JP2005195780A - 光源装置と投写型表示装置 - Google Patents

光源装置と投写型表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】多数の発光ダイオードを光源にして、コンパクトで光利用率の高い光源装置と、それを用いた高効率な投写型表示装置を提供する。
【解決手段】R、G、Bの色光を発する発光ダイオード101、102、103をその光軸が偏光ビームスプリッタ110の偏光分離面111に対してコの字型になるように配置し、おのおのの発光ダイオードと偏光ビームスプリッタ110の間に、1/4波長板104、105、106とダイクロイックミラー107、108、109を配置した。これによって各発光ダイオードから射出するランダムな偏光成分の光束のほとんどが、P偏光光とS偏光光として光源装置100から射出される。
【選択図】図1

Description

本発明は投写型表示装置の光源装置と、該光源装置を備え表示素子にDMDパネルを使用した単板型の投写型表示装置に関する。
高輝度白色光源からの光束をR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の波長域に分離して、それらの色光をそれぞれに対応するR、G、B3枚の液晶パネルに照射し、液晶パネルで変調されたR、G、Bの各々の画像をダイクロイックプリズムで合成し、投写レンズを用いて拡大投写する投写型液晶表示装置が実用化されている。また、表示素子に液晶パネルでなくDMD(ディジタルミラーデバイス)を1個使用し、高輝度白色光源からの光束を、R、G、Bのフィルタが形成された円盤状のディスクを回転させることにより、R→G→Bの色光を繰り返し発生させ、この光をDMDに照射してDMDの変調を行い、色順次方式でカラー画像を拡大投写する単板型の投写型表示装置も実用化されている。いずれの開示技術も、放電ランプの高輝度白色光源を用いるという共通点がある。
まだ実用化されていないが、放電ランプ以外の光源を使用する投写型表示装置の提案もある。例えば発光ダイオードを光源に利用するというものである。発光ダイオードは安価、長寿命、低消費電力といった、従来の高輝度白色光を発する放電ランプには持ち合わせていない特徴を有しており、投写型表示装置の光源として有望である。
特許文献1を参照すると、R、G、Bの3種の色光を発する発光ダイオード群からなる平面的に配置された光源アレイを3個用意し、これらの光源アレイをダイクロイックプリズムにより光路を共通にして射出する光源装置を構成し、光源装置からの光束を液晶パネルに照射する仕組みになっている。ここでは、液晶パネルは1枚であり、単板型の構成で色順次表示方式でカラー画像が得られるというものである。低コストの投写型表示装置を実現しようとしたときに、表示パネルが1つで済むということは大きなコストメリットを発生する。また、ダイクロイックプリズムを囲むように光源アレイをコの字型に配列して光束を合成する方法は、光源装置をコンパクトに構成できるので、表示装置全体の小型化に対して大きなメリットである。本出願人の知る限り、コンパクトな構成で3色の光源からの光束を合成する方法として、コの字型に光源を配置することは最も有利である。
ところで、投写型表示装置の光源への発光ダイオード利用に当たってはいくつかの配慮を必要とする。まず、発光ダイオードは、発光効率の面では放電ランプに迫る特性を有するものの、単体の発光光束量は少ないということが上げられる。従来実用化されている投写型表示装置では、例えば100Wの電力で光出力が6000Lm(ルーメン)を超える放電ランプが使用されている。これに対して現在最も大きな光束を発する発光ダイオードとして知られているものでも、その光出力は、せいぜい120Lm程度であり、放電ランプの光出力には遠く及ばない。従って光源装置から大出力の光束を得ようとすると、多数の発光ダイオードを使用することが避けられない。1個の発光ダイオードは小さいとはいえ多数使用することは光源の大型化を引き起こし、コンパクト化の要求に反する。
従って、1個の発光ダイオードからの光束をできるだけ効率良く使用することを考える必要がある。あるいは、できるだけ発光ダイオードを密接させて配列させることにより光源装置の大型化を回避すべきである。また、発光ダイオードから発する光束は通常ランダムな偏光成分を有しているということも重要である。すなわち、表示デバイスにTN液晶パネル等を使用する投写型液晶表示装置を構成する場合には、光源装置から射出する光束は直線偏光光であることが望ましく、特許文献1の如き構成をとると、発光ダイオードで発光するランダムな偏光成分の光束のうち約1/2の光束は液晶パネルの照明には利用されないことになり、光利用率の点で好ましくない。
従って、光源アレイとクロスダイクロイックプリズムとの間に偏光変換光学系を設けて、あらかじめ、偏光統一した光束を使用することで光利用効率を高めることが望ましい。例えば、特許文献2に開示されているように、1/2波長板を備えた偏光ビームスプリッタアレイで構成される偏光変換光学系を用いれば、発光ダイオードからのランダム偏光光を効率よく直線偏光光として取り出すことが可能になり、光利用率を高めることができる。
特許第3319438号 特開2002-244211
しかしながら、この特許文献2に開示される構成では、多数個の発光ダイオードを配備したい場合に困難を生じる。なぜなら、1個の発光ダイオードの大きさに対して約2倍の大きさの1/2波長板を備えた偏光ビームスプリッタで構成される偏光変換光学系が対応しているので、発光ダイオード同士の間隔を限度まで接近させることができない。すなわち、多数の発光ダイオードを使用すると光源部が大型化してしまうという問題がある。
光源部がダイクロイックプリズムをコの字型に囲んで配置しているので、光源部の大型化はダイクロイックプリズムの大型化も引き起こし、装置全体の大型化につながる。特に光学ガラスで構成されるクロスダイクイックプリズムの大型化は、コストアップ、重量アップ、非コンパクトと、あらゆる面で好ましくない。
もし、表示パネルが液晶パネルではなくDMDパネルの場合には、照明光として直線偏光光を使用する必要がないので、偏光変換光学系を備える必要がなくなり、特許文献1のような構成としたいところであるが、この場合、ダイクロイックミラーに対して約45度に光が入射することになる。そうすると、偏光特性の影響が出てしまい光利用率の低下を引き起こす。すなわち、45度の入射光束に対してP偏光成分とS偏光成分に対する透過/反射特性を一致させることが原理的にできないためである。従って、特許文献1に示される構成を表示パネルがDMDの場合に応用するには改善の余地が残る。
本発明の目的は、多数の発光ダイオードを光源に使用しても光源の大型化を招くことなしに、光利用率の高い光源装置を提供するものであり、小型・軽量・高輝度・低コストの、特に表示デバイスがDMDのようなランダムな偏光光を利用する投写型表示装置の光源装置とそれを用いた投写型表示装置を提供するものである。
本発明の光源装置は、
第1の色光を発する第1の発光ダイオードと、第2の色光を発する第2の発光ダイオードと、第3の色光を発する第3の発光ダイオードと、第1から第3の色光を合成するための色合成光学系を備えた光源装置である。色合成光学系は、1/4波長板を備えた、異なる波長選択性を有する3種のダイクロイックミラーと、偏光ビームスプリッタとから構成され、3種のダイクロイックミラーが偏光ビームスプリッタの偏光分離面に対して45度の角度を成す位置にコ型に配置され、第1からの第3の発光ダイオードはダイクロイックミラーのそれぞれに近接して設けられ、第1からの第3の発光ダイオードからの光束が一つの光路に合成されて射出されることを特徴とする。
第1の色光がR色、第2の色光がG色、第3の色光がB色であることが好ましく、1/4波長板は偏光ビームスプリッタに近い側に配置されていることが好ましい。
第1の発光ダイオードと偏光ビームスプリッタとの間に配置されるダイクロイックミラーの特性は、第1の発光ダイオードの色光を透過し、第2および第3の発光ダイオードの色光を反射させる特性を有し、第2の発光ダイオードと偏光ビームスプリッタとの間に配置されるダイクロイックミラーの特性は、第2の発光ダイオードの色光を透過し、第1および第3の発光ダイオードの色光を反射させる特性を有し、第3の発光ダイオードと偏光ビームスプリッタとの間に配置されるダイクロイックミラーの特性は、第3の発光ダイオードの色光を透過し、第1および第2の発光ダイオードの色光を反射させる特性を有していてもよい。
また、偏光ビームスプリッタは、斜辺に誘電多層膜が形成された2個の光学ガラスからなる直角プリズムを張りあわせた構造の偏光ビームスプリッタであってもよく、平板状の偏光ビームスプリッタであってもよい。1/4波長板とダイクロイックミラーとは独立して設けられていてもよく、一体に形成されていてもよい。
本発明の投写型表示装置は、
上述の光源装置を備え、その光源装置からの光束を単一のDMD表示パネルに照射し、そのDMD表示パネルで変調される画像を投写レンズにより拡大表示する。
本発明によれば、光利用率の高い光源装置を構成できるという効果がある。これは第1から第3の色光を発する発光ダイオードを偏光ビームスプリッタに対してコの字状に配置し、かつ発光ダイオードからのランダムな偏光光のうち、そのほとんどを振動方向が直交するP偏光光とS偏光光として光源装置から射出させることが可能になるからである。
また、本発明によれば、大出力の光源装置を提供できるという効果がある。これは、発光ダイオードからの光束を偏光統一するための偏光変換手段がないので、多数の発光ダイオードを密接して配置することが可能になるからである。
さらに、本発明の投写型表示装置は表示装置全体としてもコンパクトになるという効果がある。これは、本発明の光源装置と表示パネルとして単一のDMDとを組み合わせて投写型表示装置を構成したので、光源装置が小型となり、表示装置全体もコンパクトになるからである。
本発明の光源装置と投写型表示装置との実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態の光源装置の構成を示す模式的平面図であって、光源装置100は、R色を発する発光ダイオード(R)101とG色を発する発光ダイオード(G)102とB色を発する発光ダイオード103(B)とをコの字型に配置し、各々の発光ダイオードの射出側にダイクロイックミラー104、105、106と1/4波長板107、108、109とを備えている。また、各々の発光ダイオード101、102、103の光軸と偏光ビームスプリッタ110の偏光分離面111とが略45度の角度になるように偏光ビームスプリッタ110が配置されている。
発光ダイオード101、102、103としては、商品として入手可能な砲弾型やチップ型等のごく一般的な発光ダイオードを使用すればよい。図1の平面図においては紙面の都合上4個の発光ダイオードが模式的に描かれているが、発光ダイオードの数は必要に応じて配備すればよく、例えば縦×横のマトリクス上に複数個を平面配置することが可能である。
ダイクロイックミラー104、105、106はガラス基板上に真空蒸着により誘電体多層膜を形成したものを使用した。この種のダイクロイックミラーとしては、投写型液晶表示装置の光学部品に実用化している周知の技術を利用すればよい。1/4波長板107、108、109はフィルムタイプのものをガラス基板に貼り付けた構造のものを使用した。フィルムタイプのほか、水晶等の結晶からなる1/4波長板を利用することも可能である。
偏光ビームスプリッタ110は斜辺に誘電体多層膜が形成された2個の光学ガラスからなる直角プリズムを張りあわせたものを使用した。約45度で偏光分離面に入射した可視光のランダムな偏光光を約1:1の割合でP偏光光とS偏光光に分離する特性を有する。
次に本発明の光源装置100の動作について、図2(a)、(b)、(c)および図3を用いて説明する。図2は本発明の光源装置の動作を説明する模式的説明図であり、(a)は発光ダイオード(R)101から射出された光束の光路を示す模式図、(b)は発光ダイオード(G)102から射出された光束の光路を示す模式図、(c)は発光ダイオード(B)103から射出された光束の光路を示す模式図であり、図3は本発明の光源装置100のダイクロイックミラーの特性を示す説明図である。ここで各光束は符号を括弧で囲んで表示する。
図2(a)に示すように、R色の色光を発する発光ダイオード(R)101からはランダムな偏光成分の光束が射出する。この光束は、発光ダイオード(R)101の射出位置の直後に配置されているダイクロイックミラー104にまず入射する。ダイクロイックミラー104には図3の特性(R)301に示すごとくRの色光を透過し、GおよびBの色光を反射する特性の薄膜が形成されている。従ってR色の光束はダイクロイックミラー104を透過し、さらに1/4波長板107を通過する。このとき、ランダムな偏光光が1/4波長板に入射しても偏光成分はランダムのままである。次に、このランダムな偏光光(211)は偏光ビームスプリッタ110の偏光分離面111に到達し、このとき、P偏光成分(213)は直進し、B色の発光ダイオード(B)103の方向に進む。S偏光成分(212)は反射されてG色の発光ダイオード(G)102の方向へ進行方向を変える。P偏光成分の光束(213)はその後、1/4波長板109に達し一旦円偏光光となり、B色の発光ダイオード(B)103の射出側に配置されるダイクロイックミラー106に到達する。ダイクロイックミラー106には図3の特性(B)303に示すような、G色およびR色を反射させる特性を有する薄膜が形成されており、R色の光束(213)はダイクロイックミラー106で反射されることになり、R色の発光ダイオード(R)101側に進路を反転する。この進路反転後、直ちに1/4波長板109を通過するので、このとき円偏光であった光束はS偏光光(215)となる。S偏光光となった光束(215)は偏光分離面111に達したあと、光源装置100から光束を射出する方向に反射され光束(216)となる。
一方、偏光分離面111で反射し、G色の発光ダイオード(G)102側に進行したS偏光光の光束(212)は1/4波長板108に到達後一旦円偏光光になるものの、G色を透過し、RおよびB色を反射させる図3の特性(G)302のダイクロイックミラー105により反射される。そして進路を再び偏光分離面111側に変更し、1/4波長板108を透過し、そこでP偏光(214)に偏光変換されて、偏光分離面111を直進し、光源装置100から射出される光束(217)となる。
このように発光ダイオードから発したR色のランダムな偏光光(211)はそのほとんどが、P偏光光(217)またはS偏光光(216)として光源装置100から射出する光束となるので光利用率の高い光源装置100を構成できる。
G色を発する発光ダイオード(G)102からのランダムな偏光光は、以下の経路をたどって光源装置100から射出される。図2(b)に示すように、まず、G色を透過し、BおよびR色を反射する図3の特性(G)302のダイクロイックミラー105と、1/4波長板108を通過する。そしてランダムな偏光光(221)のまま偏光分離面111に達する。ここでP偏光成分の光束は偏光分離面111を直進し、光源装置100からの射出光(222)となる。偏光分離面111で反射するS偏光の光束223はR色の発光ダイオード(R)101側の1/4波長板107、そしてR色を透過してGおよびB色を反射する図3の特性(R)301のダイクロイックミラー104に達し、そこで反射され、再び1/4波長板107を通過しそこでP偏光光の光束として、偏光分離面111を通過してB色の発光ダイオード(B)103側の1/4波長板109を経由してダイクロイックミラー106に達する。ダイクロイックミラー106はG色を反射する図3の特性(B)303を有しており、反射後に1/4波長板109でS偏光光(225)に変換される。そのあと、偏光分離面111で反射して光源装置100の射出光(226)となる。
また、B色を発する発光ダイオード103からのランダムな偏光光は、以下の経路をたどって光源装置100から射出される。図2(c)に示すように、まず、光束(231)は、B色を透過し、GおよびR色を反射する図3の特性(B)303のダイクロイックミラー106、そして1/4波長板109を通過し、偏光分離面111に達する。ここでS偏光成分の光束(232)は反射して光源装置100から射出される。一方、偏光分離面111を透過するP偏光の光束(233)はR色の発光ダイオード(R)101側に配置される1/4波長板107を通過し、B色を反射するダイクロイックミラー104で反射されて、再び1/4波長板107を経てS偏光の光束(234)として偏光分離面111に到達し、ここで反射されて光束(235)としてG色の発光ダイオード(G)102側に進行する。その後、1/4波長板108を通過し、B色を反射する特性(B)303のダイクロイックミラー105で反射され、再び1/4波長板108を通ってP偏光光に変換され、偏光分離面111を透過して光束(236)となって光源装置100から射出される。
このように、R、G、Bの発光ダイオードの光源をコの字型に配備しても、光源で発生した光束のほとんどを光源装置100から射出することが可能になるので高効率な光源装置100を構成できる。また、発光ダイオードの射出後に偏光変換光学系を新たに設ける必要がないので、発光ダイオードを多数使用して、それらをできるだけ近接して配列することが可能になるので、小型で高輝度な光束を出力できる光源装置100を実現できる。
本発明の光源装置100は第1の実施の形態以外にも種々の変形が可能である。例えば、第1の実施の形態において、偏光ビームスプリッタ110に対してダイクロイックミラー104、105、106そして1/4波長板107、108、109はそれぞれ独立して配置されているが、これらを一体型とすることも可能である。一体型とすることで組み立て性が向上し、取り扱いが容易になる。
さらに別の変形例を図4に示す。図4は本発明の光源装置の第1の実施の形態の変形例の構成を示す模式的平面図である。光源装置400は、それぞれが複数個で構成されるRおよびGおよびB色を発する発光ダイオード401、402、403をコの字型に配備して、各発光ダイオードの光軸と偏光分離面が約45度の角度になるように偏光ビームスプリッタ414が配置されている。また、偏光ビームスプリッタ404と発光ダイオード401、402、403との間には1/4波長板付ダイクロイックミラー411、412、413が配置されている。第1の実施の形態との違いは、より軽量化と低コストを実現するために偏光ビームスプリッタ414に板状のものを使用したことと、ダイクロイックミラーと1/4波長板を一体化した点である。平板状の偏光ビームスプリッタとしては、例えば米国モックステック社のワイヤーグリッド型偏光ビームスプリッタが商品として入手可能である。1/4波長板付ダイクロイックミラー411、412、413はガラス基板上の表面側に誘電体多層膜を蒸着したものを使用し、蒸着膜が形成されていない裏面側にフィルムタイプの1/4波長板を貼り合わせ、誘電体多層膜が形成されている側を発光ダイオード側に向けて配置した。R、G、Bの各発光ダイオード401、402、403から発した光束が光源装置400から射出されるに至る経路については、図2を参照した上述の説明と同様なので説明は省略する。
ガラス製の偏光ビームスプリッタに比べて平板状の偏光ビームスプリッタは格段に軽量であるため、光源装置400の軽量化に大きく寄与する。
なお、これまでの説明において発光ダイオードは砲弾型のレンズと一体化した発光ダイオードを例としたが、発光ダイオードから射出する光束の平行性を高めるためにレンズ系を付加した構成であてもよい。この場合には発光ダイオードとダイクロイックミラーとの間にレンズ系を配備することが好ましい。
(第2の実施の形態)
図5は本発明の第2の実施の形態である、本発明の第1の実施の形態の光源装置を備えた投写型表示装置の一例を示す模式的構成図である。第1の実施の形態で説明した本発明の光源装置100から射出した光束は、プリズム503を介して表示デバイスであるDMD502を照明する。DMD502で画像変調された光束が投写レンズ504によって拡大して投写される構成となっている。ここで光源装置100からは、例えばR→G→Bの色光の繰り返しとなるように発光ダイオード101、102、103の点灯を制御することで色順次表示方式のカラー画像を得ることができる。なお、R→G→Bといった色光の繰り返しに加えて全色の発光ダイオードを点灯させる時間を設けてR→G→B→W(白色)の繰り返しという点灯制御をすればより一層明るい投写画像を得ることもできる。
本発明の第1の実施の形態の光源装置の構成を示す模式的平面図である。 本発明の光源装置の動作を説明する模式的説明図である。(a)は発光ダイオード(R)から射出された光束の光路を示す模式図である。(b)は発光ダイオード(G)から射出された光束の光路を示す模式図である。(c)は発光ダイオード(B)から射出された光束の光路を示す模式図である。 本発明の光源装置のダイクロイックミラーの特性を示す説明図である。 本発明の光源装置の第1の実施の形態の変形例の構成を示す模式的平面図である。 本発明の第2の実施の形態である、本発明の第1の実施の形態の光源装置を備えた投写型表示装置の一例を示す模式的構成図である。
符号の説明
100、400 光源装置
101、401 発光ダイオード(R)
102、402 発光ダイオード(G)
103、403 発光ダイオード(B)
104、105、106 ダイクロイックミラー
107、108、109 1/4波長板
110、414 偏光ビームスプリッタ
111 偏光分離面
301 特性(R)
302 特性(G)
303 特性(B)
401、402、403 1/4波長板付ダイクロイックミラー
500 投射型表示装置
502 DMD
503 プリズム
504 投射レンズ
(211)〜(217)、(221)〜(226)、(231)〜(236) 光束

Claims (9)

  1. 第1の色光を発する第1の発光ダイオードと、第2の色光を発する第2の発光ダイオードと、第3の色光を発する第3の発光ダイオードと、前記第1から第3の色光を合成するための色合成光学系を備えた光源装置において、
    前記色合成光学系は、1/4波長板を備えた、異なる波長選択性を有する3種のダイクロイックミラーと、偏光ビームスプリッタとから構成され、
    3種の前記ダイクロイックミラーが前記偏光ビームスプリッタの偏光分離面に対して45度の角度を成す位置にコ型に配置され、
    前記第1からの第3の発光ダイオードは前記ダイクロイックミラーのそれぞれに近接して設けられ、前記第1からの第3の発光ダイオードからの光束が一つの光路に合成されて射出されることを特徴とする光源装置。
  2. 前記第1の色光がR色(赤色)、前記第2の色光がG色(緑色)、前記第3の色光がB色(青色)である、請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記1/4波長板は偏光ビームスプリッタに近い側に配置されている、請求項1に記載の光源装置。
  4. 前記第1の発光ダイオードと前記偏光ビームスプリッタとの間に配置される前記ダイクロイックミラーの特性は、前記第1の発光ダイオードの色光を透過し、前記第2および前記第3の発光ダイオードの色光を反射させる特性を有し、前記第2の発光ダイオードと前記偏光ビームスプリッタとの間に配置される前記ダイクロイックミラーの特性は、前記第2の発光ダイオードの色光を透過し、前記第1および前記第3の発光ダイオードの色光を反射させる特性を有し、前記第3の発光ダイオードと前記偏光ビームスプリッタとの間に配置される前記ダイクロイックミラーの特性は、前記第3の発光ダイオードの色光を透過し、前記第1および前記第2の発光ダイオードの色光を反射させる特性を有する、請求項1に記載の光源装置。
  5. 前記偏光ビームスプリッタは、斜辺に誘電多層膜が形成された2個の光学ガラスからなる直角プリズムを張りあわせた構造の偏光ビームスプリッタである、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の光源装置。
  6. 前記偏光ビームスプリッタは、平板状の偏光ビームスプリッタである、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の光源装置。
  7. 前記1/4波長板と前記ダイクロイックミラーとは独立して設けられている、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の光源装置。
  8. 前記1/4波長板と前記ダイクロイックミラーとは一体に形成されている、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の光源装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の光源装置を備え、該光源装置からの光束を単一のDMD表示パネルに照射し、該DMD表示パネルで変調される画像を投写レンズにより拡大表示する、投写型表示装置。
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