JP2001142643A - 座標入力/検出装置 - Google Patents

座標入力/検出装置

Info

Publication number
JP2001142643A
JP2001142643A JP32764599A JP32764599A JP2001142643A JP 2001142643 A JP2001142643 A JP 2001142643A JP 32764599 A JP32764599 A JP 32764599A JP 32764599 A JP32764599 A JP 32764599A JP 2001142643 A JP2001142643 A JP 2001142643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
coordinate input
coordinate
input
detection device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32764599A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Okada
岡田  進
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP32764599A priority Critical patent/JP2001142643A/ja
Publication of JP2001142643A publication Critical patent/JP2001142643A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タッチパネル方式の座標入力/検出装置にお
いて、必要な2次元座標情報から不要なノイズ情報を分
離し、情報伝達におけるマンマシンインターフェースを
向上させる。 【解決手段】 座標入力領域3の上方両端に受発光手段
1,1を、座標入力領域3の周辺部分に再帰性反射部材
4をそれぞれ装着し、再帰性反射部材4の再帰反射面
を、座標入力装置3の中央に向けさせる。指示手段2の
座標検出に際しては、一方の受発光手段1の点光源81
から、座標入力領域3に向けてプローブ光L1,L2,
…,Lnを照射し、どのプローブ光が受発光手段1に再
帰したかを検出することにより、どのプローブ光が遮ら
れたかを調べる。この場合、プローブ光の光路に指示手
段2が存在すれば、再帰光は検出されない。他方の受発
光手段1を用いて同様の操作を行う。以下、所定の要領
で演算することにより、指示手段2が指示した点の座標
を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、座標入力/検出装
置に関し、特にパーソナルコンピューター等において、
情報の入力や選択をするためにペン等の指示部材や指等
によって指示された座標位置を検出するいわゆるタッチ
パネル方式の座標入力/検出装置に関する。この座標入
力/検出装置は、電子黒板や大型のディスプレイと共に
一体化して利用される。
【0002】
【従来の技術】従来、座標入力/検出装置としては、ペ
ンで座標入力面を押さえた時、あるいはペンが座標入力
面に接近した時に、静電又は電磁誘導によって電気的な
変化を検出するものがある。
【0003】また他の方式として、特開昭61−239
322号公報として知られているような超音波方式のタ
ッチパネル座標入力/検出装置がある。これは簡単にい
うと、パネル上に送出された表面弾性波をパネルに触れ
ることによりその表面弾性波を減衰させ、その位置を検
出するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、静電又は電磁
誘導によって座標位置を検出するものでは、座標入力面
に電気的なスイッチ機能を有するため製造コストが高
く、また、ペンと本体とをつなぐケーブルが必要である
ため操作性に難点があった。
【0005】また、超音波方式のものでは、指入力を前
提としているため、パネル上で吸収を伴うような材質
(柔らかく弾力性を伴う)でペン入力を行わせ直線を描
いた場合、押した時点では安定な減衰が得られるが、ペ
ンを移動するとき十分な接触が得られず、直線が切れて
しまう。そこで、十分な接触を得るには、ペンを必要以
上の力で押し付けてしまう。するとペンの移動に伴い、
ペンの持つ弾力性のため応力を受け歪を生じ、移動中に
復帰させる力が働く。そのため一旦ペン入力時に曲線を
描こうとすると、ペンを抑える力が弱くなり歪を元へ戻
す力が優るため復帰して安定な減衰が得られないため、
入力が途絶えたと判断してしまう。このためにペン入力
としては信頼性が確保できないという問題を有する。
【0006】しかしながらこのような従来技術が保有す
る問題についても、特開平5−173699号公報に開
示されているもの、あるいは特開平9−319501号
公報に開示されているもの等、に代表される光学式の座
標入力/検出装置、あるいは画像入力手段を利用した座
標入力/検出装置によって解消され、比較的簡単な構成
により、タッチパネル型の座標入力/検出装置が実現で
きる。
【0007】近年このような座標入力/検出装置は、パ
ーソナルコンピューター等の普及にともない、情報の入
力や選択をするための有力なツールとして位置付けら
れ、上記各公報に開示されたもの以外にも鋭意検討され
つつあるが、本格的な実用化に向けていまだ解決されね
ばならない課題が多々存在する。
【0008】
【発明の目的】本発明はこのような光学式の座標入力、
検出装置、あるいはカメラの如き画像入力手段を利用し
た座標入力、検出装置に関するものであり、その目的
は、必要な2次元座標情報と不要なノイズ情報を分離
し、情報伝達におけるマンマシンインターフェースを向
上させることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、複数の発光手段と複数の受光手段とよりな
り、これらの発光/受光の光路内の光遮断手段の有無に
より、該光遮断手段の平面若しくは略平面の2次元座標
を検出する座標入力/検出装置、若しくは、平面若しく
は略平面の座標入力/検出領域を取り込む画像入力手段
とよりなり、該画像入力手段により取り込まれた情報の
うちの一部の領域を2次元座標情報に変換する手段とよ
りなる座標入力/検出装置であって、座標入力/検出装
置の入力情報を少なくとも1次元時間と2次元空間と
し、座標入力/検出装置の出力情報に対して寄与するも
のであって、時間軸上で2次元座標において連続する座
標入力/検出信号と時間軸上で2次元座標において連続
しない座標入力/検出信号を分離する分離手段を備えた
ことにより情報伝達におけるマンマシンインターフェー
スを向上させるようにした。
【0010】以下、順に説明する。最初に本発明が適用
される光学式の座標入力、検出装置の第1の例につい
て、その原理を説明する。
【0011】図1に本発明が適用される光学式の座標入
力、検出装置の1例を示す。座標入力領域3は四角形の
形状をなし、電子的に画像を表示するディスプレイ表面
やマーカー等のペンで書き込むホワイトボードなどが考
えられる。この座標入力領域3上を光学的に不透明な材
質からなるユーザの手指やペン、指示棒など指示手段2
で触った場合を考える。このときの指示手段2の座標を
検出することがこのような光学式の座標入力装置の目的
である。
【0012】座標入力領域の上方両端に受発光手段1が
装着されている。受発光手段1からは座標入力領域に向
けて、L1,L2,L3,…,Lnの光ビームの束(プ
ローブ光)が照射されている。実際には点光源81から
広がる座標入力面に平行な面に沿って進行する扇形板状
の光波である。
【0013】座標入力領域3の周辺部分には、再帰性反
射部材4が再帰反射面を座標入力装置3の中央に向けて
装着されている。
【0014】再帰性反射部材は入射した光を、入射角度
によらずに同じ方向に反射する特性をもった部材であ
る。例えば受発光手段1から発した扇形板状の光波のう
ちある一つのビーム12に注目すると、ビーム12は再
帰性反射部材4によって反射されて再び同じ光路を再帰
反射光11として受発光手段1に向かって戻るように進
行する。受発光手段1には、後に述べる受光手段が設置
されており、プローブ光L1〜Lnのそれぞれに対し
て、その再帰光が受発光手段に再帰したかどうかを判断
することができる。
【0015】いま、ユーザーが手で位置2を触った場合
を考える。このときプローブ光10は位置2で手に遮ら
れて再帰性反射部材4には到達しない。従ってプローブ
光10の再帰光は受発光手段1には到達せず、プローブ
光10に対応する再帰光が受光されないことを検出する
ことによって、プローブ光10の延長線(直線L)上に
指示物体が挿入されたことを検出することができる。同
様に図1の右上方に設置された受発光手段1からもプロ
ーブ光を照射し、プローブ光13に対応する再帰光が受
光されないことを検出することによって、プローブ光1
3の延長線(直線R)上に指示物体が挿入されたことを
検出することができる。直線Lおよび直線Rを求めるこ
とができれば、この交点座標を演算により算出すること
により、指示手段2が挿入された座標を得ることができ
る。
【0016】次に受発光手段1の構成とプローブ光L1
からLnのうち、どのプローブ光が遮断されたかを検出
する機構について説明する。受発光手段1の内部の構造
の概略を図2に示す。図2は図1の座標入力面に取り付
けられた受発光手段1を、座標入力面3に垂直な方向か
ら見た図である。ここでは簡単のため、座標入力面3に
平行な2次元平面で説明を行う。
【0017】概略の構成では点光源81、集光レンズ5
1および受光素子50から構成される。点光源81は光
源から見て受光素子50と反対の方向に扇形に光を射出
するものとする。点光源81から射出された扇形の光は
矢印53、58、その他の方向に進行するビームの集合
であると考える。53方向に進行したビームは再帰性反
射部材55で反射されて、集光レンズ51を通り、受光
素子50上の位置57に到達する。また進行方向58に
沿って進行したビームは再帰性反射部材55によって受
光素子50上の位置56に到達する。このように点光源
81から発し、再帰性反射部材55で反射され同じ経路
を戻ってきた光は、集光レンズ51の作用によって、そ
れぞれ受光素子50上のそれぞれ異なる位置に到達す
る。従ってある位置に指示手段が挿入されあるビームが
遮断されると、そのビームに対応する受光素子50上の
点に光が到達しなくなる。よって受光素子50上の光強
度の分布を調べることによって、どのビームが遮られた
かを知ることができる。
【0018】図3で上記動作を詳しく説明する。図3で
受光素子50は集光レンズ51の焦点面に設置されてい
るものとする。点光源81から図3の右側に向けて発し
た光は再帰性反射部材55によって反射され同じ経路を
戻ってくる。従って点光源81の位置に再び集光する。
集光レンズ51中心は点光源位置と一致するように設置
する。再帰性反射部材か55から戻った再帰光は集光レ
ンズ51の中心を通るので、レンズ後方(受光素子側)
に対称の経路で進行する。
【0019】このとき受光素子50上の光強度分布を考
える。80に示す指示手段が挿入されていなければ、受
光素子50上の光強度分布は略一定であるが、図3に示
すように80の位置に光を遮る指示手段が挿入された場
合、ここを通過するビームは遮られ、受光素子50上で
は位置Dnの位置に、光強度が弱い領域が生じる(暗
点)。この位置Dnは遮られたビームの出射/入射角θ
nと対応しており、Dnを検出することによりθnを知
ることができる。すなわちθnはDnの関数として θn=arctan(Dn/f) (eq.1) と表すことができる。ここで特に図1左上方の受発光手
段1におけるθnをθnL、DnをDnLと置き換え
る。
【0020】さらに図4において、受発光手段1と座標
入力領域3との幾何学的な相対位置関係の変換gによ
り、指示手段80と座標入力手段3とのなす角θLは、
(eq.1)で求められるDnLの関数として、 θL=g(θnL) ただし θnL=arctan(DnL/f) (eq.2) と表すことができる。
【0021】同様に図1右上方の受発光手段1について
も同様の説明により、上記式のL記号をR記号に置き換
えて、右側の受発光手段1と座標入力領域3との幾何学
的な相対位置関係の変換hにより、 θR=h(θnR) ただし θnR=arctan(DnR/f) (eq.3) と表すことができる。
【0022】ここで座標入力領域上の、受発光手段の取
り付け間隔を図4に示すwとし、原点を原点と座標を図
4に示すようにとれば、座標入力領域3上の指示手段8
0で指示した点の座標 (x、y)は、 x=w tanθR/(tanθL+tanθR) (eq.4) y=w tanθL・tanθR/(tanθL+tanθR) (eq.5)
【0023】このようにx、yは、DnL、DnRの関
数として表すことができる。すなわち左右の受発光手段
1上の受光素子50上の暗点の位置DnL、DnRを検
出し、受発光手段の幾何学的配置を考慮することによ
り、指示手段80で指示した点の座標を検出することが
できる。
【0024】次に座標入力領域、例えばディスプレイの
表面などに前で説明した光学系を設置する実施例を示
す。図5は、図1、図2で述べた左右の受発光手段1の
うち一方を、ディスプレイ3表面へ設置した場合の実施
例である。
【0025】同図の3はディスプレイ面の断面を示して
おり、図2で示したy軸の負から正に向かう方向に見た
ものである。また同図AおよびBは、説明のため視点を
図に示したように変えて表示したものである。
【0026】受発光手段のうち発光手段について説明す
る。光源83としてレーザーダイオード、ピンポイント
LEDなどスポットをある程度絞ることが可能な光源を
用いる。
【0027】光源83からディスプレイ面3に垂直に発
した光はシリンドリカルレンズ84によってx方向にの
みコリメートされる。このコリメートは後にハーフミラ
ー87で折り返された後、ディスプレイ面と垂直な方向
には平行光として配光するためである。シリンドリカル
レンズ84を出た後、84とは曲率の分布が直交する2
枚のシリンドリカルレンズ85、86で同図y方向に対
して集光される。同図A部分はこの様子を説明するため
にシリンドリカルレンズ群の配置と光束の集光状態を視
点をz軸に対して回転しx方向から見たものである。
【0028】このシリンドリカルレンズ群の作用によ
り、線状に集光した領域がシリンドリカルレンズ86の
後方に形成される。ここにy方向に狭くx方向に細長い
スリット82を挿入する。すなわちスリット位置に線状
の二次光源81を形成する。二次光源81から発した光
はハーフミラー87で折り返され、ディスプレイ面3の
垂直方向には広がらず平行光で、ディスプレイ面3と平
行方向には二次光源81を中心に扇形状に広がりなが
ら、ディスプレイ面3に沿って進行する。進行した光は
ディスプレイ周辺端に設置してある再帰性反射部材55
で反射されて、同様の経路でハーフミラー87方向(矢
印C)に戻る。ハーフミラーを透過した光は、ディスプ
レイ面3に平行に進みシリンドリカルレンズ51を通り
受光素子50に入射する。
【0029】このとき二次光源81とシリンドリカルレ
ンズ51はハーフミラー87に対して共役な位置関係に
ある(同図D)。従って二次光源81は図3の光源81
に対応し、シリンドリカルレンズ51は図3のレンズ5
1に対応する。また図5B部分は受光側のシリンドリカ
ルレンズと受光素子を視点を変えてz軸方向から見たも
のであり、図3のレンズ51、受光素子50に対応す
る。
【0030】次に本発明が適用される光学式の座標入
力、検出装置の第2の例について、その原理を説明す
る。
【0031】図6は、代表的な光学式の座標入力装置で
あり、図に示す如く水平方向にXm個配置された例えば
発光ダイオード(LED)1と、これに1対1に対応し
て対向配置されたXm個の例えばフォトトランジスター
2と、垂直方向にYn個配置されたLED3と、これに
1対1に対応して対向配置されたYn個のフォトトラン
ジスター4とにより、座標検出領域5を形成する。
【0032】そして、この座標検出領域5内の例えばタ
ッチ部分6にタッチ入力が行なわれると、タッチ部分6
を通る光路が遮ぎられるため、その遮断光路にあるフォ
トトランジスター2、4の受光光量が低下する。そこ
で、受光光量が低下したフォトトランジスター2、4の
位置を平均し、タッチ座標の位置7を算出する。
【0033】次に本発明が適用される光学式の座標入
力、検出装置の第3の例について、その原理を説明す
る。
【0034】図7は、光学式の座標入力/検出装置の第
3の例の構成図である。ここでは、四角形状の平面板で
ある座標入力面1の隣接する2つの角(k1、k2)
に、発光検出装置2、3を固定して設置する。この2つ
の発光検出装置2、3から座標入力面1上に光が発射さ
れる。一方、利用者は、位置指示棒、すなわちペン5で
座標入力面1上の任意の位置を指し示す。
【0035】このとき、発光検出装置2、3は、発光検
出装置2、3から発せられた光のうちペン5で反射して
発光検出装置2、3に戻ってきた光を検出して、ペン5
の位置座標を算出する。発光検出装置2、3は、どちら
も同じ構成を持つものを用い、発光部2−1、3−1
と、受光角度検出部2−2、3−2とから構成される。
ここで、発光検出装置2、3は、発光部から発光される
光の発光光軸と、受光角度検出部の受光光軸とがどちら
も座標入力面の基準点4の方向を向くように、座標入力
面1に対して設置される。なお、発光検出装置は、前記
した発光・検出手段に相当し、発光部は発光手段に、受
光角度検出部は角度検出手段に相当する。
【0036】図7において、座標入力面1の角k1と基
準点4とを結ぶ線分a1、座標入力面の角k2と基準点
4とを結ぶ線分a2の方向を発光検出装置2、3それぞ
れの発光光軸及び受光光軸とする。ここで線分a1、a
2は、座標入力面1の角を45°に2等分する方向とす
る。また、座標入力面1の角k2を原点(0、0)と
し、座標入力面1上の位置を横方向をY軸、縦方向をX
軸とするX−Y座標系で表わすものとする。
【0037】図8に、発光検出装置2、3の一実施例の
構成の概念図を示す。ここで、発光検出装置のうち発光
部2−1、3−1は、光源(LED)6と光学レンズ7
とから構成される。光学レンズ7は、像の一方向の倍率
のみを変えることを特徴とするシリンドリカルレンズ、
又は像の一方向の倍率のみを変え、しかも入射角度によ
る倍率の変化が無いことを特徴とするトロイダルレンズ
を利用する。また、発光検出装置のうち受光角度検出部
2−2、3−2は、PSD8とシリンドリカルレンズ9
とから構成される。
【0038】LED6から発せられた光は、その直前に
配置される光学レンズ7によって、座標入力面1と平行
なビームとなるように集光される。すなわち図12に示
すように、座標入力面1と垂直な方向の光を光学レンズ
7によって座標入力面1と平行になるように集光し、さ
らに、座標入力面1と平行な扇形状のビームとなるよう
にする。このように、扇形状のビームに集光すれば、集
光しない時に比べてより有効に光を利用できるため、位
置検出の信頼性の向上が図れる。ここで、LED6とし
ては、可視光線を発光するものでもよいが、赤外線(波
長890nm)を発光するL2656(浜松ホトニクス
社製)を使用するものとする。また、光学レンズ7とし
ては、座標入力面1と垂直な方向の長さが10mm、座
標入力面1と平行で赤外光の発光光軸と垂直な方向の長
さが10mm程度の大きさで、焦点距離6mm程度のも
のを用いる。さらに、光学レンズの焦点位置にLED6
の発光点がくるように固定配置する。
【0039】受光角度検出部2−2、3−2を構成する
シリンドリカルレンズ9は、図8に示すように、ペン5
からの反射光を、座標入力面1と平行な方向に集光する
ように配置される。そして集光したスポット光はPSD
8に受光される。PSD8は、図に示すように、座標入
力面1と平行な方向に細長い構造とし、受光面は入射光
を電気信号に変換するためのPN接合面となっている。
【0040】またPSD8は、受光面の両端には、電流
を取り出すための出力端子(S1 、S2 )が設けられ、
受光点S0 と出力端子までの距離に反比例した電流(I
1 、I2 )が、この出力端子から出力される。この電流
(I1 、I2 )をA/D変換し、マイクロコンピュータ
ーによって演算することによって、受光点S0 の位置が
特定でき、さらにはペン5からの反射光の受光角度を計
算することができる。この演算処理を行う制御回路につ
いては後述する。
【0041】PSD8としては、座標入力面1と平行な
方向の受光面の長さが13mm、座標入力面1と垂直な
方向の長さが1mm程度のものを用いればよい。例えば
浜松ホトニクス社製のS3270を用いることができ
る。
【0042】図10に、シリンドリカルレンズ9とPS
D8の具体的な配置例を示す。ここで、シリンドリカル
レンズ9は、座標入力面1及びPSD8の受光面と平行
な方向の長さを10mm、座標入力面1と垂直な方向の
長さを10mm程度としたものを用い、シリンドリカル
レンズ9の光学的中心位置とPSD8の受光面との距離
が6.5mmとなるように配置する。また、ペン5から
の反射光が直接PSD8の受光面へ入力しないように、
シリンドリカルレンズ9の周囲に黒色ABS等の材料で
作ったマスク10を配置する。
【0043】さらに、シリンドリカルレンズ9の焦点距
離は、ペン5からの反射光の入射角度の違いによりレン
ズとPSDとの距離が変化するため、このレンズ9の中
心とPSD8の受光面との距離の最大値maxと最小値
minとの間であればよい。例えば、図10の場合は、
max=9.2mm、min6.5mmとなるので、焦
点距離が9mm程度のシリンドリカルレンズ9を用いれ
ばよい。なお、前記したマスク10の座標入力面1に平
行な方向の長さは、PSD8の受光面の長さ(=13m
m)よりも大きければよいが、例えば、図10の場合に
は、15mm程度あればよい。
【0044】図8に示した実施例では、ペン5からの反
射光をスポット光にしぼるために、シリンドリカルレン
ズ9を用いる構成を示したが、これに限定されるもので
はなく、図9に示すように、シリンドリカルレンズ9の
代わりに、微小な透過孔を一つ有するアパーチャーを用
いてもよい。図9に、アパーチャー11を用いた発光検
出手段2、3の構成の概念図を示す。この実施例の場合
には、ペン5からの反射光のうち、透過孔12を通過し
た光のみがスポット光としてPSD8の受光点S0 に受
光される。アパーチャー11としては、黒色ABS等の
材料で作られた薄い板を用いればよい。
【0045】図11に、アパーチャーとPSD8の具体
的な配置例を示す。ここで、図10と同様に、PSD8
の受光面の長さを13mmとした場合、PSD8の受光
面からその半分の距離6.5mmだけ離れた位置に、P
SD8の受光面とアパーチャーの表面とが平行になるよ
うにアパーチャー11を配置する。また、アパーチャー
11の大きさは、ペン5からの反射光がPSD8の受光
面に直接入射しないように、PSD8の受光面よりも大
きいことが好ましい。例えば、PSDの受光面の大きさ
13mm×1mmに対して、アパーチャー11の大きさ
は15mm×3mm程度とすることができる。透過孔1
2は、座標入力面1と平行な方向ではPSD8の受光面
の長さ(13mm)よりも短く、座標入力面1と垂直な
方向ではPSDの受光面の長さ(1mm)よりも長くす
る。例えば、図11に示すように、2mm×2mmの大
きさとすることができる。
【0046】なお、図8、図9には、発光検出装置の概
念図を示したが、その構成要素(光源LED6、光学レ
ンズ7、PSD8、シリンドリカルレンズ9又はアパー
チャー11)は、前記した配置関係を保って一つの筺体
に一体成型してもよい。ただし、発光部(LED6、光
学レンズ7)と受光角度検出部(PSD8、シリンドリ
カルレンズ9又はアパーチャー11)とは、互いに発
光、受光の邪魔にならないようにできるだけ近接させて
配置させ、さらにLED6から出た赤外光の発光光軸
と、シリンドリカルレンズ9又はアパーチャー11によ
って受光される赤外光の受光光軸とが同一方向となるよ
うに配置させることが必要である。
【0047】発光検出装置は、一体成型することによっ
て20mm×15mm×10mm程度の大きさとするこ
とができるので、回転モータを用いてビーム光をスキャ
ンして位置検出を行う場合よりも小型化が可能である。
【0048】図13に、LED6及びPSD8の制御回
路の構成ブロック図を示す。この制御回路はLED6の
発光タイミングの制御と、PSD8から出力された電流
(I 1 、I2 )の演算を行うものである。同図に示すよ
うに、制御回路は、MPU27を中心として、プログラ
ム及びデータを記憶するROM25、RAM26、発光
時間間隔を制御するためのタイマー28、インタフェー
スドライバー29、A/Dコンバーター23及びLED
ドライバー24がバス接続された構成からなる。
【0049】PSD8から出力された電流(I1
2 )を演算する回路として、PSDの出力端子
(S1 、S2 )に、アンプ21、アナログ演算回路22
が図のように接続される。PSD8から出力された電流
(I1 、I2 )は、アンプ21に入力され、増幅され
る。そして増幅された電流信号は、アナログ演算回路2
2でI2 /(I1 +I2 )のような処理がされ、さらに
A/Dコンバーター23によってデジタル信号に変換さ
れてMPU27に渡される。この後、MPU27によっ
て受光角度及びペンの位置座標の演算が行われる。
【0050】なお、この制御回路は、一方の発光検出装
置と同一筺体に組み込んでもよく、また、別筺体として
座標入力面1の一部分に組み込んでもよい。また、イン
タフェースドライバー29を介してパソコン等に演算さ
れた座標データを出力するために出力端子を設けること
が好ましい。
【0051】次に、図14に、この発明に用いる位置指
示棒であるペン5の先端部の形状の一実施例を示す。ペ
ン5は、いわゆる筆記具と同様の形状を有し、その先端
部、すなわち発光検出装置2、3から発せられた光が通
過する領域に、「光を反射する構造」(再帰性反射部)
を備える。そして特に、この「光を反射する構造」は、
発光検出装置2、3から発せられた光の入射方向と同一
の方向に反射する再帰性構造である。
【0052】図14には、その構造例としてペン5の先
端部が、多数のコーナーキューブから構成される形状を
示している。コーナーキューブは、図15に示したよう
に、3つの平面鏡を互いに直角になるように組み合わせ
たものである。一般に、ガラスの立方体から一隅を切り
とった図の太い線で囲まれた部分が、コーナーキューブ
として用いられる。このように構成されたコーナーキュ
ーブでは、入射光が3つの面で1回ずつ反射された後
に、反射光は正確に入射光の方向に戻っていく。
【0053】例えば、一辺の長さcを2mmとしたコーナ
ーキューブを、直径10mmのペンの先端部に放射状に配
置する。また、図14に示すように、隣り合うコーナー
キューブの向きを逆にして配置すると、一段につき62
個のコーナーキューブから構成でき、図14のように3
段構成とすると合計186個のコーナーキューブから構
成できる。なお、反射光が入射光の方向に戻るような構
造としてコーナーキューブを用いるものを示したが、反
射光が入射光の方向に戻る再帰性を有するものであれ
ば、他の構造を用いてもよい。
【0054】次に、この発明の座標入力/検出装置にお
けるペンの指示位置の検出原理について説明する。ここ
では、図7に示したように、2つの発光検出装置を用い
た場合について説明するが、3つ以上の発光検出装置を
用いても同様のペン指示位置の検出が可能である。
【0055】まず、図7の座標入力面1上において、図
14に示したペン5を用いて適当な位置(X、Y)を指
示したとする。このとき、発光検出装置2の発光部2−
1のLED6から出射された赤外光のうち線分p1方向
に出た光はペン5に当たり、その反射光は同じ線分p1
を逆に進み、受光角度検出部2−2のPSD8に受光さ
れる。同様に、発光検出装置3の発光部3−1のLED
6から出射された赤外光のうち線分p2の方向に出た光
はペン5に当たり、その反射光は同じ線分p2を逆に進
み、受光角度検出部3−2のPSD8に受光される。P
SD8に受光された光は、図8等で示したようにPSD
8に対する入射角度によってPSDの受光面上の異なる
位置にスポット光を形成する。ここで、線分p2は、座
標入力面1の角k2を2等分する線分a2からθ2の角
度をなし、線分p1は、座標入力面1の角k1を2等分
する線分a1からθ1の角度をなすものとする。
【0056】図16(a)、(b)に、座標入力面1と
受光角度検出手段2−2を形成するシリンドリカルレン
ズ9及びPSD8との位置関係の具体例を示す。ここ
で、PSD8の受光面は、座標入力面1の2辺と45°
の角度をなす線分a1と垂直とする。すなわち、シリン
ドリカルレンズ9の中心とPSD8の受光面の中央とを
結んだ線分a1が受光光軸及び発光光軸と一致する。ま
た、シリンドリカルレンズ9の中心とPSD8の受光面
の中央との距離をLとし、PSD8の受光面の長さを2
Lとする。
【0057】今、ペン5からの反射光が線分p1を通っ
て、PSD8の中央位置からD1の距離だけ離れた位置
に受光したとする。また、PSD8の受光面の2つの出
力端子から得られる電流値をI1 、I2 とする。このと
き、電流と、PSDの受光位置とは次の関係が成立す
る。 I1 =I0 ×(L−D1)/2L I2 =I0 ×(L+D1)/2L I0 =I1 +I2 (I0 と:全電流) 従って、 L+D1=2L×I2 /(I1 +I2
【0058】すなわち、反射光の受光位置D1は、PS
D8で得られる電流値I1 、I2 から求められるが、図
13の制御回路のアンプ21及びアナログ演算回路22
によって計算される。ところで、図16(b)により、
D1/L=tanθ1という関係が成立するから、反射
光の入射角度θ1は、次式から求められる。 θ1=tan-1(D1/L)
【0059】同様にして、もう一方の発光検出装置3の
受光角度検出部3−2についても、PSDの中央からの
受光位置までの距離をD2とすると、次式によって、反
射光の入射角度θ2が求められる。 θ2=tan-1(D2/L)
【0060】さらに、ペン5の指示位置(X、Y)は、
2つの反射光の入射角度θ1、θ2のなす線分a1、a
2の交点となるので、次式より、θ1、θ2から指示位
置(X、Y)が求められる。 Y=Xtan(45°−θ2) Y=(A−X)tan(45°−θ1) ここで、Aは、図7に示すように、座標入力面1の横方
向の長さである。
【0061】上記の連立方程式を解けば、ペン5によっ
て指示された座標入力面1上の位置座標X、Yが求めら
れる。なお、(θ1、θ2)及び(X、Y)は、定式化
されているので、ROMにこれらの数式をプログラム化
して組み込めば、MPU27の演算によって容易に求め
ることができる。また、演算結果である(X、Y)の座
標値は、インタフェースドライバー29を介してパソコ
ン等へ転送され、ペンによる指示位置の表示や、指示位
置に対応するコマンド入力などの処理に利用できる。
【0062】上記実施例では、2つの発光検出装置を用
いた例を示したが、両装置のLEDを同時に発光させる
と互いの赤外光が相手の装置内のPSDで検出されるお
それがあるので、LEDドライバー24によるLED6
の発光制御は時分割して交互に行ない、これと同期させ
て、PSD8の電流検出を行なうことが好ましい。
【0063】例えば、一方のLEDを発光させ他方のL
EDを消灯させた状態で、一方のLEDに対応するPS
Dの電流検出を行い、10msec後に、逆に一方のL
EDを消灯させ他方のLEDを発光させた状態で、他方
のLEDに対応するPSDの電流検出を行うようにする
ことができる。すなわち、10msecごとに、交互に
2つのLEDのうちどちらか一方を発光させるようにす
ればよい。この制御は、MPU27がタイマー28を用
いて行う。このようにLED発光の時分割制御をすれ
ば、赤外光の誤検出もなくなり、ペン5が移動する場合
にも十分追従して位置検出が可能である。
【0064】なお、座標入力面1は、ペンで位置を指示
できる平面形状であればよく、特に図7の実施例で示し
たような四角形状に限定するものではなく、他の形状で
もかまわない。また、上記した実施例では、座標入力面
1として平面板を用いることを前提していたが、これに
限定するものではなく、表示装置、例えばCRTやLC
Dの表示画面を用いてもよい。CRTやLCDを用いる
場合は、表示光がPSD8に入射して誤検出される影響
をなくすため、前記した赤外線発光LEDを用いること
が好ましく、PSD8としては赤外線発光LEDのピー
ク発光波長を検出することのできるものを用いることが
好ましい。さらに、CRTやLCDから発生する赤外線
が座標検出に悪影響を及ぼさないようにするため、PV
C樹脂等で作られた赤外線カットフィルタを表示画面上
に配置することが好ましい。
【0065】次に本発明が適用される光学式の座標入
力、検出装置の第4の例として、画像入力手段を利用し
た座標入力/検出装置について、その原理を説明する。
【0066】図17はこのような座標入力、検出装置の
構成を示すブロック図である。1は赤外線位置検出部、
2a、2bは赤外線位置検出部1内に配列された2つの
赤外線CCDカメラであり、水平方向に距離Lの間隔を
あけて配列されている。3は赤外線LED、4は赤外線
LED3からの赤外線を上方に向けて放射するようにそ
の先端に赤外線LED3を配置したペン型の座標入力部
である。
【0067】5はコントロール部、6はコントロール部
5において生成され赤外線位置検出部1の赤外線CCD
カメラ2a、2bに入力されるリセット信号、7はコン
トロール部5において生成され赤外線CCDカメラ2
a、2bに入力され垂直走査のための垂直クロック信
号、8はコントロール部5において生成され赤外線CC
D2a、2bに入力される水平走査のための水平クロッ
ク信号で、赤外線CCDカメラ2a、2bはリセット信
号6、垂直クロック信号7、水平クロック信号8の入力
に応じてX−Y方向の走査を開始する。
【0068】9a、9bは赤外線CCDカメラ2a、2
bより出力される映像信号である。10はリセット信号
6を発生するリセット信号回路、11は垂直クロック信
号7を発生する垂直クロック回路、12は水平クロック
信号7を発生する水平クロック回路である。13a、1
3bは映像信号9a、9bをもとに波形のピークを検出
し水平クロック信号8の周期にあわせてピーク信号を発
生するピーク検出回路である。又、14a、14bは、
ピーク検出回路13a、13bから得られたピーク検出
信号である。
【0069】15は座標位置を算出する演算回路であ
る。16は演算回路15により算出された座標位置をコ
ンピューター(図示せず)に送信するインターフェース
回路である。また、17は演算回路15により算出され
た座標位置を表示する表示回路である。また、図示して
いないが、赤外線位置検出部1の撮影範囲以外にペン型
の座標入力部4が位置すると、警告音等を発生する音声
回路部を備えることにより、操作性を向上させることが
できる。また、赤外線CCDカメラ2a、2bにレンズ
倍率調整回路部又は焦点距離調整回路部を設けることに
より、原稿サイズの大きさ、入力精度の要求又は作業ス
ペースに応じて解像度、検出範囲を設定でき、操作性を
向上させることができる。
【0070】なお、本実施例ではコントロール部5を赤
外線位置検出部1と別体に構成したが、前述の各回路を
小型化することにより、コントロール部5を赤外線位置
検出部1に一体化することも可能である。
【0071】以上のように構成された座標入力装置につ
いて、図18を用いてその動作を説明する。図18は本
発明の一実施例の座標入力装置の信号波形を示すタイミ
ングチャートである。
【0072】まず、リセット信号6、垂直クロック信号
7、水平クロック信号8が同時に2つの赤外線CCDカ
メラ2a、2bに入力される。これらの入力信号によ
り、赤外線位置検出部1は、2つの赤外線CCDカメラ
2a、2bからの映像信号9a、9bをコントロール部
5に入力する。通常の赤外線CCDカメラ2a、2bで
このペン型の座標入力部4を撮影するとペン自体が撮影
されるが、露出を絞った赤外線CCDカメラ2a、2b
で撮影すると、赤外線LED3の発光部のみが撮影さ
れ、他の物は撮影されず黒色となる。
【0073】従って、それぞれの赤外線CCDカメラ2
a、2bの映像信号9a、9bには赤外線LED3の位
置に相当するところに、強いピーク信号18a、18b
が現れる。そこで、それぞれのピーク信号18a、18
bはピーク検出回路13a、13bで検出され、ピーク
検出信号14a、14bとして演算回路15に送信され
る。また、演算回路15では、コントロール部5のRO
M(図示せず)にあらかじめ計算された変換テーブル
(図示せず)により、赤外線CCDカメラ2a、2bに
ピーク信号18a、18bが現れたところが赤外線CC
Dカメラ2a、2bの基準となる原点から何度の角度の
位置にあるかが判るので、その2つの角度情報と2つの
赤外線CCDカメラ2a、2bの距離Lによりペン型の
座標入力部4の座標位置を計算することができる。この
得られた座標位置をインターフェース回路16を介して
コンピューター等にデータを送信し、表示画面(図示せ
ず)等に表示される。
【0074】以上のように動作する座標入力装置につい
て、図19を用いて座標位置の算出方法を説明する。2
つの赤外線CCDカメラ2a、2bにより、赤外線LE
D3を備えたペン型の座標入力部4の位置を示すピーク
検出信号14a、14bが検出され、リセット信号6か
らの垂直クロック信号7の位置と、水平クロック信号8
の位置により赤外線CCDカメラ2a、2bにおける2
次元座標(x1、y1)、(x2、y2)が求められ
る。
【0075】ここで、各座標の原点は適宜決定される
が、ここでは各赤外線CCDカメラ2a、2bの撮影範
囲の左下隅を原点にとる。これから、赤外線CCDカメ
ラ2a、2bにおける赤外線LED3の原点からの角度
α、βは以下の(数1)より求められる。
【0076】
【数1】α=tan-1(y1/x1) β=tan-1(y2/x2)
【0077】これらの数式から2つの赤外線CCDカメ
ラ2a、2bからの赤外線LED3のペンの角度α、β
が算出できる。ここで、1つの赤外線CCDカメラ2a
の位置を原点にとり、2つの赤外線CCDカメラ2a、
2bの距離をLとすると、図19に示すように、直線
(a)、(b)の式は以下の数式で表される。 (a)y=(tanα)×x (b)y=(tan(π−β))×(x−L)
【0078】これらの2つの連立一次方程式を解くこと
により赤外線LED3のペン型の座標入力部4の座標位
置を算出できる。ここで、演算回路15の演算速度を上
げるために、角度α、βによる座標位置の算出のための
変換テーブルを設けることにより、即座に座標位置を求
めることができ、スムーズな図形等の入力ができる。
【0079】以上のようにこのような電子カメラの如き
画像入力手段を利用した座標入力/検出装置によれば、
タブレット盤等を作業台等におく必要がなく、作業台の
ある空間を利用して図形等の入力において正確に座標位
置を検出することができるので、作業台等の有効活用が
できる。また、原稿等が束ねてあっても、その上で図形
等の位置入力作業を行うことができる。又、原稿に図面
等が記載されていた場合、レンズ倍率調整回路部等によ
り原稿のサイズに合わせて撮影範囲を可変設定でき、解
像度の設定ができるので、操作性、利便性を向上させる
ことができる。
【0080】以上、光学式の座標入力、検出装置、ある
いはカメラの如き画像入力手段を利用した座標入力、検
出装置について、その原理を説明したが、これらは座標
入力、検出装置に関する例であって、本発明はこれらの
方式に限定されるものではなく、本発明は光学式の座標
入力、検出装置、あるいはカメラの如き画像入力手段を
利用した座標入力、検出装置について適用されることは
いうまでもない。
【0081】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0082】図20は、本発明の座標入力/検出装置の
第1の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、請
求項1に対応するものである。
【0083】図20は、本発明の座標入力/検出装置の
第1の実施の形態を適用した座標入力/検出装置の構成
図である。
【0084】図20において、座標入力/検出装置は、
オフィスや学校など情報を扱う場所に配設される。
【0085】次に、本実施の形態の作用を説明する。座
標入力/検出装置は複数の発光手段と複数の受光手段と
よりなり、これらの発光/受光の光路内の光遮断手段の
有無により、該光遮断手段の平面若しくは略平面の2次
元座標を検出する座標入力/検出装置、若しくは、平面
若しくは略平面の位置を指示する手段と、該指示位置を
取り込む画像入力手段とよりなり、該画像入力手段によ
り取り込まれた情報を前記指示位置の2次元座標情報に
変換する手段とよりなる座標入力/検出装置であって、
座標入力/検出装置の入力情報を少なくとも1次元時間
と2次元空間とし、座標入力/検出装置の出力情報に対
して寄与するものであって、時間軸上で2次元座標にお
いて連続する座標入力/検出信号と時間軸上で2次元座
標において連続しない座標入力/検出信号を分離する分
離手段を備えた。
【0086】図21にフローチャートを示す。文字など
の座標入力/検出信号は、座標入力/検出手段により、
入力される。ここで、座標入力/検出手段により入力さ
れた信号は、時間軸上で2次元座標において連続する座
標入力/検出信号と時間軸上で2次元座標において連続
しない座標入力/検出信号とがある。次に、座標入力/
検出信号は、信号の特徴を認識し目的に応じてそれらを
分離/検出するプログラムを予めROMとして備えた演
算回路などのフィルターにより、分離/検出される。こ
こで、例えば、時間軸上で2次元座標において連続する
座標入力/検出信号のみがフィルターの出力となる。次
に、目的に応じた座標入力/検出信号は、表示手段によ
り表示される。
【0087】具体例として、文字や図形などの座標入力
/検出信号は、LEDマトリックス方式やCCDカメラ
を用いた光学式などの座標入力/検出手段により、入力
される。次に、座標入力/検出信号は、フィルター回路
などの信号処理手段により、時間軸上で2次元座標にお
いて連続する座標入力/検出信号のみ検出される。次
に、座標入力/検出信号は、演算回路などの信号処理手
段により、座標入力/検出手段とCRTディスプレイや
液晶ディスプレイなどの表示手段の関係に適した信号処
理が行われる。次に、座標入力/検出信号は、CRTデ
ィスプレイや液晶ディスプレイなどの表示手段により、
画面上に表示される。このように、本実施の形態の座標
入力/検出装置は、座標入力/検出手段で入力された座
標入力/検出信号をフィルタリング処理をすることによ
り、時間軸上で2次元座標において連続する座標入力/
検出信号のみ画面上に表示される。
【0088】また、時間軸上で2次元座標において連続
する座標入力/検出信号の検出においては、各種位置セ
ンサーを用いてもよい。現在までに開発された空間位置
センサーとしては、磁気による空間位置センサー、超音
波による空間位置センサー、カメラによる工学センサー
などがある。
【0089】磁気による空間センサーは、磁束の変化に
よって、コイルに起電力が生ずるという原理を利用して
いる。この原理のセンサーが商品化されたものとして、
例えば、Polhemus社のIsotrakおよびF
atrakである。これは、磁束変化に交番磁界を使用
したものである。また例えば、Accension社の
Birdである。これは、磁束変化を直流磁界のスッテ
プ状の立上りによって与える方式である。これら磁気に
よる空間位置センサーは、理想的な環境ののとでは比較
的高い精度で3次元位置を計測することが可能である。
【0090】超音波による空間位置センサーは、磁気よ
りも安価に構成できる空間位置センサーである。仕組み
は、一つの超音波発振器に対して3つの受信器を置き、
各々に超音波が到達するまでの時間遅れを計測してやれ
ば、三角測量の原理によって、受信器と発振器の位置関
係を定めることができるというものである。これでは、
さらに受信器を複数用意すれば、姿勢角の測定も可能で
ある。これを使ったものは、Logitech社の3次
元マウスやStereo Graphics社のPri
vate Eye VRなどがある。
【0091】カメラによる工学センサーは、装着型のセ
ンサーを全く必要としない。ビデオカメラから取り込ん
だ動画像について、その画面内の特徴点(例えば白点な
ど)の位置をリアルタイムで計測するするようなことが
可能である。この方式でカメラを2台用意すれば立体測
量を行うことができる。
【0092】ここでは、磁場を用いた位置センサーにお
ける例をあげる。磁場には強度と方向がある。磁場の強
さをコイルで検出する場合、検出される磁場の強さは発
生源からの距離および磁束方向とコイル断面のなす角に
応じて減衰する。そこでXYZの各方向の磁場を順次発
生させ、直交関係にある3個のコイルでそれぞれの磁場
を検出すれば、磁場発生器からの相対的な空間位置が割
り出せることにある。これを利用したのが磁場を利用し
た位置センサーで、Polhemus社の3SPACE
が有名でよく利用されている。
【0093】3SPACEには、高精度3次元位置セン
サーの3SPACE FASTRAKと簡易3次元位置
センサーの3SPACE ISOTRAKIIがある。
前者は、磁気変換技術の応用によりレシーバーの3次元
位置座標値(X,Y,Z)、および、オイラー角(Pi
tch,Yaw,Roll)の6自由度をリアルタイム
に測定する。その最上位機種FASTRAKは、位置精
度0.8mm、120ポイント/秒のサンプリングと高
速、高精度を可能にし、VR(VirtualReal
ity)、医療、各種シミュレーション等さまざまなア
プリケーションに対応している。後者は、3次元位置測
定装置であるFastrakの廉価版であるISOTR
AKIIは、100万円を切る価格帯を実現させなが
ら、かつ精度、機能はさらにアップ、簡易で安価な3D
環境を構築することができる。3SPACEシリーズ
は、非金属であればプラスチックから木、粘土、人体等
の測定物にレシーバーをあてるだけでX,Y,ZとPi
tch,Yaw,Rollの6自由度をリアルタイムに
測定する。
【0094】これらは、元々軍用技術として、「アパッ
チという戦闘ヘリコプター内でパイロットの頭の姿勢を
リアルタイムで計測し、その位置角度に合わせてミサイ
ルの弾頭をコントロールする」という目的で開発された
3SPACE磁気センサーは、日本でも1984年取り
扱い開始以来バーチャルリアリティから医療まで数多く
のアプリケーションに導入されており、今や3次元の動
体計測の分野では業界標準となっている。
【0095】このシステムでは、適当な場所に磁場の発
生器(トランスミッター)を設置し、空間的な場所や方
向を知りたい場所に磁場の検出器(レシーバーコイル)
を固定する。本システムではトランスミッター1個とレ
シーバーコイル1個だけあれば、ある体節の空間的な位
置と方向が同時に計測できる。同じ情報をビデオ画像に
よる動作分析システムで得ようとすると、最低2台のカ
メラと最低2カ所のマーカーが必要である。レシーバー
コイルはサイズ2cm角程度、重量20g程度と小型軽
量なため、装着による動作拘束は少ない。測定範囲は磁
場の発生器で安定な磁場を供給できる範囲は、標準的な
トランスミッターでは半径1〜3m、特殊なトランスミ
ッターでは半径9mほどである。
【0096】これを座標入力/検出装置に適用すると、
例えば、図22に示すような構成になる。ここでは、磁
場発生器として座標入力/検出領域の指示部材にトラン
スミッターを配設し、磁場検出器として座標入力ペンに
レシーバーコイルを配設する。これにより、座標入力ペ
ンの空間位置測定を行うことによって、時間軸上で2次
元座標において連続する座標入力/検出信号かどうかを
判断するための位置座標情報を得ることができる。
【0097】従来、例えば、オフィスでの会議や学校で
の授業において、座標入力/検出装置の座標入力/検出
領域に手や物が触れた場合、入力の意志が無くても入力
とみなされていた。また、座標入力/検出装置の座標入
力/検出領域に指示棒で指示したり資料などを保持させ
た場合、入力の意志が無くても入力とみなされていた。
そのため、不要なノイズ情報が混入されやすく必要な2
次元座標情報獲得の妨げとなっていた。
【0098】そこで、今回、時間軸上で2次元座標にお
いて連続する座標入力/検出信号と時間軸上で2次元座
標において連続しない座標入力/検出信号を分離する分
離手段を備えたことにより、必要な2次元座標情報と不
要なノイズ情報を分離できるようにした。
【0099】これにより、必要な2次元座標情報と不要
なノイズ情報を分離できるようになり、例えば、オフィ
スでの会議や学校での授業において、入力の意志が無く
座標入力/検出装置の座標入力/検出領域に手や物が触
れた場合でも、時間軸上で2次元座標において連続する
座標入力/検出信号を与えない限り入力とみなさない。
また、入力の意志が無く座標入力/検出装置の座標入力
/検出領域に指示棒で指示したり資料などを保持させた
場合でも、時間軸上で2次元座標において連続する座標
入力/検出信号を与えない限り入力とみなさない。その
ため、不要なノイズ情報が混入され難く必要な2次元座
標情報獲得の助けとなり、より好ましいマンマシンイン
ターフェースを備えた座標入力/検出装置を提供するこ
とができる。
【0100】これにより、例えばオフィスや学校で座標
入力/検出装置を用いる場合、会議や講義などの効率を
向上させることができる。
【0101】以上のように本発明は、近年、パーソナル
コンピューター等の普及にともない、情報の入力や選択
をするための有力なツールとして位置付けられている座
標入力/検出装置の本格的な実用化に向けて重要な課題
を解決し、その商品化を多いに促進させるものである。
【0102】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0103】
【発明の効果】上述の説明のように本発明は、請求項1
記載の発明の座標入力/検出装置によれば、座標入力/
検出装置は、複数の発光手段と複数の受光手段とよりな
り、これらの発光/受光の光路内の光遮断手段の有無に
より、該光遮断手段の平面若しくは略平面の2次元座標
を検出する座標入力/検出装置、若しくは、平面若しく
は略平面の位置を指示する手段と、該指示位置を取り込
む画像入力手段とよりなり、該画像入力手段により取り
込まれた情報を前記指示位置の2次元座標情報に変換す
る手段とよりなる座標入力/検出装置であって、座標入
力/検出装置の入力情報を少なくとも1次元時間と2次
元空間とし、座標入力/検出装置の出力情報に対して寄
与するものであって、時間軸上で2次元座標において連
続する座標入力/検出信号と時間軸上で2次元座標にお
いて連続しない座標入力/検出信号を分離する分離手段
を備えたため情報伝達におけるマンマシンインターフェ
ースを向上させることができる。
【0104】従来、例えば、オフィスでの会議や学校で
の授業において、座標入力/検出装置の座標入力/検出
領域に手や物が触れた場合、入力の意志が無くても入力
とみなされていた。また、座標入力/検出装置の座標入
力/検出領域に指示棒で指示したり資料などを保持させ
た場合、入力の意志が無くても入力とみなされていた。
そのため、不要なノイズ情報が混入されやすく必要な2
次元座標情報獲得の妨げとなっていた。
【0105】そこで、今回、時間軸上で2次元座標にお
いて連続する座標入力/検出信号と時間軸上で2次元座
標において連続しない座標入力/検出信号を分離する分
離手段を備えたことにより、必要な2次元座標情報と不
要なノイズ情報を分離できるようにした。
【0106】これにより、必要な2次元座標情報と不要
なノイズ情報を分離できるようになり、例えば、オフィ
スでの会議や学校での授業において、入力の意志が無く
座標入力/検出装置の座標入力/検出領域に手や物が触
れた場合でも、時間軸上で2次元座標において連続する
座標入力/検出信号を与えない限り入力とみなさない。
また、入力の意志が無く座標入力/検出装置の座標入力
/検出領域に指示棒で指示したり資料などを保持させた
場合でも、時間軸上で2次元座標において連続する座標
入力/検出信号を与えない限り入力とみなさない。その
ため、不要なノイズ情報が混入され難く必要な2次元座
標情報獲得の助けとなり、より好ましいマンマシンイン
ターフェースを備えた座標入力/検出装置を提供するこ
とができる。
【0107】これにより、例えばオフィスや学校で座標
入力/検出装置を用いる場合、会議や講義などの効率を
向上させることができる。
【0108】以上のように本発明は、近年、パーソナル
コンピューター等の普及にともない、情報の入力や選択
をするための有力なツールとして位置付けられている座
標入力/検出装置の本格的な実用化に向けて重要な課題
を解決し、その商品化を多いに促進させるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る座標入力/検出装置の第1の例を
示す全体構成図である。
【図2】図1の座標入力/検出装置の座標入力面に取り
付けられた受発光手段を、座標入力面に垂直な方向から
見た図である。
【図3】図1の座標入力/検出装置の動作説明図であ
る。
【図4】図1の座標入力/検出装置の動作説明図であ
る。
【図5】図1に示す左右の受発光手段のうち一方を、デ
ィスプレイ表面へ設置した場合の実施例を示す説明図で
ある。
【図6】本発明に係る座標入力/検出装置の第2の例を
示す要部構成図である。
【図7】本発明に係る座標入力/検出装置の第3の例を
示す要部構成図である。
【図8】図7に示す座標入力/検出装置における発光検
出装置の一実施例を示す構成図である。
【図9】図7に示す座標入力/検出装置における発光検
出装置の別例を示す構成図である。
【図10】シリンドリカルレンズとPSDの配置関係を
示す斜視図である。
【図11】アパーチャーとPSDの配置関係を示す斜視
図である。
【図12】発光された光の集光状況説明図である。
【図13】LED及びPSDの制御回路の構成ブロック
図である。
【図14】ペンの先端部形状の一実施例を示す説明図で
ある。
【図15】ペン先端部に用いられるコーナーキューブの
形状説明図である。
【図16】シリンドリカルレンズとPSDとの位置関係
説明図である。
【図17】本発明に係る座標入力/検出装置の第4の例
を示す要部構成図である。
【図18】図17の座標入力/検出装置の動作説明図で
ある。
【図19】図17の座標入力/検出装置による座標位置
の算出方法説明図である。
【図20】本発明の第1の実施の形態に係る座標入力/
検出装置の外観を示す斜視図である。
【図21】図20の座標入力/検出装置の構成及び動作
を示すフローチャートである。
【図22】本発明の第2の実施の形態に係る座標入力/
検出装置の外観及び構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 受発光手段 2 指示手段 3 座標入力領域(座標入力面、座標入力装
置) 4 再帰性反射部材 10 プローブ光 11 再帰反射光 12 ビーム 13 プローブ光 50 受光素子 51 集光レンズ 55 再帰性反射部材 80 指示手段 81 点光源 L,R プローブ光の延長線 L1,L2 プローブ光 Ln プローブ光

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発光手段と複数の受光手段とより
    なり、これらの発光/受光の光路内の光遮断手段の有無
    により、該光遮断手段の平面若しくは略平面の2次元座
    標を検出する座標入力/検出装置、若しくは、平面若し
    くは略平面の座標入力/検出領域を取り込む画像入力手
    段とよりなり、該画像入力手段により取り込まれた情報
    のうちの一部の領域を2次元座標情報に変換する手段と
    よりなる座標入力/検出装置であって、座標入力/検出
    装置の入力情報を少なくとも1次元時間と2次元空間と
    し、座標入力/検出装置の出力情報に対して寄与するも
    のであって、時間軸上で2次元座標において連続する座
    標入力/検出信号と時間軸上で2次元座標において連続
    しない座標入力/検出信号を分離する分離手段を備えた
    ことを特徴とする座標入力/検出装置。
JP32764599A 1999-11-18 1999-11-18 座標入力/検出装置 Pending JP2001142643A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32764599A JP2001142643A (ja) 1999-11-18 1999-11-18 座標入力/検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32764599A JP2001142643A (ja) 1999-11-18 1999-11-18 座標入力/検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001142643A true JP2001142643A (ja) 2001-05-25

Family

ID=18201379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32764599A Pending JP2001142643A (ja) 1999-11-18 1999-11-18 座標入力/検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001142643A (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008004400A1 (fr) * 2006-06-09 2008-01-10 Mitsubishi Electric Corporation Détecteur de position, dispositif de mesure de caractéristique d'opération d'ouverture/fermeture et disjoncteur
KR100829172B1 (ko) * 2006-02-20 2008-05-13 호감테크놀로지(주) 적외선 터치스크린 장치 및 적외선 터치스크린의 터치점의좌표 산출 방법
JP2010002402A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Mitsutoyo Corp 測定装置
EP2312422A1 (en) 2009-10-07 2011-04-20 Seiko Epson Corporation Projection type display system having position detection function
EP2386936A2 (en) 2010-05-13 2011-11-16 Seiko Epson Corporation Optical detection device, display device, and electronic apparatus
EP2405331A2 (en) 2010-05-13 2012-01-11 Seiko Epson Corporation Optical detection device, display device, and electronic apparatus
WO2012011684A2 (en) * 2010-07-19 2012-01-26 Lg Innotek Co., Ltd. Optical touch screen
WO2012018177A2 (en) * 2010-08-02 2012-02-09 Lg Innotek Co., Ltd. Optical touch screens
WO2012018176A2 (en) * 2010-08-02 2012-02-09 Lg Innotek Co., Ltd. Optical touch screen and method for assembling the same
US8348434B2 (en) 2009-11-06 2013-01-08 Seiko Epson Corporation Projection display device with position detection function
US8542350B2 (en) 2009-10-26 2013-09-24 Seiko Epson Corporation Optical position detection device and display device with position detection function
US8582118B2 (en) 2010-06-30 2013-11-12 Seiko Epson Corporation Optical detecting device, display device, and electronic equipment
US8748858B2 (en) 2010-06-11 2014-06-10 Seiko Epson Corporation Optical detection device for detecting the position of an object by using emission current control information
US8836671B2 (en) 2010-06-11 2014-09-16 Seiko Epson Corporation Position detection device, electronic apparatus, and display device
US9041688B2 (en) 2010-11-11 2015-05-26 Seiko Epson Corporation Optical detection system and program
US9057477B2 (en) 2010-05-26 2015-06-16 Seiko Epson Corporation Projection display system and attaching device
US9098137B2 (en) 2009-10-26 2015-08-04 Seiko Epson Corporation Position detecting function-added projection display apparatus
US9141235B2 (en) 2009-10-26 2015-09-22 Seiko Epson Corporation Optical position detecting device and display device with position detecting function

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100829172B1 (ko) * 2006-02-20 2008-05-13 호감테크놀로지(주) 적외선 터치스크린 장치 및 적외선 터치스크린의 터치점의좌표 산출 방법
WO2008004400A1 (fr) * 2006-06-09 2008-01-10 Mitsubishi Electric Corporation Détecteur de position, dispositif de mesure de caractéristique d'opération d'ouverture/fermeture et disjoncteur
JP2010002402A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Mitsutoyo Corp 測定装置
EP2312422A1 (en) 2009-10-07 2011-04-20 Seiko Epson Corporation Projection type display system having position detection function
US8748820B2 (en) 2009-10-07 2014-06-10 Seiko Epson Corporation Projection type display system having position detection function
US9098137B2 (en) 2009-10-26 2015-08-04 Seiko Epson Corporation Position detecting function-added projection display apparatus
US8542350B2 (en) 2009-10-26 2013-09-24 Seiko Epson Corporation Optical position detection device and display device with position detection function
US9141235B2 (en) 2009-10-26 2015-09-22 Seiko Epson Corporation Optical position detecting device and display device with position detecting function
US8348434B2 (en) 2009-11-06 2013-01-08 Seiko Epson Corporation Projection display device with position detection function
US8714749B2 (en) 2009-11-06 2014-05-06 Seiko Epson Corporation Projection display device with position detection function
KR101162016B1 (ko) 2010-05-13 2012-07-04 세이코 엡슨 가부시키가이샤 광학식 검출 장치, 표시 장치 및 전자 기기
EP2405331A3 (en) * 2010-05-13 2016-05-04 Seiko Epson Corporation Optical detection device, display device, and electronic apparatus
US8687205B2 (en) 2010-05-13 2014-04-01 Seiko Epson Corporation Optical detection device, display device, and electronic apparatus
EP2405331A2 (en) 2010-05-13 2012-01-11 Seiko Epson Corporation Optical detection device, display device, and electronic apparatus
EP2386936A2 (en) 2010-05-13 2011-11-16 Seiko Epson Corporation Optical detection device, display device, and electronic apparatus
US9625799B2 (en) 2010-05-26 2017-04-18 Seiko Epson Corporation Attaching device of image projection device
US9057477B2 (en) 2010-05-26 2015-06-16 Seiko Epson Corporation Projection display system and attaching device
US8748858B2 (en) 2010-06-11 2014-06-10 Seiko Epson Corporation Optical detection device for detecting the position of an object by using emission current control information
US8836671B2 (en) 2010-06-11 2014-09-16 Seiko Epson Corporation Position detection device, electronic apparatus, and display device
US8582118B2 (en) 2010-06-30 2013-11-12 Seiko Epson Corporation Optical detecting device, display device, and electronic equipment
US9400573B2 (en) 2010-07-19 2016-07-26 Lg Innotek Co., Ltd. Optical touch screen
WO2012011684A3 (en) * 2010-07-19 2012-04-19 Lg Innotek Co., Ltd. Optical touch screen
WO2012011684A2 (en) * 2010-07-19 2012-01-26 Lg Innotek Co., Ltd. Optical touch screen
WO2012018177A2 (en) * 2010-08-02 2012-02-09 Lg Innotek Co., Ltd. Optical touch screens
US8963887B2 (en) 2010-08-02 2015-02-24 Lg Innotek Co., Ltd. Optical touch screen and method for assembling the same
WO2012018176A3 (en) * 2010-08-02 2012-05-18 Lg Innotek Co., Ltd. Optical touch screen and method for assembling the same
US9342185B2 (en) 2010-08-02 2016-05-17 Lg Innotek Co., Ltd. Optical touch screen
WO2012018177A3 (en) * 2010-08-02 2012-05-18 Lg Innotek Co., Ltd. Optical touch screens
WO2012018176A2 (en) * 2010-08-02 2012-02-09 Lg Innotek Co., Ltd. Optical touch screen and method for assembling the same
US9041688B2 (en) 2010-11-11 2015-05-26 Seiko Epson Corporation Optical detection system and program

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001142643A (ja) 座標入力/検出装置
JP4094794B2 (ja) 座標検出装置、情報記憶媒体および座標検出方法
JP3807779B2 (ja) 座標検出装置
US6594023B1 (en) Coordinate inputting/detecting apparatus, method and computer program product designed to precisely recognize a designating state of a designating device designating a position
JP6201519B2 (ja) 座標検知装置、及び座標検知方法、及び電子情報ボードシステム
CN102169394B (zh) 多点触控面板及其手势识别方法
EP1059605A2 (en) Optical unit for detecting object and coordinate input apparatus using the same
CN104035594B (zh) 光笔和光学触摸板设备
JP4054847B2 (ja) 光デジタイザ
JP2005107607A (ja) 光学式位置検出装置
EP2645212A2 (en) Display apparatus with optical touch panel and method of controlling display apparatus
JP2001175415A (ja) 座標入力/検出装置
JP4034328B2 (ja) 発光検出装置および座標検出装置
JP2003186616A (ja) 情報入力装置、情報入出力システム、位置座標出力方法、プログラム及び記録媒体
JP2000267798A (ja) 座標入力/検出装置
JP2865754B2 (ja) 光学式2次元座標入力装置及び座標入力用ペン
JP2001159955A (ja) 座標入力/検出/表示装置
JP2001084108A (ja) 座標入力・検出・表示装置
JP3184898B2 (ja) 画像表示装置の表示位置指示方式
JP2001117722A (ja) 情報入力/検出/表示装置
JP2001195189A (ja) 情報入力・表示装置
JP2000267811A (ja) 座標入力/検出装置
JP2001056738A (ja) 座標入力装置
JP2000215001A (ja) 座標入力検出装置
JP2001014104A (ja) 情報入力/検出/表示装置