JP5317651B2 - 土圧伝播抑制リング体とその取付構造、ディスクカッタおよび転輪装置 - Google Patents

土圧伝播抑制リング体とその取付構造、ディスクカッタおよび転輪装置 Download PDF

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Description

本発明は、ディスクカッタ、転輪装置等の機器の内側に配される回転摺動部への土圧の伝播を抑制する土圧伝播抑制リング体とその取付構造、並びにその土圧伝播抑制リング体が装着されてなるディスクカッタおよび転輪装置に関するものである。
一般に、トンネル機械のカッタヘッドに装着されるディスクカッタや、ブルドーザなどの建設機械に装着される転輪装置は、土砂、泥、水等と接触する場所で使用されることから、これら装置の軸回転部には、それら土砂、泥、水等が侵入するのを防止するとともに、内部に充填されているグリースやオイルの漏れを防止するために、フローティングシールが装着されている。また、このフローティングシールのシール面の侵入土砂による損傷を少なくするため、フローティングシールの外側にラビリンス部を設け、フローティングシールに土砂等の異物が侵入しにくいようにされている(特許文献1)。
さらに、フローティングシールへの土砂の侵入をより抑制するために、ラビリンス部に補助シールを設ける構造も知られている(特許文献2)。
実開平5−90051号公報 特許第2939924号公報
しかしながら、このように補助シールを設ける構造のものでは、補助シールの摺接面の面粗さを非常に小さくする必要があり、通常は、面粗さが1.6S〜6.3S程度となるよう表面を機械加工する必要がある。
さらに、補助シールがシール機能を発揮するためにはシールの締め代(つぶし代)が必要であるが、このシール締め代によりシール摺動抵抗が生じ、回転抵抗が大きくなってしまう。例えばディスクカッタの場合、起動トルクが大きくなってしまい、カッタの偏摩耗が生じやすくなるという問題点がある。
なお、特許文献2に開示される補助シールとしてのOリングの代わりに、より耐久性の高いメタルシールを用いることも考えられる。しかしこの場合には、シールの摺接面に高度の極めて高い材料を用いて、さらに摺接面の面粗さをより精度良く(通常は0.05S〜0.8S以下)仕上げる必要があり、一層製作コストが増大する。
本発明は、前述のような問題点に鑑みてなされたもので、摺接面の面粗さ精度をそれほど必要とせず、回転抵抗を大きくすることなく、内側に配されるフローティングシールなどのシールの寿命を向上することのできる土圧伝播抑制リング体とその取付構造および、そのリング体が装着されてなるディスクカッタおよび転輪装置を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、第1発明による土圧伝播抑制リング体は、
互いに相対回転する装着側対象物と相手側対象物の相対向する壁面間に装着され、その装着部より内側に配される回転摺動部への土圧の伝播を抑制するリング体であって、
該リング体を前記装着側対象物に保持するための弾性体よりなる第1リング部と、該第1リング部の側面に固着され、前記相手側対象物との間で相対回転可能な金属よりなる第2リング部とを備え、前記第2リング部の表面粗さは、前記相手側対象物に接した状態でも漏水を許容する12.5S以上の面粗さであることを特徴とするものである。
また、第2発明による土圧伝播抑制リング体の取付構造は、
第1発明に係る土圧伝播抑制リング体の取付構造であって、
前記第2リング部の少なくとも径方向壁面とそれに対向する相手側対象物の壁面との間に微小隙間を有し、この微小隙間が、対向する壁面の機械加工誤差を許容する最小限の0.1mmの隙間であることを特徴とするものである。
また、第発明によるディスクカッタは、
第1発明係る土圧伝播抑制リング体が装着されてなるディスクカッタであって、
カッタリングを有するハブと、
前記ハブを回転自在に支持するシャフトと、
前記シャフトを回転不能に支持するリテーナとを有し、
前記装着側対象物が、前記リテーナ側部材および前記ハブ側部材のいずれか一方であり、前記相手側対象物が、前記リテーナ側部材および前記ハブ側部材のいずれか他方であることを特徴とするものである。
さらに、第発明による転輪装置は、
第1発明係る土圧伝播抑制リング体が装着されてなる転輪装置であって、
ローラと、
前記ローラを回転自在に支持するシャフトと、
前記シャフトを回転不能に支持するブラケットとを有し、
前記装着側対象物が、前記ブラケット側部材および前記ローラ側部材のいずれか一方であり、前記相手側対象物が、前記ブラケット側部材および前記ローラ側部材のいずれか他方であることを特徴とするものである。
第1発明によれば、相手側対象物と摺接もしくは対向する部分が金属よりなる第2リング部で構成されており、この第2リング部が弾性体よりなる第1リング部に固着されているので、相手側対象物の部品公差および組立公差による寸法のばらつきを第1リング部で吸収し、回転部の動きに追従させることができる。しかも第2リング部の摺接部もしくは対向部に鏡面加工のような特段の加工精度を必要とすることがなく、内側に配される回転摺動部への土圧の伝播を抑制することができる。また、補助シールを設けた場合のように回転抵抗を増大させることもない。
さらに、第2リング部を構成する金属の表面粗さは、相手側対象物に接した状態でも漏水を許容する12.5S以上の面粗さで良く、硬度も比較的低い材料を用いることができるため、加工が容易で安価に製作することができる。
本発明の土圧伝播抑制リング体は、ディスクカッタ(第発明)や転輪装置(第発明)のような、土圧の作用する環境下で用いられ、しかも外力によってのみ回転可能な(すなわち、自ら能動的に回転することができない)装置に用いるのに特に好適である。
次に、本発明による土圧伝播抑制リング体、ディスクカッタおよび転輪装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
〔第1実施形態〕
図1には、本発明の第1実施形態に係るディスクカッタの断面図が示され、図2には、図1のA部拡大図が示されている。また、図3には、本実施形態におけるリング体の斜視図が示されている。
本実施形態は、トンネル掘削機のカッタヘッドに装着されるディスクカッタに適用された例を示すものである。本実施形態のディスクカッタ1は、図示されないカッタヘッドに取り付けられる一対のリテーナ2,2と、これらリテーナ2,2にボルト3によって固定されるシャフト4を備えている。シャフト4の外周には軸受5,5を介してハブ6が回転自在に支承され、ハブ6の外周にカッタリング7が回転不能に支持されている。なお、ハブとカッタリングとは一体で形成しても良い。
前記ハブ6の内周側の外端部にはリング状のスペーサ8,8が嵌め込まれて、ハブ6に対して回転不能かつ水密に固定されている。このスペーサ8,8は内周側の端部が外方へ向けて突出形成され、この突出部8Aがそれに対向するリテーナ2の凹部2A内に入り込むように配されている。そして、スペーサ8の突出部8Aの内周壁とリテーナ2の凹部2Aの内周壁との間にメインシールとしてのフローティングシール9が装着されている。このフローティングシール9は、互いに摺接するシール面を有する一対のシールリング9a,9aと、一方のシールリング9aの外周面とリテーナ2との間、他方のシールリング9aの外周面とスペーサ8との間にそれぞれ挟持された一対のOリング9b,9bとにより構成され、リテーナ2に対するスペーサ8(ハブ6)の回転を許容し、かつシール機能を発揮するように構成されている。
前記フローティングシール9の外周側であって、固定側であるリテーナ2と、回転側であるハブ6およびスペーサ8との間には、ラビリンスが設けられ、このラビリンスの途中に本発明に係る土圧伝播抑制リング体(以下、「リング体」という。)10が装着されている。以下に、このリング体10の詳細構造について説明する。
図2に示されるように、前記リング体10は、リテーナ2の外周部に形成された突出部2Bの内周壁2aと、スペーサ8の突出部8Aの外周壁8aとの間に形成された環状空間11に装着されている。このリング体10は、弾性体よりなる断面矩形状の第1リング部12と、この第1リング部12の側壁12aにその側壁13aが加硫接着により固着される金属材よりなる断面矩形状の第2リング部13とにより構成されている。ここで、第1リング部12の外径は第2リング部13の外径よりも少し大きくなるように両者が固着されて一体化されている。なお、弾性体としては、例えば硬さ55°のニトリルゴムが用いられる。また、金属材としては、例えばSS400材で充分であり、その表面粗さは50S〜100S程度で良い。すなわち、本実施形態に係るリング体10に用いられる金属材は従来のメタルシールに比べ硬度が低い低級材料で良く、また表面粗さも粗くて良いため、加工が容易で非常に安価に製作することができる。
第1リング部12の外周壁12bおよび加硫接着されてない側の側壁12cはリテーナ2の突出部2Bの内周壁2aおよびその内周壁2aに連設された段部2Cの側壁2cに嵌め込まれることにより、リング体10がリテーナ2に保持されている。すなわち、リング体10は、第1リング部12によってリテーナ2に弾性的に保持されている。そして、第1リング部12の内周壁12dとスペーサ8の突出部8Aの外周壁8aとの間に所要の隙間C(本実施形態では1mm程度の隙間)が設けられてラビリンスの一部が形成されるようにされている。また、第2リング部13の外周壁13bとそれに対向するリテーナ2の突出部2Bの内周壁2aとの間には微小隙間Cが形成され、内周壁13cとそれに対向するスペーサ8の突出部8Aの外周壁8aとの間にも微小隙間Cが形成されて摺動抵抗が生じないようにされている。この微小隙間Cは、部品公差、組立公差による寸法のばらつきに対応して第2リング部13の径方向への動き代を確保するための隙間であって、対向する壁面の機械加工誤差を許容する最小限の大きさであり、本実施形態では0.1mm程度に設定されている。
これに対して、第2リング部13の加硫接着されていない側の側壁13dと、それに対向するスペーサ8の外側壁8bとの間には、本実施例では0.5mmの微小隙間Cが設けられており、リング体10の装着によるハブ6(スペーサ8)の回転抵抗の増大を防止している。なお、この微小隙間を設けず、Cがノミナルで0となるように設定しても良い。この場合には、ノミナル値ではスペーサ8とリング体10との間には締め代も隙間もないように設定されることとなり、リング体10の装着によるハブ6(スペーサ8)の回転抵抗の増大が防止される。
ここで、前述のように、前記第2リング部13を構成する金属材の面粗さは50S〜100Sあれば充分であり、少なくとも12.5S以下に仕上げる必要はない。また、第2リング部13と対向するスペーサ8の側壁13dの面粗さも50S〜100S程度で良い。したがって、この第2リング部13の内側壁13dとスペーサ8の外側壁8bとの間には0.5mmの微小隙間があり、漏水を許容する(止水機能を有さない)こととなる。また、微小隙間をノミナルで0に設定した場合においても、ノミナルでは接触するが、この状態においても漏水を許容する(止水機能を有さない)こととなる。なお、本実施形態において、リテーナ2の突出部2Bの側壁2bとスペーサ8の側壁8bとの間に形成されるラビリンスの隙間は2mm程度に設定され、スペーサ8の突出部8Aの側壁8cとそれに対向するリテーナ2の側壁2dとの間に形成されるラビリンスの隙間は3mm程度に設定されている。
本実施形態のリング体10によれば、装着側対象物であるリテーナ2の装着面も、相手側対象物であるスペーサ8の対抗面も、50S〜100S程度の面粗さで加工すれば良く、通常の回転シールの当たり面の面粗さである1.6S〜6.3Sに仕上げるのに比べて加工が大幅に簡素化できる。しかも、リング体10の装着による回転抵抗の増大も防止できる。
なお、リテーナ2とスペーサ8(ハブ6)との軸方向における相対位置は、軸受5のプレロード調整のために、ノミナル寸法に対してずれが大きくなることが多い。このような場合においても、そのずれを第1リング部12の弾性変形で吸収することができる。
図4には、前記第1実施形態の変形例に係るディスクカッタの断面図が示されている。
前記第1実施形態では、リング体10を固定側であるリテーナ2に固定した例について説明したが、本変形例のディスクカッタ1′では、リング体10を回転側であるスペーサ8′に固定した例を示すものである。したがって、リテーナ2′、スペーサ8′の形状の点およびリング体10が回転される点が前記第1実施形態のものと異なるが、それ以外の部分については第1実施形態のものと基本的に異なるところがない。よって、第1実施形態と同一もしくは対応する部分には図に同一符号を付すに留めてその詳細な説明を省略することとする。このようにリング体10は固定側に装着しても、回転側に装着しても、同様の作用効果を奏するものである。
上記第1実施形態やその変形例においては、ハブ6内への軸受5の組立の関係上、ハブ6にスペーサ8またはスペーサ8'を固定し、スペーサ8または8'とリテーナ2との間にリング体10を設ける構成とした。しかし、スペーサ8、8'が必要でない場合には、ハブ6とリテーナ2との間にリング体10を設ければ良い。また、逆に、リテーナにスペーサを固定する構造も考えられるが、この場合には、ハブとスペーサとの間にリング体10を設ければ良い。本発明において「ハブ側部材」とは、ハブ自体、または、ハブに固定されるスペーサなどのハブ以外の部材を含むものである。また、本発明において「リテーナ側部材」とは、リテーナ自体、または、リテーナに固定されるスペーサなどのリテーナ以外の部材を含むものである。
〔第2実施形態〕
図5には、本発明の第2実施形態に係る転輪装置の断面図が示されている。本実施形態は、ブルドーザ等の建設機械の転輪装置に適用された例を示すものである。
本実施形態の転輪装置20は、車体側に回転不能に設けられるブラケット21と、このブラケット21に回転不能に支持されるシャフト22と、このシャフト22に軸受23を介して回転可能に支承されるローラ24を備え、このローラ24によって図示されない履帯を案内するように構成されている。ブラケット21とローラ24との間には、土砂の侵入を防ぐとともに、軸周りに充填されているオイルの漏れを防ぐためのフローティングシール25が装着されている。
前記フローティングシール25の外周側にはラビリンスが形成され、そのラビリンスに本発明に係るリング体10が装着されている。このリング体10の構造は、前記第1実施形態と同様であって、ブラケット21に固着される弾性体よりなる第1リング部12と、この第1リング部12に固着される金属材よりなる第2リング部13とにより構成されている。
本実施形態においても、第1実施形態と同様の作用効果を奏するものである。勿論、このリング体10は、ブラケット21側ではなく、ローラ24側に装着することもできる。本発明において「ブラケット側部材」とは、ブラケット自体、または、ブラケットに固定されるスペーサなどのブラケット以外の部材を含むものである。また、本発明において「ローラ側部材」とは、ローラ自体、または、ローラに固定されるスペーサなどのローラ以外の部材を含むものである。
本発明のリング体10は、上述したディスクカッタや転輪以外の種々の装置にも適用可能であることは言うまでもない。
本発明の土圧伝播抑制リング体は、トンネル機械のカッタヘッドに装着されるディスクカッタや、ブルドーザ等の建設機械の転輪装置に適用するのに特に好適である。
本発明の第1実施形態に係るディスクカッタの断面図 図1のA部拡大図 本実施形態におけるリング体の斜視図 第1実施形態の変形例に係るディスクカッタの断面図 本発明の第2実施形態に係る転輪装置の断面図
符号の説明
1,1′ ディスクカッタ
2,2′ リテーナ
4,22 シャフト
5,23 軸受
6 ハブ
7 カッタリング
8,8′ スペーサ
9,25 フローティグシール
10 土圧伝播抑制リング体
12 第1リング部
13 第2リング部
20 転輪装置
21 ブラケット
24 ローラ

Claims (4)

  1. 互いに相対回転する装着側対象物と相手側対象物の相対向する壁面間に装着され、その装着部より内側に配される回転摺動部への土圧の伝播を抑制するリング体であって、
    該リング体を前記装着側対象物に保持するための弾性体よりなる第1リング部と、該第1リング部の側面に固着され、前記相手側対象物との間で相対回転可能な金属よりなる第2リング部とを備え、前記第2リング部の表面粗さは、前記相手側対象物に接した状態でも漏水を許容する12.5S以上の面粗さであることを特徴とする土圧伝播抑制リング体。
  2. 請求項1に記載の土圧伝播抑制リング体の取付構造であって、
    前記第2リング部の少なくとも径方向壁面とそれに対向する相手側対象物の壁面との間に微小隙間を有し、この微小隙間が、対向する壁面の機械加工誤差を許容する最小限の0.1mmの隙間であることを特徴とする土圧伝播抑制リング体の取付構造。
  3. 請求項1に記載の土圧伝播抑制リング体が装着されてなるディスクカッタであって、
    カッタリングを有するハブと、
    前記ハブを回転自在に支持するシャフトと、
    前記シャフトを回転不能に支持するリテーナとを有し、
    前記装着側対象物が、前記リテーナ側部材および前記ハブ側部材のいずれか一方であり、前記相手側対象物が、前記リテーナ側部材および前記ハブ側部材のいずれか他方であることを特徴とするディスクカッタ。
  4. 請求項1に記載の土圧伝播抑制リング体が装着されてなる転輪装置であって、
    ローラと、
    前記ローラを回転自在に支持するシャフトと、
    前記シャフトを回転不能に支持するブラケットとを有し、
    前記装着側対象物が、前記ブラケット側部材および前記ローラ側部材のいずれか一方であり、前記相手側対象物が、前記ブラケット側部材および前記ローラ側部材のいずれか他方であることを特徴とする転輪装置。
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