JPWO2006062231A1 - 農産物の内外品質検査用受皿装置 - Google Patents

農産物の内外品質検査用受皿装置 Download PDF

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Abstract

農産物を一度受皿に載せたらそのままの状態で進行し、農産物の味覚成分の内部品質検査と、色や傷害等胴廻り4側面の外観品質を撮像検査できる受皿装置を提供する。受皿本体の上部に側方へ傾動可能に設けられた受皿の中央に上下に貫通するガイド孔を設け、このガイド孔に農産物からの透過光を外部から遮光して下方に導く透過光通路を形成した受座支持体とその上部に農産物を載せる受座を組合せて回動自在に嵌め込んで設け、この受座支持体にその一部を受皿の側壁から外側に露出させる外接部を設け、この外接部を搬送路の所定の位置で側方に設けた接触回動装置に接触させることによって、受座支持体とその上に取付けた受座を水平方向に回動させ、前後の側面が左右の側面に向きを変えるように構成した。

Description

本発明は、各種の果実等農産物の形状や色などカメラを用いる外観検査と、糖酸度などの食味と病障害果の内部検査と、電子秤を用いた重量計測を行うことができる選別機に好適に用いることができる受皿装置に関するものである。
従来、選別機のコンベアに定間隔で設けた受皿の中央部に上下に貫通する透過通路穴を設け、その上部に対象物と環状に密着する受座を設けて対象物を載せて搬送し、光線を投射して上方から下向きで対象物の外観情報を検出するカメラなどの撮像手段を設け、コンベアに取付けられて走行する受皿の下面に近接させて上向きで対象物の内部を透過して糖度や酸度、病障害などの内部情報を検出する透過光検出手段を設けたものがある。(例えば特許文献1)また、上記の受皿では対象物の重量を計測できないため、外観検査と内部からの透過光検出と併せて受皿に載せた対象物の重量を計測できるように構成した受皿装置がある。(例えば特許文献2及び特許文献3)
特許文献1 特開平10−146570号公報
特許文献2 特開2000−246185号公報
特許文献3 特開2002−11413号公報
上記特許文献1に記載の農産物選別装置用の受皿およびこれを用いた農産物選別装置は図6に示すように受皿1は受座体2の上部に環状受座3とその周囲に広がる据部とを有し、環状受座開口4と底体開口5を通して農産物を透過した光のみを所定の入光面に入光させるようにしたものである。
また、受皿は底板の片側下方をコンベアチェン6のリンクに設けられたブラケットに傾動可能に連結し傾動阻止用フック7を用いて水平姿勢と排出時の傾動姿勢に傾動させる構成である。
そしてまた、外観撮像ステージで撮像カメラを用いて対象物の上面と両側面を撮像するようになしたものである。
このように特許文献1に記載されているような受皿装置は、農産物の透過光を検出する選別装置には使用されているが、仕分け排出が搬送路の片側だけであり両側へ振り分け排出できないため、内部品質等級(主に3ランク)と外観による等級(主に3〜5ランク)と大きさ階級(5〜8階級)とを組合せた多数の仕分け数を設けるとコンベアの機長が両側排出できる選別機の約2倍と長大になる問題があった。
また、受皿1はコンベアチェン6にピンで連結され、傾動阻止用フックで固定的に保持されているため、搬送中に農産物を受皿ごと重量を測定することができない問題があった。
さらにまた、上方に撮像カメラを設けて上面と両側方の外観検査はできるが、進行方向前側と後側の側面は検査できず、前後側面の外観上の欠陥を検査できない問題があった。
次に前記特許文献2に記載の農産物の選別機に用いる受皿装置は、図7に示すように受皿本体8の下部に内筒の左右両側に下方に延びる垂直で進行方向に平行な側壁を形成しその下方に電子秤の測定レールと接触させる滑走面を設け、内筒の外側進行方向前後に両側壁を横方向に水平で平行して貫通する支持軸9の遊嵌部10を設け、受皿本体の側壁の両外側に前記遊嵌部に貫通させた支持軸を取付けて受皿本体を遊嵌状態に組合せた受皿支持体11とを設けたものであり、この受皿支持体をコンベアチェンにピンで連結され、係合フックにより水平に係止して搬送し、この係合フックの係止を外すことによって受皿支持体ごとに受皿本体を片側側方に傾動させて農産物を排出する構成であり、前記特許文献1のものを改良して重量を測定できるようになしたものである。
しかしながら、受皿上の対象物を左右両側に仕分け排出することができない問題と、上方に設けた撮像カメラを用いて対象物の進行方向前側側面と後側側面の外観上の欠陥を検査できない問題は解決されていない。
次に特許文献3に記載の農産物選別用のバケットは図8に示すように受皿12の中央部に透過光計測用の貫通孔13を形成し、その貫通孔13の下部に遮光筒14を備えて受皿支持台15の下方に透過光を導き、受皿が水平状態の際に遮光し得るようになしたものである。また、受皿支持台上で受皿を傾動可能にしたものであり、左または右のいずれかに傾動させ農産物を振り分け排出させることができるようになしたものである。
そして電子秤を用いて重量を計量できるようになしたものである。
しかしながら受皿12は農産物を載せるクッション材13の上面よりも周囲の上面が高く形成されているため側方から見ると農産物は受皿の中央に下部が沈んで隠れてしまい側面の下部は撮像されないと云う問題があった。
また、特許文献3のバケットは特開昭57−19221号公報の選別用バケットの受皿中央に上下方向の貫通孔を有する遮光筒を組合せた構成でありこのため受皿を傾けたとき受皿の下面に下方に延びた遮光筒が連結秤とそのピンやスライダーなどと支障がないように形成しなければならずこのためバケットは背丈が高くなり遮光筒を含む透過光通路が長くなり透過光が弱まってしまう問題があった。
一方農産物の外観検査については、透過光を外部と遮光して導くようになした受皿に載せて搬送し内部品質検査すると共にその受皿に載せたままの状態で、対象物の上面と胴廻り4側面を撮像し外観検査できる受皿装置がなかった。
本発明は、かかる事実に鑑みてなされたものであり、特にりんご、桃、梨など検査対象物の糖度や酸度などの味覚成分と果肉内部などの内部障害果を非破壊で検査すると共に、対象物の外観上の色や傷害、局部的な異常など対象物の胴廻り4側面の外観品質を撮像し検査することができる農産物の内外品質検査用受皿装置を提供するものである。
特に対象物を一度受皿に載せたら、そのままの状態で進行し両側側方から光線を投射して対象物の内部から出て来る微弱な透過光を外部から遮光して導くと共に、対象物の前後左右の4側面を外観検査するため、対象物を載せている受座を水平方向に回動させ、前後側面を左右側面に向きを変えて、両側側方からの外観検査で4側面と上面との外観検査をできるように構成した受皿装置を提供するものである。
農産物を1ヶずつ載せる受座の中央部から受皿装置の下面まで透過光通路を形成する受皿装置は受皿本体の上部に側方へ傾動可能に設けられた受皿の中央に上下に貫通するガイド孔を設ける。このガイド孔に透過光を外部から遮光して導く受座支持体と、その上部に農産物を載せる受座を組合せて回動自在に嵌め込んで設ける。この回動自在に嵌め込まれた受座支持体にその一部を受皿の側壁から外側に露出させる外接部を設ける。この外接部を搬送路の所定の位置で側方に設けた接触回動装置に接触させて受座支持体と共に受座を水平方向に回動させるように構成する。
即ち受座に載せられた農産物を載せたままで搬送する搬送路の所定の位置で受座支持体の外接部を接触回動装置に接触させることにより、受座支持体と一体の受座を水平方向に回動させる。農産物は、進行方向の前後側面が左右向きになるように90°(1/4回転)水平回転させる。
請求項2は前記受皿の一部と、そのガイド孔に回動自在に嵌め込んだ受座支持体の一部に回動範囲を制限するストッパーとその当接部を設けて回動する角度を正確に規制することを特徴とする。
請求項3の発明は、受皿の左右の下部に連結ピンを設ける。一方受皿本体の上部左右に支点ピンを設けて受皿を傾動させる傾動支点とする。この支点に1側(左または右)の支点から他側(右または左)の支点に向けて水平に延びる水平アーム部と斜め下方に傾斜したスライドアーム部とを形成したテコアームを設ける。テコアームの水平アーム部の先端を前記受皿下部の連結ピンに連結する。一方、受皿本体の下部に水平な横方向にスライドするようにスライダーを設け、このスライダーに連結ピンを設けてテコアームのスライドアーム部とを組合せる。このスライダーに下方へ突出した作動ピンを設け、この作動ピンを搬送路に設けた傾動カムレールに導かせてスライダーを横方向にスライドさせ、スライドアーム部を通じて水平アーム部の先端を連結ピンで連結した受皿と共に上方に持ち上げ傾斜させ受皿上の農産物を仕分け排出させるように構成したことを特徴とする。
請求項4の発明は、受皿の側壁から外側に露出させる受座支持体の外接部は受座支持体の中心を回動中心とする円弧形状に形成したことを特徴とする。
請求項5の発明は、受座支持体の外接部の接触させる表面に滑り止めを施したことを特徴とする。
請求項6の発明は、受皿の側壁から外側に露出させた受座支持体の外接部は、例えば歯車の歯やピンなどいくつかの突出部を露出させたことを特徴とする。
前記のように構成した受皿装置を選別機のコンベアチェンに定間隔で取付けて受皿上に農産物を載せて搬送し、搬送路の一部に電子秤を設けて重量を測定し、投光装置と透過光受光装置を設けて内部品質を検査し、受皿上の農産物の外周面の検査は進行方向の左右側面と上面を撮像する第1撮像装置を通ったあと対象農産物を受座ごと90°水平回転させて進行方向前後側面を通すことによって、対象農産物の胴廻り4方向と上面正確な外観検査することができる。
前記のように構成した本発明の内外品質検査用受皿装置は、農産物を載せて搬送中に受座を受座支持台と共に水平回動させ、搬送方向に対し農産物の前側面と後側面を左右側面向き(90°横向き)に変えることができるので外観検査領域に第1撮像装置と第2撮像装置を設けその両側側方から農産物表面を均等に照明して、色や傷など測定精度の高い胴廻り4側面の外観状態を検査することができその結果を外観品質ランク分けに用いることができる。
また農産物を受座に載せて搬送する受皿装置は、受座から下面まで中央に上下に貫通する透過光通路を有しているので、農産物に照射した光線が内部を透過して下方に出て来る透過光を検出すると共に、農産物内部を透過して上方に出て来る透過光も検出するように上下に透過光検出手段を設けた内部品質検査領域を通して農産物の精度、酸度など味覚成分と果肉部分の病障害、生理障害等内部品質を検査することができ、その結果を内部品質ランク分けに用いることができる。
また農産物を受座に載せたまま電子秤を設けた重量測定領域を通して1個ごとの重量を測定することができ、大きさ区分のランク分けに用いることができる。
特に受皿の中央に上下に貫通する透過光通路を形成し、左右両側方へ傾斜させるために受皿の左右の下部に連結ピンを設け、受皿本体の上部左右に支点ピンを用いてテコアームを設け、テコアームの水平部先端を持ち上げて受皿を傾けるように傾動機構を構成したので受皿の下部空間が空いており、受座の上面から受皿装置の下面までの高さを低く形成することができて透過光通路の長さを短くできて微弱光である透過光の減衰を少なくして検出手段で検出されるので透過光による内部品質検査を安定した高い測定精度で検査することができる。
農産物を1ヶずつ載せて搬送する受皿装置は、コンベアチェンに所定の間隔で取付ピンを用いて受皿本体を取付け、この受皿本体の前側側壁と後側側壁のそれぞれ上部側方に受皿を傾動させるテコ支点を設ける。
受皿は中央に上下に貫通するガイド孔を設け、側方下部に連結ピンを設ける。また受皿の左右の側壁には切欠き窓を設ける。
このガイド孔に受座を上部に取付けた受座支持体を挿入して受皿上に水平方向に回動自在な受座を形成する。そして受座支持体の一部を前記受皿の側壁から外側に露出させる外接部を設ける。この外接部を搬送路の所定の位置に設けた接触回動装置に接触させて受座支持体とその上部に取付けた受座を回動させるように構成する。
受皿とそのガイド孔に嵌め込んだ受座支持体の一部に回動範囲を制限するストッパーと当接部を設けて正確に4分の1回転(90°)回動させるように構成するのが好ましい。
この受皿支持体は、上部に取付けた受座の中央部から受皿装置の下面まで農産物の下部から出て来る透過光を外部から遮光して導くように中空の筒状に形成するのが好ましいが、遮光した透過通路を設けたものであれば他の形状でもよい。
受皿の下部側方に設ける連結ピンは左右両側に設けて受皿を少なくとも、1側に傾けられる構成であればよいが、好ましくは左右両側に傾けられるように左右対称な構成に形成する。
受皿装置の農産物受座上面から受皿装置の下面までの透過光通路を形成する受座支持体の長さ(透過光通路の長さ)は、短く形成されるのが好ましくこのために受皿を傾ける機構は、受皿の下部側方に設けた連結ピンをテコアームの水平アーム部先端に連結し、テコアームの他側をテコ支点としてこのテコ支点から斜下方に延びたスライドアーム部をスライダーにより作動させて水平アーム部先端を上方へ上げて受皿を傾けるように構成して受皿装置の全体の高さが低くなるように形成する。
以下本発明の第一実施例を図1から図3に基づいて詳細に説明する。
図1は要部を破断した受皿装置の断面説明図、図2は図1の側面説明図、図3は要部を破断した平面説明図である。
受皿装置20は、コンベアチェン18に所定の間隔で取付ピン19により取付ている。受皿装置20は、受皿本体21に受皿22と受座支持体23と受座24と上部カバー25を組合せ、テコアーム26を通じてスライダー27により受皿22を側方へ傾動させるように構成して組合せる。
受皿本体21は、前側側壁211と後側側壁212の上部側方にテコ支点213を設けている。底面の中央には下方から透過光を検出するための下面孔215を設ける。
受皿22は中央に上下方向に貫通するガイド孔221を設け、側方の下部にアーム連結部222連結ピン223を設けてテコアーム26の水平アーム部先端261と連結する。また受皿22の左右の側壁には切欠部224を形成してガイド孔221に回動自在に嵌め込んだ受座支持体23のフランジ状外接部231を外側に向けて露出させる。
この受座支持体23は中央に上下方向に貫通する透過光通路232を形成し、受皿装置20の下面まで延びた筒状の上方にフランジ状の外接部231を形成してその上部に対象農産物Fを安定して載せる受座24を設ける。この受座は、公知の受座を用いることができる。
233は止め輪であり受座支持体23を受皿22のガイド孔221から離脱しないように組合せ取付けをしている。
25は上部カバーであり上面形状が円形の受座24の周りを方形で囲うようになして受皿装置20、またはコンベアへの異物などが入り込んだり不要な光線等が入り込まないように安全カバーの役目をなしている。
26はテコアームであり、前記受皿本体21の前側側壁211と後側側壁212の上部で左右の側方に設けたテコ支点213に支点ピン214で取付けており、1側のテコ支点213から他側へ向けて水平に延びる水平アーム先端部261を受皿22の側方下部に形成したアーム連結部222に連結する。
一方、テコ支点ピン214から斜め下方に延びたスライドアーム部262には長孔263を形成している。27はスライダーであり受皿本体21の下部に左右横方向に平行に設けたスライド軸271にスライド自在に設けている。
このスライダー27の両端部にはテコピン272を用いて前記スライドアーム部262の長孔263に組合せ、スライド軸271とスライド軸の中間(中央部)の下方に作動ピン273を突出して設けている。この作動ピン273を受皿走行路の所定の位置に設けたカム装置(図示省略)などにより中央方向に摺動移動させることによってスライダー27はスライド軸271に規制され水平横方向にスライドする。
このスライダー27が水平に横移動すると両端に設けたテコピン272がスライドアーム部262の長孔263内を摺動しながらテコアーム26を持ち上げ傾動させるように作用する。
このスライダー27とテコアーム26は、受皿装置20の中心線に対して左右対称に設けることによって受皿22を左側または右側へ傾動させることができる。
即ち、スライダー27から下方に突き出した作動ピン273を受皿走行路の所定の位置に設けたカム装置(図示せず)など作動ピン273の進路切換え手段によりスライダー27はスライド軸271に規制され水平横方向にスライドし、テコアーム26はテコ支点ピン214を中心として水平アーム部先端261を上方に持ち上げるように回動してその先端部261に連結した受皿22を傾けて対象農産物Fを受座から転動排出させる。
274はスライダー27の戻しスプリングでありカム装置などにより中央方向に摺動移動させたスライダー27を側方へ押し戻す作用をなしている。即ちスライダー27を常時両側方へ押し拡げて受皿22を低く水平に保持するようになしている。
一方、受皿22には、ガイド孔221に挿入して組合され水平に回動する受皿支持体23の外周の一部に回動範囲を制限するための当接部234を設けている。この当接部234は、受皿22の内側に設けられたストッパー225に当って回動範囲を制限されている。この当接部234とストッパー225は受皿22のガイド孔221に挿入し組合された受皿支持体23が水平回動する範囲を規制するものであるから、ストッパーや当接部となる部分の形状や位置などはいろいろな形状組合せ形態であってもよい。
28は、接触回動装置であり受皿22の側壁から外側に露出した受皿支持体23の外接部231に搬送路の側方から接触させることによって受座支持体23を回動させるものであるから、単に接触摩擦を利用して回動させる接触レール281をスプリング等の弾力を用いて所定の接触圧で外接させる。
この接触回動装置28は、受皿22の左右の側壁から外側に露出した受座支持体23の外接部231に接触して受座支持体23を少なくとも4分の1回転(90°回転)させるものであるからいろいろな組合せ形態がある。
また、接触する部分を摩擦係数の大きい材料、材質、形状にすることも当然各種の組合せが用いられる。
また、回動範囲を当接部とストッパーで制限しているため、接触回動の範囲を超えて接触しても、接触部がスリップして必要以上に回動しないようになっている。
このように構成した受皿装置20は、左右対称に形成しているので4分の1回転90°回動した受座支持体23の外接部231は、受皿22の側壁左右両側の切欠部224から左右の両外側に露出しており、左側に接触回動装置を設ければ受皿支持体は左回転し、右側に設ければ右回転する。
従って、外観検査領域で先ず受皿装置20の1側の外接部231を接触レール281に接触させてスタートする向きを揃え、第1撮像手段で受座上の対象農産物の左右両側方と上面の3画面を撮像したあと、次に前回とは反対側の(他側の)外接部に接触レールを接触させるように設けて受座を4分の1回転させる。第1撮像手段で撮像されなかった農産物の前後の側面が左右の側面となり、第2撮像手段で撮像される。
このようにして対象物の4側面と上面の外観を撮像するので、撮像のための照明や像が正面方向から正視したような状態で正確に撮像される。
外観検査領に設ける第1撮像手段と第2撮像手段は、対象物に対する撮像方法が同一であるから照明も同様にできる。第1撮像手段と第2撮像手段の間隔は、受座上の対象物が4分の1回転(90°)して向きを変えるスペースさえあればよいので、受皿装置20の2〜3個分程度の間隔でよい。
このように構成した受皿装置20は受皿本体21の前側と後側の下部に遊嵌取付部216、217を突き出して設け、取付けピン19を遊嵌穴に通してコンベアチェン18に所定の間隔で取付けており受皿本体21の下面には、電子秤の測定レール(図示せず)上を走行させる滑走面218を設けている。取付ピン19には回動自在な押しコロ219を設けて受皿本体21の後側面に当接して電子秤の測定レール上を滑走させる。このとき、取付ピン19は遊嵌取付部の遊嵌穴と非接触状態になるように構成して、公知の技術を用いて重量が測定される。
またこの受皿装置20は、対象物を載せる受座24から受座支持体23を通して下面まで上下に貫通する透過光通路を形成しているので受皿搬送路中央で下から上向きで受皿装置20の下面、前記透過光通路に向けて透過光の検出手段を設ければ公知の技術を用いて対象物の内部品質を検査することができる。
次に本発明の第2の実施例を示す図4に基づいて説明する。
受座支持体23のフランジ状の外接部2311を例えば歯車のように規則的な凹凸面に形成し、この外接部に接触させる接触レール282も歯車に対するラックギヤーのように規則的に直線状の凹凸面を形成した接触レール282を組合せて接触回動装置とする。
この第2実施例の接触回動装置を用いれば受皿支持体の外接部と接触回動装置との間で接触摩擦のスリップを生じることがなく確実に回動させることができる。
更に本発明の第3の実施例を示す図5に基づいて説明する。
この実施例は、受皿支持体23のフランジ状外接部2312に対し、駆動手段で強制回転する回転体283を接触回動装置として用いたものである。回転体283は、駆動用の小型モーター284の出力軸に取付られ、小型モーター284は取付ベース285に取付ている。
取付ベース285は、搬送路の側方に支点軸286により取付けられている。取付ベース285は回転体283を受座支持体の外接部2312に対して接触力をコントロールするためにスプリング287を用いて接触圧力を加減することができる。
以上のように本発明に係る農産物の内外品質検査用受皿装置は、コンベアチェンに取付けた受皿装置の受皿本体はそのままの姿勢で受座上に載せた農産物を受皿ごとに水平方向に回動させ、進行方向に対し前後側面を左右側面に向けることができるので、農産物の胴廻り全周の色ムラや傷、病障害などを撮像手段により外観検査できるようになした選別機用の受皿装置である。
特に本発明の受皿装置は、農産物を載せたらそのままの姿勢で移し替えたりすることなく、重量が測定でき農産物の内部を透過して受皿の下方に出て来る透過光、及び上方に出て来る透過光から内部品質を検査することができて、前記の如く上面と側面全周の外観検査をすることができるので農産物の集出荷場、選別荷造り包装施設の選別機へ組込んで利用される。
特に外観検査が充実されたので農産物の選別工程で内外品質検査の機械化、自動化が期待される。
図1は要部を破断した受皿装置の断面説明図
図2要部を破断した受皿装置の側面説明図
図3要部を破断した受皿装置の平面説明図
図4接触回動装置の第2実施例の説明図
図5接触回動装置の第3実施例の説明図
図6公表された特許文献1の参考図
図7公表された特許文献2の参考図
図8公表された特許文献3の参考図
符号の説明
20・・・・受皿装置
21・・・・受皿本体
211・・・前側側壁
212・・・後側側壁
213・・・テコ支点
214・・・支点ピン
215・・・下面孔
22・・・・受皿
221・・・ガイド孔
222・・・アーム連結部
223・・・連結ピン
224・・・切欠部
225・・・ストッパー
23・・・・受座支持体
231・・・外接部
232・・・透過光通路
233・・・止め輪
234・・・当接部
24・・・・受座
25・・・・上部カバー
26・・・・テコアーム
261・・・水平アーム部先端
262・・・スライドアーム部
263・・・長孔
27・・・・スライダー
271・・・スライド軸
272・・・テコピン
273・・・作動ピン
274・・・スプリング
28・・・・接触回動装置
281、282・・・接触レール
F・・・・・農産物

Claims (9)

  1. 受皿の中央上部に設けられた農産物を載せる受座と、この受座の中央部から受皿装置の下面まで上下に貫通した透過光通路を形成した受皿に農産物を載せて搬送し、各種の測定領域を通過したあとの下流で搬送方向の側方に仕分け排出するように傾動可能に設けた選別機の受皿装置であって、受皿本体の上部に側方へ傾動可能に設けられた受皿の中央に上下に貫通するガイド孔を設け、このガイド孔に透過光を外部から遮光して導く透過光通路を形成した受座支持体とその上部に農産物を載せる受座を組合せて回動自在に嵌め込んで設け、この受座付き受座支持体にその一部を受皿の側壁から外側に露出させる外接部を設け、この外接部を搬送路の所定の位置で側方に設けた接触回動装置に接触させることによって、受座と受座支持体を水平方向に回動させる如く構成したことを特徴とする農産物の内外品質検査用受皿装置。
  2. 前記受皿と、受座支持体の一部に回動範囲を制限するストッパーとその当接部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の農産物の内外品質検査用受皿装置。
  3. 前記受皿は、左右の下部にアーム連結部と連結ピンを設けるとともに、受皿本体の上部左右に支点ピンを設けて傾動支点とし、この支点に一側の支点から他側の支点に向けて水平に延びる水平アーム部と斜め下方に傾斜させたスライドアーム部とを形成したテコアームを設け、このテコアームの水平アーム部先端を受皿下部の連結ピンに連結し、スライドアーム部を受皿本体の下部に水平な横方向にスライドするように設けたスライダーにより中央方向に作動させて水平アーム部が受皿の他側を上方に持ち上げ傾動させる如く構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の農産物の内外品質検査用受皿装置。
  4. 前記受皿の側壁から外側に露出させた受座支持体の外接部は、受座支持体の中心を回動中心とする円弧形状に形成したことを特徴とする請求項1、2、3のいずれかに記載の農産物の内外品質検査用受皿装置。
  5. 前記受座支持体の外接部は、接触させる表面に滑り止めを施したことを特徴とする請求項4に記載の農産物の内外品質検査用受皿装置。
  6. 前記受皿の側壁から外側に露出させた受座支持体の外接部は、1ないし複数個の突出部を突出させて設けたことを特徴とする請求項1、2、3のいずれかに記載の農産物の内外品質検査用受皿装置。
  7. 前記受皿装置搬送路側の側方に設けた接触回動装置は、前記受座支持体の外接部を進行方向に一定距離の間接触させる接触レールを設けて構成したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5のいずれかに記載の農産物の内外品質検査用受皿装置。
  8. 前記接触回動装置は、接触レールを受座支持体の外接部に弾力を用いて押圧接触させる如く構成したことを特徴とする請求項7に記載の農産物の内外品質検査用受皿装置。
  9. 前記受皿搬送路の側方に設けた接触回動装置は、前記受皿支持体の外接部に接触して回動力を伝える回動体を設けて構成したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6のいずれかに記載の農産物の内外品質検査用受皿装置。
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