JP2020202150A - 車両用前照灯 - Google Patents

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【課題】複数のレーザー光源を用いて高輝度の照明光を得ることを可能とした車両用前照灯を提供する。【解決手段】光源ユニット11は、第1のレーザー光L1を出射する第1のレーザー光源2Aと、第1のレーザー光L1とは異なる偏光方向を有する第2のレーザー光L2を出射する第2のレーザー光源2Bと、第1のレーザー光L1及び第2のレーザー光L2とは異なる波長を有する第3のレーザー光L3を出射する第3のレーザー光源2Cと、第1のレーザー光L1と第2のレーザー光L2との何れか一方を透過し、何れか他方を反射することによって合成された第1の合成レーザー光L12を出射する第1の偏光ビームスプリッタ3Aと、第1の合成レーザー光L12と第3のレーザー光L3との何れか一方を透過し、何れか他方を反射することによって合成された励起光BLを出射するダイクロイックミラー4とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用前照灯に関する。
近年、車両用前照灯では、高輝度且つ高出力な光が得られるレーザーダイオード(LD)などのレーザー光源を用いて、このレーザー光源が発するレーザー光を蛍光体プレート(波長変換部材)に照射することによって、照明光を得ることが行われている(例えば、下記特許文献1を参照。)。
このような車両用前照灯では、青色レーザー光を出射するレーザー光源と、この青色レーザー光(励起光)に励起されて波長変換された黄色光(蛍光光)を発する蛍光体プレートとを組み合わせて、これら青色光と黄色光との混色により白色光(照明光)を得ることが可能である。
また、このような車両用前照灯では、照明光として、上端にカットオフラインを含むロービーム用配光パターンを形成するすれ違い用ビーム(ロービーム)と、ロービーム用配光パターンの上方にハイビーム用配光パターンを形成する走行用ビーム(ハイビーム)とを車両の前方に向けて照射する。
車両用前照灯では、このようなロービーム用配光パターンやハイビーム用配光パターンなどの各配光パターンに対応した複数の照射領域を蛍光体プレートの面内に設けて、各照射領域にレーザー光を走査しながら照射する。これにより、互いに異なる複数の配光パターンを形成することが可能である。
特開2016−134357号公報
ところで、上述した従来の車両用前照灯では、1つのレーザー光源を用いて、このレーザー光源が発するレーザー光を蛍光体プレートの面内で走査することが行われている。したがって、高輝度の照明光を得るためには、レーザー光源の出力を高める必要がある。
一方、レーザー光源の出力を高めた場合、このレーザー光源からの発熱が問題となる。すなわち、レーザー光源では、高出力になればなるほど発熱量が増加するため、温度上昇と共にレーザー発振に必要な電流密度が大きくなる。また、レーザー光源では、高温になると出力の低下や寿命の短縮化を招くことになる。したがって、1つのレーザー光源の出力を高めて高輝度の照明光を得ることには自ずと限界がある。
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、複数のレーザー光源を用いて高輝度の照明光を得ることを可能とした車両用前照灯を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 励起光を出射する光源ユニットと、
前記励起光の照射により励起されて波長変換された蛍光光を発する蛍光体とを備え、
前記励起光と前記蛍光光との混色により得られる照明光を車両の前方に向けて照射する車両用前照灯であって、
前記光源ユニットは、第1のレーザー光を出射する第1のレーザー光源と、
前記第1のレーザー光とは異なる偏光方向を有する第2のレーザー光を出射する第2のレーザー光源と、
前記第1のレーザー光及び前記第2のレーザー光とは異なる波長を有する第3のレーザー光を出射する第3のレーザー光源と、
前記第1のレーザー光と前記第2のレーザー光との何れか一方を透過し、何れか他方を反射することによって合成された第1の合成レーザー光を出射する第1の偏光ビームスプリッタと、
前記第1の合成レーザー光と前記第3のレーザー光との何れか一方を透過し、何れか他方を反射することによって合成された前記励起光を出射するダイクロイックミラーとを備えることを特徴とする車両用前照灯。
〔2〕 前記第1のレーザー光及び前記第2のレーザー光とは異なる波長を有し、且つ、前記第3のレーザー光とは異なる偏光方向を有する第4のレーザー光を出射する第4のレーザー光源と、
前記第3のレーザー光と前記第4のレーザー光との何れか一方を透過し、何れか他方を反射することによって合成された第2の合成レーザー光を出射する第2の偏光ビームスプリッタとを備え、
前記ダイクロイックミラーは、前記第1の合成レーザー光と前記第2の合成レーザー光との何れか一方を透過し、何れか他方を反射することによって合成された前記励起光を出射することを特徴とする前記〔1〕に記載の車両用前照灯。
〔3〕 前記第1の合成レーザー光のピーク波長が、440〜460nmの範囲にあり、
前記第3のレーザー光又は前記第2の合成レーザー光のピーク波長が、470〜480nmの範囲にあり、
前記ダイクロイックミラーの透過と反射との境界波長が、前記第1の合成レーザー光のピーク波長と前記第3のレーザー光又は前記第2の合成レーザー光のピーク波長との間にあることを特徴とする前記〔1〕又は〔2〕に記載の車両用前照灯。
〔4〕 前記励起光を前記蛍光体の面内で走査する励起光走査機構を備えることを特徴とする前記〔1〕〜〔3〕の何れか一項に記載の車両用前照灯。
〔5〕 前記照明光を車両の前方に向けて投影する投影レンズを備えることを特徴とする前記〔1〕〜〔4〕の何れか一項に記載の車両用前照灯。
以上のように、本発明によれば、複数のレーザー光源を用いて高輝度の照明光を得ることを可能とした車両用前照灯を提供することが可能である。
本発明の一実施形態に係る車両用前照灯の一例を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る車両用前照灯の他例を示す模式図である。 図1又は図2に示す車両用前照灯が備える光源ユニットの構成を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明の一実施形態として、例えば図1、図2及び図3に示す車両用前照灯1について説明する。
なお、図1は、車両用前照灯1の一例を示す模式図である。図2は、車両用前照灯1の他例を示す模式図である。図3は、図1又は図2に示す車両用前照灯1が備える光源ユニット11の構成を示す模式図である。
本実施形態の車両用前照灯1は、車両(図示せず。)の前端側の両コーナー部(本実施形態では左前端側のコーナー部)に搭載されるヘッドランプに本発明を適用したものであり、例えば図1又は図2に示すような構成を有している。
なお、以下の説明において、「前」「後」「左」「右」「上」「下」との記載は、特に断りのない限り、車両用前照灯1を正面(車両前方)から見たときのそれぞれの方向を意味するものとする。
具体的に、図1に示す車両用前照灯1は、励起光BLを出射する光源ユニット11と、励起光BLの照射により励起されて波長変換された蛍光光YLを発する透過型の蛍光体プレート12Aと、蛍光体プレート12Aに向けて照射される励起光BLを走査する励起光走査機構13と、励起光走査機構13により走査された励起光BLを蛍光体プレート12Aに向けて反射するリフレクター14と、照明光WLを車両Bの前方に向けて投影する投影レンズ15とを概略備えている。
光源ユニット11は、励起光BLとして、例えば青色レーザー光(発光波長が約450nm)を発するレーザーダイオード(LD)などのレーザー光源を有している。なお、光源ユニット11については、励起光BLとして、紫外レーザー光を発するレーザー光源を用いてもよい。
蛍光体プレート12Aは、励起光BLの照射により励起されて、蛍光光YLとして黄色光を発する黄色蛍光体粒子を含む板状の波長変換部材からなる。本実施形態では、波長変換部材として、例えば、セリウムCe等の付活剤が導入されたYAGとアルミナAlとの複合体(焼結体)からなる蛍光体粒子を含有したものを用いている。なお、蛍光体プレート12Aは、蛍光体粒子の他にも、照明光WLの配光特性を制御するため、拡散剤を含有した構成であってもよい。
励起光走査機構13は、光源ユニット11と蛍光体プレート12Aとの間の光路中に配置されたMEMS(Micro-Electro-Mechanical Systems)ミラーからなる。MEMSミラーは、MEMS技術を用いた可動式のミラーであり、蛍光体プレート12Aの面内で2次元的に走査される励起光BLの走査方向及び走査速度を制御している。
リフレクター14は、蛍光体プレート12Aと励起光走査機構13との間の光路中に配置されたミラーからなる。リフレクター14は、MEMSミラーで反射された励起光BLを蛍光体プレート12Aの背面に向けて反射する。
図1に示す車両用前照灯1では、蛍光体プレート12Aの背面に向かって照射された励起光(青色光)BLの一部が拡散しながら蛍光体プレート12Aを透過すると共に、励起光BLの照射により蛍光体プレート12A内の蛍光体粒子が励起されることで、蛍光光(黄色光)YLを発しながら、これら励起光BLと蛍光光YLとの混色により得られる照明光(白色光)WLを前方の投影レンズ15に向けて出射する。
一方、図2に示す車両用前照灯1は、励起光BLを出射する光源ユニット11と、励起光BLの照射により励起されて波長変換された蛍光光YLを発する反射型の蛍光体プレート12Bと、蛍光体プレート12Bに向けて照射される励起光BLを走査する励起光走査機構13と、励起光走査機構13により走査された励起光BLを蛍光体プレート12Bに向けて反射するリフレクター14と、照明光WLを車両Bの前方に向けて投影する投影レンズ15とを概略備えている。
すなわち、この図2に示す車両用前照灯1は、上記透過型の蛍光体プレート12Aの代わりに、反射型の蛍光体プレート12Bを備えている。また、図2に示す車両用前照灯1は、この蛍光体プレート12Bの配置に合わせて、光源ユニット11、励起光走査機構13及びリフレクター14の配置を変更している。それ以外は、上記図1に示す車両用前照灯1と基本的に同じ構成を有している。
蛍光体プレート12Bは、上記蛍光体プレート12Aを構成する波長変換部材の背面側に反射板16を配置した構成を有している。反射板16は、蛍光体プレート12Bの正面側から入射した励起光BL及び蛍光体プレート12B内で励起された蛍光光YLを蛍光体プレート12Bの正面側に向けて反射する。
図2に示す車両用前照灯1では、蛍光体プレート12Bの正面に向かって照射された励起光(青色光)BLの一部が拡散しながら蛍光体プレート12Bで反射されると共に、励起光BLの照射により蛍光体プレート12A内の黄色蛍光体粒子が励起されることで、蛍光光(黄色光)YLを発しながら、これら励起光BLと蛍光光YLとの混色により得られる照明光(白色光)WLを前方の投影レンズ15に向けて出射する。
このような図1又は図2に示す車両用前照灯1では、照明光WLとして、上端にカットオフラインを含むロービーム用配光パターンを形成するすれ違い用ビーム(ロービーム)と、ロービーム用配光パターンの上方にハイビーム用配光パターンを形成する走行用ビーム(ハイビーム)とを車両の前方に向けて照射する。
車両用前照灯1では、このようなロービーム用配光パターンやハイビーム用配光パターンなどの各配光パターンに対応した複数の照射領域を蛍光体プレートの面内に設けて、各照射領域にレーザー光を走査しながら照射する。これにより、互いに異なる複数の配光パターンを形成することが可能となっている。
ところで、本実施形態の車両用前照灯1は、図3に示す複数(本実施形態では4つ)のレーザー光源2A〜2Dを用いた光源ユニット11を備えている。なお、図3では、上記図1又は図2に示す車両用前照灯1のうち、光源ユニット11及び蛍光体プレート12A,12B以外の構成を省略して示している。
具体的に、この光源ユニット11は、第1のレーザー光L1を出射する第1のレーザー光源2Aと、第2のレーザー光L2を出射する第2のレーザー光源2Bと、第3のレーザー光L3を出射する第3のレーザー光源2Cと、第4のレーザー光L4を出射する第4のレーザー光源2Dとを備えている。
また、光源ユニット11は、第1のレーザー光L1と第2のレーザー光L2との何れか一方(本実施形態では第1のレーザー光L1)を透過し、何れか他方(本実施形態では第2のレーザー光L2)を反射することによって合成された第1の合成レーザー光L12を出射する第1の偏光ビームスプリッタ3Aと、第3のレーザー光L3と第4のレーザー光L4との何れか一方(本実施形態では第3のレーザー光L3)を透過し、何れか他方(本実施形態では第4のレーザー光L4)を反射することによって合成された第2の合成レーザー光L34を出射する第2の偏光ビームスプリッタ3Bとを備えている。
また、光源ユニット11は、第1の合成レーザー光L12と第2の合成レーザー光L34との何れか一方(本実施形態では第2の合成レーザー光L34)を透過し、何れか他方(本実施形態では第1の合成レーザー光L12)を反射することによって合成された励起光BLを出射するダイクロイックミラー4を備えている。
また、光源ユニット11は、第2のレーザー光L2を第1の偏光ビームスプリッタ3Aに向けて反射する第1のミラー5Aと、第4のレーザー光L4を第2の偏光ビームスプリッタ3Bに向けて反射する第2のミラー5Bと、第1の合成レーザー光L12をダイクロイックミラー4に向けて反射する第3のミラー5Cとを備えている。
光源ユニット11では、このような構成を実現するため、第1のレーザー光L1及び第2のレーザー光L2が同一の波長域にある。また、第1のレーザー光L1と第2のレーザー光L2とは、第1の偏光ビームスプリッタ3Aに対する偏光方向が異なっている。
一方、第3のレーザー光L3及び第4のレーザー光L4は、同一の波長域にあり、なお且つ、第1のレーザー光L1及び第2のレーザー光L2とは異なる波長域にある。また、第3のレーザー光L3と第4のレーザー光L4とは、第2の偏光ビームスプリッタ3Bに対する偏光方向が異なっている。
本実施形態において、第1の合成レーザー光L12(第1のレーザー光L1及び第2のレーザー光L2)のピーク波長は、440〜460nmの範囲にある。一方、第2の合成レーザー光L34(第3のレーザー光L3及び第4のレーザー光L4)のピーク波長は、470〜480nmの範囲にある。また、ダイクロイックミラー3の透過と反射との境界波長は、第1の合成レーザー光L12のピーク波長と第2の合成レーザー光L34のピーク波長との間(460〜470nm)にある。
第1〜第4のレーザー光L1〜L4は、励起光BLとして、何れも蛍光体プレート12Aの黄色蛍光体粒子を励起して蛍光光(黄色光)YLを発することが波長域にあり、励起光BLと蛍光光YLとの混色により照明光(白色光)WLが得られる波長域である。
これにより、本実施形態の光源ユニット11では、第1〜第4のレーザー光源1A〜1Dから出射された第1〜第4のレーザー光L1〜L4を合成した励起光BLを蛍光体プレート12A,12Bに向けて出射することが可能である。また、第1〜第4のレーザー光L1〜L4を合成することによって、高出力の励起光BLを得ることが可能である。
したがって、本実施形態の車両用前照灯1では、上述した高出力の励起光BLを用いて、高輝度の照明光WLを得ることが可能である。また、本実施形態の車両用前照灯1では、各レーザー光源1A〜1Dの出力を高めることなく、高出力の励起光BLが得られることから、各レーザー光源1A〜1Dが高温となることを抑えつつ、各レーザー光源1A〜1Dの高寿命化を図ることも可能である。さらに、本実施形態の車両用前照灯1では、比較的安価で小型のレーザー光源1A〜1Dを用いて、高出力の励起光BLを得ることも可能である。
また、本実施形態の車両用前照灯1では、図3に示すように、各レーザー光源1A〜1Dが共通の駆動装置20により駆動される。駆動装置20は、記憶装置30と接続されている。記憶装置30には、第1〜第4のレーザー光L1〜L4の合成後の励起光BLの電流値−出力特性のテーブルが記憶されている。
駆動装置20は、記憶装置30の電流値−出力特性のテーブルを参照しながら、励起光BLが所望の出力となるように、各レーザー光源1A〜1Dの電流値を制御する。各レーザー光源1A〜1Dは、単一の電流値によって駆動される。このため、各光源1A〜1Dを別々に制御するための複数の駆動装置を必要としない。
上述した波長域の異なる第1及び第2のレーザー光源1A,1Bと、第3及び第4のレーザー光源1C,1Dとは、それぞれ異なる電流値−出力特性を有していても、同じ蛍光体プレート12Aの黄色蛍光体粒子を励起することが可能な波長域の光源である。このため、各光源1A〜1Dの出力比の変動による合成後の励起光BLのスペクトルの変動は、車両用前照灯1において特に問題は生じない。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記光源ユニット11では、4つのレーザー光源2A〜2Dを備えた構成となっているが、第4のレーザー光源2D及び第2のミラー5Bを省略した構成とすることも可能である。この場合、3つのレーザー光源2A,2B,2Cから出射された第1〜第3のレーザー光L1〜L3を合成した励起光BLを蛍光体プレート12A,12Bに向けて出射することが可能である。
また、上記車両用前照灯1では、図示を省略するものの、例えば、ヒートシンクや冷却ファンなどを用いて、各レーザー光源1A〜1Dが発する熱を外部へと放熱する構成とすることが可能である。
また、上記車両用前照灯1では、上述したロービーム用配光パターンやハイビーム用配光パターンとは別に、路面描画用配光パターンなどを形成する構成であってもよい。路面描画用配光パターンとしては、例えば文字や記号、図形などを挙げることができる。
1…車両用前照灯 2A…第1のレーザー光源 2B…第2のレーザー光源 2C…第3のレーザー光源 2D…第4のレーザー光源 3A…第1の偏光ビームスプリッタ 3B…第2の偏光ビームスプリッタ 4…ダイクロイックミラー 5A…第1のミラー 5B…第2のミラー 5C…第3のミラー 11…光源ユニット 12A,12B…蛍光体プレート(波長変換部材) 13…励起光走査機構 14…リフレクター 15…投影レンズ BL…励起光 YL…蛍光光 WL…照明光 L1…第1のレーザー光 L2…第2のレーザー光 L3…第3のレーザー光 L4…第4のレーザー光 L12…第1の合成レーザー光 L34…第2の合成レーザー光

Claims (5)

  1. 励起光を出射する光源ユニットと、
    前記励起光の照射により励起されて波長変換された蛍光光を発する蛍光体とを備え、
    前記励起光と前記蛍光光との混色により得られる照明光を車両の前方に向けて照射する車両用前照灯であって、
    前記光源ユニットは、第1のレーザー光を出射する第1のレーザー光源と、
    前記第1のレーザー光とは異なる偏光方向を有する第2のレーザー光を出射する第2のレーザー光源と、
    前記第1のレーザー光及び前記第2のレーザー光とは異なる波長を有する第3のレーザー光を出射する第3のレーザー光源と、
    前記第1のレーザー光と前記第2のレーザー光との何れか一方を透過し、何れか他方を反射することによって合成された第1の合成レーザー光を出射する第1の偏光ビームスプリッタと、
    前記第1の合成レーザー光と前記第3のレーザー光との何れか一方を透過し、何れか他方を反射することによって合成された前記励起光を出射するダイクロイックミラーとを備えることを特徴とする車両用前照灯。
  2. 前記第1のレーザー光及び前記第2のレーザー光とは異なる波長を有し、且つ、前記第3のレーザー光とは異なる偏光方向を有する第4のレーザー光を出射する第4のレーザー光源と、
    前記第3のレーザー光と前記第4のレーザー光との何れか一方を透過し、何れか他方を反射することによって合成された第2の合成レーザー光を出射する第2の偏光ビームスプリッタとを備え、
    前記ダイクロイックミラーは、前記第1の合成レーザー光と前記第2の合成レーザー光との何れか一方を透過し、何れか他方を反射することによって合成された前記励起光を出射することを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
  3. 前記第1の合成レーザー光のピーク波長が、440〜460nmの範囲にあり、
    前記第3のレーザー光又は前記第2の合成レーザー光のピーク波長が、470〜480nmの範囲にあり、
    前記ダイクロイックミラーの透過と反射との境界波長が、前記第1の合成レーザー光のピーク波長と前記第3のレーザー光又は前記第2の合成レーザー光のピーク波長との間にあることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用前照灯。
  4. 前記励起光を前記蛍光体の面内で走査する励起光走査機構を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の車両用前照灯。
  5. 前記照明光を車両の前方に向けて投影する投影レンズを備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の車両用前照灯。
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