JP5319173B2 - 波形観測装置及びそのシステム - Google Patents

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Description

本発明は波形観測装置及びそのシステムに関する。
工場生産ラインの設備の温度観測や圧力観測のために波形観測装置が用いられている。歴史的には、ロール状の紙に波形を書き込むものであったが、電子機器の発達に伴い、紙に代わってディスプレーを使って波形を表示する波形観測装置が今現在では普及している。
波形観測装置は、当該波形観測装置に搭載のメモリに、熱電対などから取り込んだ計測データを格納する一方で、時々刻々変化する計測値つまり時系列の波形を表示部に表示することができる。例えば、特許文献1、2は、タッチパネル付きディスプレーを備えた波形観測装置を開示している。特許文献1は、表示部に表示したファンクションキーをユーザがタッチすることで、表示部に表示のファンクションキーが指定する機能を実行させることを提案している。特許文献2は、ペン入力可能なタッチスクリーンを使って、ペン入力によって表示波形を観測しながらコメントやマーキングの入力作業を行うことを開示している。
ところで、特許文献3は、波形観測装置に搭載のメモリ(本体メモリ)に格納されている計測データを長期保存するために、本体メモリの計測データのコピーをリムーバブル記録媒体(例えばFD)に書き込む場合の従来の手法を開示している。具体的には、従来例として次の開示がある。すなわち、本体メモリの記憶容量が3時間分であるとして、1時間毎に本体メモリに格納すると、FDには、初めの一時間では一時間分の計測データが書き込まれ、次の書き込みでは前の一時間分を含むその後の一時間分が書き込まれ、更に次の書き込みでは前の2時間分を含む三時間分のデータが書き込まれる。これに対して、特許文献3が提案する発明は、従来のように本体メモリに格納されている計測データつまり3時間分の計測データをFDに書き込む第1の態様と、本体メモリ内の計測データのうち過去にFDに書き込んだ測定データを除く現在までの本体メモリの計測データつまり差分データをFDに書き込む第2の態様とを選択可能にすることを提案している。
すなわち、特許文献3は、波形観測装置の本体メモリに格納されている計測データを他の記憶媒体に長期保存する際のデータの書き込み効率を改善する意図で、本体メモリに格納されている計測データに関して、第2の態様として差分データをFDに書き込む差分コピーの手法を提案するものである。現在市販されている波形観測装置は、特許文献3に記載の第2の態様つまり差分コピーの手法に準じた図12に図示の方法で、本体メモリに格納されている計測データがFDやUSBメモリにコピーされる。
図12を参照して、波形観測装置は、所定のサンプリング周期に従って計測データを収集し、そして、所定のファイル作成周期になると一つの計測データファイルを作成して、当該計測データファイルの中に当該ファイル作成周期の期間中の計測データを収容する。これを具体的に説明すると、第5計測データのサンプリングが終了すると、第1計測データファイル001を作成して当該第1計測データファイル001に第1〜第5計測データを収容する。同じように、次のファイル作成周期において第10計測データのサンプリングが終了すると、第2計測データファイル002を作成して当該第2計測データファイル002に第6〜第10計測データを収容する。同じように、更に次のファイル作成周期において第15計測データのサンプリングが終わると、第3計測データファイル003を作成して当該第3計測データファイル003に第11〜第15計測データを収容する。更に次のファイル作成周期において第20計測データのサンプリングが終わると、第4計測データファイル004を作成して当該第4計測データファイル004に第16〜第20計測データを収容する。
特開平7−114349号公報 特開2002−82133号公報 特開2000−146628号公報
例えば計測データ収集中に何らかの不具合があった場合に外部コンピュータを使ってその原因の探求が行われる。この場合に、リムーバブル記憶媒体を使って波形観測装置からデータのコピーを入手することになるが、従来の差分コピーの手法を採用したときには、波形観測装置が収集した計測データのうち本体メモリに格納されているデータしかコピーできないという問題が生じる。図12を参照して、この問題を説明すると、例えば波形観測装置が第17計測データをサンプリングした時点でリムーバブル記憶媒体が波形観測装置に挿入された場合、従来の差分コピーの手法によれば、差分コピーは本体メモリに格納されている第15計測データまでしかリムーバブル記憶媒体に供給されない。つまり、その後のバッファメモリに一時保存中の第16、第17計測データは差分コピーの対象から外された状態で差分コピーが実行される。このことから、第3計測データファイルを作成後の第16、第17計測データを収集している最中に不都合が発生した場合には、外部コンピュータによる原因の探求が不可能となる。
本発明の目的は、リムーバブル記憶媒体を波形観測装置に挿入して計測データのコピーを取り込むときに、その時点で波形観測装置が収集した最新の計測データを含めた差分コピーを行うことのできる波形観測装置及びそのシステムを提供することにある。
本発明の更なる目的は、波形観測装置及び外部コンピュータでの計測データの管理が容易な波形観測装置及びそのシステムを提供することにある。
上記技術的課題は、本発明の第の観点によれば、
所定のファイル作成周期毎に本体メモリに形成した計測データファイルにサンプリングした計測データを収容すると共に、該本体メモリに格納されている前記計測データファイルのコピーをリムーバブル記憶媒体に供給する波形観測装置において、
サンプリングした計測データを一時的に保存するバッファメモリと、
前記リムーバブル記憶媒体が前記波形観測装置に挿入されて該リムーバブル記憶媒体から差分コピー指令を読み込んだ際に前記バッファメモリに一時保存中の計測データを収容するための計測データファイルを前記本体メモリに作成すると共に該計測データファイルに前記バッファメモリの計測データを収容するファイル作成手段と、
差分データを含む計測データファイルのコピーを前記リムーバブル記憶媒体に供給するファイル転送手段とを有することを特徴とする波形観測装置を提供することにより達成される。
上記の技術的課題は、本発明の第の観点によれば、
所定のファイル作成周期毎に本体メモリに形成した計測データファイルにサンプリングした計測データを収容すると共に、該本体メモリに格納されている前記計測データファイルのコピーをリムーバブル記憶媒体に供給する波形観測装置において、
サンプリングした計測データを一時的に保存するバッファメモリと、
前記リムーバブル記憶媒体が前記波形観測装置に挿入されて該リムーバブル記憶媒体から差分コピー指令を読み込んだ際に前記バッファメモリに一時保存中の計測データを収容するための計測データファイルを前記本体メモリに作成すると共に該計測データファイルに前記バッファメモリの計測データを収容するファイル作成手段と、
差分データを含む計測データファイルのコピーを前記リムーバブル記憶媒体に供給するファイル転送手段とを有する波形観測装置に加えて、前記リムーバブル記憶媒体から差分コピーを受け取る外部コンピュータを更に有する波形観測システムにおいて、
前記差分コピーの保存が完了した前記リムーバブル記憶媒体から前記計測データファイルを前記外部コンピュータが受け取ったときに、該外コンピュータが保存している前記計測データファイルのうち、前記リムーバブル記憶媒体から受け取った前記計測データファイルと共通する計測データファイルが上書き保存されることを特徴とする波形観測システムを提供することにより達成される。
本発明によれば、リムーバブル記憶媒体を使って波形観測装置が収集した計測データを取り出すときに、波形観測装置が収集してファイル化する前の一時保存中の計測データを含めて、この一時保管中の計測データもファイル化した状態で波形観測装置からリムーバブル記憶媒体に差分コピーを書き込むことができる。したがって、リムーバブル記憶媒体を波形観測装置に挿入して計測データのコピーを取り込むときに、その時点で波形観測装置が収集した最新の計測データを含めた差分コピーを行うことができる。また、差分コピーを行う際に波形観測装置及び外部コンピュータでの計測データがファイル化されているため、計測データの管理が容易である。
以下に、添付の図面に基づいて本発明の好ましい実施例を説明する。図1は、実施例の波形観測装置1の正面図である。波形観測装置1は、表示部2の下方に、下ヒンジ上開きの防水蓋3を有し、スライドロック4を解放して、下ヒンジ5を中心に防水蓋3を開放することができる。図2は防水蓋3を開いた状態を示す。この図2から分かるように、防水蓋3を開くことにより、メイン電源スイッチ6、スタート/ストップスイッチボタン7、設定メニューボタン8、ユーザキーボタン9、タッチパネル機能ロックスイッチボタン10、USBコネクタ11を露出させることができる。
図3は波形観測装置1の分解斜視図であり、図4は、そのブロック図である。波形観測装置1は、本体20と、この本体20の前面に脱着可能なフロントユニット22とを有する。フロントユニット22は、化粧パネル220、前面フレーム221、タッチパネル222、バックライト223(図4)を備えた液晶ディスプレー224とで構成され、タッチパネル222及びバックライト付きの液晶ディスプレー224によって上記表示部2が構成され、表示部2には図示のように波形チャートが表示される。
本体20は、その前面に位置し且つ起立した状態の中継基板201と、中継基板201の上端に接続されて水平方向に延びるメイン基板202とを有し、中継201には、10個の計測ユニット用コネクタ203と、4個のIOユニット用コネクタ204が配設されている。中継基板201及びメイン基板202は本体ケース205の内部に収容される。
本体ケース205は、金属製の外側ケース206と、内側のプラスチックケース207とで構成され、プラスチックケース207には、計測ユニット23及びIOユニット24を収容する左右2列の多段の棚が形成されている。計測ユニット23、IOユニット24は、プラスチックケース207の棚に後方から挿入することでコネクタ接続することができる。すなわち、起立した状態でプラスチックケース207の前方に位置する中継基板201には、上記プラスチックケース207の各棚に関連した位置にコネクタ203、204が配設され、計測ユニット23又はIOユニット24は、プラスチックケース207の各棚に挿入することで中継基板201にコネクタ接続することができる。このような構成を採用することにより波形観測装置1を小型化することができる。
計測ユニット23及びIOユニット24には、夫々、その背面に端子台25、26が配設され(図4)、計測ユニット23の端子台25には熱電対、測温抵抗体、流量計、圧力センサなどの各種センサ27が結線される。そして、ユニット内マイコン28は、センサ27から信号を受け取ると中継基板201を介してメイン基板202のCPU29と交信し、センサ27から受け取った計測データをメイン基板202に送信する。
メイン基板202のCPU29は、所定のプログラムに従って信号処理して、計測データを所定の周期で本体メモリ31に記憶させると共に表示部2の描画を制御するための画像信号を生成する。メイン基板202と表示部2とは中継基板201を介して接続されている。ユーザがタッチパネル222にタッチすると、これに対応したタッチ位置信号又は座標信号がタッチパネル222からメイン基板202のCPU29に供給され、CPU29は、タッチ位置の意味するキーが意味する機能を実現する、又は、座標信号に基づいて表示部2に表示している波形のスクロールを実行する信号を生成する。
波形観測装置1は、工場内の制御盤32(図4)に設置され、工場内LAN33を介してパーソナルコンピュータ34に接続可能であり、パーソナルコンピュータ34は、波形観測装置1に表示されている波形と同じ波形を表示することができる。また、波形観測装置1の本体メモリ31に格納されているデータは、後に説明するようにUSBコネクタ11に、リムーバブル記録媒体であるUSBメモリ35を差し込むことで、そのコピーを取り出すことができる。
本体メモリ31に計測データを格納するための条件であるトリガ設定はパーソナルコンピュータ34を使って行うことができる。また、パーソナルコンピュータ34には、USBメモリ35又はパーソナルコンピュータ34に転送するデータのコピー及び編集を実行するための条件を設定するための編集コピー条件設定プログラムが組み込まれており、ユーザは、パーソナルコンピュータ34を使って、計測データのコピー及び編集の条件を設定することができる。そして、ユーザが設定した編集及びコピーの設定条件に従って、本体メモリ31に格納されているデータから所望のデータが読み込まれ、この抽出したデータのコピーをファイル化してパーソナルコンピュータ34に転送又はリムーバブル記録媒体であるUSBメモリ35に記憶させることができる。
図5は、端子台25を介した計測データの入力から本体メモリ31へのファイル化したデータの格納及び波形の表示に関連した部分のブロック図である。端子台25に接続された各種のセンサ27から入力される計測データ信号は、計測回路23(図4)に含まれるA/D変換器40を介してマイコン28に入力され、マイコン28からメイン基板202のCPU29に転送される。
波形観測装置1は、パーソナルコンピュータ34つまりトリガ設定手段47(図5)を使って設定した、サンプリングする計測データのトリガ条件、例えば計測データを取り込むサンプリング周期、各種イベント、立ち上がりなどに従ってトリガ検出器42を経由して計測データがメモリコントローラ44に送られてバッファメモリ30に一時保存されると共に、メモリコントローラ44を通じて表示コントローラ46に送られて表示部2で波形表示される。そして、バッファメモリ30に一時保存されている計測データは、所定のファイル作成周期毎にファイル化した状態で本体メモリ31に格納される。
なお、本実施例における通常のファイルの作成は、計測データの量が所定量、つまりバッファメモリ30の容量の所定量又は割合になった場合に、自動的に作成されるようになっている。しかし、このような手法以外にも、予め定めた計測データ取得回数や、計測データ周期間になった時点で、通常の計測データのファイルを作成するようにしてもよい。
本体メモリ30に格納されている計測データの一部のコピーをパーソナルコンピュータ34に転送する際のデータ編集及びコピーの条件を設定する編集コピー条件設定手段48を構成する。
編集コピーの条件は、パーソナルコンピュータ34の表示画面を使って設定することができ、ユーザが設定できる事項としては、後に説明する差分コピーの他に次のような項目を含む。
(1)基本設定としてデータ抽出範囲の設定;
選択肢として、(1a)経過時間、(1b)データの範囲、(1c)直近のデータ、(1d)アラーム位置で抽出、(1e)コメント位置で抽出。
(2)詳細条件の設定;
(2a)抽出開始日時を指定、(2b)抽出開始のデータ位置を指定、(2c)直近のデータを抽出する場合に最新データから過去何日前、何時間前を指定、(2d)所定の時間間隔のデータを抽出する場合のインターバル時間の指定、(2e)アラーム位置、コメント位置で抽出する場合の各位置の前後で取得するデータの範囲をデータ数又は時間で指定、(2f)前データ及び/又は後データの範囲をデータ数、日、時間、分で指定、(2g)出力ファイル形式としてバイナリ又はCSVの指定、(2h)データの圧縮を行うか否かの指定、(2i)圧縮率の指定など。なお、波形観測装置1はマルチチャンネルであり、図6では図示していないが、編集コピーする対象のチャンネルは単数又は複数であっても、これを指定できるようにするのが好ましいことは言うまでもない。
図6、図7は、USBメモリ35を使った差分コピーの概要を示す図であり、波形観測装置1には、差分コピーのための編集コピープログラムが予め組み込まれており、この編集コピープログラムによって図6の処理が実行される。図6を参照して、第17計測データをサンプリングした時点でUSBメモリ35から波形観測装置1に指令が入力されると、未だファイル化されていない第16、第17計測データを収容するための新規な計測データファイルが本体メモリ31に生成され、そして当該計測データファイルに連続番号004を含むファイル名が付与されると共に、この新規の第4計測データファイル004に、バッファメモリ30に一時保存中の第16、第17計測データが収容される。
第13計測データまで前回コピー済みであるとすると、現在、この第13計測データを収容した第3計測データファイル003には第11〜第15計測データが収容されている。USBメモリ35には、差分コピーの対象として第3計測データファイル003及びこれに収容されている第11〜第15計測データと、通常のファイル作成周期の前に特別に作成して連続番号を含むファイル名を付与した第4計測データファイル004及びこれに収容されている第16、第17計測データのコピーが書き込まれる。
図7は、パーソナルコンピュータ34の内部メモリに格納されている計測データファイルを示す。USBメモリ35から第3計測データファイル003、第4計測データファイル004を取り込む前は、第1〜第3計測データファイル001〜003がパーソナルコンピュータ34に保存されているが、第3計測データファイル003の中身は第11〜第13計測データである。USBメモリ35から第3計測データファイル003、第4計測データファイル004がパーソナルコンピュータ34に転送されると、第3計測データファイル003は上書きされる。したがって、USBメモリ35からデータを受け取った後のパーソナルコンピュータ34には、第1計測データファイル001〜第4計測データファイル004が格納された状態にあり、第3計測データファイル003は第11〜第15計測データを含み、他方、第4計測データファイル004の中身は第16、第17計測データであり、USBメモリ35から差分コピー指令を受け取った時点の波形計測装置1の本体メモリ31と同じである。
このようにファイル単位で計測データを管理することで、計測データの利用の便宜を確保できるだけでなく、USBメモリ35を使って計測データの差分コピーを実行した時点のバッファメモリ30に一時保存されている計測データを含めた差分コピーがパーソナルコンピュータ34に供給されることから、パーソナルコンピュータ34を使った不都合の原因の探求においてデータの漏れを無くすることができる。勿論、差分コピーであるため、波形計測装置1からUSBメモリ35へデータの書き込み、USBメモリ35からパーソナルコンピュータ34へのデータの書き込みを効率化できるのは言うまでもない。
差分コピーに関して、図8〜図10のフローチャートを参照して具体的な一例を説明する。図8は、USBメモリ35の初期設定に関する手順を示す。パーソナルコンピュータ34には、計測データのコピーに関するプログラムが予め組み込まれており、このパーソナルコンピュータ34を使ってUSBメモリ35の初期設定を行うことができる。ステップS11でパーソナルコンピュータ34にUSBメモリ35を挿入して、パーソナルコンピュータ34のデータコピープログラムを起動させた後に、パーソナルコンピュータ34のモニタに表示される初期設定画面にユーザID、パスワードなど必要項目を入力することで、USBメモリ35に当該必要項目を収容したユーザ管理ファイルが保存される(S13)。
図9は、USBメモリ35を使って波形観測装置1から差分コピーを取得する手順を示す。USBメモリ35を波形観測装置1に挿入してユーザID及びパスワードを入力してログインすると(S21)、USBメモリ35から編集コピープログラムの起動指令及び差分コピー指令が波形観測装置1に送信され(S22)、これにより波形観測装置1はUSBメモリ35に保存されているコピー履歴の読み込みを実行する(S23)。勿論、波形観測装置1が当該ユーザのコピー履歴を保存していてもよい。
コピー履歴を参照して、図6の例で言えば第13計測データまでコピー済みであれば、それ以降の第15計測データまで収容した既存の第3計測データファイル003の他に、ファイル化されていない計測データの有無が判定され(S24)、YES、つまり図6の例で言えば、USBメモリ35からのコピー指令を受け取った時点において、バッファメモリ30に一時保存中の第16計測データ及び最新の第17計測データが存在していれば、次のステップS25で、波形観測装置1の本体メモリ31に新規の計測データファイルを作成すると共に当該新規の計測データファイルに連番(004)を含むファイル名が付与され、そして、この第4計測データファイルに第16、第17計測データが収容される。そして、次のステップS26において、第3計測データファイル003及び第4計測データファイル004のコピーがUSBメモリ35に供給されてUSBメモリ35に書き込みが実行される。
上記ステップS24においてNO、つまりファイル化されていないバッファメモリ30に一時保存中の計測データが存在してない場合には、ステップS26に移行して、波形観測装置1の本体メモリ31に保存されている計測データファイルのうち、差分の計測データを含む計測データファイルがUSBメモリ35に供給されてUSBメモリ35に書き込みが実行される。
図11は計測データファイルの内容を説明するための図である。計測データファイルには、波形観測装置1でデータを収集するに際して設定された計測設定データ、当該計測データファイルに格納されている計測データの収集期間中に発生したアラーム及びユーザが入力したコメントのデータが収容されており、上記計測データの差分には、これらアラーム及びコメントを含むものとして理解されたい。
図10を参照して、差分データを記憶したUSBメモリ35からパーソナルコンピュータ34にデータを転送する手順を説明する。パーソナルコンピュータ34にUSBメモリ35を差し込むと、ステップS31から次のステップS32に進んで、パーソナルコンピュータ34の計測データコピープログラムが起動し、この計測データコピープログラムによってUSBメモリ35に保存されている計測データファイルの取り込みが実行され、取り込んだ計測データファイルがパーソナルコンピュータ34の内部メモリであるハードディスクに格納される(S33)。
ステップS34について、前述した図7の例で説明すると、パーソナルコンピュータ34のハードディスクには、USBメモリ35から差分データを受け取る前は、第1計測データファイル001〜第3計測データファイル003が格納されており、そして、第3計測データファイル003の中身は第11〜第13計測データである。USBメモリ35から差分データとして第3計測データファイル003及び第4計測データファイル004のコピーを受け取ると、第3計測データファイル003が上書きされる。従って、USBメモリ35から差分データを受け取った後のパーソナルコンピュータ34のハードディスクには、第1計測データファイル001〜第4計測データファイル004が格納された状態となるが、第3計測データファイル003には、第11〜第15計測データが含まれている。
上記ステップS33におけるパーソナルコンピュータ34への計測データファイルのコピーの転送が完了すると、ステップS34に進んで、USBメモリ35のコピー履歴ファイルの更新が行われ、第17計測データまでコピー済みであることがUSBメモリ35に書き込まれる。また、ステップS35でUSBメモリ35内の第3計測データファイル003及び第4計測データファイル004の消去が実行される。これら一連のステップが完了すると、パーソナルコンピュータ34の計測データコピープログラムが終了する(S36)。
例えば、パーソナルコンピュータ34を不都合が発生してその原因を使って探求するために、リムーバブル記録媒体であるUSBメモリ35を使って波形観測装置1が収集した計測データを入手する場合に、USBメモリ35を差し込んだ時点において波形観測装置1が収集したバッファメモリ30中の最新の計測データを含めてパーソナルコンピュータ34に取り込むことができるので、パーソナルコンピュータ34によって不都合の原因をデータの漏れ無しに的確に探求することができる。また、波形観測装置1及びパーソナルコンピュータ34には、計測データをファイル化して格納されているため、計測データの管理が容易であり、例えば所望の計測データをサーチする時に都合が良い。
実施例の波形観測装置の正面図である。 図1と同様に実施例の波形観測装置の正面図であり、ディスプレーの下に配した蓋を開けた状態を示す図である。 実施例の波形観測装置の分解斜視図である。 実施例の波形観測装置のブロック図である。 波形観測装置が収集した計測データをファイル化して本体メモリに格納し、USBメモリに転送するために計測データをファイル化する処理を行う編集コピープログラムを実行するのに関連した要素を抽出したブロック図である。 差分コピーに関して波形観測装置が行う一連の処理を説明するための図である。 差分コピーに関してUSBメモリからパーソナルコンピュータに計測データを供給してパーソナルコンピュータに保存する処理を説明するための図である。 USBメモリを初期化してユーザ管理ファイルを作成する一連の処理を説明するためのフローチャートである。 波形観測装置にUSBメモリを挿入してから差分データをUSBメモリに書き込むまでの一連の処理を説明するためのフローチャートである。 差分データを受け取ったUSBメモリをパーソナルコンピュータに挿入してから差分データをパーソナルコンピュータに書き込むまでの一連の処理を説明するためのフローチャートである。 波形観測装置の本体メモリに格納される計測データファイルの中身を説明するための図である。 従来の波形観測装置における計測データのファイル化を説明するための図である。
符号の説明
1 波形観測装置
2 表示部
11 USBコネクタ
29 CPU
30 バッファメモリ
31 本体メモリ
33 工場内LAN
34 パーソナルコンピュータ
35 USBメモリ

Claims (3)

  1. 所定のファイル作成周期毎に本体メモリに形成した計測データファイルにサンプリングした計測データを収容すると共に、該本体メモリに格納されている前記計測データファイルのコピーをリムーバブル記憶媒体に供給する波形観測装置において、
    サンプリングした計測データを一時的に保存するバッファメモリと、
    前記リムーバブル記憶媒体が前記波形観測装置に挿入されて該リムーバブル記憶媒体から差分コピー指令を読み込んだ際に前記バッファメモリに一時保存中の計測データを収容するための計測データファイルを前記本体メモリに作成すると共に該計測データファイルに前記バッファメモリの計測データを収容するファイル作成手段と、
    差分データを含む計測データファイルのコピーを前記リムーバブル記憶媒体に供給するファイル転送手段とを有することを特徴とする波形観測装置。
  2. 前記波形観測装置又は前記リムーバブル記憶媒体にコピー履歴ファイルを有し、
    該コピー履歴ファイルによって前記リムーバブル記憶媒体に供給すべき計測データの有無を判定する、請求項に記載の波形観測装置。
  3. 請求項又はに記載の波形観測装置に加えて、前記リムーバブル記憶媒体から差分コピーを受け取る外部コンピュータを更に有する波形観測システムにおいて、
    前記差分コピーの保存が完了した前記リムーバブル記憶媒体から前記計測データファイルを前記外部コンピュータが受け取ったときに、該外コンピュータが保存している前記計測データファイルのうち、前記リムーバブル記憶媒体から受け取った前記計測データファイルと共通する計測データファイルが上書き保存されることを特徴とする波形観測システム。
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