JP5321122B2 - 油性内容物用多層プラスチック容器 - Google Patents
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Description
前記最外面層と前記中間層との間に位置し、且つ該最外面層に隣接する層には、滑剤が選択的に配合されており、
前記最外面層には、前記最外面層に隣接する層からのブリーディングに由来する滑剤が存在しており、
前記最内面層のポリオレフィン系樹脂層が滑剤フリーの層であり、
前記中間層が、密度が1.00g/cm3以上且つガラス転移点(Tg)が35℃以上の樹脂からなる滑剤遮断層であることを特徴とする油性内容物用多層プラスチック容器が提供される。
(1)前記最外面層及び前記最外面層に隣接する層に存在する滑剤は、前記最外面層に隣接する層を基準として、合計で、0.01〜0.5重量%の量で含有されていること、
(2)前記最内面層を形成するポリオレフィン系樹脂が、10g/10min以上のMFR(190℃)及び/又は0.91g/cm3以下の密度を有していること、
(3)前記最内面層を形成するポリオレフィン系樹脂が、密度が0.91g/cm3以下の直鎖低密度ポリエチレンであること、
(4)前記滑剤が不飽和脂肪族アミドであること、
(5)前記最外面層を形成するポリオレフィン系樹脂が、10g/10min以上のMFR(190℃)及び/又は0.91g/cm3以下の密度を有していること、
(6)前記最内面層の平均表面粗さRa(JIS B 0106−1994)が0.3μm以下であること、
が好適である。
本発明において、滑剤遮断層として機能する中間層には、当然、滑剤が配合されていないが、滑剤遮断層として機能するために、該中間層は、密度が1.00g/cm3以上且つガラス転移点(Tg)が35℃以上の樹脂により形成されていることが必要である。即ち、このような樹脂により形成される中間層は緻密な層となり、これにより、該中間層が滑剤遮断層として有効に機能し、該中間層よりも外側の層に配合されている滑剤の最内面層への移行が有効に抑制され、最内面層表面への滑剤のブリーディングが防止され、滑剤成分による油性内容物に対する滑落性の低下を回避し、優れた滑落性を発現させることが可能となる。例えば、密度あるいはガラス転移点(Tg)が上記範囲よりも低い樹脂を用いて中間層を形成する場合には、中間層がルーズな層となってしまい、滑剤遮断層としての機能が発現せず、この結果、中間層よりも外側の層に配合されている滑剤の最内面層への移行が抑制されず、最内面層表面への滑剤のブリーディングによって油性内容物に対する滑落性の低下を生じてしまうこととなる。
本発明の多層プラスチック容器において、容器の最外面に位置する最外面層及び容器の最内面に位置し、容器内に収容される油性物質と直接接触する最内面層は、ポリオレフィン系樹脂から形成されるものであり、このような最外面及び最内面形成用のポリオレフィン系樹脂としては、特に限定されず、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレン、中或いは高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ1−ブテン、ポリ4−メチル−1−ペンテンなどを挙げることができる。勿論、エチレン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン等のα−オレフィン同志のランダムあるいはブロック共重合体等であってもよい。また、前述した特許文献1(特開2007−284066号)に開示されている環状オレフィン共重合体により最外面層及び最内面層を形成することもできる。本発明において、特に好適に使用されるポリオレフィン系樹脂は、ポリエチレン、ポリプロピレンであり、ポリエチレンが最適であり、特に容器にスクイズ性を付与し、容器内容物を絞り出しにより容器から取り出すようにするには、低密度ポリエチレンや直鎖低密度ポリエチレンを用いて最外面層及び最内面層を形成するのがよい。
本発明において、滑剤は、上述した滑剤遮断性を示す中間層の外側に位置する層、即ち、最外面層と中間層との間に位置し、且つ最外面層に隣接する層に配合され、この滑剤が最外面層の表面にブリーディングすることにより、容器搬送性を確保することができ、しかも、この滑剤の最内面層への移行が上記の中間層によって遮断され、最内層表面での滑剤のブリーディングによる油性内容物に対する滑落性の低下も有効に抑制されることとなるわけである。
(イ)流動、天然または合成パラフィン、マイクロワックス、ポリエチレンワックス
塩素化ポリエチレンワックス等の炭化水素系のもの、
(ロ)ステアリン酸、ラウリン酸等の脂肪酸系のもの、
(ハ)ステアリン酸アミド、パルミチン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミ
ド、メチレンビスステアロアミド、エチレンビスステアロアミド等の脂肪族アミ
ド系のもの、
(ニ)ブチルステアレート、硬化ヒマシ油、エチレングリコールモノステアレート等
の脂肪酸エステル系のもの、
(ホ)セチルアルコール、ステアリルアルコール等のアルコール系のもの、
(ヘ)ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の金属石ケン、
(ト)ポリオルガノシロキサン、
などを挙げることができ、これらは、1種単独或いは2種以上を混合して使用することもできる。本発明では、特にブリーディング性が良好であるという点で、脂肪族アミドが好適であり、中でもオレイン酸アミド、エルカ酸アミド等の不飽和脂肪族アミドが低融点であり、最もブリーディングし易く、本発明には最適である。
上述したように、本発明の多層プラスチック容器は、種々の層構成を取り得るが、最もシンプルな層構造としては、接着剤樹脂層をADとして、
最外面層/リグラインド層(滑剤含有層)/AD/滑剤遮断層/AD/最内面層
が挙げられる。
上記の層構造において、リグラインド層は、リグラインドとバージンのポリオレフィン系樹脂とを層形成用樹脂として用いた層である。
本発明の多層プラスチック容器は、例えばフィルム、シート、ボトル、キャップ、チューブ形成用パリソン乃至はパイプ、ボトル乃至チューブ成形用プリフォーム等の形を採ることができ、それ自体公知の方法で製造される。
例えば、各層に応じた数の押出機や射出成形機を用い、共押出成形法、共射出法、逐次射出法等により、フィルム、シート、キャップ、チューブ形成用パリソン乃至はパイプ、ボトル乃至チューブ成形用プリフォーム等を製造することができる。また得られたフィルムを二軸延伸して延伸フィルムとすることもできる。
パリソン、パイプ或いはプリフォームからのボトルの形成は、例えば押出物を一対の割型でピンチオフし、その内部に流体を吹き込むことにより容易に行なわれる。
また、パイプ乃至はプリフォームを冷却した後、延伸温度に加熱し、軸方向に延伸すると共に、流体圧によって周方向にブロー延伸することにより、延伸ボトル等を得ることができる。
更には、フィルム乃至シートを、真空成形、圧空成形、張出成形、プラグアシスト成形等の手段に付することにより、カップ状、トレイ状等の形状の包装容器が得られる。
尚、これら成形に際しては、最内面層を確定する金型表面を鏡面加工しておくと、最内面層の平均表面粗さRaを0.3μm以下にするのに好適であり、油性内容物に対する濡れ性をさらに高めることができる。
(1)内容物滑落性評価
得られた容器の内容物滑落性を、次に述べる内容物滑落速度測定により評価した。
実施例の容器を成形後、室温で7日保管した個体試料から30mm×30mmの平坦な試験片を切り出し、この試験片を内層が上になるように滑落法キットDM−SAを装着した固液界面解析システムDropMaster700(協和界面科学(株)製)の試料台に固定し、液体試料としてマヨネーズ(キューピー(株)製、脂質含有量約75%)を用い、液体試料の重量60mg、傾斜角85°、室温23℃、湿度50%RHの条件でサンプリング時間毎の液滴移動距離を測定し、移動距離と時間のグラフを作製した。グラフの傾きより内容物滑落速度を算出した。
得られた内容物滑落速度から、次の基準により評点をつけた。○が製品としての許容範囲である。
○:1.0mm/min以上
×:1.0mm/min未満
得られた容器の搬送性を、次に述べる動摩擦係数測定により評価した。
実施例の容器を成形後室温で1日間及び7日間保管した後、容器側壁から50mm×30mmの平坦な試験片を切り出し、連続加重式表面性測定機トライボギアTYPE22(新東科学(株)製)の試料台に固定し、「垂直過重285g、移動速度600mm/min、ボール圧子」の条件で容器外面の動摩擦係数を算出した。得られた動摩擦係数から、次の基準により評点をつけた。○及び△が製品としての許容範囲である。
○:1日後、7日後とも動摩擦係数が0.10以下
△:1日後の動摩擦係数が0.10を超えるが、7日後の動摩擦係数が0.10以下
である
×:1日後、7日後とも動摩擦係数が0.10を超える
内容物滑落性評価、搬送性評価のそれぞれの結果から、次の様に総合評価した。
○:全ての評価が「○」
△:内容物滑落性評価が「○」且つ搬送性評価が「△」
× :少なくとも1つの評価に「×」がある
得られた容器の側壁から30mm×30mmの平坦な試験片を切り出し、この試験片を内層が上になるように表面粗さ形状測定機サーフコム1400A((株)東京精密製)の試料台に固定し、測定長さ20mm、移動速度0.60m/secの条件でJIS B 0106−1994に準じて平均表面粗さRaを算出した。
各層の形成に用いた樹脂のMFRは、ASTM D123(190℃)、密度はASTM D792によりそれぞれ測定し、さらにガラス転移点(Tg)は、0℃以上の場合にはDSC法により、0℃未満の場合には、動的粘弾性法により測定した。
各層の形成のために、下記の樹脂を用いた。
1.低密度ポリエチレンA(LDPE−A)
MFR;0.4g/10min、密度;0.92g/cm3
2.低密度ポリエチレンB(LDPE−B)
MFR;1.1g/10min、密度;0.92g/cm3
3.低密度ポリエチレンC(LDPE−C)
MFR;12.0g/10min、密度;0.92g/cm3
4.直鎖低密度ポリエチレンA(LLDPE−A)
MFR;2.0g/10min、密度;0.90g/cm3
5.直鎖低密度ポリエチレンB(LLDPE−B)
MFR;2.0g/10min、密度;0.91g/cm3
6.ランダムポリプロピレン(PP);
MFR;1.1g/10min、密度;0.90g/cm3
低密度ポリエチレンA(LDPE−A)
最外面層形成の低密度ポリエチレンAと同じ
1.エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)
密度;1.19g/cm3、ガラス転移点(Tg);69℃
2.ポリアミド(ナイロン)
密度;1.14g/cm3、ガラス転移点(Tg);35℃
3.環状ポリオレフィン(COC)
密度;1.02g/cm3、ガラス転移点(Tg);80℃
4.高密度ポリエチレン(HDPE)
密度;0.95g/cm3、ガラス転移点(Tg);−70℃
1.低密度ポリエチレンC(LDPE−C)
最外面層形成の低密度ポリエチレンCと同じ
2.直鎖低密度ポリエチレンA(LLDPE−A)
最外面層形成の直鎖低密度ポリエチレンAと同じ
3.直鎖低密度ポリエチレンB(LLDPE―B)
最外面層形成の直鎖低密度ポリエチレンBと同じ
無水マレイン酸変性ポリエチレン
1.滑剤A:エルカ酸アミド
2.滑剤B:オレイン酸アミド
最外面層として50mm押出機に、滑剤B(オレイン酸アミド)を0.03重量%含有する低密度ポリエチレンA、接着層として40mm副押出機Aに無水マレイン酸変性ポリエチレン、滑剤遮断層として40mm副押出機Bにエチレンビニルアルコール共重合体、最内面層として40mm副押出機Cに直鎖低密度ポリエチレンAの樹脂ペレットをそれぞれ供給し、温度210℃の多層ダイヘッドより溶融パリソンを押し出し、公知の溶融ブロー成形法によりノズル径φ30mm、内容量500ml、重量19gのマヨネーズ容器形状の4種5層多層容器を作製した。
この容器胴部の層構成は、以下の通りである。
最外面層(200μm)/接着層(5μm)/滑剤遮断層(25μm)/接着層(5μm)/最内面層(115μm)
滑剤遮断層としてポリアミド(ナイロン)の樹脂ペレットを供給した以外は、実施例1と同様にして実施例1と全く同じ層構成の多層容器を作成した。
上記の容器について、内表面平均表面粗さRaを測定し、内容物滑落性、搬送性を評価した。各層の仕様(接着層を除く)を表1に示し、評価結果を表2に示す。
滑剤遮断層として環状ポリオレフィン(COC)の樹脂ペレットを供給した以外は、実施例1と同様にして、実施例1と全く同じ層構成の多層容器を作成した。
上記の容器について、内表面平均表面粗さRaを測定し、内容物滑落性、搬送性を評価した。各層の仕様(接着層を除く)を表1に示し、評価結果を表2に示す。
最内面層として低密度ポリエチレンCの樹脂ペレットを供給した以外は、実施例1と同様にして、実施例1と全く同じ層構成の多層容器を作成した。
上記の容器について、内表面平均表面粗さRaを測定し、内容物滑落性、搬送性を評価した。各層の仕様(接着層を除く)を表1に示し、評価結果を表2に示す。
最外面層形成用の樹脂として、滑剤B(オレイン酸アミド)を0.01重量%含有する低密度ポリエチレンBを用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例1と全く同じ層構成の多層容器を作成した。
上記の容器について、内表面平均表面粗さRaを測定し、内容物滑落性、搬送性を評価した。各層の仕様(接着層を除く)を表1に示し、評価結果を表2に示す。
最外面層形成用の樹脂として、滑剤A(エルカ酸アミド)を0.5重量%含有するランダムポリプロピレンを用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例1と全く同じ層構成の多層容器を作成した。
上記の容器について、内表面平均表面粗さRaを測定し、内容物滑落性、搬送性を評価した。各層の仕様(接着層を除く)を表1に示し、評価結果を表2に示す。
最外面層及び最内面層として40mm押出機に直鎖低密度ポリエチレンA、滑剤含有層として50mm押出機に滑剤Bを0.03重量%含有する低密度ポリエチレンA、接着層として40mm副押出機Aに無水マレイン酸変性ポリエチレン、滑剤遮断層として40mm副押出機Bにエチレンビニルアルコール共重合体の樹脂ペレットをそれぞれ供給し、温度210℃の多層ダイヘッドより溶融パリソンを押し出し、公知の溶融ブロー成形法によりノズル径φ30mm、内容量500ml、重量19gのマヨネーズ容器形状の4種6層の多層容器を作製した。
この容器胴部の層構成は、以下の通りである。
最外面層(35μm)/滑剤含有層(165μm)/接着層(5μm)/滑剤遮断層(25μm)/接着層(5μm)/最内面層(115μm)
滑剤遮断層と最内面層との間に、接着層を介して、滑剤含有層2及び滑剤遮断層2を形成した以外は、実施例7と同様にして、マヨネーズ容器形状の5種8層の多層容器を作製した。
この容器胴部の層構成は、以下の通りである。
最外面層(35μm)/滑剤含有層(50μm)/接着層(5μm)/滑剤遮断層(20μm)/接着層(5μm)/滑剤含有層2(165μm)/滑剤遮断層2(20μm)/最内面層(50μm)
尚、滑剤含有層2は、最外面層側の滑剤含有層と全く同じ樹脂(滑剤種及び滑剤含有量も同じ)とし、滑剤遮断層2は40mm副押出機Cに環状ポリオレフィン(COC)を用いて形成した。
上記の容器について、内表面平均表面粗さRaを測定し、内容物滑落性、搬送性を評価した。各層の仕様(接着層、滑剤含有層2及び滑剤遮断層2を除く)を表1に示し、評価結果を表2に示す。
最外面層及び最内面層として直鎖低密度ポリエチレンBを用いたこと以外は、実施例7と同様にして、実施例7と全く同じ層構成の多層容器を作成した。
上記の容器について、内表面平均表面粗さRaを測定し、内容物滑落性、搬送性を評価した。各層の仕様(接着層を除く)を表1に示し、評価結果を表2に示す。
最外面層及び最内面層として低密度ポリエチレンCを用いたこと以外は、実施例7と同様にして、実施例7と全く同じ層構成の多層容器を作成した。
上記の容器について、内表面平均表面粗さRaを測定し、内容物滑落性、搬送性を評価した。各層の仕様(接着層を除く)を表1に示し、評価結果を表2に示す。
最内面層として、滑剤B(オレイン酸アミド)を0.03重量%含む直鎖低密度ポリエチレンAを用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例1と全く同じ層構成の多層容器を作成した。
上記の容器について、内表面平均表面粗さRaを測定し、内容物滑落性、搬送性を評価した。各層の仕様(接着層を除く)を表1に示し、評価結果を表2に示す。
最外面層として低密度ポリエチレンB(滑剤なし)を用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例1と全く同じ層構成の多層容器を作成した。
上記の容器について、内表面平均表面粗さRaを測定し、内容物滑落性、搬送性を評価した。各層の仕様(接着層を除く)を表1に示し、評価結果を表2に示す。
滑剤遮断層として高密度ポリエチレンを用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例1と全く同じ層構成の多層容器を作成した。
上記の容器について、内表面平均表面粗さRaを測定し、内容物滑落性、搬送性を評価した。各層の仕様(接着層を除く)を表1に示し、評価結果を表2に示す。
Claims (7)
- 最外面層及び最内面層にポリオレフィン系樹脂層を有しており、最外面層と最内面層との間に中間樹脂層が設けられている油性内容物用多層プラスチック容器において、
前記最外面層と前記中間層との間に位置し、且つ該最外面層に隣接する層には、滑剤が選択的に配合されており、
前記最外面層には、前記最外面層に隣接する層からのブリーディングに由来する滑剤が存在しており、
前記最内面層のポリオレフィン系樹脂層が滑剤フリーの層であり、
前記中間層が、密度が1.00g/cm3以上且つガラス転移点(Tg)が35℃以上の樹脂からなる滑剤遮断層であることを特徴とする油性内容物用多層プラスチック容器。 - 前記最外面層及び前記最外面層に隣接する層に存在する滑剤は、前記最外面層に隣接する層を基準として、合計で、0.01〜0.5重量%の量で含有されている請求項1に記載の多層プラスチック容器。
- 前記最内面層を形成するポリオレフィン系樹脂が、10g/10min以上のMFR(190℃)及び/又は0.91g/cm3以下の密度を有している請求項1または2に記載の多層プラスチック容器。
- 前記最内面層を形成するポリオレフィン系樹脂が、密度が0.91g/cm3以下の直鎖低密度ポリエチレンである請求項3に記載の多層プラスチック容器。
- 前記滑剤が不飽和脂肪族アミドである請求項1に記載の多層プラスチック容器。
- 前記最外面層を形成するポリオレフィン系樹脂が、10g/10min以上のMFR(190℃)及び/又は0.91g/cm3以下の密度を有している請求項1又は5に記載の多層プラスチック容器。
- 前記最内面層の平均表面粗さRa(JIS B 0106−1994)が0.3μm以下である請求項1乃至6の何れかに記載の多層プラスチック容器。
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