JP2018124538A - 光源装置および投写型表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】固体光源から出射する光の偏光特性を利用して、複数の固体光源からの光を効率よく集光し、小型で安価な光源装置を提供する。【解決手段】本開示の光源装置は、複数の固体光源ユニットと、複数の固体光源ユニットからの偏光光を偏光合成する偏光合成ミラーと、偏光合成ミラーからの光の偏光の方位を変換する短冊状の1/2波長板と、1/2波長板からの光の偏光成分の強度比を制御する1/2波長板と、1/2波長板からの光を偏光分離するダイクロイックミラーと、ダイクロイックミラーで偏光分離された光で励起発光する蛍光板とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、光源装置、および小型のライトバルブ上に形成される画像を照明光で照射し、投写レンズによりスクリーン上に拡大投写する投写型表示装置に関する。
近年、ミラー偏向型のデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)や液晶パネルのライトバルブを用いた投写型表示装置の光源として、長寿命である半導体レーザーや発光ダイオードの固体光源からなる光源装置が多数使用されている。その中で、特許文献1には、固体光源から出射する光の偏光特性を利用して、固体光源からの光を小型で、効率よく集光する光源装置が開示されている。また、特許文献2には、複数の固体光源ユニットからの光を効率よく合成するため、反射領域と透過領域を設けて空間的に合成するミラーや偏光合成ミラーを用いた光源装置が開示されている。
特開2012−137744号公報 特開2012−18208号公報
本開示は、固体光源から出射する光の偏光特性を利用して、複数の固体光源ユニットからの光を効率よく合成する小型で高輝度な光源装置と、その光源装置を用いた投写型表示装置を提供する。
本開示の光源装置は、複数の固体光源ユニットと、偏光合成ミラーと、第1位相差板と、ダイクロイックミラーと、蛍光板と、第2位相差板と、反射板と、第3位相差板とを備えている。複数の固体光源ユニットは、複数の固体光源と複数のレンズを備えている。偏光合成ミラーは、固体光源ユニットからの光を偏光合成する。第1位相差板は、偏光合成ミラーからの光の偏光状態を変換する。ダイクロイックミラーは、第1位相差板と、固体光源ユニットからの光を偏光分離し、かつ、青の色光と緑および赤の色光を合成する。蛍光板は、ダイクロイックミラーで偏光分離した一方の偏光光で、励起され、緑、赤成分の蛍光を発する。第2位相差板は、ダイクロイックミラーで偏光分離した他方の偏光光を円偏光に変換する。
本開示によれば、複数の固体光源ユニットからの光を合成する偏光合成ミラーの後に、短冊状の位相差板を配置構成することにより、固体光源からの光を効率よく分離、集光し、蛍光と固体光源の光を合成することができる。これにより小型で高輝度な光源装置が構成できるため、長寿命で小型な明るい投写型表示装置が実現できる。
本開示の実施の形態1における光源装置の構成図 偏光合成ミラーの分光透過率特性を示す図 本開示の光源装置における固体光源から第1位相差板の光学構成図 ダイクロイックミラーの分光透過率特性を示す図 本開示の実施の形態2における投写型表示装置の構成図 本開示の実施の形態3における投写型表示装置の構成図
以下本開示を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本開示の実施の形態を示す光源装置の構成図である。尚、図1においては、固体光源20,24から出射する各光束の様相と、偏光合成ミラー28、ダイクロイックミラー32へ入射する光および偏光合成ミラー28、ダイクロイックミラー32から出射する光の偏光方向を示している。
光源装置50は、第1固体光源ユニット22と、第2固体光源ユニット26と、偏光合成ミラー28と、第1拡散板29と、第3位相差板である複数の1/2波長板30と、第1位相差板である1/2波長板31と、ダイクロイックミラー32と、コンデンサレンズ33,34と、蛍光板38と、第2位相差板である1/4波長板39と、コンデンサレンズ40と、第2拡散板41と、反射板42とを備える。
第1固体光源ユニット22は、複数の半導体レーザーを配置した固体光源20と、複数のコリメートレンズ21とから構成され、放熱板23が取り付けられる。固体光源20を構成する複数の半導体レーザーは第1固体光源素子の一例である。
第2固体光源ユニット26は、複数の半導体レーザーを配置した固体光源24と、複数のコリメートレンズ25とから構成され、放熱板27が取り付けられる。固体光源24を構成する複数の半導体レーザーは第2固体光源素子の一例である。
固体光源20,24の各々には、20個(4×5)の半導体レーザーをピッチpで2次元上に正方配置している。固体光源20,24の半導体レーザーは、447nmから462nmの波長幅で青の色光を発光し、直線偏光を出射する。固体光源20,24は出射する光が偏光合成ミラー28の入射面に対して、それぞれS偏光、P偏光となるように配置している。
コリメートレンズ21,25の各々は、固体光源20,24の対応する半導体レーザーからの光を集光するように複数個配置され、平行な光束群に変換する。各コリメートレンズからの平行な光束幅をdとする。すなわち、コリメートレンズ21,25は、固体光源20,24の半導体レーザーの出射光を光束幅dの平行光として出射する。コリメートレンズ21は第1レンズの一例、コリメートレンズ25は第2レンズの一例である。放熱板23,27は固体光源20,24を冷却するためのものである。このように、第1固体光源ユニット22からはS偏光の光が、第2固体光源ユニット26からはP偏光の光が出射される。ここで、S偏光は、第1の直線偏光の一例である。P偏光は、第2の直線偏光の一例である。第1の直線偏光と第2の直線偏光とは、互いに直交関係にある。
また、第1固体光源ユニット22に対して第2固体光源ユニット26は、P偏光方向と平行な方向にp/2だけ位置をずらして配置している。第1固体光源ユニット22および第2固体光源ユニット26は、半導体レーザーを狭いピッチpで配置した小型な固体光源ユニットであり、光束幅dはp/2よりも大きい。第1固体光源ユニット22から出射するS偏光および第2固体光源ユニット26から出射するP偏光の光は、偏光合成ミラー28に入射した後、合成される。
図2は、偏光合成ミラー28の分光透過率特性を示す。
図2に示すように、偏光合成ミラー28は、447nmから462nmの波長帯域で、P偏光の光を96%以上で透過し、S偏光の光を98%以上で反射する。第1固体光源ユニット22、第2固体光源ユニット26からの光束の光束幅dがd>p/2の関係である場合、第1固体光源ユニット22からの光束は反射し、第2固体光源ユニット26からの光束は透過する。このため、空間的に合成するミラーでは、第1固体光源ユニット22から出射するS偏光および第2固体光源ユニット26から出射するP偏光の光を効率よく合成できない。しかしながら、本実施の形態のように偏光合成ミラー28を用いることにより、空間ではなく偏光で合成するため高効率で合成できる。高効率で合成された光は、第1拡散板29に入射する。
第1拡散板29は、ガラス製で表面に微細な凹凸形状を加工、もしくは微小なレンズを形成したものであり、光を拡散する。拡散光の最大強度の50%となる半値角度幅である拡散角度は略4度と小さく、偏光特性を保持する。第1拡散板29を透過した光は、第3位相差板を構成する1/2波長板30に入射する。1/2波長板30は、固体光源20の発光中心波長近傍で位相差が1/2波長となる位相差板である。1/2波長板30は、第1固体光源ユニット22からのS偏光の光束を全てP偏光の光束に変換するように、短冊状で光束幅dと同じ幅dを有しており、光束幅dより小さい所定の間隔で複数枚を配置している。本実施の形態では、1/2波長板30を4個配置しており、1/2波長板のそれぞれに固体光源20からのS偏光の光束が光束幅に合致するように照射される。1/2波長板30は、図1のP偏光方向を0度とした場合に、光学軸を45度で配置したものである。なお、本実施の形態では、1/2波長板30を4個配置しているが、少なくとも1個配置していればよい。
第2固体光源ユニット26からのP偏光に対しては、光束幅d<p/2となる場合には、S偏光に変換されない。しかしながら、光束幅d>p/2となる場合には、一部の光束がS偏光に変換される。本実施の形態の図1では、光束幅d>p/2となる場合を示している。このため、1/2波長板30を透過した光は、P偏光に一部S偏光が混在した光となる。
図3は、固体光源から第1位相差板である1/2波長板31までの光学構成図を示す。
図3において、偏光合成ミラー28で合成された光の偏光が混在した一部の光束を斜線にて示している。例えば、第1固体光源ユニット22からの光束43と第2固体光源ユニット26からの光束44において、偏光合成ミラー28で合成された後、偏光が混在した斜線の光束45が1/2波長板30に入射する。1/2波長板30では、光束45のS偏光がP偏光に、P偏光がS偏光に変換される。
1/2波長板30を透過した光は、第1位相差板である1/2波長板31に入射する。1/2波長板31は、図3のP偏光方向を0度とした場合に、光学軸を32.5度で配置したものである。光学軸が32.5度の場合、P偏光は1/2波長板31により偏光の方位が65度に変換され、P偏光成分の光強度が18%、S偏光成分の光強度が82%となり、所望の白色光色度を得ることができる。1/2波長板31は、回転調整が可能な機構を設けて、その光学軸の配置角度を調整できるようにしている。このため、光束幅d>p/2で一部S偏光が混在した場合においても、S偏光成分が18%以下であれば、その光学軸を32.5度から、偏光方位を変換しない0度の範囲で調整することが出来る。その結果、P偏光成分の光強度を18%に、S偏光成分の強度を82%に変換調整が可能となる。このようにして、1/2波長板31を出射した光は、P偏光成分の光強度は18%、S偏光成分の光強度が82%とすることができる。
1/2波長板30,31、および図1で示す1/4波長板39は、誘電体材料の斜め蒸着による複屈折を利用した薄膜位相差板である。薄膜位相差板は無機材料で構成され、水晶などの無機光学結晶と同様に耐久性、信頼性に優れ、水晶よりも比較的安価に構成できる。
第1位相差板である1/2波長板31を出射した光は、ダイクロイックミラー32に入射する。
図4は、ダイクロイックミラーの分光透過率特性を示す。
図4に示すように、青色光は、透過率が50%となる波長がS偏光で465nm、P偏光で442nmの特性で透過、反射する。緑、赤成分を含む色光は、96%以上で透過する特性である。ダイクロイックミラー32へ入射する光のS偏光成分は、反射され、P偏光成分は透過する。1/2波長板31により、S偏光成分とP偏光成分の光強度は、それぞれ82%、18%で反射、透過する。
ダイクロイックミラー32で反射した82%のS偏光の青色光は、コンデンサレンズ33、34により集光される。光強度がピーク強度に対して13.5%となる直径をスポット径と定義すると、82%のS偏光の青色光は、スポット径が1.5mm〜2.5mmのスポット光に重畳され、蛍光板38に入射する。第1拡散板29は、そのスポット光の径が所望の径となるよう光を拡散させている。
蛍光板38は、反射膜と、蛍光体層35を形成したアルミニウム基板36と、中央部のモーター37とから構成される。蛍光板38は、回転制御可能な円形基板である。蛍光板38の反射膜は、可視光を反射する金属膜もしくは誘電体膜であり、アルミニウム基板上に形成される。さらに、反射膜上には蛍光体層35が形成される。蛍光体層35には、青色光により励起され、緑、赤成分を含んだ黄色光を発光するCe付活YAG系黄色蛍光体を形成している。この蛍光体の結晶母体の代表的な化学組成はYAl12である。蛍光体層35は、円環状に形成している。スポット光で励起された蛍光体層35は、緑、赤成分の光を含む黄色光を発光する。蛍光板38は、アルミニウム基板であり、かつ回転させることにより、励起光による蛍光体層35の温度上昇を抑制し、蛍光変換効率を安定に維持することができる。蛍光体層35に入射した光は、緑、赤成分の色光を発光し、蛍光板38を出射する。また、反射膜側に発光する光は反射膜で反射し、蛍光板38を出射する。蛍光板38から出射した緑および赤の色光は、自然光となり、再びコンデンサレンズ33、34で集光され、略平行光に変換された後、ダイクロイックミラー32を透過する。
一方、ダイクロイックミラー32を透過する18%のP偏光の青色光は、第2位相差板である1/4波長板39に入射する。1/4波長板39は半導体レーザーの発光中心波長近傍で位相差が1/4波長となる位相差板である。1/4波長板39は、図3のP偏光方向を0度とした場合に、光学軸を45度で配置している。1/4波長板39を透過した光は円偏光に変換され、コンデンサレンズ40に入射して、集光する。コンデンサレンズ40の焦点距離は集光角度が40度以下となるようにし、反射板42の近傍に集光スポットを形成する。コンデンサレンズ40で集光された光は第2拡散板41に入射する。第2拡散板41は入射する光を拡散させて、光強度分布を均一化するとともに、レーザー光のスペックルを解消する。第2拡散板41は薄板のガラス表面に微細な凹凸形状もしくは微小なレンズで光を拡散するものである。第2拡散板41は拡散面への1回の透過光で略4度の拡散角度を有し、偏光特性を維持するものである。第2拡散板41を透過した円偏光の光は、アルミニウムや誘電体多層膜などの反射膜を形成した反射板42で位相が反転され、逆回りの円偏光となる。反射板42で反射した光は、再度、第2拡散板41で拡散された後、コンデンサレンズ40で平行光に変換され、1/4波長板39に入射する。1/4波長板39に入射した逆回りの円偏光は、S偏光に変換され後、ダイクロイックミラー32で反射する。
このようにして、蛍光板38からの蛍光と、効率よく偏光変換された青色光とが、ダイクロイックミラー32で合成され、白色光として出射される。蛍光の緑、赤成分を含む黄色光と半導体レーザーの青色光により、良好なホワイトバランスの発光特性を得ることができる。この発光スペクトル特性は、投写型表示装置の光学系で青、緑、赤の3原色光に分離しても、所望の色度座標の単色光を得ることができる。
第3位相差板である1/2波長板30は、第1固体光源ユニットからのS偏光をP偏光に変換する位置に配置したが、第2固体光源からのP偏光の光をS偏光に変換する位置に配置してもよい。この場合、主にS偏光の光に一部P偏光の光が混在する光束となるため、第1位相差板は出射する光のP偏光成分の光強度を18%、S偏光成分の光強度を82%となるように、その光学軸を適切な角度に変更すればよい。
また、第3位相差板を第2固体光源からのP偏光の光をS偏光に変換する位置に配置した場合、第1位相差板に入射する光が主にS偏光となる。したがって、S偏光成分の強度を82%、P偏光成分の強度を12%にするため、第1位相差板に1/4波長板を用いてもよい。1/4波長板は光軸の配置角度により、S偏光成分が入射した場合、S偏光成分を100%から最大50%の光強度に、P偏光成分を0%から最大50%の光強度に分離制御できるためである。
1/2波長板30,31や1/4波長板39には、薄膜位相差板を用いて説明したが、高価であるが耐光性に優れた水晶を用いてもよい。また、光の波長よりも小さい微細周期構造で生じる複屈折を利用した微細構造性位相差板を用いてもよい。
以上のように、本開示の光源装置は、複数の固体光源ユニットからの光を偏光合成ミラーにより合成し、偏光合成ミラーからの一方の偏光の方位を短冊状の第3位相差板で変換し、この第3位相差板から得られるP偏光、S偏光の比率を第1位相差板で制御して、偏光分離するダイクロイックミラーに出射するようになっている。そして、ダイクロイックミラーで偏光分離した一方の光で蛍光板を励起発光して得た色光と、偏光分離したもう一方の光を第2位相差板により偏光変換して得た青色光とを、効率よく集光、合成して白色光を得るようにしているため、小型で高輝度な光源装置が構成できる。
(実施の形態2)
以下、図5を用いて、実施の形態2を説明する。実施の形態1と同様の構成要素については同様の符号を付し、その説明は省略する場合がある。
図5は、本開示の実施の形態2にかかる投写型表示装置である。映像信号に応じて画像を形成する画像形成素子として、TN(Twisted Nematic)モードもしくはVA(Vertical Alignment)モードであって、画素領域に薄膜トランジスタを形成したアクティブマトリクス方式の透過型の液晶パネルを用いている。
投写型表示装置は、第1のレンズアレイ板200、第2のレンズアレイ板201、偏光変換素子202、重畳用レンズ203、青反射のダイクロイックミラー204、緑反射のダイクロイックミラー205、反射ミラー206,207,208、リレーレンズ209,210,フィールドレンズ211,212,213、入射側偏光板214,215,216、液晶パネル217,218,219、出射側偏光板220,221,222、赤反射のダイクロイックミラーと青反射のダイクロイックミラーから構成される色合成プリズム223、投写レンズ224を備える。
光源装置50からの白色光は、複数のレンズ素子から構成される第1のレンズアレイ板200に入射する。第1のレンズアレイ板200に入射した光束は多数の光束に分割される。分割された多数の光束は、複数のレンズから構成される第2のレンズアレイ板201に収束する。第1のレンズアレイ板200のレンズ素子は液晶パネル217,218,219と相似形の開口形状である。第2のレンズアレイ板201のレンズ素子は、第1のレンズアレイ板200と液晶パネル217,218,219とが略共役関係となるようにその焦点距離を決めている。第2のレンズアレイ板201から出射した光は、偏光変換素子202に入射する。偏光変換素子202は、偏光分離プリズムと1/2波長板により構成され、光源からの自然光を一つの偏光方向の光に変換する。蛍光は自然光であるため、自然光をひとつの偏光方向に偏光変換されるが、青色光はS偏光の光で入射するため、偏光は変換されない。偏光変換素子202からの光は、重畳用レンズ203に入射する。重畳用レンズ203は、第2のレンズアレイ板201の各レンズ素子からの出射した光を液晶パネル217,218,219上に重畳するためのレンズである。第1のレンズアレイ板200、第2のレンズアレイ板201と、偏光変換素子202と、重畳用レンズ203を光源からの光を集光し被照明領域に照明する照明光学系としている。
重畳用レンズ203からの光は、色分離手段である青反射のダイクロイックミラー204、緑反射のダイクロイックミラー205により、青、緑、赤の色光に分離される。緑の色光は、フィールドレンズ211、入射側偏光板214を透過して、液晶パネル217に入射する。青の色光は、反射ミラー206で反射した後、フィールドレンズ212、入射側偏光板215を透過して液晶パネル218に入射する。赤の色光は、リレーレンズ209,210を透過した後、反射ミラー207,208で反射する。反射した光は、フィールドレンズ213、入射側偏光板216を透過して、液晶パネル219に入射する。
3枚の液晶パネル217,218、219は、映像信号に応じた画素への印加電圧の制御により入射する光の偏光状態を変化させる。次に、それぞれの液晶パネル217,218,219の両側に透過軸を直交するように配置したそれぞれの入射側偏光板214,215,216および出射側偏光板220,221,222を組み合わせて光を変調し、緑、青、赤の画像を形成する。出射側偏光板220,221,222を透過した各色光は色合成プリズム223により、赤、青の各色光がそれぞれ赤反射のダイクロイックミラー、青反射のダイクロイックミラーによって反射し、緑の色光と合成され、液晶パネルで形成された画像である映像光として投写レンズ224に入射する。投写レンズ224に入射した光は、スクリーン(図示せず)上に拡大投写される。
光源装置は、複数の固体光源ユニットで小型に構成され、高効率で良好なホワイトバランスの白色光を出射するため、長寿命で、高輝度な投写型表示装置を実現できる。また、画像形成手段には、時分割方式ではなく偏光を利用する3枚の液晶パネルを用いているため、カラーブレイキングがなく色再現が良好で、明るく高精細な投写画像を得ることができる。また、3つのDMD素子を用いた場合よりも、全反射プリズムが不要で、色合成用のプリズムが45度入射の小型プリズムになるため、投写型表示装置が小型に構成できる。
以上のように、本実施の形態の投写型表示装置は、複数の固体光源ユニットからの光を偏光合成ミラーにより合成し、偏光合成ミラーからの一方の偏光の方位を短冊状の第3位相差板で変換し、この第3位相差板からのP偏光、S偏光の比率を第1位相差板で制御して、偏光分離するダイクロイックミラーに出射するようになっている。そして、ダイクロイックミラーで偏光分離した一方の光で蛍光板を励起発光して得た色光と、偏光分離したもう一方の光を第2位相差板により偏光変換して得た青色光とを、効率よく集光、合成して白色光を得ることができる光源装置を用いている。このため、小型で高輝度な投写型表示装置が構成できる。
画像形成手段として、透過型の液晶パネルを用いたが、反射型の液晶パネルを用いて構成してもよい。反射型の液晶パネルを用いることにより、より小型で高精細な投写型表示装置が構成できる。
(実施の形態3)
以下、図6を用いて、実施の形態3を説明する。実施の形態1と同様の構成要素については同様の符号を付し、その説明は省略する場合がある。
図6は、本開示の実施の形態3にかかる投写型表示装置である。映像信号に応じて画像を形成する画像形成素子として、3つのDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)を用いている。
光源装置50から出射した白色光は、集光レンズ100に入射し、ロッド101へ集光する。ロッド101への入射光はロッド内部で複数回反射することにより、光強度分布が均一化され出射する。ロッド101からの出射光はリレーレンズ102により集光され、反射ミラー103で反射した後、フィールドレンズ104を透過し、全反射プリズム105に入射する。このように集光レンズ100、ロッド101、リレーレンズ102、反射ミラー103、フィールドレンズ104は、光源からの光を集光し被照明領域に照明する照明光学系を構成する。
全反射プリズム105は2つのプリズムから構成され、互いのプリズムの近接面には薄い空気層106を形成している。空気層106は臨界角以上の角度で入射する光を全反射する。フィールドレンズ104からの光は、全反射プリズム105の全反射面で反射されて、カラープリズム107に入射する。カラープリズム107は3つのプリズムからなり、それぞれのプリズムの近接面には、青反射のダイクロイックミラー108と赤反射のダイクロイックミラー109が形成されている。カラープリズム107の青反射のダイクロイックミラー108と赤反射のダイクロイックミラー109により、青、赤、緑の色光に分離され、それぞれDMD110,111,112に入射する。
DMD110,111,112は映像信号に応じてマイクロミラーを偏向させ、投写レンズ113に入射する光と、投写レンズ113の有効外へ進む光とに反射させる。DMD110,111,112により反射された光は、再度、カラープリズム107を透過する。カラープリズム107を透過する過程で、分離された青、赤、緑の各色光は合成され、全反射プリズム105に入射する。全反射プリズム105に入射した光は空気層106に臨海角以下で入射するため、透過して、投写レンズ113に入射する。このようにして、DMD110,111,112により形成された画像光がスクリーン(図示せず)上に拡大投写される。
光源装置は、複数の固体光源で構成され、高効率で良好なホワイトバランスの白色光を出射するため、長寿命で、高輝度な投写型表示装置を実現できる。また、画像形成手段にDMDを用いているため、液晶を用いた画像形成手段と比べて、耐光性、耐熱性が高い投写型表示装置が構成できる。さらに、3つDMDを用いているため、色再現が良好で、明るく高精細な投写画像を得ることができる。
以上のように、本実施の形態の投写型表示装置は、複数の固体光源ユニットからの光を偏光合成ミラーにより合成し、偏光合成ミラーからの一方の偏光の方位を短冊状の第3位相差板で変換し、この第3位相差板からのP偏光、S偏光の比率を第1位相差板で制御して、偏光分離するダイクロイックミラーに出射する。そして、ダイクロイックミラーで偏光分離した一方の光で蛍光板を励起発光して得た色光と、偏光分離したもう一方の光を第2位相差板により偏光変換して得た青色光とを、効率よく集光、合成して白色光を得ることができる光源装置を用いている。このため、小型で高輝度な投写型表示装置が構成できる。
本開示は、蛍光体を励起発光する光源を使用する光源装置、およびそれを使用した投写型表示装置に適用可能である。
20,24 固体光源
21,25 コリメートレンズ
22,26 固体光源ユニット
23,27 放熱板
28 偏光合成ミラー
29 第1拡散板
30 1/2波長板
31 1/2波長板
32 ダイクロイックミラー
33,34,40 コンデンサレンズ
35 蛍光体層
36 アルミニウム基板
37 モーター
38 蛍光板
39 1/4波長板
41 第2拡散板
42 反射板
43,44,45 光束
50 光源装置
100 集光レンズ
101 ロッド
102,209,210 リレーレンズ
103,206,207,208 反射ミラー
104,211,212,213 フィールドレンズ
105 全反射プリズム
106 空気層
107 カラープリズム
108,204 青反射のダイクロイックミラー
109 赤反射のダイクロイックミラー
110,111,112 DMD
113,224 投写レンズ
200 第1のレンズアレイ板
201 第2のレンズアレイ板
202 偏光変換素子
203 重畳用レンズ
205 緑反射のダイクロイックミラー
214,215,216 入射側偏光板
217,218,219 液晶パネル
220,221,222 出射側偏光板
223 色合成プリズム

Claims (16)

  1. 複数の固体光源と複数のレンズを備えた複数の固体光源ユニットと、
    前記固体光源ユニットからの光を偏光合成する偏光合成ミラーと、
    前記偏光合成ミラーからの光の偏光状態を変換する第1位相差板と、
    前記固体光源ユニットからの光を偏光分離し、かつ、青の色光と緑および赤の色光を合成するダイクロイックミラーと、
    前記ダイクロイックミラーで偏光分離した一方の偏光光で励起され、緑、赤成分の蛍光を発する蛍光板と、
    前記ダイクロイックミラーで偏光分離した他方の偏光光を円偏光に変換する第2位相差板と、
    前記第2位相差板で変換された円偏光を前記第2位相差板に反射する反射板と、
    前記偏光合成ミラーと前記第1位相差板の間に配置され、前記偏光合成ミラーで合成された合成光束の一方の偏光光に対して、偏光の方位を変換する第3位相差板とを備えた、光源装置。
  2. 前記第1位相差板は1/2波長板もしくは1/4波長板である請求項1記載の光源装置。
  3. 前記第2位相差板は1/4波長板である請求項1記載の光源装置。
  4. 前記第3位相差板は1/2波長板である請求項1記載の光源装置。
  5. 前記第1から第3の位相差板は誘電体材料の斜め蒸着による複屈折を用いた薄膜位相差板である請求項1記載の光源装置。
  6. 前記第1から第3の位相差板は微細構造による複屈折を用いた微細構造性位相差板である請求項1記載の光源装置。
  7. 前記第1から第3の位相差板は水晶である請求項1記載の光源装置。
  8. 前記第1の位相差板は回転調整可能な機構を備えた請求項1記載の光源装置。
  9. 前記複数の固体光源は青色半導体レーザーである請求項1記載の光源装置。
  10. 前記複数の固体光源を出射する光が直線偏光の光である請求項1記載の光源装置。
  11. 前記蛍光板は、回転制御可能な円形基板であって、Ce付活YAG系黄色蛍光体を形成した蛍光体層を備えた請求項1記載の光源装置。
  12. 請求項1記載の光源装置と、
    前記光源からの光を集光し被照明領域に照明する照明光学系と、
    映像信号に応じて画像を形成する画像形成素子と、
    前記画像形成素子で形成された画像を拡大投写する投写レンズを備えた、投写型表示装置。
  13. 前記画像形成素子が液晶パネルである請求項12記載の投写型表示装置。
  14. 前記画像形成素子がミラー偏向型のデジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)である請求項12記載の投写型表示装置。
  15. ピッチpで配置され、第1の直線偏光を出射する複数の第1固体光源素子と、前記第1固体光源素子の出射側に配置され、前記第1固体光源素子の出射光を光束幅dの平行光として出射する複数の第1レンズとを有し、以下の条件(1)を満たす、第1光源ユニットと、
    d>p/2 ・・・(1)
    前記ピッチpで配置され、前記第1の直線偏光と直交する第2の直線偏光を出射する複数の第2固体光源素子と、前記第2固体光源素子の出射側に配置され、前記第2固体光源素子の出射光を前記光束幅dの平行光として出射する複数の第2レンズとを有し、以下の条件(2)を満たし、
    d>p/2 ・・・(2)
    かつ前記第1レンズからの出射光と前記第2レンズからの出射光が直交するとともに前記第1光源ユニットに対して第2の直線偏光の偏光方向と平行な方向にp/2ずらした位置に配置された第2光源ユニットと、
    前記第1の直線偏光を透過し、前記第2の直線偏光を前記第1の直線偏光と同方向に反射する偏光合成ミラーと、
    前記偏光合成ミラーから出射される第1の直線偏光と第2の直線偏光のそれぞれの光の強度を所定の割合にして透過する第1位相差板と、
    前記光束幅dと同じ幅dを有する短冊状であって、前記第1の直線偏光の光束が光束幅dに合致するよう照射される少なくとも1つの第3位相差板と、を備える光源装置。
  16. 第3位相差板は、前記光束幅dより小さい所定の間隔で配置される請求項15記載の光源装置。
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