に表示させて確認したり、オペレータが登録されている画像に修正を加えて新たに
登録したりする機能を設けてもよい(D5参照)。
また、同図Bに示す部分は、ポイント付与対象金額の抽出に関する設定を行う部分であ
る。オペレータは、ポイント付与対象とする金額を特定するための金額特定文字列を、「
検索文字列」の横にあるテキストボックスに入力して設定できる。(B1参照、本実施例
では「合計」に設定。)さらに、ポイント付与対象とはしない金額を特定したい場合に備
えて、除外金額を特定するための文字列も入力して設定できる。(B2参照、本実施例で
は「消費税」に設定。)
上記の他に、ポイント付与サービスの提供方法に関する設定を行うこともできる(同図
A部分参照)。この場合、本実施形態のように印刷装置10単独でポイント付与サービス
を提供するか(A2参照)、若しくはPOS端末コンピュータ60から制御してポイント
付与サービスを提供するか(A1参照)を選択することができる。この機能によれば、将
来ポイント付与サービス機能を備えたPOS端末コンピュータ60やPOS端末アプリケ
ーションを導入する際にも、本発明の印刷装置10をそのまま使用し続けることができる
さらに、図示は省略するが、例えば曜日毎にポイント換算係数を設定するなど、当該オプ
ション画面63aで設定する項目を増やすことにより、ポイント付与サービスに関するよ
り詳細な設定が可能となる。また、当該オプション画面63aを編集するためのパスワー
ドをさらに設け、当該パスワード保持者のみ設定変更可能な構成にしてもよい。この場合
、ポイント付与サービスに関する設定を、例えばシステム管理者に限定することができる
ため、不慣れなオペレータによる誤動作を防止することができる。
ここで、図9および図10を参照し、印刷装置10における特にポイント付与に関する
制御処理について説明する。なお、図9および図10は印刷装置10のポイント付与に関
する制御処理を示すフローチャートである。
図9に示すように、入出力部12がPOS端末コンピュータ60から送信された印刷デ
ータを受信し(S11)、データ処理制御部83へ送信すると、まずデータ処理制御部8
3は、印刷データから抽出文字記憶部111に記憶されている金額特定文字列(本実施形
態では「合計」とする。)を検出する。「合計」の文字列が検出された場合は(S12:
Yes)、「合計」の文字列から改行コードまでの1行分の文字列を抽出し、さらに抽出
した文字列から数字部分の合計金額を取り出し、ポイントデータ記憶部113に記憶する
。なお、印刷データが「合計」を含む文字列でなかった場合は(S12:No)、そのま
ま印刷データをレシートプリンタ制御部84へ送信する(S13)。
続いて、カード検出器15aがポイントカードPの挿入を検出すると(S14:YES
)、ポイントデータ読取/書き込み部50は、磁気ヘッド58によってポイントカードP
からポイントデータを読み取り、ポイント読取/書き込み制御部86を介して、ポイント
データをデータ処理制御部83へ送信し、データ処理制御部83は、ポイントデータをポ
イントデータ記憶部113に一時的に記憶する(S15)。次に、データ処理制御部83
は、ポイントデータ記憶部113に記憶した合計金額から、ポイント付与データ記憶部1
12に記憶されているポイント換算係数に基づいて獲得ポイント数を算出し、算出した獲
得ポイント数を、ポイントデータ記憶部113に記憶した累積ポイント数(ポイントカー
ドPから読み取ったポイントデータに含まれる)に加算して現在ポイントを算出する(S
16)。
ここで、現在ポイント数が達成ポイント数に達しているかを判断し(S17)、現在ポイント数が達成ポイント数に達した場合は(S17:YES)、現在ポイント数から達成ポイント数を減算し(S18)、割引券印刷フォーマット記憶部115に記憶されている割引券Cの印刷フォーマットに基づき、割引券印刷データを生成すると共に、ポイント印刷フォーマット記憶部114に記憶されているレシート用ポイントフォーマットに基づき、ポイント達成時にレシートRに印刷するメッセージ印刷データを生成する(S19)。次に、データ処理制御部は、算出した現在ポイント数に基づき記録用ポイントデータを生成するとともに(S20)、ポイント印刷フォーマット記憶部114に記憶されているカード用ポイントフォーマットに基づきカード印刷用ポイントデータを生成する(S21)。
次に、データ処理制御部83は、生成した記録用ポイントデータを、ポイントデータ読
取/書き込み制御部86を介してポイントデータ読取/書き込み部50へ送信すると共に
、カード印刷用ポイントデータをポイントデータ印刷制御部85を介してポイントデータ
印刷部40へ送信する。ポイントデータ読取/書き込み部50は、磁気ヘッド58により
ポイントカードへ記録用ポイントデータの書き込みを行い(S22)、ポイントデータ印
刷部40は、印刷ヘッド44によりポイントカード表示部P1にカード印刷用ポイントデ
ータを印刷する(S23)。さらに、データ処理制御部83は、ポイント印刷フォーマッ
ト記憶部114に記憶されているレシート用ポイントフォーマットに基づいて、レシート
Rに印刷するためのレシート印刷用ポイントデータを生成した後(S24)、レシートR
の発行の終了を検出するまで受信した印刷データをレシートプリンタ制御部84へ送信す
る(S26)。
その後、データ処理制御部86は、例えば印刷済みレシートRの後端を自動カットさせ
るためのオートカットコマンドなど印刷データの最後を示すデータを受信することにより
印刷データの終了を検出する(S25:YES)と、レシート印刷用ポイントデータをレ
シートプリンタ制御部84に送信する(S27)。さらに、割引券印刷データおよびメッ
セージ印刷データを生成した場合(S28:YES)は、レシート印刷用ポイントデータ
と共に割引券印刷データおよびメッセージ印刷データをレシートプリンタ制御部84に送
信する(S29)。そして、レシートプリンタ制御部84に送信した印刷データに基づい
て、レシートプリンタ部30は図11に示すようなレシートRの印刷を行う(S30)。
また、割引券印刷データおよびメッセージ印刷データを受信している場合は、印刷データ
およびメッセージ印刷データに基づきレシートRを印刷し、同時に割引券Cの印刷を行う
(S31)。なお、ポイントカードPが検出されなかった場合は(S14:No)、印刷
データの終了を検出したとき、印刷データの後に、顧客に対してポイント付与サービスへ
の加入を勧める旨のポイント付与サービス勧誘メッセージを付加し、これをレシートRに
印刷するような構成にしてもよい(S32)。
以上説明したとおり、本発明の印刷装置10、POSシステム1、プログラム、および
ポイント付与方法によれば、POS端末コンピュータ60から送信された印刷データから
、金額特定文字列を抽出し、当該金額特定文字列によって特定される金額に基づいてポイ
ントを付与するため、既存のPOS端末コンピュータに変更を加えることなく、ポイント
付与サービスを導入することができる。また、オペレータによる金額の手入力も必要とし
ないので、金額の入力ミスが無くなると共に、オペレータの業務負荷も軽減し、顧客との
会計取引処理の作業効率を向上させることができる。
また、上記の例に示した、印刷装置10における各機能(各手段)をプログラムとして
提供することも可能である。また、そのプログラムを記憶媒体(図示省略)に格納し、パ
ーソナルコンピュータ等にインストールすることで、本実施形態に示すPOSシステム以
外でも、本発明の印刷装置を実現可能である。記録媒体としては、CD−ROM、フラッ
シュROM、メモリカード(コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、メ
モリースティック等)、コンパクトディスク、光磁気ディスク、デジタルバーサタイルデ
ィスクおよびフレキシブルディスク等を利用することができる。
また、本実施形態では、ポイントの読み取りや書き込みを行うポイントカード(データ
キャリア)として磁気カードを採用しているが、RFID(Radio Frequency-Identifica
tion:電波方式認識)カードをポイントカードとして採用してもよい。RFIDカードの
構成によれば、非接触で磁気データの読み取りおよび書き込みが可能なため、顧客は会計
の度に財布の中からポイントカードをオペレータに手渡すことなく、財布を所定の位置に
載置するだけでポイントの獲得が可能である。さらに、カード型端末に代えて携帯電話や
PDA内のメモリにポイントデータを格納することも可能である。この場合には、携帯電
話やPDAの画面上にポイントデータを表示する構成にしてもよい。
また、金額特定文字列は、特定の商品名としても良い。さらに、複数設定可能に構成し
ても良い。これらの構成によれば、顧客が購入した特定の商品だけにポイントを付与する
といった、店舗側の要望(ニーズ)に応じたポイント付与サービスを実現させることがで
きる。また、表示部を有するデータキャリアの場合、レシート上へのポイント印刷データ
の印刷を省略しても良い。この構成によれば、ポイント付与サービスに要する処理時間を
短縮させることができると共に、レシート紙の節約にもなり、省資源化といった効果が期
待できる。
1 POSシステム
10 印刷装置
12 入出力部
30 レシートプリンタ部
40 ポイントデータ印刷部
50 ポイントデータ読取/書き込み部
60 POS端末コンピュータ
63 表示画面
63a ポイントオプション設定画面
65 プリンタドライバ
83 データ処理制御部
84 レシートプリンタ制御部
85 ポイントデータ印刷制御部
86 ポイントデータ読取/書き込み制御部
111 抽出文字記憶部
112 ポイント付与データ記憶部
113 ポイントデータ記憶部
114 ポイント印刷フォーマット記憶部
115 割引券印刷フォーマット記憶部
P ポイントカード
P1 ポイントカード表示部
P2 ポイントカード記憶部
R レシート
C 割引券

Claims (6)

  1. 客の購入商品に関する商品情報の入力に基づいて会計処理を行うPOS端末コンピュー
    タと接続されて用いられる印刷装置であって、
    前記POS端末コンピュータから受信した印刷データに基づいてレシート紙に印刷を行
    う印刷手段と、
    前記印刷データから金額特定文字列を検出するデータ処理制御手段と、
    前記印刷データからポイントデータの付与対象となる対象金額を抽出する対象金額抽出
    手段と、
    データキャリアの挿入を検出する検出手段と、
    前記データキャリアに担持されているポイントデータの読み込みと書き込みを行うポイ
    ントデータ読取/書込手段と、
    前記対象金額からポイントデータを換算するためのポイント換算手段と、
    前記データキャリアの表示部に少なくとも前記ポイントデータを含む情報を印刷するデ
    ータキャリア印刷手段と、
    を備え、
    前記データ処理制御手段が前記印刷データから前記金額特定文字列を検出すると、前記検
    出手段は前記データキャリアの検出を行うことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記データキャリアを搬送路に沿って搬送する搬送手段を備え、
    前記搬送路がメンテナンス時に開かれた状態になるように、当該搬送路の一部が前記印
    刷装置のフレームに回動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の印
    刷装置。
  3. 前記回動可能に取り付けられた搬送路の一部には、少なくとも前記データキャリア印刷
    手段が備えられていることを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 少なくとも前記レシート紙を収納するレシート収納部と前記印刷手段を備えた本体機構
    部と、少なくとも前記ポイントデータ読取/書込手段と前記データキャリア印刷手段を収
    納するポイント処理部により、一体形成され、
    前記ポイント処理部を支持するフレームは、前記レシート収納部を開閉するように、前
    記本体機構部に設けられた固定部に回動可能に取り付けられていることを特徴とする請求
    項1に記載の印刷装置。
  5. 前記レシートをレシート搬送路に沿って搬送するレシート搬送路手段を備え、
    前記レシート搬送路は、前記本体機構部と前記ポイント処理部との間に形成されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記レシート搬送路において、前記本体機構部側に前記印刷手段を備え、前記ポイント
    処理部側に前記レシート搬送手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
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