JP5105733B2 - 照明装置とそれを備えたプロジェクタ - Google Patents

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本発明は照明装置とそれを備えたプロジェクタに関し、特に入射した入射光を対向面で反射して入射面から出射する角柱状光学素子(ロッドインテグレータ)を有する照明装置とそれを備えたプロジェクタに関する。
従来のプロジェクタにおいては、角柱状のロッドインテグレータの入射端面に光源からの光束を入射させ、このロッドインテグレータの射出端に液晶パネルを配置し、導光部材から射出する光を直接液晶パネルに入射させる照明光学系を有するプロジェクタが知られている(特許文献1、特許文献2、非特許文献1参照)。
特開2000-112031号公報 特開2004-184611号公報 A Handheld Mini‐Projector Using LED Light Sources" SID 05 DIGEST pp 1706-1709
上述のようなプロジェクタでは、光学系の構成が簡素であり部品点数も少ないため、小型で低コストなプロジェクタを提供できる可能性がある。特に、光源に固体光源を使用すれば低消費電力となり、電池駆動可能なハンディタイプのプロジェクタも夢ではない。ところで、このような構成のプロジェクタでは、ロッドインテグレータの長さが長いほど液晶パネルを照射する光束の輝度の均一性が高くなることが知られている。なぜなら、ロッドインテグレータに入射する光源からの光束は、ロッドインテグレータ中の内面反射の繰り返しにより照度分布あるいは輝度分布が均一な光束になるため、ロッドインテグレータの長さが長いほど内面反射の機会が増えるためである。しかしながら、ロッドインテグレータの長さが長くなるということは、照明装置のサイズが大きくなり小型化の点で好ましくないという問題がある。
本発明の目的は、ロッドインテグレータの長さが比較的短くとも十分な内面反射により照明光の均一性を高くできる、すなわち小型で高効率な照明装置と、それを備えたプロジェクタを提供することにある。
本発明の照明装置は、時分割で点灯制御される光源と、光源からの光を収束させる光学素子と、光学素子からの光が入射する角柱状光学素子と、を備える照明装置であって、
角柱状光学素子(ロッドインテグレータ)は、光学素子からの光の入射面と、画像表示器への光の出射面とが同一の面であることを特徴とする。
ロッドインテグレータの入射面と対向する端面に近接して偏光変換手段を有する反射手段を備え、ロッドインテグレータと画像表示器との間に、光源からの光を偏光変換してロッドインテグレータの入射面に出射し、ロッドインテグレータからの入射光を画像表示器に出射する偏光ビームスプリッタを備えてもよい。
光源と偏光ビームスプリッタとの間に偏光統一手段を有してもよく、偏光ビームスプリッタの光源からの光の入射面と対向する面にも、その対向する面側に入射面を有するロッドインテグレータを備え、そのロッドインテグレータの入射端面と対向する端面に近接して偏光変換手段を有する反射手段を備えてもよく、偏光ビームスプリッタの出射面と、ロッドインテグレータの入射端面とが近接して配置されていることが望ましい。
偏光変換手段を有する反射手段は、位相差板と反射素子とから構成されていてもよく、ロッドインテグレータが中実の光学ガラスより構成され、6面が光学研磨されていてもよく、中空状のライトトンネルであってもよく、画像表示器が液晶表示装置であってもよく、DMD(デジタルマイクロデバイス)表示部であってもよい。
本発明のプロジェクタは、
上述のいずれかの照明装置を備えたことを特徴とする。
ロッドインテグレータに入射した光は入射端面と対向する側の端面に配置された偏光変換手段を備えた反射手段により再びロッドインテグレータを経由して出射されるので、光線の光路長としては実質2倍のロッドインテグレータ長が確保される。
本発明の照明装置を備えたプロジェクタでは、光源とロッドインテグレータとの間に偏光ビームスプリッタを備え、さらに、ロッドインテグレータは、入射端面と対向する側の端面に偏光変換手段を備えた反射手段が配置されているので、光源からの光の進路としては実質2倍のロッドインテグレータ長を透過伝播するので、比較的短いロッドインテグレータであっても輝度分布均一化のための内部反射の機会を十分に得ることができ、きわめて均一な光利用効率の高い照明が実施できるという効果がある。
本発明の照明装置とそれを用いたプロジェクタでは、ロッドインテグレータの長さを長くしなくとも均一な照明光を得ることができる照明装置と、それを備えたプロジェクタを提供することを目的としており、その目的を達成するため、光源とロッドインテグレータとの間に偏光ビームスプリッタを備え、さらに、ロッドインテグレータの入射端面と対向する側の端面には偏光変換部を備えた反射部材が配置されており、これらによって光線の進路としては実質2倍のロッドインテグレータ長が確保された。ロッドインテグレータの入射端面より入射し、同じく入射端面側より射出する照明光が表示パネルに照射されることで比較的短いロッドインテグレータ長であっても均一な光利用効率の高い照明が実施される。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態の照明装置を有するプロジェクタの模式的構成図であり、図2は図1の偏光ビームスプリッタの模式的斜視図であり、図3は図1の偏光変換部を備えた反射部材の模式的断面図である。このプロジェクタ1は、単一の表示パネルに対して、光源からのR、G、Bの光を時分割で照射する単板型のプロジェクタの構成となっており、光源が単色光であるため、赤色光、緑色光、青色光の光源を用いて色合成を行ない、それらを時分割で点灯制御することでフルカラー画像が得られる。
プロジェクタ1は、照明装置11と、表示パネル108と、投射レンズ109とを備えている。照明装置11は、R、G、Bの色光を発する光源101R、101G、101Bと、ダイクロイックミラー104と、偏光ビームスプリッタ105と、ロッドインテグレータ106と、偏光変換手段を有する反射手段である偏光変換部を備えた反射部材107とを備えており、さらに、各光源には補助レンズ102と103とを有する。
ここでは、光源としては発光ダイオードが使用されている。できるだけ多くの光量を発する発光ダイオードを使用することが好ましく、例えば、独オスラムオプトセミコンダクター社のOstarシリーズを使用すると多くの発光量が得られる。この発光ダイオードは発光素子の大きさとしては約2mm×2mmの大きさある。発光ダイオードから発する光束は一般に発散光であるので、この光束を効率良く光学系で利用するために補助レンズ102、103が設けられている。この実施の形態の実施例においては半径3mmの半球状のレンズ102が光源101である発光ダイオードの直後に配置され、その後に両凸状の補助レンズ103が用いられている。なお、補助レンズの構成は、必ずしもこの組合せに限定されるものではない。
光路の方向が異なる各色の光源からの光を統一の光路とするために、X字状に構成された2つのダイクロイックミラー104が設けられている。このような構成は周知の技術であり、R、G、Bの光源からの光束をコンパクトに合成することができる。
偏光ビームスプリッタ105は、図2の斜視図に示すように、2個の直角プリズム201、202の斜面同士を貼り合わせ、斜面に偏光分離面203として誘電体多層膜が形成された構成であり、周知の技術のものを使用することができる。R、G、Bの各光源101からの光束の合成後の光軸110と、偏光分離面203とが45度で交差するように配置されている。偏光ビームスプリッタ105の大きさとしては、実施例では12mm×16mm×16mm(縦×横×高さ)のものが使用された。
ロッドインテグレータ106は中実の光学ガラスより構成され、6面が光学研磨されたものが使用されている。材質としてはBK7が安価な材料として利用できる。この実施例では大きさとしては12mm×16mm×30mm(縦×横×長さ)のものが使用された。なお、偏光ビームスプリッタ105とロッドインテグレータ106とは微小空気間隔を空けて配置することが好ましい。なお、ロッドインテグレータ106は中実のロッドインテグレータでなくともよい。例えば、4枚の長方形の反射ミラーを貼り合わせて構成したライトトンネルでも構わない。このようなライトトンネルは周知の技術である。
偏光変換部を備えた反射部材107では、図3に示すように位相差板301と反射ミラー302とが組み合わされている。位相差板301はフィルム状の1/4波長板であり、アルミ蒸着した反射ミラー302に貼り合わせることによって偏光変換部を備えた反射部材107がコンパクトに構成される。偏光変換部を備えた反射部材107とロッドインテグレータ106とは一体化していても構わないし、微小空気間隔を空けて配置されていても構わない。
表示パネル108としては、この実施例では0.7型の液晶パネルが使用された。単板駆動が可能となるように、液晶の応答速度が速いものが好ましい。投射レンズ109としてはこの実施例では焦点距離が25mmでFナンバが1.4のものが使用された。
次に第1の実施の形態の照明装置を有するプロジェクタの動作について図4を用いて説明する。図4は第1の実施の形態の照明装置を有するプロジェクタの動作を説明するための模式的構成図である。説明を簡単にするために、G色の光路を例として説明する。R色、B色の光路もほぼ同様の動作となる。
発光ダイオードからなる光源101GからはG色の非偏光の光束が発光される。この光は補助レンズ102および103により収束光となってダイクロイックミラー104を経由して偏光ビームスプリッタ105の入射面21へと入射する。その後、光軸11と45度の角度を成す偏光分離面203に到達し、ここで、例えばS偏光光22は反射して、ロッドインテグレータ106に入射する。入射した光は、ロッドインテグレータ106内を内面反射しながら、ロッドインテグレータ106の反対側の端面方向に進行する。反対側の端面に到達した光は偏光変換部を備えた反射部材107により偏光方向が90°回転して入射した方向に反射される。即ち、S偏光光22はP偏光光23に変換されて、ロッドインテグレータ106内を今度は逆方向に進行する。これは、偏光変換部を備えた反射部材107は、1/4波長板である位相差板301が貼り合された反射ミラー302であるからである。S偏光光22は、1/4波長板である位相差板301→反射ミラー302→1/4波長板である位相差板301の順に通過するので最終的にはP偏光光となる。その後、ロッドインテグレータ106を逆方向、すなわち、偏光ビームスプリッタ105側に進行する。このP偏光光23は、偏光ビームスプリッタ105の偏光分離面203を透過した後に偏光ビームスプリッタ105から射出されて表示パネル108の照明光となる。
このように、偏光変換部を備えた反射部材107によって反射されて再びロッドインテグレータ106内を進行することで、実質2倍の長さのロッドインテグレータを用いているのと等価となり、ロッドインテグレータ106での内面反射の機会は2倍に増加する。即ち、比較的短いロッドインテグレータであっても、内面反射の機会が2倍に増加することにより照度分布が均一な照明光を取り出すことができる。このような均一な照明光が表示パネル108に照射されるので、投射レンズ109により拡大される投射画像も非常に照度分布が均一な高品質な画像が得られることになる。
以上G色を例にとって説明したが、R色およびB色についても同様の動作が行なわれる。なお、カラー表示については、例えば光源101G、101B、101Rの点灯を順次切り替え、それに同期させて表示パネル108を駆動させればよい。また、偏光ビームスプリッタ105の入射面21および射出面の大きさと、ロッドインテグレータ106の両端面の大きさはほぼ等しく、かつ表示パネル108である液晶パネルの有効画素領域の大きさよりも僅かに大きくしておくことが好ましい。このようにすることによって光源からの光の損失を少なくすることが可能になり、光利用効率が高まる。
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。図5は本発明の第2の実施の形態の照明装置を有するプロジェクタの模式的構成図であり、図6は偏光変換素子の模式的断面図である。第2の実施の形態は第1の実施の形態と基本的な構成は同じであるが、偏光ビームスプリッタ105の入射面21に偏光変換素子404と補助レンズ403とが設けられ、補助レンズ103が補助レンズ401、402に変更されている。第1の実施の形態と同じ構成については同一の符号を付して説明を省略する。
第1の実施の形態の照明装置を有するプロジェクタには種々の変形が可能である。図5に示すプロジェクタ2はその1例であり、第1の実施の形態で説明した単板型のプロジェクタ1において、光源の光利用効率をさらに高めるために、偏光統一手段である偏光変換素子404を付加した構成となっている。この偏光変換素子404は偏光ビームスプリッタ105の直前に配置されている。また、偏光変換素子404の入射側には補助レンズ403が設けられ、補助レンズ103が2個の補助レンズ401、402となっている。
偏光変換素子404は、図6に示すように偏光ビームスプリッタ405と位相差板409とから構成される。ここでは偏光ビームスプリッタ405は3個のプリズム406、407、408の貼り合わせ面に誘電体多層膜が形成されたもので構成されている。また、位相差板409は1/2波長板であって、偏光ビームスプリッタ405に貼り合わされている。このような偏光変換素子404により、光源101からの非偏光光(P+S)をS偏光光のみに偏光統一して偏光ビームスプリッタ105に入射させることが可能になる。
次に第2の実施の形態の照明装置を有するプロジェクタの動作について説明する。発光ダイオードである光源101GからはG色の非偏光の光束を発する。この光は補助レンズ102、401および402により収束光となってダイクロイックミラー104を経由して偏光変換素子404へ入射する。この実施の形態では、偏光変換素子404の直前にも補助レンズ403を配置してあるが、必ずしも必要ではない。光源101からの非偏光光は偏光変換素子404でS偏光光に偏光統一されて偏光ビームスプリッタ105へと入射する。その後、光軸11と45度の角度を成す偏光分離面203に到達し、ここで、入射したS偏光光は反射して、ロッドインテグレータ106に入射する。第1の実施の形態では入射した非偏光光(P+S)のうちS偏光光のみが反射してロッドインテグレータ106に入射したが、第2の実施の形態では入射光は全てS偏光光に変換されているので全てがロッドインテグレータ106に入射するので光の損失を少なくすることができ、光利用効率が高まる。
この光は、第1の実施の形態と同様にロッドインテグレータ106内を内面反射しながら、ロッドインテグレータ106の端面方向に進行する。端面に到達した光は偏光変換部を備えた反射部材107により偏光方向が90°回転して反射される。即ち、P偏光光に変換されて、ロッドインテグレータ内を今度は逆方向に進行する。これは、偏光変換部を備えた反射部材107は、1/4波長板が貼合された反射ミラーであるからである。S偏光光は、1/4波長板である位相差板301→反射ミラー302→1/4波長板である位相差板301の順に通過するので最終的にはP偏光光となる。その後、ロッドインテグレータ106を逆方向、すなわち、偏光ビームスプリッタ105側に進行する。このP偏光の光は、偏光分離面203を透過し偏光ビームスプリッタ105から射出されて表示パネル108の照明光となる。このように、偏光変換部を備えた反射部材107の反射により再びロッドインテグレータ106内を進行することで、実質2倍の長さのロッドインテグレータを用いているのと等価となり、ロッドインテグレータでの内面反射の機会は2倍に増加する。即ち、比較的短いロッドインテグレータであっても、内面反射の機会が2倍に増加することにより照度分布が均一な照明光を取り出すことができる。このような均一な照明光を表示パネル108に照射するので、投射レンズ109により拡大される画像も非常に照度分布が均一な高品質な画像が得られることになる。
この第2の実施の形態では、光源101から発光された非偏光光の光線を偏光変換素子404により偏光統一した上で偏光ビームスプリッタ105の偏光分離面203に入射しているので、偏光分離面203を透過するP偏光はなく、全ての入射光がロッドインテグレータ106に向けて反射されるので、第1の実施の形態に比べてさらに光利用効率が高く照度分布が均一な高品質な画像が得られる。
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。図7は本発明の第3の実施の形態の照明装置を有するプロジェクタの模式的構成図である。第1、および第2の実施の形態では、表示パネルが単一の液晶パネルについての構成を説明したが、表示パネルは液晶パネルに限定されるものではない。表示パネル108がDMDの場合の構成例を図7に示す。第3の実施の形態では表示パネル108がDMD501に変わり、それに伴ってTIRプリズム502が追加され投射レンズ109が投射レンズ509に変更となり、ロッドインテグレータ106と偏光変換部を備えた反射部材107が2組のロッドインテグレータ303、305と偏光変換部を備えた反射部材304,306となっている以外は第1の実施の形態と同じなので、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
プロジェクタ3は、照明装置13と、DMD501と、TIRプリズム502と、投射レンズ309とを備えている。照明装置13は、R、G、Bの色光を発する光源101R、101G、101Bと、ダイクロイックミラー104と、偏光ビームスプリッタ105と、2個のロッドインテグレータ303、305と、2個の偏光変換部を備えた反射部材304、306とを備えており、さらに、各光源には補助レンズ102と103とを有する。
偏光ビームスプリッタ105とロッドインテグレータ303および305とは微小空気間隔を保って配置されていることが望ましい。偏光変換部を備えた反射部材304および306は第1の実施の形態と同様に1/4波長板と反射ミラーとで構成されている。
次に、第3の実施の形態の照明装置を有するプロジェクタの動作について説明する。G色の光路を例として説明すると、光源101Gからの非偏光の光束は補助レンズ102、103により収束光としてダイクロイックミラー104を経由して偏光ビームスプリッタ105に入射する。偏光ビームスプリッタ105によりS偏光とP偏光の光に分離されて、S偏光光はロッドインテグレータ305に、P偏光光はロッドインテグレータ303へと入射する。ここで内面反射により輝度が均一化されロッドインテグレータ端面で偏光変換部を備えた反射部材304および306により偏光変換されて、ロッドインテグレータ内を元きた方向に戻る。そして再び偏光ビームスプリッタ105で合成されて非偏光光となり、TIRプリズム502を経てDMD501に照射され、再びTIRプリズム502を経て投射レンズ509により画像が拡大されて投射される。第1および第2の実施の形態と同様に、実質2倍の長さを持つロッドインテグレータを使用しているのと同じなので、ロッドインテグレータ内を進行中の光線が内面反射をする機会が増加し、輝度分布が非常に均一な照明光をDMDへ照射することができる。
DMDを用いたプロジェクタでは照射系の配置の関係から2組のロッドインテグレータと偏光変換部を備えた反射部材との組合せを格納できる場合が多いが、液晶パネルを用いたプロジェクタでも、2組のロッドインテグレータと偏光変換部を備えた反射部材との組合せの配置が可能であれば、第3の実施の形態に類する構成とすることができるが、表示パネル108の入射前に偏光を統一する必要がある。
本発明の第1の実施の形態の照明装置を有するプロジェクタの模式的構成図である。 図1の偏光ビームスプリッタの模式的斜視図である。 図1の偏光変換部を備えた反射部材の模式的断面図である。 第1の実施の形態の照明装置を有するプロジェクタの動作を説明するための模式的構成図である。 本発明の第2の実施の形態の照明装置を有するプロジェクタの模式的構成図である。 偏光変換素子の模式的断面図である。 本発明の第3の実施の形態の照明装置を有するプロジェクタの模式的構成図である。
符号の説明
1、2、3 プロジェクタ
11、12、13 照明装置
21 入射面
22 S偏光光
23 P偏光光
101G、101B、101R 光源
102、103、401、402、403 補助レンズ
104 ダイクロミラー
105、405 偏光ビームスプリッタ
106、303、305 ロッドインテグレータ
107、304、306 偏光変換部を備えた反射部材
108 表示パネル
109、509 投射レンズ
110 光軸
201、202 直角プリズム
203 偏光分離面
301、409 位相差板
302 反射ミラー
404 偏光変換素子
406、407、408 プリズム
501 DMD
502 TIRプリズム

Claims (11)

  1. 時分割で点灯制御される光源と、前記光源からの光を収束させる光学素子と、前記光学素子からの光が入射する角柱状光学素子と、を備える照明装置であって、
    前記角柱状光学素子は、前記光学素子からの光の入射面と、画像表示器への光の出射面とが同一の面であることを特徴とする照明装置。
  2. 前記角柱状光学素子の前記入射面と対向する端面に近接して偏光変換手段を有する反射手段を備え、
    前記角柱状光学素子と前記画像表示器との間に、前記光源からの光を偏光変換して前記角柱状光学素子の前記入射面に出射し、前記角柱状光学素子からの入射光を前記画像表示器に出射する偏光ビームスプリッタを備えた、請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記光源と前記偏光ビームスプリッタとの間に偏光統一手段を有する、請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記偏光ビームスプリッタの前記光源からの光の入射面と対向する面にも、該対向する面側に前記入射面を有する前記角柱状光学素子を備え、該角柱状光学素子の前記入射面と対向する端面に近接して偏光変換手段を有する反射手段を備える、請求項2に記載の照明装置。
  5. 前記偏光ビームスプリッタの出射面と、前記角柱状光学素子の前記入射面とが近接して配置されている、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 前記偏光変換手段を有する反射手段は、位相差板と反射素子とから構成されている、請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の照明装置。
  7. 前記角柱状光学素子が中実の光学ガラスより構成され、6面が光学研磨されている、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の照明装置。
  8. 前記角柱状光学素子が中空状のライトトンネルである、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の照明装置。
  9. 前記画像表示器が液晶表示装置である、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の照明装置。
  10. 前記画像表示器がDMD(デジタルマイクロデバイス)表示部である、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の照明装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の照明装置を備えたことを特徴とするプロジェクタ。
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