JP5321558B2 - スペックル低減装置およびプロジェクタ - Google Patents

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本発明は、スペックル低減装置およびプロジェクタに関する。
レーザー光源のような可干渉性のある光で粗面を照明した場合に、粗面の各点で拡散された光束が互いに複雑な位相関係で干渉することによって生じる不規則な粒状の模様(スペックルノイズという)が生じる。スペックルは、レーザー光源を露光装置やプロジェクタなどの照明光として用いる際に悪影響を及ぼすことから、スペックルを低減する方法が提案されている(特許文献1参照)。
特開2001−296503号公報
従来技術では、異なる2つの光路長を得るためにPBS(偏光ビームスプリッタ)2個と折り返しプリズム1個を必要とする。このため、光路スペースを確保する上で小型化が困難という問題があった。
本発明によるスペックル低減装置は、入入射光を偏光分離部で第1成分光と第2成分光とに分離し、前記第1成分光と前記第2成分光とをそれぞれ異なる方向へ射出する偏光分離素子と、前記偏光分離素子から射出された第1の成分光を反射して前記偏光分離素子へ再入射させる第1反射部材と、前記第1反射部材と前記偏光分離素子との間に配され、前記再入射させる光を第2成分光へ変換する第1変換部材と、前記再入射後に前記偏光分離素子から射出された第2成分光を反射して前記偏光分離素子へ再々入射させる第2反射部材と、前記第2反射部材と前記偏光分離素子との間に配され、前記再々入射させる光を第1成分光へ変換する第2変換部材と、を備え、前記分離後の前記第2成分光と前記再々入射後の前記第1成分光とを同一方向へ射出するスペックル低減装置を2つと、位相板と、を備え、第1のスペックル低減装置から前記同一方向へ射出された前記第1成分光および前記第2成分光を、前記位相板を介して第2のスペックル低減装置へ入射させ、前記第1のスペックル低減装置と前記第2のスペックル低減装置との間で、前記第1反射部材、前記第1変換部材、前記第2反射部材、および前記第2変換部材がそれぞれ一体化構成されることを特徴とする。
本発明によれば、小型化に適したスペックル低減装置が得られる。
図1は、本発明の一実施の形態によるスペックル低減装置を搭載したプロジェクタの光学系の要部構成図である。 スペックル低減装置が有する光学系のうち2段分の構成を拡大した図である。 変形例1の場合のスペックル低減装置の光学系を例示する図である。 変形例2の場合のスペックル低減装置の光学系を例示する図である。 変形例3の場合のスペックル低減装置の光学系を例示する図である。 変形例4の場合のスペックル低減装置の光学系を例示する図である。 変形例5の場合のスペックル低減装置の光学系を例示する図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態によるスペックル低減装置を搭載したプロジェクタの光学系の要部構成図である。図1において、プロジェクタは、レーザー光源装置100と、スペックル低減装置200と、集光光学系300と、全反射プリズム401、402と、反射型表示素子500と、投射光学系600とを含む。
レーザー光源装置100は、たとえば、緑色光を発する1チップタイプのLEDと、赤色光を発するLEDチップおよび青色光を発するLEDチップを有する2チップタイプのLEDとを含み、3原色光源を構成する。
スペックル低減装置200は、PBS(偏光ビームスプリッタ)を2つの反射ミラーで挟む構成を有することによって異なる2つの光路長を得る。異なる光路を経由した2パターンのスペックルを重畳することにより、スペックルノイズのコントラストを1/(√2)に低減する。図1の例では、2つの光路長を得る構成を3段並べることによって、スペックルノイズのコントラストを1/(√8)に低減する。スペックル低減装置200の詳細については後述する。
集光光学系300は、レーザー光源装置100からの光を集光した上で、反射型表示素子500の被照射面において照明むらを抑えた均一性の高い照明光を得るように反射型表示素子500の被照射面を照明する。全反射プリズムは、プリズム401およびプリズム402によって構成され、集光光学系300からの照明光をプリズム401で反射して反射型表示素子500に向けて射出する。
反射型表示素子500は、たとえば、DMD(Digital Micromirror Device)によって構成される。DMDは、画素に対応する可動微小鏡面(マイクロミラー)を二次元に配列したものである。マイクロミラー下部に設けられる電極を駆動することにより、照明光を全反射プリズム401側へ反射する状態と、照明光を内部の吸収体へ向けて反射する状態とを切替える。各マイクロミラーを個別に駆動することにより、表示画素ごとに照明光の反射を制御する。
一般に、DMDは全反射プリズム401側へ反射する状態と、内部で吸収する状態との2値制御であるが、これら2値状態を高速で切替え、反射状態と吸収状態との時間比率を制御するパルス幅変調(PWM)によって濃淡を表現する。レーザー光源装置100内の各色のLEDチップを色順次で発光させることにより、1個の反射型表示素子500を用いてフルカラー表示を行う。プリズム401および402は、DMDからの変調光を透過して投射光学系600へ射出する。投射光学系600は、スクリーン700上にフルカラー像を投射する。
本実施形態は、スペックル低減装置200の構成に特徴を有するので、以降の説明は、スペックル低減装置200を中心に行う。図2は、スペックル低減装置200が有する3段構成の光学系のうち、2段分の構成を拡大した図である。
<第1ブロックの構成>
スペックル低減装置200(図1)の1段目に相当する第1ブロックについて説明する。図2において、第1のPBS201の上下にそれぞれ反射ミラー202および反射ミラー204が配設されている。第1のPBS201と反射ミラー202の間隔はΔd1である。第1のPBS201と反射ミラー204の間隔はΔd2である。本実施形態ではΔd1=Δd2とする。第1のPBS201と反射ミラー202との間に、1/4波長板203が配される。第1のPBS201と反射ミラー204との間に、1/4波長板205が配される。
<第2ブロックの構成>
スペックル低減装置200(図1)の2段目に相当する第2ブロックについて説明する。第1のPBS201と第2のPBS221は同一である。第2のPBS221の上下にも、それぞれ反射ミラー222および反射ミラー224が配設されている。第2のPBS221と反射ミラー222の間隔はΔd3である。第2のPBS221と反射ミラー224の間隔はΔd4である。本実施形態ではΔd3=Δd4=Δd1=Δd2とする。第2のPBS221と反射ミラー222との間に、1/4波長板223が配される。第2のPBS221と反射ミラー224との間に、1/4波長板225が配される。第1のPBS201と第2のPBS221との間には、1/4波長板210が配される。
なお、スペックル低減装置200(図1)の3段目に相当する構成は、第2のPBS221の右側に1/4波長板を挟んで上記第1ブロックや第2ブロックと同様の構成とする。
第1のPBS201の左側面に、レーザー光源装置100からの円偏光の光束を入射させる。レーザー光源装置100からの光束が直線偏光の場合は、1/4波長板を介して円偏光に変換した上で第1のPBS201の左側面に入射させることにより、入射光束がP偏光成分とS偏光成分との双方を略等しく含む状態とする。
第1のPBS201内へ入射された光のうち、P偏光成分は偏光分離部201aを透過して第1のPBS201の右側面から射出する。第1のPBS201内へ入射された光のうち、S偏光成分は偏光分離部201aを反射して第1のPBS201の上面から射出する。
第1のPBS201の上面から射出した偏光成分は、反射ミラー202によって反射されて再び第1のPBS201の上面から入射する。再入射した偏光成分は、1/4波長板203を計2回透過することによってS偏光成分からP偏光成分へ変換されている。このため、該P偏光成分は偏光分離部201aを透過して第1のPBS201の下面から射出する。
第1のPBS201の下面から射出した偏光成分は、反射ミラー204によって反射されて再び第1のPBS201の下面から入射する。再々入射した偏光成分は、1/4波長板205を計2回透過することによってP偏光成分からS偏光成分へ変換されている。このため、該S偏光成分は偏光分離部201aを反射して第1のPBS201の右側面から射出する。
以上説明した構成により、第1のPBS201の右側面からはP偏光成分とS偏光成分の光が射出する。このうちS偏光成分の光路は、P偏光成分の光路に比べて反射ミラー202と反射ミラー204との間を1往復した分長くなる。これにより、異なる光路を経由した2パターンのスペックルを重畳することになるから、スペックルノイズのコントラストを1/(√2)に低減する。
第1のPBS201の右側面から射出した光は、1/4波長板210を介して第2のPBS201の左側面に入射させる。1/4波長板210は、P偏光成分とS偏光成分の光をそれぞれ円偏光に変換するためのものである。つまり、2パターンのスペックルを含むそれぞれの光束が、それぞれP偏光成分とS偏光成分との双方を略等しく含む状態とする。
第2のPBS221の左側面に入射された光の光路は、第1のPBS201の場合と同様に、入射当初S偏光成分であった光の光路が入射当初P偏光成分であった光の光路に比べて反射ミラー222と反射ミラー224との間を1往復する分長くなる。このような第1のPBS201および第2のPBS221を2段並べたことにより、異なる光路を経由した4パターンのスペックルを重畳することになるから、スペックルノイズのコントラストを1/(√2)×1/(√2)=1/2に低減する。
同様に、不図示の3段目の構成を備えた場合は、異なる光路を経由した8パターンのスペックルを重畳することになるから、スペックルノイズのコントラストを1/(√2)×1/(√2)×1/(√2)=1/(2√2)に低減する。
なお、図2においては、各PBS201、221を直方形状に構成し、1/4波長板203、205、210、223、225、および反射ミラー202、204、222、224をそれぞれ光軸に対して垂直に配置することにより、入射光および射出光が各デバイス面に対して垂直になるように構成する。この理由は、各PBS201、221の偏光分離面201a、221aによって一旦分離した各偏光成分の光を同じ光路上に合成する際の角度広がりを抑えるためである。
上述したスペックル低減装置200は、2つの光路長を得る構成を3段並べる例を説明したが、1段または2段構成であってもよい。ただし、段数が多い方がスペックルノイズのコントラスト低減に有利なことはいうまでもない。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)スペックル低減装置は、入射光を偏光分離部201aで第1成分光(S偏光成分)と第2成分光(P偏光成分)とに分離し、該第1成分光と該第2成分光とをそれぞれ異なる方向へ射出するPBS201と、PBS201から射出された第1の成分光(S偏光成分)を反射してPBS201へ再入射させる反射ミラー202と、反射ミラー202とPBS201との間に配され、再入射させる光を第2成分光(P偏光成分)へ変換する1/4波長板203と、再入射後にPBS201から射出された第2成分光(P偏光成分)を反射してPBS201へ再々入射させる反射ミラー204と、反射ミラー204とPBS201との間に配され、再々入射させる光を第1成分光(S偏光成分)へ変換する1/4波長板205とを備え、分離後の第2成分光(P偏光成分)と再々入射後の第1成分光(S偏光成分)とを同一方向へ射出するようにした。これにより、異なる2つの光路長を得てスペックルを低減させるスペックル低減装置を小型化できる。
(2)上記(1)のスペックル低減装置において、反射ミラー202、1/4波長板203、反射ミラー204、および1/4波長板205に対し、それぞれ入射光が垂直に入射されるようにしたので、PBS201の偏光分離面201aによって一旦分離した各偏光成分の光を同じ光路上に合成する際の角度広がりが抑えられる。
(3)スペックル低減装置は、第1ブロックと第2ブロックと1/4波長板210とを備え、第1ブロックから同一方向へ射出された第1成分光(S偏光成分)および第2成分光(P偏光成分)を、1/4波長板210を介して第2ブロックへ入射させるようにした。第1のPBS201および第2のPBS221を2段並べたことにより、異なる光路を経由した4パターンのスペックルを重畳することになるから、1段構成の場合に比べてスペックルノイズのコントラストをさらに低減できる。
上述した実施形態では、各PBSへの入射光のうちS偏光成分を対象に反射ミラーで反射させる構成にした。この代わりに、入射光のうちP偏光成分を対象に反射ミラーで反射させる構成にしてもよい。
(変形例1)
図3は、変形例1の場合のスペックル低減装置の光学系を例示する図である。第1ブロックと第2ブロックとの間で、入射当初S偏光成分であった光の光路長を異ならせてもよい。すなわち、第1のPBS201を挟む反射ミラー202および反射ミラー204の間隔(空気換算長で表す)D1と、第2のPBS221を挟む反射ミラー222および反射ミラー224の間隔(空気換算長で表す)D2とを異ならせてもよい。変形例1では、第2のPBS221および反射ミラー222、224の間隔を、第1のPBS201および反射ミラー202、204の間隔より広くする。つまり、Δd3=Δd4>Δd1=Δd2の関係をもたせる。このとき、次式(1)で示すように、D1とD2の差を光源光のコヒーレント長Lcの半分以上とする。
|D1−D2|≧Lc/2 (1)
コヒーレント長Lcは、次式(2)で近似できる。
Lc=λ/Δλ (2)
ただし、光源光の主波長をλ、波長幅をΔλとする。
たとえば、光源光の主波長λが530nmで、波長幅Δλが0.1nmの場合にはコヒーレント長Lcが約2.8mmとなる。この場合の|D1−D2|は、1.4mm以上とすればよい。変形例1によれば、重畳する光束をインコヒーレントな関係にすることで、|D1−D2|がLc/2未満の場合に比べてスペックルを効果的に低減できる。
(変形例2)
変形例1では、Δd3=Δd4>Δd1=Δd2の関係をもたせることによって第1ブロックにおける空気換算長D1と、第2ブロックにおける空気換算長D2とを異ならせたが、第1のPBS201と第2のPBSのサイズを異ならせることによってD1とD2に差をつけてもよい。
図4は、変形例2の場合のスペックル低減装置の光学系を例示する図である。図4において、第1のPBS201の上下方向のサイズに比べて、第2のPBS231の上下方向のサイズを大きく構成する。これにより、第1のPBS201を挟む反射ミラー202および反射ミラー204の間隔(空気換算長で表す)D1と、第2のPBS231を挟む反射ミラー222および反射ミラー224の間隔(空気換算長で表す)D2とが異なる。なお、図4において、第1のPBS201と反射ミラー202の間隔はΔd1である。第1のPBS201と反射ミラー204の間隔はΔd2である。第2のPBS231と反射ミラー222の間隔はΔd3である。第2のPBS231と反射ミラー224の間隔はΔd4である。変形例2では、Δd3=Δd4=Δd1=Δd2とする。変形例2の場合も、重畳する光束をインコヒーレントな関係にすることで、|D1−D2|がLc/2未満の場合に比べてスペックルを効果的に低減できる。
(変形例3)
第1ブロックと第2ブロックとで反射ミラー等を共通に構成してもよい。図5は、変形例3の場合のスペックル低減装置の光学系を例示する図である。図5において、反射ミラー202A、反射ミラー204A、1/4波長板203A、および1/4波長板205Aを、それぞれ第1ブロックと第2ブロックとで一体化構成にする。第1のPBS201(第2のPBS221)と反射ミラー202Aの間隔はΔd1である。また、第1のPBS201(第2のPBS221)と反射ミラー204Aの間隔はΔd2である。変形例3では、Δd1=Δd2とする。
変形例3によれば、第1ブロックと第2ブロックとで同一部材を共用することで、部品点数の削減や組立て製造時のコスト低減につながる。たとえば、ミラー蒸着した筐体の中に組み込む構成にすると、少ない組み立て工数ですむ。なお、第1のPBS201と第2のPBS221を構成する硝材を変えて屈折率を異ならせることで、第1ブロックにおける空気換算長D1と、第2ブロックにおける空気換算長D2とを異ならせることができる。
(変形例4)
図2〜図4に例示した第2ブロックの構成を、第1ブロックの構成に対して光軸Axの回りに略45度回転させてもよい。この理由は、第1のPBS201の右側面から射出する光の偏光方向を、第2ブロックの第2のPBSの偏光分離面に対して略45度傾けるためである。図6は、変形例4の場合のスペックル低減装置の光学系を例示する図である。
変形例4によれば、第1ブロックの右側面から射出する2パターンのスペックルを含む光束が、第2ブロック側から見てそれぞれP偏光成分とS偏光成分との双方を略等しく含む状態となるので、第1ブロックと第2ブロックとの間の1/4波長板を省略することができる。
(変形例5)
変形例4を3段構成のスペックル低減装置に適用する場合は、第3ブロックの構成を、第2ブロックの構成に対して光軸Axの回りに略45度回転させる。図7は、変形例5の場合のスペックル低減装置の光学系を例示する図である。
(変形例6)
上述した説明では、各PBSの端面と1/4波長板および反射ミラーとを離して配設する例を説明したが、1/4波長板および反射ミラーを各PBS端面と接するように配置しても構わない。
(変形例7)
スペックル低減装置200における偏光分離素子としてPBSを用いる例を説明したが、ワイヤーグリッドを用いて構成してもよい。
(変形例8)
プロジェクタのライトバルブとして反射型表示素子500を用いる例を説明したが、透過型の表示素子を用いる構成にしてもよい。また、反射型表示素子500としてDMDを用いる例を説明したが、MEMS(微小電気機械システム)ミラー素子や反射型液晶表示素子を用いる構成にしてもよい。
なお、ライトバルブとして液晶表示素子を用いる場合は、スペックル低減装置200と集光光学系300との間に偏光変換素子を設ける。スペックル低減装置200から射出されるP偏光成分とS偏光成分の光を偏光変換素子によって一方の偏光成分に揃えるためである。スペックル低減装置200からの射出光のNAが非常に小さいため、偏光変換素子を介してもエタンデュー増加による光量低下がほとんど生じない。
(変形例9)
以上の説明ではプロジェクタに搭載する照明光学系を例に説明したが、顕微鏡の照明光学系や、ステッパー露光装置における照明光学系にも適用することができる。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
100…レーザー光源装置
200…スペックル低減装置
201、221、231…PBS
202、204、222、224、202A、204A…反射ミラー
203、205、210、223、225、203A、205A…1/4波長板
300…集光光学系
401、402…全反射プリズム
500…反射型表示素子
600…投射光学系
700…スクリーン

Claims (2)

  1. 入射光を偏光分離部で第1成分光と第2成分光とに分離し、前記第1成分光と前記第2成分光とをそれぞれ異なる方向へ射出する偏光分離素子と、前記偏光分離素子から射出された第1の成分光を反射して前記偏光分離素子へ再入射させる第1反射部材と、前記第1反射部材と前記偏光分離素子との間に配され、前記再入射させる光を第2成分光へ変換する第1変換部材と、
    前記再入射後に前記偏光分離素子から射出された第2成分光を反射して前記偏光分離素子へ再々入射させる第2反射部材と、
    前記第2反射部材と前記偏光分離素子との間に配され、前記再々入射させる光を第1成分光へ変換する第2変換部材と、を備え、前記分離後の前記第2成分光と前記再々入射後の前記第1成分光とを同一方向へ射出するスペックル低減装置を2つと、
    位相板と、を備え、
    第1のスペックル低減装置から前記同一方向へ射出された前記第1成分光および前記第2成分光を、前記位相板を介して第2のスペックル低減装置へ入射させ、
    前記第1のスペックル低減装置と前記第2のスペックル低減装置との間で、前記第1反射部材、前記第1変換部材、前記第2反射部材、および前記第2変換部材がそれぞれ一体化構成されることを特徴とするスペックル低減装置。
  2. レーザー光源と、
    請求項1に記載のスペックル低減装置とを備え、
    前記レーザー光源から出射した光が前記スペックル低減装置へ入射することを特徴とするプロジェクタ。
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