JP2009281823A - 青果物品質判定装置 - Google Patents

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久也 山田
Nobuaki Tanaka
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Abstract

【課題】大きさや載置姿勢、または、搬送ピッチ等に左右されず、搬送されてくる青果物の個々にあった適切な光量の光を照射して、内部品質の判定精度を向上させる青果物品質判定装置を提供することが課題である。
【解決手段】前記内部測定手段8は、青果物1に光を照射する内部測定用投光手段53と、青果物1からの光を受光して分光し、その分光された光を計測する内部測定用受光手段54と、によって構成し、前記内部測定用投光手段53は、発光する光源体53aと、該光源体53aから発せられる光の光量を調節可能とする光量変更手段13と、を有し、前記制御装置(制御手段)70は、前記検出手段7による検出結果に応じて、前記光量変更手段13を制御して照射される光量を変更する。
【選択図】図3

Description

本発明は、品種ごとに投光数の異なる複数の投光手段を備える内部測定手段によって、収穫された青果物の内部品質(糖度等)を測定する青果物品質判定装置において、青果物の大きさに応じて、投光手段から照射される光の光量を調節する技術に関する。
従来から、青果物を破壊することなく、品質(糖度等)を判定する青果物品質判定装置として、青果物を搬送手段により搬送し、ハロゲンランプやLED等の光を青果物に照射し、青果物を透過した光を分析することによって、糖度等の内部品質を判定するように構成したものが知られている。
このような青果物品質判定装置においては、例えば、青果物を搬送する搬送手段の一側方に、光を青果物に照射するための複数の投光手段を配置するとともに、当該搬送手段の他側方に青果物を透過した光を受光するための受光手段を配置して、搬送される青果物の品種ごとに、投光手段の投光数を切替えて、内部品質を判定していた。
前記青果物品質判定装置システムでは、青果物に対して確実に光を照射するのは困難であった。即ち、搬送手段である搬送コンベア等に直接載置された青果物の大きさや、載置姿勢によって、照射される光が部分的に透過されたり、或いは、全く透過されない場合が生じていた。
又、投光手段から照射される光の光量は、判定対象とする青果物群の中から平均的な大きさを選定し、その平均的な大きさに見合った光量に調整して他のすべての青果物群を判定するため、例えば、平均より小さな青果物を判定する場合などは、漏れ光が発生したり、光量が大き過ぎて、青果物の成分等の精確な測定ができない場合があった。
これらの問題点を解決するべく、「特許文献1」による技術が開示されている。
前記「特許文献1」によると、赤外光を光源とする投光手段と、投光手段から照射された赤外線を受光する受光手段と、からなる内部品質センサにおいて、その上流部にCCDカメラ等からなる検出カメラが設けられ、内部品質センサに投入される以前に、青果物の搬送皿に対する「載置位置」、及び、「載置姿勢」が画像処理される。
そして、内部品質センサに設けられる赤外線照射用の投光部、及び、受光部は、アクチュエータ等により上下左右方向に移動自在な構造を有しており、前記青果物の画像処理データをもとに投光部、及び、受光部を、青果物に対して適切な位置に移動させて赤外線を照射させることとしている。
特開2004−361347号公報
上記「特許文献1」に示す技術によると、ランダムな搬送ピッチで搬送されてくる様々な形状を有した青果物に対して、適確な光量からなる赤外線を照射させることが可能となる。しかし、アクチュエータ等を用いて受光部、及び、投光部を適切な位置に移動させるには、外部に大掛かりな移動装置を設ける必要があり、又、搬送されてくる青果物に対して、その都度受光部等の位置を移動させることが必要となり、作業時間が大幅にかかることになる。
これらの改善点を踏まえて、本発明においては、大きさや載置姿勢、または、搬送ピッチ等に左右されず、搬送されてくる青果物の個々にあった適切な光量の光を照射して、内部品質の判定精度を向上させる青果物品質判定装置を提供することが課題である。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、青果物の大きさを検出する検出手段と、青果物の内部を測定する内部測定手段と、これら各手段を制御する制御手段と、を備える、青果物品質判定装置であって、前記内部測定手段は、青果物に光を照射する内部測定用投光手段と、青果物からの光を受光して分光し、その分光された光を計測する内部測定用受光手段と、によって構成し、前記内部測定用投光手段は、発光する光源体と、該光源体から発せられる光の光量を調節可能とする光量変更手段と、を有し、前記制御手段は、前記検出手段による検出結果に応じて、前記光量変更手段を制御して照射される光量を変更するものである。
請求項2においては、前記内部測定用投光手段に備える前記光量変更手段は、開口面積が異なり、光源体から発せられる光を通す複数の開口孔を設けた遮光板と、前記開口孔を切替える切替駆動手段と、を備えるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、青果物の大きさに応じた、適切な光量の光が照射され、内部品質の判定精度を向上させることができる。
請求項2においては、大掛かりな構造を必要とせず、簡単な構造によって光量変更手段を構築することができ、経済的である。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の第一実施例に係る、青果物の検出手段として撮像手段を用いた青果物品質判定装置からなる、青果物品質判定ラインの全体的な構成を示した平面図、図2は同じく青果物品質判定装置の全体的な構成を示した平面図、図3は同じく内部品質測定時の様子を示した平面図、図4は本発明に係る内部測定用投光手段の構成を示した図、図5は本発明の第二実施例に係る、青果物の検出手段として光電センサを用いた、青果物品質判定装置の全体的な構成を示した平面図、図6は同じく光電センサ近傍における青果物品質判定装置を示した正面図である。
[青果物品質判定装置100]
まず、本発明の第一実施例に係る青果物品質判定装置100について、図1、乃至、図4を用いて説明する。ここで、図1、乃至、図3に示す矢印Aの方向を、青果物1が搬送される方向(搬送方向前方)と定義して、以下の説明を行う。
尚、本発明において、「青果物」とは、りんご、梨、みかん等の果実や、トマト、いちご、ナス、芋等の蔬菜を示し、以下の説明において、「品質」とは、青果物の大きさ、形状、内部障害、及び、糖度等の内部品質等を含むものとする。
図2に示すように、青果物品質判定装置100は、複数の青果物1・1・・・を連続して搬送する搬送装置2や、搬送装置2に備えられ、搬送されてくる青果物1・1・・・の品質を判定する測定装置3等によって構成される。ここで、図1に示すように、搬送装置2・2・・・は複数列配設され、各搬送装置2毎に青果物品質判定装置100が配置されている。尚、本実施例ではその一列の搬送装置2について説明する。
[搬送装置2]
搬送装置2は、複数の載置部10・10・・・や、左搬送チェン20や、右搬送チェン30等により構成される。
載置部10は、青果物1を載置するものであり、略矩形状の板部材から形成され、その上面中央部には碗状に窪んだ凹部11を形成し、該凹部11を介して、青果物1を安定した姿勢で載置する。
左搬送チェン20、及び、右搬送チェン30は、無端体として回動することによって、複数の載置部10・10・・・を連続して搬送するものである。
又、左搬送チェン20の右側方、及び、右搬送チェン30の左側方には、ピン軸等による複数の突出部(図示せず)が設けられており、該突出部によって載置部10・10・・・の左右両側が枢支されている。
左搬送チェン20、及び、右搬送チェン30は、搬送方向前端部、及び、後端部に設けられるスプロケット(図示せず)によって巻回されており、当該スプロケットがモータ等の駆動装置によって駆動されることで、これら左右両搬送チェン20・30が無端回動する。そして、前記左右両搬送チェン20・30が回動することによって、載置部10・10・・・が搬送され、載置部10・10・・・に載置された青果物1・1・・・が搬送される。
尚、搬送装置2は、複数の載置部10・10・・・や、左搬送チェン20や、右搬送チェン30等を具備する構成としたが、本発明はこれに限るものではない。即ち、ベルト式の搬送コンベア等であってもよく、載置部10・10・・・によらないで青果物1・1・・・を搬送する構成とすることも可能である。
[測定装置3]
測定装置3は、主に青果物1・1・・・の大きさや形状等を検出する検出手段7や、青果物1・1・・・の内部を測定する内部測定手段8や、これら各手段7・8を固定保持する筐体55や、当該各手段7・8を制御する制御手段である制御装置70等によって構成される。
[検出手段7]
検出手段7は、撮像用投光手段51や、撮像手段52等によって構成される。
撮像用投光手段51は、搬送装置2によって搬送される青果物1・1・・・を照明するものであり、主にLEDやハロゲンランプ、蛍光灯等により構成される。撮像用投光手段51は、搬送装置2によって搬送される青果物1・1・・・の左右一側に配設され、光を発する発光部51aを、青果物1・1・・・の搬送経路に向けた状態で固定される。
撮像手段52は、青果物1・1・・・を撮像するものであり、CCDカメラ等により構成される。撮像手段52は、搬送装置2によって搬送される青果物1・1・・・の左右一側において、前記撮像用投光手段51の近傍に配設され、その受光部52aを、撮像用投光手段51により照明される青果物1・1・・・に向けた状態で固定される。
尚、本実施例においては、撮像用投光手段51、及び、撮像手段52は、搬送装置2の左右一側に配置することとしているが、これに限定されるものではなく、例えば、これら手段51・52を、ともに搬送装置2の上方に配置する構成としてもよい。
[内部測定手段8]
内部測定手段8は、青果物1・1・・・の内部品質の測定を行うものであり、内部測定用投光手段53や、内部測定用受光手段54等によって構成される。
[内部測定用投光手段53]
内部測定用投光手段53は、青果物1・1・・・に光を照射するものであり、搬送装置2によって搬送される青果物1・1・・・の左右一側に配設され、青果物1・1・・・の搬送経路に向けた状態で固定される。
そして、複数列配設される各々の搬送装置2によって搬送される青果物1・1・・・の品種ごとに、光を照射する内部測定用投光手段53の個数が決定され、後述の制御装置70によって制御されて作動される。
内部測定用投光手段53は、図4に示すように、主に光源体53aや、集光体53b等によって構成され、光量変更手段13が具備されている。
光源体53aは、ハロゲンランプやLED等によって構成され、その背部には、略碗形状からなる反射板53cを配設し、光源体53aによって発光された光が反射板53cによって反射され、一方向に照射されるようになっている。
又、光源体53aに対して、反射板53cの対向側には、凸形レンズからなる集光体53bが設けられており、反射板53cを介して反射された光と、光源体53aから発光された光と、が集光体53bを通過することで一点に集光され、その後、測定対象物である青果物1・1・・・に照射される。
前記光源体53aと前記集光体53bとの間には、光量変更手段13が設けられている。光量変更手段13は、遮光板9や、該遮光板9を回転駆動する駆動手段14等により構成される。
遮光板9は円板状に構成され、該円板の中心部に枢支軸9bが貫設される。遮光板9上には直径の異なる複数の円形の開口孔9c・9d・9eが設けられており、これら開口孔9c・9d・9eは、枢支軸9bを中心として同一の円周上に等間隔を有して配設されている。
そして、光源体53aの中心と、集光体53bの中心と、前記開口孔9c・9d・9eのいずれかの中心と、を一直線上に配設して光を通過させることによって、光量を変更可能な構造としている。
尚、前記複数の開口孔9c・9d・9eについては、本実施例においては円形としているが、これに限定されるものではなく、例えば、光源体53aが発する光の方向や光量に応じて、楕円形等としてもよい。又、遮光板9の代わりに絞りで構成することも可能である。
更に、本実施例においては、集光体53bを、遮光板9と別体として設けているが、これに限定されるものではなく、前記複数の開口孔9c・9d・9eの各々に集光体53b・53b・・・を配設する構成としてもよい。又、集光体53bは、内部測定用投光手段53に一体的に設けられる必要は無く、別構造として、内部測定用投光手段53の外部に備えられることとしてもよい。
駆動手段14は、ステッピングモータや、ロータリソレノイド等によって構成されており、出力軸14aが、枢支軸9bと平行になるようにして配設され、その先端部にはギヤ14bが貫設されている。
そして、前記枢支軸9bにギヤ9aが固設され、該ギヤ9aが駆動手段14のギヤ14bと噛合され、遮光板9が回転駆動されるようになっている。
このような構成を有するで、内部測定用投光手段53は、照射する光の光量を変更することが可能となり、青果物1・1・・・の大きさに適した光量の光を照射することができるのである。
[内部測定用受光手段54]
内部測定用受光手段54は、青果物1・1・・・を透過した光を受光して、スペクトル情報を得るものである。
内部測定用受光手段54は、図2、及び、図3に示すように、青果物1・1・・・を透過した光を集光する凸形の集光レンズ16や、集光レンズ16を介して入射された光を検出し、スペクトル情報を計測する分光器60等によって構成される。
[分光器60]
分光器60は、特定の波長の光を取り出し(分光し)、当該特定波長の光を電気信号に変換して、光の強度に関する情報をスペクトル情報として検出するものである。分光器60は、その内部に、特定波長の光を分光する回折格子やプリズム等、及び、分光された光を電気信号に変換する受光センサ等を具備する。
このような構成からなる内部測定用投光手段53、及び、内部測定用受光手段54によって、青果物1・1・・・の内部品質の測定が実行される。
即ち、内部測定用投光手段53から照射された光は、測定対象となる青果物1を透過し、集光レンズ16に集められて分光器60へと入射され、その後、入射された光は特定の波長の光に分光され、電気信号に変換された後に、スペクトル情報として制御装置70へと出力されるのである。
尚、本実施例においては、内部測定用受光手段54として、集光レンズ16や、分光器60等を一体にした構成としているが、これに限定されるものではなく、例えば、内部測定用投光手段53の光源体53aとして、近赤外光によるビーム光等を用いて、且つ、内部測定用受光手段54については、フォトダイオードやフォトトランジスタ、CCD等により構成して、内部測定用受光手段54と、分光器60とは別個に具備される構成としてもよい。
又、本実施例においては、主に、青果物1・1・・・の大きさ、形状、内部障害、糖度等を測定するべく、透過光による内部測定手段8を用いることとしているが、これに限定されるものではなく、例えば、青果物1・1・・・に附着する残留農薬を検出するべく、反射光を利用した拡散反射装置として、内部測定手段8を構成してもよい。
この場合、内部測定用投光手段53、及び、内部測定用受光手段54は、搬送装置2によって搬送される青果物1・1・・・の左右一側において、互いに近傍に配設されることとなり、内部測定用投光手段53によって照射された光が、青果物1・1・・・に到達後反射され、この反射光を内部測定用受光手段54によって受光し、スペクトル解析を行うことで、青果物1・1・・・に附着する残留農薬を検出することとなる。
[筐体55]
筐体55は、略箱状の部材から形成され、その内部には、搬送方向上流側より下流側に向かって、検出手段7を構成する撮像用投光手段51や、撮像手段52、及び、内部測定手段8を構成する内部測定用投光手段53や、内部測定用受光手段54が配設される。
筐体55の搬送方向上流側、及び、下流側の側面には、筐体55の内部空間と、外部空間と、を連通する入口開口部55a、及び、出口開口部55bが各々形成されており、入口開口部55aと、出口開口部55bと、は互いに対向する位置に設けられている。
そして、搬送装置2によって搬送される青果物1・1・・・は、入口開口部55aより筐体55の内部空間へと搬入され、その後、出口開口部55bより筐体55の外部空間へと搬出される。
このように筐体55を構成することで、筐体55内へ侵入する外乱光を低減させることができる。尚、入口開口部55a、及び、出口開口部55bにカーテン等を備え、更に、筐体55内へ侵入する外乱光をさらに低減させることも可能である。
[制御装置70]
制御装置70は、図1に示すように、複数列配設される各々の搬送装置2・2・・・に設けられる検出手段7・7・・・や、内部測定手段8・8・・・等に接続され、撮像用投光手段51・51・・・や、内部測定用投光手段53・53・・・の動作を制御するとともに、撮像手段52・52・・・や、内部測定用受光手段54による測定結果に基づいて青果物1・1・・・の品質を判定するものである。
制御装置70は、具体的には、CPUや、ROMや、RAMや、HDD等がバスで接続される構成であってもよく、或いは、ワンチップのLSI等からなる構成であってもよい。
制御装置70には、各搬送装置2に設けられる撮像用投光手段51、及び、内部測定用投光手段53の動作を制御するための種々のプログラムや、データ等が格納されており、前記プログラムや、データ等に基づいて、後述するように、撮像用投光手段51、及び、内部測定用投光手段53の動作が制御されることになる。
そして、制御装置70には、撮像手段52による撮像結果、及び、内部測定用受光手段54による受光結果に基づいて、青果物1・1・・・の品質を判定するための種々のプログラムや、データ等が格納されており、前記撮像結果や、前記受光結果(分光器60からの電気信号)、及び、前記プログラムや、データ等に基づいて、青果物1・1・・・の品質が判定されるのである。
[青果物品質判定装置100の動作態様]
次に、青果物品質判定装置100の動作態様について説明する。
図2に示すように、青果物1・1・・・は、載置部10・10・・・にそれぞれ一つずつ載置された状態で、搬送装置2によって搬送方向前方へと搬送される。該青果物1・1・・・を載置部10・10・・・に載置する方法としては、作業者の手作業による方法や、自動化された装置等によって行う方法があるが、本発明においては、特に限定されるものではない。
青果物1・1・・・が、搬送装置2によって、入口開口部55aから筐体55の内部へと搬送され、青果物1が、撮像用投光手段51の発光部51aと対向する位置に到達した時に、制御装置70は、撮像用投光手段51を作動させて、青果物1を照明する。この際、内部測定用投光手段53による光の照射は行わない。
撮像用投光手段51が作動すると、撮像手段52は当該照明された青果物1を撮像すると同時に、その撮像結果が、電気信号として制御装置70に送信される。
その後、制御装置70では、この取得した撮像結果に基づいて、青果物1の大きさに見合った、照射される光の光量を算出する。そして、予め入力された青果物1の品種に関する情報によって光を照射する際の遮光板9における開口孔9c・9d・9eを選択し、当該算出結果に基づいて光量変更手段13を作動し、内部測定用投光手段53によって光を照射するのである。
尚、図3に示すように、制御装置70は、撮像手段52が青果物1を撮像し、その撮像結果を電気信号として受け取った後、撮像用投光手段51による青果物1の照明を終了する。
その後、内部測定用受光手段54は、内部測定用投光手段53によって照射され、青果物1を透過した光を受光し、分光器60によって当該受光した光を分光し、電気信号に変換する。
そして、前記電気信号を取得した制御装置70は、当該電気信号に基づいて、青果物1の内部品質や内部障害等を判定する一方、撮像手段52によって取得した電気信号に基づいて、青果物1の大きさや形状等、外観品質を判定する。
その後、測定部50における測定を終えた青果物1は、搬送装置2により、出口開口部55bを経て筐体55の外部へと搬送され、次に搬送されてくる青果物1に対して、再び品質判定を行うのである。
このように、青果物1の大きさを検出する検出手段7と、青果物1の内部を測定する内部測定手段8と、これら各手段7・8を制御する制御装置(制御手段)70と、を備える、青果物品質判定装置100であって、前記内部測定手段8は、青果物1に光を照射する内部測定用投光手段53と、青果物1からの光を受光して分光し、その分光された光を計測する内部測定用受光手段54と、によって構成し、前記内部測定用投光手段53は、発光する光源体53aと、該光源体53aから発せられる光の光量を調節可能とする光量変更手段13と、を有し、前記制御装置(制御手段)70は、前記検出手段7による検出結果に応じて、前記光量変更手段13を制御して照射される光量を変更することにより、青果物1の大きさに応じた、適切な光量の光が照射され、内部品質の判定精度を向上させることができる。
又、前記内部測定用投光手段53に備える前記光量変更手段13は、開口面積が異なり、光源体53aから発せられる光を通す複数の開口孔9c・9d・9eを設けた遮光板9と、前記開口孔9c・9d・9eを切替える光量変更手段(切替駆動手段)13と、を備えることにより、大掛かりな構造を必要とせず、簡単な構造によって光量変更手段13を構築することができ、経済的である。
更に、前記検出手段7は、青果物1を照明する撮像用投光手段51と、前記撮像用投光手段51によって照明された青果物1を撮像する撮像手段52と、からなり、前記撮像手段52によって取得した撮像結果に基づいて、前記制御装置70は前記青果物1の大きさを把握し、前記光量変更手段13を操作して、前記内部測定用投光手段53から照射される光量を変更することにより、青果物1の大きさを適確に把握することができ、青果物1の大きさに応じた、適切な光量の光が照射され、内部品質の判定精度を向上させることができる。
尚、測定部50における測定の際には、青果物1・1・・・の搬送を一時的に停止させる構成とすることも可能である。この場合、搬送装置2を駆動する駆動装置の動作を制御装置70により制御する構成とすることも可能である。また、青果物1・1・・・の搬送を一時的に停止させるタイミングを、青果物1・1・・・の位置を検出する検出手段7の検出結果に基づいて決定する構成とすることも可能である。
[青果物品質判定装置200]
次に、本発明の第二実施例に係る青果物品質判定装置200について、図5、及び、図6を用いて説明する。ここで、図5に示す矢印Aの方向を、青果物1が搬送される方向(搬送方向前方)と定義して、以下の説明を行う。尚、第一実施例である青果物品質判定装置100(図1、乃至、図3を参照)と同一の構成の部材については同一の符号を付し、説明を省略する。
青果物品質判定装置200は、上述の青果物品質判定装置100と同様、搬送装置2や、測定装置3等によって構成され、当該測定装置3を構成する検出手段7として、光電センサ15を設けるものである。又、搬送装置2・2・・・は、上述の青果物品質判定装置100と同様、複数列配設され、各搬送装置2・2・・・毎に青果物品質判定装置200が配置されており、本実施例ではその一列の搬送装置2について説明する。
図5に示すように、筐体55の搬送方向上流側の近傍において、搬送装置2の左右両側には、投光部15R、及び、受光部15Lからなる一対の光電センサ15が、各々立設して設けられ、搬送装置2によって搬送されてくる青果物1・1・・・の大きさを、内部測定手段8の配設箇所まで搬送されてくる前に、当該光電センサ15によって測定するようになっている。
光電センサ15は、図6に示すように、複数の投光素子15a・15a・・・を具備する投光部15R、及び、複数の受光素子15b・15b・・・からなる受光部15Lから構成される。
そして、これら投受光部15R・15Lが、搬送装置2の上方において、搬送方向に直立して設けられることで、複数の投光素子15a・15a・・・から発せられる赤外光が、上下方向に幾段にも照射されることとなり、搬送装置2によって搬送される青果物1が、当該複数の赤外光の内、何れの赤外光を遮光したかによって、青果物1の大きさを容易に把握することができるのである。
尚、光電センサ15は、内部測定手段8等と同様に、制御装置70に接続されており、当該制御装置70によって、光電センサ15の動作(赤外光の照射)は制御され、且つ、検出された検出結果は制御装置70に送信される。
[青果物品質判定装置200の動作態様]
次に、青果物品質判定装置200の動作態様について説明する。
図5に示すように、青果物1・1・・・は、複数の載置部10・10・・・にそれぞれ一つずつ載置された状態で、搬送装置2によって順次搬送方向前方へと搬送される。
青果物1・1・・・が、搬送装置2によって、筐体55の入口開口部55a近傍に搬送されると、光電センサ15によって照射される赤外光が遮光され、遮光された赤外光の検出結果が制御装置70に送信される。
ここで、制御装置70には、図6に示すように、例えば、最下段から上方に向かって三段目、六段目、九段目までの赤外光が遮断された場合に、青果物1の大きさを各々Sサイズ、Mサイズ、Lサイズと判定する等、予め蓄積情報として格納されており、実際の検出結果と、当該蓄積情報とを比較演算することで、青果物1の大きさに見合った、照射される光の光量を算出する。
そして、制御装置70は、当該算出結果に基づいて光量変更手段13を作動し、内部測定用投光手段53によって光を照射するのである。
その後、内部測定用受光手段54は、内部測定用投光手段53によって照射され、青果物1を透過した光を受光し、分光器60によって当該受光した光を分光し、電気信号に変換する。
そして、前記電気信号を取得した制御装置70は、当該電気信号に基づいて、青果物1の内部品質や内部障害等を判定し、測定部50における測定を終えた青果物1は、搬送装置2により、出口開口部55bを経て筐体55の外部へと搬送され、次に搬送されてくる青果物1に対して、再び品質判定を行うのである。
このように、前記検出手段7は、複数の投光素子15a・15a・・・、及び、受光素子15b・15b・・・を有する光電センサ15からなり、青果物1によって遮られた、投光素子15a・15a・・・からの光の数によって、前記制御装置70は前記青果物1の大きさを把握し、前記光量変更手段13を操作して、前記内部測定用投光手段53から照射される光量を変更することにより、簡易な構造によって青果物1の大きさを適確に把握することができ、青果物1の大きさに応じた、適切な光量の光が照射され、内部品質の判定精度を向上させることができる。
本発明の第一実施例に係る、青果物の検出手段として撮像手段を用いた青果物品質判定装置からなる、青果物品質判定ラインの全体的な構成を示した平面図。 同じく青果物品質判定装置の全体的な構成を示した平面図。 同じく内部品質測定時の様子を示した平面図。 本発明に係る内部測定用投光手段の構成を示した図であり、(a)はその平面図、(b)はその側面図。 本発明の第二実施例に係る、青果物の検出手段として光電センサを用いた、青果物品質判定装置の全体的な構成を示した平面図。 同じく光電センサ近傍における青果物品質判定装置を示した図であり、図5に示す矢印Bの方向から見た正面図。
符号の説明
1 青果物
7 検出手段
8 内部測定手段
9 遮光板
9c 開口孔
9d 開口孔
9e 開口孔
13 光量変更手段
14 駆動手段
15 光電センサ
15a 投光素子
15b 受光素子
51 撮像用投光手段
52 撮像手段
53 内部測定用投光手段
53a 光源体
53b 集光体
54 内部測定用受光手段
70 制御装置(制御手段)
100 青果物品質判定装置

Claims (2)

  1. 青果物の大きさを検出する検出手段と、
    青果物の内部を測定する内部測定手段と、
    これら各手段を制御する制御手段と、
    を備える、青果物品質判定装置であって、
    前記内部測定手段は、
    青果物に光を照射する内部測定用投光手段と、
    青果物からの光を受光して分光し、その分光された光を計測する内部測定用受光手段と、
    によって構成し、
    前記内部測定用投光手段は、発光する光源体と、
    該光源体から発せられる光の光量を調節可能とする光量変更手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記検出手段による検出結果に応じて、前記光量変更手段を制御して照射される光量を変更する、
    ことを特徴とする青果物品質判定装置。
  2. 前記内部測定用投光手段に備える前記光量変更手段は、
    開口面積が異なり、光源体から発せられる光を通す複数の開口孔を設けた遮光板と、
    前記開口孔を切替える切替駆動手段と、
    を備えることを特徴とする、請求項1に記載の青果物品質判定装置。
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