JP5323630B2 - ハウジング装置の製造方法およびハウジング装置並びにこれを用いた車両用ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents

ハウジング装置の製造方法およびハウジング装置並びにこれを用いた車両用ブレーキ液圧制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、ハウジング装置の製造方法およびハウジング装置並びにこれを用いた車両用ブレーキ液圧制御装置に関する。
従来の車両用ブレーキ液圧制御装置としては、特許文献1に示すようなものがあった。特許文献1に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置では、ハウジング装置の基体に対向する面にめねじが形成されたハウジング取付穴が設けられるとともに、基体にハウジング取付ねじが挿通されるハウジング取付用貫通孔が形成されており、基体のハウジング装着面とは逆側の面(背面)側からハウジング取付用貫通孔にハウジング取付ねじを挿入して、その取付ねじの先端をハウジング装置のハウジング取付穴に螺合させて、ハウジング装置と基体とを一体的に締め付けることで、ハウジング装置を基体に装着している。
このような構成によれば、以下のような作用効果を得られる。つまり、ハウジング取付ねじを基体の背面側から取り付けるので、ハウジング取付ねじが組付け作業時にハウジング本体と干渉しない。したがって、ハウジング取付ねじの設置位置を内側にすることができるとともに、ハウジング本体の最外周面からフランジを張り出す必要がない。よって、ハウジング装置および基体の小型化を達成することができ、車両用ブレーキ液圧制御装置全体の小型化を達成できる。
特開2009−6855号公報
ところで、ハウジング装置には、電磁弁に装着されるソレノイドコイル(電気部品組立体)やECU等の電気部品を搭載したり、カバーを固着させる作業時には、ハウジングを一時的に仮固定する必要がある。このとき、ハウジング取付穴に一時固定用のピンを挿入してピンとめねじとの接触によってハウジングを仮固定することになるが、これではめねじがピンに接触することで変形して損傷してしまう虞があった。一方、めねじが損傷しないように、めねじとピンとの間にクリアランスを設けることも考えられるが、これではハウジングががたついてハウジング装置の組付け精度が悪化してしまう虞があった。
このような観点から、本発明は、ハウジング取付穴のめねじを損傷させずにハウジングを精度良く仮固定することができるハウジング装置の製造方法およびハウジング装置並びにこれを用いた車両用ブレーキ液圧制御装置を提供することを課題とする。
このような課題を解決する請求項1に係る発明は、基体の一面に設けられるハウジングに構成部品を装着して形成されるハウジング装置の製造方法であって、前記ハウジングに形成されるハウジング取付穴の開口部寄りにザグリ部を形成するとともに、このザグリ部よりも奥側に前記ハウジング装置を前記基体に固定するためのハウジング取付ねじが螺合するめねじ部を形成するに際し、前記ザグリ部の内径は、前記基体の前記一面からこれに対する背面に向かって形成されたハウジング取付用貫通孔の内径よりも大きくし、前記めねじ部の内径は、前記ハウジング取付用貫通孔の内径よりも小さくし、前記めねじ部と前記ザグリ部との間には、前記ザグリ部から前記めねじ部に向かうに連れて縮径するテーパ部を形成しておき、前記ハウジングを仮固定するための固定治具のピンを前記ザグリ部に挿入して前記ハウジングを仮固定した状態で、前記ハウジングに前記構成部品を組み付けて装着することを特徴とするハウジング装置の製造方法である。
請求項2に係る発明は、前記構成部品は、電気部品組立体であり、前記固定治具は、基部と基部から延出するハウジング固定用ピンと電気部品組立体固定用ピンとを備えており、前記電気部品組立体固定用ピンに電気部品組立体を装着した後、前記ハウジング固定用ピンに前記ハウジングを装着して、前記電気部品組立体と前記ハウジングとを一体的に仮固定した状態で、前記ハウジングに前記電気部品組立体を装着することを特徴とする請求項1に記載のハウジング装置の製造方法である。
請求項3に係る発明は、基体の一面に設けられるハウジングに構成部品を装着して形成されるハウジング装置であって、前記ハウジングは、前記基体に対向する面に開口するハウジング取付穴を有しており、前記ハウジング取付穴は、前記ハウジング装置を前記基体に固定するためのハウジング取付ねじが螺合するめねじ部と、前記めねじ部よりも前記基体側の開口部寄りに形成され前記構成部品の組付け装着時に前記ハウジングを仮固定するための固定治具のピンが挿入されるザグリ部とを備え、前記基体の前記一面からこれに対する背面に向かって形成されたハウジング取付用貫通孔の内径は、前記めねじ部の内径よりも大きく形成され、前記ザグリ部の内径は、前記ハウジング取付用貫通孔の内径よりも大きく形成されており、前記めねじ部と前記ザグリ部との間には、前記ザグリ部から前記めねじ部に向かうに連れて縮径するテーパ部が形成されていることを特徴とするハウジング装置である。
以上のような製造方法および構成によれば、めねじ部の開口部寄りにザグリ部を形成しているので、電気部品の組付け装着時においてハウジングを仮固定する際に、固定治具のピンをめねじ部に挿入することなくザグリ部で係止することができる。したがって、めねじ部を損傷させずにハウジングを精度良く仮固定することができ、ハウジング装置の組付け精度を向上することができる。また、基体のハウジング取付用貫通孔からハウジング取付穴に挿入されるハウジング取付ねじが、ハウジング取付用貫通孔やザグリ部に引っ掛かることなくめねじ部に挿入できるので、ハウジング装置の固定作業を円滑に行うことができる。さらに、ハウジング取付ねじの先端がザグリ部を通過した後にテーパ部によってめねじ部へとガイドされる。したがって、ハウジング取付ねじをめねじ部の正確な位置に案内でき、ハウジング装置の固定作業時に適正な螺合を行うことが可能となる。
請求項に係る発明は、前記ハウジングは樹脂にて形成され、前記ハウジング取付穴は、前記ハウジングと一体にモールド成形されたブッシュにて形成されていることを特徴とする。このような構成によれば、ザグリ部を使って位置決めした状態でブッシュをハウジングにモールドしてハウジングを形成することができるので、成形精度が高いハウジングを形成することができる。
請求項に係る発明は、請求項3または請求項4に記載のハウジング装置と、前記基体と、を備える車両用ブレーキ液圧制御装置であって、前記ハウジング装置は、前記ハウジングに前記構成部品としての電気部品を装着して形成され、前記基体の前記一面に設置されており、前記ハウジング取付用貫通孔に前記背面側から貫通されたハウジング取付ねじの先端部を前記ハウジング取付穴の前記めねじ部に螺合させることで、前記基体に固定されていることを特徴とする車両用ブレーキ液圧制御装置である。このような構成によれば、ハウジング装置を基体に確実に取り付けることができるとともに、背面側からハウジング取付ねじを挿入しているので、ハウジングにハウジング取付ねじを挿通させるフランジを設けなくて済むので、ハウジング装置および車両用ブレーキ液圧制御装置の小型化を達成できる。
本発明に係るハウジング装置の製造方法およびハウジング装置によれば、めねじを損傷させずにハウジングを精度良く仮固定することができるといった優れた効果を発揮する。
本発明の実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置を示した断面図である。 本発明の実施形態に係るハウジング装置のハウジング取付穴を示した要部拡大図である。 本発明の実施形態に係るハウジング装置の電気部品(構成部品)の組付け装着時におけるハウジングの仮固定状態を示した断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、添付した図面を参照しつつ詳細に説明する。まず、本実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置の全体構成およびハウジング装置の構成を説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置2は、基体10と、この基体10の一面11に配設された電磁弁20と、基体10の一面11に装着されたハウジング装置1と、基体10の一面11に対する背面(一面の裏側の面)12に配設された電動モータ80と、を備えて構成されている。
基体10は、略直方体に形成される金属部材であり、内部にブレーキ液の流路が形成されている。基体10の一面11には、電磁弁20を取り付けるための取付穴14がブレーキ液の流路に連通して形成されている。
基体10には、ハウジング装置1を基体10に固定するためのハウジング取付ねじ3を貫通させるハウジング取付用貫通孔15が形成されている。ハウジング取付用貫通孔15は、基体10の一面11と背面12を連通するように貫通して形成されており、一面11に対して直角方向(法線方向)に延在している。ハウジング取付用貫通孔15は、基体10を正面(一面11側または背面12側)から見て上下左右の四隅に、基体10内の各流路と干渉しないように、それぞれ形成されている。
ハウジング装置1は、基体10に取り付けられる電磁弁20に装着される電気部品組立体31や電磁弁20の作動を制御する制御ユニット(制御装置)32などの電気部品(構成部品)30と、基体10の一面11に設けられ電気部品30を囲繞するハウジング本体部(ハウジング)50とを備えており、電気部品30をハウジング本体部50に装着して形成されている。本実施形態では、電気部品30が請求項における構成部品となっているが、構成部品を電気部品に限定する趣旨ではない。
電気部品組立体31は、電磁弁20の弁ハウジング21を囲繞するボビン33に電線を巻きつけて形成したソレノイドコイル34と、このソレノイドコイル34と電気的に接続された接続端子35と、ボビン33の軸方向両端を挟むようにしてボビン33に装着される磁路枠36とを備えて構成されている。ボビン33の筒部33aの軸方向両端には鍔部33b,33bがそれぞれ形成されている。接続端子35は、ボビン33の一端(図中右側)の鍔部33bから軸方向外側(反基体側)へ突出している。電気部品組立体31は、接続端子35をハウジング本体部50に設けられた接続端子51にプロジェクション溶接(電気接続)することで、ハウジング本体部50に固定されている。
制御ユニット32は、電気部品組立体31や電動モータ80などに供給する電流(通電)を適宜制御することで、各電磁弁20や電動モータ80の動作を制御するための制御基板であり、ハウジング本体部50の内部の後記する第二収容部50bに固定されている。制御ユニット32は、ハウジング本体部50に埋設された金属板を介して、電気部品組立体31や電動モータ80に電気的に接続されている。
ハウジング本体部50は、樹脂にて略角筒状に形成されており、その内部には、内部空間を、基体側に位置する第一収容部50aと、反基体側(基体10の反対側)に位置する第二収容部50bと、に仕切る仕切壁52が形成されている。仕切壁52には、電気部品組立体31から突出する接続端子35を第一収容部50a側から第二収容部50b側へと差し込むための挿通孔53が形成されている。挿通孔53には、ハウジング本体部50から突出する接続端子51が設けられている。接続端子51は、ハウジング本体部50内に埋設された金属板の一部にて構成されており、挿通孔53の孔壁面から反基体側に突出して形成されている。ハウジング本体部50の第二収容部50bの開口部には、第二収容部50bを塞ぐための蓋体54が設けられている。
図1および図2に示すように、ハウジング本体部50の基体10の一面11に対向する面で、基体10のハウジング取付用貫通孔15に対応する位置には、ハウジング取付ねじ3(図1参照)を螺合させるためのハウジング取付穴55が設けられている。ハウジング取付穴55は、ハウジング本体部50の基体10に対向する面に開口して形成されている。
ハウジング取付穴55は、ハウジング本体部50にインサートモールドにて埋設されたブッシュ56にて形成されている。ブッシュ56は筒状の部材であってその内周部にてハウジング取付穴55が構成されている。ブッシュ56はハウジング装置1を基体10に装着した状態で、ハウジング取付用貫通孔15と同軸状になるように配置されている。ブッシュ56の基体側一端は、ハウジング本体部50の基体10に対向する面に開口しており、他端は、ハウジング本体部50の樹脂に覆われて塞がれている。
ハウジング取付穴55の基体10から離れた奥側には、ハウジング取付ねじ3の先端側のおねじ部4(図1参照)が螺合するめねじ部57が形成されている。このめねじ部57よりも基体10側の開口部寄りには、ザグリ部59が形成されている。ザグリ部59は、電気部品30のハウジング本体部50への組付け装着時に、ハウジング本体部50を仮固定するための固定治具100(図3参照)のハウジング固定用ピン(ピン)101が挿入される部分である。ザグリ部59は、ハウジング固定用ピン101の外径と同等の内径R2を備えており、ハウジング固定用ピン101が嵌合されて、がたつきのない状態でハウジング本体部50を固定治具100に固定するように構成されている。また、ザグリ部59は、めねじ部57の内径(ねじの谷部の径)R1よりも大きい内径R2を備えるように形成されている。めねじ部57の内径R1は、ハウジング取付用貫通孔15の内径R3よりも小さくなるように形成されている。また、ザグリ部59の内径R2は、ハウジング取付用貫通孔15の内径R3よりも大きくなるように形成されている。
めねじ部57とザグリ部59との間には、ザグリ部59からめねじ部57に向かうに連れて順次縮径するテーパ部61が形成されている。テーパ部61は、ハウジング取付穴55内に挿入されたハウジング取付ねじ3の先端部を、めねじ部57に案内する部分であって、ハウジング取付ねじ3の先端部をめねじ部57に向けて誘導可能な傾斜角度で形成されている。
次に、以上のような構成のハウジング装置1の製造方法の工程のうち、ハウジング本体部50に電気部品30を装着する工程を、その作用効果と合わせて説明する。
ハウジング本体部50に電気部品30を装着するに際しては、図3に示すように、固定治具100を用いる。固定治具100は、基部102と、基部102から延出するハウジング固定用ピン101および電気部品組立体固定用ピン103とを備えて構成されている。まず、固定治具100を平らな作業台上に載置した後、電気部品組立体固定用ピン103に電気部品組立体31を装着して、その後、ハウジング固定用ピン101にハウジング本体部50を装着して、電気部品組立体31とハウジング本体部50を一体的に仮固定する。このとき、ハウジング固定用ピン101は、ハウジング取付穴55のザグリ部59に嵌合されつつ挿入されることで、ハウジング本体部50ががたつくことなく、ハウジング本体部50を精度良く固定することができる。また、ハウジング固定用ピン101は、開口部寄りに位置するザグリ部59にまでしか挿入されないので、めねじ部57に接触しない。したがって、固定治具100がめねじ部57を損傷させることはない。
その後、互いに当接している電気部品組立体31の接続端子35とハウジング本体部50の接続端子51とを、左右両側から一対の電気接続治具(図示せず)で挟み込む。そして、この状態で、電気接続治具に電流を流して、接続端子35と接続端子51とを溶接する。このとき、電気部品組立体31とハウジング本体部50は、固定治具100に精度良く一体的に固定されているので、ハウジング装置1の組付け精度を向上することができる。その後、制御ユニット32等を取り付け、蓋体54を取り付けてハウジング装置1が完成する。
次に、完成したハウジング装置1を基体10に固定する工程を、その作用効果と合わせて説明する。図1に示すように、ハウジング装置1を基体10に固定するに際しては、基体10の一面11に、電磁弁20やリザーバ(図示せず)を装着した後に、これらを覆うように、ハウジング装置1を基体10の一面11に当接させる。そして、基体10の厚さよりも長いハウジング取付ねじ3を、基体10の背面12側からハウジング取付用貫通孔15に貫通させて、その先端をハウジング本体部50のハウジング取付穴55に挿入してめねじ部57に螺合させる。これによって、ハウジング装置1が基体10に引き付けられて固定される。
このとき、ハウジング取付用貫通孔15の内径R3は、ハウジング取付穴55のめねじ部57の内径R1よりも大きく形成され、且つザグリ部59の内径R2は、ハウジング取付用貫通孔15の内径R3よりも大きく形成されているので、ハウジング取付用貫通孔15の内径R3およびザグリ部59の内径R2は、ともにハウジング取付ねじ3の外径よりも大きい。したがって、ハウジング取付ねじ3をハウジング取付用貫通孔15およびザグリ部59に挿入する際、ハウジング取付ねじ3がハウジング取付用貫通孔15やザグリ部59に引っ掛かることなくめねじ部57に挿入することができ、ハウジング装置1の基体10への固定作業を円滑に行うことができる。本実施形態では、特に、ザグリ部59の内径R2がハウジング取付用貫通孔15の内径R3よりも大きいので、ハウジング取付ねじ3をハウジング取付用貫通孔15からザグリ部59へと挿入する際、ハウジング取付ねじ3がハウジング本体部50の表面に引っ掛かることがない。
また、めねじ部57とザグリ部59との間に、テーパ部61を形成したことによって、ハウジング取付ねじ3の先端がザグリ部59を通過した後にテーパ部61によってめねじ部57へとガイドされる。したがって、ハウジング取付ねじ3をめねじ部57と同芯状の正確な位置に案内することができ、ハウジング装置1の基体10への固定作業時に、適正な螺合を行うことが可能となり、車両用ブレーキ液圧制御装置2の組付け精度が向上する。
さらに、本実施形態によれば、ハウジング本体部50が樹脂にて形成され、ハウジング取付穴55が、ハウジング本体部50と一体にモールド成形されたブッシュ56にて形成されているので、ハウジング本体部50の成型時に、ザグリ部59を使ってブッシュ56を位置決めした状態で樹脂を流し込み、ブッシュ56をインサートモールドしてハウジング本体部50を形成することができるので、成形精度が高いハウジング本体部50を形成することができる。
また、このような構成のハウジング装置1によれば、ハウジング取付穴55の奥側にめねじ部57が形成されているので、ハウジング取付ねじ3の締付けによる応力がハウジング取付穴55の奥側から放射状に広がって分散されることとなり、この応力のハウジング取付穴55の開口付近への集中が緩和され、ハウジング取付穴55の基体接触部の局部座屈を避けることができる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、ハウジング取付用貫通孔15は、基体10を正面から見て上下左右の四隅に配置されているが、この位置に限定されるものではなく、基体10における適宜の位置に配置してもよい。さらに、ハウジング取付ねじ3、ハウジング取付用貫通孔15およびハウジング取付穴55の形成配置箇所は四箇所に限定されるものではなく、少なくとも一箇所以上形成配置されていればよい。また、複数のハウジング取付穴が形成配置された場合、これらのハウジング取付穴全てにザグリ部を形成する必要はなく、ハウジング本体部の仮固定に必要な箇所数(例えば、二箇所)のみにザグリ部を形成すればよい。
さらに、前記実施形態では、ハウジング装置1を車両用ブレーキ液圧制御装置2に用いた場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、本発明の構成は、別の装置に用いられるハウジング装置にも適用可能である。
1 ハウジング装置
2 車両用ブレーキ液圧制御装置
3 ハウジング取付ねじ
10 基体
11 一面
12 背面
15 ハウジング取付用貫通孔
20 電磁弁
30 電気部品(構成部品)
31 電気部品組立体
32 制御ユニット(制御装置)
50 ハウジング本体部(ハウジング)
55 ハウジング取付穴
56 ブッシュ
57 めねじ部
59 ザグリ部
61 テーパ部
100 固定治具
101 ハウジング固定用ピン(ピン)

Claims (5)

  1. 基体の一面に設けられるハウジングに構成部品を装着して形成されるハウジング装置の製造方法であって、
    前記ハウジングに形成されるハウジング取付穴の開口部寄りにザグリ部を形成するとともに、このザグリ部よりも奥側に前記ハウジング装置を前記基体に固定するためのハウジング取付ねじが螺合するめねじ部を形成するに際し、
    前記ザグリ部の内径は、前記基体の前記一面からこれに対する背面に向かって形成されたハウジング取付用貫通孔の内径よりも大きくし、
    前記めねじ部の内径は、前記ハウジング取付用貫通孔の内径よりも小さくし、
    前記めねじ部と前記ザグリ部との間には、前記ザグリ部から前記めねじ部に向かうに連れて縮径するテーパ部を形成しておき、
    前記ハウジングを仮固定するための固定治具のピンを前記ザグリ部に挿入して前記ハウジングを仮固定した状態で、前記ハウジングに前記構成部品を組み付けて装着する
    ことを特徴とするハウジング装置の製造方法。
  2. 前記構成部品は、電気部品組立体であり、
    前記固定治具は、基部と基部から延出するハウジング固定用ピンと電気部品組立体固定用ピンとを備えており、
    前記電気部品組立体固定用ピンに電気部品組立体を装着した後、前記ハウジング固定用ピンに前記ハウジングを装着して、前記電気部品組立体と前記ハウジングとを一体的に仮固定した状態で、前記ハウジングに前記電気部品組立体を装着する
    ことを特徴とする請求項1に記載のハウジング装置の製造方法。
  3. 基体の一面に設けられるハウジングに構成部品を装着して形成されるハウジング装置であって、
    前記ハウジングは、前記基体に対向する面に開口するハウジング取付穴を有しており、
    前記ハウジング取付穴は、前記ハウジング装置を前記基体に固定するためのハウジング取付ねじが螺合するめねじ部と、前記めねじ部よりも前記基体側の開口部寄りに形成され前記構成部品の組付け装着時に前記ハウジングを仮固定するための固定治具のピンが挿入されるザグリ部とを備え、
    前記基体の前記一面からこれに対する背面に向かって形成されたハウジング取付用貫通孔の内径は、前記めねじ部の内径よりも大きく形成され、
    前記ザグリ部の内径は、前記ハウジング取付用貫通孔の内径よりも大きく形成されており、
    前記めねじ部と前記ザグリ部との間には、前記ザグリ部から前記めねじ部に向かうに連れて縮径するテーパ部が形成されている
    ことを特徴とするハウジング装置。
  4. 前記ハウジングは樹脂にて形成され、
    前記ハウジング取付穴は、前記ハウジングと一体にモールド成形されたブッシュにて形成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載のハウジング装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載のハウジング装置と、前記基体と、を備える車両用ブレーキ液圧制御装置であって、
    前記ハウジング装置は、前記ハウジングに前記構成部品としての電気部品を装着して形成され、前記基体の前記一面に設置されており、前記ハウジング取付用貫通孔に前記背面側から貫通されたハウジング取付ねじの先端部を前記ハウジング取付穴の前記めねじ部に螺合させることで、前記基体に固定されている
    ことを特徴とする車両用ブレーキ液圧制御装置。
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