JP5327000B2 - 加圧脱水装置および加圧脱水方法 - Google Patents

加圧脱水装置および加圧脱水方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5327000B2
JP5327000B2 JP2009253045A JP2009253045A JP5327000B2 JP 5327000 B2 JP5327000 B2 JP 5327000B2 JP 2009253045 A JP2009253045 A JP 2009253045A JP 2009253045 A JP2009253045 A JP 2009253045A JP 5327000 B2 JP5327000 B2 JP 5327000B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
pressure
liquid
squeezing
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009253045A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011098262A (ja
Inventor
哲也 井村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishigaki Co Ltd
Original Assignee
Ishigaki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishigaki Co Ltd filed Critical Ishigaki Co Ltd
Priority to JP2009253045A priority Critical patent/JP5327000B2/ja
Publication of JP2011098262A publication Critical patent/JP2011098262A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5327000B2 publication Critical patent/JP5327000B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

本発明は、加圧されたダイヤフラムにより脱水ケーキを圧搾脱水して原液をろ過脱水する加圧脱水装置および加圧脱水方法に関する。
従来、多数並列したろ板間に形成されたろ過室内に汚泥等を圧入脱水した後、その脱水ケーキをろ過室の一方側に設けられたダイヤフラムで圧搾脱水するようにしたフィルタープレスにおいて、ダイヤフラムは圧搾水または圧搾空気により膨張し、この膨張により汚泥等の原液が注入されたろ過室の容積を狭めていた。このときに、ダイヤフラムには、1.5〜2.0MPa程度の高圧の圧搾圧力が20〜60分程度の時間与えられていた。
このように、ダイヤフラムを用いて圧搾脱水するフィルタープレスにおいて、小型のものでは、ダイヤフラムに与える圧搾圧力として圧搾空気を供給しているものがある。一方、中型〜大型のものでは、ダイヤフラムに与える圧搾圧力が小型のものに比べて高圧となるため、圧縮性流体の空気の安全性や圧搾空気を供給するエアーコンプレッサが大型化する等を考慮して、圧搾空気に代えて圧搾水を採用していた。
例えば、以下に示す特許文献1に記載されたフィルタープレスにおいては、ダイヤフラムに3〜5kg/cm(0.3〜0.5MPa)程度の圧搾空気を注入し、次いで10〜20kg/cm(1〜2MPa)程度の圧搾水を注入してケーキを圧搾する技術が採用されている。このような技術では、ダイヤフラムに圧搾水を注入する際の圧搾圧力が高圧であるため、大容量の圧搾ポンプが必要になり、装置が大型化していた。また、大容量の圧搾ポンプを用いることで、多くの消費電力が費やされることになる。
一方、以下に示す特許文献2に記載されたフィルタープレスでは、ろ過室に原液を注入する前に予めダイヤフラムに空気や水の圧力流体を注入し、次いでろ過室に原液を注入した後、ダイヤフラムにさらに高圧の圧力流体をポンプで注入する技術が採用されている。このような技術でも、ダイヤフラムに高圧の空気や水といった圧力流体をポンプで供給しているため、上述したと同様に、大容量の圧搾ポンプが必要になり、装置が大型化していた。また、大容量の圧搾ポンプを用いることで、多くの消費電力が費やされることになる。
また、以下に示す特許文献3に記載されたフィルタープレスでは、ダイヤフラムに与える圧搾圧力として加圧空気を採用している。このような技術では、上述したように、空気は圧縮性流体であるためその安全性を考慮して、加圧空気の圧力は比較的低圧に設定されていた。このため、短時間で圧搾処理を行う比較的小型のフィルタープレスにしか適用できなかった。一方、長時間の圧搾処理を要する比較的大型のフィルタープレスで低圧の圧搾空気をダイヤフラムに供給して圧搾を行おうとすると、圧搾処理に多大な時間が必要になっていた。さらに、加圧空気を高圧にした場合には、加圧空気を供給するエアーコンプレッサが大型化することに加えて、多くの消費電力が費やされることになる。
特公平2−12122号公報 特開昭61−82815号公報 特開2001−54704号公報
以上説明したように、ダイヤフラムを採用した従来のフィルタープレスにおいては、ダイヤフラムを膨張させる圧搾圧力として気体や液体の圧力流体を使用し、この圧力流体をポンプにより直接所定の圧力まで加圧してダイヤフラムに供給していた。
このため、ダイヤフラムに供給する高圧の圧搾圧力を短時間で得るためには、大型のポンプが必要となり、装置の大型化を招いていた。さらに、ポンプの大型化により消費電力が増大するといった不具合も招くことになる。
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、装置の小型化ならびに低消費電力化を図った加圧脱水装置および加圧脱水方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、複数並列したろ板間に形成されたろ過室内にろ過しようとする原液を圧入して脱水した後、ろ過室の一方側に設けられたダイヤフラムに圧搾圧力を与えてダイヤフラムを膨張させ前記ろ過室に残留する脱水ケーキを圧搾脱水するフィルタープレスを備えた加圧脱水装置において、ダイヤフラムに液体を供給するポンプと、ポンプによりダイヤフラムに供給された液体を圧力気体により加圧された液体により加圧して、ダイヤフラムに圧搾圧力を与える圧搾圧力供給手段とを有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、圧搾圧力供給手段は、ダイヤフラムに供給されると同等の液体を貯留する圧搾タンクと、圧力気体により圧搾タンク内の気体の圧力を高めて貯留された液体を加圧する気体圧縮機と、圧搾タンクとダイヤフラムとを選択的に連通制御し、圧縮タンク内の液体を加圧することでダイヤフラムに供給された液体を選択的に加圧制御する制御バルブとを有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、圧搾タンクは、ポンプによりダイヤフラムに供給される液体を貯留する受水槽からポンプにより液体が供給されて貯留されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、液体は水であり、圧力気体は空気であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、複数並列したろ板間に形成されたろ過室内にろ過しようとする原液を圧入して脱水した後、ろ過室の一方側に設けられたダイヤフラムに圧搾圧力を与えてダイヤフラムを膨張させろ過室に残留する脱水ケーキを圧搾脱水する加圧脱水方法において、ダイヤフラムに液体を供給した後、ダイヤフラムに供給された液体を圧力気体により加圧された液体により加圧して、ダイヤフラムに圧搾圧力を与えることを特徴とする。
本発明によれば、ダイヤフラムに供給された液体を圧搾気体により加圧することで、ダイヤフラムに圧搾圧力を与えるようにしたので、ダイヤフラムに圧搾圧力を与える際の消費電力を低減することが可能になることに加えて、構成を小型化することができる。
本発明の第1の実施形態に係る加圧脱水装置の構成を示す図である。 脱水ユニットの構成を示す斜視図である。 脱水工程における閉板工程ならびに圧入工程を示す工程図である。 脱水工程における圧搾工程ならびに開板工程を示す工程図である。 脱水工程におけるケーキ剥離工程ならびにろ布洗浄工程を示す工程図である。
以下、図面を用いて本発明を実施するための実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る加圧脱水装置の構成を示す図である。図1に示す加圧脱水装置は、原液を脱水する脱水機として機能するフィルタープレス1と、ポンプ2、圧搾タンク3ならびに空気圧縮機(エアーコンプレッサ)4を備えて構成されている。
フィルタープレス1は、フロントフレーム10とリアフレーム11に支架されたガイドレール12上に複数の脱水ユニット13が水平方向に並列に配置されている。複数の脱水ユニット13は、ガイドレール12上を移動自在に支持され、ガイドレール12に沿って例えば電動シリンダー14や油圧シリンダーの駆動力により往復移動する押圧部材15により締め付けられる。このようなフィルタープレス1としては、従来公知であるが例えば特開2001−104714号公報や特開2004−174304号公報に記載されたものが知られている。
脱水ユニット13は、例えば図2の斜視図に示すように構成されている。図2において、脱水ユニット13は、ろ板130とダイヤフラム131が内側に設けられたダイヤフラム付ろ板132とが対向して配置され、ろ板130とダイヤフラム付ろ板132とが対向する側にろ過室134が形成される。ろ過室134の内側のろ板130ならびにダイヤフラム付ろ板132にはそれぞれのろ布133が配設され、ろ板130とろ布133との間、ならびにダイヤフラム付ろ板132とろ布133との間にろ過床135が形成される。
ろ過室134の上部には、脱水しようとするスラリー等の原液をろ過室134に注入する際の原液供給路136が設けられている。ダイヤフラム付ろ板132には、ダイヤフラム付ろ板132を貫通してダイヤフラム131に至る圧搾水注入路137が形成されている。ろ板130ならびにダイヤフラム付ろ板132の下部には、ろ過床135に連通して、ろ布133を介してろ過室134からしみ出したろ液を外部に排出するろ液排出路138が設けられている。このような脱水ユニットとしては、従来公知であるが例えば特開2002−292211号公報に記載されたものが知られている。
図1に戻って、ポンプ2は、脱水ユニット13のダイヤフラム付ろ板132に形成された圧搾水注入路137に連通した圧搾水供給路5aを介して受水槽6に貯留された水をダイヤフラム131に供給する。また、ポンプ2は、圧搾水供給路5bを介して受水槽6に貯留された水を圧搾タンク3に供給する。
ポンプ2と脱水ユニット13の圧搾水注入路137とを連通する圧搾水供給路5aには、脱水ユニット13側ならびに圧搾タンク3側からポンプ2側への圧搾水の逆流を防止する逆止バルブ7、ならびに圧搾水の流路を開閉制御する第1バルブV1、第2バルブV2が設けられている。
圧搾タンク3は、ダイヤフラム131に圧搾圧力を与える圧搾水を貯留する。この貯留される圧搾水は、ポンプ2によって受水槽6から圧搾水供給路5aならびに圧搾水供給路5bを介して供給される。圧搾水供給路5bは、第1バルブV1と第2バルブV2との間の圧搾水供給路5aと圧搾タンク3とを連通し、圧搾水の流路を開閉制御する第3バルブV3が設けられている。圧搾タンク3には、1〜2MPa程度、例えば1.5MPa程度の圧力の圧搾空気が供給される。圧搾タンク3に貯留された水はこの圧搾空気により加圧される。圧搾タンク3は、上記2MPa程度の圧力に耐えられる例えば鋼板製円筒漕の第二種圧力容器で構成される。圧搾タンク3には、圧搾タンク3内の圧力を大気に開放制御する第4バルブV4が連結されている。
空気圧縮機4は、圧搾タンク3に連結されて圧搾タンク3に高圧の圧搾空気を供給して、圧搾タンク3に貯留された水を圧搾し、ダイヤフラム131を加圧する圧搾水を生成する。空気圧縮機4と圧搾タンク3との間には、圧搾空気の流路を開閉制御する第5バルブV5が設けられている。なお、第1バルブV1〜第5バルブV5は、外部からの開閉指令に基づいて空気や電気的に開閉制御され制御弁で構成される。
次に、図3〜図5のフィルタープレス1における脱水工程図を参照して、上記加圧脱水装置における脱水工程を説明する。
先ずはじめに実施する閉板工程(図3(a))では、電動シリンダー14を駆動して押圧部材15をフロントフレーム10側に移動させて複数の各脱水ユニット13のろ板130とダイヤフラム付ろ板132を締め付けろ過室134を形成する。
次に実施する圧入工程(図3(b))では、原液供給路136を介して脱水しようとするスラリー等の原液をろ過室134に圧入する。ろ過室134に圧入された原液の水分はろ布133を介してろ板130ならびにダイヤフラム付ろ板132側のろ過床135にしみだしてろ液排出路138から外部に排出される。これにより、ろ過室134に圧入された原液はろ過され、原液中の固形成分は脱水ケーキとしてろ過室134に残留する一方、原液の水分はろ液として外部に取り出される。
続いて実施する圧搾工程(図4(a))では、先ず第1バルブV1を開状態、第2バルブV2を閉状態、第3バルブV3を開状態、第4バルブV4を開状態、第5バルブV5を閉状態に制御した後、ポンプ2を駆動する。これにより、受水槽6に貯留された貯留水を圧搾タンク3に給水して圧搾タンク3に圧搾水を貯留し、貯留後ポンプ2の駆動を停止する。なお、この貯留処理は、この圧搾工程の前に予め実施してもよい。
続いて、第2バルブV2を閉状態から開状態、第3バルブV3を開状態から閉状態、第4バルブV4を開状態から閉状態、第5バルブV5を閉状態から開状態に制御した後、ポンプ2を駆動して各脱水ユニット13のダイヤフラム131内に受水槽6に貯留された水を供給して充填する。このとき、ダイヤフラム131に受水槽6に貯留された水を圧入する必要はなく、単に水が供給されて充填される程度の圧力が水に加えられればよい。このため、ポンプ2の駆動能力は、ダイヤフラム131に1MPa以上の圧搾水を圧入する場合に比べて格段に小さいもので構成することが可能である。さらに、ダイヤフラム131への水の供給と同時に、空気圧縮機4を駆動して圧搾タンク3内の空気を加圧して圧搾タンク内の圧力を増圧する。
続いて、ポンプ2の駆動を停止し、第1バルブV1を開状態から閉状態、第3バルブV3を閉状態から開状態に制御した後、圧搾タンク3に貯留されて引き続き駆動されている空気圧縮機4により生成されている圧搾空気により圧搾されている圧搾水でダイヤフラム131内に充填された水に圧力を加える。このとき、圧搾水の圧力は、1〜2MPaの間の例えば1.5MPa程度に設定される。したがって、圧搾タンク3内の高圧の圧搾水でダイヤフラム131が加圧される。これにより、加圧されたダイヤフラム131は膨張してろ過室134の容積を狭め、圧入工程後にろ過室134に残留している脱水ケーキはさらに圧搾脱水されて、脱水ケーキの固形分濃度が高められ含水率の極めて低い脱水ケーキが生成される。このようにして、脱水ケーキの水分が限りなく少なくなった後、空気圧縮機4の駆動を停止し、第2バルブV2を開状態から閉状態、第3バルブV3を開状態から閉状態、第4バルブV4を閉状態から開状態、第5バルブV5を開状態から閉状態に制御した後、圧搾タンク3内の圧力を大気に開放して、圧搾工程を終了する。
次に実施する開板工程(図4(b))では、電動シリンダー14を駆動して、押圧部材15をリアフレーム11側に移動させすべての脱水ユニット13の締め付けを解除する。これにより、すべての脱水ユニット13のろ板130とダイヤフラム付ろ板132とを開く。
続いて実施するケーキ剥離工程(図5(a))では、すべての脱水ユニット13のろ板130とダイヤフラム付ろ板132とが所定の距離だけ離間して開くと、脱水ケーキ30を保持していたすべての脱水ユニット13のろ布133は一斉に下方へ走行を始める一方、脱水ケーキはろ布133から剥離される。
最後に実施されるろ布洗浄工程(図5(b))では、脱水ケーキがろ布133から剥離されると、ろ布133は一斉に上方に走行を始めて再度元の位置に復帰する。その復帰途中において、ろ布洗浄用のポンプ(図示せず)で脱水ユニット13の下方に設けられた洗浄水管31から供給された洗浄水が噴出してろ布133を洗浄し、ろ布133の目詰まりを防止する。これにより、上記一連の脱水工程が完了する。
このように、上記実施形態においては、ダイヤフラム131を膨張させて原液を圧搾脱水する際に、先ずダイヤフラム131に水を供給注入した後、供給注入した水を圧搾空気で加圧するようにしている。このため、ダイヤフラム131に水を供給注入するときには、水に加える圧力はダイヤフラム131に水が供給される程度の圧力でよいので、ダイヤフラム131に水を供給するポンプ2は長時間高圧の圧力を確保できる駆動能力を必要としない。したがって、ポンプによりダイヤフラムに圧搾水を供給する従来技術に比べてポンプ2の容量を格段に小さくすることができ、構成を小型化することが可能となる。また、圧搾工程を行っている長時間の間中ポンプ2を駆動し続ける必要はなく、ダイヤフラム131に水が行き渡る短時間だけ駆動すればよいので、ポンプ2の使用電力量を削減することが可能となる。
なお、空気圧縮機4を設けることで、従来に比べて空気圧縮機4を運転する際の電力は必要となるが、空気圧縮機4は圧搾タンク3内の空気を加圧するだけでよいので、消費電力が例えば11kW程度のポンプ2を必要となるような仕様の加圧脱水装置では、空気圧縮機4の消費電力は例えば3.7kW程度となり、ポンプ2の消費電力に比べて大幅に少なくて済む。したがって、圧搾処理工程において、ダイヤフラム131に水を供給した後ポンプ2の駆動を停止し、ポンプ2の駆動に代えて空気圧縮機4を駆動することで、圧搾処理中ポンプを駆動していた従来に比べて、消費電力を概ね75%程度削減することが可能となり、低消費電力化が図られ省エネルギーを達成することができる。特に、長い圧搾時間が必要とする大型の加圧脱水装置に対しては削減効果が大きくなる。
また、ダイヤフラム131を直接圧搾空気で加圧する場合に比べて、ダイヤフラム131内は水で満たされているので、高圧の圧搾空気により危険性は回避される。さらに、圧搾タンク3に与えられる圧搾空気の圧力は5MPa以下に設定されるので、5MPa以上の圧搾空気に関して定められた高圧ガス保安法の法的規制を受けないため、加圧脱水装置全体の設備(仕様)を簡便にすることができる。
また、ポンプ2は上述したように大容量を必要としないので、ろ布133を洗浄する洗浄水を供給するろ布洗浄用ポンプよりも小型な構成となり、ろ布洗浄用ポンプと兼用することが可能となる。これにより、装置を小型化するかことができることに加えて、設備費用を削減することが可能となる。
本実施例はろ布走行式のフィルタープレスについて説明しているが、ろ布固定式のフィルタープレスにも適用可能である。
1…フィルタープレス
2…ポンプ
3…圧搾タンク
4…空気圧縮機
5a,5b…圧搾水供給路
6…受水槽
7…逆止バルブ
10…フロントフレーム
11…リアフレーム
12…ガイドレール
13…脱水ユニット
14…電動シリンダー
15…押圧部材
30…脱水ケーキ
31…洗浄水管
130…ろ板
131…ダイヤフラム
132…ダイヤフラム付ろ板
133…ろ布
134…ろ過室
135…ろ過床
136…原液供給路
137…圧搾水注入路
138…ろ液排出路
V1…第1バルブ
V2…第2バルブ
V3…第3バルブ
V4…第4バルブ
V5…第5バルブ

Claims (5)

  1. 複数並列したろ板間に形成されたろ過室内にろ過しようとする原液を圧入して脱水した後、前記ろ過室の一方側に設けられたダイヤフラムに圧搾圧力を与えて前記ダイヤフラムを膨張させ前記ろ過室に残留する脱水ケーキを圧搾脱水するフィルタープレスを備えた加圧脱水装置において、
    前記ダイヤフラムに液体を供給するポンプと、
    前記ポンプにより前記ダイヤフラムに供給された液体を圧力気体により加圧された液体により加圧して、前記ダイヤフラムに圧搾圧力を与える圧搾圧力供給手段と
    を有することを特徴とする加圧脱水装置。
  2. 前記圧搾圧力供給手段は、
    前記ダイヤフラムに供給されると同等の液体を貯留する圧搾タンクと、
    圧力気体により前記圧搾タンク内の気体の圧力を高めて貯留された液体を加圧する気体圧縮機と、
    前記圧搾タンクと前記ダイヤフラムとを選択的に連通制御し、前記圧搾タンク内の液体を加圧することで前記ダイヤフラムに供給された液体を選択的に加圧制御する制御バルブと
    を有することを特徴とする請求項1に記載の加圧脱水装置。
  3. 前記圧搾タンクは、前記ポンプにより前記ダイヤフラムに供給される液体を貯留する受水槽から前記ポンプにより液体が供給されて貯留される
    ことを特徴とする請求項2に記載の加圧脱水装置。
  4. 前記液体は水であり、前記圧力気体は空気である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の加圧脱水装置。
  5. 複数並列したろ板間に形成されたろ過室内にろ過しようとする原液を圧入して脱水した後、前記ろ過室の一方側に設けられたダイヤフラムに圧搾圧力を与えて前記ダイヤフラムを膨張させ前記ろ過室に残留する脱水ケーキを圧搾脱水する加圧脱水方法において、
    前記ダイヤフラムに液体を供給した後、前記ダイヤフラムに供給された液体を圧力気体により加圧された液体により加圧して、前記ダイヤフラムに圧搾圧力を与える
    ことを特徴とする加圧脱水方法。
JP2009253045A 2009-11-04 2009-11-04 加圧脱水装置および加圧脱水方法 Active JP5327000B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009253045A JP5327000B2 (ja) 2009-11-04 2009-11-04 加圧脱水装置および加圧脱水方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009253045A JP5327000B2 (ja) 2009-11-04 2009-11-04 加圧脱水装置および加圧脱水方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011098262A JP2011098262A (ja) 2011-05-19
JP5327000B2 true JP5327000B2 (ja) 2013-10-30

Family

ID=44189895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009253045A Active JP5327000B2 (ja) 2009-11-04 2009-11-04 加圧脱水装置および加圧脱水方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5327000B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021193664A1 (ja) 2020-03-23 2021-09-30 エヌ・イーケムキャット株式会社 電極用触媒の製造システムおよび製造方法
WO2021193661A1 (ja) 2020-03-23 2021-09-30 エヌ・イーケムキャット株式会社 電極用触媒の製造システムおよび製造方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102294143B (zh) * 2011-07-12 2014-04-30 江西稀有稀土金属钨业集团有限公司 一种固液分离设备与方法
JP5981263B2 (ja) 2012-08-09 2016-08-31 本田技研工業株式会社 糖化溶液の製造方法
JP5755666B2 (ja) * 2013-01-21 2015-07-29 月島機械株式会社 加圧脱水装置および加圧脱水方法
CN114560613A (zh) * 2022-03-21 2022-05-31 太原市润民环保节能有限公司 泥饼含水率稳定的板框压泥系统及方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5393476A (en) * 1977-01-27 1978-08-16 Senhoku Kankiyou Seibi Shisets Squeeze dehydration method in filter press
JPS56152713A (en) * 1980-04-30 1981-11-26 Tsukishima Kikai Co Ltd Continuous pressure-supplying method for raw liquid of pressure filter
JPS58193706A (ja) * 1982-05-06 1983-11-11 Kubota Ltd 加圧脱水機の汚泥打込方法
JPS596911A (ja) * 1982-07-02 1984-01-14 Kubota Ltd 加圧脱水機の運転制御方法
JPS6182815A (ja) * 1984-09-27 1986-04-26 Ishigaki Kiko Kk フイルタプレスにおけるケ−キの圧搾方法
JPS62121612A (ja) * 1985-11-20 1987-06-02 Tsukishima Kikai Co Ltd 汚泥等の処理方法およびその装置
JPH01203008A (ja) * 1988-02-10 1989-08-15 Tsukishima Kikai Co Ltd 汚泥等の処理方法ならびにその装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021193664A1 (ja) 2020-03-23 2021-09-30 エヌ・イーケムキャット株式会社 電極用触媒の製造システムおよび製造方法
WO2021193661A1 (ja) 2020-03-23 2021-09-30 エヌ・イーケムキャット株式会社 電極用触媒の製造システムおよび製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011098262A (ja) 2011-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5327000B2 (ja) 加圧脱水装置および加圧脱水方法
JP4911369B2 (ja) 大容量ダイアフラム内蔵フイルタープレス
CN107998707B (zh) 污水污泥电磁力压滤脱水装置
CN205095490U (zh) 一种大隔膜自卸式压滤机
JP5917278B2 (ja) フィルタプレス脱水装置
CN107382009A (zh) 超高压污泥高干度脱水方法
CN102432150A (zh) 一种污泥深度脱水机
CN105561645B (zh) 一种齿状式保压压滤方法
CN107082550B (zh) 基于电磁力的污水污泥脱水装置
CN111288031B (zh) 一种交变液压力发生装置及压滤机
KR20090016992A (ko) 공압식 필터 프레스
JP2006289149A (ja) スラリーの脱水装置及び脱水方法
CN108529848B (zh) 对开型压滤污泥脱水方法
JP5755666B2 (ja) 加圧脱水装置および加圧脱水方法
CN104260399A (zh) 布草压榨机中的压榨装置
JP7022280B2 (ja) フィルタープレスの運転方法
CN208236820U (zh) 一种电动能脱水机节能液压装置
CN203417507U (zh) 高效低耗的污泥高压深度脱水机
DE102005029985B4 (de) Strangfilterpresse
JP2003175303A (ja) フィルタープレス装置およびスラッジの脱水方法
CN202272808U (zh) 一种污泥深度脱水机
CN107324630A (zh) 超高压污泥高干度脱水装置
JP2002292210A (ja) フィルタープレス式脱水システム及び制御方法
JP7390580B2 (ja) フィルタープレスのケーキ洗浄方法
JP2000176498A (ja) 容積式汚泥脱水装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130708

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5327000

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250