JP5325434B2 - 青果物選別装置 - Google Patents

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Description

本発明は、野菜、果物その他の青果物を選別する青果物選別装置の技術に関する。
従来、野菜や果物等の青果物を、一対のバケット形成部材により形成される凹部に一つずつ載せて搬送しながら、前記青果物の品質を判定し、その判定結果に基づいて前記青果物を選別する青果物選別装置の技術は公知となっている。上記青果物選別装置の品質の判定方法として、透過光を利用するものがある。これは、赤外光やレーザー光等の光を、上方又は下方から青果物へ照射して、前記青果物を透過した光を分析することによって、糖度や酸度等の品質を判定するものである。
また、前記青果物選別装置には、前記一対のバケット形成部材の互いに対向する側の一端を下方回動可能に構成したものがある(例えば、特許文献1参照)。このような青果物選別装置において、前記一対のバケット形成部材を下方回動させることにより、当該バケット形成部材間に隙間を設けることができる。これによって、前記凹部に載置された前記青果物を、前記隙間を介して前記一対のバケット形成部材の下方へと排出することができる。
上記の如く構成された青果物選別装置において、前記品質の判定結果に基づいて、前記バケット形成部材を下方回動させるタイミングを決定することにより、前記青果物を前記品質別に選別することができる。
特開2005−298199号公報
しかし、上記青果物選別装置においては、上方又は下方から前記青果物へ照射された光が前記バケット形成部材に遮られ、正確な品質の判定ができない場合がある点で不利であった。
本発明は上記の如き課題を鑑みてなされたものであり、正確な品質の判定を行うことができる青果物選別装置の提供を目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、左右一対のバケット形成部材(22・23)により形成される凹部(24)に載置された青果物(10)を搬送し、前記青果物(10)の搬送経路中途部において、投光手段(50)により前記青果物(10)に対して上下方向に照射される光を、受光手段(60)により測定することによって、前記青果物(10)の品質を判定し、前記左右一対のバケット形成部材(22・23)の互いに、左右から突出し対向する側の一端を、前記判定結果に基づくタイミングで下方回動させることにより、前記青果物(10)を選別する青果物選別装置(1)であって、左右のバケット支持軸(26・27)を、長手方向が前後方向と一致するように支持し、該左右のバケット支持軸(26・27)により、前記左右のバケット形成部材(22・23)の左右端を、バケットフレーム(21)を構成する左右の側方フレーム(21L・21R)の上端部において、左右方向に回動可能に軸支し、前記左右一対のバケット形成部材(22・23)の各々の後端部には、後方に向けて水平に延設した、左右の一対のバケット係止部(22a・23a)を形成し、左右のバケット係止ローラ(28f・28g)は、左右のバケット係止ローラ軸(28d・28e)に回動可能に支持され、該左右のバケット係止ローラ(28f・28g)が前記バケット係止部(22a・23a)の下面に当接することにより、該左右のバケット形成部材(22・23)を所定の位置で係止し、前記左右のバケット係止ローラ(28f・28g)は、左右のバケット係止アーム(28b・28c)の上端部に枢支され、該バケット係止アーム(28b・28c)の下端部は、バケットフレーム(21)を構成する後方フレーム(21B)に枢支したバケット係止軸(28a)に固設され、該バケット係止軸(28a)には付勢部材(28h)を設けて、バケット係止ローラ(28f・28g)が、バケット形成部材(22・23)を所定の位置で係止する方向に付勢し、該バケット係止軸(28a)の一端にバケット解除部材(29)を上方にむけて突設し、電動シリンダや電磁ソレノイドにより構成されたバケット解除装置(40)を搬送経路の一側方の所定位置に固設し、該バケット解除装置(40)には、左右方向に突出可能な係合部(41)を具備し、該係合部(41)が、バケット解除部材(29)の方向へ突出され、先端部がバケット解除部材(29)の他端と当接すると、前記青果物(10)が前方へ搬送されることにより、左右のバケット形成部材(22・23)が、それぞれ左右のバケット支持軸(26・27)を中心に下方へ回動されて、青果物(10)を落下させる構成とし、前記凹部(24)の中央部に空隙部(25)を備えるものである。
請求項2においては、前記投光手段は前記青果物の搬送経路の下方に配置され、前記受光手段は前記青果物の搬送経路の上方に配置されるものである。
請求項3においては、前記光は近赤外光であるものである。
請求項4においては、前記品質は前記青果物の糖度であるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、光を青果物に十分照射することができ、正確な品質の判定を行うことができる。
そして、青果物10・10・・・の品質の判定結果に基づいて左バケット形成部材22及び右バケット形成部材23の下方回動のタイミングを決定することにより、青果物10・10・・・を、判定した品質に基づいて選別し、当該品質に該当する排出コンベア装置4へと排出することができる。これによって、所定の品質毎に青果物10・10・・・を仕分けることができる。
また、左バケット係止ローラ28f及び右バケット係止ローラ28gは、前記回動動作によりそれぞれ左バケット係止部22a及び右バケット係止部23aと離間する際、左バケット係止ローラ軸28d及び右バケット係止ローラ軸28eを中心に回動する。これによって、左バケット係止部22a及び右バケット係止部23aを損傷させることなく、滑らかに離間することができる。
また、空隙部25は、投光手段50により発せられた近赤外光が、左バケット形成部材22及び右バケット形成部材23に干渉することなく下方から上方へ通過できる程度の大きさ及び形状に形成される。このように構成することにより、近赤外光を青果物10・10・・・に十分照射することができ、正確な近赤外光の測定を行うことができる。
請求項2においては、受光手段に対する埃等の汚れの付着を抑制し、測定誤差を低減することができる。
請求項3においては、物質を透過しやすい近赤外光を用いることで、正確な品質の判定を行うことができる。
請求項4においては、青果物の糖度に基づいて、選別を行うことができる。
次に、本発明に係る青果物選別装置の実施の一形態である青果物選別装置1について説明する。本発明において「青果物」とは、りんご、梨、みかん等の果実や、トマト、いちご、ナス、芋等の蔬菜をいう。
図1に示すように、青果物選別装置1は、青果物10を搬送するとともに青果物10の品質を判定し、当該判定結果に基づいて青果物10を選別するものである。青果物選別装置1は、主として搬送コンベア装置2、測定装置3、排出コンベア装置4、制御装置5等を具備する。なお、以下では、搬送コンベア装置2による青果物10の搬送方向を「前方向」として説明を行う。
図1から図3に示すように、搬送コンベア装置2は、青果物10を搬送するものである。搬送コンベア装置2は、主として載置部20・20・・・、搬送チェーンコンベア30、バケット解除装置40・40・・・等を具備する。
図2及び図3に示すように、載置部20・20・・・は、それぞれに青果物10を一つずつ載置するものである。載置部20は、主としてバケットフレーム21、左バケット形成部材22、右バケット形成部材23、左バケット支持軸26、右バケット支持軸27、バケット係止部材28、バケット解除部材29等を具備する。
バケットフレーム21は、載置部20の基礎となるものである。バケットフレーム21は、左側方フレーム21L、右側方フレーム21R、及び後方フレーム21Bから構成され、平面視において前方が開口された略C字状の部材である。
左バケット形成部材22及び右バケット形成部材23は、その上部に青果物10を載置するものである。左バケット形成部材22及び右バケット形成部材23は、平面視略円形状の凹部24を有し、当該凹部24の略中央部に略円形状の空隙部25を有する矩形状の板材を、凹部24の直径線を含む垂直面で左右両側に等分割して形成される一対の部材である。左バケット形成部材22の後端部には、後方に向けて水平に延設された左バケット係止部22aが形成される。右バケット形成部材23の後端部には、後方に向けて水平に延設された右バケット係止部23aが形成される。
左バケット支持軸26及び右バケット支持軸27は、左バケット形成部材22及び右バケット形成部材23をバケットフレーム21に対して回動可能に軸支するものである。左バケット支持軸26の前後端は、左側方フレーム21Lの上端部に、その長手方向が前後方向と一致するように支持される。左バケット形成部材22の左端は、左バケット支持軸26に回動可能に軸支される。右バケット支持軸27の前後端は、右側方フレーム21Rの上端部に、その長手方向が前後方向と一致するように支持される。右バケット形成部材23の右端は、右バケット支持軸27に回動可能に軸支される。
図2から図4に示すように、バケット係止部材28は、左バケット形成部材22及び右バケット形成部材23を所定の位置で係止するものである。バケット係止部材28は、主としてバケット係止軸28a、左バケット係止アーム28b・28b、右バケット係止アーム28c・28c、左バケット係止ローラ軸28d、右バケット係止ローラ軸28e、左バケット係止ローラ28f、右バケット係止ローラ28g、付勢部材28h等を具備する。
図3及び図4に示すように、バケット係止軸28aの左右端近傍は、その長手方向が左右方向と一致するように、後方フレーム21Bに回動可能に支持される。
左バケット係止アーム28b・28bの一端は、バケット係止軸28aの左側中途部に、バケット係止軸28aを中心とした放射方向に向けて具備される。左バケット係止アーム28b・28bは、互いに所定間隔だけ離間して具備される。右バケット係止アーム28c・28cの一端は、バケット係止軸28aの右側中途部に、バケット係止軸28aを中心とした放射方向に向けて具備される。右バケット係止アーム28c・28cは、互いに所定間隔だけ離間して具備される。
左バケット係止ローラ軸28dは、左バケット係止アーム28b・28bの他端に、その長手方向が左右方向と一致するように支持される。右バケット係止ローラ軸28eは、右バケット係止アーム28c・28cの他端に、その長手方向が左右方向と一致するように支持される。
左バケット係止ローラ28fは、左バケット係止ローラ軸28dに回動可能に支持される。左バケット係止ローラ28fが左バケット係止部22aの下面と当接することにより、左バケット形成部材22は、所定の位置で係止される。右バケット係止ローラ28gは、右バケット係止ローラ軸28eに回動可能に支持される。右バケット係止ローラ28gが右バケット係止部23aの下面と当接することにより、右バケット形成部材23は、所定の位置で係止される。左バケット係止ローラ28f及び右バケット係止ローラ28gが、それぞれ左バケット形成部材22及び右バケット形成部材23を所定の位置に係止することにより、左バケット形成部材22及び右バケット形成部材23は凹部24を形成した状態で係止される。
付勢部材28hは、捩じりバネ等で構成され、バケット係止軸28aを、左側面視反時計回りに付勢するものである。付勢部材28hは、バケット係止軸28aの一端(本実施形態においては左端)近傍に具備される。
バケット解除部材29は、バケット係止部材28による左バケット形成部材22及び右バケット形成部材23の係止を解除するものである。バケット解除部材29の一端は、バケット係止軸28aの一端(本実施形態においては左端)に具備される。バケット解除部材29の他端は、上方に向けて具備される。図4及び図5に示すように、バケット解除部材29を、付勢部材28hの付勢力に抗して左側面視時計回りに回動させることにより、バケット係止軸28a、左バケット係止アーム28b・28b及び右バケット係止アーム28c・28c、左バケット係止ローラ軸28d及び右バケット係止ローラ軸28eを介して、左バケット係止ローラ28f及び右バケット係止ローラ28gを、バケット係止軸28aを中心に左側面視時計回りに回動させることができる。左バケット係止ローラ28f及び右バケット係止ローラ28gが、前記回動動作によりそれぞれ左バケット係止部22a及び右バケット係止部23aと離間すると、左バケット形成部材22及び右バケット形成部材23は、それぞれ自重により左バケット支持軸26及び右バケット支持軸27を中心に下方へ回動する。左バケット形成部材22及び右バケット形成部材23の前記回動動作により、凹部24に載置されていた青果物10は、載置部20の下方へと排出される。また、左バケット係止ローラ28f及び右バケット係止ローラ28gは、前記回動動作によりそれぞれ左バケット係止部22a及び右バケット係止部23aと離間する際、左バケット係止ローラ軸28d及び右バケット係止ローラ軸28eを中心に回動する。これによって、左バケット係止部22a及び右バケット係止部23aを損傷させることなく、滑らかに離間することができる。
図1から図5に示すように、搬送チェーンコンベア30は、無端回動することにより載置部20・20・・・を搬送するものである。搬送チェーンコンベア30は、主として左側方コンベア31、右側方コンベア32等を備える。
図4に示すように、左側方コンベア31は、右側方に突出して具備される左ピン軸31a・31a・・・により、左側方フレーム21Lを支持する。右側方コンベア32は、左側方に突出して具備される右ピン軸32a・32a・・・により、右側方フレーム21Rを支持する。左側方コンベア31及び右側方コンベア32は、図示せぬモータ等の駆動力により、互いに等速度で無端回動され、載置部20・20・・・を搬送する。なお、本実施形態においては、載置部20・20・・・は搬送チェーンコンベア30により搬送されるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、載置部20・20・・・は、ベルトコンベアや、その他の搬送装置により搬送される構成とすることも可能である。
図1及び図4に示すように、バケット解除装置40・40・・・は、バケット解除部材29を回動操作するものである。バケット解除装置40・40・・・は、載置部20・20・・・の搬送経路の一側方(本実施形態においては左側方)であって、所定の位置に具備される。図4に示すように、バケット解除装置40・40・・・は、電動シリンダや電磁ソレノイド等のアクチュエータにより構成される。バケット解除装置40・40・・・は、左右方向に伸縮可能な係合部41を具備する。係合部41は、右方へ延出されると、その先端部がバケット解除部材29の他端と当接する。搬送される載置部20・20・・・のバケット解除部材29と係合部41の先端部とが当接した状態で、載置部20・20・・・が前方へ搬送されることにより、バケット解除部材29が左側面視時計回りに回動される。これにより、左バケット形成部材22及び右バケット形成部材23は、それぞれ左バケット支持軸26及び右バケット支持軸27を中心に下方へ回動する。図1に示すように、本実施形態においては、バケット解除装置40・40・・・は、青果物10・10・・・の搬送方向に三体連続して配置されたものが、所定の間隔ごとに複数箇所に具備される構成とするが、本発明はこれに限るものではない。
図1及び図6に示すように、測定装置3は、青果物10に光を照射し、当該光を測定するものである。測定装置3は、主として投光手段50、受光手段60、遮光トンネル部70等を具備する。
図6に示すように、投光手段50は、近赤外領域の波長の光(以下、単に「近赤外光」と記す)を発するものである。投光手段50は、ランプやLED等により構成される。投光手段50は、搬送コンベア装置2による青果物10の搬送経路下方に具備される。投光手段50は、近赤外光を発する発光部51を上方に向けた状態で具備される。
受光手段60は、発光部51から発光された近赤外光を検出するものである。受光手段60は、フォトダイオードやフォトトランジスタやCCD等により構成される。受光手段60は、搬送コンベア装置2による青果物10の搬送経路上方に具備される。受光手段60は、近赤外光を検出する受光部61を下方に向けた状態で具備される。受光部61は、発光部51から発せられる近赤外光を検出できる位置、すなわち、青果物10の搬送経路を挟んで発光部51と対向する位置に具備される。
遮光トンネル部70は、投光手段50及び受光手段60を覆う略箱状の部材である。遮光トンネル部70は、後側面及び前側面に、内部空間と外部空間とを連通する入口開口部71及び出口開口部72が形成される。入口開口部71と出口開口部72とは、互いに対向する位置に形成される。搬送コンベア装置2により搬送される青果物10は、入口開口部71より遮光トンネル部70の内部空間へと搬入され、出口開口部72より遮光トンネル部70の外部空間へと搬出される。上記の如く、遮光トンネル部70を構成することにより、遮光トンネル部70内へ侵入する外乱光を低減させることができる。なお、入口開口部71及び出口開口部72にカーテン等の遮光部材を備える構成としてもよい。これにより、遮光トンネル部70内へ侵入する外乱光をさらに低減させることができる。
図1に示すように、排出コンベア装置4・4・・・は、搬送コンベア装置2から排出された青果物10を、排出するものである。排出コンベア装置4は、主として排出チェーンコンベア80・80、排出ベルト90等を具備する。
排出チェーンコンベア80・80は、互いに平行に所定間隔だけ離間され、左右方向に無端回動するものである。排出チェーンコンベア80・80の一端(本実施形態においては、右端)部は、搬送コンベア装置2の下方に具備される。排出チェーンコンベア80・80は、図示せぬモータ等の駆動力により、互いに等速度で無端回動される。
排出ベルト90は、その外周面上に青果物10を載置するものである。排出ベルト90は、排出チェーンコンベア80の外周に巻回される。排出ベルト90は、バケット解除装置40・40・・・の下方に具備される。
本実施形態においては、複数の排出コンベア装置4が、三体連続して配置されたバケット解除装置40・40・40の下方にそれぞれ具備される構成とするが、本発明はこれに限るものではない。
図1、図4及び図6に示すように、制御装置5は、測定装置3により青果物10に照射した光の測定結果に基づいて、バケット解除装置40・40・・・の動作を制御するものである。制御装置5は、具体的には、CPU、ROM、RAM、HDD等がバスで接続される構成であっても良く、あるいはワンチップのLSI等からなる構成であってもよい。
図1及び図6に示すように、制御装置5は、受光手段60に接続され、受光手段60による近赤外光の検出信号を取得することが可能である。図1及び図4に示すように、制御装置5は、バケット解除装置40・40・・・に接続され、バケット解除装置40・40・・・の動作を制御することが可能である。
制御装置5には、バケット解除装置40・40・・・の動作を制御するための種々のプログラム及びデータが格納され、受光手段60による近赤外光の検出信号に基づいて、バケット解除装置40・40・・・の動作を制御する。
以下では、上述の如く構成した青果物選別装置1の動作態様について説明する。
図1に示すように、青果物10・10・・・は、載置部20・20・・・に一つずつ載置された状態で、搬送コンベア装置2により前方へ搬送される。青果物10・10・・・を載置部20・20・・・に載置する方法は、作業者の手作業による方法や、自動化された装置により行う方法等があるが、本発明は、当該方法を限定するものではない。
図6に示すように、青果物10・10・・・は、搬送コンベア装置2により遮光トンネル部70の内部へと搬送される。遮光トンネル部70の内部において、投光手段50は近赤外光を発する。当該近赤外光は、投光手段50の上方を搬送される載置部20・20・・・の空隙部25を介して青果物10・10・・・に照射される。空隙部25は、投光手段50により発せられた近赤外光が、左バケット形成部材22及び右バケット形成部材23に干渉することなく下方から上方へ通過できる程度の大きさ及び形状に形成される。このように構成することにより、近赤外光を青果物10・10・・・に十分照射することができ、正確な近赤外光の測定を行うことができる。
青果物10・10・・・に照射された近赤外光のうち、所定波長の光は、青果物10・10・・・に含まれる内部成分により吸収される。前記所定波長以外の光は、青果物10・10・・・を透過する。青果物10・10・・・を透過した光は、受光手段60により検出される。本実施形態の如く、受光手段60を青果物10・10・・・の搬送経路上方に具備し、かつ、受光部61を下方へ向けた構成とすることにより、受光手段60に、埃等の汚れが付着し難くなる。特に、受光部61への埃等の付着を抑制することにより、測定誤差を低減することができ、精度の良い測定を行うことができる。また、一般的に、投光手段50と比較して受光手段60はコンパクトな構成であるため、測定装置3の上部のコンパクト化を図ることができる。これによって、装置の転倒や落下を予防し、安全性を向上させることができる。
制御装置5は、受光手段60による検出信号を取得する。制御装置5は、当該検出信号に基づいて、青果物10・10・・・の吸光度を算出する。ここで、吸光度とは、対象となる物体に光を照射・透過させたときの、その物体による光吸収の度合いを表す値であり、その照射光及び透過光の各強度を測定し、算出される。 制御装置5は、前記算出した吸光度に基づいて、青果物10・10・・・の品質(本実施形態においては、糖度)を判定する。
図1に示すように、測定装置3及び制御装置5によって品質を判定された青果物10・10・・・は、搬送コンベア装置2により遮光トンネル部70の外部へと搬送される。図1及び図4に示すように、制御装置5は、判定した青果物10・10・・・の品質の判定結果に基づいて、バケット解除装置40・40・・・の動作を制御する。具体的には、制御装置5は、判定した青果物10・10・・・の品質の判定結果に基づいて、どの青果物10をどの排出コンベア装置4に排出するのかを決定する。制御装置5は、当該青果物10が当該排出コンベア装置4の上方まで搬送されると、当該排出コンベア装置4の上方に配置されるバケット解除装置40・40・・・の係合部41を右方へ延出させる。当該係合部41により、青果物10を載置した載置部20・20・・・のバケット解除部材29が回動されると、左バケット形成部材22及び右バケット形成部材23は、それぞれ左バケット支持軸26及び右バケット支持軸27を中心に下方へ回動する。これによって、青果物10は、排出コンベア装置4の排出ベルト90上面へと排出される。このように、青果物10・10・・・の品質の判定結果に基づいて左バケット形成部材22及び右バケット形成部材23の下方回動のタイミングを決定することにより、青果物10・10・・・を、判定した品質に基づいて選別し、当該品質に該当する排出コンベア装置4へと排出することができる。これによって、所定の品質毎に青果物10・10・・・を仕分けることができる。
排出ベルト90上面へと排出された青果物10・10・・・は、排出コンベア装置4により、所定の場所へと排出される。なお、本実施形態においては、搬送コンベア装置2から排出された青果物10・10・・・は、排出コンベア装置4により排出される構成としたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、排出コンベア装置4に代えて、青果物10・10・・・を収納するコンテナを配置することで、品質毎に仕分けられた青果物10・10・・・を収集する構成とすることも可能である。
青果物10・10・・・の排出を終え、搬送方向終端部まで到達した載置部20・20・・・は、搬送チェーンコンベア30の無端回動に伴って、再び搬送方向始端部まで搬送される。
なお、本実施形態においては、左バケット形成部材22及び右バケット形成部材23の上下を連通する空隙部25は、平面視略円形状であるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、図7に示す載置部120に設けられた空隙部125の如く、平面視略矩形状に構成することも可能である。この場合、空隙部125は、投光手段50により発せられた近赤外光が、左バケット形成部材122及び右バケット形成部材123に干渉することなく下方から上方へ通過できる程度の大きさ及び形状に形成される。また、図8に示す載置部220の如く、左バケット形成部材222と右バケット形成部材223との間を所定距離Lだけ離間させて空隙部225を形成することも可能である。この場合、所定距離Lは、投光手段50により発せられた近赤外光が、左バケット形成部材222及び右バケット形成部材223に干渉することなく下方から上方へ通過できる程度の距離に形成される。すなわち、本発明に係る空隙部は、投光手段50から発せられる近赤外光を、青果物10・10・・・に十分照射することができる構成であればよい。
なお、本実施形態において、測定装置3及び制御装置5は、近赤外光を用いて青果物10・10・・・の品質を判定するものとしたが、本発明はこれに限るものではなく、レーザー光やその他の光を用いた測定法により、前記品質を判定する構成とすることも可能である。また、本実施形態において、測定装置3及び制御装置5は、青果物10・10・・・を透過した近赤外光を測定することにより、青果物10・10・・・の品質を判定するものとしたが、本発明はこれに限るものではなく、青果物10・10・・・により反射される反射光を測定することにより、前記品質を判定する構成とすることも可能である。また、本実施形態において、測定装置3及び制御装置5は、青果物10・10・・・の品質として糖度を判定するものとしたが、本発明はこれに限るものではなく、青果物10・10・・・の酸度や大きさ等の品質を判定する構成とすることも可能である。
以上の如く、本実施形態の青果物選別装置1は、一対の左バケット形成部材22及び右バケット形成部材23により形成される凹部24に載置された青果物10を搬送し、青果物10の搬送経路中途部において、投光手段50により青果物10に対して上下方向に照射される光を、受光手段60により測定することによって、青果物10の品質を判定し、左バケット形成部材22及び右バケット形成部材23の互いに対向する側の一端を前記判定結果に基づくタイミングで下方回動させることにより、青果物10を選別する青果物選別装置1であって、凹部24の中央部に空隙部25を備えるものである。このように構成することにより、光を青果物10・10・・・に十分照射することができ、正確な品質の判定を行うことができる。
また、投光手段50は青果物10・10・・・の搬送経路の下方に配置され、受光手段60は青果物10・10・・・の搬送経路の上方に配置されるものである。このように構成することにより、受光手段60に対する埃等の汚れの付着を抑制し、測定誤差を低減することができる。
また、前記光は近赤外光である。このように構成することにより、物質を透過しやすい近赤外光を用いることで、正確な品質の判定を行うことができる。
また、前記品質は青果物10・10・・・の糖度である。このように構成することにより、青果物10・10・・・の糖度に基づいて、選別を行うことができる。
本発明の一実施形態に係る青果物選別装置の全体的な構成を示した平面図。 同じく載置部を示した斜視図。 同じく載置部を示した側面断面図。 同じく載置部を示した正面図。 同じく載置部の回動の様子を示した側面断面図。 同じく測定部を示した側面断面図。 本発明の第二の実施形態に係る載置部を示した平面図。 本発明の第三の実施形態に係る載置部を示した平面図。
1 青果物選別装置
2 搬送コンベア装置
3 測定装置
5 制御装置
10 青果物
20 載置部
22 左バケット形成部材
23 右バケット形成部材
24 凹部
25 空隙部
50 投光手段
60 受光手段

Claims (4)

  1. 左右一対のバケット形成部材(22・23)により形成される凹部(24)に載置された青果物(10)を搬送し、前記青果物(10)の搬送経路中途部において、投光手段(50)により前記青果物(10)に対して上下方向に照射される光を、受光手段(60)により測定することによって、前記青果物(10)の品質を判定し、前記左右一対のバケット形成部材(22・23)の互いに、左右から突出し対向する側の一端を、前記判定結果に基づくタイミングで下方回動させることにより、前記青果物(10)を選別する青果物選別装置(1)であって、左右のバケット支持軸(26・27)を、長手方向が前後方向と一致するように支持し、該左右のバケット支持軸(26・27)により、前記左右のバケット形成部材(22・23)の左右端を、バケットフレーム(21)を構成する左右の側方フレーム(21L・21R)の上端部において、左右方向に回動可能に軸支し、前記左右一対のバケット形成部材(22・23)の各々の後端部には、後方に向けて水平に延設した、左右の一対のバケット係止部(22a・23a)を形成し、左右のバケット係止ローラ(28f・28g)は、左右のバケット係止ローラ軸(28d・28e)に回動可能に支持され、該左右のバケット係止ローラ(28f・28g)が前記バケット係止部(22a・23a)の下面に当接することにより、該左右のバケット形成部材(22・23)を所定の位置で係止し、前記左右のバケット係止ローラ(28f・28g)は、左右のバケット係止アーム(28b・28c)の上端部に枢支され、該バケット係止アーム(28b・28c)の下端部は、バケットフレーム(21)を構成する後方フレーム(21B)に枢支したバケット係止軸(28a)に固設され、該バケット係止軸(28a)には付勢部材(28h)を設けて、バケット係止ローラ(28f・28g)が、バケット形成部材(22・23)を所定の位置で係止する方向に付勢し、該バケット係止軸(28a)の一端にバケット解除部材(29)を上方にむけて突設し、電動シリンダや電磁ソレノイドにより構成されたバケット解除装置(40)を搬送経路の一側方の所定位置に固設し、該バケット解除装置(40)には、左右方向に突出可能な係合部(41)を具備し、該係合部(41)が、バケット解除部材(29)の方向へ突出され、先端部がバケット解除部材(29)の他端と当接すると、前記青果物(10)が前方へ搬送されることにより、左右のバケット形成部材(22・23)が、それぞれ左右のバケット支持軸(26・27)を中心に下方へ回動されて、青果物(10)を落下させる構成とし、前記凹部(24)の中央部に空隙部(25)を備える青果物選別装置。
  2. 前記投光手段(50)は前記青果物(10)の搬送経路の下方に配置され、前記受光手段(60)は前記青果物(10)の搬送経路の上方に配置される請求項1に記載の青果物選別装置。
  3. 前記光は近赤外光である請求項1または請求項2に記載の青果物選別装置。
  4. 前記品質は前記青果物(10)の糖度である請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の青果物選別装置。
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