JP5322911B2 - エンジンの排ガス浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンから排出される排ガスを浄化する装置に関する。更に詳しくは、エンジンの排気通路からEGRパイプを通って吸気通路に還流されるEGRガスを冷却するためのEGRクーラを搭載したエンジンの排ガス浄化装置に関するものである。
従来、複数本の同一長さのチューブを互いに平行に配置しかつ各チューブの間をそれぞれあけた状態で、各チューブの両端を仕切板によって支持することによりチューブアセンブリを形成し、このチューブアセンブリを筒状の熱交換器外殻の内部に収容し、この熱交換器外殻に冷却水入口管及び冷却水出口管を設け、各チューブ内をEGRガスが通過し各チューブ外周を冷却水により冷却するチューブ式熱交換器を2つ備えたEGRクーラのシステム構造が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。このEGRクーラのシステム構造では、2つのチューブ式熱交換器のうちEGRガスを先に通す高温側熱交換器にエンジン冷却水の配管が接続され、この後にEGRガスを通す低温側熱交換器に専用のラジエータにより冷却水の配管が接続される。また高温側熱交換器の冷却水入口がEGRガス入口側に配置されるとともに冷却水出口がEGRガス出口側に配置され、低温側熱交換器の冷却水入口がEGRガス出口側に配置されるとともに冷却水出口がEGRガス入口側に配置されて、高温側熱交換器が並流とされ、低温側熱交換器が向流とされる。
このように構成されたEGRクーラのシステム構造では、エンジン冷却水を高温側熱交換器に使用し、専用のラジエータにより冷却された冷却水を低温側熱交換器に使用することにより、EGRガスと冷却水との温度関係を容易に規定の状態に保ち、熱交換量を高くすることができる。この結果、局部沸騰を抑えて耐久性の低下を防ぎ、全体の熱交換効率を向上できる。また高温側熱交換器を並流とし、低温側熱交換器を向流としたので、高温側熱交換器においては高温ガスの入口側のチューブに対して冷却水が流入する動圧を利用して水の広がりを良くして効果的に冷却し、局部沸騰を抑えることができる。低温側熱交換器においては高温側熱交換器のEGRガス出口温度を200℃ 以下、望ましくは150℃前後に設定することにより、熱交換器の効率を高く保つことができ、EGRガス出口における最低排ガス温度を引下げることができる。
一方、車両におけるディーゼル機関の少なくとも2つのシリンダへ空気を供給しかつ排ガスを再循環させるための分岐入口管がディーゼル機関中央の垂直面の第1の側でディーゼル機関に取付けられ、排ガスをディーゼル機関の少なくとも2つのシリンダから排気ラインへ導くための分岐排気管がディーゼル機関中央の垂直面の第2の側でディーゼル機関に取付けられ、ディーゼル機関へ空気を供給するための入口ラインに排気ラインを接続する戻りラインにより排ガスが排気ラインから入口ラインへ再循環され、更に第1及び第2EGRクーラにより戻りライン内の再循環排ガスが冷却されるように構成された排ガス再循環用装置が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。この排ガス再循環用装置では、EGRクーラの排ガスを再循環させるための入口部分と出口部分との間で実質的に中央に延びる垂直面がディーゼル機関中央の垂直面と実質的に平行になるような位置で、EGRクーラがディーゼル機関に近接して取付けられる。また排気ラインにおける排ガスは正圧であり、タービンを駆動し、このタービンは接続部を介してコンプレッサに伝えられる駆動力を備え、コンプレッサは入口から吸い込まれた空気を圧縮するように構成される。更に排ガスは、第1EGRクーラにおいて主に車両の動作中にディーゼル機関を冷却するためのものである通常の冷却システムの循環冷媒によって冷却され、第2EGRクーラにおいて車両の別の冷却システムの冷媒を循環させることにより冷却されるように構成される。
このように構成された排ガス再循環用装置では、ディーゼル機関の動作中、排気ライン内の排ガスはタービンを駆動するので、タービンはコンプレッサに動力を供給し、コンプレッサは入口から導入された空気を圧縮する。圧縮空気は入口ラインの給気用クーラへ導かれ、そこで周囲空気によって冷却される。給気用クーラ内の圧縮空気は、周囲の温度を数度だけ上回る温度まで冷却される。一方、排気ライン内の排ガスの一部が戻りラインへ導入される。排気ライン内の排ガスは、通常、約600〜700℃の温度であり、戻りライン内の排ガスが第1EGRクーラに達すると、第1EGRクーラは排ガスを通常の冷却システム内の冷媒の温度に相当する温度まで冷却する。通常の冷却システム内の冷媒の温度は80〜100℃の範囲内であるため、第1EGRクーラで排ガスがこの温度まで冷却される。第1EGRクーラで冷却された排ガスは第2EGRクーラへ導かれ、そこで別の冷却システムの冷媒によって冷却される。この別の冷却システムの冷媒が第2EGRクーラ内の排ガスを、周囲の温度を数度だけ上回る温度まで冷却する。従って、第2EGRクーラ内の排ガスは、給気用クーラ内の圧縮空気と実質的に同じ温度レベルまで冷却される。冷却された排ガスは、入口ラインで圧縮空気と混合された後に、ディーゼル機関に導かれる。この結果、ディーゼル機関のシリンダでの燃料の燃焼温度が低下するので、シリンダにおける燃焼工程中に形成される窒素酸化物(NOx)の含有量が低下するようになっている。
特開2007−315323号公報(請求項1及び3、段落[0010]及び[0011]、図1) 特表2008−528877号公報(請求項1、段落[0011]、[0012]及び[0017]、図1)
上記従来の特許文献1に示されたEGRクーラのシステム構造では、低温側熱交換器のチューブ内にEGRガス中の煤が付着しても、EGRガス中の水蒸気が100℃未満に冷却されて凝縮水が発生し、この凝縮水が上記煤を洗い流すため、低温側熱交換器の冷却性能は低下しない。しかし、上記従来の特許文献1に示されたEGRクーラのシステム構造では、高温側熱交換器のチューブ内にEGRガス中の煤が付着すると、高温側熱交換器で冷却された後のEGRガス温度が150〜200℃と高いため、凝縮水が発生せず、高温側熱交換器のチューブ内への煤の堆積量が次第に増大し、高温側熱交換器の冷却性能が低下する。このため高温側熱交換器から排出されたEGRガスを低温側熱交換器で所望の温度まで冷却することができず、エンジンに還流されるEGRガス量が低下してしまい、排ガス中のNOxの低減効率が低下する問題点があった。
また、上記従来の特許文献2に示された排ガス再循環用装置では、低温側の第2EGRクーラの熱交換部位にEGRガス中の煤が付着しても、EGRガス中の水蒸気が100℃未満に冷却されて凝縮水が発生し、この凝縮水が上記煤を洗い流すため、第2EGRクーラの冷却性能は低下しない。しかし、上記従来の特許文献2に示された排ガス再循環用装置では、高温側の第1EGRクーラの熱交換部位にEGRガス中の煤が付着し、この第1EGRクーラで冷却された後のEGRガス温度が100℃以上であると、凝縮水が発生せず、第1EGRクーラの熱交換部位への煤の堆積量が次第に増大し、第1EGRクーラの冷却性能が低下する。このため第1EGRクーラから排出されたEGRガスを第2EGRクーラで所望の温度まで冷却することができず、エンジンに還流されるEGRガス量が低下してしまい、排ガス中のNOxの低減効率が低下する問題点があった。
本発明の目的は、第1及び第2EGRクーラ内への所定量を越えるEGRガス中の煤の堆積を防止することにより、第1及び第2EGRクーラの所定の冷却性能を維持することができる、エンジンの排ガス浄化装置を提供することにある。
本発明の第1の観点は、図1〜図4に示すように、エンジン11の排気通路13からエンジン11の吸気通路12にEGRガスを還流させるEGRパイプ17と、EGRパイプ17に直列に設けられた第1及び第2EGRクーラ31,32と、EGRパイプ17に設けられEGRパイプ17を流れるEGRガスの流量を調整するEGR調整弁18と、第1EGRクーラ31にエンジン11冷却用の第1冷媒41を給排する第1ラジエータと、第1ラジエータとは別に設けられ第2EGRクーラ32に第1冷媒41より低温の第2冷媒42を給排する第2ラジエータ72とを備え、第1及び第2EGRクーラ31,32は100℃以上のEGRガスを2段階に分けて100℃未満に冷却するように構成されたエンジンの排ガス浄化装置において、第1EGRクーラ31を第1ラジエータに接続し第2EGRクーラ32を第2ラジエータ72に接続しかつEGRガスを第1EGRクーラ31から第2EGRクーラ32に流す第1切換位置或いは第1EGRクーラ31を第2ラジエータ72に接続し第2EGRクーラ32を第1ラジエータに接続しかつEGRガスを第2EGRクーラ32から第1EGRクーラ31に流す第2切換位置のいずれか一方に切換え可能な切換手段100と、第1又は第2EGRクーラ31,32への煤114の堆積量を検出する煤堆積量検出手段113と、煤堆積量検出手段113に基づいて切換手段100を制御するコントローラとを更に備えたことを特徴とする。
本発明の第2の観点は、第1の観点に基づく発明であって、更に図1及び図2に示すように、煤堆積量検出手段113が第1ラジエータに接続された第1又は第2EGRクーラ31,32から排出されたEGRガスの温度を検出する温度センサであることを特徴とする。
本発明の第3の観点は、第1の観点に基づく発明であって、更に図7及び図8に示すように、煤堆積量検出手段151〜153が第1ラジエータに接続された第1又は第2EGRクーラ31,32の出入口の圧力差を検出する圧力センサであることを特徴とする。
本発明の第4の観点は、第1の観点に基づく発明であって、更に煤堆積量検出手段が第1ラジエータに接続された第1又は第2EGRクーラへの煤の堆積量を積算するためのマップのパラメータとなるエンジン回転センサ及びエンジン負荷センサであることを特徴とする。
本発明の第5の観点は、第1の観点に基づく発明であって、更に図1及び図2に示すように、エンジン11がターボ過給機14付きのエンジンであり、ターボ過給機14のコンプレッサハウジング14aとエンジン11との間の吸気通路12に水冷式のインタクーラ16が設けられ、このインタクーラ16が第2ラジエータ72を兼ねることを特徴とする。
本発明の第1の観点の排ガス浄化装置では、コントローラが切換手段を第1切換位置に制御して、第1EGRクーラを高温側の第1ラジエータに接続し、第2EGRクーラを低温側の第2ラジエータに接続し、更にEGRガスを第1EGRクーラから第2EGRクーラに流すと、EGRパイプに流入したEGRガスが先ず第1EGRクーラに流入して高温側の第1ラジエータの第1冷媒で冷却され、次に第2EGRクーラに流入して低温側の第2ラジエータの第2冷媒で更に冷却され、EGRガスは100℃未満になる。第2EGRクーラ内にEGRガス中の煤が付着しても、EGRガス中の水蒸気が100℃未満に冷却されて凝縮水が発生し、この凝縮水が上記煤を洗い流すため、第2EGRクーラの冷却性能は低下しない。一方、第1EGRクーラ内にEGRガス中の煤が付着すると、第1EGRクーラで冷却された後のEGRガス温度が100℃以上と高いため、凝縮水が発生せず、第1EGRクーラ内への煤の堆積量が次第に増大する。
このため煤堆積量検出手段が第1EGRクーラに所定量の煤が堆積したことを検出すると、コントローラは切換手段を第2切換位置に制御して、第1EGRクーラを低温側の第2ラジエータに接続し、第2EGRクーラを高温側の第1ラジエータに接続し、更にEGRガスを第2EGRクーラから第1EGRクーラに流す。これによりEGRパイプに流入したEGRガスが先ず冷却性能の低下していない第2EGRクーラに流入して高温側の第1冷媒で冷却され、次に冷却性能が幾分低下した第1EGRクーラに流入して低温側の第2冷媒で更に冷却され、EGRガスは100℃未満になる。このように第1EGRクーラ内のEGRガスが100℃未満になるので、EGRガス中の水蒸気も100℃未満に冷却されて凝縮水が発生する。この結果、第1EGRクーラに堆積した煤がこの凝縮水により洗い流されるので、第1EGRクーラの冷却性能は回復する。一方、第1EGRクーラ内にEGRガス中の煤が付着すると、第1EGRクーラで冷却された後のEGRガス温度が100℃以上と高いため、凝縮水が発生せず、第1EGRクーラ内への煤の堆積量が次第に増大する。このため煤堆積量検出手段が第2EGRクーラに所定量の煤が堆積したことを検出すると、コントローラは切換手段を第1切換位置に制御して、第1EGRクーラを高温側の第1ラジエータに接続し、第2EGRクーラを低温側の第2ラジエータに接続し、更にEGRガスを第1EGRクーラから第2EGRクーラに流す。これにより第2EGRクーラに堆積した煤が凝縮水により洗い流されるので、第2EGRクーラの冷却性能は回復する。上記動作を繰返すことにより、第1及び第2EGRクーラ内への所定量を越える煤の堆積を防止することができるので、第1及び第2EGRクーラの所定の冷却性能を維持することができる。
本発明の第2の観点の排ガス浄化装置では、コントローラが切換手段を第1切換位置に制御して、第1EGRクーラを高温側の第1ラジエータに接続し、第2EGRクーラを低温側の第2ラジエータに接続し、更にEGRガスを第1EGRクーラから第2EGRクーラに流している状態で、第1EGRクーラ内への煤の堆積量が次第に増大し、第1EGRクーラから排出されたEGRガスの温度が高くなり、このEGRガスの温度が所定温度に達したことを温度センサが検出すると、コントローラは第1EGRクーラに所定量の煤が堆積したと判断する。そしてコントローラは切換手段を第2切換位置に制御して、第1EGRクーラを低温側の第2ラジエータに接続し、第2EGRクーラを高温側の第1ラジエータに接続し、更にEGRガスを第2EGRクーラから第1EGRクーラに流す。この状態で、第2EGRクーラ内への煤の堆積量が次第に増大し、第2EGRクーラから排出されたEGRガスの温度が高くなり、このEGRガスの温度が所定温度に達したことを温度センサが検出すると、コントローラは第2EGRクーラに所定量の煤が堆積したと判断する。そしてコントローラは切換手段を第1切換位置に制御して、第1EGRクーラを高温側の第1ラジエータに接続し、第2EGRクーラを低温側の第2ラジエータに接続し、更にEGRガスを第1EGRクーラから第2EGRクーラに流す。上記動作を繰返すことにより第1及び第2EGRクーラ内への所定量を越える煤の堆積を防止することにより、第1及び第2EGRクーラの所定の冷却性能を維持することができる。
本発明の第3の観点の排ガス浄化装置では、コントローラが切換手段を第1切換位置に制御して、第1EGRクーラを高温側の第1ラジエータに接続し、第2EGRクーラを低温側の第2ラジエータに接続し、更にEGRガスを第1EGRクーラから第2EGRクーラに流している状態で、第1EGRクーラ内への煤の堆積量が次第に増大し、第1EGRクーラの前後のEGRガスの圧力差が大きくなり、このEGRガスの圧力差が所定値に達したことを圧力センサが検出すると、コントローラは第1EGRクーラに所定量の煤が堆積したと判断する。そしてコントローラは切換手段を第2切換位置に制御して、第1EGRクーラを低温側の第2ラジエータに接続し、第2EGRクーラを高温側の第1ラジエータに接続し、更にEGRガスを第2EGRクーラから第1EGRクーラに流す。この状態で、第2EGRクーラ内への煤の堆積量が次第に増大し、第2EGRクーラの前後のEGRガスの圧力差が大きくなり、このEGRガスの圧力差が所定値に達したことを圧力センサが検出すると、コントローラは第2EGRクーラに所定量の煤が堆積したと判断する。そしてコントローラは切換手段を第1切換位置に制御して、第1EGRクーラを高温側の第1ラジエータに接続し、第2EGRクーラを低温側の第2ラジエータに接続し、更にEGRガスを第1EGRクーラから第2EGRクーラに流す。上記動作を繰返すことにより第1及び第2EGRクーラ内への所定量を越える煤の堆積を防止することにより、第1及び第2EGRクーラの所定の冷却性能を維持することができる。
本発明の第4の観点の排ガス浄化装置では、コントローラが切換手段を第1切換位置に制御して、第1EGRクーラを高温側の第1ラジエータに接続し、第2EGRクーラを低温側の第2ラジエータに接続し、更にEGRガスを第1EGRクーラから第2EGRクーラに流している状態で、コントローラがエンジン回転センサ及びエンジン負荷センサの各検出出力に基づいて第1EGRクーラへの煤の堆積量を積算し、第1EGRクーラに所定量の煤が堆積したと判断すると、コントローラは切換手段を第2切換位置に制御して、第1EGRクーラを低温側の第2ラジエータに接続し、第2EGRクーラを高温側の第1ラジエータに接続し、更にEGRガスを第2EGRクーラから第1EGRクーラに流す。この状態で、コントローラがエンジン回転センサ及びエンジン負荷センサの各検出出力に基づいて第2EGRクーラへの煤の堆積量を積算し、第2EGRクーラに所定量の煤が堆積したと判断すると、コントローラは切換手段を第1切換位置に制御して、第1EGRクーラを高温側の第1ラジエータに接続し、第2EGRクーラを低温側の第2ラジエータに接続し、更にEGRガスを第1EGRクーラから第2EGRクーラに流す。上記動作を繰返すことにより第1及び第2EGRクーラ内への所定量を越える煤の堆積を防止することにより、第1及び第2EGRクーラの所定の冷却性能を維持することができる。
本発明の第5の観点の排ガス浄化装置では、ターボ過給機の水冷式のインタクーラが第2ラジエータを兼ねるので、比較的大型の第2ラジエータを新たに設ける必要がない。この結果、第2ラジエータを収容するための比較的大きな場所を新たに確保する必要はない。
本発明第1実施形態の排ガス浄化装置の第1EGRクーラを第1ラジエータに接続し第2EGRクーラを第2ラジエータに接続しかつEGRガスを第1EGRクーラから第2EGRクーラに流している状態を示す構成図である。 第1EGRクーラを第2ラジエータに接続し第2EGRクーラを第1ラジエータに接続しかつEGRガスを第2EGRクーラから第1EGRクーラに流している状態を示す図1に対応する構成図である。 EGRガスを第1EGRクーラから第2EGRクーラに流しているときの第1EGRクーラの縦断面図である。 EGRガスを第1EGRクーラから第2EGRクーラに流しているときの第2EGRクーラの縦断面図である。 EGRガスを第2EGRクーラから第1EGRクーラに流しているときの第1EGRクーラの縦断面図である。 EGRガスを第2EGRクーラから第1EGRクーラに流しているときの第2EGRクーラの縦断面図である。 本発明第2実施形態の排ガス浄化装置を示す図1に対応する構成図である。 本発明第2実施形態の排ガス浄化装置を示す図2に対応する構成図である。
次に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
<第1の実施の形態>
図1及び図2に示すように、ディーゼルエンジン11の吸気ポートには吸気マニホルド12aを介して吸気管12bが接続され、排気ポートには排気マニホルド13aを介して排気管13bが接続される。吸気マニホルド12a及び吸気管12bにより吸気通路12が構成され、排気マニホルド13a及び排気管13bにより排気通路13が構成される。吸気管12bには、ターボ過給機14のコンプレッサハウジング14aと、ターボ過給機14により圧縮された吸気を冷却する水冷式のインタクーラ16とがそれぞれ設けられ、排気管13bにはターボ過給機14のタービンハウジング14bが設けられる。コンプレッサハウジング14aにはコンプレッサ回転翼14cが回転可能に収容され、タービンハウジング14bにはタービン回転翼14dが回転可能に収容される。コンプレッサ回転翼14cとタービン回転翼14dとはシャフト14eにより連結され、エンジン11から排出される排ガスのエネルギによりタービン回転翼14d及びシャフト14eを介してコンプレッサ回転翼14cが回転し、このコンプレッサ回転翼14cの回転により吸気管12b内の吸入空気が圧縮されるように構成される。
一方、排気マニホルド13aと吸気管12bとはEGRパイプ17によりエンジン11をバイパスして連通接続される。EGRパイプ17は、排気マニホルド13aの一端から分岐しインタクーラ16より吸気下流側の吸気管12bに合流する第1EGR管部17aと、排気マニホルド13aの他端から分岐しインタクーラ16より吸気下流側であって第1EGR管部17aより吸気上流側の吸気管12bに合流する第2EGR管部17bと、第1EGR管部17aの途中と第2EGR管部17bの途中とを連通接続するEGR連通管部17cとを有する。第1EGR管部17aとEGR連通管部17cとの接続部には第1EGR切換弁21が設けられ、第2EGR管部17bとEGR連通管部17cとの接続部には第2EGR切換弁22が設けられる。第1EGR切換弁21は3方2位置切換えの電磁弁であり、この切換弁21がオフの状態では、第1EGR切換弁21より排気マニホルド13a側の第1EGR管部17aとEGR連通管部17cとが連通接続され、この切換弁21をオンすると、第1EGR切換弁21より吸気管12b側の第1EGR管部17aとEGR連通管部17cとが連通接続される。第2EGR切換弁22は3方2位置切換えの電磁弁であり、この切換弁22がオフの状態では、第2EGR切換弁22より吸気管12b側の第2EGR管部17bとEGR連通管部17cとが連通接続され、この切換弁22をオンすると、第2EGR切換弁22より排気マニホルド13a側の第2EGR管部17bとEGR連通管部17cとが連通接続される。
上記EGRパイプ17には排気マニホルド13aからEGRパイプを通って吸気管12bに還流されるEGRガス(排ガス)の流量を調整するEGR調整弁18が設けられる。EGR調整弁18は、第1EGR切換弁21より吸気管12b側の第1EGR管部17aに設けられた第1EGR調整弁18aと、第2EGR切換弁22より吸気管12b側の第2EGR管部17bに設けられた第2EGR調整弁18bとを有する。第1EGR調整弁18aは第1EGR切換弁21より吸気管12b側の第1EGR管部17aを通るEGRガスの流量を調整し、第2EGR調整弁18bは第2EGR切換弁22より吸気管12b側の第2EGR管部17bを通るEGRガスの流量を調整するように構成される。
一方、EGRパイプ17のEGR連通管部17cには、第1EGR切換弁21側から第2EGR切換弁22側に向って第1及び第2EGRクーラ31,32がこの順に直列に設けられる。また第1EGRクーラ31にはエンジン冷却用の第1冷媒41(図3及び図6)を給排する第1ラジエータ(図示せず)が第1冷媒流入管51及び第1冷媒排出管61により連通接続される。第2EGRクーラ32には第1ラジエータとは別に設けられた第2ラジエータ72が第2冷媒流入管52及び第2冷媒排出管62により連通接続される。この実施の形態では、水冷式のインタクーラ16が第2ラジエータ72を兼ね、この第2ラジエータ72は第1冷媒41より低温の第2冷媒42(図4及び図5)を第2EGRクーラ32に給排するように構成される。また第1冷媒流入管51の途中には第1冷媒分岐流入管81の一端が接続され、第1冷媒分岐流入管81の他端は第2EGRクーラ32に接続される。第1冷媒排出管61の途中には第1冷媒分岐排出管91の一端が接続され、第1冷媒分岐排出管91の他端は第2EGRクーラ32に接続される。更に第2冷媒流入管52の途中には第2冷媒分岐流入管82の一端が接続され、第2冷媒分岐流入管82の他端は第1EGRクーラ31に接続される。第2冷媒排出管62の途中には第2冷媒分岐排出管92の一端が接続され、第2冷媒分岐排出管92の他端は第1EGRクーラ31に接続される。
第1冷媒流入管51と第1冷媒分岐流入管81との接続部には第1冷媒流入切換弁101が設けられ、第1冷媒排出管61と第1冷媒分岐排出管91との接続部には第1冷媒排出切換弁111が設けられる。また第2冷媒流入管52と第2冷媒分岐流入管82との接続部には第2冷媒流入切換弁102が設けられ、第2冷媒排出管62と第2冷媒分岐排出管92との接続部には第2冷媒排出切換弁112が設けられる。第1冷媒流入切換弁101は3方2位置切換えの電磁弁であり、この切換弁101がオフの状態では、第1EGRクーラ31を第1ラジエータに第1冷媒流入管51により連通接続し、この切換弁101をオンすると、第2EGRクーラ32を第1ラジエータに第1冷媒分岐流入管81及び第1冷媒流入管51により連通接続するように構成される。第1冷媒排出切換弁111は3方2位置切換えの電磁弁であり、この切換弁111がオフの状態では、第1EGRクーラ31を第1ラジエータに第1冷媒排出管61により連通接続し、この切換弁111をオンすると、第2EGRクーラ32を第1ラジエータに第1冷媒分岐排出管91及び第1冷媒排出管61により連通接続するように構成される。また第2冷媒流入切換弁102は3方2位置切換えの電磁弁であり、この切換弁102がオフの状態では、第2EGRクーラ32を第2ラジエータ72に第2冷媒流入管52により連通接続し、この切換弁102をオンすると、第1EGRクーラ31を第2ラジエータ72に第2冷媒分岐流入管82及び第2冷媒流入管52により連通接続するように構成される。第2冷媒排出切換弁112は3方2位置切換えの電磁弁であり、この切換弁112がオフの状態では、第2EGRクーラ32を第2ラジエータ72に第2冷媒排出管62により連通接続し、この切換弁112をオンすると、第1EGRクーラ31を第2ラジエータ72に第2冷媒分岐排出管92及び第2冷媒排出管62により連通接続するように構成される。
なお、第1及び第2EGRクーラ31,32はほぼ同一形状に形成される(図3〜図6)。図3及び図5に示すように、第1EGRクーラ31は、内径がEGR連通管部17cの内径より大きく形成された大径管部31aと、この大径管部31a内を左右の短いEGRガス室31c,31dと中央の長い熱交換室31eとに区画する一対の仕切板31b,31bと、一端が一方の仕切板31bに挿着され他端が他方の仕切板31bに挿着されかつ内部が左右のEGRガス室31c,31dに連通する複数のチューブ31fとを有する。大径管部31aの外周面には熱交換室31eに臨む第1〜第4通孔31g〜31jがそれぞれ形成される。第1EGRクーラ31の右下に位置する第1通孔31gには第1冷媒流入管51が挿着され、第1EGRクーラ31の左下に位置する第2通孔31hには第1冷媒排出管61が挿着される。また第1EGRクーラ31の左上に位置する第3通孔31iには第2冷媒分岐流入管82が接続され、第1EGRクーラ31の右上に位置する第4通孔31jには第2冷媒分岐排出管92が接続される。第1又は第2冷媒41,42が上記第1〜第4通孔31g〜31jを通って熱交換室31eに給排されることにより、チューブ31f内を通過するEGRガスが第1又は第2冷媒41,42により間接的に冷却されるように構成される。図3及び図5中の符号31kはチューブ31fの長手方向に所定の間隔をあけて形成されチューブ31f内方に突出する突起であり、チューブ31f内を流れるEGRガスに渦流を発生させて熱交換効率を向上するために設けられる。
図4及び図6に示すように、第2EGRクーラ32は、内径がEGR連通管部17cの内径より大きく形成された大径管部32aと、この大径管部32a内を左右の短いEGRガス室32c,32dと中央の長い熱交換室32eとに区画する一対の仕切板32b,32bと、一端が一方の仕切板32bに挿着され他端が他方の仕切板32bに挿着されかつ内部が左右のEGRガス室32c,32dに連通する複数のチューブ32fとを有する。大径管部32aの外周面には熱交換室32eに臨む第1〜第4透孔32g〜32jがそれぞれ形成される。第2EGRクーラ32の左上に位置する第1透孔32gには第2冷媒流入管52が挿着され、第2EGRクーラ32の右上に位置する第2透孔32hには第2冷媒排出管62が挿着される。また第2EGRクーラ32の右下に位置する第3透孔32iには第1冷媒分岐流入管81が挿着され、第2EGRクーラ32の左下に位置する第4透孔32jには第1冷媒分岐排出管91が挿着される。第1又は第2冷媒41,42が上記第1〜第4透孔32g〜32jを通って熱交換室32eに給排されることにより、チューブ32f内を通過するEGRガスが第1又は第2冷媒41,42により間接的に冷却されるように構成される。図4及び図6には図示していないが、第2EGRクーラ32のチューブ32fにも第1EGRクーラ31のチューブ31fと同様に、EGRガスに渦流を発生させるための複数の突起が設けられる。
図1及び図2に戻って、第1EGR切換弁21、第2EGR切換弁22、第1冷媒流入切換弁101、第1冷媒排出切換弁111、第2冷媒流入切換弁102及び第2冷媒排出切換弁112により切換手段100が構成される。この切換手段100は、第1EGRクーラ31を第1ラジエータに接続したときに、第2EGRクーラ32を第2ラジエータ72に接続しかつEGRガスが第1EGRクーラ31から第2EGRクーラ32に流れるように切換えるとともに、第1EGRクーラ31を第2ラジエータ72に接続したときに、第2EGRクーラ32を第1ラジエータに接続しかつEGRガスが第2ラジエータ72から第1ラジエータに流れるように切換える。また第1又は第2EGRクーラ31,32への煤の堆積量は煤堆積量検出手段113により検出される。煤堆積量検出手段113は、この実施の形態では、EGR連通管部17cのうち第1EGRクーラ31と第2EGRクーラ32との間に位置する部分に挿入された温度センサである。この温度センサ113は第1ラジエータに接続された第1又は第2EGRクーラ31,32から排出されたEGRガスの温度を検出するようになっている。温度センサ113の検出出力はコントローラ(図示せず)の制御入力に接続され、コントローラの制御出力は切換手段100、即ち上記6つの切換弁21,22,101,111,102,112に接続される。なお、図1及び図2中の符号116は第2冷媒42を第2ラジエータ72と第2又は第1EGRクーラ32,31に循環させるポンプである。
このように構成されたエンジン11の排ガス浄化装置の動作を説明する。先ずコントローラが切換手段100を第1切換位置に制御する。具体的には、第1冷媒流入切換弁101及び第1冷媒排出切換弁111をオフの状態に保って、図1の実線矢印で示すように、第1ラジエータの第1冷媒41を第1EGRクーラ31に第1冷媒流入管51を通って流入させ、第1EGRクーラ31内を通った第1冷媒41を第1ラジエータに第1冷媒排出管61を通って戻す。また第2冷媒流入切換弁102及び第2冷媒排出切換弁112をオフの状態に保って、図1の破線矢印で示すように、第2ラジエータ72の第2冷媒42を第2EGRクーラ32に第2冷媒流入管52を通って流入させ、第2EGRクーラ32内を通った第2冷媒42を第2ラジエータ72に第2冷媒排出管62を通って戻す。更に第1及び第2EGR切換弁21,22をオフの状態に保って、図1の一点鎖線矢印で示すように、排気マニホルド13aの一端から第1EGR管部17a、第1EGR切換弁21、EGR連通管部17c、第1EGRクーラ31、第2EGRクーラ32、第2EGR切換弁22、第2EGR管部17b及び第2EGR調整弁18bを通って吸気管12bに還流させる。これにより600℃程度のEGRガスが先ず第1EGRクーラ31で第1ラジエータの比較的高温の第1冷媒41により150℃程度に冷却され、次に第2EGRクーラ32で第2ラジエータ72の比較的低温(例えば、50℃程度)の第2冷媒42により冷却され、EGRガスの温度は60℃程度になる。
ここで、第2EGRクーラ32のチューブ32f内にEGRガス中の煤が付着しても、EGRガス中の水蒸気が60℃程度(100℃未満)に冷却されて凝縮水が発生し、この凝縮水が上記煤を洗い流すため、第2EGRクーラ32の冷却性能は低下しない。しかし、第1EGRクーラ31のチューブ31f内にEGRガス中の煤114が図3に示すように突起31kと突起31kの間に付着すると、第1EGRクーラ31で冷却された後のEGRガス温度は150℃程度(100℃以上)と高いため、凝縮水が発生せず、第1EGRクーラ31内への煤114の堆積量が次第に増大する。このため第1EGRクーラ31の熱交換室31e内における第1冷媒41とEGRガスとの熱交換率が低くなって第1EGRクーラ31の冷却性能が低下するので、第1EGRクーラ31から排出されたEGRガスの温度が次第に高くなる。このEGRガスの温度が所定温度(例えば、180℃)に達したことを温度センサ113が検出すると、コントローラは第1EGRクーラ31に所定量の煤114が堆積したと判断する。
このときコントローラは切換手段100を第2切換位置に制御する。具体的には、第1冷媒流入切換弁101及び第1冷媒排出切換弁111をオンし、図2の実線矢印で示すように、第1ラジエータの第1冷媒41を第2EGRクーラ32に第1冷媒流入管51及び第1冷媒分岐流入管81を通って流入させ、第2EGRクーラ32内を通った第1冷媒41を第1ラジエータに第1冷媒分岐排出管91及び第1冷媒排出管61を通って戻す。また第2冷媒流入切換弁102及び第2冷媒排出切換弁112をオンし、図2の破線矢印で示すように、第2ラジエータ72の第2冷媒42を第1EGRクーラ31に第2冷媒流入管52及び第2冷媒分岐流入管82を通って流入させ、第1EGRクーラ31内を通った第1冷媒41を第2ラジエータ72に第2冷媒分岐排出管92及び第2冷媒排出管62を通って戻す。更に第1及び第2EGR切換弁21,22をオンし、図2の一点鎖線矢印で示すように、排気マニホルド13aの他端から第2EGR管部17b、第2EGR切換弁22、EGR連通管部17c、第2EGRクーラ32、第1EGRクーラ31、第1EGR切換弁21、第1EGR管部17a及び第1EGR調整弁18aを通って吸気管12bに還流させる。これにより600℃程度のEGRガスが先ず冷却性能の低下していない第2EGRクーラ32で第1ラジエータの比較的高温の第1冷媒41により150℃程度に冷却され、次に冷却性能の幾分低下した第1EGRクーラ31で第2ラジエータ72の比較的低温(例えば、50℃程度)の第2冷媒42により冷却され、EGRガスの温度は60℃より若干高い80℃程度になる。
このように第1EGRクーラ31内のEGRガスが80℃程度(100℃未満)になるので、EGRガス中の水蒸気も80℃程度(100℃未満)に冷却されて凝縮水が発生する。この結果、第1EGRクーラ31のチューブ31fの突起31kと突起31kの間に堆積した煤114(図3)がこの凝縮水により洗い流されるので、第1EGRクーラ31の冷却性能は回復し、第1EGRクーラ31を出たEGRガスの温度は60℃程度まで低くなる。一方、第2EGRクーラ32内にEGRガス中の煤が付着すると、第2EGRクーラ32で冷却された後のEGRガス温度は150℃程度(100℃以上)と高いため、凝縮水が発生せず、第2EGRクーラ32内への煤の堆積量が次第に増大する。このため第2EGRクーラ32の熱交換室32eにおける第1冷媒41とEGRガスとの熱交換率が低くなって第2EGRクーラ32の冷却性能が低下するので、第2EGRクーラ32から排出されたEGRガスの温度が次第に高くなる。このEGRガスの温度が所定温度(例えば、180℃)に達したことを温度センサ113が検出すると、コントローラは第2EGRクーラ32に所定量の煤が堆積したと判断する。
このときコントローラは切換手段100を上記と同様に第1切換位置に制御して、第1ラジエータの第1冷媒41を図1の実線矢印で示すように第1EGRクーラ31に流入させた後に第1ラジエータに戻し、第2ラジエータ72の第2冷媒42を図1の破線矢印で示すように第2EGRクーラ32に流入させた後に第2ラジエータ72に戻し、EGRガスを排気マニホルド13aから図1の一点鎖線矢印で示すように吸気管12bに還流させる。これにより600℃程度のEGRガスが先ず冷却性能の回復した第1EGRクーラ31で第1ラジエータの比較的高温の第1冷媒41により150℃程度に冷却され、次に冷却性能の幾分低下した第2EGRクーラ32で第2ラジエータ72の比較的低温(例えば、50℃程度)の第2冷媒42により冷却され、EGRガスの温度は60℃より若干高い80℃程度になる。
このように第2EGRクーラ32内のEGRガスが80℃程度(100℃未満)になるので、EGRガス中の水蒸気も80℃程度(100℃未満)に冷却されて凝縮水が発生する。この結果、第2EGRクーラ32に堆積した煤がこの凝縮水により洗い流されるので、第2EGRクーラ32の冷却性能は回復し、第2EGRクーラ32を出たEGRガスの温度は60℃程度まで低くなる。上記動作を繰返すことにより、第1及び第2EGRクーラ31,32内への所定量を越える煤114の堆積を防止することができる。この結果、第1及び第2EGRクーラ31,32の所定の冷却性能を維持することができる。
<第2の実施の形態>
図7及び図8は本発明の第2の実施の形態を示す。図7及び図8において図1及び図2と同一符号は同一部品を示す。この実施の形態では、煤堆積量検出手段が第1ラジエータに接続された第1又は第2EGRクーラ31,32の出入口の圧力差を検出する第1〜第3圧力センサ151〜153である。第1圧力センサ151はEGR連通管部17cのうち第1EGRクーラ31と第1EGR切換弁21との間に位置する部分に挿入され、第2圧力センサ152はEGR連通管部17cのうち第1EGRクーラ31と第2EGRクーラ32との間に位置する部分に挿入され、第3圧力センサ153はEGR連通管部17cのうち第2EGRクーラ32と第2EGR切換弁22との間に位置する部分に挿入される。第1〜第3圧力センサ151〜153の各検出出力はコントローラの制御入力に接続され、コントローラの制御出力は切換手段100に接続される。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。
このように構成されたエンジンの排ガス浄化装置の動作を説明する。先ずコントローラが切換手段100を第1切換位置に制御する。具体的には、第1ラジエータの第1冷媒を図7に実線矢印で示すように第1EGRクーラ31に流入させた後に第1ラジエータに戻し、第2ラジエータ72の第2冷媒を図7の破線矢印で示すように第2EGRクーラ32に流入させた後に第2ラジエータ72に戻し、EGRガスを排気マニホルド13aから図7の一点鎖線矢印で示すように吸気管12bに還流させる。これにより600℃程度のEGRガスが先ず第1EGRクーラ31で第1ラジエータの比較的高温の第1冷媒により150℃程度に冷却され、次に第2EGRクーラ32で第2ラジエータ72の比較的低温(例えば、50℃程度)の第2冷媒により冷却され、EGRガスの温度は60℃程度になる。
ここで、第2EGRクーラ32内にEGRガス中の煤が付着しても、EGRガス中の水蒸気が60℃程度(100℃未満)に冷却されて凝縮水が発生し、この凝縮水が上記煤を洗い流すため、第2EGRクーラ32の冷却性能は低下しない。しかし、第1EGRクーラ31内にEGRガス中の煤が付着すると、第1EGRクーラ31で冷却された後のEGRガス温度は150℃程度(100℃以上)と高いため、凝縮水が発生せず、第1EGRクーラ31内への煤の堆積量が次第に増大する。このため第1EGRクーラ31のチューブ内のEGRガス通過面積が次第に狭くなって、第1EGRクーラ31前後のEGRガスの圧力差が次第に大きくなる。コントローラは、第1圧力センサ151の検出した第1EGRクーラ31に流入する直前のEGRガス圧力と、第2圧力センサ152の検出した第1EGRクーラ31から排出された直後のEGRガス圧力との差を演算し、この圧力差が所定値になると、コントローラは第1EGRクーラ31に所定量の煤が堆積したと判断する。
このときコントローラは切換手段100を第2切換位置に制御する。具体的には、第1ラジエータの第1冷媒を図8の実線矢印で示すように第2EGRクーラ32に流入させた後に第1ラジエータに戻し、第2ラジエータ72の第2冷媒を図8の破線矢印で示すように第1EGRクーラ31に流入させた後に第2ラジエータ72に戻し、EGRガスを排気マニホルド13aから図8の一点鎖線矢印で示すように吸気管12bに還流させる。これにより600℃程度のEGRガスが先ず冷却性能の低下していない第2EGRクーラ32で第1ラジエータの比較的高温の第1冷媒により150℃程度に冷却され、次に冷却性能の幾分低下した第1EGRクーラ31で第2ラジエータ72の比較的低温(例えば、50℃程度)の第2冷媒により冷却され、EGRガスの温度は60℃より若干高い80℃程度になる。
このように第1EGRクーラ31内のEGRガスが80℃程度(100℃未満)になるので、EGRガス中の水蒸気も80℃程度(100℃未満)に冷却されて凝縮水が発生する。この結果、第1EGRクーラ31に堆積した煤がこの凝縮水により洗い流されるので、第1EGRクーラ31の冷却性能は回復し、第1EGRクーラ31を出たEGRガスの温度は60℃程度まで低くなる。一方、第2EGRクーラ32内にEGRガス中の煤が付着すると、第2EGRクーラ32で冷却された後のEGRガス温度は150℃程度(100℃以上)と高いため、凝縮水が発生せず、第2EGRクーラ32内への煤の堆積量が次第に増大する。このため第2EGRクーラ32のチューブ内のEGRガス通過面積が次第に狭くなって、第2EGRクーラ32前後のEGRガスの圧力差が次第に大きくなる。コントローラは、第3圧力センサ153が検出した第2EGRクーラ32に流入する直前のEGRガス圧力と、第2圧力センサ152が検出した第2EGRクーラ32から排出された直後のEGRガス圧力との差を演算し、この圧力差が所定値になると、コントローラは第2EGRクーラ32に所定量の煤が堆積したと判断する。
このときコントローラは切換手段100を上記と同様に第1切換位置に制御する。具体的には、第1ラジエータの第1冷媒を図7に実線矢印で示すように第1EGRクーラ31に流入させた後に第1ラジエータに戻し、第2ラジエータ72の第2冷媒を図7の破線矢印で示すように第2EGRクーラ32に流入させた後に第2ラジエータ72に戻し、EGRガスを排気マニホルド13aから図7の一点鎖線矢印で示すように吸気管12bに還流させる。これにより600℃程度のEGRガスが先ず冷却性能の回復した第1EGRクーラ31で第1ラジエータの比較的高温の第1冷媒により150℃程度に冷却され、次に冷却性能の幾分低下した第2EGRクーラ32で第2ラジエータ72の比較的低温(例えば、50℃程度)の第2冷媒により冷却され、EGRガスの温度は60℃より若干高い80℃程度になる。
このように第2EGRクーラ32内のEGRガスが80℃程度(100℃未満)になるので、EGRガス中の水蒸気も80℃程度(100℃未満)に冷却されて凝縮水が発生する。この結果、第2EGRクーラ32に堆積した煤がこの凝縮水により洗い流されるので、第2EGRクーラ32の冷却性能は回復し、第2EGRクーラ32を出たEGRガスの温度は60℃程度まで低くなる。上記動作を繰返すことにより、第1及び第2EGRクーラ31,32内への所定量を越える煤の堆積を防止することができる。この結果、第1及び第2EGRクーラ31,32の所定の冷却性能を維持することができる。
なお、上記第1の実施の形態では、煤堆積量検出手段として温度センサを挙げ、上記第2の実施の形態では、煤堆積量検出手段として圧力センサを挙げたが、煤堆積量検出手段が第1ラジエータに接続された第1又は第2EGRクーラへの煤の堆積量を積算するためのマップのパラメータとなるエンジン回転センサ及びエンジン負荷センサであってもよい。この場合、コントローラが切換手段を第1切換位置に制御して、第1EGRクーラを高温側の第1ラジエータに接続し、第2EGRクーラを低温側の第2ラジエータに接続し、更にEGRガスを第1EGRクーラから第2EGRクーラに流している状態で、コントローラがエンジン回転センサ及びエンジン負荷センサの各検出出力に基づいて第1EGRクーラへの煤の堆積量を積算し、第1EGRクーラに所定量の煤が堆積したと判断すると、コントローラは切換手段を第2切換位置に制御して、第1EGRクーラを低温側の第2ラジエータに接続し、第2EGRクーラを高温側の第1ラジエータに接続し、更にEGRガスを第2EGRクーラから第1EGRクーラに流す。この状態で、コントローラがエンジン回転センサ及びエンジン負荷センサの各検出出力に基づいて第2EGRクーラへの煤の堆積量を積算し、第2EGRクーラに所定量の煤が堆積したと判断すると、コントローラは切換手段を第1切換位置に制御して、第1EGRクーラを高温側の第1ラジエータに接続し、第2EGRクーラを低温側の第2ラジエータに接続し、更にEGRガスを第1EGRクーラから第2EGRクーラに流す。上記動作を繰返すことにより第1及び第2EGRクーラ内への所定量を越える煤の堆積を防止することにより、第1及び第2EGRクーラの所定の冷却性能を維持することができる。また、上記第1及び第2の実施の形態では、エンジンとしてディーゼルエンジンを挙げたが、ガソリンエンジンでもよい。
11 ディーゼルエンジン(エンジン)
12 吸気通路
13 排気通路
14 ターボ過給機
14a コンプレッサハウジング
16 インタクーラ
17 EGRパイプ
18 EGR調整弁
31 第1EGRクーラ
32 第2EGRクーラ
41 第1冷媒
42 第2冷媒
72 第2ラジエータ
100 切換手段
113 温度センサ(煤堆積量検出手段)
114 煤
151〜153 圧力センサ(煤堆積量検出手段)

Claims (5)

  1. エンジン(11)の排気通路(13)から前記エンジン(11)の吸気通路(12)にEGRガスを還流させるEGRパイプ(17)と、前記EGRパイプ(17)に直列に設けられた第1及び第2EGRクーラ(31,32)と、前記EGRパイプ(17)に設けられ前記EGRパイプ(17)を流れる前記EGRガスの流量を調整するEGR調整弁(18)と、前記第1EGRクーラ(31)に前記エンジン(11)冷却用の第1冷媒(41)を給排する第1ラジエータと、前記第1ラジエータとは別に設けられ前記第2EGRクーラ(32)に前記第1冷媒(41)より低温の第2冷媒(42)を給排する第2ラジエータ(72)とを備え、前記第1及び第2EGRクーラ(31,32)は100℃以上の前記EGRガスを2段階に分けて100℃未満に冷却するように構成されたエンジンの排ガス浄化装置において、
    前記第1EGRクーラ(31)を前記第1ラジエータに接続し前記第2EGRクーラ(32)を前記第2ラジエータ(72)に接続しかつ前記EGRガスを前記第1EGRクーラ(31)から前記第2EGRクーラ(32)に流す第1切換位置或いは前記第1EGRクーラ(31)を前記第2ラジエータ(72)に接続し前記第2EGRクーラ(32)を前記第1ラジエータに接続しかつ前記EGRガスを前記第2EGRクーラ(32)から前記第1EGRクーラ(31)に流す第2切換位置のいずれか一方に切換え可能な切換手段(100)と、
    前記第1又は第2EGRクーラ(31,32)への煤(114)の堆積量を検出する煤堆積量検出手段(113,151〜153)と、
    前記煤堆積量検出手段(113,151〜153)に基づいて前記切換手段(100)を制御するコントローラと
    を更に備えたことを特徴とするエンジンの排ガス浄化装置。
  2. 前記煤堆積量検出手段(113)が前記第1ラジエータに接続された第1又は第2EGRクーラ(31,32)から排出されたEGRガスの温度を検出する温度センサである請求項1記載のエンジンの排ガス浄化装置。
  3. 前記煤堆積量検出手段(151〜153)が前記第1ラジエータに接続された第1又は第2EGRクーラ(31,32)の出入口の圧力差を検出する圧力センサである請求項1記載のエンジンの排ガス浄化装置。
  4. 前記煤堆積量検出手段が前記第1ラジエータに接続された第1又は第2EGRクーラへの前記煤の堆積量を積算するためのマップのパラメータとなるエンジン回転センサ及びエンジン負荷センサである請求項1記載のエンジンの排ガス浄化装置。
  5. 前記エンジン(11)がターボ過給機(14)付きのエンジンであり、前記ターボ過給機(14)のコンプレッサハウジング(14a)と前記エンジン(11)との間の吸気通路(12)に水冷式のインタクーラ(16)が設けられ、前記インタクーラ(16)が前記第2ラジエータ(72)を兼ねる請求項1記載のエンジンの排ガス浄化装置。
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