JP5917278B2 - フィルタプレス脱水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フィルタプレス脱水装置に関する。
従来、浄水場や下水処理場で発生する汚泥を脱水してろ液とケーキに分離する汚泥処理工程、或は、カーボン製品やチタン製品等の製造工程で必要となる固液分離工程等、様々な分野で固液分離のためにフィルタプレス脱水装置が用いられている。
フィルタプレス脱水装置は、複数のろ板を進退駆動する油圧シリンダと、油圧シリンダに作動油を供給して、各ろ板を閉板状態と開板状態の何れかの状態に切り替える油圧機構とを備え、油圧ポンプから吐出された作動油により油圧シリンダが駆動される。
各ろ板の開板または閉板に要する時間は、ろ板間に形成されるろ室への圧搾対象物の圧入工程、圧入された圧搾対象物の圧搾工程、圧搾後の排出工程のサイクルに付加される雑時間であるため、この時間の短縮が圧搾処理効率の向上に繋がる。油圧シリンダの受圧面積が一定であれば、油圧ポンプから供給される時間当りの作動油量が多いほど、油圧シリンダの進出作動及び引退作動の速度が速くなり、開板及び閉板に要する時間が短縮される。
圧搾工程では、ろ板とダイヤフラムの間に水等の圧搾用流体を送り込みダイヤフラムを膨張させることにより、各ろ室に圧入された圧搾対象物の圧搾が行われる。圧搾用流体の圧入によって各ろ板に作用する開板方向への反力でろ板が開板され、圧搾対象物やろ液が漏洩するのを回避して閉板状態を保持するため、油圧シリンダから所定の締付け圧が付与される必要がある。
従って、油圧ポンプには、ろ板の開板または閉板に要する時間を短縮するために多量の吐出量が要求され、そして圧搾工程でろ板を締め付けるために高い吐出圧が要求される。
吐出圧が低い油圧ポンプであっても、油圧シリンダの受圧面積を大きくすれば圧搾工程で要求される締付け圧が確保できるが、ろ板の開板または閉板に要する時間を短縮するために吐出量が多い油圧ポンプである必要があり、このような油圧シリンダと油圧ポンプを採用すると、大量の作動油を貯留する大型のタンクが必要となるばかりか、フィルタプレス脱水装置に大型の油圧シリンダを取り付けるために本体のフレームが大型になり、設置面積が大きくなる。
他方、吐出量が少ない油圧ポンプであっても、油圧シリンダの受圧面積を小さくすればろ板の開板または閉板に要する時間を短縮できるが、圧搾工程で要求される締付け圧を確保するために、吐出圧が非常に高い油圧ポンプである必要があり、このような油圧ポンプは非常に高価であるため、設備費が嵩む。
このように、1台の油圧ポンプを用いてろ板の開板または閉板に要する時間を短縮しながら圧搾工程で強い締付け圧を確保するのは極めて困難なため、ろ板の締付け圧の確保のために吐出圧が高く吐出量が少ない油圧ポンプと、ろ板の開板及び閉板を迅速に行なうために吐出圧が低く吐出量が多い油圧ポンプを組み合わせる必要があり、このような構成を採用すれば、油圧ポンプの高い設備費を容認せざるを得ず、また大きな設置スペースを確保せざるを得なかった。
そこで、特許文献1には、油圧ポンプからの油圧を受けて、ろ板押圧締付用移動フレームを移動させる油圧ピストンシリンダを備え、ピストンシリンダの油圧シリンダの油圧作用側と1台の油圧ポンプとを接続して基本締付油圧系を構成し、この基本締付油圧系の油圧ポンプ出側において分岐して基本締付油圧系の油圧ポンプ系と並列的に増圧をはかるハイドロコンバータを有する付加締付油圧系を設けたろ板締付装置を備えたフィルタプレス脱水装置が提案されている。
このフィルタプレス脱水装置では、1台の油圧ポンプから吐出した作動油によってろ板を速やかに開板及び閉板し、油圧ポンプから吐出した作動油の圧力をハイドロコンバータによって昇圧して得られる締付け圧でろ板を締付けて圧搾工程を実行するように構成されている。
実開昭63−25104号公報
特許文献1に記載されたフィルタプレス脱水装置は、低圧大容量の油圧ポンプから吐出された作動油をハイドロコンバータを介して昇圧することによりろ板の締付け圧を確保するように構成されている。
しかし、十分な締付け圧を得るために、増圧率の大きなハイドロコンバータを用いる必要があり、そのような増圧率の大きなハイドロコンバータで汎用されているものが実在しないため、ある程度高圧の油圧ポンプを使用せざるを得ず、その結果、ろ板の開板及び閉板時間が長くなる傾向があった。
また、圧搾工程でろ板に作用する反力に抗して閉板状態を維持するために、ハイドロコンバータの出力部と油圧シリンダの進出側ポートを接続するホースに高耐圧ホースを採用しなければならず、複雑で高価な部品が必要となるばかりか、耐圧を超えた場合に装置が破損する虞もあった。
本発明は、速やかにろ板を開板及び閉板できるとともに圧搾時に十分な締付け圧を確保でき、設備費が安価で且つコンパクトな油圧機構を備えたフィルタプレス脱水装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明によるフィルタプレス脱水装置の特徴構成は、特許請求の範囲の書類の請求項1に記載した通り、複数のろ板を進退駆動する油圧シリンダと、前記油圧シリンダに作動油を供給して、各ろ板を閉板状態と開板状態の何れかの状態に切り替える油圧機構とを備えているフィルタプレス脱水装置であって、前記油圧機構は、低圧域で圧力を複数段に切替可能な油圧ポンプと、前記油圧ポンプから吐出された作動油を、前記油圧シリンダの進出側ポートに供給する第1油路または前記油圧シリンダの引退側ポートに供給する第2油路の何れかに切り替える流路切替弁と、前記第1油路から分岐して下流側で前記第1油路に合流する第3油路に、圧力制御弁を介して設置された油圧増圧器と、を含み、前記油圧増圧器は、径が異なる大小のシリンダとそれぞれのシリンダ内で摺動するピストンを有し、前記油圧増圧器の作動油の増圧の倍率が各ピストンの径に依存して設定され、前記第1油路を介して前記進出側ポートに供給される作動油により各ろ板が閉板状態になり、前記第1油路内が昇圧されることにより前記圧力制御弁が作動し、前記油圧増圧器により増圧された作動油が前記進出側ポートに供給されるように構成されている点にある。
圧搾対象物の圧入工程に先立ち、油圧ポンプから吐出された低圧作動油が、流路切替弁及び第1油路を介して油圧シリンダの進出側ポートに供給されると、油圧シリンダが進出駆動されて各ろ板が開板状態から閉板状態に切り替えられる。ろ板が閉板状態に切り替えられて油量が減少すると、油圧ポンプの吐出圧が上昇し、圧力制御弁の作動圧以上になると作動油が第1油路から第3油路に流入し、油圧増圧器を介して十分に昇圧された作動油が第1油路に合流して油圧シリンダの進出側ポートに供給され、閉板状態のろ板に締付け圧が印加される。
径が異なる大小のシリンダとそれぞれのシリンダ内で摺動するピストンを備えた油圧増圧器により、径が異なる大小のシリンダに対応する各ピストンの径に基づいて、所望の増圧率を得ることができる。
圧搾工程が終了して流路切替弁が切り替えられると、油圧ポンプから吐出された低圧作動油が流路切替弁及び第2油路を介して油圧シリンダの引退側ポートに供給されて、油圧シリンダが引退駆動されて、各ろ板が閉板状態から開板状態となる。
このように、低圧域で圧力を複数段に切替可能な油圧ポンプと油圧増圧器を圧力制御弁と組み合わせることによって、速やかにろ板を開板及び閉板できるとともに圧搾時に十分な締付け圧を確保でき、設備費が安価で且つコンパクトな油圧機構を備えたフィルタプレス脱水装置を実現できるようになる。
同第二の特徴構成は、同請求項2に記載した通り、上述の第一特徴構成に加えて、前記第1油路及び第3油路が形成されたマニホールドブロックに前記油圧増圧器が取付けられ、前記油圧増圧器の出力ポートと前記第3油路の増圧側の入力部が直結されるとともに、前記第1油路の出力部と前記油圧シリンダの進出側ポートが直結されている点にある。
マニホールドブロックに形成された第1油路の出力部が、直接油圧シリンダの進出側ポートに結合される。油圧増圧器から出力される圧油による圧力や、締付圧がかかる油路をマニホールドブロック内に形成することで、高耐圧ホースを必要としない。従って、ホースの破損等の虞がなくなる。また、ホースを用いずに直結することでコンパクトに構成することができる。
同第三の特徴構成は、同請求項3に記載した通り、上述の第一または第二の特徴構成に加えて、前記第1油路の、前記第3油路の分岐部と合流部の間に逆流防止弁を有する点にある。
上述の構成によれば、作動油が第1油路に合流して油圧シリンダの進出側ポートに供給され、閉板状態のろ板に締付け圧が印加されるとき、第1油路に逆流防止弁を備えているため、昇圧された作動油が第3油路から第1油路の合流点よりも上流側に流れることがなく、効果的にろ板に締付け圧を付与することができ、円滑に圧搾工程が行なわれる。
また、低圧作動油が流路切替弁及び第2油路を介して油圧シリンダの引退側ポートに供給されて、各ろ板が閉板状態から開板状態に切り替えられるとき、油圧シリンダの進出側ポートから吐出された作動油は逆流防止弁を介して第1油路の上流側に流れるので、第3油路に作動油が流れることがない。
同第四の特徴構成は、同請求項4に記載した通り、上述の第三特徴構成に加えて、前記逆流防止弁の下流側で前記第1油路が、所定の締付圧以上で作動するリリーフ弁を介して第2油路に接続されている点にある。
圧搾工程では圧搾用流体によりろ板に開板方向への圧力が作用する。この反力に抗して閉板状態を維持するため、作動油によりろ板に大きな締付け圧を付与する必要がある。この圧力が異常に上昇すると油路に備えた各部品等を含む油圧機構や油圧シリンダの破損を招く虞がある。このような場合でも、所定の締付圧以上になるとリリーフ弁が開放されて、第1油路の作動油が第2油路にバイパスされるので各部の破損を招くことがない。所定の締付圧は、少なくとも正常時の締付け圧より高い値に設定されていればよい。
同第五の特徴構成は、同請求項5に記載した通り、上述の第二特徴構成に加えて、前記油圧シリンダの進出側ポートがシリンダの端部に螺合された蓋体に形成され、前記油圧増圧器を支持するブラケットをボルト締結するための取付孔が前記進出側ポートの周囲に形成されている点にある。
シリンダの円環状の端部内周面に形成した雌ネジと、蓋体の円周部に形成した雄ネジを螺合させるように構成すれば、シリンダと蓋体に形成したネジによって、蓋体自身をシリンダに強固に取り付けることができるので、高い内圧に耐えることができる。そして、このような蓋体に油圧増圧器を支持するブラケットを取り付ければよい。
以上説明した通り、本発明によれば、速やかにろ板を開板及び閉板できるとともに圧搾時に十分な締付け圧を確保でき、設備費が安価で且つコンパクトな油圧機構を備えたフィルタプレス脱水装置を提供することができるようになった。
本発明によるフィルタプレス脱水装置の概略図 油圧機構の説明図 油圧増圧器の説明図 油圧機構の要部の説明図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図 ブラケットの説明図であって、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は左側面、(d)は正面図 (a)はシリンダの説明図、(b)は蓋体の側面図、(c)は蓋体の正面図
以下に、本発明によるフィルタプレス脱水装置を説明する。
図1に示すように、フィルタプレス脱水装置10は、左フレーム11と右フレーム12の間に架設されたサイドフレーム13に複数のろ板20が閉板状態と開板状態との間で移動可能に配設されている。各ろ板20は、油圧ポンプ41から吐出された作動油により油圧シリンダ30のロッド33が進出駆動することで、右フレーム12方向に押圧されて閉板状態に移行し、逆に当該油圧シリンダ30のロッド33が引退駆動することで、互いに離隔した開板状態に移行する。
各ろ板20間には支持機構7,8によってろ面が対向するように支持された無端状のろ布14が上下方向に配置されている。各ろ板20の閉板状態では、ろ板20間に挟持されたろ布14で区画された空間に形成されたろ過室に処理対象物であるスラリーが圧入され、その状態でろ板20に備えたダイヤフラム21を膨張させることにより、スラリーがろ布14で固液分離される圧搾工程が実行され、その後各ろ板20を開板状態に移行させると、ろ布14から脱水ケーキが剥離落下する。
このようにフィルタプレス脱水装置10は、図示しない制御盤に予め設定されたシーケンスに従って、ろ板20の開閉や、圧搾対象物の圧入、圧搾、排出を繰り返して、圧搾対象物の固液分離を自動で行うように構成されている。
フィルタプレス脱水装置10の各部の構成を詳述する。
左フレーム11と右フレーム12との間には、一対のサイドフレーム13が架設されている。サイドフレーム13には複数のろ板20が、左フレーム11と右フレーム12方向に摺動可能に配設されている。
ろ板20には、支持機構としての上部ローラ7と下部ローラ8が備えられている。無端状のろ布14は、隣接するろ板20の間で上部ローラ7と下部ローラ8により上下方向に張設されている。ろ板20が閉板状態に移行したときに、ろ布14で区画される空間がろ過室となる。
左フレーム11と右フレーム12の上部の上フレーム19には、ろ布14を繰り出す駆動ローラ15が配置され、駆動ローラ15の下流側には固液分離後のろ布14を洗浄する洗浄機構16と、走行中のろ布14の撓みをなくすために所定の張力を付与する緊張機構17と、ろ布14を挟んだ一対のローラをろ布の進行方向の左右に移動させることで蛇行を修正する蛇行修正機構18が備えられている。なお、上部ローラ7の近傍には、ろ板20の開板状態でろ布14がろ板20に接触しないように案内するガイドローラが備えられている。各ろ板20を開板状態で、駆動ローラ15を駆動するとろ布14が各ろ板20間を走行する。
各ろ板20には、一方の面にダイヤフラム21が取付けられている。各ろ板20の下方には、ろ板20とダイヤフラム21の間に圧力水を供給する圧力水供給経路(図示せず)が備えられている。各ろ板20の閉板状態では、各ダイヤフラム21は隣接するろ板20の背面とでろ布14を挟持する。
右フレーム12には、ろ過室内に圧搾対象物であるスラリーを供給するスラリー供給口23と、圧搾工程でろ布で固液分離されたろ液が排出されるろ液排出口24が備えられている
各ろ板20は、閉板状態で各ろ板20の厚み方向に形成された貫通孔が連通するように構成され、スラリー供給口23から前記貫通孔を介して、各ろ過室にスラリーが充填される。この状態で、圧力水供給経路から圧力水を供給すると、ろ板20に取付けられたダイヤフラム21がろ過室側に膨張し、ろ布14で区画されたろ過室内に圧入されたスラリーが圧搾される。ろ布14で固液分離されたろ液はろ液排出口24から排出され、油圧シリンダ30がろ板20を開板すると、各ろ板20間から脱水ケーキが排出される。
図1中、左端のろ板20は、油圧シリンダ30のロッド33の先端に備えられた押圧部材34と連結され、右端のろ板20は右フレーム12と連結されている。各ろ板20は、サイドフレーム13と干渉しない上下位置に一対の係合ピンが側方に向けて突設され、隣接する一対のろ板20の係合ピン同士が、連結部材(図示せず)に形成された長孔によって係合されている。油圧シリンダ30のロッド33の進出駆動によって、左端のろ板20が右フレーム12方向に移動すると、それにつられて順次ろ板20が右方向に移動し、油圧シリンダ30のロッド33の引退駆動によって、左端のろ板20が左フレーム11方向に移動すると、それにつられて順次ろ板20が、連結部材の長孔で規定される所定間隔で離間するように構成されている。
図1に示すように、左フレーム11には、油圧シリンダ30が備えられている。油圧シリンダ30は、円筒状のシリンダ31と、シリンダ31内部の空間を2室に区画するピストン32と、一端がピストン32に連結され、他端がシリンダ31の端面から外方に延出するロッド33を備えている。
シリンダ31には、ピストン32で区画される2室の夫々に油圧ポンプ41からの作動油が供給される進出側ポート35と引退側ポート36が形成されている。進出側ポート35は、シリンダ31のうちロッド33の引退側の端面中央に形成されている。引退側ポート36は、シリンダ31のうちロッド33の進出側の側面に形成されている。
油圧ポンプ41からの作動油が進出側ポート35に供給されると、シリンダ31内でピストン32が移動して、ロッド33が進出作動する。油圧ポンプ41からの作動油が引退側ポート36に供給されると、シリンダ31内でピストン32が移動して、ロッド33が引退作動する。
図6(a)に示すように、シリンダ31の進出側ポート35側の端部の内周には雌ネジ31aが形成されている。図6(b),(c)に示すように、蓋体37は、シリンダに挿通される円柱部37aとフランジ部37bが一体に構成され、円柱部37aの周囲にシリンダ31の雌ネジ31aに対応する雄ネジ37cが形成されている。円柱部37aの中央には、フランジ部37bに形成された進出側ポート35と連通する油路38が貫通形成されている。フランジ部37bの進出側ポート35の周囲には、油圧増圧器60(図2,3参照)を支持するブラケットをボルト締結するための複数の取付孔39が形成されている。取付孔39は、進出側ポート35を中心とする円周上に45度間隔で8つ形成されている。このような蓋体37がシリンダ31の端部に螺合して、シリンダ31の端部を閉塞する。
なお、油圧シリンダ30の端部は、蓋体をシリンダ31の端面に溶接したり、シリンダ31の円環状の端面に形成したネジ孔と蓋体に円環状に形成したネジ挿通孔を介してネジで締め付けて固定したり、シリンダ端部にフランジを形成してボルトとナットで止めるような構成であってもよい。
図1及び図2に示すように、油圧機構40は、油圧ポンプ41と、油圧ポンプ41が吐出した作動油を油圧シリンダ30に供給する油圧回路42と、作動油を貯留するタンク43を備えている。
油圧ポンプ41は、低圧域で圧力を複数段に切替可能な油圧ポンプであり、例えば、吐出圧3.5MPa、吐出量28L/minの低圧多流量と、吐出圧11MPa、吐出量18L/minの高圧少流量との状態が切替可能な2圧2流量の可変容量形ピストンポンプで構成されている。当該油圧ポンプ41は、出側圧力の増減により吐出量制御機構41aで斜板の傾斜を切り替えることで、吐出する作動油の圧力と流量を複数段に切替可能となっている。
なお、吐出圧3.5MPa、吐出量28L/minの低圧多流量と、吐出圧11MPa、吐出量18L/minの高圧少流量とは例示であり、吐出量制御機構41aで、切替圧力を調整することで、吐出圧と吐出量、及びそれらの組み合わせが、電動機がオーバーロードしない範囲で可変に構成されている。
低圧(3.5MPa)と高圧(11MPa)の表現は、単に油圧ポンプの吐出圧の相対的な高低を表すものであり、何れも圧搾工程での締付圧70MPaと比較すると低圧域に属する。なお、油圧ポンプ41の吐出配管には圧力計50が備えられている。
油圧回路42は、油圧ポンプ41から吐出された低圧多流量の状態の作動油を、逆流防止弁としてのパイロットチェック弁44を介してシリンダ31の進出側ポート35に供給する第1油路45またはシリンダ31の引退側ポート36に供給する第2油路46の何れかに切り替える流路切替弁47と、パイロットチェック弁44の上流側で第1油路45から分岐して下流側で第1油路45に合流する第3油路48に、圧力制御弁としてのシーケンス弁49を介して設置された油圧増圧器60と、を含んでいる。
パイロットチェック弁44は、第2油路46内の作動油の圧力をパイロット圧とし、当該パイロット圧が所定の圧力以上となると開放されて、第1油路45内の作動油が逆流するように構成されている。
第1油路45には、異常な高圧(70MPa)を検知するための圧力計52と、ろ板20の締め付け状態であるときに油圧ポンプ41の起動圧(45MPa)、停止圧(50MPa)を検知するための圧力計51が備えられている。
第2油路46には、シリンダの後退端を検知するために圧力計53が備えられている。
第1油路45は、パイロットチェック弁44の下流側で、リリーフ弁54を介して第2油路46に接続されている。リリーフ弁54は、第1油路45内の圧力が所定の締付圧以上、例えば、70MPa以上で開放するように設定されている。
第3油路48に備えられたシーケンス弁49は、第1油路45内の圧力が10MPa以上となると開放するように設定されている。
図3に基づいて、油圧増圧器60について説明する。
油圧増圧器60は、径が異なる大小のシリンダ61,62と、それぞれのシリンダ61,62内で摺動するピストン63A,63Bと、ピストン63A,63Bを連結する一本のロッド63Cを含んだ機構と、メカニカルバルブ64と方向切替弁65を備えて構成されている。ピストン63Aによりシリンダ61内は2室の圧力室61A,61Bに区画されている。ピストン63Bによりシリンダ62内は2室の圧力室62A,62Bに区画されている。ピストン63Bには、シリンダ62内の圧力室62Bと62Aを連通する油路66が形成されている。油圧増圧器60の作動油の増圧の倍率は、ピストン63A,63Bの直径に依存する。具体的には、各ピストンの受圧面積比に比例する。本実施形態では、油圧増圧器60に供給された作動油は6倍に増圧されて吐出されるように、ピストン63A,63Bの受圧面積比が設定される。
油圧増圧器60の動作を説明する。まず、シーケンス弁49が開放すると、第1油路45の作動油が入力ポート60Aから圧力室61Aに供給される。圧力室61Aに供給された作動油は、ピストン63Aを右方向へ加圧する。すると、ピストン63A,63B及びロッド63Cが右へ移動し、圧力室62B内の作動油を加圧圧縮する。この時、逆止弁68は、閉止の状態となる。逆止弁67は、圧力室62B内の作動油の圧力を受け開放され、油路66を介して圧力室62Bの作動油が、圧力室62Aへ供給され、圧力室62Aに入った作動油が出力ポート60Bより吐出される。
やがて、ピストン63A,63B及びロッド63Cがストロークの最右端の位置となると、メカニカルバルブ64が作動して、入力ポート60Aから方向切替弁65のパイロット弁に作動油が供給され、方向切替弁65が切り替わる。方向切替弁65が切り替わると、メカニカルバルブ64は、再度作動して初期状態へ戻る。
方向切替弁65の作動により、作動油は入力ポート60Aから圧力室61Bに供給される。圧力室61Bに供給された作動油は、ピストン63Aを左方向へ加圧する。すると、ピストン63A,63B及びロッド63Cが左へ移動し、圧力室62A内の作動油を加圧圧縮する。このとき、逆止弁67は閉止し、圧力室62A内の作動油が出力ポート60Bから吐出される。圧力室62Bは負圧となるので、逆止弁68は開放され圧力室61Aの作動油が圧力室62Bに吸込まれる。
やがて、ピストン63A,63B及びロッド63Cがストロークの最左端の位置となると、メカニカルバルブ64と、方向切替弁65が作動して、入力ポート60Aからの作動油が圧力室61Aに供給される状態に戻る。このように、油圧増圧器60は、ピストン63A,63B及びロッド63Cの1往復の往路及び復路で高圧の作動油を吐出できるため、一般的な水鉄砲方式のような単動式と異なり、吐出脈動が少なく、連続吐出することができる。なお、油圧増圧器60内の余分な作動油は、出力ポート60Cから逆止弁55を介して第2油路46に供給され、タンク43へ返送される。
図示しない制御盤は予め設定されたプログラムに基づいて、電動機に給電・停止して油圧ポンプ41を駆動・停止制御をしたり、方向切替弁47のソレノイドに通電・停止して方向切替制御をしたり、フィルタプレス脱水装置10のスラリー供給制御をしたり、ろ布14の走行制御をしたり、油圧機構40の各圧力計の信号に基づいて警報の報知制御をするように構成されている。
以下にろ板20の閉板状態への移行時の動作を説明する。流路切替弁47のソレノイドに通電して弁を切り替え、油圧ポンプ41の吐出側と第1油路45を連結する。
まず、油圧ポンプ41が低圧多流量(吐出圧3.5MPa、吐出量28L/min)で作動油を吐出すると、当該作動油は第1油路45を介して進出側ポート35に供給される。すると、油圧シリンダ30のロッド33が進出駆動して、各ろ板20が閉板する方向に移動する。
各ろ板20が押されて閉板状態となると、第1油路45の内圧が上昇し、予め設定した所定の切替圧以上となると、油圧ポンプ41の吐出量制御機構41aが作動して、油圧ポンプ41の作動油の吐出状態が高圧少流量(吐出圧11MPa、吐出量18L/min)へと切り替えられる。
油圧ポンプ41から吐出された高圧少流量の作動油により第1油路45の内圧がさらに上昇して、10MPaとなるとシーケンス弁49が開放され、作動油が油圧増圧器60に供給される。油圧増圧器60により最大66MPaまで増圧された作動油により、閉板状態まで移動された各ろ板20がさらに締付けられる。
閉板状態の各ろ板20が締め付けられた状態で、上述したように各ろ板20に挟持されたろ布14によって区画されたろ過室にスラリーが供給され、ダイヤフラム21を膨張させてろ過室内のスラリーを圧搾する圧搾工程が実行される。圧力増圧器60によって、ろ過室の内圧に耐えるだけの圧力がかけられているので、スラリーの圧搾工程で閉板状態の各ろ板20の間から、スラリーやろ液が漏れ出ない。
このとき、油圧シリンダ31のロッド33には、ろ板20からの反力がかかり、第1油路45内の作動油の圧力は、油圧増圧器60の吐出した圧力より昇圧される。この圧力が70MPa以上となれば、リリーフ弁54が開放して、作動油を第2油路46に逃がすことができる。圧力計52がこの異常な高圧を検知すると、その検知信号に基づいて制御盤は警報を報知する。
次に、ろ板20の開板状態への移行時の動作を説明する。スラリーの圧搾工程を所定時間実行した後、各ろ板20の貫通孔に残存したスラリー供給口23から供給したスラリーをエアブローにより取り除くフラッシングが実行される。
フラッシングが終了すると、流路切替弁47のソレノイドに通電して弁を切り替え、油圧ポンプ41の吐出側と第2油路46を連結し、作動油を第2油路46を介して引退側ポート36に供給する。すると、油圧シリンダ30のロッド33が引退駆動して、各ろ板20が開板する方向に移動する。この場合は始めから低圧多流量の吐出状態としてもよく、或いは油圧ポンプ41の吐出量制御機構41aが作動して、油圧ポンプ41の作動油の吐出状態が高圧少流量(吐出圧11MPa、吐出量18L/min)から低圧多流量(吐出圧3.5MPa、吐出量28L/min)へと切り替えられるようにしてもよい。
各ろ板20が押されて開板状態となると、第2油路46の内圧が上昇し、圧力計53が、予め設定した所定の圧力(5MPa)を検知すると、流路切替弁47のソレノイドを中立に切り替え、洗浄後に再び、ろ板20の閉板状態への移行時の動作が開始される。なお、ロッド33の終端の検知は、スイッチやセンサによって行う構成であってもよい。
各ろ板20の開板により、各ろ過室から脱水ケーキが排出される。フィルタプレス脱水装置10の各ろ板20の下方に排出された脱水ケーキを搬送するベルトコンベア機構が配設されているような場合は、短時間に各ろ板20間から脱水ケーキを排出すると、コンベアベルトに負荷がかかり、脱水ケーキの搬送不良やベルトコンベア機構の故障を引き起こす可能性がある。油圧ポンプ41の吐出量制御機構41aで、作動油の吐出状態を変更することで、各ろ板20の開閉速度を調整できるので、各ろ板20間から排出される脱水ケーキの排出タイミングを調整することができる。
このように、フィルタプレス脱水装置10は、予め制御盤に予め設定されたプログラムに基づいて、各ろ板20の開閉と、スラリーの圧入、圧搾、排出の一連のサイクルが繰り返し実行する。
このような、スラリーの圧搾の一連のサイクルで、各ろ板20の開閉動作にかかる時間は、雑時間であるため、油圧ポンプ41から多流量の作動油を油圧シリンダ30に供給することで、油圧シリンダ30の動作速度を上げて各ろ板20の開閉動作の時間を短くすることができる。
以上のように、1台の油圧ポンプ41で、低圧多流量の吐出状態で各ろ板20の開閉動作を素早くし、低圧域ではあるが、高圧少流量の吐出状態の作動油を油圧増圧60で増圧して圧搾工程での各ろ板20の締付を行うことができる。
ところで、フィルタプレス脱水装置10が備えるタンク43や、油圧回路42が備える流路切替弁47は、油圧ポンプ41に連結されユニット化され、ポンプユニット69を構成する。一方、油圧回路42のうち流路切替弁47を除く、パイロットチェック弁44、第1油路45、第2油路46、第3油路48、シーケンス弁49、油圧増圧器60、各圧力計51から53、リリーフ弁54、逆止弁55は一体化されていてもよい。
図2と図4(a)から(d)に示すように、第1油路45、第2油路46、第3油路48が形成されたマニホールドブロック70に油圧増圧器60が取付けられ、油圧増圧器60の出力ポート60Bと第3油路48が直結されている。さらにマニホールドブロック70には、パイロットチェック弁44、シーケンス弁49、油圧増圧器60、各圧力計51から53、リリーフ弁54、逆止弁55が、夫々内部に形成された第1油路45、第2油路46、第3油路48に対して適切な位置に取り付けられている。
ポンプユニット69の入出力部69Aと第1油路45の入出力部45A、及び、ポンプユニット69の入出力部69Bと第2油路46の入出力部46Aは夫々ホース71、72により接続されている。また、第2油路46の入出力部46Bと油圧シリンダ30の引退側ポート36もホース73により接続されている。なお、ホース71〜73内を流通する作動油は、本実施形態では、最大でも吐出圧が11MPa程度であるため、耐圧性が適当なものを用いればよい。
マニホールドブロック70に形成された第1油路45の入出力部45Bと油圧シリンダ30の進出側ポート35はニップル74を介して直結されている。入出力部45Bには、油圧増圧器60で最大66MPaに増圧された作動油の圧力や、圧搾工程でのろ板20からの反力で最大70MPaの圧力がかかることがあるため、ニップル74で直結するようにすれば、70MPaもの圧力に耐える耐圧ホースを必要としない。ホースを用いないので破損の虞が低減され、また経路を短くすることでコンパクトにすることができる。
マニホールドブロック70と油圧増圧器60等を、シリンダ30の蓋体に取り付けるブラケット75について説明する。図5(a)から(c)に示すように、ブラケット75は、円板部材76の一方の面に、例えば正面視がL字形の板部材77が溶接されている。円板部材76の中央には、マニホールドブロック70の入出力部45Bに対応する位置に開口78が形成されている。開口78の周囲には、周方向に沿って45度の扇状の4つの長孔79が等間隔で形成されている。開口78の周囲には、マニホールドブロック70の固定用のネジ孔76aが形成されている。板部材77には、油圧増圧器60の固定用のネジ孔77aが形成されている。
上述したように、ブラケット75をボルト締結するための蓋体37に形成された取付孔39は、進出側ポート35を中心とする円周上に45度間隔で8つ形成されているので、マニホールドブロック70に形成された第1油路45の出力部45Bを進出側ポート35に直結した状態で、ブラケット75に形成された長孔79から、蓋体37に形成された取付孔39が覗くように取付姿勢を調整して、ブラケット75を適切な姿勢でネジ止めする。このとき進出側ポート35を中心としてブラケット75をどのように円周方向に回転させても、各長孔79に、8つの取付孔39のうち少なくとも一つが重畳するので、任意の姿勢でブラケット75を取り付けることができる。
以上のように本発明によるフィルタプレス脱水装置によると、各ろ板の開閉動作時間の短縮を図るとともに、安全で確実に各ろ板の閉板時に所定の締付圧を付加することができるようになった。
上述した実施形態は、何れも本発明の一例であり、当該記載により本発明が限定されるものではなく、各部の具体的構成(例えばろ布、ろ板、ダイヤフラム、スラリー供給部、ろ過液排出部等の構造や配置、さらには、油圧回路の構成や回路に組み込まれる各種制御弁の構造等)は本発明の作用効果が奏される範囲で適宜変更設計可能であることはいうまでもない。
10:フィルタプレス脱水装置
11:左フレーム
12:右フレーム
13:サイドフレーム
14:ろ布
20:ろ板
21:ダイヤフラム
23:スラリー供給口
24:ろ液排出口
30:油圧シリンダ
35:進出側ポート
36:引退側ポート
37:蓋体
40:油圧機構
41:油圧ポンプ
42:油圧回路
43:タンク
44:パイロットチェック弁
45:第1油路
46:第2油路
47:流路切替弁
48:第3油路
49:シーケンス弁
50:圧力計
51:圧力計
52:圧力計
53:圧力計
54:リリーフ弁
60:油圧増圧器

Claims (5)

  1. 複数のろ板を進退駆動する油圧シリンダと、
    前記油圧シリンダに作動油を供給して、各ろ板を閉板状態と開板状態の何れかの状態に切り替える油圧機構とを備えているフィルタプレス脱水装置であって、
    前記油圧機構は、
    低圧域で圧力を複数段に切替可能な油圧ポンプと、
    前記油圧ポンプから吐出された作動油を、前記油圧シリンダの進出側ポートに供給する第1油路または前記油圧シリンダの引退側ポートに供給する第2油路の何れかに切り替える流路切替弁と、
    前記第1油路から分岐して下流側で前記第1油路に合流する第3油路に、圧力制御弁を介して設置された油圧増圧器と、を含み、
    前記油圧増圧器は、径が異なる大小のシリンダとそれぞれのシリンダ内で摺動するピストンを有し、前記油圧増圧器の作動油の増圧の倍率が各ピストンの径に依存して設定され、
    前記第1油路を介して前記進出側ポートに供給される作動油により各ろ板が閉板状態になり、前記第1油路内が昇圧されることにより前記圧力制御弁が作動し、前記油圧増圧器により増圧された作動油が前記進出側ポートに供給されるように構成されているフィルタプレス脱水装置。
  2. 前記第1油路及び第3油路が形成されたマニホールドブロックに前記油圧増圧器が取付けられ、前記油圧増圧器の出力ポートと前記第3油路の増圧側の入力部が直結されるとともに、前記第1油路の出力部と前記油圧シリンダの進出側ポートが直結されている請求項1記載のフィルタプレス脱水装置。
  3. 前記第1油路の、前記第3油路の分岐部と合流部の間に逆流防止弁を有する請求項1または2記載のフィルタプレス脱水装置。
  4. 前記逆流防止弁の下流側で前記第1油路が、所定の締付圧以上で作動するリリーフ弁を介して第2油路に接続されている請求項3記載のフィルタプレス脱水装置。
  5. 前記油圧シリンダの進出側ポートがシリンダの端部に螺合された蓋体に形成され、前記油圧増圧器を支持するブラケットをボルト締結するための取付孔が前記進出側ポートの周囲に形成されている請求項2記載のフィルタプレス脱水装置。
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