JP5322773B2 - 通信システム及び通信制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信システム及び通信制御方法に関し、特に、各端局が周期的に繰り返される所定の期間で通信を行うために用いて好適なものである。
複数の端局で構成され、各端局間の通信が時分割多元接続(TDMA)方式で行われる通信システムが開示されている(特許文献1を参照)。この通信システムでは、端局は、データを受信すると、自局が送信権を有するタイム・スロットで、肯定応答(ACK)を送信する。これをデータの送信元の端局が受信し、自局にとって有意なものと解釈することで、データの通信が完結する。すなわち、データの通信の当事者間でデータとACKとをやりとりすることで、通信は完結する。
特開昭64−19406号公報
しかし、前述の技術では、データの通信の当事者間のみでデータとACKとをやりとりするので、データの通信の当事者でない第三者が他の端局間の通信の成否を認識することができなかった。その結果、複数の端局間の通信の結果を、第三者を含む複数の端局間で共有することは困難であり、これを限られた期間で行うことはさらに困難であった。
したがって、周期的に繰り返される所定期間で行われる複数の端局間の通信の結果に基づいて、データの通信の当事者でない第三者を含む複数の端局を、帯域利用効率を良好にして、同期して動作させることは困難であった。
その結果、例えば、複数の可動部を同期して動作させるような機器制御を行うに際し、短い制御周期で制御を行ったり、多くの可動部の制御を行ったりすることが困難であった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、周期的に繰り返される所定期間で行われる複数の端局間の通信の結果に基づいて、データの通信の当事者でない第三者を含む複数の端局を同期して動作させることができるようにすることを目的とする。
本発明の通信システムは、主制御部と、前記主制御部の制御に基づいて動作する複数の副制御部とを含む複数の端局のそれぞれが相互に通信可能に接続されて構成され、各端局間の通信が周期的に繰り返される所定の期間で行われる通信システムであって、前記複数の副制御部は、データを受信する受信手段と、前記受信手段により受信されたデータに対する確認応答に係るデータを生成する生成手段と、前記受信手段により受信されたデータの送信元に関わらず、前記生成手段により生成された、確認応答に係るデータを前記主制御部に送信する送信手段と、を有し、前記主制御部は、前記確認応答に係るデータを前記副制御部から受信する受信手段と、前記受信手段により受信された確認応答に係るデータに基づいて、前記所定の期間における前記副制御部との通信の成否を示すデータを生成する生成手段と、前記生成手段により生成された、通信の成否を示すデータを前記副制御部に送信する送信手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、副制御部は、データの送信元に関わらず、確認応答に係るデータを主制御部に送信し、主制御部は、その確認応答に係るデータに基づいて、副制御部からの通信の成否を示すデータを生成して副制御部に送信するようにした。したがって、周期的に繰り返される所定期間で行われる複数の端局間の通信の結果に基づいて、データの通信の当事者でない第三者を含む複数の端局を同期して動作させることができる。
第1の実施形態に係る通信システムの構成の一例を示すブロック図である。 親局の構成の一例を示すブロック図である。 タイム・スロット割り当て表の一例を示す図である。 子局の構成の一例を示すブロック図である。 子局の構成の他の例を示すブロック図である。 通信システムにおける通信のシーケンスの一例を示す図である。 第2の実施形態に係るタイム・スロット割り当て表の一例を示す図である。 通信システムにおける通信のシーケンスの一例を示す図である。 第3の実施形態に係るタイム・スロット割り当て表の一例を示す図である。 通信システムにおける通信のシーケンスの一例を示す図である。
<第1の実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は、通信システムの構成の一例を示すブロック図である。
図1において、親局200は、時分割多元接続(TDMA)方式で行う、バス230上の通信を統括する。また、親局200はバス230を介して子局201〜208と通信することで、子局201〜208を制御する。
子局201〜208は、バス230を介して自局以外の端局(親局200及び他の子局)と通信する。子局201〜206には、各々センサ211〜216とモータ221〜226とが接続されている。子局201〜206は、各々センサ211〜216が出力するセンサ・データを受信する。子局201〜206は、各々モータ221〜226に駆動信号を出力する。
センサ211〜216は、各々子局201〜206にセンサ・データを出力する。センサ・データはモータ221〜216の帰還制御に係る帰還データの一例であり、モータ221〜216で動作する機器の状態を示すデータ(位置、速度、加速度等)である。
モータ221〜226は、各々子局201〜206が出力する駆動信号に基づいて動作する。
バス230は端局を互いに通信可能に接続する。
親局200は、モータ221〜226を互いに同期して動作させ、システムとして所望の動作となるように、子局201〜208に送信するデータを生成する。
親局200、センサ211、212、及びモータ221、222は、帰還制御系を構成する。親局200は、子局201、202を介してセンサ211、212が出力するセンサ・データを夫々取得する。親局200は、取得したセンサ・データに基づいて帰還演算を行い、モータ221、222に対する制御データを生成する。親局200は、作成した制御データを、各々、子局201、202を介してモータ221、222に出力する。
また、親局200は、子局207、208に、子局207、208の各々が帰還制御を行うローカル帰還制御系に対する制御データを送信する。この制御データは、子局201、202に対して送信する、モータを直接、制御するための制御データと比較して、より抽象的な、あるいは上位の概念の制御データである。
子局207、センサ213、214、及びモータ223、224はローカル帰還制御系を構成する。子局207は、子局203、204を介してセンサ213、214が出力するセンサ・データを夫々取得する。子局207は、親局200から受信した制御データと、取得したセンサ・データとに基づいて帰還演算を行い、モータ223、224に対する制御データを生成する。子局207は、作成した制御データを、各々、子局203、204を介してモータ223、224に出力する。
子局207、センサ213、214、及びモータ223、224と同様に、子局208、センサ215、216、及びモータ225、226もローカル帰還制御系を構成する。
図2は、親局200の構成の一例を示すブロック図である。尚、図2において、タイム・スロット割り当て記憶部300と、演算部302、フレーム生成部303、復調部307、及び通信成否判別部310とが相互に接続されている(図2の*を参照)。また、タイム・スロット・タイミング生成部301と、演算部302、フレーム生成部303、復調部307、及び通信成否判別部310とが相互に接続されている(図2の♯を参照)。
図2において、タイム・スロット割り当て記憶部300は、タイム・スロット割り当て表を記憶する。
図3は、タイム・スロット割り当て表の一例を示す図である。
TDMAフレームは32のタイム・スロットで構成され、タイム・スロットt0で開始され、タイム・スロットt31で終了する。タイム・スロット割り当て表は、タイム・スロット毎に、「送信局」、「受信局」、「データ種別」、及び「通信成否判別有効」の情報を有する。
「送信局」は、当該タイム・スロットにおいてデータを送信する端局を示す。「受信局」は、当該タイム・スロットにおいてデータを受信する端局を示す。「データ種別」は、当該タイム・スロットで伝送するデータの種別を示す。ここでいうデータは、通信成否データ、センサ・データ、制御データ、及びACKデータの何れかである。
「通信成否判別有効」は、通信成否を判別するタイム・スロットを示す。通信成否を判別するタイム・スロットは「有効」と設定されたタイム・スロットである。
タイム・スロット・タイミング生成部301は、タイム・スロットの間隔と同一の長さを有する時間毎に変化し、TDMAフレームを構成するタイム・スロット数と同一の状態数を有するカウンタである。タイム・スロット・タイミング生成部301は、カウンタの出力を、タイム・スロット・タイミング信号として、演算部302、フレーム生成部303、復調部307、及び通信成否判別部310に出力する。
本実施形態においては、タイム・スロット・タイミング信号は、タイム・スロットの間隔と同一の長さを有する時間毎に0、1、2、・・・、31、0、1、2、・・・、31、・・・と変化する。
また、本実施形態においては、各部の処理遅延は処理するデータによらず固定値であるものとする。そのため、タイム・スロット・タイミング信号で各部の動作を協調させ、TDMA方式による伝送にかかる処理を行うことができる。
演算部302は、電源投入後、タイム・スロット割り当て記憶部300からタイム・スロット割り当て表を読み出す(図3を参照)。演算部302には、復調部307から、センサ・データが入力される。演算部302は、タイム・スロット・タイミング信号とタイム・スロット割り当て表とに基づき、センサ・データの送信局を判別する。演算部302は、TDMAフレーム毎に、複数のセンサ・データとその送信局とに基づき、帰還演算を行い、自局が制御データを送信する各端局に対する制御データを生成する。演算部302は、生成した各端局に対する制御データを、当該制御データがフレーム生成部303によって読み出されるまで記憶する。
本実施形態においては、演算部302は、タイム・スロットt1、t2において各々子局201、202が送信したセンサ・データに基づき、子局201、202、207、208に対する制御データを生成する(図3を参照)。
フレーム生成部303は、電源投入後、タイム・スロット割り当て記憶部300からタイム・スロット割り当て表を読み出す(図3を参照)。フレーム生成部303は、読み出したタイム・スロット割り当て表を変調部304に出力する。その後、フレーム生成部303は、タイム・スロット・タイミング生成部301が出力するタイム・スロット・タイミング信号とタイム・スロット割り当て表とに基づき、演算部302又は通信成否判別部310から各々制御データ又は通信成否データを読み出す。このとき、フレーム生成部303は、タイム・スロット割り当て表に設定されたTDMAフレームを構成するタイミングで制御データ又は通信成否データを読み出す。フレーム生成部303は読み出した制御データ又は通信成否データを変調部304に出力する。
本実施形態においては、フレーム生成部303は、タイム・スロットt0において通信成否データを送信するように、通信成否判別部310から通信成否データを読み出す。また、フレーム生成部303は、タイム・スロットt4、t6、t8、t10において各々子局201、202、207、208に対する制御データを送信するように、演算部302から各端局に対する制御データを読み出す(図3を参照)。
変調部304は、フレーム生成部303から入力されたデータをバス230における伝送に適合した信号に変調する。変調部304は、変調した信号を伝送路出力部305に出力する。
伝送路出力部305は、変調部304が出力した信号をバス230に出力する。
伝送路入力部306は、バス230上の信号を復調部307に出力する。
復調部307は、タイム・スロット・タイミング生成部301が出力するタイム・スロット・タイミング信号と、タイム・スロット割り当て表とに基づいて以下の処理を行う。まず、復調部307は、伝送路入力部306が出力した信号を復調し、自局宛に送信されたセンサ・データ又はACKデータを再生する。復調部307は、復調した信号がセンサ・データである場合、当該センサ・データを、再生する度に、演算部302と誤り判別部308に出力する。一方、復調した信号がACKデータである場合も同様に復調部307は、当該ACKデータをACK判別部309に出力する。
本実施形態においては、復調部307は、タイム・スロットt1、t2において各々子局201、202が送信したセンサ・データを演算部302に出力する。また、復調部307は、タイム・スロットt5、t7、t9、t11、t13、t15、t18、t20、t22、t24、t27、t29にて各々子局201、202、207、208、207、207、203、204、208、208、205、206が送信したACKデータをACK判別部309に出力する。
誤り判別部308は、復調部307から入力されたセンサ・データの誤り判別を行う。誤り判別は、バス230上で伝送されるデータを、誤り判別可能な方式で符号化することにより、実現される。誤り判別部308は、誤り判別を行う度に判別結果を通信成否判別部310に出力する。
ACK判別部309は、復調部307から入力されたACKデータが、ACKを示すデータとして規定されたデータであるか否かを判別する。ACK判別部309は、ACK判別を行う度に、判別結果を通信成否判別部310に出力する。
通信成否判別部310は、タイム・スロット・タイミング信号とタイム・スロット割り当て表とに基づき、直前のTDMAフレームでの子局との通信の成否を判別する。通信成否の判別は、タイム・スロット割り当て表にて通信成否判別が有効に設定されたタイム・スロットで伝送されたデータについてのみ行う。通信成否判別部310は、通信成否判別が有効に設定されたタイム・スロットで伝送されたセンサ・データの誤り判別結果と、通信成否判別が有効に設定されたタイム・スロットで伝送されたACKデータの判別結果とに基づいて通信の成否を判別する。通信成否判別部310は、直前のTDMAフレームでの全ての判別結果が、「誤りなし」又は「ACKデータの正常受信」を示す場合、通信成功と判別する。そうでない場合、通信失敗と判別する。通信成否判別部310は通信成否の判別結果を、当該通信成否の判別結果がフレーム生成部303によって読み出されるまで記憶する。
本実施形態においては、通信成否の判別は、親局200宛に送信された全てのセンサ・データとACKデータについて行う。
図4は、子局207の構成の一例を示すブロック図である。尚、子局207、208は同じ構成を有するので、ここでは、子局208の詳細な説明及び図示を省略する。図4において、タイム・スロット割り当て記憶部400と、演算部402、フレーム生成部403、及び復調部407とが相互に接続されている(図4の*を参照)。また、タイム・スロット・タイミング生成部401と、演算部402、フレーム生成部403、及び復調部407とが相互に接続されている(図4の♯を参照)。
図4において、タイム・スロット割り当て記憶部400は、復調部407から入力されたタイム・スロット割り当て表を記憶する。本実施形態では、タイム・スロット割り当て記憶部400に記憶されるタイム・スロット割り当て表は、図3に示した、親局200のタイム・スロット割り当て記憶部300に記憶されているそれと同一のものである。タイム・スロット割り当て記憶部400は、電源投入後、復調部407から新規のタイム・スロット割り当て表が入力され、それを記憶すると、その旨を各部に通知する。
子局207、208の初期設定はこれにより完了する。
タイム・スロット・タイミング生成部401は、タイム・スロットの間隔と同一の長さを有する時間毎に変化し、TDMAフレームを構成するタイム・スロット数と同一の状態数を有するカウンタである。タイム・スロット・タイミング生成部401は、カウンタの出力を、タイム・スロット・タイミング信号として、演算部402、フレーム生成部403、及び復調部407に出力する。
本実施形態においては、タイム・スロット・タイミング信号は、タイム・スロットの間隔と同一の長さを有する時間毎に0、1、2、・・・、31、0、1、2、・・・、31、・・・と変化する。
また、本実施形態においては、各部の処理遅延は処理するデータによらず固定値であるものとする。そのため、タイム・スロット・タイミング信号で各部の動作を協調させ、TDMA方式による伝送にかかる処理を行うことができる。
演算部402は、初期設定完了後、タイム・スロット割り当て記憶部400からタイム・スロット割り当て表を読み出す(図3を参照)。演算部402には、復調部407から、制御データとセンサ・データとが入力される。演算部402は、タイム・スロット・タイミング信号とタイム・スロット割り当て表とに基づき、センサ・データの送信局を判別する。演算部402は、TDMAフレーム毎に、制御データと、複数のセンサ・データと、それら複数のセンサ・データの送信局とに基づき、帰還演算を行い、自局が制御データを送信する各端局に対する制御データを生成する。演算部402は、生成した各端局に対する制御データを、当該制御データがフレーム生成部403により読み出されるまで記憶する。
このとき、演算部402は、通信成否判別部408から入力された通信成否の判別結果に基づいて、以下の処理を行う。演算部402は、通信成否の判別結果が通信成功である場合、直前のTDMAフレームにて受信した制御データを有効なものとし、それに基づいて帰還演算を行う。そうでない場合、演算部402は、直前のTDMAフレームにて受信した制御データを無効なものとし、それ以前のTDMAフレームにて受信した有効な制御データに基づいて帰還演算を行う。
本実施形態では演算部402は、直前のTDMAフレームのタイム・スロットt8で親局200が送信した制御データと、タイム・スロットt12、t14で各々子局203、204が送信したセンサ・データとに基づき、当該子局に対する制御データを生成する。このとき、子局207の演算部402は、タイム・スロットt0において親局200から受信した通信成否データに基づいて、直前のTDMAフレームにて親局200が送信した制御データを有効又は無効とする。子局208の演算部402についても、子局207の演算部402と同様の動作を行う。
フレーム生成部403は、初期設定完了後、タイム・スロット・タイミング信号とタイム・スロット割り当て表とに基づき、演算部402又はACK生成部410から、各々制御データ又はACKデータを読み出す。このとき、フレーム生成部403は、タイム・スロット割り当て表に設定されたTDMAフレームを構成するタイミングで制御データ又はACKデータを読み出す。フレーム生成部403は読み出した制御データ又はACKデータを変調部404に出力する。
本実施形態においては、子局207のフレーム生成部403は、タイム・スロットt9、t13、t15においてACKデータを送信するように、ACK生成部410からACKデータを読み出す。また、フレーム生成部403は、タイム・スロットt17、t19において各々子局203、204に対する制御データを送信するように、演算部402から各端局に対する制御データを読み出す。子局208のフレーム生成部403についても、子局207のフレーム生成部403と同様の動作を行う。
変調部404は、フレーム生成部403から入力されたデータをバス230における伝送に適合した信号に変調する。変調部404は、変調した信号を伝送路出力部405に出力する。
伝送路出力部405は、変調部404が出力した信号をバス230に出力する。
伝送路入力部406は、バス230上の信号を復調部407に出力する。
復調部407は、電源投入後、親局200が送信したタイム・スロット・タイミング表を伝送路入力部406が入力すると、それをタイム・スロット・割り当て記憶部400に出力する。その後、復調部407は、タイム・スロット・タイミング信号とタイム・スロット割り当て表とに基づいて以下の処理を行う。まず、復調部407は、伝送路入力部406が出力した信号を復調し、自局宛に送信された制御データ、センサ・データ、又は通信成否データを再生する。復調部407は、再生した制御データ又はセンサ・データを、演算部402と誤り判別部409に出力する。また、復調部407は、通信成否データを、通信成否判別部408に出力する。
本実施形態では、子局207の復調部407は、タイム・スロットt8において親局200が送信した制御データ、又はタイム・スロットtt12、t14において各々子局203、304が送信したセンサ・データを演算部402と誤り判別部409に出力する。また、復調部407は、タイム・スロットt0において親局200が送信した通信成否データを通信成否判別部408に出力する。子局208の復調部407についても、子局207の復調部407と同様の動作を行う。
通信成否判別部408は、復調部407から入力された通信成否データが、通信成功を示すデータ又は通信失敗を示すデータの何れであるかを判別する。通信成否判別部408は、通信成否判別を行う度に、判別結果を演算部402に出力する。
誤り判別部409は、復調部407から入力された制御データ及び/又はセンサ・データの誤り判別を行う。誤り判別は、バス230上で伝送されるデータを、誤り判別可能な方式で符号化することにより、容易に実現される。誤り判別部409は、誤り判別を行う度に、判別結果をACK生成部410に出力する。
ACK生成部410は、誤り判別部409から誤り判別結果が入力される度に、ACKデータを生成し、フレーム生成部403により読み出されるまで当該ACKデータを記憶する。ACK生成部410は、誤り判別部409から入力される誤り判別結果が、「誤りなし」を示す場合、ACK(肯定応答)を示すデータとして規定されたデータを生成する。そうでない場合、ACK生成部410は、否定応答を示すデータとしてヌル・データを生成する。
図5は、子局201の構成の一例を示すブロック図である。尚、子局201〜206は同じ構成を有するので、ここでは、子局202〜206の詳細な説明及び図示を省略する。図5において、タイム・スロット割り当て記憶部500と、フレーム生成部503、復調部507、及びモータ出力部512とが相互に接続されている(図5の*を参照)。また、タイム・スロット・タイミング生成部401と、フレーム生成部503、復調部507、及びモータ出力部512とが相互に接続されている(図5の♯を参照)。
図5において、タイム・スロット割り当て記憶部500は、復調部507から入力されたタイム・スロット割り当て表を記憶する。本実施形態では、タイム・スロット割り当て記憶部500に記憶されるタイム・スロット割り当て表は、図3に示した、親局200のタイム・スロット割り当て記憶部300に記憶されているそれと同一のものである。タイム・スロット割り当て記憶部500は、電源投入後、復調部507から新規のタイム・スロット割り当て表が入力され、それを記憶すると、その旨を各部に通知する。
子局201〜206の初期設定はこれにより完了する。
タイム・スロット・タイミング生成部501は、タイム・スロットの間隔と同一の長さを有する時間毎に変化し、TDMAフレームを構成するタイム・スロット数と同一の状態数を有するカウンタである。タイム・スロット・タイミング生成部501は、カウンタの出力を、タイム・スロット・タイミング信号として、モータ出力部512、フレーム生成部503、及び復調部507に出力する。
本実施形態においては、タイム・スロット・タイミング信号は、タイム・スロットの間隔と同一の長さを有する時間毎に0、1、2、・・・、31、0、1、2、・・・、31、・・・と変化する。
また、本実施形態においては、各部の処理遅延は処理するデータによらず固定値であるものとする。そのため、タイム・スロット・タイミング信号で各部の動作を協調させ、TDMA方式による伝送にかかる処理を行うことができる。
フレーム生成部503は、初期設定完了後、タイム・スロット・タイミング信号とタイム・スロット割り当て表とに基づき、センサ入力部511又はACK生成部410から各々センサ・データ又はACKデータを読み出す。このとき、フレーム生成部503は、タイム・スロット割り当て表に設定されたTDMAフレームを構成するタイミングでセンサ・データ又はACKデータを読み出す。フレーム生成部503は読み出したセンサ・データ又はACKデータを変調部504に出力する。
本実施形態においては、子局201のフレーム生成部503は、タイム・スロットt5においてACKデータを送信するように、ACK生成部510からACKデータを読み出す。また、フレーム生成部503は、タイム・スロットt1においてセンサ・データを送信するように、センサ入力部511からセンサ・データを読み出す。子局202〜206のフレーム生成部503についても、子局201のフレーム生成部503と同様の動作を行う。
変調部504は、フレーム生成部503から入力されたデータをバス230における伝送に適合した信号に変調する。変調部504は、変調した信号を伝送路出力部505に出力する。
伝送路出力部505は、変調部504が出力した信号をバス230に出力する。
伝送路入力部506は、バス230上の信号を復調部507に出力する。
復調部507は、電源投入後、親局200が送信したタイム・スロット・タイミング表を伝送路入力部506が入力すると、それをタイム・スロット・割り当て記憶部500に出力する。その後、復調部507は、タイム・スロット・タイミング信号とタイム・スロット割り当て表とに基づいて以下の処理を行う。まず、復調部507は、伝送路入力部506が出力した信号を復調し、自局宛に送信された制御データ又は通信成否データを再生する。復調部507は、再生した制御データをモータ出力部512と誤り判別部509に出力する。また、復調部507は、通信成否データを、通信成否判別部508に出力する。
本実施形態においては、子局201の復調部507は、タイム・スロットt4において親局200が送信した制御データをモータ出力部512と誤り判別部509に出力する。また、復調部507は、タイム・スロットt0において親局200が送信した通信成否データを通信成否判別部508に出力する。子局202〜206の復調部507についても、子局201の復調部507と同様の動作を行う。
通信成否判別部508は、復調部507から入力された通信成否データが、通信成功を示すデータ又は通信失敗を示すデータの何れであるかを判別する。通信成否判別部508は、通信成否判別を行う度に、判別結果をモータ出力部512に出力する。
誤り判別部509は、復調部507から入力された制御データの誤り判別を行う。誤り判別は、バス230上で伝送されるデータを、誤り判別可能な方式で符号化することにより、容易に実現される。誤り判別部509は、誤り判別を行う度に、判別結果をACK生成部510に出力する。
ACK生成部510は、誤り判別部509から誤り判別結果を入力される度に、ACKデータを生成し、フレーム生成部503により読み出されるまで当該ACKデータを記憶する。ACK生成部510は、誤り判別部509から入力される誤り判別結果が、「誤りなし」を示す場合、ACK(肯定応答)を示すデータとして規定されたデータを生成する。そうでない場合、ACK生成部510は、否定応答を示すデータとしてヌル・データを生成する。
センサ入力部511は、センサ211が出力するアナログ信号をアナログ/デジタル(A/D)変換し、センサ・データを生成し、記憶する。
モータ出力部512は、復調部507から入力された制御データをデジタル/アナログ(D/A)変換してモータの駆動信号を生成し、モータ221に出力する。
このとき、モータ出力部512は、通信成否判別部508から入力された通信成否の判別結果に基づいて、以下の処理を行う。モータ出力部512は、通信成否の判別結果が「通信成功」である場合、直前のTDMAフレームにて受信した制御データを有効なものとし、それに基づいて駆動信号を生成する。そうでない場合、モータ出力部512は、直前のTDMAフレームにて受信した制御データを無効なものとし、それ以前のTDMAフレームにて受信した有効な制御データに基づいて駆動信号を生成する。
図6は、通信システムにおける通信のシーケンスの一例を示す図である。図6は、これまで説明してきた各端局、各部の動作の結果として得られるものである。以下、通信システムにおける通信のシーケンスを説明する。
システムに電源が投入されると、システムの初期設定が行われる。システムの初期設定は以下のように行われる。まず、親局200は、子局201〜206にタイム・スロット・割り当て表を送信する。子局201〜206は、タイム・スロット・割り当て表を受信すると、それをタイム・スロット割り当て記憶部400、500に記憶する。以上の処理により初期設定は完了する。
以後、各端局は、図3に示したタイム・スロット割り当て表に基づいて動作する。以下、初期設定完了後の動作を説明する。
タイム・スロットt1において、子局201は、センサ・データを親局200に送信する。タイム・スロットt2において、子局202は、センサ・データを親局200に送信する。
親局200は、子局201、202から受信したセンサ・データに基づいて子局201、202に対する制御データを生成する。
タイム・スロットt4において、親局200は、子局201に対する制御データを子局201に送信する。
タイム・スロットt5において、子局201は、先に受信した制御データに対するACKデータを親局200に送信する。
タイム・スロットt6〜t11においては、タイム・スロットt4、t5と同様に、親局200は、子局202、207、208との間で制御データとACKデータとを送受信する。
タイム・スロットt12において、子局203は、センサ・データを子局207に送信する。
タイム・スロットt13において、子局207は、先に受信したセンサ・データに対するACKを親局200に送信する。
タイム・スロットt14において、子局204は、センサ・データを子局207に送信する。
タイム・スロットt15において、子局207は、先に受信したセンサ・データに対するACKを親局200に送信する。
子局207は、子局203、204から受信したセンサ・データに基づいて子局203、204に対する制御データを生成する。
タイム・スロットt17において、子局207は、子局203に対する制御データを子局203に送信する。
タイム・スロットt18において、子局203は、先に受信した制御データに対するACKデータを親局200に送信する。
タイム・スロットt19において、子局207は、子局204に対する制御データを子局204に送信する。
タイム・スロットt20において、子局204は、先に受信した制御データに対するACKデータを親局200に送信する。
タイム・スロットt21〜29においては、タイム・スロットt12〜t20と同様に、親局200と子局205、206、208との間でセンサ・データ、制御データ、ACKデータの送受信を行う。
親局200は、先のタイム・スロットt1、t2、t5、t7、t9、t11、t13、t15、t18、t20、t22、t24、t27、t29において受信したセンサ・データ及び/又はACKデータに基づいて、通信の成否を判別する。そして、親局200は、判別した結果に基づいて通信成否データを生成する。
タイム・スロットt0において、親局200は先に生成した通信成否データを子局201〜208に送信する。通信成否データを受信した子局201〜208は、それに基づき、各々が直前のTDMAフレームにて受信した制御データを有効又は無効として扱う。
本実施形態では、親局200が送信する通信成否データが「通信失敗」を示す場合、直前のTDMAフレームで伝送した制御データを無効なものとし、それ以前のTDMAフレームにて受信した有効な制御データに基づいてモータ221〜226を制御するとした。しかし、この場合のモータ221〜226の制御方法としては様々なものが考えられる。例えば、親局200が送信する通信成否データが通信失敗を示す場合、子局201〜206の各々に予め記憶された所定の制御データを用いて制御すること等が考えられる。すなわち、親局200が送信する通信成否データが通信失敗を示す場合のモータ221〜226の制御方法は、前述したものに限定されない。
以上のように本実施形態では、各子局201〜208は、センサ・データや制御データ等のデータを受信すると、それらのデータの送信元に関わらず、当該データの確認応答の一例であるACKデータを親局200に送信する。そして、親局200は、タイム・スロットt0において、通信成否を示す通信成否データを各子局201〜208に送信する。子局201〜208は、通信成否データが「通信成功」である場合、直前のTDMAフレームにて受信した制御データに基づきモータ221〜226を駆動させる。一方、通信成否データが「通信失敗」である場合、子局201〜208は、それ以前のTDMAフレームにて受信した有効な制御データに基づきモータ221〜226を駆動させる。したがって、周期的に繰り返される所定期間で行われる各端局間の通信の結果に基づいて、データの通信の当事者でない第三者を含む複数の端局を、帯域利用効率を良好にして、同期して動作させることができる。これにより、複数の可動部を同期して動作させるような機器制御を行うに際し、短い制御周期で制御を行ったり、多くの可動部の制御を行ったりすることが可能となる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、タイム・スロットt0において通信成否データを各子局201〜208に送信する場合を例に挙げて説明した。これに対し、本実施形態では、通信成否データを各子局201〜208に送信するタイム・スロットが異なる場合を例に挙げて説明する。したがって、本実施形態と第1の実施形態とは、通信成否を判別する期間と、通信成否データが伝送されるタイム・スロットとの関係が主として異なる。よって、本実施形態の説明において、第1の実施形態と同一の部分については、図1〜図6に付した符号と同一の符号を付す等して詳細な説明を省略する。
図7は、タイム・スロット割り当て表の一例を示す図である。また、図8は、通信システムにおける通信のシーケンスの一例を示す図である。本実施形態は、タイム・スロット割り当て表として図7に示すものを使用することを除けば、第1の実施形態と同一の構成で実現できる。
以下、本実施形態の通信システムにおける通信のシーケンスの一例について、第1の実施形態と異なる部分のみ説明する。
タイム・スロットt0において、端局間の通信は行わない。
タイム・スロットt3において、親局200は先に生成した通信成否データを子局201〜208に送信する。通信成否データを受信した子局201〜208は、それに基づき、各々が直前のTDMAフレームにて受信した制御データを有効又は無効として扱う。
本実施形態では、親局200は、通信成否を判別する期間の途中であるタイム・スロットt3において、通信成否を示す通信成否データを各子局201〜208に送信する。したがって、前述した第1の実施形態で説明した効果に加えて、各端局における演算処理のタイミング等の都合により、通信成否を判別する期間と、通信成否データが伝送されるタイム・スロットとの関係を柔軟に設定することが可能になるという効果が得られる。
尚、通信成否データを送信するタイム・スロットは、タイム・スロットt3に限定されるものではない。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第1、第2の実施形態では、通信システム内の全てのモータ221〜226を同期させる場合を例に挙げて説明した。これに対し、本実施形態では、通信システム内の一部のモータを他のモータと非同期で動作させる場合を例に挙げて説明する。したがって、本実施形態と第1の実施形態とは、通信成否を判別するタイム・スロットが主として異なる(一部のタイム・スロットについて通信成否判別有効を「無効」とした)。よって、本実施形態の説明において、第1の実施形態と同一の部分については、図1〜図6に付した符号と同一の符号を付す等して詳細な説明を省略する。
図9は、タイム・スロット割り当て表の一例を示す図である。また、図10は、通信システムにおける通信のシーケンスの一例を示す図である。本実施形態は、タイム・スロット割り当て表として図9に示すものを使用することを除けば、第1の実施形態と同一の構成で実現できる。
以下、本実施形態の通信システムにおける通信のシーケンスの一例について、第1の実施形態と異なる部分のみ説明する。
親局200は、先のタイム・スロットt2、t5、t7、t9、t11、t13、t15、t18、t20、t22、t24、t27、t29において受信したセンサ・データ及び/又はACKデータに基づいて、通信の成否を判別し、通信成否データを生成する。
タイム・スロットt0において、親局200は、先に生成した通信成否データを子局202〜208に送信する。通信成否データを受信した子局202〜208は、それに基づき、各々が先に受信した制御データを有効又は無効として扱う。
本実施形態においては、各々、タイム・スロットt1、t5において子局201から親局200宛に伝送されるセンサ・データ、ACKデータについての通信成否の判別は無効に設定されている。また、通信成否判別データは、子局201を除く子局202〜208宛に伝送される。そのため、子局201に接続されるモータ221を他のモータ222〜226と非同期に動作させることができる。
本実施形態では、タイム・スロット割り当て表において、一部のタイム・スロットについて通信成否判別有効を「無効」とした。したがって、前述した第1の実施形態で説明した効果に加えて、一部の子局に接続される機器であるモータを他の子局に接続される機器であるモータと非同期に動作させることが可能になるという効果が得られる。
尚、本実施形態においても、第2の実施形態で説明したように、通信成否を判別する期間の途中であるタイム・スロットにおいて、通信成否データを送信する構成とすることができる。また、通信成否判別有効を「無効」とする対象は子局201に限定されない。また、通信成否判別有効を「無効」とする対象を複数の子局としてもよい。
以上説明してきた実施形態によれば、各端局における演算処理のタイミング等の都合により、通信成否の判別期間と、通信成否データが伝送されるタイム・スロットとの関係を柔軟に設定できる。また、一部の子局に接続される機器を他の端局と非同期に動作させることができる。
尚、前述した各実施形態では、例えば、親局200が主制御部の一例であり、子局201〜208が副制御部の一例となる。また、主制御部の受信手段は、第1、第3の実施形態では、例えば、タイム・スロットt1、t3、t5、t7、t9、t11、t13、t15、t18、t20、t24、t27、t29の処理で実現される。また、第2の実施形態では、例えば、タイム・スロットt1、t2、t5、t7、t9、t11、t13、t15、t18、t20、t22、t24、t27、t29の処理で実現される。また、主制御部の送信手段は、第1、第3の実施形態では、例えば、タイム・スロットt0の処理で実現される。また、第2の実施形態では、例えば、タイム・スロットt3の処理で実現される。また、副制御部の受信手段は、例えば、タイム・スロットt4、t6、t8、t10、t12、t14、t17、t19、t21、t23、t26、t28の処理で実現される。また、副制御部の送信手段は、例えば、タイム・スロットt5、t7、t9、t11、t13、t15、t18、t20、t22、t24、t27、t29の処理で実現される。また、副制御部の第2の送信手段は、例えば、タイム・スロットt17、t19、t26、t28の処理で実現される。
(本発明の他の実施形態)
前述した本発明の実施形態における通信システムを構成する各手段、並びに通信制御方法の各ステップは、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システムあるいは装置に供給するものを含む。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体、及びそのプログラムが記憶された記憶媒体も含まれる。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
尚、前述した各実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
200 親局、201〜206 子局、211〜216 センサ、221〜226 モータ

Claims (10)

  1. 主制御部と、前記主制御部の制御に基づいて動作する複数の副制御部とを含む複数の端局のそれぞれが相互に通信可能に接続されて構成され、各端局間の通信が周期的に繰り返される所定の期間で行われる通信システムであって、
    前記複数の副制御部は、データを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信されたデータに対する確認応答に係るデータを生成する生成手段と、
    前記受信手段により受信されたデータの送信元に関わらず、前記生成手段により生成された、確認応答に係るデータを前記主制御部に送信する送信手段と、を有し、
    前記主制御部は、前記確認応答に係るデータを前記副制御部から受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された確認応答に係るデータに基づいて、前記所定の期間における前記副制御部との通信の成否を示すデータを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された、通信の成否を示すデータを前記副制御部に送信する送信手段と、を有することを特徴とする通信システム。
  2. 前記主制御部が有する受信手段は、前記副制御部により制御される装置の帰還制御に係るデータを当該副制御部から受信し、
    前記主制御部が有する前記生成手段は、前記確認応答に係るデータと、前記装置の帰還制御に係るデータとに基づいて、前記所定の期間における前記副制御部との通信の成否を示すデータを生成することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記副制御部は、他の副制御部に対する制御データを当該他の副制御部に送信する第2の送信手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 前記副制御部が有する前記受信手段は、当該副制御部に対する制御データを前記主制御部から受信することと、他の副制御部により制御される装置の帰還制御に係るデータを当該他の副制御部から受信することとを行い、
    前記副制御部が有する前記生成手段は、前記受信手段により受信された、制御データと、装置の帰還制御に係るデータとに基づいて、前記受信手段により受信されたデータに対する確認応答に係るデータを生成することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の通信システム。
  5. 前記主制御部が有する前記送信手段は、前記複数の副制御部のうち、前記所定の期間における通信の成否を判別することが設定された副制御部に、前記生成手段により生成された、通信の成否を示すデータを送信することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の通信システム。
  6. 主制御部と、前記主制御部の制御に基づいて動作する複数の副制御部とを含む複数の端局のそれぞれが相互に通信可能に接続されて構成され、各端局間の通信が周期的に繰り返される所定の期間で行われる通信システムにおける通信制御方法であって、
    前記複数の副制御部は、データを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにより受信されたデータに対する確認応答に係るデータを生成する生成ステップと、
    前記受信ステップにより受信されたデータの送信元に関わらず、前記生成ステップにより生成された、確認応答に係るデータを前記主制御部に送信する送信ステップと、を行い、
    前記主制御部は、前記確認応答に係るデータを前記副制御部から受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにより受信された確認応答に係るデータに基づいて、前記所定の期間における前記副制御部との通信の成否を示すデータを生成する生成ステップと、
    前記生成ステップにより生成された、通信の成否を示すデータを前記副制御部に送信する送信ステップと、を行うことを特徴とする通信制御方法。
  7. 前記主制御部が行う受信ステップは、前記副制御部により制御される装置の帰還制御に係るデータを当該副制御部から受信し、
    前記主制御部が行う前記生成ステップは、前記確認応答に係るデータと、前記装置の帰還制御に係るデータとに基づいて、前記所定の期間における前記副制御部との通信の成否を示すデータを生成することを特徴とする請求項6に記載の通信制御方法。
  8. 前記副制御部は、他の副制御部に対する制御データを当該他の副制御部に送信する第2の送信ステップを有することを特徴とする請求項6又は7に記載の通信制御方法。
  9. 前記副制御部が行う前記受信ステップは、当該副制御部に対する制御データを前記主制御部から受信することと、他の副制御部により制御される装置の帰還制御に係るデータを当該他の副制御部から受信することとを行い、
    前記副制御部が行う前記生成ステップは、前記受信ステップにより受信された、制御データと、装置の帰還制御に係るデータとに基づいて、前記受信ステップにより受信されたデータに対する確認応答に係るデータを生成することを特徴とする請求項6〜8の何れか1項に記載の通信制御方法。
  10. 前記主制御部が行う前記送信ステップは、前記複数の副制御部のうち、前記所定の期間における通信の成否を判別することが設定された副制御部に、前記生成ステップにより生成された、通信の成否を示すデータを送信することを特徴とする請求項6〜9の何れか1項に記載の通信制御方法。
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