JP5325555B2 - マイクロホンユニット - Google Patents

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Description

本発明は、入力音声を電気信号に変換するマイクロホンユニットに関し、詳細には、振動板の両面(前後面)に音圧が加わるように形成され、音圧差に基づく振動板の振動によって電気信号を発生するマイクロホンユニットの構成に関する。
従来、例えば、携帯電話やトランシーバ等の音声通信機器、又は音声認証システム等の入力された音声を解析する技術を利用した情報処理システム、或いは録音機器、などにマイクロホンユニットが備えられている。電話などによる通話、音声認識、音声録音に際しては、目的の音声(ユーザの音声)のみを収音するのが好ましい。このため、目的の音声を正確に抽出し、目的の音声以外の雑音(背景雑音等)を除去するマイクロホンユニットの開発が進められている。
雑音が存在する使用環境で雑音を除去して目的の音声のみを収音する技術として、マイクロホンユニットに指向性を持たせることが挙げられる。指向性を有するマイクロホンユニットの一例として、振動板(ダイアフラム)の両面に音圧が加わるように形成し、音圧差に基づく振動板の振動によって電気信号を発生させるマイクロホンユニットが従来知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平4−217199号公報
ところで、振動板の両面に音圧が加わるように形成し、音圧差に基づく振動板の振動によって電気信号を発生させるマイクロホンユニットは、振動板の片面にのみ音圧を加えて振動板を振動させるマイクロホンユニットに比べて振動板の振動による変位が小さくなる。このため、前述の振動板の両面に音圧が加わるように形成されたマイクロホンユニットは所望のSNR(Signal to Noise Ratio)を得られない場合があり、高いSNRを確保できるように改善することが求められていた。
そこで、本発明の目的は、振動板の両面に音圧が加わるように形成され、音圧差に基づく振動板の振動によって電気信号を発生させるマイクロホンユニットであって、高いSNRを確保できる高性能のマイクロホンユニットを提供することである。
上記目的を達成するために本発明は、筐体と、前記筐体の内部に配置される振動板と、前記振動板の振動に基づいて発生する電気信号を処理する電気回路部と、を備えるマイクロホンユニットであって、前記筐体には、第1音孔を介して前記筐体外部の音を前記振動板の第1の面へと導く第1導音空間と、第2音孔を介して前記筐体外部の音を前記振動板の前記第1の面の裏面である第2の面へと導く第2導音空間と、が設けられ、前記振動板の共振周波数が、前記第1導音空間又は前記第2導音空間の共振周波数を基準に±4kHzの範囲内に設定されていることを特徴としている。
本構成のマイクロホンユニットは、SNRの向上を考慮して、第1音孔からの音波が振動板に及ぼす音圧と、第2音孔からの音波が振動板に及ぼす音圧と、の音圧差を大きくする必要がある。この場合、第1音孔と第2音孔の間隔を大きくして第1導音空間及び第2導音空間の容積を大きくせざるを得ず、第1導音空間と第2導音空間の共振周波数は十分に高い周波数とできない。すなわち、マイクロホンユニットの使用周波数帯域において、導音空間の共振がマイクロホンユニットの周波数特性に影響を及ぼすことは避けられない。本構成では、導音空間の共振がマイクロホンユニットの周波数特性に影響を及ぼすことを避けられない点を利用して、従来とは逆転の発想で振動板の共振周波数を下げて、導音空間の共振周波数に近づける構成としている。このために、本構成によれば振動板のスティフネスを下げて感度を上げることができ、高いSNRを確保できる高性能のマイクロホンユニットを提供可能である。
上記構成のマイクロホンユニットにおいて、前記第1音孔と前記第2音孔の中心間距離が4mm以上6mm以下であるのが好ましい。このように構成することにより、上述の音圧差を十分確保できると共に、位相歪みによる影響も抑制して高いSNRを確保できるマイクロホンユニットを提供可能である。
また、上記構成のマイクロホンユニットにおいて、前記第1導音空間又は前記第2導音空間の共振周波数は、10kHz以上12kHz以下であるのが好ましい。本構成によれば、導音空間の共振によるマイクロホンユニットの周波数特性への悪影響をなるべく抑えられるので好ましい。
また、上記構成のマイクロホンユニットにおいて、前記振動板の共振周波数が、前記第1導音空間又は前記第2導音空間の共振周波数と略同一に設定されていることとしても良い。
本発明によれば、振動板の両面に音圧が加わるように形成され、音圧差に基づく振動板の振動によって電気信号を発生させるマイクロホンユニットについて、高いSNRを確保して、高性能のマイクロホンユニットを提供できる。
以下、本発明を適用したマイクロホンユニットの実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態のマイクロホンユニットの構成を示す概略斜視図である。図2は、図1のA−A位置における概略断面図である。図1及び図2に示すように、本実施形態のマイクロホンユニット1は、筐体11と、MEMS(Micro Electro Mechanical System)チップ12と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)13と、回路基板14と、を備える。
筐体11は、略直方体形状に形成され、振動膜(振動板)122を含むMEMSチップ12と、ASIC13と、回路基板14とをその内部に収容する。なお、筐体11の外形は本実施形態の形状に限定される趣旨ではなく、例えば、立方体であっても良いし、また、直方体や立方体といった六面体に限らず、六面体以外の多面体構造や多面体以外の構造(例えば球状構造、半球状構造等)であっても良い。
筐体11には、図1及び図2に示すように、その内部に第1導音空間113と第2導音空間114とが形成されている。第1導音空間113と第2導音空間114とは、その詳細は後述するMEMSチップ12が有する振動膜122によって分割されている。すなわち、第1導音空間113は振動膜122の上面(第1の面)122a側と接し、第2導音空間114は振動膜122の下面(第2の面)122b側と接した状態となっている。
また、筐体11の上面11aには、平面視略円形状の第1音孔111と第2音孔112とが形成されている。第1音孔111は第1導音空間113とつながっており、これにより、第1導音空間113と筐体11の外部空間とはつながった状態となっている。すなわち、筐体11の外部の音は、第1音孔111を介して第1導音空間113によって振動膜122の上面122aへと導かれるようになっている。
また、第2音孔112は第2導音空間114とつながっており、これにより、第2導音空間114と筐体11の外部空間とはつながった状態となっている。すなわち、筐体11の外部の音は、第2音孔112を介して第2導音空間114によって振動膜122の下面122bへと導かれるようになっている。第1音孔111から第1導音空間113を通って振動板122に至る距離と、第2音孔112から第2導音空間114を通って振動板122に至る距離とは等しく形成されている。
なお、第1音孔111と第2音孔112との中心間距離は4〜6mm程度が好ましく、更には5mm程度が好ましい。
また、本実施形態では、第1音孔111と第2音孔112とは平面視略円形状としているが、これに限定される趣旨ではなく、その形状は円形状以外でも良く、例えば矩形状等であっても良い。また、本実施形態では、第1音孔111と第2音孔112とを各々1つずつとしているが、この構成に限定されず、それぞれの数を複数としても良い。
また、本実施形態では、第1音孔111と第2音孔112とを筐体11の同一面に形成しているが、この構成に限定されず、これらを互いに異なる面に形成しても良く、例えば、隣り合う面や対向する面に形成する構成としても良い。ただし、本実施形態のように2つの音孔111、112を筐体11の同一面に形成した方が、本実施形態のマイクロホンユニット1を搭載する音声入力装置(例えば携帯電話等)における音道が複雑とならない点で好ましい。
図3は、本実施形態のマイクロホンユニット1が備えるMEMSチップ12の構成を示す概略断面図である。図3に示すように、MEMSチップ12は、絶縁性のベース基板121と、振動膜122と、絶縁膜123と、固定電極124と、を有し、コンデンサ型のマイクロホンを形成している。なお、このMEMSチップ12は半導体製造技術を用いて製造される。
ベース基板121には例えば平面視略円形状の開口121aが形成され、これにより振動膜122の下部側から来る音波は振動膜122に到達するようになっている。ベース基板121の上に形成される振動膜122は、音波を受けて振動(上下方向に振動)する薄膜で、導電性を有し、電極の一端を形成している。
固定電極124は、絶縁膜123を挟んで振動膜122と対向するように配置されている。これにより、振動膜122と固定電極124とは容量を形成する。なお、固定電極124には音波が通過できるように複数の音孔124aが形成されており、振動膜122の上部側から来る音波が振動膜122に到達するようになっている。
このようなMEMSチップ12においては、MEMSチップ12に音波が入射すると、振動膜122の上面122aに音圧pf、下面122bに音圧pbが各々加わる。その結果、音圧pfと音圧pbとの差に応じて振動膜122が振動して振動膜122と固定電極124との間隔Gpが変化し、振動膜122と固定電極124との間の静電容量が変化する。すなわち、コンデンサ型のマイクロホンとして機能するMEMSチップ12によって、入射した音波を電気信号として取り出せるようになっている。
なお、本実施形態では振動膜122の方が固定電極124よりも下となっているが、これとは逆の関係(振動膜が上で、固定電極が下となる関係)となるように構成しても構わない。
図2に示すように、マイクロホンユニット1においては、ASIC13は第1導音空間113に配置される。図4は、本実施形態のマイクロホンユニット1が備えるASIC13の回路構成を説明するための図である。ASIC13は、本発明の電気回路部の実施形態で、MEMSチップ12における静電容量の変化に基づいて発生する電気信号を信号増幅回路133で増幅処理する集積回路である。本実施形態においては、MEMSチップ12における静電容量の変化を精密に取得できるように、チャージポンプ回路131とオペアンプ132とを含む構成としている。また、信号増幅回路133の増幅率(ゲイン)を調整できるようにゲイン調整回路134を含む構成としている。ASIC13で増幅処理された電気信号は、例えばマイクロホンユニット1が実装される図示しない実装基板の音声処理部に出力されて処理される。
図2を参照して、回路基板14はMEMSチップ12及びASIC13を実装する基板である。本実施形態においては、MEMSチップ12及びASIC13は、いずれもフリップチップ実装され、回路基板14に形成される配線パターンによって両者は電気的に接続されている。なお、本実施形態においては、MEMSチップ12及びASIC13をフリップチップ実装する構成としているがこの構成に限られる趣旨ではなく、例えばワイヤボンディングを用いて実装する構成等としても構わない。
次に、マイクロホンユニット1の動作について説明する。
動作の説明に先立って、図5を参照して音波の性質について述べておく。図5に示すように、音波の音圧(音波の振幅)は、音源からの距離に反比例する。そして、音圧は、音源に近い位置では急激に減衰し、音源から離れる程、なだらかに減衰する。
例えば、マイクロホンユニット1を接話型の音声入力装置に適用する場合、ユーザの音声はマイクロホンユニット1の近傍で発生する。そのため、ユーザの音声は、第1音孔111と第2音孔112との間で大きく減衰し、振動膜122の上面122aに入射する音圧と、振動膜122の下面122bに入射する音圧との間には、大きな差が現れる。
一方、背景雑音等の雑音成分は、ユーザの音声に比べて音源がマイクロホンユニット1から遠い位置に存在する。そのため、雑音の音圧は、第1音孔111と第2音孔112との間でほとんど減衰せず、振動膜122の上面122aに入射する音圧と、振動膜122の下面122bに入射する音圧との間には、ほとんど差が現れない。
マイクロホンユニット1の振動膜122は、第1音孔111と第2音孔112に同時に入射する音波の音圧差によって振動する。上述のように、振動膜122の上面122aと下面122bに遠方から入射する雑音の音圧の差は非常に小さいために、振動膜122で打ち消される。これに対して、振動膜122の上面122aと下面122bに近接位置から入射するユーザ音声の音圧の差は大きいために、ユーザ音声は振動膜122で打ち消されずに振動膜122を振動させる。
このことから、マイクロホンユニット1によると、振動膜122はユーザの音声のみによって振動しているとみなすことができる。そのため、マイクロホンユニット1のASIC13から出力される電気信号は、雑音(背景雑音等)が除去された、ユーザ音声のみを示す信号とみなすことができる。すなわち、本実施形態のマイクロホンユニット1によると、簡易な構成で、雑音が除去されたユーザ音声のみを示す電気信号を取得することが可能である。
ところで、本実施形態のようにマイクロホンユニット1を構成すると、振動膜122に加わる音圧は2つの音孔111、112から入力される音圧の差となる。このため、振動膜122を振動させる音圧は小さいものとなり、取り出される電気信号のSNRが悪く成り易い。この点、本実施形態のマイクロホンユニット1はSNRを向上する工夫がなされている。以下、これについて説明する。
図6は、従来のマイクロホンユニットにおける振動膜の設計方法について説明するための図である。図6に示すように、マイクロホンユニットが備える振動膜の共振周波数は振動膜のスティフネスによって変化し、スティフネスが小さくなるように設計すると振動膜の共振周波数は低くなる。逆にスティフネスが大きくなるように設計すると振動膜の共振周波数は高くなる。
従来、マイクロホンユニットを設計するにあたっては、振動膜の共振がマイクロホンユニットを使用する周波数帯域(使用周波数帯域)に影響を及ぼさないように振動膜を設計していた。具体的には、振動膜の周波数特性について、図6に示すようにマイクロホンユニットの使用周波数帯域では周波数変化に対するゲインの変化がほとんど起こらない(フラット帯域となる)ように振動膜のスティフネスを設定していた。例えば、使用周波数帯域が100Hz〜10kHzである場合、振動膜の共振周波数が20kHz程度となるように振動膜のスティフネスを大きく設定していた。
なお、このように振動膜の共振周波数が高くなるように振動膜のスティフネスを大きく設定するとマイクロホンの感度は低下する。このために、本実施形態のように振動膜122の上面122aと下面122bとの音圧差によって振動膜122を振動させる構成のマイクロホンユニット1にとっては、SNRが悪く成り易いという問題があった。
ところで、マイクロホンユニット1において、第1音孔111と第2音孔112との間隔が狭いと振動膜122における差圧が小さくなる(図5のΔp1とΔp2参照)ので、マイクロホンのSNRを向上するためには、2つの音孔111、112の間隔をある程度大きくする必要がある。
一方で、本発明者らのこれまでの研究により、第1音孔111と第2音孔112との間隔を大きくしすぎると音波の位相差による影響によって、マイクロホンのSNRが低下することがわかっている(例えば、特願2007-98486参照)。このようなことから、本発明者らは、第1音孔111と第2音孔112との中心間距離は、4mm以上6mm以下に設定するのが望ましく、更には5mm程度に設定するのがより望ましいとの結論を得ている。このような構成とすることで、高いSNR(例えば50dB以上)を確保可能なマイクロホンユニットが得られる。
マイクロホンユニット1において、音響特性の劣化を抑制するために音道の断面積を一定以上(例えばφ0.5mm程度の円の面積相当)確保する必要がある。そして、上述のように、第1音孔111と第2音孔112との間隔は4mm〜6mm程度に設定することを考慮すると、第1導音空間113と第2導音空間114との容積は大きなものとなる。
図7は、導音空間の周波数特性について説明するための図である。図7に示すように、導音空間の共振周波数は、その容積が大きくなると低くなり、その容積が小さくなると高くなる。上述のように、本実施形態のマイクロホンユニットは導音空間113、114の容積が大きくなる傾向にあり、導音空間113、114の共振周波数が従来のマイクロホンユニットに比べて低くなる傾向にある。具体的には、例えば10kHz程度に導音空間113、114の共振周波数が出現する。なお、第1導音空間113と第2導音空間114との周波数特性は略同一となるように設計されている。
図8は、マイクロホンユニットの周波数特性について説明するための図である。図8において、(a)は振動膜の周波数特性、(b)は導音空間の周波数特性、(c)はマイクロホンユニットの周波数特性を示すグラフである。図8に示すように、マイクロホンユニットの周波数特性は、振動膜の周波数特性と導音空間の周波数特性を合わせた周波数特性と同等の周波数特性を示す。
本実施形態のマイクロホンユニット1においては、上述のように導音空間113、114の容積をある程度大きくせざるを得ない。このため、導音空間113、114の共振周波数を高くなるように設定して、導音空間113、114の共振が上述の使用周波数帯域に対して影響を及ぼさないようにするのは難しい。この点を考慮すると、振動膜122の共振周波数を高域(例えば20kHz)に設定して、振動膜の共振が上述の使用周波数帯域に対して影響を及ぼさないようにする意味が乏しくなる。むしろ、振動膜122の共振周波数を導音空間113、114の共振周波数に近づけて振動膜122の感度を向上した方が、マイクロホンユニット1のSNRの向上に有利と成り得る。
本実施形態のマイクロホンユニット1においては、振動膜122の共振周波数fdが、第1導音空間113の共振周波数f1又は第2導音空間114の共振周波数f2から±4kHzの範囲内に設定されると、SNRが良好となることが検討の結果わかった。以下、これについて、図9、図10及び図11を参照して説明する。なお、上述のように、マイクロホンユニット1において、第1導音空間113の共振周波数f1と第2導音空間114の共振周波数f2は略同一となるように構成される。このため、以下では特に必要がない場合には、第1導音空間113の共振周波数f1を代表させて説明する。
図9は、本実施形態のマイクロホンユニット1において、振動膜122の共振周波数fdを第1導音空間113の共振周波数f1よりもほぼ4kHz高く設定した場合の周波数特性を示す図である。 図10は、本実施形態のマイクロホンユニット1において、振動膜122の共振周波数fdを第1導音空間113の共振周波数f1と略同一に設定した場合の周波数特性を示す図である。図11は、本実施形態のマイクロホンユニット1において、振動膜122の共振周波数fdを第1導音空間113の共振周波数f1よりもほぼ4kHz低く設定した場合の周波数特性を示す図である。図9〜11において、(a)は振動膜122の周波数特性、(b)は第1導音空間113の周波数特性、(c)はマイクロホンユニット1の周波数特性を示す。
なお、第1導音空間113の共振周波数f1は、マイクロホンユニット1のSNRを高くするためには、できるだけ高いことが望まれる。この点を考慮して、図9〜11においては、マイクロホンユニット1の導音空間113、114の共振周波数が11kHz近傍(10Hz以上12Hz以下)となるようにしている。
図9に示すように、振動膜122の共振周波数fdに由来するピークはシャープで、第1導音空間113の共振周波数f1に由来するピークはブロードである。このため、振動膜122の共振周波数fdを第1導音空間113の共振周波数f1からほぼ4kHz高い周波数まで近づけても低周波数側のマイクロホンユニット1の周波数特性はほとんど影響を受けない。
具体的には、図9において、振動膜122の共振周波数fdを下げて感度を向上したにもかかわらず、10kHz近傍でマイクロホンユニット1の周波数特性がほとんど変動していないことがわかる。すなわち、例えば、マイクロホンユニット1における使用周波数帯域の高域側の上限が10kHzである場合においては、使用周波数帯域におけるマイクロホンユニット1の特性を維持しつつ、従来に比べて振動膜122の感度を向上できる。
上述のように、マイクロホンユニット1においては、導音空間113、114の共振周波数を高くすることができないために、振動膜122の共振周波数を高く設定する必要がない。そこで、スティフネスを下げ(共振周波数を下げることを意味する)、振動膜122の感度を上げてSNRを向上することとしている。振動膜122の感度を上げてSNRを向上するという意味では、振動膜122の共振周波数fdは低いに越したことがない。しかし、振動膜122の共振周波数fdを下げすぎると、上述のフラット帯域(例えば図6参照)が狭くなり、SNRが低下する場合がある。すなわち、振動膜122の共振周波数fdを下げるとしても下限がある。
図10を参照して、振動膜122の共振周波数fdと第1導音空間113の共振周波数f1とを略同一とすると、マイクロホンユニット1の周波数特性は7kHzを超えた辺りから振動膜122の共振周波数fdを下げたことによる影響が出始める。マイクロホンユニット1の使用周波数帯域の上限が10kHzである場合、10kHz近傍での影響は多少あるが、振動膜122の感度を上げたことによるSNRの向上効果とのバランスでこのような設計も可能である。
また、現状の携帯電話機の音声帯域の上限は3.4kHzである。この場合、振動膜122の共振周波数fdと第1導音空間113の共振周波数f1とを略同一とした場合、使用周波数帯域におけるマイクロホンユニット1の特性を維持しつつ、従来に比べて振動膜122の感度を向上できると言える。
そして、現状の携帯電話機の音声帯域を考慮して振動膜122の共振周波数fdをどこまで下げるかを更に検討した結果が図11に示す結果である。現状の携帯電話機を考慮した場合、使用音声帯域の上限である3.4KHzの周波数特性として、1kHzの出力に対して±3dB以内であることが要求される。この点、振動膜122の共振周波数fdを第1導音空間113の共振周波数f1よりも4kHz程度まで下げても、前述の要求を満たすことがわかった。そして、この場合、振動膜122の共振周波数fdを7kHz程度まで下げられ、振動膜122の感度向上によるSNRの向上が期待できる。
以上のように、本実施形態のマイクロホンユニット1においては、振動膜122の共振周波数fdが第1導音空間113の共振周波数f1(或いは第2導音空間114の共振周波数f2)から±4kHzの範囲内にあれば、マイクロホンユニット1を音声入力装置に適用した場合にSNRの向上が望めると言える。
本実施形態のマイクロホンユニット1の振動膜122は例えばシリコンによって形成できる。ただし、振動膜122を形成する材料をシリコンに限定する趣旨ではない。振動膜122をシリコンによって形成する場合における望ましい設計条件について説明しておく。なお、設定条件の導出にあたっては図12のように振動膜122をモデル化している。
振動膜122の共振周波数fd(Hz)は、振動膜122のスティフネスをSm(N/m)、振動膜122の質量をMm(kg)とした場合に、以下の式(1)で表される。
Figure 0005325555
また、振動膜122のスティフネスSmと、振動膜122の質量Mmとは、それぞれ以下の式(2)、(3)のように表される(非特許文献1参照)。ここで、E:振動膜122のヤング率(Pa)、ρ:振動膜122の密度(kg/m3)、ν:振動膜122のポアソン比、a:振動膜の半径(m)、t:振動膜122の厚み(m)である。
Figure 0005325555
Figure 0005325555
Jen-Yi Chen, Yu-Chun Hsu1, Tamal Mukherjee, Gray K.Fedder, "MODELING AND SIMULATION OF A CONDENSER MICROPHONE", Proc.Transducers'07, LYON,FRANCE, vol.1, pp.1299-1302,2007.
式(1)に式(2)、(3)を代入して、振動膜122の共振周波数fdは次の式(4)のように表される。
Figure 0005325555
上述のように、振動膜122の共振周波数fdは、第1導音空間113の共振周波数f1から±4kHzであることが望ましい。そして、第1導音空間113の望ましい共振周波数f1を11kHzとすると、振動膜122の共振周波数fdは以下の式(5)を満たすことが望まれる。
Figure 0005325555
式(5)にシリコンの材料特性として、E=190(Gpa)、ν=0.27、ρ=2330(kg/m3)を代入すると、以下の式(6)が得られる。
Figure 0005325555
すなわち、本実施形態のマイクロホンユニット1において、振動膜122の材質としてシリコンを選択する場合には、式(6)を満たすように振動膜122の半径aと厚みtを設定すれば、高いSNRを確保できる高性能のマイクロホンユニット1を得られる。
以上に示した実施形態は一例であり、本発明のマイクロホンユニットは以上に示した実施形態の構成に限定されるものではない。本発明の目的を逸脱しない範囲で、以上に示した実施形態の構成について種々の変更を行っても構わない。
例えば、以上に示した実施形態では、振動膜122(振動板)が筐体11の音孔111、112が形成される面11aと平行に配置される構成とした。しかし、この構成に限定されず、振動板が筐体の音孔が形成される面に対して平行でない構成としても構わない。
また、以上に示したマイクロホンユニット1においては振動板を有するマイクロホン(MEMSチップ12が該当)の構成として、いわゆるコンデンサ型マイクロホンを採用した。しかし、本発明は、振動板を有するマイクロホンの構成として、コンデンサ型マイクロホン以外の構成を採用したマイクロホンユニットにも適用できる。振動板を有するコンデンサ型マイクロホン以外の構成として、例えば、動電型(ダイナミック型)、電磁型(マグネティック型)、圧電型等のマイクロホン等が挙げられる。
本発明のマイクロホンユニットは、例えば携帯電話やトランシーバ等の音声通信機器、音声認証システム等の入力された音声を解析する技術を利用した情報処理システム、録音機器等に好適である。
は、本実施形態のマイクロホンユニットの構成を示す概略斜視図である。 は、図1のA−A位置における概略断面図である。 は、本実施形態のマイクロホンユニットが備えるMEMSチップの構成を示す概略断面図である。 は、本実施形態のマイクロホンユニットが備えるASICの回路構成を説明するための図である。 は、音波の減衰特性について説明するための図である。 は、従来のマイクロホンユニットにおける振動膜の設計方法について説明するための図である。 は、導音空間の周波数特性について説明するための図である。 は、マイクロホンユニットの周波数特性について説明するための図である。 は、本実施形態のマイクロホンユニットにおいて、振動膜の共振周波数fdを第1導音空間の共振周波数f1よりもほぼ4kHz高く設定した場合の周波数特性を示す図である。 は、本実施形態のマイクロホンユニットにおいて、振動膜の共振周波数fdを第1導音空間の共振周波数f1と略同一に設定した場合の周波数特性を示す図である。 は、本実施形態のマイクロホンユニットにおいて、振動膜の共振周波数fdを第1導音空間の共振周波数f1よりもほぼ4kHz低く設定した場合の周波数特性を示す図である。 は、本実施形態のマイクロホンユニットにおいて、振動膜をシリコンで形成する場合の条件を導出するために用いたモデルを説明するための図である。
符号の説明
1 マイクロホンユニット
11 筐体
12 MEMSチップ
13 ASIC(電気回路部)
111 第1音孔
112 第2音孔
113 第1導音空間
114 第2導音空間
122 振動膜(振動板)
122a 振動膜の上面(振動板の第1の面)
122b 振動膜の下面(振動板の第2の面)

Claims (9)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内部に配置される振動板と、
    前記振動板の振動に基づいて発生する電気信号を処理する電気回路部と、を備えるマイクロホンユニットであって、
    前記筐体には、第1音孔を介して前記筐体外部の音を前記振動板の第1の面へと導く第1導音空間と、第2音孔を介して前記筐体外部の音を前記振動板の前記第1の面の裏面である第2の面へと導く第2導音空間と、が設けられ、
    前記第1導音空間と前記第2導音空間との共振周波数は、10kHz以上12kHz以下であり、
    前記振動板の共振周波数が、前記第1導音空間又は前記第2導音空間の共振周波数を基準に±4kHzの範囲内に設定されていることを特徴とするマイクロホンユニット。
  2. 前記筐体内には、2つの空間を連通する開口が形成され、
    前記2つの空間のうちの一方側に、前記開口を覆うように前記振動板を有するマイクロホンが配置されて、前記第1導音空間と前記第2導音空間とが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のマイクロホンユニット。
  3. 前記第1音孔と前記第2音孔の中心間距離が4mm以上6mm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のマイクロホンユニット。
  4. 前記振動板の共振周波数は、以下の式(1)で表されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のマイクロホンユニット。
    Figure 0005325555
    fd:前記振動板の共振周波数(Hz)
    Sm:前記振動板のスティフネス(N/m)
    Mm:前記振動板の質量(kg)
  5. 前記振動板の質量は、以下の式(2)で表されることを特徴とする請求項4に記載のマイクロホンユニット
    Figure 0005325555
    Mm:前記振動板の質量(kg)
    a:前記振動板の半径(m)
    ρ:前記振動板の密度(kg/m 3
    t:前記振動板の厚み(m)
  6. 前記振動板のスティフネスは、以下の式(3)で表されることを特徴とする請求項4に記載のマイクロホンユニット
    Figure 0005325555
    Sm:前記振動板のスティフネス(N/m)
    a:前記振動板の半径(m)
    ν:前記振動板のポアソン比
    E:前記振動板のヤング率(Pa)
    t:前記振動板の厚み(m)
  7. 前記振動板の共振周波数は、以下の式(4)で表されることを特徴とする請求項4に記載のマイクロホンユニット。
    Figure 0005325555
    fd:前記振動板の共振周波数(Hz)
    a:前記振動板の半径(m)
    ρ:前記振動板の密度(kg/m 3
    ν:前記振動板のポアソン比
    E:前記振動板のヤング率(Pa)
    t:前記振動板の厚み(m)
  8. 前記振動板の共振周波数は、以下の式(5)を満たすことを特徴とする請求項7に記載のマイクロホンユニット。
    Figure 0005325555
  9. 前記振動板はシリコンによって形成され、前記振動板は以下の式(6)を満たすことを特徴とする請求項8に記載のマイクロホンユニット。
    Figure 0005325555
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