JP5322611B2 - 光学観察装置 - Google Patents

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Description

本発明は、双眼鏡や単眼鏡等の接眼光学系を有する光学観察装置に関する。
光学観察装置は、観察者の眼の位置を光学観察装置のアイポイントに合わせるために接眼用目当て環(アイカップ)を有する。観察者が裸眼の場合は、目当て環を接眼光学系に対して繰り出して観察者の眼の周囲の顔面に押し当てる。また、観察者が眼鏡使用者の場合は、目当て環を繰り込んで眼鏡に押し当てる。
例えば、双眼鏡の目当て環としては、接眼光学系に対して任意の位置に繰り出したり繰り込んだりすることができる繰り出し式の目当て環が用いられることがある。特に、カムを用いた回転繰り出し式の目当て環は、直進繰り出し式の目当て環に比べて任意の繰り出し位置での停止が容易である(特許文献1参照)。
特開2007−232764号公報
しかしながら、特許文献1にて開示された光学観察装置では、目当て環の内周面に設けられた非貫通のカム溝部に鏡筒に設けられた突起を導くために、目当て環の内周面に、目当て環の片方の開口部にて開口した導入溝部を設けている。このため、目当て環の組み付けは容易であるが、目当て環が鏡筒から外れ易い構成となっている。
なお、特許文献1には、目当て環が容易に外れないように、鏡筒を2部品(第1の鏡筒及び第2の鏡筒)に分割し、目当て環を第1の鏡筒に取り付け、該第1の鏡筒を第2の鏡筒に螺合させた構成が開示されている。このような構成では、目当て環が鏡筒に対して容易には外れ難くなるが、鏡筒が2部品により構成されることで部品点数が増え、かつ2つの鏡筒を結合させるための空間を必要とするため、その分、目当て環が径方向に大きくなる。
このように、従来の回転繰り出し式の目当て環は、構成が複雑になり易く、小型化が困難であった。
本発明は、従来よりも単純な構成を有し、かつ小型化が可能であり、さらに容易に外れないようにした回転繰り出し式の目当て環を有する光学観察装置を提供する。
本発明の一側面としての光学観察装置は、接眼光学系の外周に配置された支持部材と、支持部材の外周に配置され、該支持部材に対して接眼光学系の光軸回りでの回転及び該接眼光学系の光軸方向での移動が可能である目当て環とを有する。支持部材と目当て環のうち第1の部材は、カムフォロア部を有し、支持部材と目当て環のうち第2の部材は、目当て環の回転に伴ってカムフォロア部との係合により該目当て環を光軸方向に移動させるカム溝部と、目当て環の支持部材に対する組み付け時において目当て環の回転に伴ってカムフォロア部をカム溝部に導入するための導入溝部とを有する。第1の部材と第2の部材のうち一方の部材は、係合部を有し、第1の部材と第2の部材のうち他方の部材は、係合部に係合して、カムフォロア部がカム溝部側から導入溝部側に戻る方向への目当て環の回転を阻止するストッパを有する。ストッパは、他方の部材に一体に、かつ弾性的に変位可能に設けられており、カムフォロア部が導入溝部に位置する状態では、所定の変形量で変形することにより、該ストッパの変位可能方向において該係合部に係合可能な位置から退避し、カムフォロア部がカム溝部における導入溝部側の端領域に位置する状態では、所定の変形量よりも小さい変形量で変形することにより、該係合部に係合可能な位置に変位することを特徴とする。
本発明は、第1の部材と第2の部材のうち一方の部材に一体に設けられ、弾性的に変位可能なストッパによって、目当て環の支持部材からの外れを阻止する構成を有する。このため、従来の回転繰り出し式の目当て環に比べて、簡単な構成で目当て環の外れを防止することができるとともに、部品点数や組立工程数を削減することができる。しかも、目当て環の径方向の大きさを小さくすることができる。
以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1である光学観察装置としての双眼鏡を上面から見たときの断面図である。
図1において、双眼鏡は、左右の対物光学系1L,1Rを保持する対物ユニット6L,6Rと、該対物ユニット6L,6Rを収容する本体5と、該本体5の後方(観察者側)に配置された左右の接眼ユニット8L,8Rを有する。
接眼ユニット8L,8Rは、正立光学系のポロプリズム7L,7Rと、左右の接眼光学系3L,3Rとを収容及び保持している。
接眼ユニット8L,8Rはそれぞれ、左右の接眼光学系3L,3Rの光軸4L,4Rのうち入射側部分が、左右の対物光学系1L,1Rの光軸2L,2Rの射出側部分に一致するように本体5の後部に取り付けられている。
なお、ポロプリズム7L,7Rに代えて、ダハプリズム、平行四辺形プリズム、ミラー等により構成される他の正立光学系を用いてもよい。
左右の接眼ユニット8L,8Rの接眼側(観察者側)には、接眼光学系3L,3Rの光軸回りでの回転及び接眼光学系3L,3Rの光軸方向での移動が可能である目当て環12が取り付けられている。目当て環12の外周には、ゴム等の弾性部材からなる目当てゴム9が取り付けられている。
図2には、図1に示したA−A線で切断したときの接眼ユニット8Lの一部の断面を示している。10は接眼光学系3Lを保持する接眼鏡筒であり、11Lは支持部材としての接眼固定枠である。接眼固定枠11Lは、接眼鏡筒10の外周(つまりは接眼光学系3Lの外周)に配置されており、接眼鏡筒10をその内周にて保持している。目当て環12は、接眼固定枠11Lの外周に、接眼光学系3Lの光軸回りでの回転及び接眼光学系3Lの光軸方向での移動が可能に配置されている。目当て環12は、双眼鏡のユーザによって回転操作される。
本実施例では、接眼固定枠11Lが第1の部材に相当し、かつ第1の部材及び第2の部材のうち一方の部材に相当する。また、目当て環12が第2の部材に相当し、かつ第1の部材及び第2の部材のうち他方の部材に相当する。
なお、図2及び後述する図3〜図9には、接眼ユニット8L側の構成を示しているが、この構成は接眼ユニット8R側でも同じである。
図3及び図9には、目当て環12と接眼固定枠11Lとを分解して示している。なお、これらの図では、目当てゴム9の図示を省略している。
また、図4、図5及び図6には、接眼固定枠11L(点線で示す)と目当て環12(実線で示す)とを周方向に展開し、これらを内周面側から見た図を示している。なお、図4は、目当て環12の接眼固定枠11Lに対する組み付け開始時を、図5は目当て環12の組み付け途中を、図6は目当て環12の組み付け完了時をそれぞれ示している。
さらに、図7及び図8には、接眼鏡筒10、接眼固定枠11L及び目当て環12を観察者側から見て示している。
図2〜図9において、目当て環12の周壁の内周面には、カム溝部12aと、目当て環12の対物側の開口部にて開口し、後述するカムフォロア部をカム溝部12aに導入するための導入溝部12dとが形成されている。カム溝部12aと導入溝部12dのそれぞれの観察者側の端部は、目当て環12の周方向に延びる連結溝部12eによって連結されている。
また、目当て環12の周壁におけるカム溝部12aとは異なる周方向位置には、該目当て環12に一体に形成され、かつ目当て環12(周壁)の径方向に弾性的に変位可能なストッパ12bが設けられている。
一方、接眼固定枠11Lの外周面には、目当て環12のカム溝部12aに係合するカムフォロア部(突起部)13が設けられている。目当て環12の接眼固定枠11Lに対する回転に伴い、該カムフォロア部13とカム溝部12aとの係合によって目当て環12が接眼固定枠11Lに対して光軸方向に移動する。
図9に示すように、カムフォロア部13は接眼固定枠11Lに対して金属製の別部材として形成され、接眼固定枠11Lに接着又は圧入によって取り付けられる。ただし、カムフォロア部13を、接眼固定枠11Lに一体に形成してもよい。
ここで、図4及び図5には、目当て環12の接眼固定枠11Lに対する組み付け時におけるカムフォロア部13の導入溝部12dに対する動きを示している。
導入溝部12dは、目当て環12の第1の方向(図4中の矢印方向)への回転に伴って、カムフォロア部13が導入溝部12d内を連結溝部12e(つまりはカム溝部12a)に向かって進むように形成されている。これにより、目当て環12は、接眼固定枠11Lに対して、図の上方である対物側に向かって移動する(繰り込まれる)。
図5に示すように、カムフォロア部13が導入溝部12dにおける連結溝部側の端部に到達した状態で、目当て環12が第1の方向とは反対の第2の方向(図5中の矢印方向)に回転されると、カムフォロア部13は連結溝部12e内をカム溝部12aに向かって進む。導入溝部12dの連結溝部側の端部は、言い換えれば、導入溝部12dと連結溝部12eとの境界部である。
図6には、図5に示した状態から、カムフォロア部13がカム溝部12aにおける連結溝部側(つまりは導入溝部側)の端部に到達した様子を示している。カム溝部12aにおける連結溝部側の端部は、言い替えれば、ガイド溝部12aと連結溝部12eとの境界部である。この状態から、目当て環12が第2の方向に回転されると、カムフォロア部13は、カム溝部12a内を連結溝部側の端部とは反対側の端部に向かって進む。これにより、目当て環12は、接眼固定枠11Lに対して、図の下方である観察者側に向かって移動する(繰り出される)。
なお、カムフォロア部13がカム溝部12aにおける連結溝部側の端部とは反対側の端部にある状態において、目当て環12が第1の方向に回転されると、カムフォロア部13は、カム溝部12a内を連結溝部側の端部に向かって進む。これにより、目当て環12は、接眼固定枠11Lに対して、対物側に向かって移動する(繰り込まれる)。
また、上述した導入溝部12d及びカム溝部12aの形状は例に過ぎず、本発明における導入溝部及びカム溝部の形状は他の形状であってもよい。
接眼固定枠11Lの観察者側の端部には、目当て環12のストッパ12bが周方向において係合可能な係合部11bが形成されている。ストッパ12bは、カムフォロア部13が導入溝部12d及び連結溝部12e内に位置する状態では、接眼固定枠11Lの外周面によって目当て環12の径方向外側に向かって押し出される。これにより、ストッパ12bは、該ストッパ12bの変位可能方向(目当て環12の径方向)において係合部11bに係合可能な位置から退避する。この様子を、図8に観察者側から見て示している。
また、ストッパ12bは、図6に示すように、カムフォロア部13がカム溝部12aにおける連結溝部側の端領域(導入溝部側の端領域)に位置するときに、接眼固定枠11Lの係合部11bに入り込む。すなわち、ストッパ12bは、その変位可能方向において係合部11bに係合可能な位置に変位する。この様子を、図7に観察者側から見て示している。これにより、ストッパ12bは、係合部11bに係合して、カムフォロア部13がカム溝部側から連結溝部側に戻る方向への目当て環12の回転を阻止する。
なお、ここにいう「カム溝部12aにおける連結溝部側の端領域(導入溝部側の端領域)」は、カム溝部12aにおける連結溝部側の端部(カム溝部12aと連結溝部12eとの境界)だけでなく、その近傍の範囲を含む意味である。
例えば、カムフォロア部13がカム溝部12aのうち連結溝部側の端部から少し対物側に進んだ領域で、ストッパ12bが係合部11bに係合可能な位置に変位する(係合部11に係合する)ようにしてもよい。これにより、目当て環12が接眼固定枠11Lに対して観察者側に少し繰り出してからストッパ12bが係合部11bに係合するため、目当て環12の組み付け時において該目当て環12を回転させる方向を間違えることがより少なくなる。
このように、本実施例では、カムフォロア部13が連結溝部12e内に入ったときから、目当て環12を同じ方向に回転させるだけで、容易に目当て環12を接眼固定枠11Lに対して組み付けることができる。
図6に示す状態から目当て環12を第2の方向に回転させると、ストッパ12bは変位可能方向に係合部11bと係合する位置のまま、目当て環12を観察者側に移動させる(繰り出させる)ことができる。
また、図3〜図6に示すように、目当て環(一方の部材)12の内周面には、周方向に位置が異なる複数のクリック凹部12cが形成されている。一方、接眼固定枠(他方の部材)11Lの外周面には、図3及び図9に示すように、接眼固定枠11Lと一体に形成され、かつ該接眼固定枠11Lの径方向に弾性的に変位可能なクリック凸部11cが設けられている。
カムフォロア部13がカム溝部12a内に位置する状態で目当て環12が接眼固定枠11Lに対して回転操作されると、該接眼固定枠11Lのクリック凸部11cは、目当て環12の回転に応じてこれらクリック凹部12cに対して係脱する。クリック凸部11cがクリック凹部12cに係合することで、目当て環12の回転操作にクリック感が生じるとともに、その回転位置(つまりは光軸方向位置)にて前記目当て環12を停止させることができる。
なお、クリック凸部11cは必ずしも弾性的に変位可能である必要はない。また、目当て環12の内周面にクリック凸部を設け、接眼固定枠11Lの外周面にクリック凹部を設けてもよい。
以上説明したように、本実施例では、目当て環12に弾性的に変位可能なストッパ12bを設け、カムフォロア部13がカム溝部12aにおける連結溝部側の端領域に位置する状態でストッパ12bが接眼固定枠11Lの係合部に係合する。これにより、カムフォロア部13が連結溝部側に戻る方向に回転することが阻止される。このような目当て環12の構成は、従来の回転繰り出し式の目当て環に比べて、その回転角を制限したりカムフォロア部の連結溝部への戻りを阻止したりするために設けられていた専用部品の数を減らす。このため、双眼鏡の組立工程数も削減される。
また、本実施例では、ストッパ12b及び係合部11bをそれぞれ目当て環12及び接眼固定枠11Lに一体に設けたため、目当て環12の径方向のサイズを小さくすることができる。このため、低コストでコンパクトな双眼鏡を実現することができる。
さらに、本実施例では、接眼固定枠11Lに取り付けられたカムフォロア部13は金属製であることで、係合する目当て環12の滑りを良くし、がたつきを低減している。ただし、カムフォロア部の材質はこの限りではない。また、カムフォロア部を接眼固定枠11Lに一体に設けることで、低コストでコンパクトな双眼鏡を実現することも可能である。
図10には、本発明の実施例2である双眼鏡における接眼ユニットの目当て環と接眼固定枠とを分解して示している。本実施例の双眼鏡は、基本的には実施例1の双眼鏡と同様な構成を有するが、ストッパが接眼固定枠に設けられ、該ストッパが係合可能な係合部が目当て環に設けられている点で実施例1と異なる。本実施例において、実施例1と共通する機能を有する部分については、実施例1と同じ名称を付す。また、実施例1と同じ要素については実施例1と同じ符号を付している。
図10において、接眼鏡筒20を保持する接眼固定枠21Lの外周に配置された目当て環22の内周面には、カム溝部22a、導入溝部22d及び連結溝部22eが形成されている。また、目当て環22の内周面におけるカム溝部22aと周方向にて異なる位置には、係合部22bが形成されている。
また、接眼固定枠21Lの外周面には、目当て環22のカム溝部22aと係合するカムフォロア部23が設けられている。
接眼固定枠21Lには、該接眼固定枠21Lの径方向において弾性的に変位可能なストッパ21bが一体に設けられている。
ストッパ21bは、カムフォロア部(突起部)23が導入溝部22d及び連結溝部22e内に位置する状態では、目当て環22の内周面によって接眼固定枠21Lの径方向内側に向かって押し込まれる。これにより、ストッパ21bは、該ストッパ21bの変位可能方向(接眼固定枠21Lの径方向)において係合部22bに係合可能な位置から退避する。
また、カムフォロア部23がカム溝部22a内における連結溝部側の端領域にあるときに、ストッパ21bは係合部22bに係合可能な位置に変位する。これにより、ストッパ21bは、係合部22bに係合して、カムフォロア部23がカム溝部側から連結溝部側に戻る方向への目当て環22の回転を阻止する。
カムフォロア部23がカム溝部22a内を移動する際には、係合部22bに係合可能な位置に変位したストッパ21bは、目当て環22の内周面において係合部22bからカム溝部22aと同じ形状を有するように延びる逃げ溝部22b′内を進む。
本実施例では、接眼固定枠21Lが第1の部材に相当し、かつ第1の部材及び第2の部材のうち他方の部材に相当する。また、目当て環22が第2の部材に相当し、かつ第1の部材及び第2の部材のうち一方の部材に相当する。
その他、接眼固定枠21Lには、これと一体に、かつ接眼固定枠21Lの径方向に弾性的に変位可能なクリック凸部21cが設けられている。また、目当て環22の内周面には、クリック凸部21cが目当て環22の回転に応じて係脱可能な複数のクリック凹部22cが形成されている。これらの機能は、実施例1にて説明したクリック凸部11c及びクリック凹部12cと同様であるため、これらについての説明は省略する。
本実施例でも、実施例1と同様の効果を得ることができる。
図11には、本発明の実施例3である双眼鏡における接眼ユニットの目当て環と接眼鏡筒とを分解して示している。本実施例の双眼鏡は、基本的には実施例1の双眼鏡と同様な構成を有し、目当て環の構成も実施例1と共通するが、カムフォロア部と係合部とが接眼鏡筒(支持部材)に設けられている点で実施例1と異なる。本実施例では、実施例1にて用いられた接眼固定枠が設けられていない。本実施例において、実施例1と共通する機能を有する部分については、実施例1と同じ名称を付している。また、実施例1と同じ要素については実施例1と同じ符号を付している。
図11において、接眼鏡筒30の外周に配置された目当て環32の内周面には、カム溝部32a、導入溝部32d及び連結溝部32eが形成されている。また、目当て環32の内周面におけるカム溝部32aと周方向にて異なる位置には、目当て環32の径方向において弾性的に変位可能なストッパ32bが目当て環32と一体に形成されている。
また、接眼鏡筒30の外周面には、目当て環32のカム溝部22aと係合するカムフォロア部33が設けられている。また、接眼鏡筒30には、ストッパ32bが係合可能な係合部30bが形成されている。
ストッパ32bは、カムフォロア部33が導入溝部32d及び連結溝部32e内に位置する状態では、接眼鏡筒30の外周面によって目当て環32の径方向外側に向かって押し出される。これにより、ストッパ32bは、該ストッパ32bの変位可能方向(目当て環32の径方向)において係合部30bに係合可能な位置から退避する。
また、カムフォロア部33がカム溝部32a内における連結溝部側の端領域にあるときに、ストッパ32bは係合部30bに係合可能な位置に変位する。これにより、ストッパ32bは、係合部30bに係合して、カムフォロア部33がカム溝部側から連結溝部側に戻る方向への目当て環32の回転を阻止する。
本実施例では、接眼鏡筒30が第1の部材に相当し、かつ第1の部材及び第2の部材のうち一方の部材に相当する。また、目当て環32が第2の部材に相当し、かつ第1の部材及び第2の部材のうち他方の部材に相当する。
その他、接眼鏡筒30には、これと一体に、かつ接眼鏡筒30の径方向に弾性的に変位可能なクリック凸部30cが設けられている。また、目当て環32の内周面には、クリック凸部30cが目当て環32の回転に応じて係脱可能な複数のクリック凹部32cが形成されている。これらの機能は、実施例1にて説明したクリック凸部11c及びクリック凹部12cと同様であるため、これらについての説明は省略する。
本実施例でも、実施例1と同様の効果を得ることができる。
図12は、本発明の実施例4である双眼鏡における接眼ユニットの目当て環と接眼鏡筒とを分解して示している。本実施例の双眼鏡は、基本的には実施例1の双眼鏡と同様な構成を有し、目当て環の構成は実施例2と共通するが、カムフォロア部とストッパが接眼鏡筒(支持部材)に設けられている点で実施例2と異なる。本実施例では、実施例1にて用いられた接眼固定枠が設けられていない。本実施例において、実施例1及び2と共通する機能を有する部分については、これら実施例と同じ名称を付している。また、実施例1と同じ要素については実施例1と同じ符号を付している。
図12において、接眼鏡筒40の外周に配置された目当て環42の内周面には、カム溝部42a、導入溝部42d及び連結溝部(導入溝部の一部)42eが形成されている。また、目当て環42の内周面におけるカム溝部42aと周方向にて異なる位置には、係合部42bが形成されている。
また、接眼鏡筒40の外周面には、目当て環42のカム溝部42aと係合するカムフォロア部43が設けられている。
接眼鏡筒40には、該接眼鏡筒40の径方向において弾性的に変位可能なストッパ40bが一体に設けられている。
ストッパ40bは、カムフォロア部43が導入溝部42d及び連結溝部42e内に位置する状態では、目当て環42の内周面によって接眼鏡筒40の径方向内側に向かって押し込まれる。これにより、ストッパ40bは、該ストッパ40bの変位可能方向(接眼鏡筒40の径方向)において係合部42bに係合可能な位置から退避する。
また、カムフォロア部43がカム溝部42a内における連結溝部側の端領域にあるときに、ストッパ40bは係合部42bに係合可能な位置に変位する。これにより、ストッパ40bは、係合部42bに係合して、カムフォロア部43がカム溝部側から連結溝部側に戻る方向への目当て環42の回転を阻止する。
カムフォロア部43がカム溝部42a内を移動する際には、係合部42bに係合可能な位置に変位したストッパ40bは、目当て環42の内周面において係合部42bからカム溝部42aと同じ形状を有するように延びる逃げ溝部42b′内を進む。
本実施例では、接眼鏡筒40が第1の部材に相当し、かつ第1の部材及び第2の部材のうち他方の部材に相当する。また、目当て環42が第2の部材に相当し、かつ第1の部材及び第2の部材のうち一方の部材に相当する。
その他、接眼鏡筒40には、これと一体に、かつ接眼鏡筒40の径方向に弾性的に変位可能なクリック凸部40cが設けられている。また、目当て環42の内周面には、クリック凸部40cが目当て環42の回転に応じて係脱可能な複数のクリック凹部42cが形成されている。これらの機能は、実施例1にて説明したクリック凸部11c及びクリック凹部12cと同様であるため、これらについての説明は省略する。
本実施例でも、実施例1と同様の効果を得ることができる。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
例えば、上記各実施例では、目当て環にカム溝部や導入溝部を形成し、支持部材としての接眼固定枠又は接眼鏡筒にカムフォロア部を設けた場合について説明した。しかし、支持部材(第2の部材)にカム溝部や導入溝部を形成し、目当て環(第1の部材)にカムフォロア部を設けてもよい。
また、上記各実施例では、双眼鏡について説明したが、本発明は、望遠鏡や単眼鏡等の他の光学観察装置にも適用することができる。
本発明の実施例1である双眼鏡の上面断面図。 図1のA−A断面図。 実施例1の双眼鏡の一部の分解斜視図。 実施例1における目当て環と接眼固定枠の展開図(目当て環の組み付け開始時)。 実施例1における目当て環と接眼固定枠の展開図(目当て環の組み付け途中)。 実施例1における目当て環と接眼固定枠の展開図(目当て環の組み付け完了時)。 実施例1における目当て環、接眼固定枠及び接眼鏡筒の背面図(ストッパ係合時)。 実施例1における目当て環、接眼固定枠及び接眼鏡筒の背面図(ストッパ退避時)。 実施例1の双眼鏡の一部の分解斜視図。 本発明の実施例2である双眼鏡の一部の分解斜視図。 本発明の実施例3である双眼鏡の一部の分解斜視図。 本発明の実施例4である双眼鏡の一部の分解斜視図。
符号の説明
1L,1R 対物光学系
2L,2R 対物光学系の光軸
3L,3R 接眼光学系
5 本体
6L,6R 対物ユニット
7L,7R プリズム
8L,8R 接眼ユニット
9 目当てゴム
10,20,30,40 接眼鏡筒
11L,11R,21L 接眼固定枠
11b,22b,30b,42b 係合部
11c,21c,30c,40c クリック凸部
12,22,32,42 目当て環
12a,22a,32a,42a カム溝部
12b,21b,32b,40b ストッパ
12c,22c,32c,42c クリック凹部
12d,22d,32d,42d 導入溝部
12e,22e,32e,42e 連結溝部
13,23,33,43 カムフォロア部

Claims (3)

  1. 接眼光学系を有する光学観察装置であって、
    前記接眼光学系の外周に配置された支持部材と、
    前記支持部材の外周に配置され、該支持部材に対して前記接眼光学系の光軸回りでの回転及び該接眼光学系の光軸方向での移動が可能である目当て環とを有し、
    前記支持部材と前記目当て環のうち第1の部材は、カムフォロア部を有し、
    前記支持部材と前記目当て環のうち第2の部材は、前記目当て環の回転に伴って前記カムフォロア部との係合により該目当て環を前記光軸方向に移動させるカム溝部と、前記目当て環の前記支持部材に対する組み付け時において前記目当て環の回転に伴って前記カムフォロア部を前記カム溝部に導入するための導入溝部とを有し、
    前記第1の部材と前記第2の部材のうち一方の部材は、係合部を有し、
    前記第1の部材と前記第2の部材のうち他方の部材は、前記係合部に係合して、前記カムフォロア部が前記カム溝部側から前記導入溝部側に戻る方向への前記目当て環の回転を阻止するストッパを有し、
    前記ストッパは、前記他方の部材に一体に、かつ弾性的に変位可能に設けられており、前記カムフォロア部が前記導入溝部に位置する状態では、所定の変形量で変形することにより、該ストッパの変位可能方向において前記係合部に係合可能な位置から退避し、前記カムフォロア部が前記カム溝部における前記導入溝部側の端領域に位置する状態では、前記所定の変形量よりも小さい変形量で変形することにより、前記係合部に係合可能な位置に変位することを特徴とする光学観察装置。
  2. 前記支持部材と前記目当て環のうち一方の部材は、凸部を有し、
    前記支持部材と前記目当て環のうち他方の部材は、前記目当て環の回転に応じて前記凸部が係脱する複数の凹部を有することを特徴とする請求項1に記載の光学観察装置。
  3. 前記導入溝部は、前記目当て環の第1の方向への回転に伴って、前記カムフォロア部が該導入溝部を前記カム溝部に向かって進むように形成され、
    前記カム溝部は、前記目当て環の前記第1の方向とは反対の第2の方向への回転に伴って、前記カムフォロア部が該カム溝部を前記導入溝部側とは反対側の端部に向かって進むように形成されていることを特徴する請求項1又は2に記載の光学観察装置。
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