JP5326989B2 - 光学式位置検出装置および位置検出機能付き表示装置 - Google Patents

光学式位置検出装置および位置検出機能付き表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、検出領域内の対象物体の位置を光学的に検出する光学式位置検出装置、および該光学式位置検出装置を備えた位置検出機能付き表示装置に関するものである。
携帯電話、カーナビゲーション、パーソナルコンピューター、券売機、銀行の端末などの電子機器では、近年、液晶装置などの画像生成装置の前面にタッチパネルが配置された位置検出機能付き表示装置が用いられ、かかる位置検出機能付き表示装置では、画像生成装置に表示された画像を参照しながら、情報の入力を行なう。このようなタッチパネルは、検出領域内において対象物体の位置を検出する光学式位置検出装置として構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の光学式位置検出装置は光学式であり、液晶パネルなどの直視型表示パネルに対して入力操作側に透光板を設け、透光板に対して入力操作側とは反対側に光源および受光素子などを配置する。そして、光源から出射された位置検出光を透光板を介して入力操作側に出射し、対象物体で反射した位置検出光を受光素子で受光する。
USPatent No.6927384号公報
ここに、本願発明者は、特許文献1に記載の技術を応用して、例えば、図16に模式的に示すような光学式位置検出装置を提案するものである。かかる構成の光学式位置検出装置では、位置検出用光源12(位置検出用光源12A〜12D)によって、検出領域10Rの面内方向に位置検出光の強度分布を形成し、検出領域10Rにおいて対象物体Obにより反射した位置検出光を光検出器30で検出する。ここで、位置検出用光源12Aから位置検出光L2aを出射したときと、位置検出用光源12Bから位置検出光L2bを出射したときでは、導光板13から検出領域10Rに出射された位置検出光の光強度分布が相違する。従って、位置検出光L2aを出射したときと、位置検出光L2bを出射したときの光検出器30での受光結果を比較すれば、矢印Aで示す方向の対象物体Obの位置を検出することができる。また、位置検出用光源12Cから位置検出光L2cを出射したときと、位置検出用光源12Dから位置検出光L2dを出射したときの光検出器30での受光結果を比較すれば、矢印Bで示す方向の対象物体Obの位置を検出することができる。
しかしながら、図16に示す構成の光学式位置検出装置では、光検出器30で検出した1つの物理量(受光強度)で対象物体Obの位置を検出するため、対象物体Obが検出領域10Rに複数存在して光検出器30での受光量が大になったとき、対象物体Obの実際の位置よりも、位置検出用光源12に近い位置と誤検出してしまうという問題点がある。なお、図16に示す構成は、本発明の参考例であり、従来技術ではない。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、検出領域に複数の対象物体が存在する場合でも、対象物体の位置を精度よく検出することのでき光学式位置検出装置、およびかかる光学式位置検出装置を備えた位置検出機能付き表示装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、検出領域内の対象物体の位置を検出する光学式位置検出装置であって、前記検出領域に位置検出光を出射して当該検出領域に前記位置検出光の強度分布を形成する位置検出用光源装置と、前記検出領域内の互いに重ならない領域に入射角度範囲を向ける複数の光検出器と、前記対象物体で反射した前記位置検出光を前記光検出器が検出した結果に基づいて前記対象物体の位置を検出する位置検出部と、を有していることを特徴とする。
本発明では、位置検出用光源装置から検出領域に位置検出光を出射し、検出領域で対象物体により反射した位置検出光を光検出器によって検出する。ここで、位置検出用光源部から出射された位置検出光は、検出領域に強度分布を形成するため、検出領域内における位置と位置検出光の強度との関係を予め把握しておけば、位置検出部は、光検出器の受光結果に基づいて対象物体の位置を検出することができる。また、検出領域内の互いに重ならない領域に入射角度範囲を向ける複数の光検出器が用いられているため、検出領域の全体にわたって対象物体の位置を検出することができる。さらに、複数の光検出器において、入射角度範囲同士が重なっていないため、対象物体の位置を精度よく検出することができる。すなわち、複数の光検出器において、隣り合う入射角度範囲同士が重なっていると、入射角度範囲が重なる領域に対象物体が位置する場合には、1つの対象物体にかかわらず、複数の光検出器で、対象物体で反射した光を検出してしまうという事態が発生するが、本発明によれば、かかる事態を回避することができる。また、入射角度範囲が重なる領域に対象物体が存在する場合、対象物体が単数か複数を判別できなくなるという事態が発生するが、本発明によれば、かかる事態を回避することができる。
本発明において、前記位置検出部は、前記複数の光検出器が検出した結果毎に前記対象物体の位置を検出することが好ましい。このように構成すると、複雑な処理を行なわなくても、検出領域内の複数の対象物体の各々の位置を検出することができる。
本発明では、前記複数の光検出器において、隣り合う前記入射角度範囲の端部同士が近接あるいは接していることが好ましい。このように構成すると、対象物体の存在を見落とすという事態を回避することができる。
本発明において、前記光検出器には、前記入射角度範囲を規定する入射角度範囲制限部が設けられていることが好ましい。このように構成すると、光検出器の入射角度範囲を任意に調整することができる。
本発明において、前記複数の光検出器は、前記検出領域に隣接する特定箇所で互いに隣り合うように配置されていることが好ましい。かかる構成によれば、検出領域の周りの狭いスペース内に複数の光検出器を配置することができる。
本発明において、前記複数の光検出器は、前記検出領域に隣接する複数個所に配置されている構成を採用してもよい。このように構成すると、検出領域に複数の対象物体が存在する場合には、複数の対象物体毎の位置を検出することができる。
本発明において、前記位置検出光は、赤外光からなることが好ましい。かかる構成によれば、位置検出光が視認されることを回避することができるという利点がある。
本発明において、前記位置検出用光源装置は、前記強度分布として、第1方向で前記位置検出光の強度が変化する第1座標検出用強度分布と、前記第1方向に交差する第2方向で前記位置検出光の強度が変化する第2座標検出用強度分布と、を形成することが好ましい。このように構成すると、対象物体の二次元座標を検出することができる。
本発明において、前記位置検出用光源部は、前記強度分布として、前記第1方向および前記第2方向の双方に交差する方向で前記位置検出光の強度が変化する第3座標検出用強度分布を形成することが好ましい。このように構成すると、対象物体の三次元座標を検出することができる。
本発明を適用した光学式位置検出装置は、例えば、位置検出機能付き表示装置に用いられる。この場合、位置検出機能付き表示装置は、前記検出領域に対して重なる領域に画像を形成する画像生成装置を有することになる。本発明に係る位置検出機能付き表示装置は、投射型表示装置などの各種表示装置の他、携帯電話、カーナビゲーション、パーソナルコンピューター、券売機、銀行の端末などの電子機器に用いられる。
本発明の実施の形態1に係る光学式位置検出装置および位置検出機能付き表示装置の構成を模式的に示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る光学式位置検出装置の基本構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る光学式位置検出装置の詳細な構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る光学式位置検出装置の光検出器で用いたフォトダイオードの感度指向性を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る光学式位置検出装置で用いた入射角度範囲制限部材の説明図である。 本発明を適用した光学式位置検出装置で用いた座標検出方法の基本的な原理を示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係る光学式位置検出装置の構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態3に係る光学式位置検出装置の構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態4に係る光学式位置検出装置および位置検出機能付き表示装置の構成を模式的に示す説明図である。 本発明の実施の形態5に係る光学式位置検出装置および位置検出機能付き表示装置の構成を模式的に示す説明図である。 本発明の変形例1に係る光学式位置検出装置および位置検出機能付き表示装置の分解斜視図である。 本発明の変形例1に係る光学式位置検出装置および位置検出機能付き表示装置の断面構成を示す説明図である。 本発明の変形例2に係る光学式位置検出装置および位置検出機能付き表示装置の分解斜視図である。 本発明の変形例2に係る光学式位置検出装置および位置検出機能付き表示装置の断面構成を示す説明図である。 本発明に係る位置検出機能付き表示装置を用いた電子機器の説明図である。 本発明の参考例に係る光学式位置検出装置の説明図である。
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明においては、互いに交差する軸をX軸、Y軸およびZ軸として説明する。また、以下に参照する図面では、説明の便宜上、X軸方向を横方向とし、Y軸方向を縦方向として表してある。また、以下に参照する図面では、X軸方向の一方側をX1側とし、他方側をX2側とし、Y軸方向の一方側をY1側とし、他方側をY2側として示してある。また、以下の説明で参照する図においては、各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各部材毎に縮尺を異ならしめてある。
[光学式位置検出装置および位置検出機能付き表示装置の構成]
(位置検出機能付き表示装置の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る光学式位置検出装置および位置検出機能付き表示装置の構成を模式的に示す説明図であり、図1(a)、(b)は、位置検出機能付き表示装置の要部を斜め上からみた様子を模式的に示す説明図、および横方向からみた様子を模式的に示す説明図である。
図1(a)、(b)に示す位置検出機能付き表示装置100は、光学式位置検出装置10と画像生成装置200とを備えており、光学式位置検出装置10は、画像生成装置200によって表示された画像に基づいて指などの対象物体Obを検出領域10Rに接近させた際、対象物体Obの平面的な位置(X座標位置およびY座標位置)を検出する。
詳しくは後述するように、光学式位置検出装置10は、赤外光からなる位置検出光L2を放出する複数の位置検出用光源12(位置検出用光源12A〜12D)を備えた位置検出用光源装置11と、検出領域10Rに受光部30aを向けた光検出器30とを有している。本形態において、位置検出用光源装置11は、XY平面に平行に配置された導光板13も備えている。光検出器30は、フォトダイオードやフォトトランジスターなどの受光素子からなる。
本形態において、画像生成装置200は投射型であり、導光板13の前面側(入力操作側)に重ねて配置されたスクリーン部材290と、スクリーン部材290において画像が視認されるスクリーン面290sの側に表示光を拡大投射する画像投射装置250とを有しており、画像生成装置200は、スクリーン部材290の所定領域を画像表示領域20Rとする。本形態において、画像表示領域20Rは、Z軸方向からみたときに検出領域10Rと略重なる領域である。
スクリーン部材290に対して画像投射装置250が位置する側には、光学式位置検出装置10の検出領域10Rが設定されており、スクリーン部材290の裏面側290tに導光板13および位置検出用光源12が配置されている。また、光検出器30は、スクリーン部材290のスクリーン面290aの側において、検出領域10Rの外側でスクリーン面290aに沿う方向に受光部30aを向けている。
本形態において、スクリーン部材290としては、以下に説明する各種のものを用いることができるが、いずれの場合も、赤外光を通過可能な材質からなる。まず、スクリーン部材290としては、表面に白い塗料が塗ってある布地や、エンボス加工された白いビニール素材からなるホワイトスクリーンを用いることができる。また、スクリーン部材290としては、光の反射率を高めるために高銀色としたシルバースクリーンを用いることができる。さらに、スクリーン部材290としては、布地表面に樹脂加工を行なって光の反射率を高めたパールスクリーンや、表面に細かいガラス粉末が塗布して光の反射率を高めたピーススクリーンを用いることもできる。なお、スクリーン部材290では、スクリーンに表示される画像の品位を高めることを目的に、スクリーンの裏面側に黒色の遮光層が形成される場合があり、このような場合、遮光層に、微細な穴からなる透光部を複数形成しておけば、スクリーン部材290は、赤外光からなる位置検出光L2に対する透光性を備えることになる。なお、図1(a)、(b)には、スクリーン部材290の正面に画像投射装置250が配置された例を示してあるが、画像投射装置250については、図1(b)に一点鎖線で示すように、斜め方向からスクリーン部材290に向けて表示光を投射する場合もある。
このように構成した光学式位置検出装置10および位置検出機能付き表示装置100において、位置検出用光源12が導光板13に向けて位置検出光L2を出射すると、位置検出光L2は、導光板13の光出射面13sからスクリーン部材290に向けて出射される。次に、位置検出光L2は、スクリーン部材290を透過して検出領域10Rに出射される。そして、検出領域10Rの対象物体Obで反射した位置検出光L3の一部が光検出器30で受光されることになる。従って、光検出器30での受光結果に基づいて、対象物体ObのXY座標を検出する。それ故、本形態の位置検出機能付き表示装置では、かかる対象物体ObのXY座標を投射された画像の一部などを指定する入力情報として扱い、かかる入力情報に基づいて画像の切り換えなどを行なうことができる。
(光学式位置検出装置10の基本構成)
図2は、本発明の実施の形態1に係る光学式位置検出装置10の基本構成を示す説明図であり、図2(a)、(b)、(c)は、光学式位置検出装置10の断面構成を模式的に示す説明図、光学式位置検出装置に用いた導光板13などの構成を示す説明図、および導光板13内での位置検出用赤外光の減衰状態を示す説明図である。なお、図2では、Z軸方向を上下方向として表してある。
図2(a)、(b)に示すように、本形態の光学式位置検出装置10において、位置検出用光源装置11は、略長方形の平面形状を有する導光板13を備えており、導光板13の側端面13mでは、長辺に相当する辺部分13k、13l同士がY軸方向で対向し、短辺に相当する辺部分13i、13j同士がX軸方向で対向している。かかる導光板13の形状に対応して、光学式位置検出装置10は、位置検出光L2a〜L2dを放出する4つの位置検出用光源12A〜12D(図1に示す位置検出用光源12)を有しており、導光板13は、側端面13mに、位置検出光L2a〜L2dが入射する4つの光入射部13a〜13dを備えている。導光板13は、内部を伝播した位置検出光L2a〜L2dを出射する光出射面13sを一方の表面(図示上面)に備えており、かかる光出射面13sと側端面13mとは直交している。光学式位置検出装置10は、検出領域10Rに受光部30aを向けた光検出器30を備えている。本形態では、後述するように、複数の光検出器30(第1光検出器31および第2光検出器32)が用いられている。
本形態において、4つの位置検出用光源12A〜12Dおよび4つの光入射部13a〜13dはいずれも、導光板13の角部分13e、13f、13g、13hに設けられている。位置検出用光源12A〜12Dは光入射部13a〜13dと対向するように配置され、好ましくは光入射部13a〜13dと密接するように配置されている。
導光板13は、ポリカーボネートやアクリル樹脂などの透明な樹脂板で構成されている。導光板13において、光出射面13s、または光出射面13sの反対側の背面13tには、表面凹凸構造、プリズム構造、散乱層(図示せず)などが設けられており、このような光散乱構造によって、光入射部13a〜13dから入射して内部を伝播する光は、その伝播方向に進むに従って徐々に偏向されて光出射面13sより出射される。なお、導光板13の光出射側には、必要に応じて、位置検出光L2a〜L2dの均―化を図るために、プリズムシートや光散乱板などの光学シートが配置される場合もある。
位置検出用光源12(位置検出用光源12A〜12D)は、例えばLED(発光ダイオード)などの発光素子で構成され、駆動回路(図示せず)から出力される駆動信号に応じて、赤外光からなる位置検出光L2(位置検出光L2a〜L2d)を発散光として放出する。位置検出光L2の種類は、特に限定されないが、可視光とは波長分布が異なるか、点滅などの変調が加えられることで発光態様が異なればよい。また、位置検出光L2は、指やタッチペンなどの対象物体Obにより効率的に反射される波長域を有することが好ましい。従って、対象物体Obが指などの人体であれば、人体の表面で反射率の高い赤外線(特に可視光領域に近い近赤外線、例えば波長で850nm付近)、あるいは950nmであることが望ましい。
検出領域10Rは、位置検出光L2が視認側(操作側)に出射される領域であり、対象物体Obによる反射光が生じうる領域である。本形態において、検出領域10Rの平面形状は、矩形状であり、四つの角部分10Ra、10Rb、10Rc、10Rdと、四つの辺部分10Re、10Rf、10Rg、10Rhとを備えている。本形態では、辺部分Rhの長さ方向の略中央部分に光検出器30が配置されている。検出領域10Rにおいて、隣接する各辺の角部分の内角は90度となっており、かかる内角は、導光板13の角部分13e〜13hの内角と同一の角度とされている。
このように構成した位置検出機能付き表示装置100において、位置検出用光源12Aから出射された位置検出光L2aと、位置検出用光源12Bから出射された位置検出光L2bは、導光板13の内部では、矢印Aで示す方向において互いに逆向きに伝播しながら、光出射面13sから出射される。また、位置検出用光源12Cから出射された位置検出光L2cと、位置検出用光源12Dから出射された位置検出光L2dは、矢印Aで示す方向に対して交差する方向(矢印Bで示す方向)において互いに逆向きに伝播しながら光出射面13sから出射される。
ここで、導光板13から検出領域10Rに出射される位置検出光L2aの光量は、図2(c)に実線で示すように、位置検出用光源12Aからの距離に伴って直線的に減衰する強度分布を有することになる。また、検出領域10Rに出射される位置検出光L2bの光量は、図2(c)に点線で示すように、位置検出用光源12Bからの距離に伴って直線的に減衰する強度分布を有することになる。
[光学式位置検出装置10の詳細構成]
図3は、本発明の実施の形態1に係る光学式位置検出装置10の詳細な構成を示す説明図であり、図3(a)、(b)は、本発明を適用した光学式位置検出装置10に用いた光検出器30の入射角度範囲を模式的に示す説明図、および光学式位置検出装置10の電気的構成などを示す説明図である。
図1、図2および図3(a)に示すように、本形態の光学式位置検出装置10では、光検出器30として第1光検出器31および第2光検出器32が用いられている。また、位置検出用光源装置11は、4つの位置検出用光源12(位置検出用光源12A〜12D)を備えている。このため、図3(b)に示すように、光学式位置検出装置10において、位置検出用光源装置11は、4つの位置検出用光源12を駆動する光源駆動部14を有しており、光源駆動部14は、位置検出用光源12を駆動する光源駆動回路140と、光源駆動回路140を介して複数の位置検出用光源12の各々の点灯パターンを制御する光源制御部145とを備えている。光源駆動回路140は、位置検出用光源12Aを駆動する第1光源駆動回路140aと、位置検出用光源12Bを駆動する第2光源駆動回路140bと、位置検出用光源12Cを駆動する第3光源駆動回路140cと、位置検出用光源12Dを駆動する第4光源駆動回路140dとを備えている。光源制御部145は、第1光源駆動回路140a、第2光源駆動回路140b、第3光源駆動回路140cおよび第4光源駆動回路140dの全てを制御する。
また、光学式位置検出装置10は、光検出器30での検出結果に基づいて対象物体Obの位置を検出する位置検出部50を備えており、位置検出部50と光源駆動部14とは、共通の半導体集積回路500に構成されている。光源制御部145と位置検出部50とは、信号線で接続されており、位置検出用光源12に対する駆動と、位置検出部50での検出動作とは、連動して行われる。
本形態では、光検出器30は、第1光検出器31および第2光検出器32として2つ用いられている。本形態では、2つの光検出器30は、カソードが共通の線で位置検出部50に接続され、アノードは光検出器30毎に位置検出部50に接続されている。このため、2つの光検出器30での検出結果は、各々が独立して位置検出部50に出力される。
位置検出部50は、光検出器30での検出結果に基づいて対象物体ObのXYZ座標を検出する機能を有している。また、位置検出部50では、2つの光検出器30での検出結果の各々に対応する対象物体ObのXYZ座標を検出する。このため、位置検出部50には、2つの光検出器30での検出結果の各々に基づいて対象物体ObのXYZ座標を検出する2つの位置算出部53(第1位置算出部531および第2位置算出部532)が設けられている。ここで、第1位置算出部531は、第1光検出器31での検出結果に基づいて対象物体ObのXYZ座標を検出し、第2位置算出部532は、第2光検出器32での検出結果に基づいて対象物体ObのXYZ座標を検出する。但し、本形態では、2つの光検出器30での検出結果に対する信号処理部52は共通である。このため、信号処理部52の前段には、2つの光検出器30から信号処理部52への信号入力を制御する入力制御部51が設けられており、2つの光検出器30での検出結果は順次、信号処理部52に入力されることになる。但し、2つの光検出器30の各々に対して信号処理部52を設けた場合、入力制御部51については省略することができる。
[光検出器30の詳細構成]
図4は、本発明の実施の形態1に係る光学式位置検出装置10の光検出器30で用いたフォトダイオードの感度指向性を示す説明図である。図5は、本発明の実施の形態1に係る光学式位置検出装置10で用いた入射角度範囲制限部材の説明図であり、図5(a)、(b)、(c)、(d)は、入射角度範囲制限部材を斜め上方からみた斜視図、斜め上方からみた分解斜視図、斜め下方からみた分解斜視図、および正面図である。
本形態では、図3(a)に示すように、2つの光検出器30(第1光検出器31および第2光検出器32)は、検出領域10R内の異なる領域10R1、10R2に入射角度範囲を向けている。本形態では、検出領域10RをX軸方向で領域10R1、10R2に2等分し、かかる2つの領域10R1、10R2に第1光検出器31および第2光検出器32の入射角度範囲が向いている。すなわち、第1光検出器31の入射角度範囲310は、図3(a)に太い一点鎖線で挟まれた範囲であり、領域10R1に向いている。第2光検出器32の入射角度範囲320は、図3(a)に太い二点鎖線で挟まれた範囲であり、領域10R2に向いている。従って、第1光検出器31は、入射角度範囲310内(領域10R1内)に位置する対象物体Ob1で反射した位置検出光L3aを検出し、第2光検出器32は、入射角度範囲320内(領域10R2内)に位置する対象物体Ob2で反射した位置検出光L3bを検出する。
ここで、2つの領域10R1、10R2は互いに重なっておらず、検出領域10Rでは、入射角度範囲310、320が互いに重なっていない。また、隣り合う領域10R1〜10R4の端部同士は接しており、隣り合う入射角度範囲310、320同士は、近接あるいは接している。
このような入射角度範囲310、320を設定するにあたって、本形態では、検出領域10Rの1つの辺部分に隣接する特定個所に2つの光検出器30(第1光検出器31および第2光検出器32)を隣り合うように配置し、それらの中心光軸L30(中心光軸L31、L32)を互いに異なる方向に向かせてある。
ここで、光検出器30に用いたフォトダイオードは、図4に示すような感度指向性を有している。図4には、光検出器30の中心光軸L30に対して成す角度Φと感度f(Φ)との関係が示されており、光検出器30の中心光軸L30の側(正面)での感度f(Φ)を1.0として示してある。図4に示すように、光検出器300の感度f(Φ)は、中心光軸L30の側(正面)で最高であり、光検出器30の中心光軸L30となす角度Φが大きくなるに伴って感度f(Φ)は低下しているものの、かなり広い角度範囲にわたって光を検出する。また、光検出器30の中心光軸L30に対して成す角度Φが小さい範囲は、感度f(Φ)が高い高感度角度範囲であるが、光検出器30の中心光軸L30に対して成す角度Φが大きくなると、感度f(Φ)が低下し、かかる低感度角度範囲では検出誤差が大となる。
そこで、本形態では、例えば、2つの光検出器30の各々に対して、図5に示す入射角度範囲制限部材15(入射角度範囲制限部)を設け、光検出器30の入射角度範囲310、320を規定している。また、本形態では、図5に示す入射角度範囲制限部材15によって、光検出器30の中心光軸L30側での入射光量と中心光軸L30から離間した角度方向での入射光量との差を圧縮している。
図5に示す入射角度範囲制限部材155は、光検出器30に対してZ軸方向の一方側に配置された黒色の樹脂成形品からなる第1遮光部材156と、光検出器30に対してZ軸方向の他方側で、光検出器30を第1遮光部材156との間に挟む黒色の樹脂成形品からなる第2遮光部材157とを備えている。入射角度範囲制限部材155では、第1遮光部材156と第2遮光部材157とによって、光検出器30の中心光軸L30側から周方向の両側に延在する延在するスリット158が光入射口として形成されており、かかるスリット158は、光検出器30の中心光軸L30側より中心光軸L30から離間する角度方向においてスリット幅が増大している。
かかる入射角度範囲制限部材155を構成するにあたって、第1遮光部材156は、光検出器30の2本のリード線301、302を保持する略直方体の基部156a(第1遮光部材側基部)と、基部156aの前面から前方に突出した半円板状の遮光用突出部156b(第1遮光部)とを備えている。第2遮光部材157は、第1遮光部材156と同様、略直方体の基部157a(第1遮光部材側基部)と、基部157aの前面から前方に突出した半円板状の遮光用突出部157b(第2遮光部)とを備えている。ここで、遮光用突出部156b、157bは、Z軸方向からみたとき、光検出器30が位置する側を中心とする半円形形状を有している。
本形態の光検出器30において、光検出器30は、第1遮光部材156の基部156aにおいて第2遮光部材157と重なる面側で突出するように保持されている。第2遮光部材157において光検出器30と重なる部分には凹部157eが形成されており、かかる凹部157eの前方は開放されている。このため、基部156a、157aが重なるように第1遮光部材156と第2遮光部材157とを重なることができるとともに、第1遮光部材156と第2遮光部材157とを重ねた状態で、光検出器30の受光部30aは、凹部157eを介して外部に開放された状態にある。
ここで、凹部157eの左右の壁面157v、157wは、光検出器30の受光部30aの斜め前方を遮る第3遮光部として機能する。従って、光検出器30への入射可能範囲を、図3(a)を参照して説明した入射角度範囲310、320に限定することができる。
また、基部156a、157aの一方の端部には互いに連通する穴156s、157sが形成されているとともに、基部156a、157aの他方の端部には互いに連通する穴156t、157tが形成されている。このため、穴156s、157sでのネジ止め、および穴156t、157tでのネジ止めによって、第1遮光部材156と第2遮光部材157とを基部156a、157aで結合することができる。また、基部156a、157a同士を接着固定して第1遮光部材156と第2遮光部材157とを連結してもよい。なお、基部156aにおいて穴156sの形成領域は凹部156rになっている。
このように構成した入射角度範囲制限部材155では、第1遮光部材156と第2遮光部材157とを連結すると、遮光用突出部156bと遮光用突出部157bとの間にスリット158が約180°の角度範囲にわたって形成され、かかるスリット158の奥に光検出器30の受光部30aが位置する。ここで、第1遮光部材156の遮光用突出部156bは一定の厚さであるため、遮光用突出部156bにおいてスリット158が位置する側の内面156cは、光検出器30の中心光軸L150と平行な面である。これに対して、第2遮光部材157の遮光用突出部157bは、スリット158が位置する側とは反対側の外面が光検出器30の中心光軸L150と平行な面であるが、スリット158が位置する側の内面157cは、テーパー面になっている。このため、遮光用突出部157bの中心光軸L150側の厚さtaは、中心光軸L150から離間した角度方向における厚さtbよりも厚い。このため、スリット158の幅寸法は、中心光軸L150に対して成す角度が大きくなるに伴って大きくなっており、スリット158の中心光軸L150側での幅寸法Gaは、中心光軸L150から離間する角度方向における幅寸法Gbよりも狭い。ここで、スリット158の幅寸法は、中心光軸L150が位置する側から周方向の両端部に向けて連続的に拡張しており、光検出器30での感度f(Φ)の変化を相殺する。例えば、スリット158の各角度位置における幅寸法は、感度f(Φ)の逆数になっている。なお、スリット158の幅寸法については、中心光軸L150が位置する側から周方向の両端部に向けて階段状に拡張している構成を採用してもよい。
このように構成した入射角度範囲制限部材155を用いれば、凹部157eの左右の壁面157v、157wによって、光検出器30の受光部30aの斜め前方が遮られるため、光検出器30への入射可能範囲を、図3(a)を参照して説明した入射角度範囲310、320に設定することができる。また、光検出器30単独では、中心光軸L30の側と、中心光軸L30から離間した方向とでは感度f(Φ)が大きく相違しているが、入射角度範囲制限部材155では、光検出器30の中心光軸L150側での光入射口は、中心光軸L150から離間した角度方向での光入射口より狭いため、中心光軸L30の側と、中心光軸L30から離間した方向とにおいて、感度f(Φ)を同等とすることができる。
なお、本形態の第1遮光部材156の底部には凹部156eが形成されており、かかる凹部156eの端部には、基部156aを貫通する溝状貫通穴156gが形成されている。また、基部156aにおいて第2遮光部材157と重なる面には、溝状貫通穴156gが開口する部分が凹部156fになっており、第2遮光部材157において凹部156fと重なる部分には凹部157fが形成されている。さらに、凹部157fは、光検出器30が収容される凹部157eと繋がっている。このため、図5に示す入射角度範囲制限部材155では、光検出器30をフレキシブル配線基板(図示せず)に面実装した状態で使用する場合、フレキシブル配線基板を凹部156f、157f、および溝状貫通穴156gを通して外側に引き出すことができる。
[座標検出の基本原理]
図6を参照して、本形態の光学式位置検出装置10で採用した座標検出方法の基本的な原理を説明する。図6は、本発明を適用した光学式位置検出装置10で用いた座標検出方法の基本的な原理を示す説明図であり、図6(a)、(b)、(c)は、位置検出光L2のX軸方向の強度分布を示す説明図、対象物体Obで反射した位置検出光L3の強度を示す説明図、対象物体Obで反射した位置検出光L3の強度が等しくなるように位置検出光L2の強度分布を調整する様子を示す説明図である。
本形態の光学式位置検出装置10においては、図2(b)に示す位置検出光L2の強度分布を利用して、位置検出部50は、検出領域10R内の対象物体Obの位置を検出する。すなわち、本形態の光学式位置検出装置10においては、位置検出用光源装置11から位置検出光L2を出射すると、位置検出用光源12からの距離やその中心光軸の位置によって検出領域10Rに位置検出光L2の強度分布が形成される。従って、X座標を検出する際には、図6(a)、(b)に示すように、まず、X座標検出用第1期間において、X軸方向の一方側X1から他方側X2に向かって強度が単調減少していくX座標検出用第1強度分布L2Xa(第1座標検出用強度分布/第1座標検出用第1強度分布)を形成した後、X座標検出用第2期間において、X軸方向の他方側X2から一方側X1に向かって強度が単調減少していくX座標検出用第2強度分布L2Xb(第1座標検出用強度分布/第1座標検出用第2強度分布)を形成する。好ましくは、X座標検出用第1期間において、X軸方向の一方側X1から他方側X2に向かって強度が直線的に減少していくX座標検出用第1強度分布L2Xaを形成した後、X座標検出用第2期間において、X軸方向の他方側X2から一方側X1に向かって強度が直線的に減少していくX座標検出用第2強度分布L2Xbを形成する。このようなX座標検出用第1強度分布L2XaおよびX座標検出用第2強度分布L2XbにおいてY軸方向の強度は一定である。従って、検出領域10Rに対象物体Obが配置されると、対象物体Obにより位置検出光L2が反射され、その反射光の一部が光検出器30により検出される。ここで、X座標検出用第1期間に形成するX座標検出用第1強度分布L2Xa、およびX座標検出用第2期間に形成するX座標検出用第2強度分布L2Xbを予め、設定した分布としておけば、以下の方法などにより、光検出器30での検出結果に基づいて、対象物体ObのX座標を検出することができる。
例えば、第1の方法では、図6(b)に示すX座標検出用第1強度分布L2Xaと、X座標検出用第2強度分布L2Xbとの差を利用する。より具体的には、X座標検出用第1強度分布L2Xa、およびX座標検出用第2強度分布L2Xbは予め、設定した分布になっているので、X座標検出用第1強度分布L2XaとX座標検出用第2強度分布L2Xbとの差も予め、設定した関数になっている。従って、X座標検出用第1期間においてX座標検出用第1強度分布L2Xaを形成した際の光検出器30での検出値LXaと、X座標検出用第2期間においてX座標検出用第2強度分布L2Xbを形成した際の光検出器30での検出値LXbとの差を求めれば、対象物体ObのX座標を検出することができる。かかる方法によれば、位置検出光L2以外の環境光、例えば、外光に含まれる赤外成分が光検出器30に入射した場合でも、検出値LXa、LXbの差を求める際、環境光に含まれる赤外成分の強度が相殺されるので、環境光に含まれる赤外成分が検出精度に影響を及ぼすことがない。なお、検出値LXa、LXbの比によって対象物体ObのX座標を求めることも可能である。
次に、第2の方法では、X座標検出用第1期間においてX座標検出用第1強度分布L2Xaを形成した際の光検出器30での検出値LXaと、X座標検出用第2期間においてX座標検出用第2強度分布L2Xbを形成した際の光検出器30での検出値LXbとが等しくなるように、位置検出用光源12に対する制御量(駆動電流)を調整した際の調整量に基づいて対象物体ObのX座標を検出する方法である。かかる方法は、図6(b)に示すX座標検出用第1強度分布L2XaおよびX座標検出用第2強度分布L2XbがX座標に対して直線的に変化する場合に適用できる。
まず、図6(b)に示すように、X座標検出用第1期間およびX座標検出用第2期間においてX座標検出用第1強度分布L2XaとX座標検出用第2強度分布L2Xbを絶対値が等しく、X軸方向で逆向きに形成する。この状態で、X座標検出用第1期間における光検出器30での検出値LXaと、X座標検出用第2期間における光検出器30での検出値LXbとが等しければ、対象物体ObがX軸方向の中央に位置することが分る。
これに対して、X座標検出用第1期間における光検出器30での検出値LXaと、X座標検出用第2期間における光検出器30での検出値LXbとが相違している場合、検出値LXa、LXbが等しくなるように、位置検出用光源12に対する制御量(駆動電流)を調整して、図6(c)に示すように、再度、X座標検出用第1期間においてX座標検出用第1強度分布L2Xaを形成し、X座標検出用第2期間においてX座標検出用第2強度分布L2Xbを形成する。その結果、X座標検出用第1期間における光検出器30での検出値LXaと、X座標検出用第2期間における光検出器30での検出値LXbとが等しくなれば、X座標検出用第1期間での位置検出用光源12に対する制御量の調整量ΔLXaと、X座標検出用第2期間での位置検出用光源12に対する制御量の調整量ΔLXbとの比あるいは差などにより、対象物体ObのX座標を検出することができる。かかる方法によれば、位置検出光L2以外の環境光、例えば、外光に含まれる赤外成分が光検出器30に入射した場合でも、検出値LXa、LXbが等しくなるように位置検出用光源12に対する制御量の調整を行なう際、環境光に含まれる赤外成分の強度が相殺されるので、環境光に含まれる赤外成分が検出精度に影響を及ぼすことがない。
次に、第3の方法でも、第2の方法と同様、X座標検出用第1期間においてX座標検出用第1強度分布L2Xaを形成した際の光検出器30での検出値LXaと、X座標検出用第2期間においてX座標検出用第2強度分布L2Xbを形成した際の光検出器30での検出値LXbとが等しくなるように、位置検出用光源12に対する制御量(駆動電流)を調整した際の調整量に基づいて対象物体ObのX座標を検出する方法である。かかる方法は、図6(b)に示すX座標検出用第1強度分布L2XaおよびX座標検出用第2強度分布L2XbがX座標に対して直線的に変化する場合に適用できる。
まず、図6(b)に示すように、X座標検出用第1期間およびX座標検出用第2期間においてX座標検出用第1強度分布L2XaとX座標検出用第2強度分布L2Xbを絶対値が等しく、X軸方向で逆向きに形成する。この状態で、X座標検出用第1期間における光検出器30での検出値LXaと、X座標検出用第2期間における光検出器30での検出値LXbとが等しければ、対象物体ObがX軸方向の中央に位置することが分る。
これに対して、X座標検出用第1期間における光検出器30での検出値LXaと、X座標検出用第2期間における光検出器30での検出値LXbとが相違している場合、検出値LXa、LXbが等しくなるように、例えば、検出値が低い期間の方、あるいは検出値が高い期間の方の位置検出用光源12に対する制御量(駆動電流)を調整して、再度、X座標検出用第1期間においてX座標検出用第1強度分布L2Xaを形成し、X座標検出用第2期間においてX座標検出用第2強度分布L2Xbを形成する。図6(c)に示す例では、例えば、X座標検出用第1期間での位置検出用光源12に対する制御量を調整量ΔLXa分だけ減少させる。あるいは、X座標検出用第2期間での位置検出用光源12に対する制御量を調整量ΔLXb分だけ増大させる。その結果、X座標検出用第1期間における光検出器30での検出値LXaと、X座標検出用第2期間における光検出器30での検出値LXbとが等しくなれば、制御量を調整した後のX座標検出用第1期間での位置検出用光源12に対する制御量と、制御量を調整した後のX座標検出用第2期間での位置検出用光源12に対する制御量との比あるいは差などにより、対象物体ObのX座標を検出することができる。かかる方法によれば、位置検出光L2以外の環境光、例えば、外光に含まれる赤外成分が光検出器30に入射した場合でも、検出値LXa、LXbが等しくなるように位置検出用光源12に対する制御量の調整を行なう際、環境光に含まれる赤外成分の強度が相殺されるので、環境光に含まれる赤外成分が検出精度に影響を及ぼすことがない。
上記の方法1〜3のいずれを採用する場合でも、同様に、Y座標検出用第1期間において、Y軸方向の一方側Y1から他方側Y2に向かって強度が単調減少していくY座標検出用第1強度分布(第2座標検出用強度分布/第2座標検出用第1強度分布)を形成した後、Y座標検出用第2期間において、Y軸方向の他方側Y2から一方側Y1に向かって強度が単調減少していくY座標検出用第2強度分布(第2座標検出用強度分布/第2座標検出用第2強度分布)を形成すれば、対象物体ObのY座標を検出することができる。
また、Z座標検出期間において、Z軸方向の強度分布(第3座標検出用強度分布)を形成すれば、対象物体ObのZ座標を検出することができる。
上記のように、光検出器30での検出結果に基づいて対象物体Obの検出領域10R内の位置情報を取得するにあたって、例えば、位置検出部50としてマイクロプロセッサーユニット(MPU)を用い、これにより所定のソフトウェア(動作プログラム)を実行することに従って処理を行う構成を採用することができる。また、論理回路などのハードウェアを用いた信号処理部で処理を行う構成を採用することもできる。
[座標検出動作]
次に、本形態の光学式位置装置10において、検出領域10R内の対象物体Obの位置を検出する動作を説明する。本形態の光学式位置検出装置10において、検出領域10R内の対象物体ObのXY座標を検出するには、以下に説明するX座標検出用第1期間およびX座標検出用第2期間によってX座標を検出し、Y座標検出用第1期間およびY座標検出用第2期間によってY座標を検出する。さらに、本形態の位置検出機能付き表示装置においては、Z座標検出期間によってZ座標を検出する。ここで、X座標検出用第1期間〜Z座標検出期間の各時間は例えば数msec程度である。
また、本形態の光学式位置検出装置10では、2つの光検出器30および2つの位置算出部53が設けられていることから、1つの光検出器30および位置算出部53において、以下に説明する動作を行なった後、他の光検出器30および位置算出部53においても、以下に説明する動作を順次行なう。
(X座標検出動作)
本形態の光学式位置検出装置10において、検出領域10R内の対象物体ObのX座標を検出するには、まず、X座標検出用第1期間において、図2(b)に示す位置検出用光源12A、12Dを点灯させ、位置検出用光源12B、12Cを消灯させる。その結果、X軸方向の一方側X1から他方側X2に向かって位置検出光の強度が単調減少するX座標検出用第1強度分布が形成される。本形態のX座標検出用第1強度分布では、X軸方向の一方側X1から他方側X2に向かって位置検出光の強度が連続的に直線的に減少している。かかるX座標検出用第1強度分布では、X軸方向における位置と位置検出光の強度とが一定の関係を有している。このため、対象物体Obで反射して光検出器30で検出される光量は、X座標検出用第1強度分布における位置検出光の強度と比例し、対象物体Obの位置によって規定される値である。
次に、X座標検出用第2期間においては、図2(b)に示す位置検出用光源12A、12Dを消灯させ、位置検出用光源12B、2Cを点灯させる。その結果、X軸方向の他方側X2から一方側X1に向かって位置検出光の強度が単調減少するX座標検出用第2強度分布が形成される。本形態のX座標検出用第2強度分布では、X軸方向の他方側X2から一方側X1に向かって位置検出光の強度が連続的に直線的に減少している。かかるX座標検出用第2強度分布では、X座標検出用第1強度分布と同様、X軸方向における位置と位置検出光の強度とが一定の関係を有している。このため、対象物体Obで反射して光検出器30で検出される光量は、X座標検出用第2強度分布における位置検出光の強度と比例し、対象物体Obの位置によって規定される値である。
従って、図6を参照して説明したように、位置検出部50の位置算出部53は、X座標検出用第1期間において光検出器30で検出された光量と、X座標検出用第2期間において光検出器30で検出された光量との比較結果に基づいて、対象物体ObのX座標を検出することができる。
(Y座標検出動作)
本形態の光学式位置検出装置10において、検出領域10R内の対象物体ObのY座標を検出するには、まず、Y座標検出用第1期間において、図2(b)に示す位置検出用光源12B、12Dを点灯させ、位置検出用光源12A、12Cを消灯させる。その結果、Y軸方向の一方側Y1から他方側Y2に向かって位置検出光の強度が単調減少するY座標検出用第1強度分布が形成される。本形態のY座標検出用第1強度分布では、Y方向の一方側Y1から他方側Y2に向かって位置検出光の強度が連続的に直線的に減少している。かかるY座標検出用第1強度分布では、Y軸方向における位置と位置検出光の強度とが一定の関係を有している。このため、対象物体Obで反射して光検出器30で検出される光量は、Y座標検出用第1強度分布における位置検出光の強度と比例し、対象物体Obの位置によって規定される値である。
次に、Y座標検出用第2期間においては、図2(b)に示す位置検出用光源12B、12Dを消灯させ、位置検出用光源12A、12Cを点灯させる。その結果、Y軸方向の他方側Y2から一方側Y1に向かって位置検出光の強度が単調減少するY座標検出用第2強度分布が形成される。本形態のY座標検出用第2強度分布では、Y軸方向の他方側Y2から一方側Y1に向かって位置検出光の強度が連続的に直線的に減少している。かかるY座標検出用第2強度分布では、Y座標検出用第1強度分布と同様、Y軸方向における位置と位置検出光の強度とが一定の関係を有している。このため、対象物体Obで反射して光検出器30で検出される光量は、Y座標検出用第2強度分布における位置検出光の強度と比例し、対象物体Obの位置によって規定される値である。
従って、図6を参照して説明したように、位置検出部50の位置算出部53は、Y座標検出用第1期間において光検出器30で検出された光量と、Y座標検出用第2期間において光検出器30で検出された光量との比較結果に基づいて、対象物体ObのY座標を検出することができる。
(Z座標検出動作)
本形態の光学式位置検出装置10において、検出領域10R内の対象物体ObのZ座標を検出するには、Z座標検出期間において、位置検出用光源12A〜12Dの全てを点灯させる。その結果、Z軸方向において位置検出光の強度が単調減少するZ座標検出用強度分布が形成される。かかるZ座標検出用強度分布では、Z軸方向における位置と位置検出光の強度とが一定の関係を有している。このため、対象物体Obで反射して光検出器30で検出される光量は、Z座標検出用強度分布における位置検出光の強度と比例し、対象物体Obの位置によって規定される値である。従って、位置検出部50の位置算出部53は、Z座標検出期間における光検出器30の検出結果に基づいて、対象物体ObのZ座標を検出することができる。かかるZ座標の検出は、検出領域10RにおいてZ軸方向の所定範囲を検出有効領域として設定するのに利用することができる。例えば、スクリーン部材290の表面から5cm以内の範囲を検出有効領域と設定すれば、スクリーン部材290の表面から5cmを超える位置で対象物体Obを検出した場合には、その検出結果を無効とすることができる。このため、スクリーン部材290の表面から5cm以内の範囲に対象物体Obを検出した場合のみ、対象物体ObのXY座標を入力とみなすなどの処理を行なうことができる。
[多点検出]
本形態の光学式位置検出装置10においては、1つの光検出器30および位置算出部53において、上記の動作を行なった後、他の光検出器30および位置算出部53においても同様に行なう。すなわち、第1位置算出部531は、第1光検出器31での検出結果に基づいて対象物体ObのXYZ座標を検出し、次に、第2位置算出部532は、第2光検出器32での検出結果に基づいて対象物体ObのXYZ座標を検出する。その結果、第1光検出器31での検出結果によれば、図3(a)に示す領域10R1における対象物体Obの有無や座標を検出することができる。また、第2光検出器32での検出結果によれば、領域10R2における対象物体Obの有無や座標を検出することができる。それ故、検出領域10Rの2つの領域10R1、10R2毎に対象物体Obの有無や座標を検出することができる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の光学式位置検出装置10および位置検出機能付き表示装置100では、検出領域10Rに向けて赤外光からなる位置検出光L2を出射し、検出領域10Rで対象物体Obにより反射した位置検出光を光検出器30によって検出する。ここで、位置検出光L2は、検出領域10Rに強度分布を形成するため、検出領域10R内における位置と位置検出光L2の強度との関係を予め把握しておけば、位置検出部50は、光検出器30の受光結果に基づいて対象物体ObのXYZ座標を検出することができる。また、位置検出光L2は、赤外光からなるため、位置検出光L2が視認されることがない。それ故、位置検出光L2が画像の表示を妨げることがない。
また、本形態の光学式位置検出装置10および位置検出機能付き表示装置100では、互いに異なる角度方向に入射角度範囲310、320を向ける複数の光検出器30(第1光検出器31および第2光検出器32)が用いられている。このため、スクリーン290側の広い範囲にわたる検出領域10R内の対象物体Obの位置を検出することができる。
また、複数の光検出器30(第1光検出器31および第2光検出器32)において、入射角度範囲310、320同士が重なっていない。また、位置検出部50は、複数の光検出器30(第1光検出器31および第2光検出器32)が検出した結果毎に対象物体Obの位置を検出する。このため、検出領域10Rの2つの領域10R1、10R2毎に対象物体Obの有無や座標を検出することができる。従って、検出領域10R内に複数の対象物体Obが存在する場合でも、複数の対象物体Ob毎の位置を検出することができる。しかも、複数の光検出器30において、隣り合う入射角度範囲310、320の端部同士が近接あるいは接している。このため、対象物体Obの存在を見落とすという事態を回避することができる。
また、2つの光検出器30(第1光検出器31および第2光検出器32)は、検出領域10Rの辺部分に隣接する特定箇所で互いに隣り合うように配置されているため、検出領域10Rの周りの狭いスペース内に複数の光検出器30を配置することができる。
[実施の形態2]
図7は、本発明の実施の形態2に係る光学式位置検出装置10の構成を示す説明図であり、図7には、本発明を適用した光学式位置検出装置10に用いた光検出器30の入射角度範囲を模式的に示してある。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
図7に示すように、本形態の光学式位置検出装置10でも、実施の形態1と同様、光検出器30として第1光検出器31および第2光検出器32が用いられている。また、2つの光検出器30(第1光検出器31および第2光検出器32)は、検出領域10R内の異なる領域10R1、10R2に入射角度範囲を向けている。
このように2つの光検出器30を配置するにあたって、実施の形態1では、検出領域10RをX軸方向で領域10R1、10R2に2等分し、かかる2つの領域10R1、10R2に第1光検出器31および第2光検出器32の入射角度範囲310、320が向いていた。しかるに、本形態では、検出領域10Rをその対角に位置する角部分10Rc、10Rdを結ぶ線によって、検出領域10Rを領域10R1、10R2に2等分し、かかる2つの領域10R1、10R2に第1光検出器31および第2光検出器32の入射角度範囲310、320が向いている。すなわち、第1光検出器31は、検出領域10Rの辺部分10Rgに隣接する領域において角部分10Rc近傍に配置されており、第1光検出器31の入射角度範囲310(図7に太い一点鎖線で挟まれた範囲)は、領域10R1に向いている。第2光検出器32は、検出領域10Rの辺部分10Rhに隣接する領域において角部分10Rd近傍に配置されており、第2光検出器32の入射角度範囲320(図7に太い二点鎖線で挟まれた範囲)は、領域10R2に向いている。従って、第1光検出器31は、入射角度範囲310内(領域10R1内)に位置する対象物体Ob1で反射した位置検出光L3aを検出し、第2光検出器32は、入射角度範囲320内(領域10R2内)に位置する対象物体Ob2で反射した位置検出光L3bを検出する。
ここで、2つの領域10R1、10R2は互いに重なっておらず、検出領域10Rでは、入射角度範囲310、320が互いに重なっていない。また、隣り合う領域10R1、10R2の端部同士は接しており、隣り合う入射角度範囲310、320同士は、近接あるいは接している。
このように構成した場合も、検出領域10R内に複数の対象物体Obが存在する場合でも、複数の対象物体Ob毎の位置を検出することができるなど、実施の形態1と同様な効果を奏する。
また、第1光検出器31および第2光検出器32は、互いに異なる辺部分10Rg、10Rhに配置されているため、入射角度範囲310、320を隙間なく設定することができるという利点がある。
[実施の形態3]
図8は、本発明の実施の形態3に係る光学式位置検出装置10の構成を示す説明図であり、図8には、本発明を適用した光学式位置検出装置10に用いた光検出器30の入射角度範囲を模式的に示してある。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
実施の形態1、2では、検出領域10Rを2等分したが、検出領域10Rを3つ以上に分割してもよい。例えば、本形態では、検出領域10RをX軸方向で領域10R1、10R2、10R3、10R4に4等分してある。ここで、領域10R1、10R2、10R3、10R4は台径形状であり、領域10R1、10R2の斜辺同士、および領域10R3、10R4の斜辺同士が隣接している。また、本形態の光学式位置検出装置10でも、複数の光検出器30として4つの光検出器30(第1光検出器31、第2光検出器32、第3光検出器33および第4光検出器34)が用いられており、4つの光検出器30は各々、検出領域10R内の異なる領域10R1〜10R4に入射角度範囲を向けている。
より具体的には、第1光検出器31は、検出領域10Rの辺部分10Rhに隣接する領域において角部分10Rb近傍に配置されており、第1光検出器31の入射角度範囲310(図8に太い一点鎖線で挟まれた範囲)は、領域10R1に向いている。第2光検出器32は、検出領域10Rの辺部分10Rhに隣接する領域においてX軸方向の略中央位置に配置されており、第2光検出器32の入射角度範囲320(図8に太い二点鎖線で挟まれた範囲)は、領域10R2に向いている。第3光検出器33は、検出領域10Rの辺部分10Rgに隣接する領域においてX軸方向の略中央位置に配置されており、第3光検出器33の入射角度範囲330(図8に太い点線で挟まれた範囲)は、領域10R3に向いている。第4光検出器34は、検出領域10Rの辺部分10Rgに隣接する領域において角部分10Ra近傍に配置されており、第4光検出器34の入射角度範囲340(図8に太い一点鎖線で挟まれた範囲)は、領域10R4に向いている。
従って、第1光検出器31は、入射角度範囲310内(領域10R1内)に位置する対象物体Ob1で反射した位置検出光L3aを検出し、第2光検出器32は、入射角度範囲320内(領域10R2内)に位置する対象物体Ob2で反射した位置検出光L3bを検出する。また、第3光検出器33は、入射角度範囲330内(領域10R3内)に位置する対象物体Ob3で反射した位置検出光L3cを検出し、第4光検出器34は、入射角度範囲340内(領域10R4内)に位置する対象物体Ob4で反射した位置検出光L3dを検出する。
ここで、4つの領域10R1、10R2、10R3、10R4は互いに重なっておらず、検出領域10Rでは、入射角度範囲310、320、330、340が互いに重なっていない。また、隣り合う領域10R1〜10R4の端部同士は接しており、隣り合う入射角度範囲310〜340同士は、近接あるいは接している。
このように構成した場合も、検出領域10R内に複数の対象物体Obが存在する場合でも、複数の対象物体Ob毎の位置を検出することができるなど、実施の形態1と同様な効果を奏する。
また、第1光検出器31および第3光検出器33は辺部分10Rhに隣接する位置に配置され、第2光検出器32および第4光検出器34は辺部分10Rgに隣接する位置に配置されているので、入射角度範囲310、320、330、340を隙間なく設定することができるという利点がある。
[実施の形態4]
図9は、本発明の実施の形態4に係る光学式位置検出装置10および位置検出機能付き表示装置100の構成を模式的に示す説明図であり、図4(a)、(b)は、位置検出機能付き表示装置の要部を斜め上からみた様子を模式的に示す説明図、および横方向からみた様子を模式的に示す説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
実施の形態1〜3では、スクリーン部材290の裏面側290tに光学式位置検出装置10の位置検出用光源12や導光板13が配置されていたが、本形態では、スクリーン部材290のスクリーン面290s側に位置検出用光源12(位置検出用光源12A〜12D)が配置されており、かかる位置検出用光源12は、検出領域10Rの外側でスクリーン面290aに沿う方向に発光部を向けている。従って、本形態では、導光板が用いられていない。なお、光検出器30は、実施の形態1と同様、スクリーン部材290のスクリーン面290s側において、検出領域10Rの外側でスクリーン面290aに沿う方向に受光部30aを向けている。
かかる構成の光学式位置検出装置10および位置検出機能付き表示装置100においても、本発明を適用すれば、検出領域10R内に複数の対象物体Obが存在する場合でも、複数の対象物体Ob毎の位置を検出することができるなど、実施の形態1と同様な効果を奏する。
[実施の形態5]
図10は、本発明の実施の形態5に係る光学式位置検出装置10および位置検出機能付き表示装置100の構成を模式的に示す説明図であり、図10(a)、(b)は、位置検出機能付き表示装置の要部を斜め上からみた様子を模式的に示す説明図、および横方向からみた様子を模式的に示す説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
実施の形態1〜3では、スクリーン部材290の裏面側290tに光学式位置検出装置10の位置検出用光源12や導光板13が配置されていたが、本形態の光学式位置検出装置10の位置検出用光源装置11では、図10に示すように、スクリーン部材290の裏面側290tにおいて、検出領域10Rに対してZ軸方向で対向する位置に、複数の位置検出用光源12が配列された基板120を設けてある。このため、導光板を備えていない。
かかる構成の光学式位置検出装置10および位置検出機能付き表示装置100においても、本発明を適用すれば、検出領域10R内に複数の対象物体Obが存在する場合でも、複数の対象物体Ob毎の位置を検出することができるなど、実施の形態1と同様な効果を奏する。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、位置検出機能付き表示装置100として投射型表示装置に光学式位置検出装置10を設けたが、位置検出機能付き表示装置100としては、スクリーン部材を備えた電子黒板に光学式位置検出装置10を設けて位置検出機能付き表示装置100を構成してもよい。
[位置検出機能付き表示装置100の変形例]
上記実施の形態では位置検出機能付き表示装置100を投射型表示装置や電子黒板に適用した例であったが、図11〜図14に示すように、直視型の表示装置を画像生成装置200として採用すれば、図15を参照して後述する電子機器に用いることができる。
(位置検出機能付き表示装置100の変形例1)
図11および図12は、本発明の変形例1に係る光学式位置検出装置10および位置検出機能付き表示装置100の分解斜視図、および断面構成を示す説明図である。なお、本形態の位置検出機能付き表示装置100において、光学式位置検出装置10の構成は、上記実施の形態と同様であるため、共通する部分については同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図11および図12に示す位置検出機能付き表示装置100は、光学式位置検出装置10と画像生成装置200とを備えており、光学式位置検出装置10は、位置検出光を放出する位置検出用光源12と、導光板13と、検出領域10Rに受光部30aを向けた複数の光検出器30とを備えている。画像生成装置200は、有機エレクトロルミネッセンス装置やプラズマ表示装置などといった直視型表示装置208であり、光学式位置検出装置10に対して入力操作側とは反対に設けられている。直視型表示装置208は、導光板13に対して平面視で重なる領域に画像表示領域20Rを備えており、かかる画像表示領域20Rは検出領域10Rと平面視で重なっている。
(位置検出機能付き表示装置100の変形例2)
図13および図14は、本発明の変形例2に係る光学式位置検出装置10および位置検出機能付き表示装置100の説明図であり、図13および図14は各々、光学式位置検出装置10および位置検出機能付き表示装置100の分解斜視図、および断面構成を示す説明図である。なお、本形態の位置検出機能付き表示装置100において、光学式位置検出装置10の構成は、上記実施の形態と同様であるため、共通する部分については同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図13および図14に示す位置検出機能付き表示装置100は、光学式位置検出装置10と画像生成装置200とを備えており、光学式位置検出装置10は、位置検出光を放出する位置検出用光源12と、導光板13と、検出領域10Rに受光部30aを向けた複数の光検出器30とを備えている。画像生成装置200は、直視型表示装置である液晶装置209と、透光性のカバー部材30とを備えている。液晶装置209は、導光板13に対して平面視で重なる領域に画像表示領域20Rを備えており、かかる画像表示領域20Rは検出領域10Rと平面視で重なっている。
本形態の位置検出機能付き表示装置100において、導光板13の光出射側には、必要に応じて、位置検出光L2a〜L2dの均―化を図るための光学シート16が配置されている。本形態においては、光学シート16として、導光板13の光出射面13sに対向する第1プリズムシート161と、第1プリズムシート161に対して導光板13が位置する側とは反対側で対向する第2プリズムシート162と、第2プリズムシート162に対して導光板13が位置する側とは反対側で対向する光散乱板163とが用いられている。なお、光学シート16に対して導光板13が位置する側とは反対側には矩形枠状の遮光シート17が光学シート16の周囲に配置されている。かかる遮光シート17は、位置検出用光源12A〜12Dから出射された位置検出光L2a〜L2dが漏れるのを防止する。
液晶装置209(画像生成装置200)は、光学シート16(第1プリズムシート161、第2プリズムシート162および光散乱板163)に対して導光板13が位置する側とは反対側に液晶パネル209aを備えている。本形態において、液晶パネル209aは、透過型の液晶パネルであり、2枚の透光性基板21、22をシール材23で貼り合わせ、基板間に液晶24を充填した構造を有している。本形態において、液晶パネル209aは、アクティブマトリクス型液晶パネルであり、2枚の透光性基板21、22の一方側には透光性の画素電極、データ線、走査線、画素スイッチング素子(図示せず)が形成され、他方側には透光性の共通電極(図示せず)が形成されている。なお、画素電極および共通電極が同一の基板に形成されることもある。かかる液晶パネル209aでは、各画素に対して走査線を介して走査信号が出力され、データ線を介して画像信号が出力されると、複数の画素の各々で液晶24の配向が制御される結果、画像表示領域20Rに画像が形成される。
液晶パネル209aにおいて、一方の透光性基板21には、他方の透光性基板22の外形より周囲に張り出した基板張出部21tが設けられている。この基板張出部21tの表面上には駆動回路などを構成する電子部品25が実装されている。また、基板張出部21tには、フレキシブル配線基板(FPC)などの配線部材26が接続されている。なお、基板張出部21t上には配線部材26のみが実装されていてもよい。なお、必要に応じて透光性基板21、22の外面側には偏光板(図示せず)が配置される。
ここで、対象物体Obの平面位置を検出するためには、位置検出光L2a〜L2dを対象物体Obによる操作が行われる視認側へ出射させる必要があり、液晶パネル209aは、導光板13および光学シート16よりも視認側(操作側)に配置されている。従って、液晶パネル209aにおいて、画像表示領域20Rは、位置検出光L2a〜L2dを透過可能に構成される。なお、液晶パネル209aが導光板13の視認側とは反対側に配置される場合には、画像表示領域20Rが位置検出光L2a〜L2dを透過するように構成されている必要はないが、その代りに、画像表示領域20Rが導光板13を通して視認側より透視可能に構成される必要がある。
液晶装置209は、液晶パネル209aを照明するための照明装置40を備えている。本形態において、照明装置40は、導光板13に対して液晶パネル209aが位置する側とは反対側において導光板13と反射板14との間に配置されている。照明装置40は、照明用光源41と、この照明用光源41から放出される照明光を伝播させながら出射する照明用導光板43とを備えており、照明用導光板43は、矩形の平面形状を備えている。照明用光源41は、例えばLED(発光ダイオード)などの発光素子で構成され、駆動回路(図示せず)から出力される駆動信号に応じて、例えば白色の照明光L4を放出する。本形態において、照明用光源41は、照明用導光板43の辺部分43aに沿って複数、配列されている。
照明用導光板43は、辺部分43aに隣接する光出射側の表面部分(光出射面43sの辺部分43a側の外周部)に傾斜面43gが設けられ、照明用導光板43は、辺部分43aに向けて厚みが徐々に増加している。かかる傾斜面43gを有する入光構造によって、光出射面43sが設けられる部分の厚みの増加を抑制しつつ、辺部分43aの高さを照明用光源41の光放出面の高さに対応させてある。
かかる照明装置40において、照明用光源41から出射された照明光は、照明用導光板43の辺部分43aから照明用導光板43の内部に入射した後、照明用導光板43の内部を反対側の外縁部43bに向けて伝播し、一方の表面である光出射面43sから出射される。ここで、照明用導光板43は、辺部分43a側から反対側の外縁部43bに向けて内部伝播光に対する光出射面43sからの出射光の光量比率が単調に増加する導光構造を有している。かかる導光構造は、例えば、照明用導光板43の光出射面43s、または背面43tに形成された光偏向用あるいは光散乱用の微細な凹凸形状の屈折面の面積、印刷された散乱層の形成密度などを上記内部伝播方向に向けて徐々に高めることで実現される。このような導光構造を設けることで、辺部分43aから入射した照明光L4は光出射面43sからほぼ均一に出射される。
本形態において、照明用導光板43は、液晶パネル209aの視認側とは反対側で液晶パネル209aの画像表示領域20Rと平面的に重なるように配置され、いわゆるバックライトとして機能する。但し、照明用導光板43を液晶パネル209aの視認側に配置して、いわゆるフロントライトとして機能するように構成してもよい。また、本形態において、照明用導光板43は導光板13と反射板14との間に配置されているが、照明用導光板43を光学シート16と導光板13との間に配置してもよい。また、照明用導光板43と導光板13とは共通の導光板として構成してもよい。また、本形態では、光学シート16を位置検出光L2a〜L2dと照明光L4との間で共用としている。但し、照明用導光板43の光出射側に、上記の光学シート16とは別の専用の光学シートを配置してもよい。これは、照明用導光板43においては光出射面43sから出射される照明光L4の平面輝度を均―化することを目的に、十分な光散乱作用を呈する光散乱板を用いることが多いが、位置検出用の導光板13においては光出射面13sから出射される位置検出光L2a〜L2dを大きく散乱させてしまうと位置検出の妨げとなる。このため、光散乱板を設けないか、あるいは比較的軽度の光散乱作用を呈する光散乱板を用いる必要があることから、光散乱板については照明用導光板43の専用品とすることが好ましい。但し、プリズムシート(第1プリズムシート161や第2プリズムシート162)などの集光作用のある光学シートについては共用としても構わない。
(電子機器への搭載例)
図15を参照しながら、図11〜図14を参照して説明した位置検出機能付き表示装置100を適用した電子機器について説明する。図15は、本発明に係る位置検出機能付き表示装置を用いた電子機器の説明図である。図15(a)に、位置検出機能付き表示装置100を備えたモバイル型のパーソナルコンピューターの構成を示す。パーソナルコンピューター2000は、表示ユニットとしての位置検出機能付き表示装置100と本体部2010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001、およびキーボード2002が設けられている。図15(b)に、位置検出機能付き表示装置100を備えた携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001、およびスクロールボタン3002、並びに表示ユニットとしての位置検出機能付き表示装置100を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、位置検出機能付き表示装置100に表示される画面がスクロールされる。図15(c)に、位置検出機能付き表示装置100を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001、および電源スイッチ4002、並びに表示ユニットとしての位置検出機能付き表示装置100を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が位置検出機能付き表示装置100に表示される。
なお、位置検出機能付き表示装置100が適用される電子機器としては、図15に示すものの他、デジタルスチールカメラ、液晶テレビ、ビューファインダー型、モニター直視型のビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳、電卓、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、銀行端末などの電子機器などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、前述した位置検出機能付き表示装置100が適用可能である。
10・・光学式位置検出装置、10R・・検出領域、11・・位置検出用光源装置、12、12A、12B、12C、12D・・位置検出用光源、13・・導光板、15・・入射角度範囲制限部材、30・・光検出器、31・・第1光検出器、32・・第2光検出器、33・・第3光検出器、34・・第4光検出器、50・・位置検出部、100・・位置検出機能付き表示装置、310、320、330、340・・入射角度範囲、Ob・・対象物体

Claims (10)

  1. 検出領域内の対象物体の位置を検出する光学式位置検出装置であって、
    前記検出領域に位置検出光を出射して当該検出領域に前記位置検出光の強度分布を形成する位置検出用光源装置と、
    前記検出領域内の互いに重ならない領域に入射角度範囲を向ける複数の光検出器と、
    前記対象物体で反射した前記位置検出光を前記光検出器が検出した光量に基づいて前記対象物体の位置を検出する位置検出部と、
    を有していることを特徴とする光学式位置検出装置。
  2. 前記位置検出部は、前記複数の光検出器の各々が検出した光量毎に前記対象物体の位置を検出することを特徴とする請求項1に記載の光学式位置検出装置。
  3. 前記位置検出用光源装置は、
    第1期間において、前記検出領域内の一つの方向の一方側から他方側に向かって単調減少している第1強度分布を形成する位置検出光を出射し、
    前記第1期間の後の第2期間において、前記検出領域内の前記一つの方向の前記他方側から前記一方側に向かって単調減少している第2強度分布を形成する位置検出光を出射することを特徴とする請求項1または2に記載の光学式位置検出装置。
  4. 前記光検出器には、前記入射角度範囲を規定する入射角度範囲制限部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の光学式位置検出装置。
  5. 前記複数の光検出器は、前記検出領域に隣接する特定箇所に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の光学式位置検出装置。
  6. 前記複数の光検出器は、前記検出領域に隣接する複数個所に配置されていることを特徴とする請求求項1乃至4の何れか一項に記載の光学式位置検出装置。
  7. 前記位置検出光は、赤外光からなることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の光学式位置検出装置。
  8. 前記位置検出用光源装置は、前記強度分布として、第1方向で前記位置検出光の強度が変化する第1座標検出用強度分布と、前記第1方向に交差する第2方向で前記位置検出光の強度が変化する第2座標検出用強度分布を形成することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の光学式位置検出装置。
  9. 前記位置検出用光源部は、前記強度分布として、前記第1方向および前記第2方向の双方に交差する方向で前記位置検出光の強度が変化する第3座標検出用強度分布を形成することを特徴とする請求項8記載の光学式位置検出装置。
  10. 請求項1乃至9の何れか一項に記載の光学式位置検出装置を備えた位置検出機能付き表示装置であって、
    前記検出領域に対して重なる領域に画像を形成する画像生成装置を有していることを特徴とする位置検出機能付き表示装置。
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