JP2013026094A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の発光体を用いずとも照明の色温度を変化することができる照明装置を提供する。
【解決手段】車両用前照灯1は、反射基板11aと、反射基板11a上に二次元アレイ状に配列された少なくとも2色の複数の蛍光体12,13と、複数の蛍光体12,13を介して反射基板11aに対向した投影レンズ50と、複数の蛍光体12,13を励起させるとともに複数の蛍光体12,13の色と異なる色の励起光ビームを複数の蛍光体12,13に対して二次元走査する光走査部20と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、二次元アレイ状に配列された複数の蛍光体に対して励起光ビームを走査することによってこれら蛍光体から発した蛍光を投影する照明装置に関する。
車両用前照灯には、放物面系のマルチリフレクタを用いたマルチリフレクタ型前照灯、楕円面系のリフレクタ及び投影レンズを用いたプロジェクタ型前照灯、投影レンズを用いたダイレクトプロジェクション型前照灯等がある。車両周辺の気象変化や環境変化が起きても、適切な照明が得られるように、車両用前照灯の照明の色温度を可変することが望まれる。
一方、特許文献1には、白色LED、緑色LED及び赤色LEDから発した光を拡散板で混色させる光源モジュールが開示されている。この光源モジュールは、白色LED、緑色LED及び赤色LEDの光束を個別に変化させることで、光の色温度を変更することができるものである。
特開2002−270899号公報
特許文献1に記載の光源モジュールを車両用前照灯の光源に用いて、車両用前照灯の照明の色温度を変化できるようにしたものとしても、複数の発光体を用いるため、車両用前照灯の照明に色むらが発生してしまう。また、複数の発光体それぞれに冷却機構や回路が必要となるため、車両用前照灯の大型化やコストアップを招いてしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、複数の発光体を用いずとも照明の色温度を変化することができる照明装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、反射基板と、前記反射基板上に二次元アレイ状に配列された少なくとも2色の複数の蛍光体と、前記複数の蛍光体を介して前記反射基板に対向した投影レンズと、前記複数の蛍光体を励起させるとともに前記複数の蛍光体の色と異なる色の励起光ビームを前記複数の蛍光体に対して二次元走査する光走査部と、を備えることを特徴とする照明装置である。
請求項2に係る発明は、前記走査部が青色の励起光ビームを走査し、前記複数の蛍光体が、前記走査部によって走査される青色の励起光ビームによって黄色の蛍光を発する複数の黄色蛍光体と、前記走査部によって走査される青色の励起光ビームによって橙色の蛍光を発する複数の橙色蛍光体と、からなることを特徴とする請求項1に記載の照明装置であう。
請求項3に係る発明は、前記複数の黄色蛍光体及び前記複数の橙色蛍光体が市松模様状に配列されていることを特徴とする請求項2に記載の照明装置である。
請求項4に係る発明は、前記複数の蛍光体の間を埋めるように前記反射基板に設けられ、前記複数の蛍光体を仕切る反射隔壁を更に有することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の照明装置である。
請求項5に係る発明は、前記光走査部が、励起光ビームを発するビーム光源と、前記ビーム光源から発せられた励起光ビームを前記複数の蛍光体に向けて反射するミラーと、前記ミラーを回動して、前記ミラーによって反射された励起光ビームを偏向するアクチュエータと、を備えることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の照明装置である。
本発明によれば、励起光ビームが複数の蛍光体に走査されると、これら蛍光体から蛍光が発し、更に励起光ビームが反射基板によって反射されるから、励起光ビームと蛍光が混色され、混色された光が投影レンズによって前方に投影される。励起光ビームの強度や各蛍光体への照射時間が走査部によって制御され、励起光ビームと蛍光の比率が変えられることによって、投影レンズにより投影される光の色温度を変化することができる。
複数の発光体を用いず、走査部を用いるから、照明に色むらが発生しない上、車両用前照灯をコンパクトな構成にすることができる。
車両用前照灯の斜視図である。 蛍光部アレイの断面図である。 蛍光部アレイの正面図である。 黄色蛍光体と橙色蛍光体の発光特性を示したグラフである。 励起光ビームが照射された黄色蛍光体や橙色蛍光体の蛍光強度の変化を示したグラフである。 MEMSミラーの斜視図である。 車両用前照灯の制御回路を示したブロック図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
<照明装置の構成>
まず、照明装置の一例としての車両用前照灯1の構成について説明する。車両用前照灯1の灯具としての光軸Axは、前後に延びている。車両用前照灯1は、蛍光部アレイ10と、励起光ビームを蛍光部アレイ10に対して二次元走査する光走査部20と、蛍光部アレイ10によって反射された励起光及び蛍光部アレイ10から発せられた蛍光を前方に投影する投影レンズ50と、を備える。図示は省略するが、この車両用前照灯1はハウジング及びアウターレンズを備え、蛍光部アレイ10、光走査部20及び投影レンズ50がハウジング内においてハウジングに取り付けられ、投影レンズ50の前に配置されたアウターレンズ(透明板)がハウジングの前側開口を閉塞するようにハウジングに取り付けられている。
まず、図2及び図3を参照して、蛍光部アレイ10について具体的に説明する。図2は、蛍光部アレイ10の断面図である。図3は、蛍光部アレイ10の正面図である。
図2及び図3に示すように、蛍光部アレイ10は、平板状の基板14に貼り付けられたものであって、グリッド板11、複数の第1の蛍光体12,…及び第2の蛍光体13,…を有する。
グリッド板11は、反射基板11a、反射隔壁11b及び複数の凹部(セル)11c,…を有する。反射基板11aが平板状に設けられ、反射隔壁11bが格子状に設けられ、その反射隔壁11bが反射基板11aの一方の面に凸設されている。反射隔壁11bが格子状に設けられているから、反射隔壁11bによって囲われてマス目となる凹部11c,…が格子状に配列されている。反射隔壁11bと反射基板11aが一体形成されているか、又は、反射隔壁11bが反射基板11aに接合(例えば、ロウ付け)されている。反射基板11a及び反射隔壁11bに銀等の反射膜がコーティングされることで、反射基板11a及び反射隔壁11bの表面において光が反射される。このグリッド板11の反射基板11aは、基板14に接合されている。基板14にも反射膜がコーティングされている。なお、反射隔壁11bは、ハニカム状(蜂の巣状)に設けられていてもよい。
反射基板11a及び反射隔壁11bは、例えば金属材料(例えば、アルミニウム)、シリコン又はセラミックからなり、基板14は、金属材料(例えば、窒化アルミニウム)からなる。反射基板11aと反射隔壁11bがロウ付け等によって接合されている場合、反射基板11aと反射隔壁11bは同じ組成物又は異なる組成物である。反射基板11aと反射隔壁11bが一体形成されている場合、反射基板11aと反射隔壁11bは同じ組成物である。基板14、反射基板11a及び反射隔壁11bは金属材料等のように熱伝導性の高い組成物からなることが好ましい。反射基板11aと反射隔壁11bが一体形成されている場合、複数のマスクを平板の一方の面上に格子状に配列した状態でその平板をエッチングすることで、グリッド板11が作製される。焼結、鋳造その他の方法によりグリッド板11を作製してもよい。
第1の蛍光体12,…及び第2の蛍光体13,…は、凹部11c,…内に取り付けられている。そのため、反射隔壁11bが第1の蛍光体12,…及び第2の蛍光体13,…の間を埋めるようにして反射基板11aの一方の面に設けられ、第1の蛍光体12,…及び第2の蛍光体13,…が反射隔壁11bによって仕切られている。
第1の蛍光体12,…及び第2の蛍光体13,…は、規則正しく配列されている。具体的には、第1の蛍光体12,…と第2の蛍光体13,…は、交互に配されて、市松模様状に配列されている。なお、第1の蛍光体12,…と第2の蛍光体13,…は、ストライプ状に配列されていてもよい。ストライプ状とは、直線状に配列された第1の蛍光体12,…の列と、直線状に配列された第2の蛍光体13,…の列とが交互に配されているものをいう。
第1の蛍光体12,…及び第2の蛍光体13,…は、光走査部20によって励起光ビームを照射されることによって励起されて、蛍光を発する。第1の蛍光体12,…によって発せられる蛍光色と、第2の蛍光体13,…によって発せられる蛍光色は、異なる。
第1の蛍光体12,…及び第2の蛍光体13,…の表面には光取り出し構造が設けられている。具体的には、円錐状又は四角錐状等の形をした複数の微小突起が第1の蛍光体12,…及び第2の蛍光体13,…の表面にアレイ状に形成されている。このような光取り出し構造が第1の蛍光体12,…及び第2の蛍光体13,…の表面に形成されていると、屈折率差により第1の蛍光体12,…及び第2の蛍光体13,…内部に閉じ込められる光を効率的に取り出すことができる。
第1の蛍光体12,…及び第2の蛍光体13,…に含まれる蛍光物質を例示列挙すると、次のようになる。
(A)赤色蛍光物質
CaAlSiN3:Eu2+、(Ca,Sr)AlSiN3:Eu2+、Ca2Si5N8:Eu2+、(Ca,Sr)2Si5N8:Eu2+、KSiF6:Mn4+、KTiF6:Mn4+
(B)黄色蛍光物質
Y3Al5O12:Ce3+、(Sr,Ba)2SiO4:Eu2+、Cax(Si,Al)12(O,N)16:Eu2+
(C)緑色蛍光物質
Lu3Al5O12:Ce3+、Y3(Ga,Al)5O12:Ce3+、Ca3Sc2Si3O12:Ce3+、CaSc2O4:Eu2+、(Ba,Sr)2SiO4:Eu2+、Ba3Si6O12N2:Eu2+、(Si,Al)6(O,N)8:Eu2+
第1の蛍光体12,…及び第2の蛍光体13,…は、次の(1)〜(3)の何れかであることが好ましい。
(1) 蛍光物質の粉末をシリコーン樹脂又はガラス(例えば、SiO2、B2O3及びAl2O3等の成分を含むガラス)に分散させたもの。例として、上述のように例示列挙した蛍光物質の粉末をSiO2、B2O3及びAl2O3等の成分を含むガラスに分散したものが挙げられる。
(2) ガラス母体に発光中心イオンを添加したガラス蛍光体。例として、Ce3+又はEu2+を付活剤として添加したCa-Si-Al-O-N系又はY-Si-Al-O-N系等の酸窒化物系ガラス蛍光体が挙げられる。
(3) 樹脂等の結合部材を含まない蛍光体セラミックス。例として、上述に例示列挙した蛍光物質からなり、樹脂成分を実質的に含まない焼結体が挙げられる。
なお、第1の蛍光体12,…及び第2の蛍光体13,…は、上述の(1)〜(3)以外のものでもよい。
以下では、具体例として、第1の蛍光体12,…が黄色の蛍光を発し、第2の蛍光体13,…が橙色の蛍光を発するものとして説明する。特に、第1の蛍光体12,…に含まれる蛍光物質はY3Al5O12:Ce3+である。この蛍光物質の粉末をガラス材料のSiO2、B2O3及びAl2O3の粉末とともに加熱して固形化し、固形化した蛍光物質入りガラスを切断機(例えば、ダイアモンドカッターやレーザースクライブ等)を用いて切り分けることで、第1の蛍光体12,…が作製される。一方、第2の蛍光体13,…に含まれる蛍光物質はCax(Si,Al)12(O,N)16:Eu2+であり、第1の蛍光体12,…と同様のガラス材料から同様の方法で第2の蛍光体13,…が作製される。なお、第1の蛍光体12,…が黄色蛍光体のYAGでもよいし、第2の蛍光体13が橙色の蛍光体のα−Sialonであってもよい。
図4は、黄色蛍光体である第1の蛍光体12と、橙色蛍光体である第2の蛍光体13の発光特性を示したグラフである。図4において、横軸は、第1の蛍光体12や第2の蛍光体13に照射される励起光ビームの強度を表し、縦軸は、励起光ビームによって第1の蛍光体12や第2の蛍光体13から発せられた蛍光の強度を表す。励起光ビームの強度は、その励起光ビームを発する発光源に供給された電流から換算したものである。図4に示すように、第1の蛍光体12に照射される励起光ビームの強度が高くなるにつれて、第1の蛍光体12から発せられる蛍光の強度が高くなる。一方、第2の蛍光体13に照射される励起光ビームの強度が高くなるにつれて、第2の蛍光体13から発せられる蛍光の強度が高くなる。しかし、励起光ビームの強度が或る値を超えると、励起光ビームの強度が高くなっても、第2の蛍光体13から発せられる蛍光の強度が一定で飽和する。
図5は、励起光ビームが照射された第1の蛍光体12や第2の蛍光体13の蛍光強度の変化を示したグラフである。第1の蛍光体12や第2の蛍光体13に照射される励起光ビームの強度は、図5(a)の場合よりも図5(b)の場合の方が高い。励起光ビームの照射時間は、図5(a)の場合よりも図5(b)の場合の方が短い。図5において模様を付した領域の面積は、励起光ビーム、黄色蛍光や橙色蛍光の励起エネルギー(光量)を表す。励起光ビームの光量(励起エネルギー)は、図5(a)の場合と図5(b)の場合で等しい。図5(a)に示すように励起光ビームの強度が弱く、照射時間が長い場合でも、図5(b)に示すように励起光ビームの強度が強く、照射時間が短い場合でも、第1の蛍光体12から発する蛍光の光量は等しい。一方、第2の蛍光体12から発する蛍光の光量は、図5(a)に示すように励起光ビームの強度が弱く、照射時間が長い場合よりも、図5(b)に示すように励起光ビームの強度が強く、照射時間が短い場合の方が低い。これは、図5(b)に示す励起光ビーム強度が飽和するためである。
基板14やグリッド板11が金属材料等のように熱伝導性の高い組成物からなる場合、第1の蛍光体12,…及び第2の蛍光体13,…が励起される際に生じる熱が基板14やグリッド板11によって放散される。放熱効果を高めるべく、基板14やグリッド板11に放熱フィンが設けられ、放熱フの強度が図4に示されたスレショルド強度thよりも高いから、第2の蛍光体13の蛍光ィンを用いて第1の蛍光体12,…及び第2の蛍光体13,…を空冷してもよい。また、ペルチェ素子等の熱電素子が基板14やグリッド板11に設けられることで、第1の蛍光体12,…及び第2の蛍光体13,…が熱電素子によって冷却されてもよい。第1の蛍光体12,…及び第2の蛍光体13,…の温度上昇を抑えることにより、第1の蛍光体12,…及び第2の蛍光体13,…の発光効率の低下を抑えることができる。
図1に示すように、蛍光部アレイ10及び基板14が立てられた状態に設けられ、蛍光部アレイ10が前方に向けられている。つまり、グリッド板11の凹部11c,…が形成された面が前方に向けられ、第1の蛍光体12,…及び第2の蛍光体13,…が上下左右に格子状に配列されている。従って、第1の蛍光体12,…及び第2の蛍光体13,…が反射基板11aの前面に配列されている。なお、光走査部20によって発せられた励起光ビームが各第1の蛍光体12及び第2の蛍光体13に効率的に導入されるように、光学的なレンズが蛍光部アレイ10の前に配置されていてもよい。
蛍光部アレイ10の前方において、投影レンズ50が光軸Ax上に配設されている。投影レンズ50は光軸Axと略一致する光軸を有しており、蛍光部アレイ10の中央部が投影レンズ50の焦点近傍に配置されている。投影レンズ50は、凸レンズである。図1では、投影レンズ50が単レンズであったが、投影レンズ50が複数枚のレンズからなるものでもよい。投影レンズ50が複数枚のレンズからなる場合、これらのレンズのうち少なくとも一枚以上が光軸Axに沿って前後に移動することによって投影レンズ50がズーム機能を有していてもよい。投影レンズ50がズームレンズである場合、電動式で焦点距離を変えるものとしてもよいし、手動式で焦点距離を変えるものとしてもよい。
光走査部20について具体的に説明する。光走査部20は、励起光ビームを発するビーム光源21と、ビーム光源21によって発せられた励起光ビームの光路に配置され、その励起光ビームを蛍光部アレイ10に向けて反射するミラー31と、直交二軸の回りにミラー31を回動して、ミラー31によって反射された励起光ビームを偏向するアクチュエータ32と、を備える。アクチュエータ32とミラー31が一体にユニット化されて、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラー30がアクチュエータ32及びミラー31から構成される。
ビーム光源21によって発せられる励起光ビームの色は、第1の蛍光体12,…によって発せられる蛍光色と、第2の蛍光体13,…によって発せられる蛍光色のどちらとも異なる。ビーム光源21から発せられる励起光ビームは、第1の蛍光体12,…と第2の蛍光体13,…のどちらも励起させる。具体的には、ビーム光源21は、青色の励起光ビームを発するものであるか、又は紫外線波長から青色波長までの波長域の励起光ビームを発するものである。
例えば、ビーム光源21は発光素子を蛍光体によってコーティングしたものであり、発光素子によって発せられた紫外線によって蛍光体が励起されて、蛍光体から発した青色光と発光素子から発した紫外線とを混色した励起光ビームを発する。又は、ビーム光源21は、青色光ビームを発するレーザーダイオードであるか、紫外線波長から青色光波長までの波長域のビームを発するレーザーダイオードである。具体例を挙げると、GaN系の材料を用いた約460nmを中心波長とした波長域の青色光を発光するレーザーダイオードをビーム光源21に用いることができる。
なお、ビーム光源21によって発せられる励起光ビームの指向性が低い場合には、コリーメートレンズによって励起光ビームの指向性を高めてもよい。
ビーム光源21の設置個所は、投影レンズ50を真正面から見て、投影レンズ50及び蛍光部アレイ10からずれた位置である。ビーム光源21によって発せられる励起光ビームの向きは、ビーム光源21からミラー31に向かう向きであれば、どのような向きでもよい。
図6を参照してMEMSミラー30について説明する。図6は、MEMSミラー30の斜視図である。
図6に示すように、ミラー31が内枠33の内側に配置され、その内枠33が外枠34の内側に配置され、その外枠34が保持枠35の内側に配置されている。同軸に設けられた一対のトーションバー36,36が、ミラー31と内枠33の間の隙間においてミラー31と内枠33に連結されている。ミラー31は、トーションバー36,36の捻れ変形によってトーションバー36,36を軸として内枠33に対して相対的に回動可能に設けられている。トーションバー36,36に対して垂直な一対のトーションバー37,37が、内枠33と外枠34の間の隙間において内枠33と外枠34に連結されている。内枠33は、トーションバー37,37の捻れ変形によってトーションバー37,37を軸として外枠34に対して相対的に回動可能に設けられている。葛折り状の連結部38が外枠34と保持枠35に連結され、外枠34が連結部38によって保持枠35に保持されている。保持枠35は、車両用前照灯1のハウジング等に固定されている。以上のような構成により、ミラー31が、ミラー31の中央部で直交する二軸の回りに回動可能に設けられている。
ミラー31を直交二軸の回りに回動させるアクチュエータ32は、圧電アクチュエータ32a,32a及び圧電アクチュエータ32b,32bからなる。圧電アクチュエータ32a,32aは、内枠33に形成されている。圧電アクチュエータ32a,32aは、トーションバー36,36を軸としてミラー31を回動させる。圧電アクチュエータ32b,32bは、連結部38に形成されている。圧電アクチュエータ32b,32bは、トーションバー37,37を軸として内枠37及びミラー31を回動させる。
MEMSミラー30は、蛍光部アレイ10よりも前方に配置されている。また、MEMSミラー30の設置個所は、投影レンズ50を真正面から見て、投影レンズ50及び蛍光部アレイ10からずれた位置である。
図7を参照して、車両用前照灯1の制御回路について説明する。図7は、車両用前照灯1の制御回路を示したブロック図である。
図7に示すように、車両用前照灯1は、更に、制御部90、強度変調回路91及び駆動回路92を有する。
駆動回路92は、圧電アクチュエータ32a,32a及び圧電アクチュエータ32b,32bを駆動する。駆動回路92によって圧電アクチュエータ32a,32a及び圧電アクチュエータ32b,32bが駆動されることによって、ミラー31が圧電アクチュエータ32a,32a及び圧電アクチュエータ32b,32bによって直交二軸の回りに回動する。
強度変調回路91は、ビーム光源21に印加する電流を制御することによって、ビーム光源21の発光強度を変調する。
制御部90は、強度変調回路91による変調制御と、駆動回路92による駆動制御を同期させる。
<動作>
続いて、車両用前照灯1の動作について説明する。
<基本的動作>
光走査部20が、励起光ビームを蛍光部アレイ10に対して二次元走査する。
具体的には、駆動回路92が圧電アクチュエータ32a,32a及び圧電アクチュエータ32b,32bを駆動すると、ミラー31が直交二軸の回りに回動する。その際、強度変調回路91がビーム光源21に電流を印加して、ビーム光源21が励起光ビームを発する。ビーム光源21から発せられた励起光ビームがミラー31によって蛍光部アレイ10に向けて反射される。ミラー31が回動しているから、ミラー31によって反射された励起光ビームが偏向される。これにより、励起光ビームが蛍光部アレイ10に対して二次元走査される。走査軌跡はラスタースキャン方式の軌跡である。なお、ラスタースキャン方式の軌跡以外の軌跡であってもよい。
励起光ビームが第1の蛍光体12,…に照射されると、第1の蛍光体12,…が蛍光を発する。一方、励起光ビームが第2の蛍光体13,…に照射されると、第2の蛍光体13,…が蛍光を発する。更に、励起光ビームが反射基板11a及び反射隔壁11bによって反射される。励起光ビームと、第1の蛍光体12,…の蛍光と、第2の蛍光体13,…の蛍光は色が異なるから、これらが混色される。具体的には、励起光ビームが青色であり、第1の蛍光体12,…の蛍光が黄色であり、第2の蛍光体13,…の蛍光が橙色であるから、混色された光の色は白色である。
第1の蛍光体12,…から発せられた蛍光と、第2の蛍光体13,…から発せられた蛍光と、反射基板11a及び反射隔壁11bによって反射された励起光とが投影レンズ50によって前方に投影される。そのため、白色光による配光パターンが車両用前照灯1の前方に形成される。なお、投影レンズ50がズームレンズである場合、ズームレンズの焦点距離を変更することで、配光パターンを変えることができる。
<低色温度のモード>
光走査部20は、励起光ビームを高速で点滅させながら、励起光ビームを蛍光部アレイ10に対して二次元走査する。具体的には、ミラー31が圧電アクチュエータ32a,32a及び圧電アクチュエータ32b,32bによって直交二軸の回りに回動している際に、励起光ビームが第1の蛍光体12,…や第2の蛍光体13,…に向かうタイミングで、強度変調回路91がビーム光源21に電流を印加する。そのため、ビーム光源21が点滅し、ビーム光源21が点灯したタイミングで励起光ビームが第1の蛍光体12,…や第2の蛍光体13,…に照射される。ここで、強度変調回路91は、ビーム光源21の各点灯時の点灯時間を長めで一定にするとともに、ビーム光源21に印加する電流の強度をスレショルド強度thに対応する電流強度よりも低くする。
励起光ビームが点滅しながら走査されるので、第1の蛍光体12,…及び第2の蛍光体13,…は1つずつ順に励起光ビームを照射される。励起光ビームの各点灯時の点灯時間(照射時間)は長めで一定であり、励起光ビームの各点灯時の強度はスレショルド強度thよりも低い。そのため、第2の蛍光体13,…の蛍光強度が飽和せずに、第2の蛍光体13,…は励起光ビームの強度に比例した強度で発光する。第1の蛍光体12,…も励起光ビームの強度に比例した強度で発光する。従って、青色の励起光ビームの強度と、第1の蛍光体12,…の黄色蛍光の強度と、第2の蛍光体13,…の橙色蛍光の強度の割合(図5(a)参照)から、混色された白色光の色温度が低くなり、3000K程度の色温度となる。
<高色温度のモード>
光走査部20は、励起光ビームを高速で点滅させながら、励起光ビームを蛍光部アレイ10に対して二次元走査する。具体的には、ミラー31が圧電アクチュエータ32a,32a及び圧電アクチュエータ32b,32bによって直交二軸の回りに回動している際に、励起光ビームが第1の蛍光体12,…や第2の蛍光体13,…に向かうタイミングで、強度変調回路91がビーム光源21に電流を印加する。そのため、ビーム光源21が点滅し、ビーム光源21が点灯したタイミングで励起光ビームが第1の蛍光体12,…や第2の蛍光体13,…に照射される。ここで、強度変調回路91は、ビーム光源21の各点灯時の点灯時間を短めで一定にするとともに、ビーム光源21に印加する電流の強度をスレショルド強度thに対応する電流強度以上にする。
励起光ビームが点滅しながら走査されるので、第1の蛍光体12,…及び第2の蛍光体13,…は1つずつ順に励起光ビームを照射される。励起光ビームの各点灯時の点灯時間(照射時間)は短めで一定であり、励起光ビームの各点灯時の強度はスレショルド強度th以上である。そのため、第2の蛍光体13,…の蛍光強度が飽和するが、第1の蛍光体12,…も励起光ビームの強度に比例した強度で発光する。そのため、第2の蛍光体13,…の橙色蛍光の強度の比率が低下する(図5(b)参照)。従って、青色の励起光ビームの強度と、第1の蛍光体12,…の黄色蛍光の強度と、第2の蛍光体13,…の橙色蛍光の強度の割合から、混色された白色光の色温度高くなり、6000K程度の色温度となる。
<走査速度一定・発光強度変調のモード>
光走査部20は、励起光ビームの強度を変調しながら励起光ビームを一定の走査速度で蛍光部アレイ10に対して二次元走査する。
具体的には、駆動回路92が圧電アクチュエータ32a,32a及び圧電アクチュエータ32b,32bを制御することによって、ミラー31の回動速度が制御され、励起光ビームの走査速度が一定になる。ミラー31が回動している際に、強度変調回路91がビーム光源21に印加する電流を制御することによって、ビーム光源21の発光強度を変調する。例えば、以下の(1)、(2)のようにする。
(1) 第1の蛍光体12,…に励起光ビームが照射される際には、ビーム光源21に印加する電流を高くし、第2の蛍光体13,…に励起光ビームが照射される際には、ビーム光源21に印加する電流を低くする。そのため、第1の蛍光体12,…の蛍光強度が高くなり、第2の蛍光体13,…の蛍光強度が低くなる。
(2) 第1の蛍光体12,…に励起光ビームが照射される際には、ビーム光源21に印加する電流を低くし、第2の蛍光体13,…に励起光ビームが照射される際には、ビーム光源21に印加する電流を高くする。そのため、第1の蛍光体12,…の蛍光強度が低くなり、第2の蛍光体13,…の蛍光強度が高くなる。
(1)の場合に前方に形成される配光パターンの色温度と、(2)の場合に前方に形成される配光パターンの色温度が異なる。なお、以上のような(1),(2)のようにビーム光源21の発光強度を変調することは一例であり、他のパターンでビーム光源21の発光強度を変調してもよい。
<走査速度変調・発光強度一定のモード>
光走査部20は、励起光ビームの強度を一定にして、励起光ビームの走査速度を変調しながら励起光ビームを蛍光部アレイ10に対して二次元走査する。
具体的には、強度変調回路91がビーム光源21に印加する電流を一定に制御することによって、ビーム光源21の発光強度が一定になる。励起光ビームがビーム光源21から発せられている際に、駆動回路92が圧電アクチュエータ32a,32a及び圧電アクチュエータ32b,32bを制御することによって、ミラー31の回動速度が制御され、励起光ビームの走査速度が変調される。例えば、以下の(1)、(2)のようにする。
(1) 第1の蛍光体12,…に励起光ビームが照射される際には、ミラー31の回動速度を遅くして励起光ビームの走査速度を遅くし、第2の蛍光体13,…に励起光ビームが照射される際には、ミラー31の回動速度を速くして励起光ビームの走査速度を速くする。そのため、第1の蛍光体12,…の蛍光光量が高くなり、第2の蛍光体13,…の蛍光光量が低くなる。
(2) 第1の蛍光体12,…に励起光ビームが照射される際には、ミラー31の回動速度を速くして励起光ビームの走査速度を速くし、第2の蛍光体13,…に励起光ビームが照射される際には、ミラー31の回動速度を遅くして励起光ビームの走査速度を遅くする。そのため、第1の蛍光体12,…の蛍光光量が低くなり、第2の蛍光体13,…の蛍光光量が高くなる。
よって、(1)の場合に前方に形成される配光パターンの色温度と、(2)の場合に前方に形成される配光パターンの色温度が異なる。なお、以上のような(1),(2)のように励起光ビームの走査速度を変調することは一例であり、他のパターンで励起光ビームの走査速度を変調してもよい。
<走査速度変調・発光強度変調のモード>
光走査部20は、励起光ビームの強度及び走査速度を変調しながら、励起光ビームを蛍光部アレイ10に対して二次元走査する。駆動回路92が圧電アクチュエータ32a,32a及び圧電アクチュエータ32b,32bを制御することによって、ミラー31の回動速度が制御され、励起光ビームの走査速度が変調される。ミラー31が回動している際に、強度変調回路91がビーム光源21に印加する電流を制御することによって、ビーム光源21の発光強度を変調する。
<作用・効果>
以上の車両用前照灯1によれば、ビーム光源21の点灯強度及びミラー31の回動を制御することによって、投影レンズ50によって前方に投影される照明光の色温度を可変することができる。そのため、気象変化や周辺環境変化が起きても、気象状況や周辺環境に応じた最適な色温度の照明光を得ることができる。例えば、雨、雪などの特異な気象状況においても最適な照明光を得ることができる。そのため、視認性が向上し、対向車、歩行者、障害物の発見が容易になり、運転者の疲労を軽減することができる。
複数の発光体を用いたわけではなく、単一のビーム光源21を用いたので、ビーム光源21に必要な冷却機構や回路が1つで済み、車両用前照灯1の大型化を抑えることができる。
<変形例>
なお、本発明は上記実施形態に限定して解釈されるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることはもちろんである。
上記実施形態では、蛍光部アレイ10は、励起光ビームの色と異なる2色の複数の蛍光体が二次元アレイ状に配列されたものであった。それに対して、励起光ビームの色と異なる3色以上の複数の蛍光体が二次元アレイ状に配列されていてもよい。
上記実施形態では、照明装置の一例として車両用前照灯1について説明した。それに対して、照明装置の用途に応じて投影レンズ50の光学設計を適宜変更することで、照明装置が車両用前照灯以外の用途(例えば、展示用照明装置、家庭用照明装置等)に用いられてもよい。例えば、展示用照明の色温度を季節の移り変わりに応じて自動的に変化させれば、季節に応じた最適な照明が得られる。
1 車両用前照灯(照明装置)
11a 反射基板
11b 反射隔壁
12 第1の蛍光体(黄色蛍光体)
13 第2の蛍光体(橙色蛍光体)
20 光走査部
21 ビーム光源
31 ミラー
32 アクチュエータ
50 投影レンズ

Claims (5)

  1. 反射基板と、
    前記反射基板上に二次元アレイ状に配列された少なくとも2色の複数の蛍光体と、
    前記複数の蛍光体を介して前記反射基板に対向した投影レンズと、
    前記複数の蛍光体を励起させるとともに前記複数の蛍光体の色と異なる色の励起光ビームを前記複数の蛍光体に対して二次元走査する光走査部と、を備えることを特徴とする照明装置。
  2. 前記走査部が青色の励起光ビームを走査し、
    前記複数の蛍光体が、前記走査部によって走査される青色の励起光ビームによって黄色の蛍光を発する複数の黄色蛍光体と、前記走査部によって走査される青色の励起光ビームによって橙色の蛍光を発する複数の橙色蛍光体と、からなることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記複数の黄色蛍光体及び前記複数の橙色蛍光体が市松模様状に配列されていることを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記複数の蛍光体の間を埋めるように前記反射基板に設けられ、前記複数の蛍光体を仕切る反射隔壁を更に有することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の照明装置。
  5. 前記光走査部が、
    励起光ビームを発するビーム光源と、
    前記ビーム光源から発せられた励起光ビームを前記複数の蛍光体に向けて反射するミラーと、
    前記ミラーを回動して、前記ミラーによって反射された励起光ビームを偏向するアクチュエータと、を備えることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の照明装置。
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