JP5250899B2 - 携帯電話およびマイクロホンユニット - Google Patents
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Description
さらに好ましくは、第1の貫通孔と第2の貫通孔とが外部から入力される音声の進行方向に並べて形成される。
まず、本実施の形態に係る携帯電話100の全体構成について説明する。図1は本実施の形態に係る携帯電話100を示す外観斜視図である。図1を参照して、携帯電話100は、第1の筐体116と、第2の筐体117と、スピーカ174と、モニタ150と、カメラ142と、入力部120と、マイク172とを含む。第1の筐体116と第2の筐体117とは、接続部106にて折畳み可能に接続されている。図1には、携帯電話100として、代表的に折畳式の携帯電話を示すが、このような形式に限定されるものではない。
次に、本実施の形態に係るマイクロホンユニット1について説明する。図3は本実施の形態に係るマイクロホンユニット1を示す外観斜視図である。図4(A)は本実施の形態に係るマイクロホンユニット1の概略側面断面図である。図4(B)は図4(A)におけるIVB−IVB正面断面図である。
本実施の形態に係るマイクロホンユニット1は、図4(A)、図4(B)に示すように、仕切り部20を含む。前述したように、図4(B)は、仕切り部20を正面から観察した図である。仕切り部20は、筐体10内に、内部空間101を分割するように設けられる。本実施の形態では、仕切り部20は、内部空間101を、第1の空間102および第2の空間104に分割するように設けられる。すなわち、第1および第2の空間102,104は、それぞれが、筐体10および仕切り部20で区画された空間である。
(1)マイクロホンユニット1の横成と振動膜30の振動原理
はじめに、マイクロホンユニット1の構成から導き出される、振動膜30の振動原理について説明する。
次に音波の性質について説明する。音波は、空気等の媒質中を進行するにつれ減衰し、音圧(音波の強度・振幅)が低下する。音庄は、音源からの距離に反比例するため、音圧Pは、音源からの距離Rとの関係において、
P=k/R・・・(1)
と表すことができる。なお、式(1)中、kは比例定数である。図9は音圧と音源からの距離との関係を示すグラフである。図9からも明らかなように、音圧(音波の振幅)は、音源に近い位置(グラフの左側)では急激に減衰し、音源から離れるほどなだらかに減衰する。
次に本実施の形態に係るマイクロホンユニットにおける雑音除去原理について説明する。上述したように、振動膜30は、第1および第2の面35,37に同時に入射する音波の音圧の差によって振動する。そして、第1および第2の面35,37に入射する雑音の音圧の差は非常に小さいため、振動膜30で打ち消される。これに対して、第1および第2の面35,37に入射するユーザ音声の音圧の差は大きいため、ユーザ音声は振動膜30で打ち消されず、振動膜30を振動させる。
以下、本実施の形態に係るマイクロホンユニット1が奏する作用と効果についてまとめる。
次に、本実施の形態に係るマイクロホンユニット1の適用例を説明する。
Claims (6)
- マイクロホンユニットを備えた携帯電話であって、
前記マイクロホンユニットは、
内部空間を有する筐体と、
前記筐体内に設けられ、前記内部空間を第1の空間と第2の空間とに分割する仕切り部と、を含み、
前記筐体には、
前記第1の空間と前記筐体の外部空間とを連通する第1の貫通孔と、
前記第2の空間と前記筐体の外部空間とを連通する第2の貫通孔とが、入力される音声の進行方向に並べて形成され、
前記仕切り部は、
前記第1の空間からの音圧と前記第2の空間からの音圧とを受けて振動する振動膜と、
前記振動膜の両面にそれぞれ取り付けられる圧電ユニットと、を有し、
各前記圧電ユニットは、
第1の電極膜と、
第2の電極膜と、
前記第1の電極膜と第2の電極膜との間に積層される圧電膜と、を含み、
前記仕切り部は、音波を伝搬する媒質の、前記筐体の内における前記第1の空間と第2の空間との間の相互移動を遮断するように構成されており、
前記振動膜の振動に応じて前記第1および第2の電極膜の間に発生する電圧に応じた音声信号を出力する電気信号出力回路をさらに含み、
前記マイクロホンユニットに音声を取り込ませるため、前記携帯電話が備えるマイク孔から前記第1の貫通孔までの距離と、前記マイク孔から前記第2の貫通孔までの距離とは、異なり、
前記仕切り部は、前記第2の貫通孔の近傍に配置され、前記第1の貫通孔の中心点から前記第1の空間側に面する前記振動膜までの距離が、前記第1の貫通孔の中心点から前記第2の貫通孔の中心点までの距離とほぼ等しく構成される、携帯電話。 - マイクロホンユニットを備えた携帯電話であって、
前記マイクロホンユニットは、
内部空間を有する筐体と、
前記筐体内に設けられ、前記内部空間を第1の空間と第2の空間とに分割する仕切り部と、を含み、
前記筐体には、
前記第1の空間と前記筐体の外部空間とを連通する第1の貫通孔と、
前記第2の空間と前記筐体の外部空間とを連通する第2の貫通孔とが、入力される音声の進行方向に並べて形成され、
前記仕切り部は、
前記筐体内周に配置され、前記第1の空間と前記第2の空間とを連通する第3の貫通孔が形成された振動膜保持部材と、
外周が前記振動膜保持部材に密着されて前記第3の貫通孔を塞ぐとともに、前記第1の空間からの音圧と前記第2の空間からの音圧を受けて振動する振動膜と、
前記振動膜の両面にそれぞれ取り付けられる圧電ユニットと、を有し、
各前記圧電ユニットは、
第1の電極膜と、
第2の電極膜と、
前記第1の電極膜と第2の電極膜との間に積層される圧電膜と、を含み、
前記振動膜の振動に応じて前記第1および第2の電極膜の間に発生する電圧に応じた音声信号を出力する電気信号出力回路をさらに含み、
前記マイクロホンユニットに音声を取り込ませるため、前記携帯電話が備えるマイク孔から前記第1の貫通孔までの距離と、前記マイク孔から前記第2の貫通孔までの距離とは、異なり、
前記仕切り部は、前記第2の貫通孔の近傍に配置され、前記第1の貫通孔の中心点から前記第1の空間側に面する前記振動膜までの距離が、前記第1の貫通孔の中心点から前記第2の貫通孔の中心点までの距離とほぼ等しく構成される、携帯電話。 - マイクロホンユニットであって、
内部空間を有する筐体と、
前記筐体内に設けられ、前記内部空間を第1の空間と第2の空間とに分割する仕切り部と、を含み、
前記筐体には、
前記第1の空間と前記筐体の外部空間とを連通する第1の貫通孔と、
前記第2の空間と前記筐体の外部空間とを連通する第2の貫通孔とが形成され、
前記仕切り部は、
前記第1の空間からの音圧と前記第2の空間からの音圧とを受けて振動する振動膜と、
前記振動膜の両面にそれぞれ取り付けられる圧電ユニットと、を有し、
各前記圧電ユニットは、
第1の電極膜と、
第2の電極膜と、
前記第1の電極膜と第2の電極膜との間に積層される圧電膜と、を含み、
前記仕切り部は、音波を伝搬する媒質の、前記筐体の内における前記第1の空間と第2の空間との間の相互移動を遮断するように構成されており、
前記振動膜の振動に応じて前記第1および第2の電極膜の間に発生する電圧に応じた音声信号を出力する電気信号出力回路をさらに含み、
前記マイクロホンユニットに音声を取り込ませるため、前記マイクロホンユニットを設置する機器が備えるマイク孔から前記第1の貫通孔までの距離と、前記マイク孔から前記第2の貫通孔までの距離とは、異なり、
前記仕切り部は、前記第2の貫通孔の近傍に配置され、前記第1の貫通孔の中心点から前記第1の空間側に面する前記振動膜までの距離が、前記第1の貫通孔の中心点から前記第2の貫通孔の中心点までの距離とほぼ等しく構成される、マイクロホンユニット。 - マイクロホンユニットであって、
内部空間を有する筐体と、
前記筐体内に設けられ、前記内部空間を第1の空間と第2の空間とに分割する仕切り部と、を含み、
前記筐体には、
前記第1の空間と前記筐体の外部空間とを連通する第1の貫通孔と、
前記第2の空間と前記筐体の外部空間とを連通する第2の貫通孔とが形成され、
前記仕切り部は、
前記筐体内周に配置され、前記第1の空間と前記第2の空間とを連通する第3の貫通孔が形成された振動膜保持部材と、
外周が前記振動膜保持部材に密着されて前記第3の貫通孔を塞ぐとともに、前記第1の空間からの音圧と前記第2の空間からの音圧を受けて振動する振動膜と、
前記振動膜の両面にそれぞれ取り付けられる圧電ユニットと、を有し、
各前記圧電ユニットは、
第1の電極膜と、
第2の電極膜と、
前記第1の電極膜と第2の電極膜との間に積層される圧電膜と、を含み、
前記振動膜の振動に応じて前記第1および第2の電極膜の間に発生する電圧に応じた音声信号を出力する電気信号出力回路をさらに含み、
前記マイクロホンユニットに音声を取り込ませるため、前記マイクロホンユニットを設置する機器が備えるマイク孔から前記第1の貫通孔までの距離と、前記マイク孔から前記第2の貫通孔までの距離とは、異なり、
前記仕切り部は、前記第2の貫通孔の近傍に配置され、前記第1の貫通孔の中心点から前記第1の空間側に面する前記振動膜までの距離が、前記第1の貫通孔の中心点から前記第2の貫通孔の中心点までの距離とほぼ等しく構成される、マイクロホンユニット。 - 請求項3または4のいずれか1項に記載のマイクロホンユニットが実装される、携帯電話。
- 前記第1の貫通孔と前記第2の貫通孔とが外部から入力される音声の進行方向に並べて形成される、請求項5に記載の携帯電話。
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