JP5320625B2 - アクチュエータ及びその製造方法 - Google Patents
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Description
2つの固定部(9)におけるアクチュエータ(1、37)の中央部に近い側の端部には櫛歯上の固定電極群(10)が設けられ、固定部(9)と固定電極群(10)とは基体(2)の上面に固定されている。回動板(7)の左右の端部には櫛歯上の可動電極群(11)が設けられ、弾性連結部(6)と回動板(7)と可動電極群(11)とは基体(2)の上面から距離を隔てて浮いている。固定電極群(10)と可動電極群(11)とは、Y方向に微小な距離を隔ててかみ合わされるようにして設けられている。これらによって、基体(2)の上面に固定された固定電極群(10)に対して、可動電極群(11)は所定の距離だけ上方(+Z方向)に位置して設けられていることになる。また、固定電極群(10)を含む固定部(9)は、該固定部(9)の自重とばね部(8)が伸張することとによって直下に変位して、基体(2)の上面に接触して固定されている。
2 基体
3 微細構造体
4 第1の支持部
5 第2の支持部
6 弾性連結部
7 回動板
8 ばね部(変形可能部)
9 固定部
10 固定電極群
11 可動電極群
12 開口
13 位置決め孔(貫通孔)
14 位置決め部
15 位置決め用突起(凸部)
16 枠
17 シリコン基板(基板)
18 膜
19 パターン
20 第1の露出面
21 レジストパターン
22 凹部
23 浅い溝(第1の溝)
24 第2の露出面
25 深い溝(第2の溝)
26 エッチング後の基板(エッチングされた基板)
27 外枠部
28、36 薄肉部
29、35 中間体
30 切削ツール
31 切削くず
32 電極部
33 成形型
34 成形後の基板
Claims (10)
- 基体と、
前記基体の上面に固定され相対向する第1の支持部と、
前記基体の上面に固定され相対向する第2の支持部と、
前記第1の支持部から各々伸びるとともに前記基体の上面から浮いている弾性連結部と、
前記弾性連結部を介して前記第1の支持部の各々につながるとともに前記基体の上面から浮いている回動板と、
前記回動板において前記第2の支持部と対向する側に設けられた櫛歯状の可動電極群と、
前記第2の支持部の各々から前記回動板に向かって伸びるとともに少なくとも前記第2の支持部の側において前記基体の上面から浮いている変形可能部と、
前記変形可能部を介して前記第2の支持部の各々につながるとともに前記基体の上面に固定されている固定部と、
前記可動電極群に対して所定の距離を隔ててかみ合わされるようにして前記固定部に設けられた櫛歯状の固定電極群とを備えるとともに、
前記可動電極群は前記固定電極群に対して所定の距離だけ上方に位置しており、
前記固定部は該固定部の自重によって下降して前記基体の上面に接触して固定されており、
前記固定部と前記第2の支持部とをつなぐ前記変形可能部は変形しており、
かみ合っている前記可動電極群と前記固定電極群とに対して異なる極性の電圧を印加することによって前記可動電極群と前記固定電極群との間に引力を発生させ、該引力によって前記弾性連結部を回動軸として前記回動板が回動することを特徴とするアクチュエータ。 - 請求項1に記載されたアクチュエータにおいて、
前記基体の上面に一部が固定された微細構造体を備えるとともに、
前記第1の支持部と前記第2の支持部と前記弾性連結部と前記回動板と前記可動電極群と前記変形可能部と前記固定部と前記固定電極群とは前記微細構造体に含まれることを特徴とするアクチュエータ。 - 請求項1又は2に記載されたアクチュエータにおいて、
前記微細構造体は、該微細構造体における前記基体に固定される側からエッチングされることと、該エッチング後に残った薄肉部が除去されることとによって製作されたことを特徴とするアクチュエータ。 - 請求項1〜3のいずれかに記載されたアクチュエータにおいて、
前記基体の上面と前記固定部とを位置決めする位置決め部を備えたことを特徴とするアクチュエータ。 - 請求項1〜4のいずれかに記載されたアクチュエータにおいて、
前記弾性連結部の平面形状は「V」字状、「A」字状、「X」字状、又は、「H」字状のいずれかであることを特徴とするアクチュエータ。 - 基体と、前記基体の上面に一部が固定された微細構造体とを備えたアクチュエータを製造するアクチュエータの製造方法であって、
前記微細構造体の材料である基板を準備する工程と、
前記基板の1つの面をエッチングして第1の溝を形成する第1のエッチング工程と、
前記1つの面をエッチングして、前記第1の溝を掘り下げた第2の溝と、前記1つの面を掘り下げた凹部と、前記第2の溝及び前記凹部以外の部分である第1の支持部及び第2の支持部と、前記基板において前記1つの面に相対向する他の面の側に残る薄肉部とを有するエッチングされた基板を形成する第2のエッチング工程と、
前記エッチングされた基板を前記基体の上面に固定して中間体を形成する工程と、
前記中間体から前記薄肉部を除去する工程と、
前記中間体から前記薄肉部を除去することによって、前記中間体においては前記薄肉部によって保持されていた固定部を該固定部の自重によって下方に変位させて前記基体の上面に固定する工程と、
前記中間体から前記薄肉部を除去することによって、前記凹部の一部に相当する部分において回動板を形成する工程と、
前記中間体から前記薄肉部を除去することによって、前記凹部の一部に相当する部分において前記回動板と前記第1の支持部とをつなぐ弾性連結部を形成する工程と、
前記中間体から前記薄肉部を除去することによって、前記凹部の一部に相当する部分において前記固定部と前記第2の支持部とをつなぐ変形可能部を形成する工程と、
前記中間体から前記薄肉部を除去することによって、前記凹部の一部に相当する部分のうち前記回動板において前記第2の支持部と対向する側に櫛歯状の可動電極群を形成する工程と、
前記中間体から前記薄肉部を除去することによって、前記凹部の一部に相当する部分のうち前記固定部において前記可動電極群に対して所定の距離を隔ててかみ合わされるようにして櫛歯状の固定電極群を形成する工程とを備えるとともに、
前記可動電極群は前記固定電極群に対して所定の距離だけ上方に位置しており、
前記中間体から前記薄肉部が除去された状態において前記固定部と前記第2の支持部とをつなぐ前記変形可能部が変形していることを特徴とするアクチュエータの製造方法。 - 請求項6に記載されたアクチュエータの製造方法において、
前記基板はシリコン又はプラスチックからなることを特徴とするアクチュエータの製造方法。 - 請求項6又は7に記載されたアクチュエータの製造方法において、
前記固定する工程では、前記基体の上面に設けられた凸部又は凹部若しくは貫通孔と前記固定部に設けられた凹部若しくは貫通孔又は凸部とを位置決めすることを特徴とするアクチュエータの製造方法。 - 請求項6〜8のいずれかに記載されたアクチュエータの製造方法において、
前記除去する工程では、振動切削加工、研削加工、研磨加工、又は、プラズマ加工のいずれかを使用することを特徴とするアクチュエータの製造方法。 - 請求項6〜9のいずれかに記載されたアクチュエータの製造方法において、
前記弾性連結部の平面形状は「V」字状、「A」字状、「X」字状、又は、「H」字状のいずれかであることを特徴とするアクチュエータの製造方法。
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