JP2018179871A - 内部品質評価システム - Google Patents

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古澤 健太郎
Kentaro Furusawa
健太郎 古澤
隆 宇野
Takashi Uno
隆 宇野
山田 久也
Hisaya Yamada
久也 山田
田中 伸明
Nobuaki Tanaka
伸明 田中
高田 咲子
Sakiko Takada
咲子 高田
春彦 坂井
Haruhiko Sakai
春彦 坂井
智之 岩田
Tomoyuki Iwata
智之 岩田
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Abstract

【課題】果頂部及び果梗部を結ぶ青果物基準方向中途に種子を包含する胴部を有する青果物全体の内部品質を精度良く評価できる内部品質評価システムを提供する。【解決手段】評価部91が、第1測定領域10B(1)において第1投光部30(1)から投光され且つ青果物300を透過した後に一対の第1受光部50a(1)、50b(1)によって受光された光に基づき胴部の内部品質を評価し、且つ、第1測定領域とは搬送方向Xに関し異なる第2測定領域10B(2)において第2投光部30(2)から投光され且つ青果物を透過した後に第2受光部50(2)によって受光された光に基づき果梗部の内部品質を評価する。【選択図】図2

Description

本発明は、マンゴーやアボカド等の、果頂部及び果梗部を結ぶ青果物基準方向中途に種子を包含する胴部を有する青果物の内部品質を評価する内部品質評価システムに関する。
測定対象青果物に向けて測定光を投光する投光部と、青果物を透過した測定光を受光する受光部とを備え、前記受光部にて受光された光に基づいて青果物の内部品質を評価する内部品質評価システムは、公知である。
例えば、下記特許文献1には、測定対象青果物の下方に配置された投光部から青果物の中心へ向けて測定光を投光させ、且つ、受光光軸が投光部の投光光軸に対し所定角度傾斜された姿勢で受光部を青果物の側方又は斜め上方に配置させた内部品質評価システムが開示されている。
前記特許文献1に記載の内部品質評価システムにおいては、受光部の受光光軸が投光部の投光光軸に対して傾斜されており、従って、中心に大きな種子を有する青果物の内部品質評価にも利用することができる。
しかしながら、測定対象物がアボカドやマンゴー等の果頂部及び果梗部を結ぶ青果物基準方向が長手方向を形成する青果物である場合には、下記不都合が生じる。
即ち、アボカドやマンゴー等の青果物においては、種子を包含する胴部が青果物基準方向に関し果頂部及び果梗部の間に位置し、且つ、果頂部及び果梗部よりも大径とされている。
測定対象物がこのような青果物の場合には、投光部から投光され且つ大径の胴部を透過した後に受光部にて受光される測定光が必要十分な光量となるように、胴部の外径に応じて前記投光部の投光光量を設定する必要がある。
その一方で、果梗部は胴部に比して小径であり、果梗部を透過する際の光路長は胴部を透過する際の光路長より短くなる。
従って、胴部にとって必要十分な光量の測定光を果梗部に投光すると、果梗部を透過した後に受光部にて受光される光量が過剰状態(飽和状態)となり、結果として、果梗部の内部品質を精度良く評価することができなくなる。
特開平6−300680号公報
本発明は、斯かる従来技術に鑑みなされたものであり、果頂部及び果梗部を結ぶ青果物基準方向中途に種子を包含する胴部を有する青果物全体の内部品質を精度良く評価できる内部品質評価システムの提供を目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の第1態様は、果頂部及び果梗部を結ぶ青果物基準方向中途に種子を包含する胴部を有する青果物の内部品質を評価する内部品質評価システムであって、青果物基準方向が搬送方向に沿った姿勢で青果物を搬送する搬送機構と、前記搬送機構による搬送経路中の第1測定領域において前記搬送機構の下方から青果物に測定光を投光する第1投光部と、前記搬送機構より上方で且つ青果物の搬送幅方向両側にそれぞれ配置され、前記第1投光部から投光され且つ青果物を透過した測定光を受光する一対の第1受光部と、前記第1測定領域とは搬送方向に関し異なる位置に設けられた第2測定領域において青果物に測定光を投光する第2投光部と、前記第2投光部から投光され且つ青果物を透過した測定光を受光する第2受光部と、評価部とを備え、前記評価部は、前記一対の第1受光部にて受光された光に基づいて胴部の内部品質を評価し、且つ、前記第2受光部にて受光された光に基づいて果梗部の内部品質を評価する内部品質評価システムを提供する。
一形態においては、前記第2投光部は前記搬送機構の下方から上方へ向けて測定光を投光し、前記第2受光部は前記搬送機構の上方において下方を向くように配置される。
好ましくは、前記第2投光部の投光光軸及び前記第2受光部の投光光軸が同軸上に位置するように前記第2投光部及び前記第2受光部が配置される。
また、前記目的を達成する為に、本発明の第2態様は、果頂部及び果梗部を結ぶ青果物基準方向中途に種子を包含する胴部を有する青果物の内部品質を評価する内部品質評価システムであって、青果物基準方向が搬送方向に沿った姿勢で青果物を搬送する搬送機構と、前記搬送機構による搬送経路中の第1測定領域において前記搬送機構の下方から青果物に測定光を投光する第1投光部と、前記搬送機構より上方で且つ青果物の搬送幅方向両側にそれぞれ配置され、前記第1投光部から投光され且つ青果物を透過した測定光を受光する一対の第1受光部と、前記第1測定領域とは搬送方向に関し異なる位置に設けられた第2測定領域において青果物に測定光を投光する第2投光部と、前記第2投光部から投光され且つ青果物からの反射光を受光する第2受光部と、評価部とを備え、前記評価部は、前記一対の第1受光部にて受光された光に基づいて胴部の内部品質を評価し、且つ、前記第2受光部にて受光された光に基づいて果梗部の内部品質を評価する内部品質評価システムを提供する。
一形態においては、前記第2投光部は前記搬送機構の上方から下方へ向けて測定光を投光し、前記第2受光部は前記搬送機構の上方において下方を向くように配置される。
前記第2態様において、好ましくは、前記評価部は、前記第2受光部にて受光された光に基づいて胴部のうち種子の直上方に位置する胴部上方領域の内部品質を評価するように構成される。
前記第1及び第2態様に係る内部品質評価システムは、さらに、前記搬送機構によって搬送されるトレイであって、搬送幅方向中央に搬送方向に沿ったスリットが設けられた受け座部を有し、青果物基準方向が搬送方向に沿った状態で前記受け座部に載置された青果物が前記スリットを跨ぐように構成されているトレイを備え得る。
本発明の第1態様に係る内部品質評価システムによれば、評価部が、第1測定領域において第1投光部から投光され且つ青果物を透過した後に一対の第1受光部によって受光された光に基づき胴部の内部品質を評価し、第1測定領域とは搬送方向に関し異なる第2測定領域において第2投光部から投光され且つ青果物を透過した後に第2受光部によって受光された光に基づき果梗部の内部品質を評価するように構成されているので、前記一対の第1受光部及び前記第2受光部の受光光量が不足状態になること及び飽和状態になることを有効に防止でき、胴部及び果梗部を含む測定対象青果物全体の内部品質を精度良く評価することができる。
本発明の第2態様に係る内部品質評価システムによれば、評価部が、第1測定領域において第1投光部から投光され且つ青果物を透過した後に一対の第1受光部によって受光された光に基づき胴部の内部品質を評価し、第1測定領域とは搬送方向に関し異なる第2測定領域において第2投光部から投光され且つ青果物から反射された後に第2受光部によって受光された光に基づき果梗部の内部品質を評価するように構成されているので、前記一対の第1受光部及び前記第2受光部の受光光量が不足状態になること及び飽和状態になることを有効に防止でき、胴部及び果梗部を含む測定対象青果物全体の内部品質を精度良く評価することができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る内部品質評価システムの模式平面図である。 図2は、前記内部品質評価システムの模式側面図である。 図3は、前記内部品質評価システムにおけるトレイの平面図である。 図4は、測定対象青果物が載置された状態の前記トレイの平面図である。 図5は、図4におけるV-V線に沿った断面図である。 図6は、前記トレイの分解斜視図である。 図7は、図2におけるVII-VII線に沿った前記内部品質評価システムの第1測定領域における模式断面図である。 図8は、図2におけるVIII-VIII線に沿った前記内部品質評価システムの第2測定領域における模式断面図である。 図9は、一のトレイが搬送機構によって搬送されている状態を時系列的に表した模式側面図である。 図10は、前記内部品質評価システムの制御フローである。 図11は、本発明の実施の形態2に係る内部品質評価システムの模式平面図である。 図12は、前記実施の形態2に係る内部品質評価システムの模式側面図である。 図13は、図12におけるXIII-XIII線に沿った前記内部品質評価システムの第2測定領域における模式断面図であり、青果物の果梗部の内部品質測定状態を示している。 図14は、図13の模式断面図であり、青果物の胴部の内部品質測定状態を示している。
実施の形態1
以下、本発明に係る内部品質評価システムの好ましい一実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2に、それぞれ、本実施の形態に係る内部品質評価システム1の模式平面図及び模式側面図を示す。
本実施の形態に係る内部品質評価システム1は、果頂部301及び果梗部302を結ぶ青果物基準方向300Lが長手方向となり、青果物基準方向300Lに関し果頂部301及び果梗部302の間に、種子310を包含し且つ果梗部302より大径の胴部305を有するアボカドやマンゴー等の青果物300(下記図4及び図5参照)の内部品質を評価する。
具体的には、図1及び図2に示すように、前記内部品質評価システム1は、測定対象青果物300を青果物基準方向300L(下記図4等参照)が搬送方向Xに沿った状態で搬送する搬送機構10と、前記搬送機構10による搬送経路中の第1測定領域10B(1)において測定対象青果物300の内部品質を測定する第1測定部と、前記第1測定領域10B(1)とは搬送方向Xに関し異なる第2測定領域10B(2)において測定対象青果物300の内部品質を測定する第2測定部と、前記第1及び第2測定部での測定結果に基づき青果物の内部品質を評価する評価部91とを備えている。
図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る前記内部品質評価システム1は、さらに、前記搬送機構10によって搬送されるトレイ100を有しており、本実施の形態においては、測定対象青果物300は前記トレイ100に載置された状態で前記搬送機構10によって搬送方向Xに搬送される。
図3に前記トレイ100の平面図を示す。
また、図4に青果物300が載置された状態の前記トレイ100の平面図を、図5に図4におけるV-V線に沿った断面図を示す。
さらに、図6に前記トレイ100の分解斜視図を示す。
図1〜図6に示すように、前記トレイ100は、前記搬送機構10に支持され、搬送される基部110と、前記基部110に連結され、測定対象青果物300が載置される載置面を含む受け座部130とを有している。
本実施の形態においては、前記基部110は、前記搬送機構10の搬送幅方向Yに離間された第1及び第2側壁111、112と、前記第1及び第2側壁111、112の搬送方向前側同士を連結する前側連結部113と、前記第1及び第2側壁111、112の搬送方向後側同士を連結する後側連結部114とを有しており、前記第1及び第2側壁111、112と前記前側及び後側連結部113、114とによって囲まれる領域が上下に貫通する中空とされている。
前記基部110の搬送方向前側及び後側には、それぞれ、前記搬送機構10の搬送幅方向Yに沿った前記前側及び後側連結ロッド120、122が支持されている。
本実施の形態においては、前記受け座部130には、当該受け座部130の搬送幅方向中央において搬送方向全域に亘るスリット135が設けられている。
前記スリット135は、前記第1及び第2測定部における測定光の通り道となる。
本実施の形態においては、前記受け座部130は、中割れ式とされている。
詳しくは、図3〜図6に示すように、前記受け座部130は、前記基部110の搬送幅方向両側において搬送方向Xに沿った枢支軸132(1)、132(2)回り回動可能に支持された一対の第1及び第2バケット131(1)、131(2)を有している。
前記第1及び第2バケット131(1)、131(2)は、互いの対向エッジの間に前記スリット135を画しつつ青果物300を載置可能な載置姿勢と、前記載置姿勢から対応する前記枢支軸132(1)、132(2)回り下方に回動され、載置姿勢において載置していた青果物300を下方へ落下させる排出姿勢とを取り得るようになっている。
本実施の形態においては、図1及び図2に示すように、前記搬送機構10は、複数個の前記トレイ100を直列状態でトレイ搬送方向Xに搬送するように構成されている。
具体的には、図1及び図2に示すように、前記搬送機構10は、駆動スプロケット等の駆動回転体11と、従動スプロケット等の従動回転体12と、前記駆動回転体11及び前記従動回転体12の搬送幅方向一方側に巻き回されたチェーン等の第1無端体15(1)と、前記駆動回転体11及び前記従動回転体の搬送幅方向他方側に巻き回されたチェーン等の第2無端体15(2)とを有している。
前記第1及び第2無端体15(1)、15(2)には前記トレイ100の前側連結ロッド120及び後側連結ロッド122の両端部が連結されており、前記第1及び第2無端体15(1)、15(2)によって前記トレイ100が無端状に搬送される。
詳しくは、図1及び図2に示すように、前記搬送機構10は、前記受け座130の載置面が上方を向く姿勢で前記トレイ100を搬送し、前記載置面への測定対象青果物300の載置が可能とされた載置領域10Aと、前記載置面が上方を向く姿勢で前記トレイ100を搬送し、前記載置領域10Aより搬送方向下流側に設けられた第1及び第2測定領域10B(1)、10B(2)と、前記載置面が上方を向く姿勢で前記トレイ100を搬送し、前記第1及び第2測定領域10B(1)、10B(2)より搬送方向下流側に設けられた仕分け領域10Cと、前記仕分け領域10Cを通過した前記トレイ100を上下反転状態で前記載置領域10Aへ戻すリターン領域10Dとを含む無端状の搬送経路を有している。
なお、本実施の形態においては、図1及び図2に示すように、前記第2測定領域10B(2)が前記第1測定領域10B(1)より搬送方向下流側に配置されているが、これに代えて、前記第2測定領域10B(2)を前記第1測定領域10B(1)より搬送方向上流側に配置させることも可能である。
次に、前記第1測定部について説明する。
前記第1測定部は、種子310を包含する胴部305の内部品質を測定するように構成されている。
図7に、図2におけるVII-VII線に沿った前記第1測定部の模式断面図を示す。
図1、図2及び図7に示すように、前記第1測定部は、前記搬送機構10より下方から青果物300に測定光を投光する第1投光部30(1)と、前記搬送機構10より上方に配置され、前記第1投光部30(1)から投光され且つ青果物300を透過した透過光を受光する左右一対の第1受光部50a(1)、50b(1)とを有している。
前記第1投光部30(1)は、例えば、近赤外領域の波長の光を照射可能なハロゲンランプ、キセノンランプ、LEDランプ等が利用される。
前記第1投光部30(1)の投光光量は測定対象青果物300の胴部305の外径に応じて設定される。
即ち、測定対象青果物300は胴部305が果梗部302より大径とされており、胴部305を透過する際の光路長が果梗部302を透過する際の光路長よりも長くなる。
この点を考慮して、胴部305を透過して、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)によって受光される測定光の光量が適量となるように、前記第1投光部30(1)の投光光量が設定される。
なお、測定対象青果物300には個体差が存在するが、経験値等に基づき、複数の測定対象青果物300の全てに対して適用可能な光量を設定することができる。
前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)は、図7に示すように、受光光軸RXが斜め下方を向く状態で、前記スリット135を通って搬送方向に延びる仮想中央垂直面CPを基準にして互いに対して対称配置されている。
斯かる構成によれば、図7に示すように、前記第1投光部30(1)から投光された測定光が青果物300の種子310に起因して透過できない「死角」領域を可及的に少なくしつつ、青果物300の胴部305のできるだけ多くの領域の透過光を前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)によって受光することができる。
即ち、図7に示すように、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)の一方50a(1)は、胴部305の内部領域のうち、種子310より下方の領域(以下、胴部下方領域306という)から種子310より搬送幅方向一方側(例えば、図7において右側)に位置する領域(以下、胴部第1側方領域307aという)を通り、種子310より搬送幅方向一方側且つ上方側に位置する領域(以下、胴部第1斜め上方領域308aという)へ至る領域からの透過光を受光できる。
一方、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)の他方50b(1)は、胴部305の内部領域のうち、胴部下方領域306から種子310より搬送幅方向他方側(例えば、図7において左側)に位置する領域(以下、胴部第2側方領域307bという)を通り、種子310より搬送幅方向他方側且つ上方側に位置する領域(以下、胴部第2斜め上方領域308bという)へ至る領域からの透過光を受光できる。
前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)の受光光軸RXの傾斜角度は、前記搬送機構10の搬送方向に沿った正面視において、搬送幅方向に沿った水平線に対し30〜50°とされる。
好ましくは、前記第1測定領域10B(1)は暗室状態とされる。
斯かる構成によれば、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)によって受光される光に外乱光が影響することを可及的に防止乃至は低減することができる。
図1、図2及び図7に示すように、本実施の形態に係る内部品質評価システム1は、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)に光学的に接続され、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)にて受光された測定対象青果物300の測定光を分光してスペクトル信号等の分光情報を生成する第1分光装置70(1)を備えている。
本実施の形態においては、前記第1分光装置70(1)は、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)にて受光された光を混合状態で入力する共通分光器71を有している。
この場合、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)は、例えば、後端が前記共通分光器71に光学的に接続された二股光ファイバーの先端とされ得る。
これに代えて、前記第1分光装置70(1)が、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)の一方50a(1)に光学的に接続され、前記一方の第1受光部50a(1)にて受光された透過光を分光して青果物300の搬送幅方向一方側の分光情報を生成する搬送幅方向一方側用の第1分光器(図示せず)と、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)の他方50b(1)に光学的に接続され、前記他方の第1受光部50b(1)にて受光された透過光を分光して青果物300の搬送幅方向他方側の分光情報を生成する搬送幅方向他方側用の第2分光器(図示せず)とを有するように変形することも可能である。
斯かる変形例によれば、前記第1分光器によって、胴部下方領域306から胴部第1側方領域307aを通って胴部第1斜め上方領域308aへ至る領域の内部品質を表す分光情報を取得でき、且つ、前記第2分光器によって、胴部下方領域306から胴部第2側方領域307bを通って胴部第2斜め上方領域308bへ至る領域の内部品質を表す分光情報を取得できる。
この変形例においては、前記一方の第1受光部50a(1)は、後端が前記第1分光器に光学的に接続された搬送幅方向一方側用の光ファイバーの先端とされ、前記他方の第1受光部50b(1)は、後端が前記第2分光器に光学的に接続され且つ前記搬送幅方向一方側用の光ファイバーとは独立された搬送幅方向他方側用の光ファイバーの先端とされ得る。
次に、前記第2測定部について説明する。
前記第2測定部は、測定対象青果物300のうち種子310を有さない部位の内部品質を測定するように構成されている。
本実施の形態においては、前記第2測定部は、果梗部302の内部品質を測定するように構成されている。
図8に、図2におけるVIII-VIII線に沿った前記第2測定部の模式断面図を示す。
前記第2測定部は、青果物300に測定光を投光する第2投光部30(2)と、前記第2投光部30(2)から投光され且つ青果物300を透過した透過光を受光する第2受光部50(2)とを有している。
図2及び図8に示すように、本実施の形態においては、前記第2投光部30(2)は、前記搬送機構10より下方で且つ搬送幅方向Yに関し前記スリット135と同一位置から上方へ向けて測定光を投光するように配置されている。
前記第2投光部30(2)も、前記第1投光部と同様に、例えば、近赤外領域の波長の光を照射可能なハロゲンランプ、キセノンランプ、LEDランプ等が利用される。
前記第2投光部30(2)の投光光量は測定対象青果物300の果梗部302の外径に応じて設定される。
即ち、果梗部302を透過する際の光路長は、胴部305を透過する際の光路長よりも短くなる。
仮に、前記第2投光部30(2)の投光光量を前記第1投光部30(1)の投光光量と同一光量に設定すると、果梗部302を透過して前記第2受光部50(2)にて受光される測定光が飽和状態となり、前記第2受光部50(2)によって受光された測定光に基づく内部品質評価を良好に行うことが困難となる。
この点に鑑み、本実施の形態においては、前記第2投光部30(2)から投光され且つ果梗部302を透過した後に前記第2受光部50(2)にて受光される測定光の光量が適量となるように、前記第2投光部30(2)の投光光量は前記第1投光部30(1)の投光光量よりも少なく設定される。
前記第2受光部50(2)は、前記搬送機構10より上方において、下方を向いた状態で受光光軸RXが前記第2投光部30(2)の投光光軸と同軸上に位置するように配置されている。
好ましくは、前記第2測定領域10Bも、前記第1測定領域10B(1)と同様に、暗室状態とされる。
斯かる構成によれば、前記第2受光部50(2)によって受光される光に外乱光が影響することを可及的に防止乃至は低減することができる。
図1、図2及び図8に示すように、本実施の形態に係る内部品質評価システム1は、前記第2受光部50(2)に光学的に接続され、前記第2受光部50(2)にて受光された測定対象青果物300からの透過光を分光してスペクトル信号等の分光情報を生成する第2分光装置70(2)を備えている。
この場合、前記第2受光部50(2)は、例えば、後端が前記第2分光装置70(2)に光学的に接続された光ファイバーの先端とされ得る。
なお、本実施の形態においては、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)及び前記第2受光部50(2)は、後端が対応する前記分光装置70(1)、70(2)に光学的に接続された光ファイバーの先端とされているが、本発明はかかる形態に限定されるものでは無く、ハイパースペクトルカメラ又はマルチスペクトルカメラを前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)及び前記第2受光部50(2)として作用させることも可能である。この場合、前記分光装置70(1)、70(2)は省略される。
また、本実施の形態においては、一の青果物300の胴部305の内部品質の測定と他の青果物300の果梗部302の内部品質の測定とを同時に行うことを可能とする為に、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)に接続された前記第1分光装置70(1)と前記第2受光部50(2)に接続された前記第2分光装置70(2)とを別体としているが、これに代えて、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)及び前記第2受光部50(2)を共通分光装置に接続することも可能である。
この場合には、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)にて受光した光の分光処理と前記第2受光部50(2)にて受光した光の分光処理とは、異なるタイミングで行われる。
前記評価部91は、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)にて受光された光に基づく内部品質評価、及び、前記第2受光部50(2)にて受光された光に基づく内部品質評価を行うように構成されている。
詳しくは、前記評価部91は、前記第1分光装置70(1)からの分光情報に基づき、青果物300の胴部下方領域306、胴部第1側方領域307a、胴部第1斜め上方領域308a、胴部第2側方領域307b及び胴部第2斜め上方領域308bを含む領域(以下、胴部周囲領域という)の内部品質を判定し、さらに、前記第2分光装置70(2)からの分光情報に基づき、青果物300の果梗部302の内部品質を判定する。
即ち、前記評価部91には、予め、糖度等の特定内部品質に関し、胴部周囲領域用閾値データ及び果梗部用閾値データが記憶されている。
胴部周囲領域用閾値データ及び果梗部用閾値データは、前記第1及び第2投光部30(1)、30(2)の投光光量等に応じて設定される。
前記評価部91は、前記第1分光装置70(1)から受信する胴部周囲領域の分光情報と胴部周囲領域用閾値データとを対比させることによって、測定対象青果物300の胴部周囲領域の内部品質の評価を行い、前記第2分光装置70(2)から受信する果梗部302の分光情報と果梗部用閾値データとを対比させることによって、測定対象青果物300の果梗部302の内部品質の評価を行う。
例えば、前記評価部91は、前記第1分光装置70(1)からの分光情報が胴部周囲領域用閾値データの閾値以下であると、胴部305に障害があると判断する。
また、前記評価部91は、前記第2分光装置70(2)からの分光情報が果梗部用閾値データの閾値以下であると、果梗部302に障害があると判断する。
なお、前記第1分光装置70(1)が前記第1及び第2分光器を有する構成においては、前記制御装置90は、前記第1分光器からの分光情報が所定の閾値以下であると、青果物下方領域、青果物第1側方領域及び青果物第1斜め上方領域の何れかの領域に障害があると判断し、前記第2分光器からの分光情報が所定の閾値以下であると、青果物下方領域、青果物第2側方領域及び青果物第2斜め上方領域の何れかの領域に障害があると判断する。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係る内部品質評価システム1は制御装置90を備えており、前記制御装置90が前記評価部91として作用する。
本実施の形態におけるように、前記受け座部130が前記第1及び第2バケット131(1)、131(2)を有する中割れ式とされている場合には、前記内部品質評価システム1は、下記構成を備えることによって、前記トレイ100が前記搬送機構10によって前記仕分け領域10C中の対応する仕分け位置まで搬送されると前記第1及び第2バケット131(1)、131(2)を自動的に載置姿勢から排出姿勢へ移行させて、当該トレイ100に載置されていた青果物300を前記搬送機構10の下方に設置された所定の仕分け部へ落下させるように構成することができる。
本実施の形態においては、図1及び図2に示すように、前記所定の仕分け部として、第1及び第2仕分けコンベア200(1)、200(2)が備えられている。
前記第1及び第2仕分けコンベア200(1)、200(2)は、それぞれ、内部評価「良」及び「障害」に対応したものとされ、前記搬送機構10より下方で且つ平面視において前記搬送機構10の搬送方向Xに関し異なる位置で前記搬送機構10と交差するように配置される。
前記所定の仕分け部が2箇所(本実施の形態においては前記第1及び第2仕分けコンベア200(1)、200(2))とされている場合、前記内部品質評価システム1は、前記仕分け位置として、第1及び第2仕分け位置19(1)、19(2)を有するものとされ、前記第1及び第2仕分け位置19(1)、19(2)のそれぞれに第1及び第2排出機構180(1)、180(2)が設けられる。
前記第1及び第2排出機構180(1)、180(2)は、前記制御装置90によって作動制御されるものとされ、前記搬送機構10によって搬送される前記トレイ100に対して作用する作用状態と前記トレイ100から退避する退避状態とを取り得るように構成される。
例えば、前記評価部91が、一のトレイ100に載置されている青果物300に対し、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)によって受光された光に基づく内部品質評価、及び、前記第2受光部50(2)によって受光された光に基づく内部品質評価の双方において、「良」と評価したとする。
この場合、前記制御装置90は、前記一のトレイ100が「良」評価に対応した第1仕分け位置19(1)まで搬送されると、前記第1仕分け位置19(1)に設けられた前記第1排出機構180(1)を作用状態とし、残りの排出機構180(2)を退避状態として、前記一のトレイ100に載置されている青果物300を、「良」評価に対応した第1コンベア200(1)へ移動させる。
これとは異なり、前記評価部91が、一のトレイ100に載置されている青果物300に対し、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)によって受光された光に基づく内部品質評価、及び、前記第2受光部50(2)によって受光された光に基づく内部品質評価の少なくとも一方において、「障害」と評価したとする。
この場合、前記制御装置90は、前記第1仕分け位置19(1)に設けられた前記第1排出機構180(1)を退避状態としたままで、前記第2排出機構180(2)を作用状態として、前記一のトレイ100に載置されている青果物300を、「障害」評価に対応した第2コンベア200(2)へ移動させる。
図9に、「良」評価とされた青果物300を載置する前記一のトレイ100が前記搬送機構10によって「良」評価に対応した第1仕分け位置19(1)まで搬送された状態を含む、前記一のトレイ100の時系列模式側面図を示す。
図9に示すように、前記トレイ100には、搬送幅方向に沿った状態で軸線回り回転自在に前記基部110に支持されたバケット止めローラ170と、前記バケット止めローラ170と共に軸線回りするストッパー172と、前記バケット止めローラ170と共に軸線回りする操作レバー174とが設けられている。
前記バケット止めローラ170は、軸線回りに関し、前記バケット131(1)、131(2)を載置姿勢に保持する保持位置と、前記バケット131(1)、131(2)が排出姿勢をとることを許容する解放位置とを取り得るように構成されている。
前記ストッパー172は、前記バケット131(1)、131(2)が載置姿勢で且つ前記バケット止めローラ170が保持位置に位置されている状態においては前記バケット131(1)、131(2)の下面に係合して前記バケット131(1)、131(2)を載置姿勢に保持する係合位置をとり、且つ、前記バケット止めローラ170が軸線回り解放位置に位置されると、前記バケット131(1)、131(2)が自重によって載置姿勢から排出姿勢へ移行することを許容する解除位置をとるように、前記バケット止めローラ170に直接又は間接的に設けられている。
前記トレイ100には、さらに、前記バケット止めローラ170を保持位置に向けて付勢する戻しばね(図示せず)が備えられている。
前記戻しばねは、測定対象青果物300を載置した状態で載置姿勢とされている前記バケット131(1)、131(2)を保持し得る付勢力を有している。
前記操作レバー174は、前記バケット止めローラ170が保持位置に位置される際には初期位置に位置し且つ前記バケット止めローラ170が解除位置に位置される際には作動位置に位置するように、前記バケット止めローラ170に直接又は間接的に設けられている。
前記内部品質評価システム1は、以下のようにして、青果物300の仕分けを行う。
「良」評価とされた青果物300を載置する前記一のトレイ100が前記搬送機構10によって第1仕分け位置19(1)に到達する際に、前記制御装置90は前記第1排出機構180(1)を作用状態としている。
従って、前記一のトレイ100が第1仕分け位置19(1)に到達すると、前記一のトレイ100における前記操作レバー174は前記第1排出機構180(1)に係合して、初期位置から作動位置へ移行し、これに伴って、前記戻しばねの付勢力に抗して前記バケット止めローラ170が解放位置へ、前記ストッパー172が解除位置へ移行される。
これにより、前記バケット131(1)、131(2)が排出姿勢をとり、対応する青果物300が下方(本実施の形態においては前記第1仕分けコンベア200(1))へ排出される(図9の(b)参照)。
前記一のトレイ100が第1仕分け位置19(1)を通過すると、前記第1排出機構180(1)と前記操作レバー174との係合が解除される。
前記第1排出機構180(1)と前記操作レバー174との係合解除に伴って、前記バケット止めローラ170は前記戻しバネによって保持位置へ復帰する(これにより、前記操作レバー174は初期位置へ、前記ストッパー172は係合位置へそれぞれ復帰する)(図9の(c)参照)。
前記一のトレイ100が前記搬送機構10によって前記仕分け領域10Cを通過して前記リターン領域10Dまで搬送されると、前記バケット131(1)、131(2)は上下反転状態とされ、自重によって排出姿勢から載置姿勢へ移行する。
なお、前記バケット131(1)、131(2)が上下反転状態で排出姿勢から載置姿勢へ移行する際には、前記ストッパー172を押しのけつつ載置姿勢へ移行する。
図9の(d)は、前記バケット131(1)、131(2)が排出姿勢で上下反転状態に移行された直後を示し、図9(e)は、前記バケット131(1)、131(2)が上下反転状態において自重によって排出姿勢から載置姿勢へ、前記ストッパー172を押しのけつつ移行する状態を示している。
本実施の形態においては、図4等に示すように、前記スリット135は、測定対象青果物300の短手方向幅より狭い幅で且つ測定対象青果物300の長手方向長さ以上の長さを有するものとされる。
斯かる構成によれば、前記第1受光部50a(1)、50b(1)及び前記第2受光部50(2)が、それぞれ、前記第1投光部30(1)及び前記第2投光部30(2)からの光を直接受光することを有効に防止乃至は低減しつつ、測定対象青果物300の内部の可及的に広い部分から透過光を受光することができ、測定対象青果物300の内部品質を精度良く評価することができる。
なお、測定対象青果物300の短手方向幅及び長手方向幅には個体差が存在するが、経験値等により、測定対象青果物300の全てをカバーできる数値は予め得ることが可能である。
本実施の形態におけるように、前記受け座部130の搬送方向全域に亘って前記スリット135が設けられている場合には、好ましくは、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)は、平面視において受光光軸が前記搬送方向Xに対して略直交するように配置される。
斯かる構成によれば、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)が、青果物300を透過せずに前記スリット135を介して上方へ漏れ出る光を直接的に受光することを有効に防止乃至は低減でき、これにより、青果物300の内部品質の評価を精度良く行うことが可能となる。
なお、搬送方向Xに対して略直交とは、搬送方向Xに対して直交する搬送幅方向Yを基準にして±10°の範囲内とされる。
また、好ましくは、前記第1及び第2投光部30(1)、30(2)は、平面視において前記スリット135の搬送幅方向中心上に位置される。
斯かる構成によれば、青果物300の搬送幅方向一方側及び他方側をそれぞれ透過する透過光量の均一化を図ることができる。
さらに、測定対象青果物300の一例であるアボカドは、図4及び図5に示すように、種子310を包含する胴部305が果頂部301及び果梗部302を結ぶ青果物基準方向300Lの中央300Mより果頂部301又は果梗部302の側に変位されている。
本実施の形態に係る内部品質評価システム1は、このような形状の青果物300の内部品質を精度良く評価可能とする為に、下記構成を備えている。
即ち、図3〜図5等に示すように、前記スリット135には、搬送方向Xに関し、青果物300の胴部305に対応した位置100Dに、幅広部140が設けられている。
このように、前記スリット135に幅広部140を設けることにより、青果物300を前記受け座部130に載置させた際に、胴部305を前記幅広部140上に、又は、前記幅広部140に近接させて位置させることができる。
従って、前記第1投光部30(1)から胴部305に入射される測定光の光量を前記幅広部140の存在によって十分に確保することができ、これにより、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)によって受光される透過光に基づく、胴部305の内部品質評価を精度良く行うができる。
本実施の形態においては、前記第1及び第2バケット131(1)、131(2)の対向エッジのうち、搬送方向Xに関し胴部305に対応した位置に切り欠き133が設けられており、前記切り欠き133によって前記幅広部140が形成されている。
また、図6等に示すように、本実施の形態においては、前記受け座部130は、トレイ搬送方向中央部100M及びトレイ幅方向中央部が最深部とされた、上方に開く凹状とされている。
斯かる構成を備えることにより、前記受け座部130に載置された状態での青果物300の姿勢安定化を図ることができる。
さらに、本実施の形態においては、図3〜図6に示すように、前記受け座部130の載置面には、前記スリット135に応じた間隙を存するように緩衝材150が配置されており、測定対象青果物300は前記緩衝材150を介して前記受け座部130に載置されるようになっている。
斯かる構成を備えることにより、測定対象青果物300の損傷を抑えつつ、青果物300とトレイ100との間(この場合には青果物300と緩衝材150との間)から測定光が漏れ出ることを抑え、前記第1及び第2投光部30(1)、30(2)からの測定光が青果物300を透過せずに、直接的に前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)及び前記第2受光部50(2)にそれぞれ受光されて、内部品質評価に悪影響を及ぼすことを有効に抑えることができる。
前記緩衝材150は、測定対象物となる青果物300が載置された際に弾性変形状態で青果物300を支持し得るものとされ、例えば、スポンジを用いることができる。
本実施の形態においては、図3、図4及び図6に示すように、前記緩衝材150は、前記第1及び第2バケット131(1)、131(2)にそれぞれ配設された第1及び第2緩衝材150(1)、150(2)を有している。
また、本実施の形態においては、図3及び図4等に示すように、前記幅広部140は、平面視においてトレイ幅方向外方に凸状とされた曲線形状を有しており、これにより、前記幅広部140と青果物300との間からの測定光の漏れ出し防止を図っている。
本実施の形態においては、図3等に示すように、前記幅広部140は略円形状を有している。
ここで、前記内部品質評価システム1の動作説明を行う。
図10に、前記制御装置90による制御フローを示す。
前記搬送機構10の載置領域10Aにおいて、作業者は測定対象物となるアボカド等の測定対象青果物300を前記トレイ100に載置する。
図10に示すように、前記制御装置90は、前記内部品質評価システム1が作動状態になると、前記第1及び第2投光部30(1)、30(2)を発光させる(ステップS1)。このように、前記内部品質評価システム1の作動開始に応じて前記第1及び第2投光部30(1)、30(2)を発光させることにより、前記第1及び第2投光部30(1)、30(2)によって投光される測定光の安定化を図ることができる。
図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る前記内部品質評価システム1は、前記搬送機構10によって搬送される一のトレイ100が第1測定領域10B(1)及び第2測定領域10B(2)に到達したことをそれぞれ検出する第1測定領域センサ190(1)及び第2測定領域センサ190(2)を備えている。
好ましくは、前記第1測定領域センサ190(1)は、前記第1投光部30(1)によって投光される測定光が測定対象青果物300の胴部305を照射する位置まで前記青果物300が搬送されたことを検出するように構成され、前記第2測定領域センサ190(2)は、前記第2投光部30(2)によって投光された測定光が測定対象青果物300の果梗部302を照射する位置まで前記青果物300が搬送されたことを検出するように構成される。
前記制御装置90は、前記第1測定領域センサ190(1)による検出信号に基づき、一のトレイ100が第1測定領域10B(1)に到着したことを検知する(ステップS2)。
即ち、前記制御装置90は、前記第1測定領域センサ190(1)による検出信号に基づき、その時点で第1測定領域10B(1)に到着した一のトレイ100の識別情報を取得する。
前記制御装置90は、所定のサンプリングタイミング毎に、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(2)によって受光された透過光の分光情報(以下、第1分光情報という)を前記第1分光装置70(1)から入力する(ステップS3)。
前記制御装置90は、前記第1分光情報に基づき当該一のトレイ100に載置されている青果物300の胴部305(胴部周囲領域)の品質評価を行う(ステップS4)。
即ち、前記制御装置90は、予め記憶されている胴部周囲領域用閾値データと前記第1分光情報との対比に基づき、当該青果物300の胴部305(胴部周囲領域)の内部品質の評価を行う。
例えば、前記制御装置90は、前記第1分光情報が所定の閾値以下であると、当該青果物300の胴部305(胴部周囲領域)に障害があると判断する。
なお、前記第1分光装置70(1)が第1及び第2分光器を有する構成においては、前記制御装置90は、前記第1分光器からの分光情報が所定の閾値以下であると、胴部周囲領域における搬送幅方向一方側に障害があると判断し、前記第2分光器からの分光情報が所定の閾値以下であると、胴部周囲領域における搬送幅方向他方側に障害があると判断する。
前記制御装置90は、前記一のトレイ100に載置されている青果物300の胴部周囲領域の内部品質評価結果を、当該一のトレイ100の識別情報に関連付けて記憶する。
前記制御装置90は、前記第2測定領域センサ190(2)からの信号に基づき、一のトレイ100が第2測定領域10B(2)に到達したことを検知する(ステップS5)。
即ち、前記制御装置90は、前記第1測定領域センサ190(2)による検出信号に基づき、その時点で第2測定領域10B(2)に到着した一のトレイ100の識別情報を取得する。
前記制御装置90は、所定のサンプリングタイミング毎に、前記第2受光部50(2)によって受光された透過光の分光情報(以下、第2分光情報という)を前記第2分光装置70(2)から入力する(ステップS6)。
前記制御装置90は、前記第2分光情報に基づき当該一のトレイ100に載置されている青果物300の果梗部302の品質評価を行う(ステップS7)。
即ち、前記制御装置90は、予め記憶されている果梗部用閾値データと前記第2分光情報との対比に基づき、当該青果物300の果梗部302の内部品質の評価を行う。
例えば、前記制御装置90は、前記第2分光情報が所定の閾値以下であると、当該青果物300の果梗部302に障害があると判断する。
図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る前記内部品質評価システム1は、さらに、前記搬送機構10によって搬送されるトレイ100が前記仕分け領域10Cにおける前記第1及び第2仕分け位置19(1)、19(2)に到達することを検出する第1及び第2仕分け位置センサ191(1)、191(2)を備えている。
これに代えて、前記制御装置90が、第1又は第2測定領域10B(1)、10B(2)の通過時点からの経過時間及び前記搬送部10の搬送速度に基づき一の測定対象物300が前記第1及び第2仕分け位置19(1)、19(2)に到達することを認識するように構成することも可能である。
前記制御装置90は、一のトレイ100が、当該一のトレイ100上の青果物300の内部品質評価に応じた仕分け位置(例えば、第1仕分け位置19(1))に到達したことを認識すると(ステップS8)、対応する排出機構(例えば、前記第1排出機構180(1))を作動させて(ステップS9)、前記一のトレイ100上の青果物300を下方(本実施の形態においては、前記第1仕分けコンベア200(1))へ排出させる。
なお、本実施の形態においては、前記制御装置90によって作動制御される前記排出機構180(1)、180(2)が、一のトレイ100に載置された青果物300を対応する仕分け部へ移送させるように構成されているが、これに代えて、前記搬送機構10から仕分け部への青果物300の移送を作業者による人為作業によって行うことも可能である。
この場合には、前記内部品質評価システム1はモニタ等の表示手段(図示せず)を有するものとされ、一のトレイ100が前記仕分け領域10Cに到達したことを前記制御装置90が認識すると、前記制御装置90が当該一のトレイ100に載置されている青果物300の評価結果を前記表示手段に表示させるように構成される。
斯かる構成によれば、作業者は、前記表示手段に表示された評価結果に基づき、前記一のトレイ100上の青果物300の仕分け処理を行うことができる。
本実施の形態に係る内部品質評価システムによれば、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)にて受光される光に基づいて胴部305の内部品質を精度良く評価することができ、さらに、前記第2受光部50(2)にて受光される光に基づいて果梗部302の内部品質を精度良く評価することができる。
実施の形態2
以下、本発明に係る内部品質評価システムの他の実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図11及び図12に、それぞれ、本実施の形態に係る内部品質評価システム2の模式平面図及び模式側面図を示す。
また、図13に、図12におけるXIII-XIII線に沿った模式断面図を示す。
なお、図中、前記実施の形態1におけると同一部材は同一符号を付して、その説明を適宜省略する。
本実施の形態に係る内部品質評価システム2は、前記実施の形態1に係る内部品質評価システム1に比して、前記第2投光部30(2)及び前記第2受光部50(2)に代えて、第2投光部32(2)及び第2受光部52(2)を有している。
前記第2投光部32(2)は、前記搬送機構10によって搬送されている青果物300に対して前記第2測定領域10B(2)において測定光を投光するように構成され、前記第2受光部は52(2)は、前記第2投光部32(2)から投光され且つ青果物300から反射された反射光を受光するように構成されている。
前記第2投光部32(2)の投光光量は、前記第2投光部32(2)から青果物300の果梗部302に向けて投光された測定光が前記果梗部302によって反射し、この反射光が前記第2受光部52(2)によって適量受光されるように設定される。
図12及び図13に示すように、本実施の形態においては、前記第2投光部32(2)は、前記搬送機構10の上方から下方へ向けて測定光を投光するように配置され、前記第2受光部52(2)は、前記搬送機構10の上方において下方を向くように配置されている。
図示の形態においては、図13に示すように、前記第2投光部32(2)は、青果物300の搬送幅方向中央から搬送幅方向一方側へ変位された位置において、搬送方向Xに沿って視た際に投光光軸RXが斜め下方を向くように配置されており、前記第2受光部52(2)は、青果物300の搬送幅方向中央において受光光軸が略垂直下方を向くように配置されている。
これに代えて、前記第2投光部32(2)及び前記第2受光部52(2)を、青果物300の搬送幅方向中央において下方を向くように配置することも可能である。
前記第2投光部32(2)が測定対象青果物300の上方から果梗部302へ向けて測定光を投光し且つ前記第2受光部52(2)が測定対象青果物300の上方において前記果梗部302からの反射光を受光するように配置されている構成においては、前記第2受光部52(2)によって受光された光に基づいて、前記青果物300における胴部305のうち種子の直上方に位置する領域(以下、胴部上方領域309という(下記図14参照))の内部品質を判定するように構成することができる。
図14に、前記第2投光部32(2)によって投光された測定光が測定対象青果物300の胴部305によって反射されて前記第2受光部52(2)にて受光される状態の模式断面図を示す。
この変形例においては、前記評価部91は、所定タイミング毎に入力される第2分光情報の全てが予め記憶されている閾値を満たしていれば「良」と評価し、所定タイミング毎に入力される第2分光情報の何れか一つでも予め記憶されている閾値を満たしていなければ「障害」と評価する。
即ち、前記評価部91は、所定タイミング毎に入力される第2分光情報を、順次、前記閾値と対比させ、どこかのタイミングにおいて入力された第2分光情報が閾値を満たさないことが生じると、「障害」が存在する部位は特定できないものの、その青果物300には「障害」部位が存在するとして、「障害」の評価を行う。
前記内部品質評価システム2によれば、内部品質評価に際し種子310に起因して死角となる領域が存在することを防止乃至は可及的に低減でき、内部品質評価の精度をさらに向上させることができる。
好ましくは、図11及び図12に示すように、前記内部品質評価システム2に、前記第2投光部32(2)によって投光された測定光が測定対象青果物300の胴部305を照射する位置まで前記青果物300が搬送されたことを検出する胴部測定位置センサ195を備えることができる。
斯かる構成によれば、前記第2受光部52(2)によって受光された測定光に基づいて行う内部品質評価の対象部位を特定することができる。
即ち、前記制御装置90は、前記第2測定領域センサ190(2)がトレイ100を検出したタイミングで前記第2受光部52(2)が受光する測定光に基づく内部品質評価を、果梗部に対する内部品質評価と認識することができ、且つ、前記胴部測定位置センサ195がトレイ100を検出したタイミングで前記第2受光部52(2)が受光する測定光に基づく内部品質評価を、胴部上方領域309に対する内部品質評価と認識することができる。
1、2 内部品質評価システム
10 搬送機構
10B(1) 第1測定領域
10B(2) 第2測定領域
30(1) 第1投光部
30(2)、32(2) 第2投光部
50a(1)、50b(1) 第1受光部
50(2)、52(2) 第2受光部
91 評価部
100 トレイ
130 受け座部
135 スリット
300 青果物
301 果頂部
302 果梗部
305 胴部
309 胴部上方領域
310 種子

Claims (6)

  1. 果頂部及び果梗部を結ぶ青果物基準方向中途に種子を包含する胴部を有する青果物の内部品質を評価する内部品質評価システムであって、
    青果物基準方向が搬送方向に沿った姿勢で青果物を搬送する搬送機構と、前記搬送機構による搬送経路中の第1測定領域において前記搬送機構の下方から青果物に測定光を投光する第1投光部と、前記搬送機構より上方で且つ青果物の搬送幅方向両側にそれぞれ配置され、前記第1投光部から投光され且つ青果物を透過した測定光を受光する一対の第1受光部と、前記第1測定領域とは搬送方向に関し異なる位置に設けられた第2測定領域において青果物に測定光を投光する第2投光部と、前記第2投光部から投光され且つ青果物を透過した測定光を受光する第2受光部と、評価部とを備え、
    前記評価部は、前記一対の第1受光部にて受光された光に基づいて胴部の内部品質を評価し、且つ、前記第2受光部にて受光された光に基づいて果梗部の内部品質を評価することを特徴とする内部品質評価システム。
  2. 前記第2投光部は前記搬送機構の下方から上方へ向けて測定光を投光し、
    前記第2受光部は前記搬送機構の上方において下方を向いていることを特徴とする請求項1に記載の内部品質評価システム。
  3. 果頂部及び果梗部を結ぶ青果物基準方向中途に種子を包含する胴部を有する青果物の内部品質を評価する内部品質評価システムであって、
    青果物基準方向が搬送方向に沿った姿勢で青果物を搬送する搬送機構と、前記搬送機構による搬送経路中の第1測定領域において前記搬送機構の下方から青果物に測定光を投光する第1投光部と、前記搬送機構より上方で且つ青果物の搬送幅方向両側にそれぞれ配置され、前記第1投光部から投光され且つ青果物を透過した測定光を受光する一対の第1受光部と、前記第1測定領域とは搬送方向に関し異なる位置に設けられた第2測定領域において青果物に測定光を投光する第2投光部と、前記第2投光部から投光され且つ青果物からの反射光を受光する第2受光部と、評価部とを備え、
    前記評価部は、前記一対の第1受光部にて受光された光に基づいて胴部の内部品質を評価し、且つ、前記第2受光部にて受光された光に基づいて果梗部の内部品質を評価することを特徴とする内部品質評価システム。
  4. 前記第2投光部は前記搬送機構の上方から下方へ向けて測定光を投光し、
    前記第2受光部は前記搬送機構の上方において下方を向いていることを特徴とする請求項3に記載の内部品質評価システム。
  5. 前記評価部は、前記第2受光部にて受光された光に基づいて胴部のうち種子の直上方に位置する胴部上方領域の内部品質を評価することを特徴とする請求項4に記載の内部品質評価システム。
  6. 前記搬送機構によって搬送されるトレイであって、搬送幅方向中央に搬送方向に沿ったスリットが設けられた受け座部を有し、青果物基準方向が搬送方向に沿った状態で前記受け座部に載置された青果物が前記スリットを跨ぐように構成されているトレイを備えることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の内部品質評価システム。
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